JPH11329113A - Nb3 Al系超電導線およびその製造方法 - Google Patents

Nb3 Al系超電導線およびその製造方法

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JPH11329113A
JPH11329113A JP10139639A JP13963998A JPH11329113A JP H11329113 A JPH11329113 A JP H11329113A JP 10139639 A JP10139639 A JP 10139639A JP 13963998 A JP13963998 A JP 13963998A JP H11329113 A JPH11329113 A JP H11329113A
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敏範 尾崎
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和彦 中川
Genzo Iwaki
源三 岩城
Hidesumi Moriai
英純 森合
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    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属Nb層と安定化材間を強固に密着させた
Nb3 Al系超電導線およびその製造方法を提供する。 【解決手段】 酸洗浄槽5の酸液6によって線材1′表
面の金属Nb層2を洗浄し、酸化膜等の不純物を除去し
た後、これを脱気処理をされた洗浄水8により水洗し、
次いで、メッキ槽9に導入して金属Nb層2の表面に銅
メッキ膜3を形成し、その後、銅メッキ膜3の上に安定
化材4を形成して超電導線を製造する場合に、酸洗浄槽
5の出口からメッキ槽9の入口までを密閉槽15、1
6、17で密閉し、これらの中に窒素ガスを封入するこ
とにより、この中を通過する線材1′の表面の金属Nb
層2を大気から隔離する。大気から隔離された金属Nb
層2の表面には酸化膜等の生成がないことから、銅メッ
キ膜3は金属Nb層2へ強固に密着形成されることにな
り、従って、この銅メッキ膜3上に形成された安定化材
4は、曲げ加工時に金属Nb層2との間に剥離を起こす
ようなことがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Nb3 Al系超電
導線およびその製造方法に関し、特に、金属Nb層と安
定化材との間に剥離を発生させる惧れのないNb3 Al
系超電導線およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のNb3 Al系超電導線として、た
とえば、東北大学発行の平成8年度東北大学金属材料研
究所年次報告書に掲載された「大電流容量急熱急冷法N
3 Al線材の高磁界特性」に示されるような超電導線
が知られている。
【0003】この超電導線は、トータル外径が1mm前
後のNb3 Al超電導フィラメントの束を芯材として使
用し、これに厚さ0.2mm前後の金属Nb層を被せた
構造を有する。
【0004】この超電導線の周囲には、クエンチ時の保
障のために銅、銀等の安定化材が設けられ、通常、この
安定化材は、メッキ、テープ材の巻き付け、あるいは押
し出し等によって形成される。
【0005】このタイプの超電導線にとって重要なこと
は、金属Nb層と安定化材とが強固に密着していること
であり、これが不充分になると、最終製品に加工すると
きの加工性に問題が生ずるようになる。
【0006】密着不足からくる加工上の問題は、製品を
曲げ加工するときに安定化材が剥離する現象となって現
れるが、このことは芯材と安定化材との導通性の不足を
意味するものであり、延いては、クエンチが発生したと
きに、安定化材が本来の役割を果たせなくなることを意
味するものである。
【0007】従って、金属Nb層上に安定化材を形成す
るにあたっては、たとえば、酸洗浄を行うなどして、金
属Nb層の表面状態に細心の注意を払う必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のNb3
