JPH11328872A - 磁気データ読取装置 - Google Patents
磁気データ読取装置Info
- Publication number
- JPH11328872A JPH11328872A JP12720298A JP12720298A JPH11328872A JP H11328872 A JPH11328872 A JP H11328872A JP 12720298 A JP12720298 A JP 12720298A JP 12720298 A JP12720298 A JP 12720298A JP H11328872 A JPH11328872 A JP H11328872A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveform
- waveform width
- reference value
- width
- data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
の他の2種類の波形幅3,4を、その最少の波形幅2に
擬似的に変換する変換手段と、磁気データの読取りが開
始されてから得られる波形幅2が複数個得られたとき
に、その波形幅2の平均値から基準値を算出する基準値
算出手段と、算出された基準値を用いてデータ読取りを
行うとともに、次回の波形幅が得られたときに算出され
た基準値が前回の基準値の6/8倍〜7/8倍より大き
く10/8倍より小さい条件を満たすときに、その新た
に得られた基準値を用いてデータ読取りを行い、その条
件を満たさないときは前回算出された基準値を用いてデ
ータ読取りを行う読取制御手段とからなる。
Description
に係り、特に、MFM方式で記録されている磁気データ
を正確に読取れるようにしたものに関する。
等の磁気情報記録媒体には、自己同期能力に優れている
等の理由により乗車区間等の所定の内容を表わすデータ
がMFM方式で記録されている場合がある。
読取る従来の磁気データ読取装置は、磁気データ読取装
置の本体に挿入された乗車券類等の磁気情報記録媒体が
搬送される途中、リードヘッドによりその磁気情報記録
媒体のトラックに記録されている磁気データが読取ら
れ、ハイブリッドICからなる信号生成回路で磁気デー
タの波形幅が検出され、その検出された波形幅は、CP
Uにおいて基準値となる最も波形幅の小さい波形幅(最
少波形幅)を基準値として“1”,“0”に変換される
ように構成されている。
この図から明らかなように、MFM波形は、波形幅の比
が2:3:4の3種類を有している(以下、波形幅の比
が「2」の波形を「波形幅2」、波形幅の比が「3」の
波形を「波形幅3」、及び波形幅の比が「4」の波形を
「波形幅4」として説明する。)。
幅、例えば、4個又は8個の波形幅のデータ(長さ)を
平均して基準値となる波形幅2を求めるようにしてい
る。なお、読取られた波形幅に波形幅3又は波形幅4が
存在するときは、これらを擬似的に波形幅2に変換する
ようにしている。すなわち、波形幅3の場合はそれを2
/3倍にし、また、波形幅4の場合はそれを1/2倍に
して擬似的に波形幅2を生成している。
準値にして、読取られたデータ(幅)が“1”か“0”
かを判定して読取データが生成される。
各幅の検出範囲を示している。先ず、波形幅が基準値a
の1/4a倍以下のときは、その波形幅はノイズに起因
するものとしてデータ読取から除外される(図4(1)
参照)。
つ、5/4倍以下のときは、その波形幅は、波形幅2と
判定される(図4(2)参照)。
つ、7/4a倍以下のときは、その波形幅は、波形幅3
と判定される(図4(3)参照)。
つ、9/4a倍以下のときは、その波形幅は、波形幅4
と判定される(図4(4)参照)。
来の磁気データ読取装置において、波形幅2の基準値が
実際の波形幅2(MFM方式で波形幅2として磁気情報
記録媒体に書込まれた波形幅)の基準値と大きくずれる
と、読取データの信頼性が損なわれる欠点があった。
汚れ等があって検出した波形幅が正常でない場合、その
不正常な波形幅を基にした波形幅2の基準値は、実際の
波形幅2の基準値から大きく外れることがある。
ク全体の磁気データを読取った後に全部の波形幅を基に
波形幅2の平均値を求め、その波形幅2を基準値として
実際の基準値に近づけることも考えられるが、この場合
は、トラック全部の読取後に波形幅2の平均値を求める
ため、データ読取りに時間がかかるという問題が生ず
る。したがって、可能な限り短時間処理の要求される乗
車券類の読取りには不向きとなる。
た後に基準値を求める場合であっても、磁気情報記録媒
体に搬送ムラがあるときは、求められた波形幅2の基準
値は、実際の基準値から大きく外れたものとなってしま
うおそれがあった。
データを読取る場合、すなわち、リアルタイムに波形幅
