JPH11331002A - 放送信号受信装置 - Google Patents

放送信号受信装置

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JPH11331002A
JPH11331002A JP10137898A JP13789898A JPH11331002A JP H11331002 A JPH11331002 A JP H11331002A JP 10137898 A JP10137898 A JP 10137898A JP 13789898 A JP13789898 A JP 13789898A JP H11331002 A JPH11331002 A JP H11331002A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放送信号を受信して所望のプログラム情報を
選択再生することができるもとにあって、消費電力の低
減が効果的に図られることになり、携帯型とされて電池
による動作電力供給がなされるにあたって有利なものと
なす。 【解決手段】 放送信号を受信する受信部11,12,
周波数変換部13,IF増幅部17,A/D変換部1
8,ディジタル復調部19,20,プログラム選択部2
2、及び、情報再生部21,23,24,25,28に
加えて、放送信号における同期データ及び制御情報デー
タさらには複数のプログラム情報データのうちのプログ
ラム選択部22によって選択されるものを伝送する部分
が受信部11,12によって受信され得る期間以外の期
間において、少なくとも受信部11,12,周波数変換
部13及びIF増幅部17に低消費電力状態をとらせる
動作制御部32を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の特許請求の範囲に記載
された発明は、同期データ,制御情報データ及び複数の
プログラム情報データを伝送する放送信号を受信して、
受信された放送信号により伝送される複数のプログラム
情報データのうちの選択されたものに基づき、所望のプ
ログラム情報を再生することができる放送信号受信装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、“ラジオ放送”と呼ばれることが
多い音声放送は、長年の間、音声情報信号を振幅変調
(AM)音声情報信号として送信するAM音声放送,音
声情報信号を周波数変調(FM)音声情報信号として送
信するFM音声放送等のアナログ音声放送とされていた
が、近年において、音声放送を、そのもとで送受信され
る音声情報の品質を向上させるべく、音声情報信号をデ
ィジタル音声情報信号として送信するディジタル音声放
送となすことが提案されている。特に、ヨーロッパ地域
にあっては、その一部において、ディジタル音声放送
が、DAB(DigitalAudio Broadcasting) と称される
システムとして、既に実用化されている。
【0003】ディジタル音声放送のもとで送受信される
音声情報信号、即ち、ディジタル音声放送信号は、ディ
ジタル音声信号を形成する音声情報データのみならず、
それに加えて、例えば、天気予報,交通情報等を内容と
するサービス情報データをも伝送し、さらに、受信側に
おいて音声情報データに基づくディジタル音声信号ある
いはサービス情報データに基づくサービス情報を得るに
際して必要とされる制御用情報を内容とする制御情報デ
ータを伝送する。そして、ディジタル音声放送信号は、
音声情報データ,サービス情報データ,制御情報データ
等のディジタルデータが、直交周波数多重変調(Orthog
onal Frequency Divison Multi-plexing:OFDM)方
式により変調されて得られる変調波信号であり、それに
より伝送されるディジタルデータは、伝送フレームと称
されるフレーム単位が連なって構成される。
【0004】各伝送フレームは、図2のA,B及びCに
おいてその一例が示される如く、例えば、24msの時
間長を有しており、シンボル0からシンボル76までの
77シンボルから成るものとされる。シンボル0は、実
際には変調波信号が存在しないヌルシンボルとされ、ま
た、シンボル1は、同期用のリファレンスシンボルとさ
れる。ヌルシンボルであるシンボル0は、略324μs
の時間長を有し、また、シンボル1〜シンボル76の夫
々は、略312μsの時間長を有したものとされる。
【0005】そして、ヌルシンボルであるシンボル0及
び同期用のリファレンスシンボルであるシンボル1には
同期チャンネルが、シンボル1に続くシンボル2〜シン
ボル4の3シンボルにはファスト・インフォーメイショ
ン・チャンネル(FIC)が、さらに、シンボル5〜シ
ンボル76の72シンボルにはメイン・サービス・チャ
ンネル(MSC)が、夫々割当てられる。そして、同期
チャンネルにおいては、シンボル1によって、同期情報
データDRSが伝送される。また、MSCの部分は、コ
モン・インターリーブドゥ・フレーム(CIF)によっ
て構成され、それによって音声情報データ及びサービス
情報データが形成する複合データDXDが伝送される。
さらにFICの部分は、複数のファスト・インフォーメ
イション・ブロック(FIB)の連なりによって構成さ
れており、さらに、各FIBデータフィールドは、複数
のファスト・インフォーメイション・グループ(FI
G)の連なりによって構成されていて、それにより、多
重構成情報( Multi-plexConfiguration information :
