JPH0738700A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH0738700A
JPH0738700A JP5182555A JP18255593A JPH0738700A JP H0738700 A JPH0738700 A JP H0738700A JP 5182555 A JP5182555 A JP 5182555A JP 18255593 A JP18255593 A JP 18255593A JP H0738700 A JPH0738700 A JP H0738700A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一般ユーザ用の下位装置に電話網等の通信回
線でメーカサイド用の上位装置を接続したデータ処理装
置において、通信回線に異常が発生して下位装置の送信
データを上位装置が受信不能となったような場合、この
事態を下位装置のユーザに簡易かつ迅速に報知する。 【構成】 下位装置5にデータ通信手段の通信状況を判
定する通信判定手段を設け、この通信判定手段の判定結
果に対応して予め設定された報知データを出力するデー
タ報知手段を下位装置5に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、単独で稼働する下位装
置に通信回線で上位装置を接続したデータ処理装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、会社等の現場ではOA(Office Au
tomation)機器の一つとしてPPC(Plane Paper Copy)
やファクシミリなどを利用しており、これは多機能化や
高性能化が日々進展している。そして、このように多機
能化や高性能化が進展したPPCなどは、故障すると一
般ユーザでは修復困難であるため、ユーザサイドに設置
したPPC等を下位装置としてメーカサイドに設置した
上位装置である中央制御装置に通信回線で接続し、PP
Cに故障などが発生すると自動や手動で中央制御装置に
所定の連絡が実行されるようにした遠隔管理システムが
提案されている。
【0003】例えば、本出願人が提案した遠隔管理シス
テムは、各種のデータ処理を実行する多数の下位装置で
あるPPCと、これら多数のPPCから各種データを受
信して各種のデータ処理を実行する一個のデータ通信装
置とを多数のユーザサイドの各々に設置し、このような
多数のユーザサイドの各々に設置されたデータ通信装置
から各種データを受信して各種のデータ処理を実行する
上位装置である中央制御装置をメーカサイドであるサー
ビスセンタに設置した構造などとなっている。
【0004】そして、このような遠隔管理システムのP
PCは、例えば、原稿用紙の画像データを読取走査する
イメージスキャナや画像データを印刷用紙に印刷出力す
るプリンタ部などを可動機構として具備しており、OS
(Operating System)などの各種データを固定的に予め記
憶したROM(Read Only Memory)、設定データなどの各
種データを更新自在に一時記憶する可変記憶手段である
RAM(Random AccessMemory)、設定データなどの各種
データが操作入力されるキーボード、各種データを外部
と通信するI/F(Interface)、各種データに基づいて
複写動作等のデータ処理を実行するCPU(Central Pro
cessing Unit)等を回路機構として具備している。
【0005】なお、このようなPPCと各種データを通
信するデータ通信装置や中央制御装置等の回路構成は、
イメージスキャナやプリンタ部などの可動機構を具備し
ない他は上述したPPCと略同等になっている。
【0006】そこで、上述のような遠隔管理システムの
PPCは、例えば、ROMやRAMの記憶データやキー
ボードの入力データに基づいてイメージスキャナやプリ
ンタ部を駆動することで複写動作などを実行するように
なっている。そして、このような遠隔管理システム等の
PPCなどには、一般ユーザでは修復困難な故障の発生
や、消耗部品の交換時期の到来や、サービスエンジニア
を呼出す手動操作などを、予め設定された条件の発生と
して検知する条件検知手段が各種センサやCPU等で設
けられている。さらに、このような遠隔管理システム等
のPPCなどには、このCPU等の条件検知手段の検知
出力に対応して、故障内容や部品名称や報知データなど
の各種データを中央制御装置やデータ通信装置と通信回
線で通信するデータ通信手段がRAMやCPU等で設け
られている。
【0007】このようにすることで、この遠隔管理シス
テムでは、一般ユーザが使用するPPCに発生した故障
や部品寿命を条件検知手段が検知すると、その内容を示
す各種データをデータ通信手段が自動的にメーカサイド
の中央制御装置に通信回線で送信するので、このメーカ
サイドは必要な部品を所持したサービスエンジニアをユ
ーザサイドに迅速に派遣するようなことができる。
【0008】さらに、この遠隔管理システムでは、例え
ば、複雑な操作方法が不明な一般ユーザがPPCのサー
ビスコール等の所定のスイッチを手動操作すると、この
手動操作を条件検知手段が検知することでデータ通信手
段がサービスエンジニアを呼出す各種データをメーカサ
イドの中央制御装置に通信回線で送信するので、一般ユ
ーザは煩雑な電話連絡などを要することなく簡易にサー
ビスエンジニアを呼出すことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した遠隔管理シス
テム等のデータ処理装置では、ユーザサイドのPPC等
の下位装置に故障や部品寿命が発生したり、PPC等の
下位装置に一般ユーザが所定の手動操作を実行したりす
ると、これに対応した各種データが通信回線によりメー
カサイドの上位装置である中央制御装置に自動的に送信
されるので、メーカサイドはユーザサイドに簡易かつ迅
速にサービスエンジニアを派遣するようなことができ
る。
