JPH11331410A - 画像形成装置管理システム - Google Patents

画像形成装置管理システム

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JPH11331410A
JPH11331410A JP10125763A JP12576398A JPH11331410A JP H11331410 A JPH11331410 A JP H11331410A JP 10125763 A JP10125763 A JP 10125763A JP 12576398 A JP12576398 A JP 12576398A JP H11331410 A JPH11331410 A JP H11331410A
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JP
Japan
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communication
image forming
data communication
forming apparatus
communication unit
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Pending
Application number
JP10125763A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuaki Tomidokoro
伸明 富所
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to FR9905084A priority patent/FR2782561B1/fr
Priority to US09/296,497 priority patent/US6597470B1/en
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Priority to US10/378,626 priority patent/US6833928B2/en
Priority to FR0500974A priority patent/FR2864264A1/fr
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置において、CPUの性能に関係
なく、データ通信ユニットとの通信制御を画像形成動作
と並列に行なって異常が発生することを回避できるよう
にする。 【解決手段】 各画像形成装置1〜5(実際は内部のP
PCコントローラ)はそれぞれ、対応するデータ通信ユ
ニット18との間で任意の通信が可能な状態であるか否
かの判断を行ない、その状態であれば「通信可能」を、
その状態でなければ「通信不可」をそれぞれ対応するデ
ータ通信ユニット18へ送信する。各データ通信ユニッ
ト18はそれぞれ、「通信可能」を受信した時には対応
する画像形成装置に対して任意の処理の要求を行ない、
「通信不可」を受信した時には対応する画像形成装置に
対して所定の処理(「肯定応答」の送信)以外の処理の
要求を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複写装置,プリ
ンタ,ファクシミリ装置等の画像形成装置をデータ通信
ユニット及び通信回線を介して中央制御装置と接続可能
にした画像形成装置管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】このような画像形成装置管理システムと
しては、不特定多数のユーザ(顧客)のオフィス等に設
置された画像形成装置(遠隔診断を前提としている複写
機等)をデータ通信ユニット及び公衆回線等の通信回線
を利用して、販売,サービスの拠点(会社)などに設置
されている中央制御装置(ホストマシン)と接続可能に
したものが一般に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような画像形成装
置管理システムにおいて、画像形成装置は、CPUの性
能によっては、画像形成動作中などCPUの性能を最大
限に利用するとき、データ通信ユニットとの通信制御を
画像形成動作と並列に行なえない場合がある。無理に行
なうと、異常が発生する恐れがある。また、CPUの性
能に制約がない場合でも、画像形成動作中にデータ通信
ユニットから画像形成条件の設定値の書き換え要求があ
り、その設定値の書き換えを行なうと画像形成動作に矛
盾が生じ、画像形成動作に異常を来す恐れがある。
【0004】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画像形成装置において、CPUの性能に関係な
く、データ通信ユニットとの通信制御を画像形成動作と
並列に行なって異常が発生すること、及び画像形成動作
中にデータ通信ユニットから画像形成条件の設定値の書
き換え要求があり、その設定値の書き換えを行なって画
像形成動作に異常が発生することを回避できるようにす
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、複写装置等
の画像形成装置をデータ通信ユニット及び通信回線を介
して中央制御装置と接続可能にした画像形成装置管理シ
ステムにおいて、以下のようにしたことを特徴とする。
【0006】請求項1の発明は、画像形成装置に、デー
タ通信ユニットとの間で任意の通信が可能な状態である
か否かの判断を行なう状態チェック手段と、該手段によ
って任意の通信が可能な状態であると判断した場合には
任意の通信が可能である旨を示す情報を、任意の通信が
可能な状態でないと判断した場合には任意の通信が不可
能である旨を示す情報をそれぞれデータ通信ユニットへ
送信する通信可否情報送信手段とを設けたものである。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、画像形成装置の状態チェック
手段を、データ通信ユニットとの間で任意の通信が可能
な状態であるか否かの判断を随時行なう手段とし、画像
形成装置の通信可否情報送信手段を、状態チェック手段
によって任意の通信が可能な状態であると判断した場合
には直ちに任意の通信が可能である旨を示す情報を、任
意の通信が可能な状態でないと判断した場合には直ちに
任意の通信が不可能である旨を示す情報をそれぞれデー