MCI)及びその他の情報等の制御情報データDCD
が伝送される。
【0006】MSCによって伝送される複合データDX
Dを形成する音声情報データ及びサービス情報データの
夫々は、複数のプログラム情報データを含むものとさ
れ、例えば、MSCによって伝送される複合データDX
Dは、全体でプログラム情報データ1からプログラム情
報データN+M+2までを含むものとされる。
【0007】このような音声情報データ,サービス情報
データ,制御情報データ等のディジタルデータが、OF
DM方式により変調されて得られる変調波信号であっ
て、それにより伝送されるディジタルデータが伝送フレ
ームが連なって構成されるものとされるディジタル音声
放送信号の受信は、ディジタル音声放送信号受信装置が
用いられて行われる。
【0008】ディジタル音声放送信号受信装置にあって
は、ディジタル音声放送を行う各放送局により送信され
るディジタル音声放送信号が、選局動作によって選択受
信され、受信されたディジタル音声放送信号に対する高
周波数(RF)増幅,周波数変換,中間周波数(IF)
増幅,ディジタル復調,復号化処理等が行われて、音声
情報データ,サービス情報データ及び制御情報データが
得られ、さらに、音声情報データあるいはサービス情報
データについてのプログラム選択,復号化処理等が行わ
れて所望のプログラム情報であるディジタル音声信号あ
るいはサービスデータが再生される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の如くに、ディジ
タル音声放送信号受信装置によるディジタル音声放送信
号の受信が実際に行われる際には、通常、音声情報デー
タあるいはサービス情報データが含む複数のプログラム
情報データのうちの一つが選択され、選択されたプログ
ラム情報データに基づいて所望のプログラム情報が再生
される。従って、ディジタル音声放送信号受信装置は、
伝送される複数のプログラム情報データに基づいて夫々
得ることができる複数のプログラム情報のうちの所望の
ものの再生に要される期間だけ、正常操作状態にあれば
よいことになるが、実際には、所望のプログラム情報以
外の各プログラム情報の再生に要される期間においても
正常操作状態におかれている。
【0010】それゆえ、ディジタル音声放送信号受信装
置は、正常操作状態におかれることが必要とされない、
所望のプログラム情報以外の各プログラム情報の再生に
要される期間においても、正常操作状態におかれること
が必要とされる、所望のプログラム情報の再生に要され
る期間と同様の電力消費を生じることになる。このこと
は、ディジタル音声放送信号受信装置の単位時間当たり
の電力消費が比較的大であることからして、従来のディ
ジタル音声放送信号受信装置にあっては、携帯型とされ
て電池による動作電力供給が行われるものとされるにあ
たっての障害となっている。即ち、従来のディジタル音
声放送信号受信装置を携帯型にして、電池による動作電
力供給が比較的長時間行われるようにすることが、困難
とされているのである。
【0011】斯かる点に鑑み、本願の特許請求の範囲に
記載された発明は、同期データ,制御情報データ及び複
数のプログラム情報データを伝送する放送信号を受信し
て、受信された放送信号により伝送される複数のプログ
ラム情報データのうちの選択されたものに基づき、所望
のプログラム情報を再生することができるもとにあっ
て、消費電力の低減が効果的に図られることになり、携
帯型とされて電池による動作電力供給がなされるにあた
って有利な放送信号受信装置を提供する。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項10までのいずれかに記載さ
れた発明に係る放送信号受信装置は、同期データ,制御
情報データ及び複数のプログラム情報データを伝送する
放送信号を受信する受信部と、受信部により受信された
放送信号に周波数変換を施してIF信号を得る周波数変
換部と、IF信号を増幅するIF増幅部と、IF増幅部
からのIF信号についてのアナログ/ディジタル変換を
行ってディジタルIF信号を得るアナログ/ディジタル
変換部と、ディジタルIF信号にディジタル復調処理を
施すディジタル復調部と、ディジタル復調部から得られ
る複数のプログラム情報データのうちのいずれかを選択
するプログラム選択部と、プログラム選択部によって選
択されたプログラム情報データに復調処理を施してプロ
グラム情報を再生する情報再生部と、動作制御部とを備
え、動作制御部が、放送信号における同期データ及び制
御情報データさらには複数のプログラム情報データのう
ちのプログラム選択部によって選択されるものを伝送す
る部分が受信部によって受信され得る期間以外の期間に
おいて、少なくとも受信部,周波数変換部及びIF増幅
部に低消費電力状態をとらせるものとされて、構成され
る。
【0013】特に、本願の特許請求の範囲における請求
項5または6に記載された発明に係る放送信号受信装置
は、IF増幅部に自動利得制御信号を供給する自動利得
制御部が備えられ、動作制御部が、受信部,周波数変換
部及びIF増幅部を非動作状態となすとき、自動利得制
御部に、受信部,周波数変換部及びIF増幅部が非動作
状態とされる直前における自動利得制御信号を保持する
状態をとらせるものとされて、構成される。
【0014】このように構成される本願の特許請求の範
囲における請求項1から請求項10までのいずれかに記
載された発明に係る放送信号受信装置においては、受信