【0010】しかし、上述した遠隔管理システム等のデ
ータ処理装置では、通信回線に異常が発生してPPC等
の下位装置が送信する各種データを上位装置である中央
制御装置が受信不能となることがある。このような場
合、下位装置であるPPC等は通信回線に各種データを
送信すると共に必要な連絡を実行したことをディスプレ
イの表示画面などでユーザに報知するので、このユーザ
はメーカサイドに必要なデータが送信されていると想像
して電話連絡などを実行しないことになる。しかし、こ
れではサービスエンジニアが来訪しないことから一般ユ
ーザが事態を把握してメーカサイドに電話などで連絡す
るまでは、メーカサイドはユーザサイドにサービス業務
を実行することができないので、ユーザサイドのPPC
等の下位装置の停止状態が長大となって一般ユーザの作
業能率が低下すると共に、この一般ユーザはメーカサイ
ドに不信感を覚えることになる。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
単独で稼働する下位装置に上位装置を通信回線で接続
し、前記下位装置に予め設定された条件の発生を検知す
る条件検知手段を設け、この条件検知手段の検知出力に
対応して前記通信回線で前記上位装置と各種データを通
信するデータ通信手段を前記下位装置に設けたデータ処
理装置において、前記下位装置に前記データ通信手段の
通信状況を判定する通信判定手段を設け、この通信判定
手段の判定結果に対応して予め設定された報知データを
出力するデータ報知手段を前記下位装置に設けた。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、下位装置にデータ通信手段の通信状況を一
つのデータ通信の最中に経時的に逐次判定する通信判定
手段を設け、この通信判定手段の判定結果に対応して予
め設定された複数の報知データを選択的に逐次出力する
データ報知手段を前記下位装置に設けた。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、下位装置に通信判定手段の判定結果
を一時記憶する結果記憶手段を設け、この結果記憶手段
が判定結果を一時記憶した状態で再起動を検知すると前
記結果記憶手段から判定結果を読出してデータ報知手段
に出力する報知継続手段を前記下位装置に設けた。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、下位装置のデータ報知手段のデ
ータ出力を遠隔操作で変更する遠隔操作手段を上位装置
に設けた。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明において、下位装置に予め設定された
特定の手動操作を検知するとデータ報知手段のデータ出
力を停止する手動停止手段を設けた。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1,2,
3,4又は5記載の発明において、下位装置にデータ報
知手段のデータ出力の継続中は予め設定された特定の処
理動作を開始不能に規制する動作規制手段を設けた。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明は、下位装置の通信判定手
段がデータ通信手段の通信状況を判定し、この判定結果
に対応して予め設定された報知データを下位装置のデー
タ報知手段が出力することにより、例えば、通信回線に
異常が発生して下位装置の送信データを上位装置が受信
不能となっても、この通信状況を示す報知データが下位
装置でユーザなどに出力される。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、下位装置の通信判定手段がデータ通信手段
の通信状況を一つのデータ通信の最中に経時的に逐次判
定し、この判定結果に対応して予め設定された複数の報
知データを下位装置のデータ報知手段が選択的に逐次出
力することにより、例えば、通信回線に異常が発生して
下位装置の送信データを上位装置が受信不能となって
も、この通信状況を示す報知データが下位装置でユーザ
などに経時的に逐次出力される。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、下位装置の結果記憶手段が通信判定
手段の判定結果を一時記憶し、この判定結果を結果記憶
手段が一時記憶した状態で再起動を検知すると下位装置
の報知継続手段が結果記憶手段から判定結果を読出して
データ報知手段に出力することにより、例えば、異常事
態を発生して作業不能となった下位装置の作動を一人の
ユーザが停止させ、他のユーザが後日に下位装置の本体
電源を投入したような場合でも、発生している異常事態
の報知データがユーザに出力される。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、下位装置のデータ報知手段のデ
ータ出力を上位装置の遠隔操作手段が遠隔操作で変更す
ることにより、例えば、下位装置の異常事態を確認した
ユーザがメーカサイドに電話連絡を実行したような場
合、この電話連絡を受信したメーカサイドが上位装置の
遠隔操作で下位装置のデータ報知手段の報知データを適
正に変更することができる。
【0021】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明において、下位装置の手動停止手段が
予め設定された特定の手動操作を検知するとデータ報知
手段のデータ出力を停止することにより、例えば、下位
装置においてはユーザが特定の手動操作を実行するまで
はデータ報知手段に報知データを継続的に出力するよう
なことができる。
【0022】請求項6記載の発明は、請求項1,2,
3,4又は5記載の発明において、下位装置の動作規制
手段がデータ報知手段のデータ出力の継続中は予め設定
された特定の処理動作を開始不能に規制することによ
り、例えば、下位装置においてはデータ報知手段のデー
タ出力の継続中は複写動作やモード設定などを開始でき