タ通信ユニットへ送信する手段としたものである。
【0008】請求項3の発明は、請求項1の画像形成装
置管理システムにおいて、画像形成装置の状態チェック
手段を、データ通信ユニットから処理の要求を示す情報
を受信した後、該データ通信ユニットとの間で任意の通
信が可能な状態であるか否かの判断を行なう手段とし、
画像形成装置の通信可否情報送信手段に、任意の通信が
不可能である旨を示す情報をデータ通信ユニットへ送信
した後、前記状態チェック手段によって任意の通信が可
能な状態であると判断した場合には、直ちに任意の通信
が可能である旨を示す情報をデータ通信ユニットへ送信
する手段を備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態である画像形成装置管理システムの構成例を示す
ブロック図である。
【0010】この画像形成装置管理システムは、遠隔診
断を前提とした2台の画像形成装置(複写装置等)1,
2が接続されているデータ通信装置7及び遠隔診断を前
提とした3台の画像形成装置3〜5が接続されているデ
ータ通信装置8と中央制御装置6とを通信回線9を介し
て接続し、中央制御装置6が通信回線9を介してデータ
通信装置7,8に接続されている各画像形成装置1〜5
を集中管理するようにしている。
【0011】各画像形成装置1〜5には、それぞれデー
タ通信装置7又は8と通信を行なうためのデータ通信ユ
ニット(以下「PI(パーソナルインタフェースの略」
と表記することもある)18が内蔵(接続)されてい
る。なお、データ通信ユニット18を各画像形成装置1
〜5にそれぞれ外部から接続するようにしてもよい。
【0012】データ通信装置7,8はそれぞれ、中央制
御装置6からの指令信号、例えば画像形成装置の画像形
成条件(例えば複写条件)の設定値の読み込み要求信号
や書き込み要求信号を画像形成装置へ選択的に送信した
り、逆に画像形成装置からの各種通報、例えば画像形成
動作(例えば複写動作)が不可能となる異常が発生した
り、修理依頼通報やサプライ補給依頼通報などの使用者
要求入力が発生したり、画像形成動作開始は可能である
が、交換部品の指定回数,指定時間への接近,センサの
規格レベルへの到達などの予防保全を必要とする事象が
発生した時に、その旨を示す情報を通信回線9を経由し
て中央制御装置6へ送信する。
【0013】このデータ通信装置7,8はそれぞれ、2
4時間通電を行なっていて、通常画像形成装置の電源が
オフになっている夜間でも中央制御装置6との通信を可
能にしている。このデータ通信装置7,8と各画像形成
装置とはシリアル通信インタフェースRS−485によ
りマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7,
8からのポーリング,セレクティングにより各画像形成
装置との通信を行なっている。
【0014】図2は、画像形成装置1〜5の制御部の構
成例を示すブロック図である。画像形成装置1〜5の制
御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロック回
路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM1
5,入出力ポート16,及びシリアル通信制御ユニット
17a,17b,17cからなるPPC(画像形成装
置)コントローラと、データ通信ユニット18と、シス
テムバス19とを備えている。
【0015】CPU11は、ROM13内の制御プログ
ラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処
理装置である。リアルタイムクロック回路12は、時刻
情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込
むことによって現在の時刻を知ることができる。ROM
13は、CPU11が使用する制御プログラム等の各種
固定データを格納したメモリである。
【0016】RAM14は、データを一時格納するメモ
リである。不揮発性RAM15は、図示しない操作表示
部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであ
り、電池によってバックアップされている。入出力ポー
ト16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,クラ
ッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続してい
る。
【0017】シリアル通信制御ユニット17aは、図示
しない操作表示部との信号のやりとりを行なっている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送
り部との信号のやりとりを行なっている。シリアル通信
制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との
信号のやりとりを行なっている。
【0018】データ通信ユニット18は、データ通信装
置7又は8との間の通信を司るインタフェース回路(パ
ーソナルI/F)であり、CPU11のデータ通信装置
7又は8との通信処理のための負荷を軽減するために設
けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分
であれば、このデータ通信ユニット18の機能をCPU
11に取り込んでも差し支えない。このデータ通信ユニ
ット18の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示す通
りである。
【0019】(1)データ通信装置7又は8からのポー
リング,セレクティングの監視 (2)データ通信装置7又は8への肯定応答,否定応答
処理 (3)データ通信装置7又は8との間の送受信データの
正当性のチェック,パリティチェック,及びエラー発生
時の再送要求処理 (4)データ通信装置7又は8との間の送受信データの
ヘッダ処理
【0020】システムバス19はアドレスバス,コント
ロールバス,データバスからなるバスラインであり、C
PU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17
c,及びデータ通信ユニット18を相互に接続する。
【0021】図3は、図2のデータ通信ユニット18の
構成例を示すブロック図である。このデータ通信ユニッ