部によって放送信号における同期データ及び制御情報デ
ータさらには複数のプログラム情報データのうちのプロ
グラム選択部によって選択されるものを伝送する部分が
受信され得る期間以外の期間において、動作制御部によ
る、少なくとも受信部,周波数変換部及びIF増幅部に
低消費電力状態をとらせる制御動作が行われる。
【0015】そして、本願の特許請求の範囲における請
求項1から請求項10までのいずれかに記載された発明
に係る放送信号受信装置の一例にあっては、動作制御部
が、放送信号における同期データ及び制御情報データさ
らには複数のプログラム情報データのうちのプログラム
選択部によって選択されるものを伝送する部分が受信部
によって受信され得る期間以外の期間において、受信
部,周波数変換部及びIF増幅部に加えて、アナログ/
ディジタル変換部及びディジタル復調部についても低消
費電力状態をとらせる。
【0016】動作制御部は、受信部,周波数変換部及び
IF増幅部に低消費電力状態をとらせるに際し、例え
ば、受信部,周波数変換部及びIF増幅部に対する電源
を遮断して受信部,周波数変換部及びIF増幅部を非動
作状態となす制御、あるいは、受信部,周波数変換部及
びIF増幅部に対するバイアス電圧の制御を行う。
【0017】さらに、動作制御部は、受信部,周波数変
換部及びIF増幅部に加えて、アナログ/ディジタル変
換部及びディジタル復調部についても低消費電力状態を
とらせるに際し、例えば、アナログ/ディジタル変換部
及びディジタル復調部に対するクロック信号の供給を停
止して、アナログ/ディジタル変換部及びディジタル復
調部を非動作状態となす制御を行う。
【0018】その結果、本願の特許請求の範囲における
請求項1から請求項10までのいずれかに記載された発
明に係る放送信号受信装置にあっては、少なくとも消費
電力を他の部分に比して大とする受信部,周波数変換部
及びIF増幅部が、要求される動作に支障を生じること
のない期間において低電力消費状態におかれ、それによ
り、装置全体の電力消費が効果的に低減されるもとにあ
って、同期データ,制御情報データ及び複数のプログラ
ム情報データを伝送する放送信号を受信して、受信され
た放送信号により伝送される複数のプログラム情報デー
タのうちの選択されたものに基づき、所望のプログラム
情報を再生することができる。
【0019】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項5または6に記載された発明に係る放送信号受
信装置においては、動作制御部により、受信部,周波数
変換部及びIF増幅部が非動作状態とされるとき、IF
増幅部に自動利得制御信号を供給する自動利得制御部
が、受信部,周波数変換部及びIF増幅部が非動作状態
とされる直前における自動利得制御信号を保持する状態
をとるものとされる。さらに、本願の特許請求の範囲に
おける請求項5または6に記載された発明に係る放送信
号受信装置の一例においては、受信部が、受信された放
送信号を増幅するRF増幅部を含み、自動利得制御部が
IF増幅部に加えてRF増幅部に対しても自動利得制御
信号を供給するようにされ、斯かるもとで、受信部,周
波数変換部及びIF増幅部が非動作状態とされるとき、
自動利得制御部が、受信部,周波数変換部及びIF増幅
部が非動作状態とされる直前における自動利得制御信号
を保持する状態をとるものとされる。
【0020】その結果、本願の特許請求の範囲における
請求項5または6に記載された発明に係る放送信号受信
装置にあっては、動作制御部により非動作状態とされた
受信部,周波数変換部及びIF増幅部が再び動作状態と
されるとき、IF増幅部、あるいは、IF増幅部と受信
部に含まれるRF増幅部とに対して、自動利得制御部か
ら受信部,周波数変換部及びIF増幅部が非動作状態と
される直前における自動利得制御信号が供給され、それ
により、受信部,周波数変換部及びIF増幅部が直ちに
安定動作状態におかれることになる。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本願の特許請求の範囲に
おける請求項1から請求項10までのいずれかに記載さ
れた発明に係る放送信号受信装置の一例を示す。
【0022】図1に示される例にあっては、放送局から
送信されて、アンテナ11及び図示が省略された選択同
調部を通じて選択されたディジタル音声放送信号SRF
が、RF増幅部12に供給される。アンテナ11及び図
示が省略された選択同調部さらにはRF増幅部12は、
ディジタル音声放送信号SRFを受信する受信部を形成
している。
【0023】ディジタル音声放送信号SRFは、同期デ
ータ,制御情報データ及び複数のプログラム情報データ
を伝送する放送信号であり、同期データ,制御情報デー
タ及び複数のプログラム情報データが、OFDM方式に
より変調されて得られる変調波信号であって、伝送され
るディジタルデータが、例えば、前述の図2のA,B及
びCに示される如くの伝送フレームが連なって構成され
るものとなされる。従って、ここでは、ディジタル音声
放送信号SRFの詳細についての重複説明は省略され
る。
【0024】受信部に含まれるRF増幅部12において
増幅されたディジタル音声放送信号SRFは、周波数変
換部13に供給される。周波数変換部13には、局部発
振部14からの局部発振出力信号SLOも供給される。
局部発振出力信号SLOは、局部発振部14に供給され
るシステム制御部15からの選局信号CTN及び同期制
御部16からの制御信号CSYによって、その周波数が