ないようにすることができる。
【0023】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、本実施例で例示するデータ処理装置である遠
隔管理システム1は、図1に例示するように、メーカサ
イドのサービスセンタ(図示せず)などに設置された上
位装置である中央制御装置2と、ユーザサイド(図示せ
ず)の所定位置に設置されたデータ通信装置3とを、P
STN(Public Switched Telephone Network)等の通信
回線4で接続し、前記ユーザサイド内の所定位置に設置
された前記データ通信装置3と現場各所に設置されたP
PC(Plane Paper Copy)5とを、LAN(Local Area Ne
twork)等の通信回線6でマルチドロップ接続した構造と
なっている。
【0024】ここで、本実施例の遠隔管理システム1の
前記データ通信装置3は、図2に例示するように、前記
中央制御装置2に前記通信回線4で接続された回線制御
部7を、相互にも接続されたオートダイアラ部8と通信
制御部9とに接続し、この通信制御部9を前記通信回線
6で前記PPC5に接続した構造となっており、前記回
線制御部7には別体の電話機10やファクシミリ(図示
せず)などが接続されている。
【0025】そして、本実施例の遠隔管理システム1の
前記PPC5では、回路的には図3に例示するように、
前記データ通信装置3や他の前記PPC5に前記通信回
線6で接続されたPI(Personal Interface)11に、各
種データに基づいて複写動作等のデータ処理を実行する
CPU12、OSなどの各種データを固定的に予め記憶
したROM13、設定データなどの各種データを更新自
在に一時記憶するRAM14、バックアップ電源(図示
せず)を具備して各種データを更新自在に一時記憶する
NVRAM(NO Volatilization Random Access Memory)
15、通信制御ユニット16、入出力ポート17等が、
システムバス18で接続されている。さらに、このPP
C5では、前記通信制御ユニット16と前記入出力ポー
ト17とに、キーボード19とディスプレイ20とを具
備した操作パネル21、原稿用紙(図示せず)の画像デ
ータを読取走査するイメージスキャナ22、画像データ
を印刷用紙(図示せず)に印刷出力するプリンタ部23
等の各種ユニットが接続されている。
【0026】なお、このPPC5では、前記プリンタ部
23の稼働量を示す複写動作に連動して印刷枚数からな
る数量データを前記CPU12が自動的に積算して出力
するようになっており、このCPU12等が出力する印
刷枚数からなる数量データを前記NVRAM15が自動
的に更新自在に一時記憶するようになっている。なお、
このPPC5の前記NVRAM15には、用紙枚数から
なる数量データの他、PPC5の識別用のデバイスコー
ド、中央制御装置2の電話番号、回線不良に対する再発
呼の回数と間隔、数量データの送信履歴等が格納される
ようになっている。
【0027】さらに、このPPC5の前記PI11は、
図4に例示するように、前記データ通信装置3や他の前
記PPC5に前記通信回線6で接続された通信制御ユニ
ット24に、前記CPU12と直接的に通信して割込む
機能を具備するCPU25、前記システムバス18に接
続されたデュアルポートメモリ26、前記システムバス
18に接続された多数のレジスタ27、前記システムバ
ス18に接続された入力ポート28等をローカルバス2
9で接続し、前記入力ポート28にコード設定スイッチ
30を接続した構造となっている。
【0028】なお、このPPC5の前記PI11は、通
信する各種データの内容に対する判断や処理は実行せ
ず、所定の通信プロトコルに関連する処理のみを実行す
ることで、前記CPU12の通信処理の作業負担を軽減
するようになっている。ここで、このPPC5の前記P
I11が実行する処理は、例えば、 1.ポーリングメッセージとセレクティングメッセージ
との監視 2.肯定応答と否定応答との処理 3.パリティチェック 4.データ通信装置から受信するテキストデータの再送
要求の処理 5.テキストデータのヘッダデータの処理 6.受信した処理コードの正当性のチェック などとして設定されている。
【0029】また、このPPC5の前記操作パネル21
は、図5に例示するように、各種データが操作入力され
る前記キーボード19の一部として各種データを表示出
力する前記ディスプレイ20を組込んだ構造となってお
り、前記キーボード19には、前記ディスプレイ20の
コントラストを調節するボリューム31、前記ディスプ
レイ20に動作モードの表示を指定するモード確認キー
32、前記ディスプレイ20の表示形態を切替える画面
切替キー33、ユーザプログラムの呼出しを指定する呼
出しキー34、ユーザプログラムの登録を指定する登録
キー35、前記ディスプレイ20にガイダンスの表示を
指定するガイダンスキー36、複写枚数などを置数する
テンキー37、置数クリアや複写中止などを指定するク
リアキー38、置数設定の確定を指定するエンターキー
39、割込複写の開始を指定する割込キー40、予熱開
始と中断とを指定する予熱キー41、複写開始を指定す
るスタートキー42等が形成されている。
【0030】また、このPPC5の前記操作パネル21
の前記ディスプレイ20は、例えば、ドットマトリクス
形式のLCD(Liquid Crystal Display)と透明キーボー
ドとを重複させたタッチパネルなどで形成されており、
図6ないし図12に例示するように、予め設定されたフ
ォーマットで各種画像を自在に表示すると共に手動操作
を検知するようになっている。
【0031】そして、この遠隔管理システム1の前記P
PC5では、一般ユーザでは修復困難な故障の発生や、
消耗部品の交換時期の到来や、サービスエンジニアを呼
出す前記操作パネル21の手動操作などを、予め設定さ
れた条件の発生として検知する条件検知手段が、各種セ
ンサや前記ROM13や前記CPU12等で形成されて