ト18は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レ
ジスタ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御
ユニット28,ローカルバス29,及びディバイスコー
ド設定スイッチ30によって構成されている。
【0022】CPU21は、中央処理装置,ROM,R
AM等からなるワンチップのマイクロコンピュータであ
り、このデータ通信ユニット18全体を統括的に制御す
る。デュアルポートメモリ22は、CPU21と図2の
CPU11の双方から読み書き可能であり、データ通信
ユニット18と画像形成装置(PPCコントローラ3
1)との間でのテキストデータの授受に使用されるデー
タメモリである。
【0023】なお、PPCコントローラ31は上述した
CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM1
3,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート1
6,及びシリアル通信制御ユニット17a,17b,1
7cによって構成される。レジスタ23〜26は、上記
テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、
詳細な説明は省略する。
【0024】ディバイスコード設定スイッチ30は、画
像形成装置毎に固有のディバイスコードを設定するため
のものであり、データ通信装置7又は8からのポーリン
グ,セレクティング時のディバイスコード識別用として
使用される。シリアル通信制御ユニット28は、データ
通信装置7又は8、および/または他の画像形成装置の
データ通信ユニット18と接続される。
【0025】図4は、図1のデータ通信装置7,8の一
例を示すブロック構成図である。このデータ通信装置
7,8はそれぞれ、制御部41,オートダイアラ部4
2,及び回線制御部43からなる。制御部41は、複数
の画像形成装置を制御したり、通信回線9を経由して中
央制御装置6からの指令信号の受信を制御したりする。
【0026】オートダイアラ部42は、画像形成装置か
らの各種通報により中央制御装置6に対して自発呼を行
なう。回線制御部43は、通信回線9との接続制御や一
般電話機44との切り換え制御を行なう。
【0027】制御部41は、図示は省略するが、一般の
制御部(例えば図2に示した画像形成装置1〜5におけ
る制御部)と同様に、制御プログラム等の各種固定デー
タを格納したROM,その制御プログラムによって各種
制御を実行するCPU,データを一時格納するRAM,
電池によってバックアップされた不揮発性RAM,シリ
アル通信制御ユニット,入出力ポート,及び現在時刻を
知るためのリアルタイムクロック回路等を備えている。
【0028】なお、そのうちの不揮発性RAMには、中
央制御装置6及び各画像形成装置の一方から他方への送
信データや、各画像形成装置の中から1台を特定するそ
れぞれのディバイスコード及びIDコード,中央制御装
置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発
呼回数,再発呼間隔などが記憶される。
【0029】図5は、中央制御装置6とデータ通信装置
7,8との間で授受されるテキストデータの構成例を示
す図である。図5において、通番は1回の送信の中での
通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で
始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」と
する。
【0030】IDコードは、データ通信装置7,8及び
そのデータ通信装置7,8にそれぞれ接続されている複
数の画像形成装置から1台の画像形成装置を特定する目
的を持っている。識別コードは、通信目的の種類を示す
コード(処理コード)にテキストデータの発信元,受信
先を付加したものである。処理コードは、表1のように
決められている。
【0031】情報レコードは情報コード,データ部桁
数,及びデータ部よりなり、表2のように決められてい
る。IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報
レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間に
は、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入
される。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】図6は、データ通信装置7,8とデータ通
信ユニット18との間で授受されるテキストデータの構
成例を示す図である。ディバイスコードは、前述のよう
に各画像形成装置(データ通信ユニット18)毎にディ
バイスコード設定スイッチ30(図3参照)によってそ
れぞれ固有に設定され、図5のIDコードとの関連は画
像形成装置を初めてデータ通信装置7又は8に接続した
インストール時にその画像形成装置から読み込んでデー
タ通信装置7又は8内の不揮発性RAMに記憶され、以
降テキストデータの送出方向により適宜変換される。
【0035】処理コードは前述したように通信目的の種
類を示すコードであり、図5の識別コードからテキスト
データの発信元,受信先を削除したものである。これ
も、テキストデータの送出方向により、データ通信装置
7又は8によって適宜付加,削除される。
【0036】図7はデータ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)との間で授受さ
れるテキストデータの構成例を示す図であり、図6に示
したデータ通信装置7,8とデータ通信ユニット18と
の間で授受されるテキストデータからヘッダ,ディバイ
スコード,及びパリティ部分を取り除いたものである。
【0037】次に、この画像形成装置管理システムの概
略機能について説明する。この画像形成装置管理システ
ムの機能には、大きく分けて以下の(1)(2)に示す2種
類の機能がある。 (1)中央制御装置6から画像形成装置1〜5への通信
制御 (2)画像形成装置1〜5から中央制御装置6又はデー
タ通信装置7,8への通信制御
【0038】(1)の中央制御装置6から画像形成装置
1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)
