JPH11329227A - 隔壁用型部材および隔壁製造方法 - Google Patents

隔壁用型部材および隔壁製造方法

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JPH11329227A
JPH11329227A JP10150771A JP15077198A JPH11329227A JP H11329227 A JPH11329227 A JP H11329227A JP 10150771 A JP10150771 A JP 10150771A JP 15077198 A JP15077198 A JP 15077198A JP H11329227 A JPH11329227 A JP H11329227A
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JP
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partition
screen
mold sheet
partition wall
mold
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JP10150771A
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Yoshiaki Tsuruoka
美秋 鶴岡
Kuniaki Kimura
晋朗 木村
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】型シートを用いて転写または賦型を行って隔壁
を得る場合に好適な隔壁用型部材と、その部材を用いる
隔壁製造方法とを提供する。 【解決手段】プラズマディスプレイの隔壁の形状に対し
て嵌め合いとなる形状を有する型シートと、その型シー
トに対し張力を加え保持するスクリーンと、そのスクリ
ーンに対し張力を加え保持するスクリーン枠とを有する
隔壁用型部材。および、その隔壁用型部材を用いる隔壁
製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラズマディスプレ
イパネルの技術分野に属する。特に、プラズマディスプ
レイパネルの背面板に形成される隔壁を形成する隔壁形
成方法とその方法で用いられる隔壁用型部材に関する。
【0002】
【従来の技術】プラズマディスプレイパネルの隔壁を形
成する方法としては、スクリーン印刷法、サンドブラス
ト法、等が知られている。スクリーン印刷法は、低融点
ガラスにアルミナ等の金属酸化物およびビヒクル等を混
ぜたリブペースト(隔壁材料;ガラスペースト)をガラ
ス基板にスクリーン印刷によりパターン印刷し、乾燥す
る工程を8〜10数回繰り返して隔壁パターンを約15
0μmまで積み上げ、最後に焼成を行うことによって隔
壁を形成する。サンドブラスト法は、ガラス基板に隔壁
材料を厚さ約200μmに塗布し、ドライフィルムフォ
トレジストを隔壁材料の表面に貼り付け、露光現像によ
りレジストパターンを形成し、サンドブラストによりレ
ジストのない隔壁材料の部分を削り取り、その後レジス
トを苛性ソーダで溶かし去り、最後に焼成を行うことに
よって隔壁を形成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スクリーン印刷法は、
スクリーン印刷機を用いるため低コストで、隔壁パター
ン部分にだけ印刷が行われるから、材料にムダがない特
長を有する。しかし、印刷回数が多くなるため、高さを
そろえるのが難しく部分的に崩れることもある。また印
刷精度には限界があるため、ファインピッチへの対応が
困難という問題を有する。サンドブラスト法は、スクリ
ーン印刷法に比較して、高精細なパターンを形成するこ
とができる特長を有する。しかし、隔壁材料等の材料の
利用効率が低く、サンドブラストを行う際に、多量の不
要物、廃棄物を発生するという問題を有する。
【0004】これらの問題を解決するために、隔壁と嵌
め合いとなる形状の型シートに充填したリブペーストを
ガラス基板に転写して隔壁を形成する形成方法が提案さ
れている。たとえば、特開平8−273537号公報に