制御される。
【0025】そして、周波数変換部13においては、R
F増幅部12からのディジタル音声放送信号SRFに対
する局部発振部14からの局部発振出力信号SLOによ
る周波数変換が行われ、周波数変換部13から、予め設
定された所定の周波数(IF)を有したIF信号SIF
が得られる。このIF信号SIFは、IF増幅部17に
より増幅されて、アナログ/ディジタル(A/D)変換
部18に供給される。
【0026】上述のRF増幅部12及びIF増幅部17
に関連して、それらに対する自動利得制御(AGC)部
29が設けられており、IF増幅部17から得られる、
A/D変換部18に供給されるIF信号SIFのレベル
に応じたレベル検出信号SSGがAGC部29に供給さ
れ、RF増幅部12及びIF増幅部17には、AGC部
29からのAGC信号CGNが供給される。そして、R
F増幅部12が、AGC信号CGNにより制御される利
得をもってディジタル音声放送信号SRFの増幅を行う
とともに、IF増幅部17が、AGC信号CGNにより
制御される利得をもってIF信号SIFの増幅を行う。
【0027】A/D変換部18からは、IF増幅部17
によって増幅されたIF信号SIFに対応するディジタ
ルIF信号DIFが得られ、それが直交復調部19に供
給される。直交復調部19においては、ディジタルIF
信号DIFに対する直交復調処理が行われ、それによ
り、一対の直交復調出力であるI信号DIとQ信号DQ
とが得られる。
【0028】直交復調部19から得られるI信号DIと
Q信号DQとは、高速フーリエ変換(FFT)差動復調
部20に供給される。FFT差動復調部20において
は、I信号DI及びQ信号DQについての時間ドメイン
信号から周波数ドメイン信号への変換が行われ、FFT
差動復調部20からは、同期チャンネルにより伝送され
る同期情報をあらわす同期情報データDRSと、ファス
ト・インフォーメーション・チャンネル(FIC)によ
り伝送される制御情報をあらわす制御情報データDCD
と、メイン・サービス・チャンネル(MSC)により伝
送される複数のプログラム情報を含んだ音声情報及びサ
ービス情報を夫々あらわす音声情報データ及びサービス
情報データが形成する複合データDXDとが得られる。
複合データDXDを形成する音声情報データ及びサービ
ス情報データには、タイム・インターリーブ処理が施さ
れている。
【0029】直交復調部19及びFFT差動復調部20
は、IF信号SIFに基づいてA/D変換部18から得
られるディジタルIF信号DIFに対してのディジタル
復調部を形成している。そして、FFT差動復調部20
から得られる同期情報データDRSが同期制御部16に
供給され、制御情報データDCDがビタビ復号部21に
供給され、さらに、FFT差動復調部20から得られる
複合データDXDが、プログラム選択部22に供給され
る。
【0030】プログラム選択部22には、システム制御
部15からのプログラム選択制御信号CSPも供給さ
れ、プログラム選択部22においては、プログラム選択
制御信号CSPに応じて、複合データDXDを形成する
音声情報データに含まれる複数のプログラム情報データ
のうちのいずれか、もしくは、複合データDXDを形成
するサービス情報データに含まれる複数のプログラム情
報データのうちのいずれかを選択するプログラム選択が
行われる。複合データDXDを形成する音声情報データ
に含まれる複数のプログラム情報データ及び複合データ
DXDを形成するサービス情報データに含まれる複数の
プログラム情報データは、各々がタイム・インターリー
ブ処理が施されたものとされており、プログラム選択部
22から選択されたタイム・インターリーブ処理が施さ
れたプログラム情報データDPDが送出されて、それが
タイム・ディインターリーブ部23に供給される。
【0031】タイム・ディインターリーブ部23におい
ては、プログラム選択部22を通じて供給される、選択
されたタイム・インターリーブ処理が施されたプログラ
ム情報データDPDに対してタイム・ディインターリー
ブ処理が施される。このタイム・ディインターリーブ処
理は、タイム・インターリーブ処理が施されたプログラ
ム情報データDPDが形成する順次連なるインターリー
ブ完結区分毎に行われる。その際、音声情報データが形
成する各インターリーブ完結区分がメモリ部に取り込ま
れ、その後それが予め設定された所定の態様をもって読
み出されることにより、タイム・ディインターリーブ処
理が行われる。そして、タイム・ディインターリーブ部
23からは、タイム・ディインターリーブ処理が施され
たプログラム情報データDPD’が得られる。
【0032】このようにして、タイム・ディインターリ
ーブ部23から得られるタイム・ディインターリーブ処
理が施されたプログラム情報データDPD’は、ビタビ
復号部21に供給される。ビタビ復号部21において
は、FFT差動復調部20からの制御情報データDCD
及びタイム・ディインターリーブ部23からのプログラ
ム情報データDPD’についての、尤最復号手法による
エラー訂正処理が行われる。そして、ビタビ復号部21
から、エラー訂正処理が施されたプログラム情報データ
DPD’が得られてプログラム選別部24に供給される
とともに、エラー訂正処理がなされた制御情報データD
CDが得られてシステム制御部15に供給される。
【0033】プログラム選別部24からは、ビタビ復号
部21からのエラー訂正処理が施されたプログラム情報
データDPD’に基づく音声プログラムデータDADも
