JP2955919B2 - 磁気カードリーダ・ライタ - Google Patents

磁気カードリーダ・ライタ

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JP2955919B2
JP2955919B2 JP7269860A JP26986095A JP2955919B2 JP 2955919 B2 JP2955919 B2 JP 2955919B2 JP 7269860 A JP7269860 A JP 7269860A JP 26986095 A JP26986095 A JP 26986095A JP 2955919 B2 JP2955919 B2 JP 2955919B2
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満 岩田
新人 田中
隆之 鎌田
圭 松田
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Tamura Electric Works Ltd
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ENU TEI TEI DEETA KK
Tamura Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気カードを取り
込み、取り込んだ磁気カードの上に空けられた穴部及び
キズ等を磁気ヘッドにより読み取ってカードの正否を判
定する磁気カードリーダ・ライタに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、テレホンカード等のプリペイド
カードには予め価値情報が磁気トラックに記録されてい
る。ここで、料金支払等を行うためにカードが挿入され
ると、磁気ヘッドにより価値情報が読み取られるととも
に、料金支払の終了後には磁気ヘッドにより残額の価値
情報が磁気トラックに記録され返却される。このような
磁気カードには、料金支払に応じた残額が磁気トラック
に記録される他に、残額の目安としてパンチャー等によ
りパンチ穴が開けられる。そしてパンチ穴が空けられた
カードが再度、装置に挿入されて使用される場合は、磁
気ヘッドによりパンチ穴が読み取られてカードに残額が
あるか否かが判断され、残額があると判定される場合は
そのカードの使用が許容されるものとなっている。
【0003】図2(c)は、カードに空けられたパンチ
穴と、磁気ヘッドによりこのパンチ穴を読み取ったアナ
ログ波形及びこのアナログ波形をデジタルに変換した場
合のデジタル波形との関係を示している。即ち、図2
(c)に示すように、パンチ穴11の前端を11A、後
端を11Bとし、磁気ヘッドによって前端11Aから後
端11Bの方向にパンチ穴11を読み取る場合、磁気ヘ
ッドの出力波形は、前端11Aの部分では−方向に振幅
し、後端11Bの部分では+方向に振幅するような波形
となる。そして、このアナログの±出力波形を絶対値で
あるデジタルのパルス波形に変換し、CPU等の制御部
へ出力する。この場合、制御部では、最初にパルス信号
を入力すると、パンチ穴11の始まりと認識し、続いて
パルス信号を入力するとパンチ穴の終わりと認識する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の装
置では、挿入されたカードのパンチ穴の有無を検出する
場合、パンチ穴の前端11Aに相当する最初のパルスを
入力するとパンチ穴の始まりと認識すると共に、続いて
パンチ穴の後端11Bに相当するパルス信号を入力する
とパンチ穴の終わりと認識し、パンチ穴検出を行ってい
る。ここで、カードのパンチ穴検出の際に磁気ヘッドと
カードとの間に隙間が生じてそのタイミングがたまた
ま、例えばパンチ穴の前端11Aに相当する部分の検出
タイミングに重なったとすると、前端11Aに相当する
出力波形のレベルは小さくなる。このため、パンチ穴の
有無を検出する制御部に対しては、パンチ穴の後端11
Bに相当する1つのパルス信号しか出力されなくなり、
従って制御部ではパンチ穴の位置検出を行うことができ
ないという問題が生じる。
【0005】そして、このようなカードを制御部におい
て異常カードとして判定し、使用不可にしたとすると、
軽微なキズがあるカードが使用された場合でも同様に1
つのパルス信号しか制御部に出力されないことから、同
様に異常カードとして判定されることになり、この結
果、異常と判定されるカードの数が急増して使用可能な