2を算出して基準値を求める場合は、上述の搬送ムラに
よる誤差を少なくすることが可能である。しかし、波形
幅2を算出するための個数が少ないため、波形幅のずれ
を吸収できず、波形幅2が実際の基準値と大きく離れた
ものとなってしまう欠点がある。
4/5倍のときは、次に来る波形幅2を波形幅3と誤認
識してしまう。より具体的に説明すると、基準値として
直前4個の波形幅の平均をとる場合、4個のうち2個が
正常な基準値であったとしても、残りの2つの波形幅の
和が正常な波形幅の6/5倍以下であれば、波形幅2を
波形幅3と誤認識してしまう。また、基準値として直前
8個の平均をとる場合、8個のうち5個が正常な波形幅
で残りの3個の波形幅の和が正常な波形幅の7/5倍以
下であれば、同様に波形幅2を波形幅3と誤認識してし
まう。
めになされたものであって、その目的は、波形幅2を実
際の波形幅に可能な限り近づけて誤認識のおそれのない
磁気データ読取装置を提供することにある。
読取装置は、上記目的を達成するために、磁気情報記録
媒体にMFM方式で記録されている磁気データを読取っ
たときに得られる波形幅の比が2:3:4の3種類の波
形幅のうち、最少波形幅を基準値にしてその磁気情報記
録媒体に記録されているデータを読取る磁気データ読取
装置において、前記3種類の波形幅のうち、最少波形幅
以外の他の2種類の波形幅を、その最少波形幅に擬似的
に変換する変換手段と、前記磁気データの読取りが開始
されてから得られる変換された擬似的な最少波形幅も含
めて、所定の複数個の最少波形幅が得られたときに、そ
の最少波形幅の平均値から前記基準値を算出する基準値
算出手段と、算出された基準値を用いてデータ読取りを
行うとともに、次回の波形幅が得られたときに算出され
た基準値が前回の基準値の6/8倍〜7/8倍より大き
く10/8倍より小さい条件を満たすときに、その新た
に得られた基準値を用いてデータ読取りを行い、その条
件を満たさないときは前回算出された基準値を用いてデ
ータ読取りを行う読取制御手段と、を有することを特徴
としている。
に基づいて説明する。図1は一実施の形態に係る磁気デ
ータ処理装置の概略構成を示すブロック図である。リー
ドヘッドHは、ここでは1個のみ示されているが、乗車
券類等の磁気情報記録媒体Cに複数本のトラック(図示
せず)が設けられているときは、各トラックに対応して
いる。したがって、磁気情報記録媒体Cに複数本のトラ
ックが設けられているとき、実際のリードヘッドHの内
部には、図示しないが、その複数本のトラックに対応し
たコイルを有するヘッド素子が複数個設けられていると
ともに、後述の信号生成回路1及びトラック用CPU2
は、各トラック毎に設けられている。
たようなMFM方式で乗車区間等の所定のデータが記録
されている。したがって、この磁気情報記録媒体Cをリ
ードヘッドHを介して読取ったときの信号を信号処理回
路1で処理したときには、上記図3で示されるような波
形幅比が2:3:4(1:1.5:2)の3種類の波形
幅の出力が得られる。
形成されていて、増幅等の信号処理をしたのち、得られ
た出力信号をトラック用CPU2に出力するように構成
されている。
磁気情報記録媒体Cの各トラック毎に設けられている。
このトラック用CPU2は、波形幅の検出を行う磁気デ
ータ幅検出手段2aと、最も波形幅の比の小さい波形幅
(最少波形幅)、すなわち、波形幅の比が「2」の波形
幅を基準値として、読取ったデータから“1”,“0”
に変換してデータ読取りを行うデータ処理回路2bとを
有している。
タ読取りの制御動作について説明する。
タ読取装置の本体に挿入されると、磁気情報記録媒体C
が図示しない搬送機構を介して搬送され、リードヘッド
Hによりデータの読取りが開始される(ステップ100
肯定。ステップ102。以下、ステップを「S」とす
る。)。
からは、磁気情報記録媒体Cに記録されているデータに
応じて3種類の波形幅(図2では幅)が出力されるが、
波形幅3の場合はそれに1/2を乗じて、また、波形幅
4の場合はそれに1/2を乗じて擬似的な波形幅2に変
換される(S104肯定、S106)。
数が所定の個数(例えば4個、又は8個)に達したと
き、その複数個の波形幅の合計をその個数で除して波形
幅2の平均値が求められ、その平均値が当初の基準値a
(図4参照)とされてデータ読取りが行われる(図2の
フローチャートでは省略)。
たと同様に、波形幅が基準値aの1/4a倍以下のとき
は、その波形幅はノイズに起因するものとしてデータ読
取りから除外される(図4(1)参照)。
つ、5/4a倍以下のときは、その波形幅は、波形幅2
と判定される(図4(2)参照)。
つ、7/4a倍以下のときは、その波形幅は、波形幅3
と判定される(図4(3)参照)。
つ、9/4a倍以下のときは、その波形幅は、波形幅4
