JPH11332500A - 冷凍林檎 - Google Patents

冷凍林檎

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JPH11332500A
JPH11332500A JP14353298A JP14353298A JPH11332500A JP H11332500 A JPH11332500 A JP H11332500A JP 14353298 A JP14353298 A JP 14353298A JP 14353298 A JP14353298 A JP 14353298A JP H11332500 A JPH11332500 A JP H11332500A
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Toru Sugiyama
徹 杉山
Minoru Fukushi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 これまでの林檎は、皮を剥いたり、食べ易い
大きさに切ったりするのが面倒であった。 【解決手段】 第1の冷凍林檎は、変色防止処理及び甘
味添加処理した半割の林檎を防水性袋に真空包装し、冷
凍した。第2の冷凍林檎は、変色防止処理及び甘味添加
処理した輪切りの林檎を1個又は数個、防水性袋に真空
包装し、冷凍した。第3の冷凍林檎は、変色防止処理及
び甘味添加処理した角切りの林檎を1個又は数個、防水
性袋に真空包装し、冷凍した。第4の冷凍林檎は、第1
乃至第3のいずれかの冷凍林檎において、半割、輪切
り、角切りの林檎の芯を除去した。第5の冷凍林檎は、
第1乃至第3のいずれかの冷凍林檎において、半割、輪
切り、角切りの林檎の皮を除去した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は林檎の実を加工して
真空包装し、更に冷凍にしてなる冷凍林檎に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】林檎の実(以下「林檎」という)は生の
まま丸ごと食べたり、皮を剥いて食べたり、煮たり、焼
いたり、すったりして食べているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年は林檎を
丸ごと食べることは少なくなり、殆どの場合、皮を剥い
て、食べ易い大きさに切って食べているのが一般的であ
るため、食べるまでに手間がかかる。また、ナイフや包
丁が無いと皮を向くことができないため、ナイフや包丁
が無いと食べたいと思っても食べないとか、一人で1個
の林檎を食べ切れずに食べ残すと、残った分が変色した
り、味が劣化したりするため、後から食べる気がしなく
なったり、食べても美味しくないため食べないでしまう
といったこともある。このようなことが一因となって、
最近は林檎の消費が落ち込んでいるのが実情である。
【0004】本発明の目的は、ナイフを使って皮を剥い
たり、食べ易い大きさに切ったりする手間を掛ける必要
がなく、何時でも、何処ででも、手軽に食べることがで
きる冷凍林檎を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の冷凍林檎
は、変色防止処理及び甘味添加処理した半割の林檎を防
水性袋に真空包装し、冷凍したものである。
【0006】本発明の第2の冷凍林檎は、変色防止処理
及び甘味添加処理した輪切りの林檎を1個又は数個、防
水性袋に真空包装し、冷凍したものである。
【0007】本発明の第3の冷凍林檎は、変色防止処理
及び甘味添加処理した角切りの林檎を1個又は数個、防
水性袋に真空包装し、冷凍したものでる。
【0008】本発明の第4の冷凍林檎は、前記第1乃至
第3の冷凍林檎において、半割、輪切り、角切りの林檎
の芯が除去されているものである。
【0009】本発明の第5の冷凍林檎は、前記第1乃至
第3の冷凍林檎において、半割、輪切り、角切りの林檎
の皮が除去されているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の冷凍林檎
の第1の実施形態を図1(a、b)、図4に基づいて詳
細に説明する。図1(a)に示す半割の林檎1は、図4
の作業工程図に示す様に、丸のまま手作業或は機械によ
り流水中で洗浄し、次に塩素水中で手作業或は機械によ
り洗浄して殺菌消毒し、更に流水中で手作業或は機械に
より洗浄して消毒殺菌用の塩素水を洗い流した後、カッ