は、凹版を使用して型シートを製造し、その型シートの
シート凹部にリブペーストを充填し、その型シートをガ
ラス基板に密着後剥離して、ガラス基板の表面にリブペ
ーストを転写することが記載されている。また、隔壁と
嵌め合いとなる形状の型シートを用いてガラス基板に塗
布したリブペーストを圧接して賦型する方法が提案され
ている。たとえば、特開平8−273538号には、ガ
ラス基板表面にリブペーストを塗布し、その塗布面に型
シートを圧接した後に型シートを剥離し、そのリブペー
ストを隔壁形状に賦型し、その賦型されたリブペースト
を焼成する隔壁の製造方法が記載れている。
【0005】この方法によれば、ゴミを発生することも
なく、材料の利用効率が高く、生産速度も早く、精度の
良い隔壁を形成することができる。ところで、このよう
な隔壁の形成方法において、型シートに充填したリブペ
ーストをガラス基板の表面に転写する方法、また、型シ
ートをリブペーストの塗布面に圧接して成形する方法が
極めて重要であることは明らかである。そこで本発明の
目的は、型シートを用いて転写または賦型を行って隔壁
を得る場合に好適な隔壁用型部材と、その部材を用いる
隔壁製造方法とを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的は下記の本発
明によって達成される。すなわち、本発明は「プラズマ
ディスプレイの隔壁の形状に対して嵌め合いとなる形状
を有する型シートと、その型シートに対し張力を加え保
持するスクリーンと、そのスクリーンに対し張力を加え
保持するスクリーン枠と、を有する隔壁用型部材」であ
る。本発明によれば、スクリーン枠によりスクリーンは
張力を加えられ保持され、スクリーンにより型シートは
張力を加えられ保持され、型シートによりプラズマディ
スプレイの隔壁の形状に対して嵌め合いとなる形状が与
えられる。すなわち、型シートがこのように支持されて
いるから、型シートの表面をスクリーン印刷の方法によ
りガラス基板等の表面に密着させることができる。した
がって、型シートを用いて転写または賦型を行って隔壁
を得る場合に好適な隔壁用型部材が提供される。
【0007】また本発明は「前記スクリーン枠に張り付
けられた前記スクリーンに前記型シートを周辺部分にお
いて張り付けた後、前記スクリーンの前記型シートの前
記周辺部分の内側部分を除去することによって得られる
隔壁用型部材」である。本発明によれば、型シートに適
正なテンションを与えることができる。
【0008】また本発明は「プラズマディスプレイの隔
壁の形状に対して嵌め合いとなる形状を有する型シート
と、その型シートに対し張力を加え保持するスクリーン
と、そのスクリーンに対し張力を加え保持するスクリー
ン枠と、を有する隔壁用型部材を用いて前記隔壁を形成
する隔壁製造方法」である。本発明によれば、型シート
がこのように支持されているから、型シートの表面をス
クリーン印刷の方法によりガラス基板等の表面に密着さ
せることができる。したがって、型シートを用いて転写
または賦型を行って隔壁を得る場合に好適な隔壁製造方
法が提供される。
【0009】また本発明は「ガラス基板にリブペースト
を塗工するリブペースト塗工過程と、前記ガラス基板の
リブペーストが塗工された面と前記隔壁用型部材の前記
型シートとを所定の間隙をおいて対置させる対置過程
と、スキージ走査により、前記ガラス基板のリブペース
トが塗工された面に前記隔壁用型部材を押し当てて賦型
する賦型過程と、を有する隔壁製造方法」である。本発
明によれば、リブペースト塗工過程によりガラス基板に
リブペーストが塗工され、対置過程により前記ガラス基
板のリブペーストが塗工された面と前記隔壁用型部材の
前記型シートとが所定の間隙をおいて対置させられ、賦
型過程により前記ガラス基板のリブペーストが塗工され
た面に前記隔壁用型部材がスキージ走査で押し当てられ
て賦型される。したがって、賦型を行って隔壁を得る隔
壁製造方法が提供される。また本発明は「前記賦型過程
において前記スキージ走査に同期して前記押し当てて賦
型した前記リブペーストの部位に電離放射線を照射する
電離放射線照射過程を有する隔壁製造方法」である。本
発明によれば、電離放射線照射によって硬化するリブペ