Al系超電導線によると、製品の製造過程においてNb
酸化膜(不働態皮膜)が金属Nb層の表面に生成するこ
とは不可避的であり、そのうえ、Nb酸化物の場合、結
合力が強固であることから、その除去が難しく、また、
仮に酸洗浄により酸化膜を除去し得たとしても、その後
の水洗浄や搬送等を経るうちに、再度、酸化膜が生成し
てしまうことになる。
【0009】Nb酸化膜は密着障壁としての作用が大き
く、このため、芯材と安定化材間に充分な密着状態を確
保することができず、結果として、製品加工時に芯材と
安定化材間に剥離を発生させ、クエンチ時の導通性を低
下させるようになる。
【0010】従って、本発明の目的は、金属Nb層と安
定化材間を強固に密着させたNb3Al系超電導線およ
びその製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、Nb3 Alのフィラメントによって構成
された超電導線束と、前記超電導線束の上に設けられた
金属Nb層と、前記金属Nb層の外周に形成された安定
化材とから構成され、前記金属Nb層の表面には、酸化
膜を介することなく、あるいは所定の膜厚以下の酸化膜
を介して、メッキ処理による所定の膜厚以上の導電性金
属膜を密着形成したことを特徴とするNb3 Al系超電
導線を提供するものである。
【0012】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、Nb3 Alのフィラメントにより構成された超伝導
線束を被覆する金属Nb層を酸液で酸洗浄することによ
って、前記金属Nb層表面の不純物を除去した後、前記
金属Nb層を水洗して前記金属Nb層の周囲に安定化材
を形成する超電導線の製造方法において、前記安定化材
を形成する前に、前記金属Nb層表面へメッキ処理によ
る導電性金属膜を形成し、前記水洗における洗浄水とし
て脱気処理をした洗浄水を使用し、前記金属Nb層が、
少なくとも前記水洗を終えて前記メッキ工程に至るまで
の間、前記金属Nb層を大気から隔離することを特徴と
するNb3 Al系超電導線の製造方法を提供するもので
ある。
【0013】さらに、本発明は、上記の目的を達成する
ため、Nb3 Alのフィラメントにより構成された超電
導線束を被覆した金属Nb層を酸液で酸洗浄することに
よって、前記金属Nb層表面の不純物を除去した後、前
記金属Nb層の周囲に安定化材を形成する超電導線の製
造方法において、前記安定化材を形成する前に、前記金
属Nb層表面へメッキ処理による導電性金属膜を形成
し、前記酸液と、前記メッキ処理におけるメッキ液とし
て、同一ないしは類似した化学組成の溶液を使用し、前
記酸洗浄と前記メッキ処理を、相互間に水洗処理を介在
させることなく連続させたことを特徴とするNb3 Al
系超電導線の製造方法を提供するものである。
【0014】また、本発明は、上記の目的を達成するた
め、Nb3 Alのフィラメントにより構成された超電導
線束を金属Nb層で被覆したNb被覆超電導線束を準備
し、導電性金属のメッキ液中で前記Nb被覆超電導線束
を陽極とし、前記メッキ液を陰極として前記金属Nb層
を溶解洗浄し、前記メッキ液中で前記Nb被覆超電導線
束を陰極とし、前記メッキ液を陽極として前記金属Nb
層の外周に導電性金属膜を形成し、前記導電性金属膜の
外周に安定化材を形成することを特徴とするNb3 Al
系超電導線の製造方法を提供するものである。
【0015】金属Nb層の表面に形成される導電性金属
膜は、主に銅メッキ膜によって構成され、その厚さは少
なくとも0.5μmであることが望ましい。0.5μm
未満になると、このメッキ膜による密着媒体としての効
果が不足するようになることから、金属Nb層と安定化
材との間に良好な密着状態を作り出せず、曲げ加工時に
安定化材が剥離するようになる。
【0016】導電性金属膜の上限厚さは5μmに設定す
べきであり、これを超える厚さは、金属Nb層と安定化
材間を密着させるための媒介材としては過剰である。
【0017】金属Nb層と銅メッキ膜の密着状態は、銅
メッキ膜を構成する銅の純度によっても影響を受ける。