に示すものがある。 (a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積
算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成
枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回
数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位
置毎のミスフィード回数等の読み取り及びリセット
【0039】(b)画像形成装置を構成する各ユニット
の制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値(画像
形成条件の設定値)の書き込み及び読み取り (c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から
中央制御装置6への通信制御に対する結果返送
【0040】これらの制御は、中央制御装置6からの指
令信号を受信して、データ通信装置7又は8から各画像
形成装置へのセレクティングによって行なう。セレクテ
ィングとは、接続されている複数の画像形成装置の中か
ら1台を選択して通信する機能をさす。
【0041】図8は、データ通信装置7におけるセレク
ティング動作を説明するための通信シーケンス図であ
る。各データ通信ユニット18はそれぞれ、ユニークな
(特定の)ディバイスコードを持っており、データ通信
装置7又は8は予め定められたセレクティング機能を示
す特定コード(SA)と選択すべき画像形成装置(デー
タ通信ユニット18)のディバイスコードとをシリアル
通信インタフェースRS−485上に送出する。
【0042】各データ通信ユニット18はそれぞれ、セ
レクティング機能を示す特定コード(SA)を受信する
と、その受信した特定コード(SA)に続くディバイス
コードと自己のディバイスコードとを比較し、両コード
が一致した時に自分がセレクティングされたことを知
る。
【0043】(a)データ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)のいずれかとの
間で任意の通信が可能な場合 各データ通信ユニット18はそれぞれ、対応する画像形
成装置(1〜5のいずれか)から「通信可能(任意の通
信が可能である旨)」を示す処理コード(情報)を受信
した後(詳細は図10にて後述する)、セレクティング
された場合には、「肯定応答」を示す処理コード(AC
K)を対応するデータ通信装置(7又は8)へ送信す
る。
【0044】データ通信装置7,8はそれぞれ、対応す
るデータ通信ユニット18から「肯定応答」を示す処理
コード(ACK)を受信すると、前述の画像形成条件の
「読み込み要求」あるいは「書き込み要求(設定要
求)」などを示すテキストデータ(TEXT)を対応す
るデータ通信ユニット18へ送信する。各データ通信ユ
ニット18はそれぞれ、対応するデータ通信装置からテ
キストデータ(TEXT)を受信した後、このテキスト
データを対応する画像形成装置へ送信する。
【0045】画像形成装置1〜5はそれぞれ、対応する
データ通信ユニット18からのテキストデータ(TEX
T)の受信を完了した後、「受信完了」を示す処理コー
ドを対応するデータ通信ユニット18へ送信する。各デ
ータ通信ユニット18はそれぞれ、「受信完了」を示す
処理コードを受信すると、「肯定応答」を示す処理コー
ド(ACK)を対応するデータ通信装置へ送信し、後述
するポーリング待ちへ移行する。
【0046】(b)データ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)のいずれかとの
間で任意の通信が不可能な場合 各データ通信ユニット18はそれぞれ、対応する画像形
成装置から「通信不可(任意の通信が不可能である
旨)」を示す処理コード(情報)を受信した後(詳細は
図10にて後述する)、セレクティングされた場合に
は、「否定応答」を示す処理コード(NAK)を対応す
るデータ通信装置へ送信する。
【0047】データ通信装置7,8はそれぞれ、対応す
るデータ通信ユニット18から「否定応答」を示す処理
コード(NAK)を受信すると、セレクティング動作を
中止するか、一定時間後にセレクティングのリトライを
行なう。なお、このとき、データ通信ユニット18から
画像形成装置への通信は一切行なわれない。
【0048】(c)各画像形成装置1〜5(PPCコン
トローラ31)のいずれかに送信データがある場合 各データ通信ユニット18はそれぞれ、詳細は図9にて
後述するが、対応する画像形成装置に送信データ(送信
すべきデータ)がある時にセレクティングされた場合に
は、「送信データあり」を示す処理コードを対応するデ
ータ通信装置へ送信する。
【0049】その後、そのデータ通信ユニット18はポ
ーリング待ちへ移行し、対応するデータ通信装置はセレ
クティング動作を中止して、データ通信ユニット18へ
のポーリング動作を行なう。また、データ通信装置7又
は8が出力したディバイスコードに対応するデータ通信
ユニット18が電源OFFなどの理由で「肯定応答」を
示す処理コード(ACK)も「否定応答」を示す処理コ
ード(NAK)も出力できない場合には、そのデータ通
信装置は予め定められた一定時間経過後にセレクティン
グ動作を終了する。
【0050】(2)の画像形成装置1〜5から中央制御
装置6又はデータ通信装置7,8への通信制御には、例
えば以下の(a)〜(f)に示すものがある。 (a)セレクティングに対する応答 (b)画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作が
不可能となる故障等の異常が発生した場合、その旨を示
す情報を即時にデータ通信装置7又は8及び通信回線9
を介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0051】(c)画像形成装置1〜5はそれぞれ、使
用者(顧客)による図示しない操作表示部上のキー操作
により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必
要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するた
めの使用者要求入力モードに移行し、操作表示部上に使
用者要求入力画面が表示され、その画面上の所定キーの
押下によって使用者が必要な要求が入力された場合、そ