カードが少なくなるという問題もあった。従って本発明
は、カードにパンチ穴が空いているのにその穴位置が検
出できないような真に異常なカードのみを異常カードと
して判定すると共に、軽微なキズが付いているようなカ
ードは正常カードとして救済しその使用を許容すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、磁気ヘッドを備え、搬送されるカー
ドに空けられているパンチ穴を磁気ヘッドにより読み取
り、磁気ヘッドの出力に基づいてカードの正否を判定す
るカードリーダ・ライタにおいて、磁気ヘッドにより読
み取られて出力されるパンチ穴の前端部の波形と後端部
の波形とを異なる波形として生成する波形整形回路を設
け、波形整形回路の出力からパンチ穴の前端部と後端部
とを識別可能にする。この結果、カードにパンチ穴が空
けられているか否かを的確に識別できる。また、波形整
形回路の出力から前端部及び後端部の何れか一方が検出
される場合は、カードにパンチ穴が空けられていると判
定し、このパンチ穴のカード上における位置を特定す
る。この結果、カード上におけるパンチ穴位置を正確に
検出することができる。
【0007】また、パンチ穴を検出する光センサと、波
形整形回路の出力に基づいてパンチ穴の前端部及び後端
部が順次検出されたときにこの間の所要時間が予め定め
た時間近辺あるか否かを判定する判定手段と、判定手段
がこの所要時間を予め定めた時間近辺にあると判定した
ときに光センサの出力の有無を検出する検出手段とを設
け、検出手段の検出出力に応じてカードの正否を判断す
る。この結果、カードの正否を的確に検出できる。ま
た、上記判定手段の否判定出力,波形整形回路から出力
されるパンチ穴の前端部のみの検出出力及び後端部のみ
の検出出力の何れか一方によりこのパンチ穴をキズと判
断する。この結果、キズが付いているようなカードが的
確に検出され正常カードとして救済することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明に係る磁気カードリーダ・
ライタの構成を示すブロック図である。同図において、
1はカード、2はカード搬送路、3は波形整形回路、4
はCPU、5はメモリ、Hは磁気ヘッド、SR1〜SR
3は光センサである。
【0009】ここで本カードリーダ・ライタにカード1
が挿入されると、光センサSR1によりこのカード1の
挿入が検知され、CPU4に伝達される。この場合、C
PU4は、図示しないモータを駆動してカード搬送路2
内にカード1を取り込み、図中、右方向に搬送する。搬
送路2内を搬送されたカード1は、光センサSR2によ
りその先端が検知されると、CPU4はカード1のパン
チ穴検出を磁気ヘッドHを介して行う。そして磁気ヘッ
ドHにより検出され波形整形回路3によりデジタル信号
に変換されたカード1のパンチ穴やキズ等のデータを順
次メモリ5に格納する。
【0010】このような磁気ヘッドHを介するカード1
のパンチ穴データ等の読み取りは、カード1の先端が光
センサSR3により検出されるまで続行される。そし
て、カード1の先端が光センサSR3により検知される
と、カード1の搬送を停止すると共に、磁気ヘッドHを
介するデータの読み取りを停止し、メモリ5に格納され
ているデータの解析処理に移行する。
【0011】ここで、このデータ解析処理により得られ
た、カード1上にパンチ穴が正常に空けられている等の
結果から、正常カードと判定される場合は、このカード
1の使用が許容される。そして、カード1が使用された
後では、図示しない磁気ヘッドによりカードの磁気トラ
ックに残額情報が記録されると共に、図示しないパンチ
ャ等によりカード上の残額情報に相当する位置にパンチ
穴が空けられ、返却される。
【0012】ところで、パンチ穴が空けられたカード1
を磁気ヘッドHで読み取ると、パンチ穴の前端及び後端
の双方において磁気ヘッドHの出力波形が変化するた
め、穴位置を正確に検出できる。しかし、例えばパンチ
穴の前端11Aに相当する部分の出力波形のレベルが小
さい場合は、パンチ穴の有無を検出するCPU4に対し
ては、パンチ穴の後端に相当する1つのパルス信号しか
出力されなくなり、CPU4ではパンチ穴の位置を検出
することができない。
【0013】このため、図2(a)に示すように、磁気
ヘッドHにより検出されたパンチ穴11の始まりを示す
前端11A及びその終わりを示す後端11Bの各アナロ
グ波形を、波形整形回路3により、前端11Aの部分の
パルスより後端11Bの部分のパルスの時間幅が短くな