99.9%以上の純度とすることが望ましく、これを下
廻ると充分な密着状態を確保しにくゝなる。
【0018】超電導線束は、多くの場合、断面円形に成
型され、その場合の金属Nb層を加えた外径寸法は、
0.1〜10mmの範囲内にあることが実用上から見て
好ましい。また、安定化材は銅メッキ膜あるいは銀メッ
キ膜によって形成すべきであり、その厚さとしては、5
〜500μmの範囲内であることが望ましい。従来と同
様に、テープ材の巻き付け、あるいは押し出し等によっ
て安定化材を形成することは可能である。
【0019】金属Nb層と導電性金属膜との間には、N
b酸化膜等の不純物をいっさい存在させないことが理想
であるが、現実には有り得ない。このため、本発明にお
いては、“酸化膜等の不純物を実質的に介在させること
なく”としているものであり、具体的には50nmの厚
さまで、その存在は許される。
【0020】不純物の厚さが50nm以下であれば、金
属Nb層の地肌が露出しているのと実質的に同じであ
り、従って、金属Nb層とメッキ処理による導電性金属
膜とを強固に密着させることができる。不純物の厚さが
60nmのレベルになると、良好な密着状態を得ること
が難しく、曲げ加工時に安定化材が剥離するようにな
る。なお、最も好ましい不純物の厚さは5nm以下であ
る。
【0021】
【0012】と
【0013】における酸液、および
【0014】におけるメッキ液としては、フッ素化合物
を含有することが好ましく、このフッ素化合物として
は、たとえば、フッ化水素が使用される。
【0022】フッ化水素を含有した酸液およびメッキ液
を使用するときには、金属Nb層表面のNb酸化膜を効
率よく除去することができる。良好な不純物除去効果を
得るためには、酸液、メッキ液いずれの場合にも、1重
量%(以下、%は重量%とする)以上のフッ化水素を含
有することが望ましい。
【0023】
【0012】の製造方法においては、金属Nb層は、少
なくとも水洗を終えてメッキ処理に至るまでの間、大気
から隔離されるが、この隔離の程度は、たとえば、水洗
槽の出口からメッキ槽の入口までを気密的にシールして
窒素ガスなどの不活性ガスを封入するような完全隔離が
最も望ましいが、これをたとえば、酸洗浄工程を出た
後、数秒以内にメッキ槽へ導入することによって大気と
の接触を極力抑制し、これをもって大気からの隔離とす
る考え方は可能である。
【0024】また、完全隔離を行う場合、シールは、酸
洗浄槽の出口からメッキ槽の入口までをカバーすること
が望ましく、このようにするときには、隔離がより完璧
なものとなる。
【0025】
【0013】の製造方法において、酸洗浄とメッキ処理
とを連続させる形態としては、両者を直接連結したり、
あるいは両者を同じ槽内に設定することなどが好適な例
として考えられるが、必要によっては酸洗浄とメッキ処
理とを互いに離れた位置に設定してもよい。
【0026】その場合の酸洗浄部とメッキ処理部間の距
離としては、金属Nb層表面の酸化を防止する意味か
ら、酸洗浄を終えた金属Nb層が酸液で濡れていて、従
って、付着酸液による浄化機能が維持されている間に、
メッキ処理部へ導入できるような距離とすべきである。
【0027】そして、この製造方法の場合には、酸洗浄
の酸液とメッキ処理におけるメッキ液として、同一ない
しは類似の溶液を使用することから、酸液によるメッキ
液の汚染と、それによるメッキ機能への影響についての
心配がなく、これまで、酸液とメッキ液をこのように構
成した例はない。
【0028】
【0014】の製造方法は、
【0013】をさらに進展させたもので、この場合に
は、酸洗浄とメッキ処理の区別はなく、金属Nb層はメ
ッキ液によって酸洗浄されることになる。
【0029】
【0013】と
【0014】の場合には、従来、酸洗浄後には必ず行っ
てきたメッキ処理前の水洗が不要となることから、洗浄
水の水質チェック等を省略することができ、従って、こ
れによる管理上の利益を得ることができる。
【0030】また、酸洗浄とメッキ処理を距離を置いて
設定するような場合、酸洗浄後の金属Nb層表面は、付
着した酸液の浄化機能によって大気による酸化作用から