の旨を即時にデータ通信装置7又は8及び通信回線9を
介して中央制御装置6へ通報する(緊急通報)。
【0052】(d)画像形成装置1〜5はそれぞれ、積
算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(通報レベル
値)に達した場合、その旨を即時にデータ通信装置7又
は8及び通信回線9を介して中央制御装置6へ通報する
(緊急通報)。 (e)画像形成装置1〜5はそれぞれ、積算画像形成枚
数が予め設定された一定期間に到達した場合、その旨を
定刻にデータ通信装置7又は8及び通信回線9を介して
中央制御装置6へ通報する(非緊急通報)。
【0053】(f)画像形成装置1〜5はそれぞれ、画
像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,
指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達など、
予防保全を必要とする事象が発生した場合、その旨をそ
の日の指定時刻(これは中央制御装置6により設定さ
れ、データ通信装置7又は8に記憶しておく)にデータ
通信装置7又は8及び通信回線9を介して中央制御装置
6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定
時刻に達する前にそれまでに受信したデータの通報回数
が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待
たずに中央制御装置6への送信を行なう制御も含まれ
る。
【0054】これらの通信制御は、データ通信装置7か
らのポーリング時に行なう。ポーリングとは、接続され
ている複数の画像形成装置を順番に指定し、その指定さ
れた画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能
をさす。図9は、データ通信装置7におけるポーリング
動作を説明するための通信シーケンス図である。
【0055】データ通信装置7は、予め定められたポー
リング機能を示す特定コード(PA)と選択すべき画像
形成装置(データ送信ユニット18)のディバイスコー
ドとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送
出する。各データ送信ユニット18はそれぞれ、ポーリ
ング機能を示す特定コード(PA)を受信すると、その
受信した特定コード(PA)次に続くディバイスコード
と自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致
した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0056】(a)データ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)のいずれかとの
間で任意の通信が可能で、送信データがない場合 各データ通信ユニット18はそれぞれ、対応する画像形
成装置(1〜5のいずれか)から「通信可能(任意の通
信が可能である旨)」を示す処理コードを受信した後
(詳細は図10にて後述する)、その画像形成装置に送
信すべきデータがない時にポーリングされた場合には、
「否定応答」を示す処理コード(NAK)を対応するデ
ータ通信装置(7又は8)へ送信する。
【0057】データ通信装置7,8はそれぞれ、対応す
るデータ通信ユニット18から「否定応答」を示す処理
コード(NAK)を受信すると、ポーリング動作を終了
し、一定周期後改めてポーリング動作を行なう。なお、
このとき、データ通信ユニット18から画像形成装置へ
の通信は一切行なわれない。
【0058】(b)データ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)のいずれかとの
間で任意の通信が不可能な場合 各データ通信ユニット18はそれぞれ、対応する画像形
成装置(1〜5のいずれか)から「通信不可(任意の通
信が不可能である旨)」を示す処理コードを受信した後
(詳細は図10にて後述する)、ポーリングされた場合
には、「否定応答」を示す処理コード(NAK)を対応
するデータ通信装置(7又は8)へ送信する。
【0059】データ通信装置7,8はそれぞれ、対応す
るデータ通信ユニット18から「否定応答」を示す処理
コード(NAK)を受信すると、ポーリング動作を終了
し、一定周期後改めてポーリング動作を行なう。なお、
このとき、データ通信ユニット18から画像形成装置へ
の通信は一切行なわれない。
【0060】(c)各画像形成装置1〜5(PPCコン
トローラ31)のいずれかに送信データがある場合 各画像形成装置1〜5はそれぞれ、送信すべきデータが
ある場合、「書き込み要求」を示す処理コードを対応す
るデータ通信ユニット18へ送信する。
【0061】各データ通信ユニット18はそれぞれ、対
応する画像形成装置から「書き込み要求」を示す処理コ
ードを受信すると、「書き込み許可」を示す処理コード
を対応する画像形成装置へ送信する。各画像形成装置1
〜5はそれぞれ、対応するデータ通信ユニット18から
「書き込み許可」を示す処理コードを受信すると、テキ
ストデータ(TEXT)を対応するデータ通信ユニット
18へ送信する。
【0062】各データ通信ユニット18はそれぞれ、対
応する画像形成装置からテキストデータ(TEXT)を
受信した後、ポーリング待ち状態へ移行する。各データ
通信ユニット18はそれぞれ、ポーリング待ち状態の時
に対応するデータ通信装置からポーリングされた場合に
は、対応する画像形成装置から受信したテキストデータ
(TEXT)を対応するデータ通信装置へ送信する。
【0063】データ通信装置7,8はそれぞれ、対応す
るデータ通信ユニット18からテキストデータ(TEX
T)を受信した後、そのデータ通信ユニット18へ「肯
定応答」を示す処理コード(ACK)を送信する。各デ
ータ通信ユニット18はそれぞれ、「肯定応答」を示す
処理コード(ACK)を受信した後、「送信完了」を示
す処理コード(ACK)を対応する画像形成装置へ送信
する。
【0064】また、データ通信装置7又は8が出力した
ディバイスコードに対応するデータ通信ユニット18が
電源OFFなどの理由で「肯定応答」を示す処理コード
(ACK)も「否定応答」を示す処理コード(NAK)
も出力できない場合には、そのデータ通信装置は予め定
められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。