ターで半割にカットし、その後、例えば酸化防止剤溶
液、ビタミンC(アスクロビン酸)溶液、或は塩水等の
溶液中に約30秒程度浸して切り口2が変色しない様に
変色防止処理をし、その溶液から取り出して水分を切っ
てから、表面全体にグラニュー糖、ステビア等の甘味料
を適当量まぶして(例えば輪切りの林檎1の場合は両面
で10グラム程度が望ましく、それを基準にして空気に
触れる林檎1の実の部分の面積の大小により決定する)
甘味添加処理(味付け)を施す。その後、袋詰め機にて
図1(b)に示す様な防水性のある透明な袋3に詰め、
自動真空包装機で真空包装し、密封してから急速冷凍し
て冷凍林檎とする。この袋3には耐熱性、酸素気密性が
あり、透明なものを使用するのが望ましい。その一例と
して厚さ約15ミクロンのKコートナイロンフィルムを
外層とし、強度、接着力に優れ、且つ透明な厚さ約30
ミクロンのリニアポリエチレンフィルムを内層とする二
層構造のフィルムにより形成する。又、この場合、外層
をKコートナイロンフィルムの代わりにバリアナイロン
フィルムとしても良い。透明な袋にすることにより、内
部の林檎の状態を確認できて便利である。この冷凍林檎
は出荷前には図4の作業工程図にある様に冷凍庫内で保
存しておくと良い。図1(a、b)の林檎1には皮4も
芯5も残してあるが、皮4や芯5は取り除いても良い。
皮4、芯5の両者を取り除くには、林檎1を半割にカッ
トして芯5を抜き、変色防止処理した後皮4を剥き、も
う一度変色防止処理しても良いし、林檎1を半割にカッ
トして芯5、皮4を順次取り除いた後変色防止処理をし
ても良い。又、皮4或は芯5のいずれか一方を取り除く
には、林檎1を半割にカットして芯5、或は皮4のいず
れか一方を取り除いた後変色防止処理すると良い。又、
前記の様に丸のまま洗浄処理した林檎1から芯5を抜
き、その後に半割にして変色防止処理以降の処理をして
も良い。又、半割にした林檎1を更にその半分或は四分
の一或は八分の一とかに割っても良い。
【0011】(実施形態2)本発明の冷凍林檎の第2の
実施形態を図2に基づいて詳細に説明する。本実施形態
の基本的な構成は前記第1の実施形態と同様である。異
なるのは、スライサーで輪切りにした林檎1に変色防止
処理及び甘味添加処理を施したことである。輪切りにし
た林檎1の厚さは真空包装する際の気密性を確保する意
味で1cm程度とするのが望ましい。この林檎1の場合
も皮4や芯5は図2(b)の様に共に除去してもよく、
図2(c)の様に皮4だけを取り除いても良く、図2
(d)の様に芯5だけを取り除いてもよい。この実施形
態では図2(a)〜(d)、図4の作業工程に基づいて
変色防止処理及び甘味添加処理(両面で10グラム程度
の甘味剤を輪切りにした林檎1にまぶす)した輪切りの
林檎1を、前記実施形態1と同様の材質からなる防水性
の袋3に詰めて真空包装し、急速冷凍して冷凍林檎とす
る。この場合も、林檎1の皮4と芯5の両者を取り除く
には、林檎1を輪切りにして芯5を抜き、変色防止処理
した後皮4を剥き、もう一度変色防止処理しても良い
し、林檎1を輪切りにして芯5、皮4を順次取り除いた
後変色防止処理をしても良い。又、皮4、芯5のいずれ
か一方を取り除くには、林檎1を輪切りにして芯5、或
は皮4のいずれか一方を取り除いた後変色防止処理して
も良い。又、前記実施形態1と同様に林檎1を丸のまま
洗浄処理した後すぐに芯5を抜き、その後の処理を行な
っても良い。又、袋3に詰める輪切りにした林檎1の数
は1個でもよく、数個でもよい。本実施形態でも冷凍林
檎は出荷前には冷凍庫内で保存しておくと良い。
【0012】(実施形態3)本発明の冷凍林檎の第3の
実施形態を図3に基づいて詳細に説明する。この実施形
態の基本的な構成は前記第1、第2の実施形態と同様で
ある。異なるのは、林檎1を角切りにしたことである。
この角切りの林檎1は丸い林檎を角に切って形成しても
よく、図3(a)の様に丸い林檎10の中央部を輪切り
にした後の、上下の残りの部分(斜線部分)11を、角
状に切ったものでもよい。この場合も前記図4の作業工
程に基づいて角切りにし、変色防止処理及び甘味添加処
理(甘味剤の添加量は前記の基準により決定する)を行
ってから、前記実施形態1、2と同様の材質の防水性の
袋3に詰めて、真空包装して急速冷凍し、冷凍林檎とす
る。ここで角切りの林檎1のサイズは例えば1cm角で
長さ7〜8cm程度とすることができる。この場合も林
檎1の皮4や芯5を取り除いても良く、前記実施形態