保護されることになるが、水洗の場合には、付着した洗
浄水に浄化機能はなく、金属Nb層を保護することはで
きない。このことからも水洗の省略には意味がある。
【0031】酸洗浄のための酸液および導電性金属膜形
成のためのメッキ液として共用される溶液の中には、フ
ッ素化合物以外に、硫酸銅や硼フッ化銅のような金属の
無機塩がメッキ成分として含有させられるが、さらに、
この溶液の中に、pH緩衝剤を含有させたり、硝酸等の
他の酸を、たとえば、2%程度含有させることは可能で
ある。
【0032】優れた酸洗浄機能と優れたメッキ機能とを
同時に備える溶液の例として、フッ化水素1〜40%、
銅の無機塩5〜40%、およびpH緩衝剤成分5〜30
%を含む溶液を挙げることができ、特に、この溶液にお
けるフッ化水素の下限値1%は、金属Nb層表面の酸化
膜除去のための重要な要素であり、濃度がこれを下廻る
と酸化膜の除去が難しくなる。
【0033】金属Nb層の表面に導電性金属膜を形成し
た後、または導電性金属膜上に安定化材を形成する途
中、あるいは安定化材を形成した後に、導電性金属膜ま
たは安定化材の上から絞り力を付加することは好まし
く、このようにするときには、金属Nb層と導電性金属
膜間の密着力、延いては金属Nb層と安定化材間の密着
力をより強固なものとすることができる。
【0034】絞り力を加える手段としては、製品外径と
近似した内径を有するダイスでの線引きが好適であり、
金属Nb層と導電性金属膜とは、メタルフロー的作用に
よって強固に密着するようになる。また、ダイスによる
線引き加工には、電流密度のバラツキ等によるメッキ表
面の凹凸を平坦化させる効果があり、この意味からも有
用である。
【0035】導電性金属膜形成後か、導電性金属膜上に
安定化材を形成する途中、あるいは安定化材形成後のい
ずれかの段階において、製品を加熱し、これにより脱水
素処理を施す場合には、各層間の密着力を維持するうえ
において効果がある。このための加熱温度としては、製
品の製造段階に応じて50〜600℃の範囲内に設定す
ることができる。
【0036】この加熱処理は、超電導線を製造する過程
において、製品の中に取り込まれた水素を除去するため
に行われるもので、水素は、製品を繰り返し折り曲げた
ときに層間剥離の要因となる存在であり、従って、上記
の加熱処理は、超電導線としての品質を高めるうえにお
いて効果がある。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。図1は、以下に述べる実施例と参考例にお
いて製造されるNb3 Al系超電導線の断面図を示した
もので、1は外径が76μmでマトリックス比0.8の
Nb 3 Alフィラメント150本を断面円形に束ねた超
電導線束、2は外径が1.25mmとなるように超電導
線束1の上に形成された金属Nb層、3は金属Nb層2
上に形成された銅メッキ膜、4はメッキにより形成され
た銅または銀の安定化材を示す。
【0038】
【実施例1〜3】超伝導線束1の周囲に形成された金属
Nb層2の表面を10%濃度のフッ化水素溶液で酸洗浄
することにより、金属Nb層表面のNb酸化膜等を除去
した後、これを溶存酸素を脱気した洗浄水に浸漬して直
ちに水洗し、水洗完了後5秒以内に市販の硼フッ化銅メ
ッキ液に浸漬し、電流密度1A/dm2 の電流を通電す
ることによって、それぞれ0.5μm厚(実施例1)、
2.0μm厚(実施例2)、および5.0μm厚(実施
例3)の銅メッキ膜(純度99.9%)3を形成した。
【0039】次に、通常通り、これらの線材を市販のシ
アン化銅メッキ液またはシアン化銀メッキ液の中に浸漬
し、通電することにより、銅メッキ膜3の上に銅(実施
例1、2)または銀(実施例3)の安定化材4を50μ
mの厚さに形成し、これによりそれぞれの実施例におけ
るNb3 Al系超電導線を製造した。
【0040】
【実施例4】図2は、この実施例において使用された設
備の構造を示したものである。5は酸洗浄槽、6は酸洗
浄槽5に収容された酸液、7は水洗槽、8は洗浄水、9
はメッキ槽、10はメッキ液、1′はこれらの中を通過
する線材を示し、Nb 3 Alフィラメントの超電導線束
1と金属Nb層2とから成る。