【0065】以下、この画像形成装置管理システムにお
けるこの発明に係る処理について説明する。
【0066】まず、データ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)との間の請求項
1の発明に関わる通信可否状態を設定する処理につい
て、図10も参照して説明する。この場合、画像形成装
置1〜5内のCPU11を含むPPCコントローラ31
が、請求項1の状態チェック手段,通信可否情報送信手
段としての機能を果たす。
【0067】(a)データ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)のいずれかとの
間で任意の通信が可能な場合 各画像形成装置1〜5はそれぞれ、対応するデータ通信
ユニット18との間で任意の通信が可能な状態であるか
否かの判断を行ない、任意の通信が可能な状態であれば
通信可能(任意の通信が可能である旨)」を示す処理コ
ード(情報)を対応するデータ通信ユニット18へ送信
する。
【0068】ここで、画像形成動作中の場合は、CPU
11の性能を最大限に利用するために、対応するデータ
通信ユニット18との間で任意の通信が可能な状態でな
いと判断する。各データ通信ユニット18はそれぞれ、
対応する画像形成装置(1〜5のいずれか)から「通信
可能」を示す処理コードを受信すると、「肯定応答」を
示す処理コード(ACK)を対応する画像形成装置へ返
送する。その後、対応する画像形成装置に対して任意の
通信処理を行なう。
【0069】(b)データ通信ユニット18と画像形成
装置1〜5(PPCコントローラ31)のいずれかとの
間で任意の通信が不可能な場合 各画像形成装置1〜5はそれぞれ、対応するデータ通信
ユニット18との間で任意の通信が可能な状態であるか
否かの判断を行ない、任意の通信が可能な状態でなけれ
ば通信不可(任意の通信が不可能である旨)」を示す処
理コード(情報)を対応するデータ通信ユニット18へ
送信する。
【0070】各データ通信ユニット18はそれぞれ、対
応する画像形成装置(1〜5のいずれか)から「通信不
可」を示す処理コードを受信すると、その画像形成装置
へ「肯定応答」を示す処理コード(ACK)を返送す
る。その後、対応する画像形成装置に対して一切の通信
処理を禁止する。すなわち、対応する画像形成装置から
「通信可能」を示す処理コードを受信するまでは、その
画像形成装置に対して通信処理を行なわない。
【0071】(c)通信中にデータ通信ユニット18と
画像形成装置1〜5(PPCコントローラ31)のいず
れかとの間で通信が不可能になった場合 前述のセレクティングやポーリングで通信処理を行なっ
ている最中に、データ通信ユニット18と画像形成装置
(1〜5のいずれか)との間の通信が不可能になった場
合には、その画像形成装置は対応するデータ通信ユニッ
ト18へ「通信不可」を示す処理コードを送信する。
【0072】各データ通信ユニット18はそれぞれ、対
応する画像形成装置から「通信不可」を示す処理コード
を受信すると、対応するデータ通信装置(7又は8)へ
「通信中断」を示す処理コードを送信し、これまで行な
っていた通信を強制的に終了する。その後、対応する画
像形成装置へ「肯定応答」を示す処理コード(ACK)
を返送する。
【0073】各データ通信装置7,8はそれぞれ、対応
するデータ通信ユニット18から「通信中断」を示す処
理コードを受信すると、これまで行なっていた通信を強
制的に終了する。
【0074】このように、各画像形成装置1〜5がそれ
ぞれ、対応するデータ通信ユニット18との間で任意の
通信が可能な状態であるか否かの判断を行ない、任意の
通信が可能な状態であれば「通信可能」を示す処理コー
ドを、任意の通信が可能な状態でなければ「通信不可」
を示す処理コードをそれぞれ対応するデータ通信ユニッ
ト18へ送信することにより、各データ通信ユニット1
8はそれぞれ、「通信可能」を示す処理コードを受信し
た時には対応する画像形成装置に対して任意の処理の要
求を行ない、「通信不可」を示す処理コードを受信した
時には対応する画像形成装置に対して所定の処理(肯定
応答を示す処理コードの送信)以外の処理の要求を禁止
する(処理の要求を抑止する)ことができる。
【0075】したがって、CPU11の性能に関係な
く、対応するデータ通信ユニット18との通信制御を画
像形成動作と並列に行なって異常が発生することを回避
することができる。また、画像形成動作中に対応するデ
ータ通信ユニット18から画像形成条件の設定値の書き
換え要求があり、その設定値の書き換えを行なって画像
形成動作に異常が発生することも回避することができ
る。
【0076】次に、各画像形成装置1〜5(PPCコン
トローラ31)における請求項2の発明に関わる通信可
否チェック処理について、図11も参照して説明する。
この場合、画像形成装置1〜5内のCPU11を含むP
PCコントローラ31が、請求項2の状態チェック手
段,通信可否情報送信手段としての機能を果たす。
【0077】図11は、各画像形成装置1〜5における
通信可否チェック処理の一例を示すフローチャートであ
る。各画像形成装置1〜5はそれぞれ、対応するデータ
通信ユニット18との間で任意の通信が可能な状態であ
るか否かの判断を随時行ない、任意の通信が可能な状態
でなければ(通信不可であれば)送信済み通信可否状態
フラグが“1”にセットされているか否かを判断する。
【0078】そして、送信済み通信可否状態フラグが
“1”にセットされている場合にのみ、対応するデータ
通信ユニット18へ「通信不可」を示す処理コードを送
信し、その後そのデータ通信ユニット18からの「肯定
応答」を示す処理コード(ACK)の受信を待って、送
信済み通信可否状態フラグを“0”にリセットする。
【0079】一方、対応するデータ通信ユニット18と
の間で任意の通信が可能な状態である場合には、送信済
み通信可否状態フラグが“0”にリセットされているか
否かを判断し、“0”にリセットされている場合にの
み、対応するデータ通信ユニット18へ「通信可能」を
示す処理コードを送信し、その後そのデータ通信ユニッ
ト18からの「肯定応答」を示す処理コード(ACK)
の受信を待って、送信済み通信可否状態フラグを“1”
にセットする。
【0080】このように、各画像形成装置1〜5がそれ
ぞれ、対応するデータ通信ユニット18との間で任意の
通信が可能な状態であるか否かの判断を随時行ない、任