しくはサービスプログラムデータDSDが導出される。
【0034】プログラム選別部24から導出される音声
プログラムデータDADは、高能率復号化部25に供給
される。高能率復号化部25においては、音声プログラ
ムデータDADに対する高能率復号化処理が行われて、
高能率符号化処理により圧縮されたデータが伸長され、
復号化された音声データDAが再生される。高能率復号
化部25から得られる復号化された音声データDAは、
ディジタル/アナログ(D/A)変換部26に供給され
てアナログ化され、D/A変換部26から音声データD
Aに対応する再生音声信号SAが導出される。
【0035】また、プログラム選別部24から導出され
るサービスプログラムデータDSDは、復号化部28に
供給される。復号化部28においては、サービスプログ
ラムデータDSDに対する復号化処理が行われて、復号
化部28からサービスデータDSが再生される。
【0036】このようなもとで、ビタビ復号部21,タ
イム・ディインターリーブ部23,プログラム選別部2
4,高能率復号化部25及び復号化部28は、プログラ
ム選択部22によって選択されたプログラム情報データ
DPDに復調処理を施してプログラム情報である音声デ
ータDAもしくはサービスデータDSを再生する情報再
生部を形成している。
【0037】システム制御部15は、ビタビ復号部21
からの制御情報データDCDがあらわすプログラム構成
情報、さらには、入力操作部30からそれにおける操作
に応じて供給される指令信号CXがあらわす指定プログ
ラム情報に基づいて、プログラム選択部22にそれによ
り選択されるべきプログラム情報データDPDを選択導
出する動作を行わせるためのプログラム選択制御信号C
SPを送出して、それをプログラム選択部22に供給す
るとともに、ビタビ復号部21からの制御情報データD
CDに応じて、制御情報データDCDが得られるタイミ
ングをあらわすタイミングデータDTSを形成して、そ
れをタイミング信号発生部31に供給する。
【0038】また、同期制御部16は、FFT差動復調
部20からの同期情報データDRSがあらわす同期情報
に応じた制御信号CSYを形成して、それを局部発振部
14に供給するとともに、FFT差動復調部20からの
同期情報データDRSに応じて、同期情報データDRS
が得られるタイミングをあらわすタイミングデータDS
Yを形成して、それをタイミング信号発生部31に供給
する。
【0039】さらに、プログラム選択部22からは、選
択されたプログラム情報データDPDが得られるタイミ
ングをあらわすタイミングデータDTPが送出されて、
そのタイミングデータDTPがタイミング信号発生部3
1に供給される。
【0040】システム制御部15からのタイミングデー
タDTS,同期制御部16からのタイミングデータDS
Y及びプログラム選択部22からのタイミングデータD
TPが供給されるタイミング信号発生部31は、タイミ
ングデータDSYがあらわす同期情報データDRSが得
られるタイミング,タイミングデータDTSがあらわす
制御情報データDCDが得られるタイミング、及び、タ
イミングデータDTPがあらわす選択されたプログラム
情報データDPDが得られるタイミングに基づいて、ア
ンテナ11を通じてRF増幅部12に供給されるディジ
タル音声放送信号SRFにおける、同期情報データDR
S及び制御情報データDCD、さらには、プログラム選
択部22によって選択導出されるプログラム情報データ
DPDを伝送する部分が、RF増幅部12を含んで形成
される受信部によって受信され得る期間(以下、“選択
データ受信可能期間”という)をあらわすタイミング信
号STMを形成する。
【0041】斯かるタイミング信号発生部31により形
成されるタイミング信号STMは、例えば、“選択デー
タ受信可能期間”を高レベルをもってあらわし、“選択
データ受信可能期間”以外の期間を低レベルをもってあ
らわすものとされる。そして、“選択データ受信可能期
間は”、ディジタル音声放送信号SRFにおける制御情
報データDCDを伝送する部分とプログラム選択部22
によって選択導出されるプログラム情報データDPDを
伝送する部分とが相互隣接している場合には、RF増幅
部12を含んで形成される受信部によって、ディジタル
音声放送信号SRFにおける同期情報データDRS,制
御情報データDCD及びプログラム選択部22により選
択導出されるプログラム情報データDPDを伝送する部
分が、実際に受信されるに要される期間に比して、若干
早く開始するとともに若干遅く終了する期間とされ、ま
た、ディジタル音声放送信号SRFにおける制御情報デ
ータDCDを伝送する部分とプログラム選択部22によ
って選択導出されるプログラム情報データDPDを伝送
する部分とが相互離隔している場合には、RF増幅部1
2を含んで形成される受信部によって、ディジタル音声
放送信号SRFにおける同期情報データDRS及び制御
情報データDCDを伝送する部分が、実際に受信される
に要される期間に比して、若干早く開始するとともに若
干遅く終了する期間と、RF増幅部12を含んで形成さ
れる受信部によって、ディジタル音声放送信号SRFに
おけるプログラム選択部22によって選択導出されるプ
ログラム情報データDPDを伝送する部分が、実際に受
信されるに要される期間に比して、若干早く開始すると
ともに若干遅く終了する期間とに分けられる。
【0042】このようにして、タイミング信号発生部3
1により形成されるタイミング信号STMは、動作制御