【0041】酸液6、洗浄水8およびメッキ液10は、
それぞれの槽5、7、9の前後に設けられた液受け5
a、5b、7a、7b、9a、9bの中に11、11・
・・のようにオーバーフローし、ポンプ12、13、1
4によって再びそれぞれの槽5、7、9へと戻されるよ
うに構成されている。
【0042】15、16、17は、液受け5b、7a、
7b、9aと水洗槽7を覆うように形成された密閉槽を
示し、それぞれその内部には窒素ガスが封入されてお
り、これにより線材1′は、これらの個所を通過する
間、大気から隔離される。
【0043】以上の設備を使用し、下記条件のもとで、
線材1′の金属Nb層2の表面に純度99.9%の銅メ
ッキ膜3を1μmの厚さに形成した後、さらに、別工程
において、市販のシアン化銅メッキ液を使用することに
より、銅メッキ膜3の上に50μm厚さの銅安定化材4
を形成し、所定のNb3 Al系超電導線を得た。 (1)酸液6:3%濃度のフッ化水素溶液 (2)洗浄水8:脱気水 (3)メッキ液10:硼フッ化銅メッキ液 (4)電流密度:1A/dm2
【0044】金属Nb層2の表面のNb酸化膜等の不純
物は、酸液6によって除去され、これにより清浄化され
た金属Nb層2は酸洗浄槽5からメッキ槽9に至る間、
大気から隔離される。この結果、金属Nb層2の表面に
Nb酸化膜等が介入する余地はなく、従って、銅メッキ
膜3は金属Nb層2の表面へ良好な状態で密着形成され
ることになる。
【0045】銅メッキ膜3形成後、仮に、線材1′を高
温・高湿の大気中に長期間放置したとしても、金属Nb
層2は銅メッキ膜3によって保護されていることから、
その後の安定化材4の形成に支障を与える惧れはなく、
常に良質の超電導線を製造することができる。
【0046】図2の装置において、密閉槽15を省略
し、密閉槽を16と17だけとすることは可能である。
【0047】
【実施例5】図3に、この実施例において使用した設備
の構造を示す。この洗浄メッキ装置の特徴は、槽の数を
1個とした点と、この1個の槽18を酸洗浄槽19とメ
ッキ槽20とに区分し、さらに、これらの槽19、20
をA部において連通させた点と、従来、例外なく使用さ
れていた水洗槽を省略した点にある。
【0048】酸洗浄槽19とメッキ槽20には、所定量
のフッ化水素と硼フッ化銅と硫酸銅とを含有したメッキ
液が共通の浴液21として収容されている。
【0049】22は酸洗浄槽19の中に浸漬された陰
極、23はメッキ槽20の中に浸漬された陽極を示し、
これらはそれぞれ電源24、25の対応する極性に接続
され、一方、これら電源の反対極は線材1′に接続され
ている。26、27はその接続部である。
【0050】以上の構成のもと、電源24、25から通
電(電流密度:1A/dm2 )することにより、線材
1′の金属Nb層2上に1μm厚さの銅メッキ膜(純度
99.9%)3を形成し、さらに、別工程において、市
販のシアン化銅メッキ液を使用することにより、銅メッ
キ膜3の上に銅の安定化材4を50μmの厚さにメッキ
し、これによりNb3 Al系超電導線を製造した。
【0051】この間、線材1′表面の金属Nb層2は、
酸洗浄槽19の中でカソード溶解し、一方、メッキ槽2
0の中では銅メッキ膜を形成されることになるが、この
ように同じ浴液21の中で酸洗浄と銅メッキ膜形成が連
続して行われる結果、銅メッキ膜3を形成する前に、金
属Nb層2の表面にNb酸化膜等が生成ずることはな
く、従って、銅メッキ膜3は強固に密着形成されること
になる。
【0052】そして、金属Nb層2が銅メッキ膜3によ
って保護されるので、安定化材4を形成するまでの間、
これを大気中に晒したとしても、安定化材4の形成に支
障をきたすようなことはない。
【0053】図3の場合のもう一つの利点は、金属Nb
層2が浴液21の中に溶解する結果、金属Nb層2の表
面がより清浄化されることであり、これによって金属N
b層2と銅メッキ膜3の密着はさらに強固なものとな
る。
【0054】なお、図3の洗浄メッキ装置において、酸
洗浄槽19とメッキ槽20の間の隔壁Bを除去すること
は可能である。また、この装置に使用する浴液21とし
ては、フッ化水素が1〜30%、硼フッ化銅が5〜30