と判定される(図4(4)参照)。
とき、例えば、波形幅2の平均値を求める個数が4個の
場合、5個目の波形幅が得られたときは、最初の波形幅
を除外してその5個目の波形幅を用いた波形幅2の平均
値が求められる。そして、その求められた波形幅2の基
準値aが算出される。
の7/8倍以上で、かつ、5/4倍(10/8)以下の
条件を満たしているときは、その新たな基準値aを用い
てデータ読取りが行われる(S112、S114)。こ
のようなデータ読取りは、トラック全部の読取りが終了
するまで繰返される(S116否定)。
述の条件を満たしていないときは(S110否定)、前
回の基準値aを用いてデータ読取処理が行われる(S1
18)。したがって、実際の基準値aから大きく外れた
波形幅2が基準値に用いられないので、誤認識を効果的
に防止することができる。
ているが、今回の波形幅が所定の波形幅よりも小さく
(又は大きく)表われた後に表われる次回の波形幅は、
所定の波形幅よりも大きく(又は小さく)表われる傾向
があるので、今回、基準値の算出に用いられない波形幅
は次回の基準値の算出に用いられる。したがって、平均
化されるので、基準値aは、実際の基準値に近いものと
することができる。
ているが、データ読取り途中において異常が発生し、デ
ータ読取りが中断されたときは、トラック全体の波形幅
のデータがデータ処理回路3aの図示しないメモリに格
納される。そして、その後、トラックの後端側からのデ
ータ読取りが行われる。
媒体Cのトラックには、一つのトラックの前半と後半と
に同じデータが記録されていて、読取不良を可能な限り
回避できるように構成されている。したがって、メモリ
に格納されたデータをトラックの後端側から処理するこ
とにより読取不良を回避することができる。
ときの一つの条件として7/8倍以上としたが、6/8
倍以上とすることもできる。本発明者の知見によれば、
6/8倍以上でも、実際の基準値に近い基準値とするこ
とができる。
種類の波形幅のうち、最少波形幅以外の他の2種類の波
形幅を、その最少波形幅に擬似的に変換する変換手段
と、前記磁気データの読取りが開始されてから得られる
変換された擬似的な最少波形幅も含めて、所定の複数個
の最少波形幅が得られたときに、その最少波形幅の平均
値から前記基準値を算出する基準値算出手段と、算出さ
れた基準値を用いてデータ読取りを行うとともに、次回
の波形幅が得られたときに算出された基準値が前回の基
準値の6/8倍〜7/8倍より大きく10/8倍より小
さい条件を満たすときに、その新たに得られた基準値を
用いてデータ読取りを行い、その条件を満たさないとき
は前回算出された基準値を用いてデータ読取りを行う読
取制御手段とからなるので、データ読取りを正確に行う
ことができる。
置の概略構成を示すブロック図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 磁気情報記録媒体にMFM方式で記録さ
れている磁気データを読取ったときに得られる波形幅の
比が2:3:4の3種類の波形幅のうち、最少波形幅を
基準値にしてその磁気情報記録媒体に記録されているデ
ータを読取る磁気データ読取装置において、 前記3種類の波形幅のうち、最少波形幅以外の他の2種
類の波形幅を、その最少波形幅に擬似的に変換する変換
手段と、 前記磁気データの読取りが開始されてから得られる変換
された擬似的な最少波形幅も含めて、所定の複数個の最
少波形幅が得られたときに、その最少波形幅の平均値か
ら前記基準値を算出する基準値算出手段と、 算出された基準値を用いてデータ読取りを行うととも
に、次回の波形幅が得られたときに算出された基準値が
前回の基準値の6/8倍〜7/8倍より大きく10/8
倍より小さい条件を満たすときに、その新たに得られた
基準値を用いてデータ読取りを行い、その条件を満たさ
ないときは前回算出された基準値を用いてデータ読取り
を行う読取制御手段と、 を有することを特徴とする磁気データ読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12720298A JP3664876B2 (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 磁気データ読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12720298A JP3664876B2 (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 磁気データ読取装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11328872A true JPH11328872A (ja) | 1999-11-30 |