いる。さらに、このPPC5では、前記CPU12等の
条件検知手段の検知出力に対応して通信回線4,6で中
央制御装置2と各種データを通信するデータ通信手段
が、前記ROM13や前記RAM14や前記CPU12
や前記PI11等で形成されている。
【0032】さらに、この遠隔管理システム1の前記P
PC5では、請求項1及び2記載の発明を実施するた
め、前記PI11等のデータ通信手段の通信状況を一つ
のデータ通信の最中に経時的に逐次判定する通信判定手
段が前記CPU12等で形成されており、図7ないし図
12に例示したように、このCPU12等の通信判定手
段の判定結果に対応して各種の表示画像などで予め設定
された複数の報知データを選択的に逐次出力するデータ
報知手段が、前記ROM13や前記RAM14や前記C
PU12や前記ディスプレイ20等で形成されている。
【0033】また、この遠隔管理システム1の前記PP
C5では、請求項3記載の発明を実施するため、前記C
PU12等の通信判定手段の判定結果を一時記憶する結
果記憶手段が前記NVRAM15等で形成されており、
このNVRAM15等の結果記憶手段が判定結果を一時
記憶した状態で再起動を検知すると、このNVRAM1
5等の結果記憶手段から判定結果を読出して前記ディス
プレイ20等のデータ報知手段に出力する報知継続手段
が、前記CPU12等で形成されている。
【0034】さらに、この遠隔管理システム1の前記P
PC5では、請求項5記載の発明を実施するため、予め
設定された特定の手動操作を検知すると前記ディスプレ
イ20等のデータ報知手段のデータ出力を停止する手動
停止手段が、前記キーボード19や前記CPU12等で
形成されている。
【0035】また、この遠隔管理システム1の前記PP
C5では、請求項6記載の発明を実施するため、前記デ
ィスプレイ20等のデータ報知手段のデータ出力の継続
中は、複写動作などの予め設定された特定の処理動作を
開始不能に規制する動作規制手段が、前記CPU12等
で形成されている。
【0036】なお、この遠隔管理システム1では、上述
のような構造のPPC5と各種データを通信する前記中
央制御装置2は、前記イメージスキャナ22や前記プリ
ンタ部23などの複写動作用の可動機構を具備しない他
は、前記PPC5と略同等になっている。そして、この
遠隔管理システム1の前記中央制御装置2では、請求項
4記載の発明を実施するため、前記PPC5の前記ディ
スプレイ20等のデータ報知手段のデータ出力を遠隔操
作で変更する遠隔操作手段が、そのCPU(図示せず)
等で形成されている。
【0037】このような構成において、この遠隔管理シ
ステム1のPPC5は、例えば、ROM13やRAM1
4,15の記憶データやキーボード19の入力データに
基づいてイメージスキャナ22やプリンタ部23を駆動
することで複写動作などを実行し、この複写動作で使用
した印刷用紙の枚数を機械式と電子式との枚数カウンタ
で積算するようになっている。そして、このPPC5の
電子式の枚数カウンタとなるNVRAM15が記録した
用紙枚数の数量データをデータ通信装置3が適宜読出し
て中央制御装置2に伝送することで、この中央制御装置
2はPPC5の部品寿命を簡易に集計して高効率な品質
管理が実行できるようになっており、PPC5の稼働量
を随時管理して高効率な定期メンテナンスも実行できる
ようになっている。
【0038】より詳細には、この遠隔管理システム1の
データ通信装置3には、実際にはPPC5の複写モード
の各々に対してRAM等で第一・第二の可変記憶手段
(図示せず)が設けられており、例えば、一日一回の定
時のセレクティングなどでPPC5から数量データを読
出して第一の可変記憶手段に格納するようになってい
る。そして、このデータ通信装置3が、上述のように第
一の可変記憶手段で一時記憶した数量データを一月一回
の定時動作などで第二の可変記憶手段に複写すると、こ
の複写後の所定タイミングで中央制御装置2がセレクテ
ィングを実行して第二の可変記憶手段の数量データを読
出すようになっている。
【0039】つまり、このような遠隔管理システム1の
PPC5などの使用状況においては、一般的に製造メー
カは一般ユーザと保守契約することで各種のメンテナン
スを実行しているが、例えば、この保守契約の費用はP
PC5の稼働量に基づいて算定する必要があるので、こ
の稼働量を中央制御装置2が遠隔操作で受信するPPC
5の用紙枚数の数量データなどに基づいて算出するよう
になっている。
【0040】なお、この遠隔管理システム1では、中央
制御装置2とデータ通信装置3とPPC5とが必要に応
じて各種データを通信するようになっているが、中央制
御装置2とデータ通信装置3とが通信するテキストデー
タは、図13に例示するように、SYS(Synchronous I
dle)やSOH(Start of Heading)やシリアルナンバーや
STX(Start of Character)等が先頭部に付加されてお
り、ETB(End of Transmission Block)/ETX(End
of Text)やLRC(Longitudinal RedundancyCheck)
等が末尾部に付加されている。そして、このようなテキ
ストデータは、IDコードや識別コード等を先頭部に設
定して多数のデータレコードを連設した構造となってお
り、これらのデータレコードや各コードの境界に
は“;”からなるセパレータが挿入されている。
【0041】ここで、このテキストデータの先頭部に付
加されたシリアルナンバーは、一回のポーリングやセレ
クティングでの送信ブロック番号で“01,02〜99,00”
などとして設定されている。また、このテキストデータ
の先頭部のIDコードはデータ通信装置3の各々に予め
個別に設定されてポーリングやセレクティングの対象識
別に利用されるようになっている。そして、上述のよう
な構造のテキストデータの多数のデータレコードは、図
13に例示したように、データコードとデータ部桁数と
データ部とで各々形成されているが、これらのデータの