%、および硫酸銅が5〜40%の範囲内において調合さ
れた溶液が好適であり、実施例5ではフッ化水素濃度を
5%に設定したものが使用された。
【0055】
【実施例6】実施例5の浴液21におけるフッ化水素の
濃度を30%とし、他を実施例5と同一条件に設定する
ことにより、所定のNb3 Al系超電導線を製造した。
【0056】
【実施例7】実施例6における超電導線の銅安定化材4
を40μmの厚さに形成し、さらに、この超電導線の外
径よりも僅かに小さな内径のダイスを使用して線引を行
い、所定のNb3 Al系超電導線を製造した。
【0057】
【参考例1、2】前述の実施例1〜3において、銅メッ
キ膜3を0.05μmの厚さ(参考例1)と50μmの
厚さ(参考例2)に形成し、他を実施例1〜3と同じ条
件に設定することによって、所定のNb3 Al系超電導
線を製造した。
【0058】
【参考例3】実施例5において、浴液21におけるフッ
化水素濃度を0.5%とし、他を実施例5と同一条件に
設定することにより、Nb3 Al系超電導線を製造し
た。
【0059】
【参考例4】実施例1〜3におけるフッ化水素溶液の代
わりに5%の硫酸と10%の過酸化水素を含む溶液を使
用し、他を実施例1〜3と同一条件に設定することによ
り、所定のNb3 Al系超電導線を製造した。
【0060】
【参考例5】実施例1〜3において、洗浄水として脱気
処理をしていない洗浄水を使用し、他を実施例1〜3と
同一条件に設定することにより、所定のNb3 Al系超
電導線を製造した。
【0061】次に、以上の各実施例および参考例におけ
る要点と、これら各例によって得られた超電導線を対象
として行った試験の結果を表1に示す。試験は、サンプ
ルを曲率半径5Rで180°に曲げたときの金属Nb層
2と銅メッキ膜3間における剥離の発生有無を観察する
ことによって行われた。
【0062】表1に酸化膜厚さとして示されている数値
は、サンプル短片をオージェ分析機に入れて液体窒素で
冷却した後、真空中でサンプルを破壊したときの、金属
Nb層2の表面または銅メッキ膜3の内面に付着してい
た酸化膜のオージェ分析結果である。
【0063】
【表1】
【0064】この表1によれば、本発明による実施例1
〜7がいずれも微小剥離ないしは剥離無の評価であるの
に比べ、参考例1〜5は2を除けばいずれも剥離有であ
り、両者間には明確な差が認められる。以下、それぞれ
について考察する。
【0065】なお、実施例1〜3における微小剥離は、
クエンチ時の導通性に影響を及ぼすような状態からはほ
ど遠いものであり、実用上問題のない微細なものであ
る。
【0066】この微小剥離の発生は、金属Nb層2が、
水洗槽を出てから銅メッキ膜3を形成するためのメッキ
槽に入るまでの僅かの時間(5秒以内)、大気に晒され
たことが原因しているものと思われる。
【0067】実施例4の場合には、酸洗浄後、金属Nb
層2の表面に銅メッキ膜3が形成されるまでの間、金属
Nb層2を大気から完全に隔離し、さらに、脱気処理に
よって溶存酸素を除去した洗浄水を使用していることか
ら、残存酸化膜の厚さは4nmと極端に薄く、従って、
金属Nb層2と銅メッキ膜3の間は強固に密着してお
り、剥離の発生はない。
【0068】実施例5〜7の場合には、酸洗浄と銅メッ
キ膜のメッキとが同じ浴液の中で行われたことから、金
属Nb層2の表面に酸化膜が介在する余地はほとんどな
く、従って、これらの場合にも残存酸化膜は4nmと薄
く、当然、剥離の発生はない。
【0069】また、実施例7の場合には、ダイスでの線
引きを行っており、線引時に加わる圧力によって金属N
b層2と銅メッキ膜3とは、より強固に密着させられて
いる。
【0070】参考例1は、銅メッキ膜3の厚さが0.0
5μmと薄かったことから、銅メッキ膜3が下地メッキ
ないしは密着媒体としての役割を果たせなかったゝめ
に、剥離が発生したものと推定される。
【0071】参考例2は、逆に、銅メッキ膜3の厚さを
50μmと極端に厚くした例であり、従って、当然、剥
離の発生はないが、厚さが過剰であって無意味であり、
作業効率も極端に低下することから好ましくない。
【0072】参考例3は、酸液のフッ化水素濃度を0.