意の通信が可能な状態であれば直ちに「通信可能」を示
す処理コードを、任意の通信が可能な状態でなければ直
ちに「通信不可」を示す処理コードをそれぞれ対応する
データ通信ユニット18へ送信することにより、前述し
た請求項1の発明に関わる処理と同様の効果を得られ
る。また、CPU11の性能などにより通信処理の実行
に制約があっても、対応するデータ通信ユニット18と
の間で任意の通信が可能な状態でないにも関わらず、そ
のデータ通信ユニット18から処理の要求を受けるタイ
ミングが生じて誤動作してしまうことを回避することが
できる。
【0081】次に、各画像形成装置1〜5(PPCコン
トローラ31)における請求項3の発明に関わるデータ
通信ユニット18との通信処理について、図12も参照
して説明する。この場合、画像形成装置1〜5内のCP
U11を含むPPCコントローラ31が、請求項3の状
態チェック手段,通信可否情報送信手段としての機能を
果たす。
【0082】図12は、各画像形成装置1〜5における
データ通信ユニット18との通信処理の一例を示すフロ
ーチャートである。各画像形成装置1〜5はそれぞれ、
対応するデータ通信ユニット18との通信処理を随時行
なう。この処理ではまず、対応するデータ通信ユニット
(PI)18からの処理の要求の有無をチェックする。
【0083】そして、対応するデータ通信ユニット18
から処理の要求がなかった(処理の要求を示す情報を受
信しなかった)場合には、後述する通信可能チェックへ
移行する。
【0084】対応するデータ通信ユニット18から処理
の要求があった(処理の要求を示す情報を受信した)場
合には、そのデータ通信ユニット18との間で任意の通
信が可能な状態であるか否かの判断を行ない、任意の通
信が可能な状態であれば対応するデータ通信ユニット1
8との送受信処理を行なう。ここでは、前述のセレクテ
ィング,ポーリングの処理を行ない、その処理が終了し
た後、後述する通信可能チェックへ移行する。
【0085】対応するデータ通信ユニット18との間で
任意の通信が可能な状態でない場合には(通信不可であ
れば)、そのデータ通信ユニット18へ「通信不可」を
示す処理コードを送信した後、そのデータ通信ユニット
18からの「肯定応答」を示す処理コード(ACK)の
受信を待って、送信済み通信可否状態フラグを“0”に
リセットする。
【0086】その後、送信済み通信可否状態フラグが
“0”にリセットされているか否かを判断し、“0”に
リセットされていれば対応するデータ通信ユニット18
との間で任意の通信が可能な状態であるか否かの判断を
行ない、任意の通信が可能な状態であれば対応するデー
タ通信ユニット18へ「通信可能」を示す処理コードを
送信した後、そのデータ通信ユニット18からの「肯定
応答」を示す処理コードの受信を待って、送信済み通信
可否状態フラグを“1”にセットする。
【0087】このように、各画像形成装置1〜5がそれ
ぞれ、対応するデータ通信ユニット18から処理の要求
があった後、そのデータ通信ユニット18との間で任意
の通信が可能な状態であるか否かの判断を行ない、任意
の通信が可能な状態でなければ「通信不可」を示す処理
コードを対応するデータ通信ユニット18へ送信した
後、任意の通信が可能な状態になった時に「通信可能」
を示す処理コードを対応するデータ通信ユニット18へ
送信することにより、前述した請求項1の発明に関わる
処理と同様の効果を得られる。また、余計な通信待ち時
間が発生することを回避することもできる。
【0088】ここで、CPU11の性能などにより通信
処理の実行に制約がない場合でも、対応するデータ通信
ユニット18から要求された処理内容によっては任意の
通信が行なえない場合がある。例えば、画像形成動作中
に画像形成条件の設定値の書き換え要求があった場合
は、その設定値の書き換えを行なうと画像形成動作に矛
盾が生じ、画像形成動作に異常を来す恐れがあるため、
任意の通信は行なえない。しかし、画像形成動作中に画
像形成条件の設定値の読み込み要求があった場合には、
その設定値の読み込みを行なっても画像形成動作に矛盾
が生じる(影響を及ぼす)ことがないため、任意の通信
を行なえる。
【0089】このような場合、各画像形成装置1〜5が
それぞれ、画像形成動作開始時に「通信不可」を示す処
理コードを、画像形成動作終了時に「通信可能」を示す
処理コードをそれぞれ対応するデータ通信ユニット18
に送信すると、そのデータ通信ユニット18は読み込み
処理を行なう場合、対応する画像形成装置が画像形成動
作を行なっている間は読み込み処理を行なうことができ
ないため、余計な待ち時間が生じて通信時間が余分にか
かる。
【0090】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1の発
明の画像形成装置管理システムによれば、画像形成装置
が、データ通信ユニットとの間で任意の通信が可能な状
態であるか否かの判断を行ない、任意の通信が可能な状
態であれば任意の通信が可能である旨を示す情報を、任
意の通信が可能な状態でなければ任意の通信が不可能で
ある旨を示す情報をそれぞれデータ通信ユニットへ送信
するので、データ通信ユニットは、任意の通信が可能で
ある旨を示す情報を受信した時には画像形成装置に対し
て任意の処理の要求を行ない、任意の通信が不可能であ
る旨を示す情報を受信した時には画像形成装置に対して
所定の処理以外の処理の要求を禁止する(処理の要求を
抑止する)ことができる。
【0091】したがって、画像形成装置では、CPUの
性能に関係なく、データ通信ユニットとの通信制御を画
像形成動作と並列に行なって異常が発生することを回避
することができる。また、画像形成動作中にデータ通信
ユニットから画像形成条件の設定値の書き換え要求があ
り、その設定値の書き換えを行なって画像形成動作に異
常が発生することも回避することができる。
【0092】請求項2の発明の画像形成装置管理システ
ムによれば、画像形成装置が、データ通信ユニットとの
間で任意の通信が可能な状態であるか否かの判断を随時
行ない、任意の通信が可能な状態であれば直ちに任意の
通信が可能である旨を示す情報を、任意の通信が可能な
状態でなければ直ちに任意の通信が不可能である旨を示
す情報をそれぞれデータ通信ユニットへ送信することに
より、請求項1の発明と同様の効果を得られる。
【0093】また、画像形成装置では、CPUの性能な
どにより通信処理の実行に制約があっても、データ通信
ユニットとの間で任意の通信が可能な状態でないにも関