内容は下記の表1に例示する内容などとして設定されて
いる。
【0042】
【表1】
【0043】さらに、この遠隔管理システム1でデータ
通信装置3の通信制御部9とPPC5のPI11とが通
信するテキストデータは、図14に例示するように、中
央制御装置2とデータ通信装置3とが通信するテキスト
データと略同様な構造となっている。ここで、このPP
C5とデータ通信装置3とが通信するテキストデータの
先頭部には、処理コードとデバイスコードとが設定され
ているが、このデバイスコードはコード設定スイッチ3
0でPPC5の各々に個別に設定されてポーリングやセ
レクティングの対象識別に利用されるようになってお
り、先頭部の処理コードは通信目的を示す二桁のコード
で下記の表2に例示する内容などとして設定されてい
る。
【0044】
【表2】
【0045】また、この遠隔管理システム1でPPC5
のPI11からCPU12に伝送するテキストデータ
は、図15に例示するように、データ通信装置3から受
信したテキストデータと略同様な構造となっており、こ
のテキストデータからヘッダデータとデバイスコードと
パリティデータとを削除した形態となっている。
【0046】そして、この遠隔管理システム1は、上述
のような各種データを利用して中央制御装置2とデータ
通信装置3とPPC5とが必要に応じて各種形態で通信
するようになっているが、データ通信装置3は中央制御
装置2から通信要求を受信するまでは複数のPPC5と
順次通信している。
【0047】つまり、このデータ通信装置3は、図16
に例示するように、複数のPPC5にポーリングを実行
するので、このポーリングに対して自身のデバイスコー
ドを検知したPPC5は、図17に例示するように、送
信要求の有無に対応して予め設定された特定コードをデ
ータ通信装置3に返信する。そこで、上述のようにして
PPC5から肯定応答を受信したデータ通信装置3は、
図16に例示したように、そのPPC5にセレクティン
グを実行するので、これを受信したPPC5は、図17
に例示したように、その対応の可否を判定して予め設定
された特定コードをデータ通信装置3に返信する。そし
て、このPPC5からセレクティングに対する肯定応答
を受信したデータ通信装置3は、図16に例示したよう
に、そのPPC5と各種データの通信処理を開始し、こ
の通信終了の完了後に次のPPCにポーリングを開始す
る。
【0048】なお、この遠隔管理システム1では、PP
C5はポーリングの受信時に送信データを有しない場合
や、セレクティングの受信時に対応不能な場合には、図
17に例示したように、否定応答をデータ通信装置3に
返信するようになっている。そして、図16に例示した
ように、上述したポーリングやセレクティングでPPC
5から肯定応答を受信できないデータ通信装置3は、否
定応答の受信とタイムアウトとの一方を検知するまで処
理動作を中断してから次のPPC5にポーリングを開始
するようになっている。
【0049】そして、この遠隔管理システム1では、上
述のようにしてデータ通信装置3が順次通信するPPC
5が、一般ユーザでは修復困難な故障の発生や、消耗部
品の交換回数や交換時間の到来や、サービスエンジニア
を呼出す操作パネル21の手動操作などを、各種センサ
やROM13やCPU12等からなる条件検知手段が予
め設定された条件の発生として検知すると、ROM13
やRAM14やCPU12やPI11からなるデータ通
信手段が、通信回線4,6やデータ通信装置3で中央制
御装置2に各種のテキストデータを通信するようになっ
ている。
【0050】この時、上述のようなテキストデータを仲
介するデータ通信装置3は、PPC5に作業不能となる
致命的な故障が発生したことや、PPC5の操作パネル
21の手動操作でサービスエンジニアが呼出されたこと
などを検知した場合は、これらの発生を中央制御装置2
に即時に自発呼するようになっている。また、このデー
タ通信装置3は、PPC5の部品の使用回数や使用時間
が交換回数や交換時間に接近したことや、PPC5のエ
ラーセンサの検出値が許容値に接近したことなどを検知
した場合は、これらの発生を中央制御装置2に特定時間
に自発呼するようになっている。
【0051】そこで、上述のような異常事態がユーザサ
イドのPPC5に発生したことがメーカサイドの中央制
御装置2に連絡される場合の、遠隔管理システム1の各
種の処理動作を以下に詳述する。まず、この遠隔管理シ
ステム1のPPC5は、図18に例示するように、本体
電源が投入されると、CPU12等の条件検知手段が、
初期設定の一部として故障の発生や部品寿命などの発生
の有無を確認し、このような異常事態を予め設定された
条件の発生として検知した場合は、これに対応した送信
データとして通報状況問合せデータがRAM14の特定
領域に設定され、異常事態の発生をCPU12等の条件
検知手段が検知しない場合は、初期設定を完了して通常
の動作状態に移行する。
【0052】そこで、このPPC5は、上述のような通
常の動作状態の継続中に、CPU12等の条件検知手段
が、本体電源の終了まで異常状態の発生を繰返し監視す
るようになっている。そこで、このようなPPC5のC
PU12等の条件検知手段が、故障や部品寿命やサービ
スコールの手動操作などを、予め設定された条件の発生
として検知すると、その異常事態に対応した報知データ
がガイダンスの画像データとしてデータ報知手段である
ディスプレイ20の表示で報知出力される。そして、こ
の報知出力を実行したPPC5は、通報表示フラグをR
AM14の作業領域に設定することでデータ報知の無用
な繰返しを防止し、その異常状態に対応した送信データ
として異常送信データやサービスコールデータをRAM
14の特定領域に設定する。
【0053】この時、このPPC5では、CPU12等
の条件検知手段が故障や部品寿命などを検知した場合
は、図7に例示したように、“下記の個所が故障です。
サービスと交信中です。しばらくおまちください。 照
明系 SC100”などのガイダンスの画像データが報
知データとしてデータ報知手段であるディスプレイ20