ーストを用いて隔壁を得る隔壁製造方法が提供される。
【0010】また本発明は「前記隔壁用型部材の前記型
シートにリブペーストを充填するリブペースト充填過程
と、ガラス基板の隔壁を形成する面と前記リブペースト
を充填した前記型シートとを所定の間隙をおいて対置さ
せる対置過程と、スキージ走査により、前記ガラス基板
の面に前記隔壁用型部材を押し当てて転写する転写過程
と、を有する隔壁製造方法」である。本発明によれば、
リブペースト充填過程により前記隔壁用型部材の前記型
シートにリブペーストが充填され、対置過程によりガラ
ス基板の隔壁を形成する面と前記リブペーストを充填し
た前記型シートとが所定の間隙をおいて対置させられ、
転写過程により前記ガラス基板の面に前記隔壁用型部材
がスキージ走査により押し当てられて転写される。した
がって、転写を行って隔壁を得る隔壁製造方法が提供さ
れる。また本発明は「前記転写過程において前記スキー
ジ走査に同期して前記押し当てて転写した前記リブペー
ストの部位に電離放射線を照射する電離放射線照射過程
を有する隔壁製造方法」である。本発明によれば、電離
放射線照射によって硬化するリブペーストを用いて隔壁
を得る隔壁製造方法が提供される。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明について実施の形態
により説明する。本発明の隔壁用型部材の構成を図1に
示す。図1において、1は型シート、2はスクリーン、
3はスクリーン枠である。型シート1はプラズマディス
プレイの隔壁の形状に対して嵌め合いとなる形状を有す
る。すなわち、型シート1によってリブペーストを成形
し、さらに焼成して隔壁を得る場合には、焼成によって
収縮する前の隔壁形状と嵌め合いとなる形状を型シート
1は有する。また、型シート1によって硬化性の隔壁材
料(リブペースト)を成形し電離放射線照射によって硬
化して隔壁を得る場合には、硬化による変化は小さいか
ら、ほぼ硬化後の隔壁形状と嵌め合いとなる形状を型シ
ート1は有する。
【0012】スクリーン2は、型シート1に対し張力を
加え保持する。スクリーン2の材料としては、テトロン
メッシュ、ナイロンメッシュ、ポリエステルメッシュ、
ステンレスメッシュ等を使用することができる。通常の
スクリーン印刷で用いられるスクリーン2の材料を使用
することができる。スクリーン枠3はスクリーンに対し
張力を加え保持する。このスクリーン枠3としては、通
常のスクリーン印刷で用いられるアルミ枠等のスクリー
ン枠を使用することができる。
【0013】型シート1をスクリーン2に張り付ける方
法について説明する。スクリーン枠3に張り付けられた
スクリーン2に型シート1を周辺部分において接着剤を
用いて張り付け固定する。その後、そのスクリーン2の
型シート1のその周辺部分の内側部分を除去する。これ
により、型シート1はスクリーン2によって張力を加え
られ保持される。
【0014】この図1に示す隔壁用部材を使用して転写
または賦型を行って隔壁を得ることができる。賦型を行
って隔壁を得る方法を図2、図3に示す。図2、図3に
おいて、図1と同一または対応する部分には同一の番号
を付してある。以下の図においても同様とする。図2、
図3において、1は型シート、2はスクリーン、3はス
クリーン枠、4はスクィージ、5はガラス基板、6は電
離放射線の照射によって硬化する賦型用のリブペース
ト、7は電離放射線源である。
【0015】まず、ガラス基板5の表面にリブペースト
6とガラス基板5との接着性を高めるため、プライマー
層形成過程において、アクリルモノマー等を配合した塗
工液をガラス基板5の表面に塗工し加熱乾燥してプライ
マー層を形成する。次に、リブペースト塗工過程におい
て、ガラス基板5の表面に所定の厚さで賦型用リブペー
スト6を塗工する。一方、賦型を行ったときに型シート
1からリブペースト6が容易に剥離するように、離型剤
塗工工程において、型シート1の表面に離型剤を塗工す
る。離型剤としては、シリコン系、フッ素系、チッ化ホ
ウ素系等のオイル、ワニススプレー等を使用することが
できる。そして、対置過程において、ガラス基板5のリ
ブペースト6が塗工された面と隔壁用型部材の型シート