5%に設定した例であるが、酸洗浄時の洗浄力が低いた
めに、金属Nb層2の表面に生成している酸化膜を除去
できず、従って、酸化膜も80nmと厚くなり、剥離が
発生している。
【0073】参考例4および5は、酸液としてフッ化水
素を含有しない酸液を使用した例と、脱気処理をしてい
ない洗浄水を使用した例であるが、それぞれ200nm
厚さと60nm厚さの酸化膜を生成させており、剥離が
発生している。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による超電
導線によれば、Nb3 Alの超電導線束を被覆する金属
Nb層の表面に、酸化膜等の不純物を実質的に介在させ
ることなくしてメッキ処理による導電性金属膜を密着形
成し、この金属膜の上に安定化材を設けることによって
超電導線としたものであることから、導電性金属膜の存
在が金属Nb層と安定化材間の密着を媒介するように作
用することになり、従って、金属Nb層と安定化材との
間に強固な密着状態を作り出すことができ、曲げ加工時
に安定化材が剥離するようなことはなくなる。
【0075】また、本発明による超電導線の製造方法に
よれば、金属Nb層の周囲に安定化材を形成する前に、
金属Nb層の表面へメッキ処理による導電性金属膜を形
成し、さらに、この導電性金属膜を形成するにあたって
は、製品が酸洗浄後の水洗を終えて導電性金属膜形成の
ためのメッキ処理に至るまでの間、金属Nb層を大気か
ら隔離するか、または、酸洗浄の酸液と導電性金属膜形
成のためのメッキ液とを同一ないしは類似した溶液とす
ることにより、酸洗浄と導電性金属膜形成のためのメッ
キ処理とを連続させるか、あるいは、酸洗浄を導電性金
属膜形成のためのメッキ液で行うかのいずれかによっ
て、導電性金属膜形成以前における金属Nb層表面への
酸化膜形成を防止するものであることから、金属Nb層
と導電性金属膜とは、これら相互間に酸化膜等の不純物
を介在させることなく、強固に密着させられることにな
る。
【0076】従って、その後に、導電性金属膜の上に安
定化材を形成すれば、導電性金属膜が密着媒体として作
用することから、金属Nb層と安定化材とは強力に密着
させられることになる。
【0077】これにより、曲げ加工時における安定化材
の剥離は防止され、良質のNb3 Al系超電導線が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】Nb3 Al系超電導線の断面図。
【図2】本発明の超電導線製造方法の実施形態において
使用された設備の構造説明図。
【図3】本発明の超電導線製造方法の実施形態において
使用された他の設備の構造説明図。
【符号の説明】
1 超電導線束 1′ 線材 2 金属Nb層 3 銅メッキ膜 4 安定化材 5、19 酸洗浄槽 6 酸液 7 水洗槽 8 洗浄水 9、20 メッキ槽 10 メッキ液 15、16、17 密閉槽 19 酸洗浄槽 20 メッキ槽 21 浴液 22 陰極 23 陽極 24、25 電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22F 1/00 680 C22F 1/00 680 (72)発明者 岩城 源三 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内 (72)発明者 森合 英純 茨城県土浦市木田余町3550番地 日立電線 株式会社システムマテリアル研究所内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Nb3 Alのフィラメントによって構成さ
    れた超電導線束と、前記超電導線束の上に設けられた金
    属Nb層と、前記金属Nb層の外周に形成された安定化
    材とから構成され、前記金属Nb層の表面には、酸化膜
    を介することなく、あるいは所定の膜厚以下の酸化膜を
    介して、メッキ処理による所定の膜厚以上の導電性金属
    膜を密着形成したことを特徴とするNb3 Al系超電導
    線。
  2. 【請求項2】前記導電性金属膜は、厚さが0.5μm以
    上の銅メッキ膜であり、前記安定化材は、厚さが5〜5
    00μmの銅メッキ膜あるいは銀メッキ膜であることを
    特徴とする請求項第1項記載のNb3 Al系超電導線。
  3. 【請求項3】前記銅メッキ膜は、純度が99.9%以上
    の銅によって構成されたことを特徴とする請求項第2項
    記載のNb3 Al系超電導線。
  4. 【請求項4】前記金属Nb層は、0.1〜10mmの外
    径を有し、その外周に厚さが0.5〜5μmの前記導電
    性金属膜と、厚さが5〜500μmの前記安定化材を設
    けたことを特徴とする請求項第1項記載のNb3 Al系
    超電導線。
  5. 【請求項5】前記金属Nb層は、前記所定の膜厚以下の
    酸化膜として厚さ50nm以下の酸化膜を有することを
    特徴とする請求項第1項記載のNb3 Al系超電導線。