部32に供給される。そして、動作制御部32は、タイ
ミング信号STMに応じて制御信号COA,COB及び
COPを形成し、制御信号COAを、RF増幅部12,
周波数変換部13及びIF増幅部17の夫々に供給し、
制御信号COBを、A/D変換部18,直交復調部19
及びFFT差動復調部20の夫々に供給し、制御信号C
OPをAGC部29に供給する。
【0043】斯かる際、動作制御部32は、制御信号C
OAを、“選択データ受信可能期間”においては、RF
増幅部12,周波数変換部13及びIF増幅部17に通
常動作状態をとらせ、“選択データ受信可能期間”以外
の期間においては、RF増幅部12,周波数変換部13
及びIF増幅部17に低電力消費状態をとらせるものと
して形成する。また、動作制御部32は、制御信号CO
Bを、“選択データ受信可能期間”においては、A/D
変換部18,直交復調部19及びFFT差動復調部20
に通常動作状態をとらせ、“選択データ受信可能期間”
以外の期間においては、A/D変換部18,直交復調部
19及びFFT差動復調部20に低電力消費状態をとら
せるものとして形成する。
【0044】動作制御部32からの制御信号COAによ
り、“選択データ受信可能期間”以外の期間において、
RF増幅部12,周波数変換部13及びIF増幅部17
が低電力消費状態をとるものとされるにあたっては、例
えば、制御信号COAによってRF増幅部12,周波数
変換部13及びIF増幅部17に対する電源が遮断さ
れ、RF増幅部12,周波数変換部13及びIF増幅部
17が非動作状態とされる。また、動作制御部32から
の制御信号COBにより、“選択データ受信可能期間”
以外の期間において、A/D変換部18,直交復調部1
9及びFFT差動復調部20が低電力消費状態をとるも
のとされるにあたっては、例えば、制御信号COBによ
ってA/D変換部18,直交復調部19及びFFT差動
復調部20に対するクロック信号の供給が停止されて、
A/D変換部18,直交復調部19及びFFT差動復調
部20が非動作状態とされる。
【0045】さらに、動作制御部32は、制御信号CO
Pを、“選択データ受信可能期間”においては、AGC
部29に、IF増幅部17からのレベル検出信号SSG
に応じて変化するAGC信号CGNを形成し、それをR
F増幅部12及びIF増幅部17に供給する動作状態を
とらせ、“選択データ受信可能期間”以外の期間におい
ては、AGC部29に、RF増幅部12,周波数変換部
13及びIF増幅部17が非動作状態とされる直前にお
けるAGC信号CGNを保持する状態をとらせるものと
して形成する。
【0046】動作制御部32によるこのような制御動作
が行われるもとにあっては、例えば、図2のCに示され
る如く、ディジタル音声放送信号SRFにより同期情報
データDRS,制御情報データDCD及び複数のプログ
ラム情報データを含んだ複合データDXDが伝送される
もとにおいて、プログラム選択部22によって選択導出
されるプログラム情報データDPDがプログラム情報デ
ータN+Mとされるとき、RF増幅部12,周波数変換
部13及びIF増幅部17、さらには、A/D変換部1
8,直交復調部19及びFFT差動復調部20の夫々
は、図2のDに示される如く、ディジタル音声放送信号
SRFにおける同期情報データDRS及び制御情報デー
タDCDを伝送する部分が実際に受信されるに要される
期間に比して、若干早く開始するとともに若干遅く終了
する期間Taと、ディジタル音声放送信号SRFにおけ
るプログラム情報データN+Mを伝送する部分が実際に
受信されるに要される期間に比して、若干早く開始する
とともに若干遅く終了する期間Tbとにおいて、即ち、
“選択データ受信可能期間”において、通常動作状態に
おかれ、期間Ta及び期間Tb以外の期間、即ち、“選
択データ受信可能期間”以外の期間において、非動作状
態におかれる。
【0047】また、このとき、AGC部29は、図2の
Eに示される如く、期間Ta及び期間Tbにおいて、即
ち、“選択データ受信可能期間”において、AGC信号
CGNをIF増幅部17からのレベル検出信号SSGに
応じて変化させる制御状態におかれ、期間Ta及び期間
Tb以外の期間、即ち、“選択データ受信可能期間”以
外の期間において、RF増幅部12,周波数変換部13
及びIF増幅部17が非動作状態とされる直前における
AGC信号CGNを保持する直前値保持状態におかれ
る。
【0048】その結果、図1に示される例にあっては、
“選択データ受信可能期間”においては通常動作が行わ
れて、所望の選択されたプログラム情報が適正に再生さ
れるもとで、“選択データ受信可能期間”以外の期間に
おいて、例えば、各々におけれる通常動作時の電力消費
が他の部分に比して大とされるRF増幅部12,周波数
変換部13及びIF増幅部17、さらには、A/D変換
部18,直交復調部19及びFFT差動復調部20の夫
々が、低電力消費状態におかれることになり、その結
果、装置全体の消費電力の低減が効果的に図られる。
【0049】また、RF増幅部12,周波数変換部13
及びIF増幅部17、さらには、A/D変換部18,直
交復調部19及びFFT差動復調部20の夫々は、“選
択データ受信可能期間”以外の期間において、例えば、
非動作状態とされることによって低電力消費状態におか
れるが、“選択データ受信可能期間”以外の期間におい
ては、AGC部29が、RF増幅部12,周波数変換部
13及びIF増幅部17が非動作状態とされる直前にお
けるAGC信号CGNを保持するようにされるので、そ