1とを所定の間隙をおいて対置させる。図2はその対置
状態を示している。
【0016】次に、賦型過程において、スクィージを走
査してガラス基板5のリブペースト6が塗工された面に
隔壁用型部材を押し当てて賦型する。図3に示すよう
に、このスクィージ走査において、リブペースト6が塗
工された面と隔壁用型部材の型シート1との間隙に対応
して、スクリーン2が柔軟に伸縮することが必要であ
る。そのため、型シート1からスクリーン枠3までの距
離と、スクリーン2の材質とを、適正に決定することが
重要となる。また、スクィージを走査する際にスクリー
ン2が柔軟に伸縮することによって、型シート1の設定
位置の精度に問題が生じる場合には、スクィージ走査の
開始側の部分についてはスクリーン2の材質を、メタル
スクリーンとするか、型シート1をスクリーン枠3に直
接固定する等の固定方法を併用する。
【0017】このスキージ走査に同期して電離放射線照
射過程が行われる。電離放射線照射過程において、押し
当てて賦型したリブペースト6の部位に電離放射線(た
とえば紫外線)の照射が行われる。この電離放射線の照
射によりリブペースト6は硬化し、所定の形状の隔壁が
ガラス基板5の表面に得られる。
【0018】このようにして得られる隔壁の一例を斜視
図として図4に示す。図4において、8a〜8dはアド
レス電極、9は誘電体層、10a〜10fは隔壁であ
る。上述の隔壁製造方法によれば、図4に示す隔壁10
a〜10fだけでなく、図4に示す誘電体層9を同時に
形成することができる。当然ながら、その場合には型シ
ート1には、誘電体層9と嵌め合いとなる形状部分も設
ける。
【0019】次に、前述の図1に示す隔壁用部材を使用
して転写を行って隔壁を得る方法を図5、図6に示す。
図5、図6において、1は型シート、2はスクリーン、
3はスクリーン枠、4はスクィージ、5はガラス基板、
6は電離放射線の照射によって硬化する転写用のリブペ
ースト、7は電離放射線源である。
【0020】まず、ガラス基板5の表面にリブペースト
6とガラス基板5との接着性を高めるため、プライマー
層形成過程において、アクリルモノマー等を配合した塗
工液をガラス基板5の表面に塗工し加熱乾燥してプライ
マー層を形成する。一方、転写を行ったときに型シート
1からリブペースト6が容易に剥離するように、離型剤
塗工工程において、型シート1の表面に離型剤を塗工す
る。離型剤としては、シリコン系、フッ素系、チッ化ホ
ウ素系等のオイル、ワニススプレー等を使用することが
できる。更に、リブペースト充填過程において、型シー
ト1に所定の量の転写用リブペースト6を充填する。充
填は、たとえば、スクィージを走査して行うことができ
る。そして、対置過程において、ガラス基板5の隔壁を
形成する面とリブペースト6が充填された隔壁用型部材
の型シート1とを所定の間隙をおいて対置させる。図5
はその対置状態を示している。
【0021】次に、転写過程において、スクィージを走
査して隔壁用型部材の型シート1に充填されたリブペー
スト6をガラス基板5の隔壁を形成する面に押し当てて
転写する。図6に示すように、このスクィージ走査にお
いて、隔壁用型部材の型シート1のリブペースト6が充
填された面とガラス基板5の隔壁を形成する面との間隙
に対応して、スクリーン2が柔軟に伸縮することが必要
である。そのため、型シート1からスクリーン枠3まで
の距離と、スクリーン2の材質とを、適正に決定するこ
とが重要となる。また、スクィージを走査する際にスク
リーン2が柔軟に伸縮することによって、型シート1の
設定位置の精度に問題が生じる場合には、スクィージ走
査の開始側の部分についてはスクリーン2の材質を、メ
タルスクリーンとするか、型シート1をスクリーン枠3
に直接固定する等の固定方法を併用する。
【0022】このスキージ走査に同期して電離放射線照
射過程が行われる。電離放射線照射過程において、押し
当てて転写したリブペースト6の部位に電離放射線(た
とえば紫外線)の照射が行われる。この電離放射線の照
射によりリブペースト6は硬化し、所定の形状の隔壁が
ガラス基板5の表面に得られる。このようにして転写に
よって得られる隔壁も、その一例を斜視図として図4に
示した前述の賦型によって得られる隔壁と同様である。