に表示されるようになっている。
【0054】また、このPPC5では、キーボード19
の所定の手動操作をCPU12等の条件検知手段が検知
した場合は、図10に例示したように、“#キーを押す
とサービスセンターに自動通報されます。”のガイダン
スと“#”のタッチキーとの画像データが報知データと
してデータ報知手段であるディスプレイ20に表示され
るようになっており、この“#”のタッチキーの手動操
作をCPU12等の条件検知手段が検知した場合は、図
11に例示したように、“サービスへ通報しました。
照明系 SC100 連絡先 1234567890123456789”
などのガイダンスと“確認”のタッチキーとの画像デー
タが報知データとしてデータ報知手段であるディスプレ
イ20に表示されるようになっている。
【0055】そこで、この遠隔管理システム1では、図
16及び図17に例示したように、データ通信装置3は
多数のPPC5にポーリングを実行しているので、上述
のように異常状態が発生して送信データをRAM14に
設定したPPC5は、ポーリングされるとデータ通信装
置3に肯定応答を送信することになり、この肯定応答を
受信したデータ通信装置3は、ポーリングを中断してセ
レクティングを開始する。
【0056】そして、このセレクティングでPPC5と
通信して送信データを受信したデータ通信装置3は、図
19に例示するように、その送信データの内容を解析し
て自発呼の必要の有無を判断し、これが必要な場合は前
述のようなタイミングで中央制御装置2に自発呼するこ
とになる。この時、このデータ通信装置3は、中央制御
装置2との通信状況を一つのデータ通信の最中に経時的
に監視しており、通信開始、通信完了、通信不良などが
発生すると、PPC5をセレクティングして通信状況を
逐次送信するようになっている。なお、このデータ通信
装置3は、PPC5から受信した送信データが自発呼が
不要な通報状況の問合せデータの場合は、その通報状況
を確認してPPC5に所定の返答を送信するようになっ
ている。
【0057】そこで、データ通信装置3に送信データを
送信したPPC5は、図20に例示するように、その送
信の完了後にデータ通信装置3から通信状況を逐次受信
するので、この受信データが交信開始を示す場合は、図
7に例示したように、交信中を示すガイダンスを報知デ
ータとしてディスプレイ20に表示出力する。さらに、
このPPC5は、図20に例示したように、上述のよう
なガイダンスの表示出力を実行すると、モード設定や複
写動作などを禁止するフラグをRAM14の作業領域に
設定し、RAM14の作業領域に送信データとして設定
された異常送信データやサービス呼出データを解除し、
RAM14の作業領域に通報表示フラグを設定する。
【0058】そして、上述のように交信中を示すガイダ
ンスをディスプレイ20に継続的に表示出力しているP
PC5は、データ通信装置3から交信完了を受信する
と、図8及び図11に例示したように、交信完了を示す
ガイダンスを報知データとしてディスプレイ20に表示
出力し、図20に例示したように、以下は上述した内容
と同様な処理を実行する。
【0059】さらに、前述のように交信中を示すガイダ
ンスをディスプレイ20に継続的に表示出力しているP
PC5は、データ通信装置3から交信不良を受信する
と、図9及び図12に例示したように、交信不良を示す
ガイダンスを報知データとしてディスプレイ20に表示
出力し、図20に例示したように、以下は上述した内容
と同様な処理を実行する。
【0060】なお、データ通信装置3との通信後に上述
のような交信中や交信完了や交信不良などを検知しない
PPC5は、ディスプレイ20の表示画面を初期化し、
RAM14の作業領域に設定されたモード設定や複写動
作などを禁止するフラグを解除してから、RAM14の
作業領域に送信データとして設定された異常送信データ
やサービス呼出データを解除し、RAM14の作業領域
に通報表示フラグを設定するようになっている。
【0061】つまり、この遠隔管理システム1では、請
求項1記載の発明を実施するため、上述のようにPPC
5のCPU12等の通信判定手段が中央制御装置2との
通信状況を判定し、この判定結果に対応して予め設定さ
れた報知データをPPC5のディスプレイ20が表示出
力するようになっているので、例えば、通信回線4,6
に異常が発生してPPC5の送信データを中央制御装置
2が受信不能となっても、この通信状況を示すガイダン
スがPPC5のディスプレイ20に表示出力されてユー
ザに報知される。そこで、このユーザは事態を簡易かつ
迅速に把握して製造メーカに電話連絡などを実行するこ
とができ、製造メーカは一般ユーザにサービス業務を迅
速に実行することができるので、ユーザサイドのPPC
5の停止状態を短縮して一般ユーザの作業能率の向上に
寄与することができると共に、この製造メーカは一般ユ
ーザに信頼感を提供することができる。
【0062】しかも、この遠隔管理システム1では、請
求項2記載の発明を実施するため、上述のようにPPC
5のCPU12等の通信判定手段が中央制御装置2との
通信状況を一つのデータ通信の最中に経時的に逐次判定
し、この判定結果に対応して予め設定された複数の報知
データをPPC5のディスプレイ20が選択的に逐次出
力するようになっているので、通信状況をPPC5のユ
ーザに経時的に逐次報知することができ、より良好な信
頼感を製造メーカは一般ユーザに提供することができ
る。
【0063】さらに、この遠隔管理システム1では、請
求項3記載の発明を実施するため、PPC5のNVRA
M15がCPU12等の通信判定手段の判定結果を一時
記憶し、この判定結果をNVRAM15が一時記憶した
状態で本体電源の投入等により再起動を検知すると、P
PC5のCPU12等の報知継続手段がNVRAM15
から判定結果を読出してディスプレイ20に出力するよ
うになっている。
【0064】このようにすることで、例えば、異常事態
を発生して作業不能となったPPC5の作動を一人のユ
ーザが停止させ、他のユーザが後日にPPC5の本体電