わらず、データ通信ユニットから処理の要求を受けるタ
イミングが生じて誤動作してしまうことを回避すること
もできる。
【0094】請求項3の発明の画像形成装置管理システ
ムによれば、画像形成装置が、データ通信ユニットから
処理の要求を示す情報を受信した後、そのデータ通信ユ
ニットとの間で任意の通信が可能な状態であるか否かの
判断を行ない、任意の通信が可能な状態でなければ任意
の通信が不可能である旨を示す情報をデータ通信ユニッ
トへ送信した後、任意の通信が可能な状態になった時に
任意の通信が可能である旨を示す情報をデータ通信ユニ
ットへ送信するので、請求項1の発明と同様の効果を得
られる。また、余計な通信待ち時間が発生することを回
避することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態である画像形成装置管理
システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を
示すブロック図である。
【図3】図2のデータ通信ユニット18の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図1のデータ通信装置7の一例を示すブロック
構成図である。
【図5】図1の中央制御装置6とデータ通信装置7,8
との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図で
ある。
【図6】図1のデータ通信装置7,8とデータ通信ユニ
ット18との間で授受されるテキストデータの構成例を
示す図である。
【図7】図1のデータ通信ユニット18と画像形成装置
1〜5(図3のPPCコントローラ31)との間で授受
されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図8】図1のデータ通信装置7におけるセレクティン
グ動作を説明するための通信シーケンス図である。
【図9】図1のデータ通信装置7におけるポーリング動
作を説明するための通信シーケンス図である。
【図10】図1のデータ通信ユニット18と画像形成装
置1〜5(図3のPPCコントローラ31)との間の請
求項1の発明に関わる通信可否状態を設定する処理を説
明するための通信シーケンス図である。
【図11】図1の各画像形成装置1〜5における請求項
2の発明に関わる通信可否チェック処理の一例を示すフ
ロー図である。
【図12】図1の各画像形成装置1〜5における請求項
3の発明に関わるデータ通信ユニット18との通信処理
の一例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央制御装置 7,8:データ通信装置 9:通信回線 11,21:CPU 13:ROM 14:RAM 15:不揮発性RAM 18:データ通信ユニット 31:PPCコントローラ 41:制御部 42:オートダイアラ部 43:回線制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複写装置等の画像形成装置をデータ通信
    ユニット及び通信回線を介して中央制御装置と接続可能
    にした画像形成装置管理システムにおいて、 前記画像形成装置に、前記データ通信ユニットとの間で
    任意の通信が可能な状態であるか否かの判断を行なう状
    態チェック手段と、該手段によって任意の通信が可能な
    状態であると判断した場合には任意の通信が可能である
    旨を示す情報を、任意の通信が可能な状態でないと判断
    した場合には任意の通信が不可能である旨を示す情報を
    それぞれ前記データ通信ユニットへ送信する通信可否情
    報送信手段とを設けたことを特徴とする画像形成装置管
    理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記画像形成装置の前記状態チェック手段が、前記デー
    タ通信ユニットとの間で任意の通信が可能な状態である
    か否かの判断を随時行なう手段であり、 前記画像形成装置の前記通信可否情報送信手段が、前記
    状態チェック手段によって任意の通信が可能な状態であ
    ると判断した場合には直ちに任意の通信が可能である旨
    を示す情報を、任意の通信が可能な状態でないと判断し
    た場合には直ちに任意の通信が不可能である旨を示す情
    報をそれぞれ前記データ通信ユニットへ送信する手段で
    あることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置管理システ
    ムにおいて、 前記画像形成装置の前記状態チェック手段が、前記デー
    タ通信ユニットから処理の要求を示す情報を受信した
    後、該データ通信ユニットとの間で任意の通信が可能な
    状態であるか否かの判断を行なう手段であり、 前記画像形成装置の前記通信可否情報送信手段は、任意
    の通信が不可能である旨を示す情報を前記データ通信ユ
    ニットへ送信した後、前記状態チェック手段によって任
    意の通信が可能な状態であると判断した場合には、直ち
    に任意の通信が可能である旨を示す情報を前記データ通
    信ユニットへ送信する手段を有することを特徴とする画
    像形成装置管理システム。
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FR9905084A FR2782561B1 (fr) 1998-04-22 1999-04-22 Systeme de surveillance d'appareil de formation d'image
US09/296,497 US6597470B1 (en) 1998-04-22 1999-04-22 Image forming apparatus supervising system
US10/378,626 US6833928B2 (en) 1998-04-22 2003-03-05 Image forming apparatus supervising system
FR0500974A FR2864264A1 (fr) 1998-04-22 2005-02-01 Systeme de surveillance d'appareil de formation d'image

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