るように、異なるパルス幅のデジタル信号に変換してC
PU4に与えるようにする。この結果、CPU4では波
形整形回路3から出力されるデジタル信号のパルス幅の
相違により、パンチ穴の始まりであるか終わりであるか
を識別することができ、従ってパンチ穴の位置を正確に
特定できる。
【0014】即ち、カードのパンチ穴検出の際に磁気ヘ
ッドとカードとの間に隙間が生じてそのタイミングがた
またま、例えばパンチ穴の前端11Aに相当する部分の
検出タイミングに重なったとすると、図2(b)に示す
ように、パンチ穴の前端11Aに相当する出力波形のレ
ベルは小さくなり異常波形となる。このような場合、パ
ンチ穴の前端11Aの検出波形はデジタル信号として出
力されなくなるが、後端11B側の検出波形は所定のパ
ルス幅のデジタル信号として出力されるため、CPU4
はパンチ穴11の終わりが検出されたと認識することが
できる。
【0015】次に、このような波形整形回路3の出力を
用いてカード1のパンチ穴検出を行うCPU4の動作を
図3及び図4のフローチャートを参照して説明する。カ
ード1が本装置に挿入されたことが光センサSR1のオ
ン出力により検知されステップS1の判定が「Y」とな
ると、ステップS2ではモータを正回転させてカード搬
送路2内にカード1を取り込み搬送する。ここで、CP
U4は、ステップS3でカード1の搬送異常の有無及び
ステップS4で搬送されるカード1の先端が光センサS
R2により検出されてオンとなるパンチ穴リード開始を
それぞれ判断する。そして、カード1が光センサSR2
により検出され、ステップS4のパンチ穴リード開始が
「Y」となると、ステップS5では磁気ヘッドHを用い
てカード1のパンチ穴データを読み込むパンチ穴リード
処理を開始する。
【0016】そして、CPU4はカード1上に空けられ
たパンチ穴11のデータを磁気ヘッドH及び波形整形回
路3を介して一定時間間隔で読み込みメモリ5に順次格
納するデータ格納処理をステップS6で実行する。こう
したデータ格納処理は、光センサSR3によりカード1
の先端が検出されてオンとなるステップS8の「パンチ
穴リード終了」の「Y」まで続行される。そしてステッ
プS8の判定が「Y」となると、ステップS9でモータ
を停止しカード1の搬送を止めたうえ、ステップS10
のパンチ穴解析処理へ移行する。
【0017】なお、データ格納処理中に計時動作を行う
図示しないタイマの所定時間が経過してもカード1の先
端が光センサSR3により検知されない場合は、CPU
4はステップS7の「カード搬送異常」を「Y」と判定
する。そして、ステップS11でモータを停止し、ステ
ップS12で異常終了とする。また、カード1が搬送路
2内に取り込まれ搬送されてから、上記タイマの所定時
間内にカード1が光センサSR2により検知されない場
合は、ステップS3の「カード搬送異常」を「Y」と判
定する。そして、この場合もステップS11でモータを
停止し、ステップS12で異常終了とする。
【0018】ところで、カード1が搬送路2内を正常に
搬送され、パンチ穴データがメモリ5に格納された後で
は、CPU4はステップS10のパンチ穴解析処理へ移
行するが、このパンチ穴解析処理は具体的には図4に示
すフローチャートに基づいて行われる。即ち、図4のス
テップS21では、メモリ5に取り込まれたデータから
カード1の先端部に相当するデータを検索し、これが検
出されればパンチ穴解析処理をスタートする。
【0019】パンチ穴解析処理が開始されると、まずス
テップS22ではメモリ5からデータを取得し、データ
アドレス(即ち、メモリ5のアドレス)を+1する。次
に、ステップS23ではデータアドレスからデータ解析
終了を判断するが、これは「N」であるので、ステップ
S24へ進んで取得したデータが穴の始まりを示すデー
タ(即ち、パンチ穴11の前端11Aに相当するデー
タ)か否かを判断する。
【0020】ここで、取得したデータが穴の始まりデー
タである場合は、ステップS25へ進んでメモリ5から
次のデータを取得し、データアドレスを+1する。そし
てステップS26の「データ解析終了」の「N」を確認
のうえ、この取得したデータがステップS27及びS2
8においてそれぞれ「穴の始まりデータ」及び「穴の終
わりデータ(即ち、パンチ穴11の後端11Bに相当す
るデータ)」であるか否かを判断する。
【0021】ここでこの取得データが穴の終わりを示す
データであり、ステップS28の判定が「Y」となる場
合は、ステップS24でパンチ穴の始まりが検出され、
ステップS28で穴の終わりが検知されたことから、パ