源を投入したような場合でも、発生している異常事態の
報知データがディスプレイ20に表示出力されるので、
そのユーザにPPC5に発生した異常事態を確実に報知
することができる。
【0065】なお、本実施例の遠隔管理システム1で
は、PPC5の報知データをガイダンスの表示画像で出
力するディスプレイ20でデータ報知手段を形成するこ
とを例示したが、本発明は上記実施例に限定されるもの
ではなく、上述のような報知データを音声出力する音声
合成装置(図示せず)や、報知データを点滅で出力する
パイロットランプや、報知データを単音で出力するブザ
ーなどでもデータ報知手段を実施可能である。また、こ
のようなディスプレイ20等によるデータ報知手段の継
続的なデータ出力を、例えば、所定時間の経過後に自動
的に終了することで、前述したようなPPC5の各種フ
ラグの設定や解除などのデータ処理を簡略化することも
実施可能である。
【0066】さらに、本実施例の遠隔管理システム1で
は、請求項4記載の発明を実施するため、PPC5のデ
ィスプレイ20のデータ出力を中央制御装置2のCPU
等の遠隔操作手段が遠隔操作で変更するようになってい
るので、例えば、PPC5の異常事態を確認したユーザ
が製造メーカに電話連絡を実行したような場合、この電
話連絡を受信した製造メーカが中央制御装置2の遠隔操
作でPPC5のディスプレイ20の表示データを適正に
変更することができるので、複数のユーザによる電話連
絡の重複などを防止することができる。
【0067】また、本実施例の遠隔管理システム1で
は、請求項5記載の発明を実施するため、PPC5のC
PU12等の手動停止手段が予め設定された特定の手動
操作を検知すると、ディスプレイ20のデータ出力を停
止するようになっているので、例えば、PPC5におい
てはユーザがキーボード19などで特定の手動操作を実
行するまではディスプレイ20に報知データを継続的に
出力するようなことができるので、ユーザに対するデー
タ報知を確実にすることができる。
【0068】さらに、本実施例の遠隔管理システム1で
は、請求項6記載の発明を実施するため、上述のような
PPC5のディスプレイ20のデータ出力の継続中は、
CPU12等の動作規制手段が、複写動作やモード設定
などの予め設定された特定の処理動作を開始不能に規制
するようになっているので、例えば、PPC5において
はディスプレイ20のデータ出力の継続中は複写動作や
モード設定などを開始できず、この開始を要望するユー
ザにデータ報知を確実にすることができる。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、単独で稼働する
下位装置に上位装置を通信回線で接続し、前記下位装置
に予め設定された条件の発生を検知する条件検知手段を
設け、この条件検知手段の検知出力に対応して前記通信
回線で前記上位装置と各種データを通信するデータ通信
手段を前記下位装置に設けたデータ処理装置において、
前記下位装置に前記データ通信手段の通信状況を判定す
る通信判定手段を設け、この通信判定手段の判定結果に
対応して予め設定された報知データを出力するデータ報
知手段を前記下位装置に設けたことにより、例えば、通
信回線に異常が発生して下位装置の送信データを上位装
置が受信不能となっても、この通信状況を示す報知デー
タが下位装置でユーザなどに出力されるので、このユー
ザは事態を簡易かつ迅速に把握してメーカサイドなどに
電話連絡などを実行することができ、下位装置の停止状
態を短縮して一般ユーザの作業能率の向上に寄与するこ
とができ、そのメーカサイドなどは一般ユーザに信頼感
を提供することができる等の効果を有するものである。
【0070】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、下位装置にデータ通信手段の通信状況を一
つのデータ通信の最中に経時的に逐次判定する通信判定
手段を設け、この通信判定手段の判定結果に対応して予
め設定された複数の報知データを選択的に逐次出力する
データ報知手段を前記下位装置に設けたことにより、例
えば、通信回線に異常が発生して下位装置の送信データ
を上位装置が受信不能となっても、この通信状況を示す
報知データが下位装置でユーザなどに経時的に逐次出力
されるので、このユーザは事態を経時的に把握してメー
カサイドなどに電話連絡などを逐次実行することがで
き、下位装置の停止状態を短縮して一般ユーザの作業能
率の向上に寄与することができ、そのメーカサイドなど
は一般ユーザに信頼感を提供することができる等の効果
を有するものである。
【0071】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、下位装置に通信判定手段の判定結果
を一時記憶する結果記憶手段を設け、この結果記憶手段
が判定結果を一時記憶した状態で再起動を検知すると前
記結果記憶手段から判定結果を読出してデータ報知手段
に出力する報知継続手段を前記下位装置に設けたことに
より、例えば、異常事態を発生して作業不能となった下
位装置の作動を一人のユーザが終了し、他のユーザが後
日に下位装置の本体電源を投入したような場合でも、発
生している異常事態の報知データがユーザに出力される
ので、そのユーザに下位装置に発生した異常事態を確実
に報知することができる等の効果を有するものである。
【0072】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、下位装置のデータ報知手段のデ
ータ出力を遠隔操作で変更する遠隔操作手段を上位装置
に設けたことにより、例えば、下位装置の異常事態を確
認したユーザがメーカサイドに電話連絡を実行したよう
な場合、この電話連絡を受信したメーカサイドが上位装
置の遠隔操作で下位装置のデータ報知手段の報知データ
を適正に変更することができるので、複数のユーザによ
る電話連絡の重複などを防止することができる等の効果
を有するものである。
【0073】請求項5記載の発明は、請求項1,2,3