  6. 【請求項6】Nb3 Alのフィラメントにより構成され
    た超電導線束を被覆する金属Nb層を酸液で酸洗浄する
    ことによって、前記金属Nb層表面の不純物を除去した
    後、前記金属Nb層表面を水洗して前記金属Nb層の周
    囲に安定化材を形成する超電導線の製造方法において、 前記安定化材を形成する前に、前記金属Nb層表面へメ
    ッキ処理による導電性金属膜を形成し、 前記水洗における洗浄水として脱気処理をした洗浄水を
    使用し、 前記金属Nb層が、少なくとも前記水洗を終えて前記メ
    ッキ処理に至るまでの間、前記金属Nb層を大気から隔
    離することを特徴とするNb3 Al系超電導線の製造方
    法。
  7. 【請求項7】前記酸液は、フッ化水素のようなフッ素化
    合物を1重量%以上含有することを特徴とする請求項第
    6項記載のNb3 Al系超電導線の製造方法。
  8. 【請求項8】Nb3 Alのフィラメントにより構成され
    た超電導線束を被覆する金属Nb層を酸液で酸洗浄する
    ことによって、前記金属Nb層表面の不純物を除去した
    後、前記金属Nb層の周囲に安定化材を形成する超電導
    線の製造方法において、 前記安定化材を形成する前に、前記金属Nb層表面へメ
    ッキ処理による導電性金属膜を形成し、 前記酸液と、
    前記メッキ処理におけるメッキ液として、同一ないしは
    類似した化学組成の溶液を使用し、 前記酸洗浄と前記メッキ処理を、相互間に水洗処理を介
    在させることなく連続させたことを特徴とするNb3
    l系超電導線の製造方法。
  9. 【請求項9】前記酸液の中に陰極を浸漬し、前記メッキ
    液の中に陽極を浸漬し、 前記酸液の側に位置する前記超電導線束に陽極を接続
    し、前記メッキ液の側に位置する前記超電導線束に陰極
    を接続し、 前記酸液中の陰極と前記超電導線束に接続された陽極と
    の間、および前記メッキ液中の陽極と前記超電導線束に
    接続された陰極との間に通電することを特徴とする請求
    項第8項記載のNb3 Al系超電導線の製造方法。
  10. 【請求項10】前記溶液は、フッ化水素のようなフッ素
    化合物を1重量%以上含有することを特徴とする請求項
    第8項または第9項記載のNb3 Al系超電導線の製造
    方法。
  11. 【請求項11】Nb3 Alのフィラメントにより構成さ
    れた超電導線束を金属Nb層で被覆したNb被覆超電導
    線束を準備し、 導電性金属のメッキ液中で前記Nb被覆超電導線束を陽
    極とし、前記メッキ液を陰極として前記金属Nb層を溶
    解洗浄し、 前記メッキ液中で前記Nb被覆超電導線束を陰極とし、
    前記メッキ液を陽極として前記金属Nb層の外周に導電
    性金属膜を形成し、 前記導電性金属膜の外周に安定化材を形成することを特
    徴とするNb3 Al系超電導線の製造方法。
  12. 【請求項12】前記メッキ液は、フッ化水素のようなフ
    ッ素化合物を1重量%以上含有することを特徴とする請
    求項第11項記載のNb3 Al系超電導線の製造方法。
  13. 【請求項13】前記超電導線束は、前記導電性金属膜形
    成後、または前記安定化材形成途中、あるいは前記安定
    化材形成後のいずれかの段階において、前記導電性金属
    膜または前記安定化材の上から絞り加工を施されること
    を特徴とする請求項第6項ないし第12項のいずれかに
    記載のNb3 Al系超電導線の製造方法。
  14. 【請求項14】前記超電導線束は、前記導電性金属膜形
    成後、または前記安定化材形成途中、あるいは前記安定
    化材形成後のいずれかの段階において、所定の温度に加
    熱され、これにより脱水素処理を施されることを特徴と
    する請求項第6項ないし第12項のいずれかに記載のN
    3 Al系超電導線の製造方法。
  15. 【請求項15】前記導電性金属膜は、銅メッキ膜であ
    り、前記安定化材は、銅メッキ膜あるいは銀メッキ膜で
    あることを特徴とする請求項第6項ないし第14項記載
    のNb3Al系超電導線の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4993605B2 (ja) * 2005-05-30 2012-08-08 大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構 銅電鋳によって製作した銅/ニオブ複合管材とその製造方法及び複合管材から製造された超伝導加速空洞
JP2016502728A (ja) * 2012-08-29 2016-01-28 スナム カンパニー リミテッド 超伝導線材の製造方法及びそれによって製造された超伝導線材

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