の後の“選択データ受信可能期間”において、RF増幅
部12,周波数変換部13及びIF増幅部17、さらに
は、A/D変換部18,直交復調部19及びFFT差動
復調部20の夫々が再び動作状態におかれるとき、RF
増幅部12及びIF増幅部17には、AGC部29か
ら、非動作状態とされる直前におけるAGC信号CGN
が供給されることになり、その結果、直ちに安定な動作
を行うことができるものとされる。
【0050】上述の例にあっては、“選択データ受信可
能期間”以外の期間において、RF増幅部12,周波数
変換部13及びIF増幅部17、さらには、A/D変換
部18,直交復調部19及びFFT差動復調部20の夫
々が、非動作状態とされることによって、低電力消費状
態におかれているが、“選択データ受信可能期間”以外
の期間において、RF増幅部12,周波数変換部13及
びIF増幅部17、さらには、A/D変換部18,直交
復調部19及びFFT差動復調部20の夫々が、非動作
状態とされることなく、例えば、動作制御部32からの
制御信号COA及びCOBによってバイアス電圧が制御
されることにより、低電力消費状態におかれるようにさ
れてもよい。
【0051】また、上述の例にあっては、“選択データ
受信可能期間”以外の期間において、RF増幅部12,
周波数変換部13及びIF増幅部17、さらには、A/
D変換部18,直交復調部19及びFFT差動復調部2
0の夫々が、低電力消費状態におかれているが、“選択
データ受信可能期間”以外の期間において、RF増幅部
12,周波数変換部13,IF増幅部17,A/D変換
部18,直交復調部19及びFFT差動復調部20の全
部が低電力消費状態におかれることは必ずしも必要でな
く、例えば、“選択データ受信可能期間”以外の期間に
おいて、RF増幅部12,周波数変換部13及びIF増
幅部17のみが低電力消費状態におかれるようにされて
もよい。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本願の特
許請求の範囲における請求項1から請求項10までのい
ずれかに記載された発明に係る放送信号受信装置によれ
ば、少なくとも電力消費を他の部分に比して大とする受
信部,周波数変換部及びIF増幅部が、要求される動作
に支障を生じることのない期間において低電力消費状態
におかれ、それにより、装置全体の電力消費が効果的に
低減されるもとにあって、同期データ,制御情報データ
及び複数のプログラム情報データを伝送する放送信号を
受信して、受信された放送信号により伝送される複数の
プログラム情報データのうちの選択されたものに基づ
き、所望のプログラム情報を再生することができる。
【0053】また、特に、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項5または6に記載された発明に係る放送信号受
信装置によれば、動作制御部により、受信部,周波数変
換部及びIF増幅部が非動作状態とされるとき、IF増
幅部に自動利得制御信号を供給する自動利得制御部が、
受信部,周波数変換部及びIF増幅部が非動作状態とさ
れる直前における自動利得制御信号を保持する状態をと
るものとされ、さらに、必要に応じて、自動利得制御部
が、IF増幅部に加えて、受信部に含まれるRF増幅部
に対しても、自動利得制御信号を供給するようにされ、
斯かるもとで、受信部,周波数変換部及びIF増幅部が
非動作状態とされるとき、自動利得制御部が、受信部,
周波数変換部及びIF増幅部が非動作状態とされる直前
における自動利得制御信号を保持する状態をとるものと
される。
【0054】その結果、動作制御部により非動作状態と
された受信部,周波数変換部及びIF増幅部が再び動作
状態とされるとき、IF増幅部、あるいは、IF増幅部
と受信部に含まれるRF増幅部とに対して、自動利得制
御部から受信部,周波数変換部及びIF増幅部が非動作
状態とされる直前における自動利得制御信号が供給さ
れ、それにより、受信部,周波数変換部及びIF増幅部
が直ちに安定動作状態をとることができることになる。
【0055】このように、本願の特許請求の範囲におけ
る請求項1から請求項10までのいずれかに記載された
発明に係る放送信号受信装置は、同期データ,制御情報
データ及び複数のプログラム情報データを伝送する放送
信号を受信して、受信された放送信号により伝送される
複数のプログラム情報データのうちの選択されたものに
基づき、所望のプログラム情報を再生することができる
もとにあって、消費電力の低減が効果的に図られること
になるものであり、携帯型とされて電池による動作電力
供給がなされるにあたって極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願の特許請求の範囲における請求項1から
請求項10までのいずれかに記載された発明に係る放送
信号受信装置の一例を示すブロック構成図である。
【図2】 図1に示される例の動作説明に供されるタイ
ムチャートである。
【符号の説明】
11・・・アンテナ,12・・・RF増幅部,13・・
・周波数変換部,14・・・局部発振部,15・・・シ
ステム制御部,16・・・同期制御部,17・・・IF
増幅部,18・・・A/D変換部,19・・・直交復調
部,20・・・FFT差動復調部,21・・・ビタビ復
号部,22・・・プログラム選択部,23・・・タイム
・ディインターリーブ部,24・・・プログラム選別
部,25・・・高能率復号化部,26・・・D/A変換
部,28・・・復号化部,29・・・AGC部,30・