又は4記載の発明において、下位装置に予め設定された
特定の手動操作を検知するとデータ報知手段のデータ出
力を停止する手動停止手段を設けたことにより、例え
ば、下位装置においてはユーザが特定の手動操作を実行
するまではデータ報知手段に報知データを継続的に出力
するようなことができるので、ユーザに対するデータ報
知を確実にすることができる等の効果を有するものであ
る。
【0074】請求項6記載の発明は、請求項1,2,
3,4又は5記載の発明において、下位装置にデータ報
知手段のデータ出力の継続中は予め設定された特定の処
理動作を開始不能に規制する動作規制手段を設けたこと
により、例えば、下位装置においてはデータ報知手段の
データ出力の継続中は複写動作やモード設定などを開始
できないので、この開始を要望するユーザにデータ報知
を確実にすることができる等の効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ処理装置の一実施例である遠隔
管理システムの全体構造を例示するブロック図である。
【図2】データ通信装置の回路構造を例示するブロック
図である。
【図3】下位装置であるPPCの回路構造を例示するブ
ロック図である。
【図4】PPCのPIの回路構造を例示するブロック図
である。
【図5】PPCの操作パネルの外観を例示する正面図で
ある。
【図6】操作パネルのディスプレイの表示画面を例示す
る正面図である。
【図7】上位装置である中央制御装置との通信を開始し
たPPCのディスプレイの表示画面を例示する正面図で
ある。
【図8】中央制御装置との通信を完了したPPCのディ
スプレイの表示画面を例示する正面図である。
【図9】中央制御装置との通信に不良が発生したPPC
のディスプレイの表示画面を例示する正面図である。
【図10】中央制御装置との通信を開始するPPCのデ
ィスプレイの表示画面を例示する正面図である。
【図11】中央制御装置との通信を開始したPPCのデ
ィスプレイの表示画面を例示する正面図である。
【図12】中央制御装置との通信に不良が発生したPP
Cのディスプレイの表示画面を例示する正面図である。
【図13】中央制御装置とデータ通信装置とが通信する
テキストデータを例示する模式図である。
【図14】データ通信装置とPPCとが通信するテキス
トデータを例示する模式図である。
【図15】PPCが内部で通信するテキストデータを例
示する模式図である。
【図16】PPCと通信する中央制御装置の処理動作を
例示するフローチャートである。
【図17】中央制御装置と通信するPPCの処理動作を
例示するフローチャートである。
【図18】送信データを設定するPPCの処理動作を例
示するフローチャートである。
【図19】PPCから送信データを受信したデータ通信
装置の処理動作を例示するフローチャートである。
【図20】データ通信装置を介してPPCから送信デー
タを受信する中央制御装置の処理動作を例示するフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 データ処理装置 2 上位装置 4,6 通信回線 5 下位装置 11〜14 データ通信手段 12 通信判定手段、報知継続手
段、動作規制手段 12,13 条件検知手段 12〜14,20 データ報知手段 12,19 手動停止手段 15 結果記憶手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単独で稼働する下位装置に上位装置を通
    信回線で接続し、前記下位装置に予め設定された条件の
    発生を検知する条件検知手段を設け、この条件検知手段
    の検知出力に対応して前記通信回線で前記上位装置と各
    種データを通信するデータ通信手段を前記下位装置に設
    けたデータ処理装置において、前記下位装置に前記デー
    タ通信手段の通信状況を判定する通信判定手段を設け、
    この通信判定手段の判定結果に対応して予め設定された
    報知データを出力するデータ報知手段を前記下位装置に
    設けたことを特徴とするデータ処理装置。
  2. 【請求項2】 下位装置にデータ通信手段の通信状況を
    一つのデータ通信の最中に経時的に逐次判定する通信判
    定手段を設け、この通信判定手段の判定結果に対応して
    予め設定された複数の報知データを選択的に逐次出力す
    るデータ報知手段を前記下位装置に設けたことを特徴と
    する請求項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】 下位装置に通信判定手段の判定結果を一
    時記憶する結果記憶手段を設け、この結果記憶手段が判
    定結果を一時記憶した状態で再起動を検知すると前記結
    果記憶手段から判定結果を読出してデータ報知手段に出
    力する報知継続手段を前記下位装置に設けたことを特徴
    とする請求項1又は2記載のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】 下位装置のデータ報知手段のデータ出力
    を遠隔操作で変更する遠隔操作手段を上位装置に設けた
    ことを特徴とする請求項1,2又は3記載のデータ処理
    装置。
  5. 【請求項5】 下位装置に予め設定された特定の手動操
    作を検知するとデータ報知手段のデータ出力を停止する
    手動停止手段を設けたことを特徴とする請求項1,2,
    3又は4記載のデータ処理装置。
  6. 【請求項6】 下位装置にデータ報知手段のデータ出力
    の継続中は予め設定された特定の処理動作を開始不能に
    規制する動作規制手段を設けたことを特徴とする請求項
    1,2,3,4又は5記載のデータ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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