ンチ穴が正常に検出されたということで、ステップS2
9でパンチ穴と確定し、そのデータアドレスに基づく穴
位置をメモリ5の別途エリアにセーブし、次のパンチ穴
検出を行うためにステップS22へ戻る。
【0022】また、ステップS24で穴の始まりが検知
された後、次のデータが穴の始まりを示し、ステップS
27の判定が「Y」となる場合は、ステップS24で検
知されたパンチ穴の後端11Bが検知されずに次のパン
チ穴の前端が検知されたと判定する。そしてこの場合
も、ステップS30でパンチ穴と確定し、その穴位置を
メモリ5の別途エリアにセーブすると共に、ステップS
31でデータアドレスを−1して次のパンチ穴検出を行
うためステップS22へ戻る。なお、この場合、データ
アドレスを−1しているため、ステップS24で検知さ
れる次のパンチ穴は、既にステップS27で検知された
パンチ穴と同一のものとなる。
【0023】また、パンチ穴検出の際に、穴の始まりが
検出されずに穴の終わりのみが検出され、ステップS3
2の判定が「Y」となる場合も、ステップS33でやは
りパンチ穴と確定し、そのデータアドレスに基づく穴位
置をメモリ5の別途エリアにセーブする。そして、次の
パンチ穴検出を行うためにステップS22へ戻る。こう
して、メモリ5に格納されているデータを順次取り出し
てパンチ穴11の解析を行い、穴を確定してその位置を
メモリ5の別途エリアにセーブする。その後、データア
ドレスが所定値に達してステップS23及びステップS
26の「データ解析終了?」が「Y」となると、ステッ
プS34でパンチ穴解析処理を終了する。
【0024】このように、磁気ヘッドHにより読み取ら
れたパンチ穴11の前端11A及び後端11Bの波形
を、波形整形回路3によりそれぞれ異なるパルス幅とし
て生成しメモリ5に順次格納するようにしたので、CP
U4はこのメモリ5のデータを読み出して解析する場合
に、パンチ穴11の始まり及び終わりを容易に認識でき
る。また、データ解析処理においては、メモリ5から読
み出したデータにより、パンチ穴11の始まりに続いて
終わりが検出できる場合は勿論、パンチ穴11の始まり
のみが検出された場合やパンチ穴11の終わりのみが検
出された場合もパンチ穴11と確定するようにしたの
で、光センサ等では検知できないパンチ穴11が検知で
き、従ってその位置を特定することができる。
【0025】しかし、カード1上には、上述のパンチ穴
11の他にキズ等が付いている場合があり、これを磁気
ヘッドHにより検出すると、パンチ穴11と誤認する恐
れがある。このため、磁気ヘッドHと光センサとを併用
してパンチ穴11かキズかを判定できるようにする。図
5及び図6に示すフローチャートは、このような磁気ヘ
ッドHと光センサとを併用してカード上のパンチ穴及び
キズを検出し判定できるようにしたCPU4の動作を示
すフローチャートである。
【0026】図5に示すフローチャートは、図3のフロ
ーチャートとほぼ同様であり、従って図3と同一動作を
示すステップは同一符号を付してある。即ち、カード1
が挿入された場合、カード1を搬送路2内に取り込み搬
送するが、搬送されたカード1の先端が光センサSR2
を介して検出されると、CPU4は、光センサSR2及
び磁気ヘッドHを介するカード1上のパンチ穴11等の
データを取り込むパンチ穴リード処理をステップS41
で開始する。
【0027】そして、光センサSR2及び磁気ヘッドH
を介しそれぞれ一定時間間隔で読み取ったカード1上の
データを、光センサSR2を介するデータはメモリ5の
第1エリアに、また磁気ヘッドHを介するデータはメモ
リ5の第2エリアに各々格納するデータ格納処理をステ
ップS42で実行する。こうしたカード1上のパンチ穴
データ等の読み取り及び格納は、カード1の先端が光セ
ンサSR3の位置に達するまで続行され、その後、ステ
ップS9でモータが停止され、ステップS43でパンチ
穴解析処理が実行される。
【0028】ここで、ステップS43のパンチ穴解析処
理は、具体的には図6のフローチャートに基づいて行わ
れる。即ち、図6のステップS51では、メモリ5の第
2エリアに取り込まれた磁気ヘッド及び波形整形回路3
を介するデータからカード1の先端部に相当するデータ
を検索し、これが検出されればパンチ穴解析処理をスタ
ートする。
【0029】パンチ穴解析処理が開始されると、まずス
テップS52ではメモリ5の第2エリアからデータを取
得し、データアドレスを+1する。次に、ステップS5
3ではデータアドレスからデータ解析終了を判断する
が、これは「N」であるので、ステップS54へ進んで
取得したデータが穴の始まりを示すデータか否かを判断
する。
【0030】ここで、取得したデータが穴の始まりデー
タである場合は、ステップS55へ進んで図示しないタ
イマをスタートさせ、ステップS52へもどる。ところ
で、このパンチ穴解析処理ではメモリ5に一定時間間隔
でサンプリングしたデータを解析しているので、ステッ
プS55でスタートするタイマの設定時間は、通常のタ
イマと異なって、パンチ穴11の始まりの検出から終わ
りの検出に至るまでの所定サンプリング数に相当する。
【0031】こうして、パンチ穴11の始まりが検出さ
れタイマがスタートした後、メモリ5の第2エリアから
ステップS52で順次データが取り出されてパンチ穴の
始まり及び終わりの検出判断がステップS54及びS5
6で行われることになるが、取り込んだデータからパン
チ穴11の終わりが検出され、ステップS56の判定が
「Y」となるとステップS57ではタイマの範囲内にあ
るか否かを判断する。即ち、パンチ穴11の始まりが検
出されてからその終わりが検出されるまでのサンプリン
グ数が上述の所定サンプリング数の近傍にあるか否かを
判断し、これが所定サンプリング数の近傍にあれば、ス
テップS57の判定が「Y」となり従って磁気ヘッドH
によりパンチ穴11が正常に検出されたと判定する。
【0032】この場合、CPU4では、このときのメモ
リ5の第2エリアのデータアドレスに対応する、光セン
サSR2を介するデータが格納されたメモリ5の第1エ
リアのデータを読み出し、このデータからこの時の光セ
ンサSR2の出力の有無をステップ58で判断する。そ
して、磁気ヘッドHによりパンチ穴11が検出された時
点で、このパンチ穴11が光センサSR2によっても検
出され、従ってステップS58の「光センサ出力」の判
定が「Y」となると、ステップS59でこのカード1を
正常と判定する。また、このときパンチ穴11が光セン
サSR2によって検出されない場合は、このカード1の
パンチ穴11が光センサSR2で検出できないというこ
とで、ステップS60でこのカード1を異常カードと判
定する。
【0033】また、磁気ヘッドHを介するデータによ
り、カード1の始まり及び終わりが検出された時にその
間のデータのサンプリング数が上述の所定サンプリング
数の近傍になければ、ステップS57の判定が「N」と
なり、この場合は、メモリ5の格納データに基づいて検
出されたものは、実はパンチ穴11では無く、カード1
に付いたキズであるとステップS61で判定し、このカ
ード1を正常カードとして救済する。また、パンチ穴1
1の終わりのみが検出された場合も、ステップS57の
判定は「N」となり、この場合もカード1上のキズが検
出されたと判定する。また、パンチ穴11の始まりを検
出した後でパンチ穴11の終わりが検出されないまま、
タイマがタイムアップ(即ち、上述のサンプリング数が
所定数を越える意味)しステップS62の判断が「Y」
となる場合も、ステップS61でカード1上のキズが検
出されたと判定する。
【0034】このように、このデータ解析処理において
は、カード上にパンチ穴11が正常に空いているか否か
を検出して正常カードか異常カードかの判定を行うと共
に、カード上のキズの有無も判定できるようにしてキズ
のあるカードは正常カードとして救済できるようにした
ものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
気ヘッドにより読み取られて出力されるカードのパンチ
穴の前端部の波形と後端部の波形とを異なる波形として
生成する波形整形回路を設け、波形整形回路の出力から
パンチ穴の前端部と後端部とを識別可能にするようにし
たので、カードにパンチ穴が空けられているか否かを的
確に識別できる。また、波形整形回路の出力から前端部
及び後端部の何れか一方が検出される場合はカードにパ
ンチ穴が空けられていると判定し、このパンチ穴のカー
ド上における位置を特定するようにしたので、カード上
におけるパンチ穴位置を正確に検出することができる。
【0036】また、波形整形回路の出力に基づいてパン
チ穴の前端部及び後端部が順次検出され、この間の所要
時間が予め定めた時間近辺にあるか否かを判定すると共
に、この所要時間が予め定めた時間近辺にあると判定さ
れた場合は、光センサの検出出力の有無に応じてカード
の正否を判断するようにしたので、カードの正否を的確
に検出できる。また、上記所要時間が予め定めた時間と
かけ離れている場合,パンチ穴の前端部のみが検出され
る場合及び後端部のみが検出される場合の何れか一方に
よりこのパンチ穴をキズと判断するようにしたので、カ
ード上のキズを的確に検出して正常カードとして救済で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る磁気カードリーダ・ライタの構
成を示すブロック図である。
【図2】 上記磁気カードリーダ・ライタ内の磁気ヘッ
ド及び波形整形回路の出力波形を示す図である。
【図3】 磁気カードリーダ・ライタによるカード上の
パンチ穴検出動作を示すフローチャートである。
【図4】 検出されたデータからパンチ穴位置を判定す
る動作を示すフローチャートである。
【図5】 磁気カードリーダ・ライタによるカード上の
パンチ穴及びキズの検出動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】 検出されたデータからカードの正否及びカー
ドの傷の有無を判定する動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1…カード、2…カード搬送路、3…波形整形回路、4
…CPU、5…メモリ、H…磁気ヘッド、SR1〜SR
3…光センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 新人 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株 式会社田村電機製作所内 (72)発明者 鎌田 隆之 東京都江東区豊洲3丁目3番3号 エ ヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社内 (72)発明者 松田 圭 東京都江東区豊洲3丁目3番3号 エ ヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 5/00 G06K 17/00 G11B 5/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドを備え、搬送されるカードに
    空けられているパンチ穴を前記磁気ヘッドにより読み取
    り、この磁気ヘッドの出力に基づいてカードの正否を判
    定する磁気カードリーダ・ライタにおいて、 前記磁気ヘッドにより読み取られて出力される前記パン
    チ穴の前端部の波形と後端部の波形とを異なる波形とし
    て生成する波形整形回路を設け、前記波形整形回路の出
    力から前記パンチ穴の前端部と後端部とを識別可能にし
    たことを特徴とする磁気カードリーダ・ライタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気カードリーダ・ライ
    タにおいて、 前記波形整形回路の出力から前端部及び後端部の何れか
    一方が検出される場合は、前記カードにはパンチ穴が空
    けられていると判定し、このパンチ穴のカード上におけ
    る位置を特定するようにしたことを特徴とする磁気カー
    ドリーダ・ライタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の磁気カードリーダ・ライ
    タにおいて、 前記パンチ穴を検出する光センサと、前記波形整形回路
    の出力に基づいて前記パンチ穴の前端部及び後端部が順
    次検出されたときにこの間の所要時間が予め定めた時間
    近辺にあるか否かを判定する判定手段と、判定手段が前
    記所要時間を予め定めた時間近辺にあると判定したとき
    に前記光センサの出力の有無を検出する検出手段とを設
    け、検出手段の検出出力に応じてカードの正否を判断す
    るようにしたことを特徴とする磁気カードリーダ・ライ
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の磁気カードリーダ・ライ
    タにおいて、 前記波形整形回路の出力に基づいて前記パンチ穴の前端
    部及び後端部が順次検出されたときにこの間の所要時間
    が予め定めた時間近辺にあるか否かを判定する判定手段
    を設け、この判定手段の否判定出力,前記波形整形回路
    から出力される前記パンチ穴の前端部のみの検出出力及
    び後端部のみの検出出力の何れか一方により、このパン
    チ穴をキズと判断することを特徴とする磁気カードリー
    ダ・ライタ。
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