1、2と同様の手順で処理する。袋3に詰める角切りの
林檎1も数は1個又は2個以上の所望数とすることがで
きる。例えば角切りの林檎1が前記のサイズの場合には
7〜8本程度袋3に詰めると良い。ここでも冷凍林檎は
出荷前には冷凍庫内で保存しておくと良い。
【0013】本発明の冷凍林檎は冷凍のまま食べること
も、半解凍状態で或は完全解凍後に食べることもでき、
電子レンジで加熱してから食べることもできる。冷凍の
まま或は半解凍状態のときは林檎シャーベットの様な味
及び食感になり、完全解凍の場合は生の林檎と同様の味
及び食感となり、電子レンジ等で加熱すると酸味が増し
て焼き林檎の様な味及び食感になる。輪切り、角切りの
林檎はそのまま食べるのに適するが、半割の林檎はスプ
ーンでえぐり取って食べると食べ易くなる。電子レンジ
等で加熱する場合は、袋を開封してから行なうと袋が破
裂しない。また、袋から取り出して皿に移してから電子
レンジで加熱することもできる。
【0014】
【発明の効果】本発明の冷凍林檎は次の様な効果があ
る。 .袋から取り出してそのまま食することができ、ナイ
フが不要になるので手軽に食べることができる。 .解凍すれば柔らかくなり、老人や子供でも無理なく
食することができる。 .変色防止処理を施したので、変色せず、見た目が美
しい。 .食品は冷凍すると、実際は甘味が変化していないに
も拘らず、甘味が低下したように感ずるが、本発明では
甘味添加処理が施されているので、冷凍されても甘味が
低下したような感じにならない。 .防水性の袋に包装してあるため、手を汚さずに食す
ることができる。 .包装用の袋を電子レンジでの調理に耐え得るものに
すれば、冷凍林檎をそのまま電子レンジで加熱して食べ
ることができる。この場合、焼き林檎の味及び食感とな
るため、他の料理にも使用することができる。 .角切りの林檎や、輪切りの林檎は、冷凍状態で折っ
たり、割ったりして小さくし、それを袋から取り出して
カレーやシチュー、スープ、煮物、アップルパイ等の各
種料理に使用することもできる。 .前記のように手軽に食することができ、また、利用
分野も広がるため、消費の拡大が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は半割の林檎の斜視図、(b)は防水性
袋に真空パック詰めした処理済の半割の林檎の説明図。
【図2】(a)(b)(c)(d)は輪切りの林檎の異
なる処理方法を示す説明図。
【図3】(a)は角切りの林檎の形成方法の一例を示す
説明図、(b)は防水性袋に真空パック詰めした処理済
の角切りの林檎の説明図。
【図4】本発明の冷凍林檎の製造作業工程を示す説明
図。
【符号の説明】
1 林檎 3 防水性袋

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変色防止処理及び甘味添加処理した半割の
    林檎(1)を防水性袋(3)に真空包装し、冷凍してな
    ることを特徴とする冷凍林檎。
  2. 【請求項2】変色防止処理及び甘味添加処理した輪切り
    の林檎(1)を1個又は数個、防水性袋(3)に真空包
    装し、冷凍してなることを特徴とする冷凍林檎。
  3. 【請求項3】変色防止処理及び甘味添加処理した角切り
    の林檎(1)を1個又は数個、防水性袋(3)に真空包
    装し、冷凍してなることを特徴とする冷凍林檎。
  4. 【請求項4】請求項1乃至請求項3記載のいずれかの冷
    凍林檎において、半割、輪切り、角切りの林檎(1)の
    芯が除去されていることを特徴とする冷凍林檎。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項3記載のいずれかの冷
    凍林檎において、半割、輪切り、角切りの林檎(1)の
    皮が除去されていることを特徴とする冷凍林檎。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004105083A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Sonton Food Industry Co Ltd 加工用冷凍りんご及びその製造方法
JP2022017459A (ja) * 2018-05-11 2022-01-25 長谷川香料株式会社 バラ科果実の冷凍品の製造方法

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