JP3664876B2 JP3664876B2 (ja) | 2005-06-29 |
Family
ID=14954248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12720298A Expired - Fee Related JP3664876B2 (ja) | 1998-05-11 | 1998-05-11 | 磁気データ読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3664876B2 (ja) |
-
1998
- 1998-05-11 JP JP12720298A patent/JP3664876B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3664876B2 (ja) | 2005-06-29 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6570723B2 (en) | Magnetic card reader and magnetic data reproduction method, data demodulation method and demodulator of magnetic record data | |
KR100618238B1 (ko) | 데이터재생장치 | |
JPH11328872A (ja) | 磁気データ読取装置 | |
US6600613B1 (en) | Demodulation of magnetically recorded data | |
JP3748496B2 (ja) | データの復調方法 | |
JPS5853003A (ja) | 磁気リ−ド方式 | |
JP2007311002A (ja) | 磁気データの復調方法 | |
JP2000030204A (ja) | 磁気データ読取装置 | |
JP3245902B2 (ja) | 磁気券の冗長ビット設定装置 | |
JP3388996B2 (ja) | 磁気情報処理装置 | |
JPH11328882A (ja) | 磁気データ読取装置 | |
JP3571246B2 (ja) | データの復調方法 | |
JPH06349013A (ja) | 周波数変調信号の2値データ読取り方法 | |
JP3023274B2 (ja) | 磁気媒体取扱い装置 | |
JP2955919B2 (ja) | 磁気カードリーダ・ライタ | |
JP2000029976A (ja) | データ処理装置 | |
JP2806492B2 (ja) | 磁気カードのデータ書込装置 | |
JP2003123390A (ja) | 磁気記録データのデータ復調方法 | |
JP2000348441A (ja) | 磁気記録データのジッタ測定装置 | |
JP3626825B2 (ja) | 磁気データ処理装置 | |
JPH1069606A (ja) | 磁気データ読取装置 | |
JPH0589473A (ja) | 2値化しきい値決定方法 | |
JPH0831112A (ja) | 磁気データ読取装置 | |
JPH02244408A (ja) | 磁気媒体読取り装置 | |
JPH061607B2 (ja) | 磁気媒体の信号読出判定回路装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041130 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050125 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050315 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050330 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080408 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090408 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100408 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110408 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120408 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130408 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |