JP3532639B2 - 磁気情報記録装置 - Google Patents

磁気情報記録装置

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JP3532639B2
JP3532639B2 JP29743194A JP29743194A JP3532639B2 JP 3532639 B2 JP3532639 B2 JP 3532639B2 JP 29743194 A JP29743194 A JP 29743194A JP 29743194 A JP29743194 A JP 29743194A JP 3532639 B2 JP3532639 B2 JP 3532639B2
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俊行 御園生
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば、定期券等の
磁気記録媒体を搬送して、その記録面に所定の情報を記
録する定期券発行機等に用いられる磁気情報記録装置
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、定期券発行機で用いられるよう
な情報記録装置においては、磁気記録媒体の定期券を所
定の搬送速度で搬送しながらその磁気記録面に記録用磁
気ヘッドで所定の情報を記録した後、その定期券がさら
に搬送されて読取用磁気ヘッドに導かれて、ここで、そ
の記録内容が読取られて、記録された情報が正しいか否
かがチェックされるようになっている。
【0003】このとき、磁気ヘッドで記録される際の情
報は、例えば、F2F方式によりコード化されたもの
で、この情報を磁気ヘッドで読み取り、増幅した後、デ
ィジタル信号に変換すると、「0」あるいは「1」の各
ビットに対応するパルス信号が得られる。このパルス信
号のパルス間隔は、所定の周期時間をTとすると、
「0」あるいは「1」の各ビットに対応して1Tと1/
2Tの2種類がある。
【0004】定期・切符のエンコード規格であるサイバ
ネ規格によると、パルス間隔が1Tと1/2Tのそれぞ
れについて90%〜110%の範囲内に存在すれば規格
内と認め、定期券に記録された情報が正常に記録された
ものと判断される。
【0005】従って、従来の定期券発行機で用いられる
情報記録装置では、記録された情報が正しいか否かを判
断する際には、磁気ヘッドで読取った情報を増幅した
後、ディジタル信号に変換して得られたパルス信号のパ
ルス間隔が、1Tと1/2Tのパルス間隔のそれぞれに
ついて90%〜110%の規格範囲内にあるか否かをチ
ェックしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、定期券は、所
定速度で搬送されながら、その磁気記録面の搬送方向に
沿って磁気ヘッドにより情報が記録されるようになって
いるので、その搬送速度のばらつきにより定期券の磁気
記録面に記録された情報を読取った際のパルス信号のパ
ルス間隔にもばらつきが生じ、従来のように、パルス間
隔のチェック範囲が固定されていたのでは、実際の運用
時にパルス間隔が所定の規格値に対してどのくらいのマ
ージンをもって出力されているのか不明で、また、装置
の調整時には、実際の装置運用時に情報の記録が安定し
て行えるだけのマージンを確保することができないとい
う問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、調整時において、通常
運用時に情報の記録が安定して行えるだけの十分なマー
ジンが確保できるような搬送速度の調整が容易にしかも
確実に行え、そのため、通常運用時には情報の記録が安
定して行え、信頼性の向上が図れる磁気情報記録装置
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の磁気情報記録
装置は、磁気情報が記録可能な情報記録媒体を搬送する
搬送手段と、この搬送手段により搬送される情報記録媒
体に磁気情報を記録する記録用磁気ヘッドと、前記搬送
手段に搬送され前記記録用磁気ヘッドにより磁気情報が
記録された情報記録媒体から磁気情報を読み取る読取用
磁気ヘッドと、この読取用磁気ヘッドで読み取られた磁
気情報をパルス信号に変換するリードアンプ回路と、
のリードアンプ回路から出力されたパルス信号の立ち上
がりのタイミングに同期してリセットされ、タイマー値
t1、このタイマー値t1よりも長い時間のタイマー値
t2、このタイマー値t2よりも長い時間のタイマー値
t3、及びこのタイマー値t3よりも長い時間のタイマ
ー値t4をそれぞれ計測する複数のタイマーと、これら
のタイマーによる時間計測により、前記タイマー値t1
経過時点で第1レベルから第2レベルに変化し、前記タ
イマー値t2経過時点で前記第2レベルから前記第1レ
ベルに変化し、前記タイマー値t3経過時点で前記第1
レベルから前記第2レベルに変化し、かつ、前記タイマ
ー値t4経過時点で前記第2レベルから前記第1レベル
に変化するパルス間隔チェック信号を生成するととも
に、前記パルス間隔チェック信号が前記第2レベルを保
持している間に前記リードアンプ回路で変換されたパル
ス信号の立ち上がりを検出したときにはパルス間隔が正
常であると判断し、前記パルス間隔チェック信号が前記
第1レベルを保持している間に前記リードアンプ回路で
変換されたパルス信号の立ち上がりを検出したときには
パルス間隔が異常であると判断するパルス間隔チェック
部とを具備している。
【0009】また、この発明の磁気情報記録装置は、磁
気情報が記録可能な情報記録媒体を搬送する搬送手段
と、この搬送手段により搬送される情報記録媒体に磁気
情報を記録する記録用磁気ヘッドと、前記搬送手段に搬
送され前記記録用磁気ヘッドにより磁気情報が記録され
た情報記録媒体から磁気情報を読み取る読取用磁気ヘッ
と、この読取用磁気ヘッドで読み取られた磁気情報を
パルス信号に変換するリードアンプ回路と、このリード
アンプ回路から出力されたパルス信号の立ち上がりのタ
イミングに同期してリセットされ、時間t1、時間t
2、時間t3、及び時間t4(但し、t1<t2<t3
<t4)をそれぞれ計測する複数のタイマーと、これら
のタイマーによる時間計測により、時間t1経過時点で
第1レベルから第2レベルに変化し、時間t2経過時点
で前記第2レベルから前記第1レベルに変化し、時間t
3経過時点で前記第1レベルから前記第2レベルに変化
し、かつ、時間t4経過時点で前記第2レベルから前記
第1レベルに変化するパルス間隔チェック信号を生成す
るとともに、前記パルス間隔チェック信号が前記第2レ
ベルを保持している間に前記リードアンプ回路で変換さ
れたパルス信号の立ち上がりを検出したときにはパルス
間隔が正常であると判断し、前記パルス間隔チェック信
号が前記第1レベルを保持している間に前記リードアン
プ回路で変換されたパルス信号の立ち上がりを検出した
ときにはパルス間隔が異常であると判断するパルス間隔
チェック部と、このパルス間隔チェック部で前記パルス
間隔が異常であると判断された回数を計数するエラーカ
ウンタとを具備している。
【0010】また、この発明の磁気情報記録装置は、
気情報が記録可能な情報記録媒体を搬送する搬送手段
と、この搬送手段により搬送される情報記録媒体に磁気
情報を記録する記録用磁気ヘッドと、前記搬送手段に搬
送され前記記録用磁気ヘッドにより磁気情報が記録され
た情報記録媒体から磁気情報を読み取る読取用磁気ヘッ
ドと、この読取用磁気ヘッドで読み取られた磁気情報を
パルス信号に変換するリードアンプ回路と、このリード
アンプ回路から出力されたパルス信号の立ち上がりのタ
イミングに同期してリセットされ、時間t1、この時間
t1よりも長い時間t2、この時間t2よりも長い時間
t3、及びこの時間t3よりも長い時間t4をそれぞれ
計測する複数のタイマーと、これらのタイマーによる時
間計測により、時間t1経過時点で1レベルから0レベ
ルに変化し、時間t2経過時点で0レベルから1レベル
に変化し、時間t3経過時点で1レベルから0レベルに
変化し、かつ、時間t4経過時点で0レベルから1レベ
ルに変化するパルス間隔チェック信号を生成するととも
に、前記パルス間隔チェック信号が0レベルを保持して
いる間に前記リードアンプ回路で変換されたパルス信号
の立ち上がりを検出したときにはパルス間隔が正常であ
ると判断し、前記パルス間隔チェック信号が1レベルを
保持している間に前記リードアンプ回路で変換されたパ
ルス信号の立ち上がりを検出したときにはパルス間隔が
異常であると判断するパルス間隔チェック部と、このパ
ルス間隔チェック部で前記パルス間隔が異常であると判
断された回数を計数するエラーカウンタとを具備してい
る。
【0011】
【0012】
【作用】所定の搬送速度で搬送される情報記録媒体に対
して、その搬送速度に沿って情報の記録を行った後、記
録された情報を読取って、その情報に対応するパルス信
号のパルス間隔が、規定範囲内であるか否かをチェック
し、さらに、前記規定範囲を所望の範囲に変更して、前
記同様なチェックを繰返して前記搬送速度の安定性を判
断することにより、調整時において、搬送速度の調整が
容易にしかも確実に行え、そのため、通常運用時には情
報の記録が安定して行え、信頼性の向上が図れる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は、定期券発行機で用いられる本実
施例の情報記録装置の要部の構成を概略的に示したもの
である。図1において、定期券Pは所定の搬送速度で搬
送路9上を搬送されて記録用磁気ヘッド1、読取用磁気
ヘッド4に導かれるようになっている。
【0014】定期券Pの磁気記録面に磁気的にデータの
記録を行う磁気ヘッド1には、ライトドライバ回路2が
接続され、このライトドライバ回路2にはライトコント
ロール回路3が接続されている。さらに、ライトコント
ロール回路3にはCPU8が接続されている。
【0015】CPU8により、記録データがライトコン
トロール回路3に送られると、ライトコントロール回路
3では、コード化された記録データをライトドライバ回
路2に出力し、ライトドライバ回路2では、そのコード
化されたデータに応じて磁気ヘッド1を駆動して定期券
Pの磁気記録面に情報の記録を行うようになっている。
すなわち、定期券Pが搬送路9で搬送されて磁気ヘッド
1に導かれると、そのタイミングに合わせてCPU8に
よる制御のもとライトコントロール回路3からは例えば
F2F方式でコード化された記録データが出力され、ラ
イトドライバ回路2は、搬送速度に追従しながらその記
録データに応じて磁気ヘッド1を駆動して、定期券Pの
磁気記録面(この場合、定期券Pの下面)に情報の記録
を行う。
【0016】定期券Pは、搬送路9に搬送されて磁気ヘ
ッド1上を通過しながら記録データが磁気記録面に記録
されると、さらに搬送されて、読取用磁気ヘッド4まで
導かれるようになっている。
【0017】磁気ヘッド1により、定期券Pの磁気記録
面に記録されたデータを磁気的に読取って電気信号に変
換する磁気ヘッド4には、リードアンプ回路5が接続さ
れ、このリードアンプ回路5にはリードコントロール回
路6、パルス間隔チェック回路7が接続され、さらに、
リードコントロール回路6およびパルス間隔チェック回
路7にはCPU8が接続されている。
【0018】磁気ヘッド4で定期券Pの磁気記録面から
読取られ電気信号に変換された読取データは、リードア
ンプ回路5に出力され、ここでは、その電気信号を増幅
した後、ディジタル信号(パルス信号)に変換してリー
ドコントロール回路6およびパルス間隔チェック回路7
に出力される。
【0019】リードコントロール回路6は、リードアン
プ回路5から出力されたディジタル信号をもとに読取デ
ータをデコードしてCPU8に出力するものである。パ
ルス間隔チェック回路7は、リードアンプ回路5から出
力されたディジタル信号をもとにそのパルス間隔の異常
をチェックするものである。そのチェック結果はCPU
8に出力されるようになっている。
【0020】図2は、パルス間隔チェック回路7の構成
を概略的に示したものである。リードアンプ回路5から
出力されたディジタル信号、すなわち、リード信号は、
4つのタイマー10a〜10dのそれぞれに入力され、
さらに、パルス間隔チェック11にも入力される。
【0021】タイマー10a〜10dのそれぞれには、
CPU8により、タイマー値t1、t2、t3、t4が
設定され、各タイマー10a〜10dに入力されたリー
ド信号のパルスが立ち上がるとにそのタイミングに同
期してリセットされ、それぞれに設定されたタイマー値
に対応する時間計測がスタートするようになっている。
タイマー10a〜10dのそれぞれの出力信号タイマー
1、タイマー2、タイマー3、タイマー4は、パルス間
隔チェック部11に出力される。
【0022】パルス間隔チェック部11では、出力信号
タイマー1、タイマー2、タイマー3、タイマー4をも
とに、パルス間隔のチェック範囲を指定するためのパル
ス間隔チェック信号を生成し、パルス間隔チェック部1
1に入力されたリード信号のパルスが、パルス間隔チェ
ック信号により指定された時間範囲内に検出されたか否
かをもとに、リード信号のパルス間隔の異常を検出する
ようになっている。
【0023】図3は、パルス間隔チェック部11におけ
るリード信号のパルス間隔の異常を検出する方法を説明
するたためのタイミングチャートを示したものである。
図3において、リード信号はF2F方式でコード化され
たデータの信号である。このリード信号は、所定の周期
時間をTとすると、データの「0」あるいは「1」の各
ビットに対応して、そのパルス間隔が1Tと1/2Tの
2種類のものが存在する。すなわち、リード信号のパル
スの立ち上がりが検出された時点から時間1Tあるいは
1/2T経過後に再びパルスの立ち上がりが検出される
ものである。また、このような時間1Tおよび1/2T
のそれぞれについて90%〜110%の範囲が規格内と
認められている。
【0024】従って、パルス間隔チェック信号により指
定されるパルス間隔のチェック範囲において、そのパル
ス間隔が正常と判断されるための範囲は、パルスの立ち
上がりが検出された時点から時間1Tあるいは1/2T
経過した時点に対してその前後に10%のマージンをも
った範囲内に指定されるようにしなければならない。
【0025】そのことを考慮して、CPU8によりタイ
マー10a〜10dのそれぞれに対し設定されるタイマ
ー値t1〜t4は、図3に示したように、通常運用時の
場合、例えば、タイマー10aに対してのタイマー値t
1は時間1/2Tの90%の値、タイマー10bに対し
てのタイマー値t2は時間1/2Tの110%の値、タ
イマー10cに対してのタイマー値t3は時間1Tの9
0%の値、タイマー10dに対してのタイマー値t4は
時間1Tの110%の値に設定される。また、調整時の
場合、例えば、タイマー値t1は時間1/2Tの95%
の値、タイマー値t2は時間1/2Tの105%の値、
タイマー値t3は時間1Tの95%の値、タイマー値t
4は時間1Tの105%の値と、通常運用時よりパルス
間隔が正常と判断されるための範囲を狭く設定して、パ
ルス間隔を厳しくチェックする。尚、タイマー値t1〜
t4の値は、CPU8により所望の値に設定できる。
【0026】このようにしてタイマー10a〜10dの
それぞれに設定されたタイマー値t1〜t4を測定した
結果、タイマー10a〜10dのそれぞれから得られる
信号タイマー1〜4をもとに、パルス間隔チェック信号
を生成する。この信号は図3に示したように、通常は
「1」を保持しているが、信号タイマー1により時間t
1が経過したことが通知された時点で「0」となり、そ
の後、信号タイマー2により時間t2が経過したことが
通知されるまでの間「0」を保持し、信号タイマー2に
より時間t2が経過したことが通知された時点で再び
「1」となる。さらに、信号タイマー3により時間t3
が経過したことが通知された時点で「0」となり、その
後、信号タイマー4により時間t4が経過したことが通
知されるまでの間「0」を保持し、信号タイマー4によ
り時間t4が経過したことが通知された時点で再び
「1」となる。従って、パルス間隔チェック信号が
「0」を保持している間がパルス間隔が正常と判断され
るための範囲となる。
【0027】パルス間隔チェック部11では、パルス間
隔チェック信号が「0」を保持している間にリード信号
のパルスの立ち上がりが検出されたときにパルス間隔が
正常と判断し、パルス間隔チェック信号が「1」を保持
している間にリード信号のパルスの立ち上がりが検出さ
れたときには、パルス間隔が異常であると判断するよう
になっている。詳しくは、リード信号のパルスの立ち上
がりが、パルス間隔チェック信号が「0」を保持してい
る時間dの間に検出された場合は、パルス間隔が1/2
Tの正常なパルス間隔であると判断され、リード信号の
パルスの立ち上がりが、パルス間隔チェック信号が
「0」を保持している時間cの間に検出された場合は、
パルス間隔1Tの正常なパルス間隔であると判断され、
リード信号のパルスの立ち上がりが、パルス間隔チェッ
ク信号が「1」を保持している時間の間に検出された場
合は、パルス間隔が異常であると判断される。尚、タイ
マー10a〜10dのそれぞれでは、リード信号のパル
スの立ち上がりが検出される毎に、各タイマー値t1〜
t4の計測を再スタートするので、パルス間隔チェック
部11では、常に、リード信号の任意の1つのパルスの
立ち上がりから次のパルスの立ち上がりまでのパルス間
隔についてのチェックが行われる。
【0028】このようにして、パルス間隔の異常が検出
されると、エラーカウンタ12に通知される。図2の説
明に戻り、エラーカウンタ12は、パルス間隔チェック
部11で、パルス間隔の異常が検出された回数を計数す
るものである。すなわち、パルス間隔の異常が1回検出
されると、エラーカウンタ12には、1クロックだけク
ロック信号が入力され1だけインクリメントされるよう
になっている。
【0029】また、エラーカウンタ12は、CPU8に
より例えば、データの読取りが開始されたタイミングで
リセットされる(カウントスタート信号が入力され
る)。その後、データの読取りが終了したタイミングで
エラーカウンタ12で計数された値(エラーカウンタ
値)がCPU8により読取られるようになっている。
【0030】このエラーカウンタ値は、CPU8の制御
のもと、例えば、表示装置に表示される。定期券発行機
の調整時には、その値をもとに搬送速度の調整を行うこ
とができる。
【0031】例えば、定期券発行機の調整時には、前述
したように、タイマー値t1〜t4を設定する際、パル
ス間隔チェック信号のパルス間隔が正常と判断されるた
めの範囲、すなわち、図3の時間c、dが通常運用時よ
り短くなるように設定することにより、パルス間隔を厳
しくチェックして、通常運用時に情報の記録が安定して
行えるだけのマージンを確保することができる。
【0032】また、定期券発行機の調整時には、同一の
調整用記録媒体に対して、同一のタイマー値で複数回読
取動作を行い、エラーカウンタ値の変化をみることによ
り、搬送速度の安定性が確認できる。
【0033】さらに、CPU8により設定されるタイマ
ー値t1〜t4を、時間1Tおよび1/2Tのそれぞれ
について90%〜110%の範囲内で所望の値に変化さ
せながら同一の調整用記録媒体に対して読取動作を行
い、エラーカウンタ値の変化をみることにより、その定
期券発行機におけるパルス間隔のばらつき具合、すなわ
ち、搬送速度のばらつき具合が確認できる。
【0034】以上、説明したように上記実施例によれ
ば、定期券Pを搬送路9上を所定の搬送速度で搬送させ
ながら磁気ヘッド1でデータの記録を行った後、さらに
定期券Pを搬送して磁気ヘッド4で磁気ヘッド1で記録
されたデータを読取り、その読取ったデータの電気信号
をリードアンプ回路5で増幅してからディジタル信号に
変換してリード信号としてパルス間隔チェック回路7に
出力すると、パルス間隔チェック回路7では,タイマー
10a〜10dに対しCPU8により設定されるタイマ
ー値t1〜t4でパルス間隔が正常と判断されるための
範囲が変化するパルス間隔チェック信号をもとに、リー
ド信号のパルスが、パルス間隔チェック信号が「0」を
保持している時間内に検出されたときパルス間隔を正常
と判断し、パルス間隔チェック信号が「1」を保持して
いる時間内に検出されたときパルス間隔を異常と判断し
て、検出された異常の回数をエラーカウンタ12で計数
して、CPU8に通知することにより、リード信号のパ
ルス間隔の異常から容易に搬送速度の異常が検出でき、
また、その検出結果をもとに搬送速度の調整が容易にし
かも確実に行え、そのため、通常運用時に情報の記録が
安定して行え、信頼性の向上が図れる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、調
整時において、搬送速度の調整は容易にしかも確実に行
え、そのため、運用時には情報の記録が安定して行え、
信頼性の向上が図れる磁気情報記録装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る定期券発行機で用いら
れる情報記録装置の要部の構成を概略的に示した図。
【図2】パルス間隔チェック回路の構成を概略的に示し
た図。
【図3】パルス間隔チェック部におけるリード信号のパ
ルス間隔の異常を検出する方法を説明するためのタイミ
ングチャート。
【符号の説明】
P…定期券、1…記録用磁気ヘッド、2…ライトドライ
バ回路、3…ライトコントロール回路、4…読取用磁気
ヘッド、5…リードアンプ回路、6…リードコントロー
ル回路、7…パルス間隔チェック回路、8…CPU、1
0a〜10d…タイマー、11…パルス間隔チェック
部、12…エラーカウンタ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−111208(JP,A) 特開 平6−175210(JP,A) 特開 平6−203194(JP,A) 特開 平4−315144(JP,A) 特開 平6−110316(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07B 1/00 - 9/02 G07B 11/00 - 17/04 G07F 17/00 - 19/00 G11B 5/00 - 5/024 604

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気情報が記録可能な情報記録媒体を搬
    送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される情報記録媒体に磁気情報
    を記録する記録用磁気ヘッドと、 前記搬送手段に搬送され前記記録用磁気ヘッドにより磁
    気情報が記録された情報記録媒体から磁気情報を読み取
    読取用磁気ヘッドと、 この読取用磁気ヘッドで読み取られた磁気情報をパルス
    信号に変換するリードアンプ回路と、このリードアンプ回路から出力されたパルス信号の立ち
    上がりのタイミングに同期してリセットされ、タイマー
    値t1、このタイマー値t1よりも長い時間のタイマー
    値t2、このタイマー値t2よりも長い時間のタイマー
    値t3、及びこのタイマー値t3よりも長い時間のタイ
    マー値t4をそれぞれ計測する複数のタイマー と、これらのタイマーによる時間計測により、前記タイマー
    値t1経過時点で第1レベルから第2レベルに変化し、
    前記タイマー値t2経過時点で前記第2レベルから前記
    第1レベルに変化し、前記タイマー値t3経過時点で前
    記第1レベルから前記第2レベルに変化し、かつ、前記
    タイマー値t4経過時点で前記第2レベルから前記第1
    レベルに変化するパルス間隔チェック信号を生成すると
    ともに、前記パルス間隔チェック信号が前記第2レベル
    を保持している間に前記リードアンプ回路で変換された
    パルス信号の立ち上がりを検出したときにはパルス間隔
    が正常であると判断し、前記パルス間隔チェック信号が
    前記第1レベルを保持している間に前記リードアンプ回
    路で変換されたパルス信号の立ち上がりを検出したとき
    にはパルス間隔が異常であると判断するパルス間隔チェ
    ック部と、 を具備したことを特徴とする磁気情報記録装置。
  2. 【請求項2】 磁気情報が記録可能な情報記録媒体を搬
    送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される情報記録媒体に磁気情報
    を記録する記録用磁気ヘッドと、 前記搬送手段に搬送され前記記録用磁気ヘッドにより磁
    気情報が記録された情報記録媒体から磁気情報を読み取
    読取用磁気ヘッドと、 この読取用磁気ヘッドで読み取られた磁気情報をパルス
    信号に変換するリードアンプ回路と、このリードアンプ回路から出力されたパルス信号の立ち
    上がりのタイミングに同期してリセットされ、時間t
    1、時間t2、時間t3、及び時間t4(但し、t1<
    t2<t3<t4)をそれぞれ計測する複数のタイマー
    と、これらのタイマーによる時間計測により、時間t1経過
    時点で第1レベルから第2レベルに変化し、時間t2経
    過時点で前記第2レベルから前記第1レベルに変化し、
    時間t3経過時点で前記第1レベルから前記第2レベル
    に変化し、かつ、時間t4経過時点で前記第2レベルか
    ら前記第1レベルに変化するパルス間隔チェック信号を
    生成するとともに、前記パルス間隔チェック信号が前記
    第2レベルを保持している間に前記リードアンプ回路で
    変換されたパルス信号の立ち上がりを検出したときには
    パルス間隔が正常であると判断し、前記パルス間隔チェ
    ック信号が前記第1レベルを保持している間に前記リー
    ドアンプ回路で変換されたパルス信号の立ち上がりを検
    出したときにはパルス間隔が異常であると判断するパル
    ス間隔チェック部と、 このパルス間隔チェック部で 前記パルス間隔が異常であ
    ると判断された回数を計数するエラーカウンタと、 を具備したことを特徴とする磁気情報記録装置。
  3. 【請求項3】 磁気情報が記録可能な情報記録媒体を搬
    送する搬送手段と、 この搬送手段により搬送される情報記録媒体に磁気情報
    を記録する記録用磁気ヘッドと、前記搬送手段に搬送され前記記録用磁気ヘッドにより磁
    気情報が記録された情報記録媒体から磁気情報を読み取
    る読取用磁気ヘッドと、 この読取用磁気ヘッドで読み取られた磁気情報をパルス
    信号に変換するリードアンプ回路と、 このリードアンプ回路から出力されたパルス信号の立ち
    上がりのタイミングに同期してリセットされ、時間t
    1、この時間t1よりも長い時間t2、この時間t2よ
    りも長い時間t3、及びこの時間t3よりも長い時間t
    4をそれぞれ計測する複数のタイマー と、これらのタイマーによる時間計測により、時間t1経過
    時点で1レベルから0レベルに変化し、時間t2経過時
    点で0レベルから1レベルに変化し、時間t3経過時点
    で1レベルから0レベルに変化し、かつ、時間t4経過
    時点で0レベルから1レベルに変化するパルス間隔チェ
    ック信号を生成するとともに、前記パルス間隔チェック
    信号が0レベルを保持している間に前記リードアンプ回
    路で変換されたパルス信号の立ち上がりを検出したとき
    にはパルス間隔が正常であると判断し、前記パルス間隔
    チェック信号が1レベルを保持している間に前記リード
    アンプ回路で変換されたパルス信号の立ち上がりを検出
    したときにはパルス間隔が異常であると判断するパルス
    間隔チェック部と、 このパルス間隔チェック部で前記パルス間隔が異常であ
    ると判断された回数を計数するエラーカウンタと、 を具備したことを特徴とする磁気情報記録装置。
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