・・入力操作部,31・・・タイミング信号発生部,3
2・・・動作制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 7/26 H04B 7/26 X

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同期データ,制御情報データ及び複数のプ
    ログラム情報データを伝送する放送信号を受信する受信
    部と、 該受信部により受信された放送信号に周波数変換を施し
    て中間周波数信号を得る周波数変換部と、 上記中間周波数信号を増幅する中間周波数増幅部と、 該中間周波数増幅部からの中間周波数信号についてのア
    ナログ/ディジタル変換を行ってディジタル中間周波数
    信号を得るアナログ/ディジタル変換部と、 上記ディジタル中間周波数信号にディジタル復調処理を
    施すディジタル復調部と、 該ディジタル復調部から得られる複数のプログラム情報
    データのうちのいずれかを選択するプログラム選択部
    と、 該プログラム選択部によって選択されたプログラム情報
    データに復調処理を施してプログラム情報を再生する情
    報再生部と、 上記放送信号における上記同期データ及び上記制御情報
    データさらには上記複数のプログラム情報データのうち
    の上記プログラム選択部によって選択されるものを伝送
    する部分が上記受信部によって受信され得る期間以外の
    期間において、少なくとも上記受信部,周波数変換部及
    び中間周波数増幅部に低消費電力状態をとらせる動作制
    御部と、を備えて構成される放送信号受信装置。
  2. 【請求項2】動作制御部が、放送信号における同期デー
    タ及び制御情報データさらには複数のプログラム情報デ
    ータのうちのプログラム選択部によって選択されるもの
    を伝送する部分が受信部によって受信され得る期間以外
    の期間において、受信部,周波数変換部及び中間周波数
    増幅部に加えて、アナログ/ディジタル変換部及びディ
    ジタル復調部についても低消費電力状態をとらせること
    を特徴とする請求項1記載の放送信号受信装置。
  3. 【請求項3】動作制御部が、受信部,周波数変換部及び
    中間周波数増幅部に低消費電力状態をとらせるとき、該
    受信部,周波数変換部及び中間周波数増幅部を非動作状
    態となすことを特徴とする請求項1または2記載の放送
    信号受信装置。
  4. 【請求項4】動作制御部が、受信部,周波数変換部及び
    中間周波数増幅部を非動作状態となすとき、該受信部,
    周波数変換部及び中間周波数増幅部に対する電源を遮断
    することを特徴とする請求項3記載の放送信号受信装
    置。
  5. 【請求項5】中間周波数増幅部に自動利得制御信号を供
    給する自動利得制御部が備えられ、動作制御部が、受信
    部,周波数変換部及び上記中間周波数増幅部を非動作状
    態となすとき、上記自動利得制御部に、上記受信部,周
    波数変換部及び中間周波数増幅部が非動作状態とされる
    直前における自動利得制御信号を保持する状態をとらせ
    ることを特徴とする請求項3または4記載の放送信号受
    信装置。
  6. 【請求項6】受信部が、受信された放送信号を増幅する
    高周波数増幅部を含み、自動利得制御部が中間周波数増
    幅部に加えて上記高周波数増幅部に対しても自動利得制
    御信号を供給するものとして備えられることを特徴とす
    る請求項5記載の放送信号受信装置。
  7. 【請求項7】動作制御部が、受信部,周波数変換部及び
    中間周波数増幅部に低消費電力状態をとらせるとき、該
    受信部,周波数変換部及び中間周波数増幅部に対するバ
    イアス電圧を制御することを特徴とする請求項1または
    2記載の放送信号受信装置。
  8. 【請求項8】動作制御部が、アナログ/ディジタル変換
    部及びディジタル復調部に低消費電力状態をとらせると
    き、該アナログ/ディジタル変換部及びディジタル復調
    部を非動作状態となすことを特徴とする請求項2または
    3記載の放送信号受信装置。
  9. 【請求項9】動作制御部が、アナログ/ディジタル変換
    部及びディジタル復調部を非動作状態となすとき、該ア
    ナログ/ディジタル変換部及びディジタル復調部に対す
    るクロック信号の供給を停止することを特徴とする請求
    項8記載の放送信号受信装置。
  10. 【請求項10】ディジタル復調部から得られる同期情報
    データ及びプログラム構成情報データ及びプログラム選
    択部から得られる選択プログラム情報データに基づい
    て、放送信号における同期データ及び制御情報データさ
    らには複数のプログラム情報データのうちのプログラム
    選択部によって選択されるものを伝送する部分が受信部
    によって受信され得る期間以外の期間についての検出を
    行い、該検出の結果に応じて、動作制御部に対して動作
    タイミングを指示するタイミング信号を送出するタイミ
    ング信号発生部が設けられることを特徴とする請求項1
    から請求項7までのいずれかに記載の放送信号受信装
    置。
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