【0023】次に、型シート1の製造方法の一例につい
て説明する。型シート製造装置の概念図を図7に示す。
図7において、51は隔壁や連結要素と同凹凸形状を有
するローラ凹版、52はローラ凹版51の凹部、53は
塗工装置、54は電離放射線硬化性樹脂、55はフィル
ム基材、56は押圧ローラ、57は電離放射線照射装
置、58は剥離ローラ、61は型シート、62は型シー
ト61の凹部、63は型シート61の凸部(硬化樹脂)
である。
【0024】塗工装置53によって電離放射線硬化性樹
脂54がローラ凹版51の版面に供給され、電離放射線
硬化性樹脂54が凹部52に充填される。一方、フィル
ム基材55が供給され、押圧ローラ56によってローラ
凹版51に密着する。このとき、すくなくともローラ凹
版51の凹部52には電離放射線硬化性樹脂54が残存
する。ローラ凹版51は矢印の方向に回転しており、そ
の密着したままの状態で電離放射線照射装置57の下方
を通過する際に、凹部52の電離放射線硬化性樹脂54
は硬化する。さらにローラ凹版51が回転し、剥離ロー
ラ58によってフィルム基材55がローラ凹版51から
剥離される。このとき、硬化した凹部52の電離放射線
硬化性樹脂54はフィルム基材55の側に接着して型シ
ート61が得られる。
【0025】本発明において用いることができる型シー
トの一例を図8に示す。図8(A)に示す型シートは、
樹脂型と樹脂フィルムとを積層した構成を有する。この
型シートは、前述の図7に示す型シート製造装置によっ
て製造することができる。次の図8(B)に示す型シー
トは、樹脂型と金属フィルムとを積層した構成を有す
る。この型シートは、前述の図7に示す型シート製造装
置ににおいて、フィルム基材55の代わりに金属フィル
ム基材を用いることによって製造することができる。
【0026】次の図8(C)に示す型シートは、ニッケ
ルスタンパの型シートである。ニッケルスタンパは、た
とえば、次のようにして製造する。銅板を腐食する等に
より隔壁形状の金型を作成し、これをマスタ型とする。
このマスタ型に剥離層を設けた上からニッケルメッキを
行う。所定の厚さまでメッキが行われたら、マスタ型か
ら剥離してニッケルスタンパを得る。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、型シー
トを用いて転写または賦型を行って隔壁を得る場合に好
適な隔壁用型部材と、その部材を用いる隔壁製造方法と
が提供される。また、スクリーン枠に張り付けられたス
クリーンに型シートを周辺部分において張り付けた後、
スクリーンの型シートの周辺部分の内側部分を除去する
ことによって得られる本発明の隔壁用型部材によれば、
型シートに適正なテンションを与えることができる。ま
た、プラズマディスプレイの隔壁の形状に対して嵌め合
いとなる形状を有する型シートと、その型シートに対し
張力を加え保持するスクリーンと、そのスクリーンに対
し張力を加え保持するスクリーン枠と、を有する隔壁用
型部材を用いて隔壁を形成する本発明の隔壁製造方法に
よれば、型シートを用いて転写または賦型を行って隔壁
を得る場合に好適な隔壁製造方法が提供される。また、
ガラス基板にリブペーストを塗工するリブペースト塗工
過程と、ガラス基板のリブペーストが塗工された面と隔
壁用型部材の型シートとを所定の間隙をおいて対置させ
る対置過程と、スキージ走査により、ガラス基板のリブ
ペーストが塗工された面に隔壁用型部材を押し当てて賦
型する賦型過程と、を有する本発明の隔壁製造方法によ
れば、賦型を行って隔壁を得る隔壁製造方法が提供され
る。また、賦型過程においてスキージ走査に同期して押
し当てて賦型したリブペーストの部位に電離放射線を照
射する電離放射線照射過程を有する本発明の隔壁製造方
法によれば、電離放射線照射によって硬化するリブペー
ストを用いて隔壁を得る隔壁製造方法が提供される。ま
た、隔壁用型部材の型シートにリブペーストを充填する
リブペースト充填過程と、ガラス基板の隔壁を形成する
面とリブペーストを充填した型シートとを所定の間隙を
おいて対置させる対置過程と、スキージ走査により、ガ
ラス基板の面に隔壁用型部材を押し当てて転写する転写
過程と、を有する本発明の隔壁製造方法によれば、転写
を行って隔壁を得る隔壁製造方法が提供される。また、
転写過程においてスキージ走査に同期して押し当てて転
写したリブペーストの部位に電離放射線を照射する電離
放射線照射過程を有する本発明の隔壁製造方法によれ
ば、電離放射線照射によって硬化するリブペーストを用
いて隔壁を得る隔壁製造方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の隔壁用型部材の構成を示す図である。
【図2】賦型を行って隔壁を得る方法を示す図(その
1)である。
【図3】賦型を行って隔壁を得る方法を示す図(その
2)である。
【図4】賦型を行って得られる隔壁の一例を示す斜視図
である。
【図5】転写を行って隔壁を得る方法を示す図(その
1)である。
【図6】転写を行って隔壁を得る方法を示す図(その
2)である。
【図7】型シート製造装置を示す概念図である。
【図8】型シートの一例を示す図である。
【符号の説明】
1,71 型シート 2 スクリーン 3 スクリーン枠 4 スクィージ 5,75 ガラス基板 6,76リブペースト 7 UV光源結要素の凹部 8a〜8d アドレス電極 9 誘電体層 10a〜10f 隔壁

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマディスプレイの隔壁の形状に対し
    て嵌め合いとなる形状を有する型シートと、 その型シートに対し張力を加え保持するスクリーンと、 そのスクリーンに対し張力を加え保持するスクリーン枠
    と、 を有することを特徴とする隔壁用型部材。
  2. 【請求項2】前記スクリーン枠に張り付けられた前記ス
    クリーンに前記型シートを周辺部分において張り付けた
    後、前記スクリーンの前記型シートの前記周辺部分の内
    側部分を除去することによって得られることを特徴とす
    る請求項1記載の隔壁用型部材。
  3. 【請求項3】プラズマディスプレイの隔壁の形状に対し
    て嵌め合いとなる形状を有する型シートと、その型シー
    トに対し張力を加え保持するスクリーンと、そのスクリ
    ーンに対し張力を加え保持するスクリーン枠と、を有す
    る隔壁用型部材を用いて前記隔壁を形成することを特徴
    とする隔壁製造方法。
  4. 【請求項4】ガラス基板にリブペーストを塗工するリブ
    ペースト塗工過程と、 前記ガラス基板のリブペーストが塗工された面と前記隔
    壁用型部材の前記型シートとを所定の間隙をおいて対置
    させる対置過程と、 スキージ走査により、前記ガラス基板のリブペーストが
    塗工された面に前記隔壁用型部材を押し当てて賦型する
    賦型過程と、 を有することを特徴とする請求項3記載の隔壁製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記賦型過程において前記スキージ走査に
    同期して前記押し当てて賦型した前記リブペーストの部
    位に電離放射線を照射する電離放射線照射過程を有する
    ことを特徴とする請求項4記載の隔壁製造方法。
  6. 【請求項6】前記隔壁用型部材の前記型シートにリブペ
    ーストを充填するリブペースト充填過程と、 ガラス基板の隔壁を形成する面と前記リブペーストを充
    填した前記型シートとを所定の間隙をおいて対置させる
    対置過程と、 スキージ走査により、前記ガラス基板の面に前記隔壁用
    型部材を押し当てて転写する転写過程と、 を有することを特徴とする請求項3記載の隔壁製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記転写過程において前記スキージ走査に
    同期して前記押し当てて転写した前記リブペーストの部
    位に電離放射線を照射する電離放射線照射過程を有する
    ことを特徴とする請求項6記載の隔壁製造方法。
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Cited By (4)

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