JP3334682B2 - 磁気テープ装置におけるブロック間ギャップの検出方法ならびに装置 - Google Patents

磁気テープ装置におけるブロック間ギャップの検出方法ならびに装置

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JP3334682B2
JP3334682B2 JP17020799A JP17020799A JP3334682B2 JP 3334682 B2 JP3334682 B2 JP 3334682B2 JP 17020799 A JP17020799 A JP 17020799A JP 17020799 A JP17020799 A JP 17020799A JP 3334682 B2 JP3334682 B2 JP 3334682B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、1/2イン
チカートリッジテープを装填する磁気テープ装置に用い
て好適なブロック間ギャップの検出方法ならびに装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープ装置は、一連のデータをある
大きさで区切って1つのブロック毎に取り扱い、1デー
タブロックに記録データが書き込まれ、あるいは読み出
される。磁気テープ装置は、ホスト装置から発せられる
コマンドに従い記録媒体である磁気テープが装填される
磁気テープ駆動装置を制御する磁気テープ制御装置を有
し、この磁気テープ制御装置によって磁気テープ上に複
数のデータブロック及び複数のデータブロック間を区切
る識別子及びブロック間ギャツプ(Inter BlockGap:以
下、IBGと呼ぶ)から成るデータマークを書き込んで
いた。ところで、オープンリールが装填される磁気テー
プ装置において、IBGは、データ間又はマーク間の何
も書かれていない空白部分を示していたが、最近頻繁に
使用されるようになった1/2インチカートリッジテー
プでは、IBGにもマークと同じ書込みパターンを与
え、マークの一つとしてIBGを規定している。但し、
あくまでマーク間、データ間を区切るデータとして使用
されるため、通常IBG間を読み書きしている間に次の
ブロックにおける処理のための準備が行なわれる。代表
例として、特願平10−374783号に開示されてお
り、装置の簡略化のためにマークの検出においてはIB
Gも同様と考え、ある決められた間隔でマークを読取り
処理を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
例に従えば、データの書き込み時、通常のブロック又は
マークの検出においてチェックを行うための処理はIB
Gの検出を行っている最中に行なわれる。そのため、リ
ード回路はIBG部分では次のブロック又はマークの処
理準備を行うためブロック又はマークと同様の方法でチ
ェックは出来ない。これはIBGの状態を詳細にチェッ
クしていないことを意味する。また、リード回路はIB
Gであることの確認を行うタイミングを磁気テープ制御
装置の制御中枢となるマイクロプロセッサ(MPU回
路)に知らせることができないため、MPU回路がIB
Gのチェックを行えない。一方、データの読み取り時、
IBGが規定の値を割って短く書かれている場合、MP
U回路が前段のブロック又はマークの検出を行っている
最中に、次のブロック又はマークの検出信号(NEXTREAD
CHECK信号)が検出されるため、MPU回路の処理が間に
合わなくなりエラーとなる。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、IBGをマークの特殊なパターンと考え、IBG
パターン検出の直後にリードエンド信号を受信してIB
G直前のブロック又はマークの検出に関する正当性のチ
ェックを行ない、チェックの結果が妥当なものであれ
ば、次のブロック又はマークの処理を許可するフラグを
セットし、MPU回路に対して次の処理の実行を許可す
る構成とすることにより、データ書き込み時、異常なI
BGを検出してもバッファに保持されたデータに基づき
再書き込みを行い、データ読み込み時、異常なIBGを
検出してもデータが読み取れなくなることを防ぐことに
より、信頼性の向上をはかった磁気テープ装置における
ブロック間ギャップの検出方法ならびに装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に記載の磁気テープ装置におけるブロッ
ク間ギャップの検出方法は、マークと同じ書き込みパタ
ーンを与えることによってブロック間ギャップ(IB
G)を規定し、このIBGパターンをリードライトして
いる間に次ブロックアクセスのための準備を行う、マイ
クロプロセッサによって制御される磁気テープ装置にお
いて、前記マイクロプロセッサは、IBGパターン検出
の直後にIBG直前のブロック又はマークの検出に関す
る正当性のチェックを行ない、このチェックの結果が妥
当なものであれば、次のブロック又はマークのアクセス
を許可し、前記IBGパターン検出の終了を待って割り
込みを受信することにより前記IBGパターンの状態チ
ェックを行い、書込み時の問題であれば再書込みを実行
し、読み取りの問題であれば処理変更のための条件とす
ることを特徴とする。
【0006】請求項2に記載の磁気テープ装置における
ブロック間ギャップの検出方法は、ホスト装置によって
生成されるユーザデータをバッファに保持し、磁気テー
プ媒体に書き込まれるブロック形式のデータに変換して
磁気テープ駆動装置へ供給して磁気テープ媒体に書き込
んだ後、IBGパターンを生成し、このIBGパターン
を前記磁気テープ駆動装置へ供給して磁気テープ媒体に
書き込み、前記ホスト装置から発せられるライトコマン
ドに基づきホスト装置と磁気テープ駆動装置間のデータ
転送を制御する磁気テープ制御装置において、前記ホス
ト装置からライトコマンドが発せられた後、前記磁気テ
ープ駆動装置を介してブロックデータを読み取り、これ
を解析して書き込みデータの確認に必要な情報を生成し
た後、前記IBGパターンの読み取りを開始し、このI
BGパターンの読み取りを開始してから適当なタイミン
グで出力される特定の信号に基づいて前記書き込みデー
タとの照合を行い、データの書き込みが正常に行われた
ことを確認してから、前記IBGパターンの読み取りが
完了した後に発せられる終了割り込みにより、IBGパ
ターン長を計測すると共にIBGパターンに特定の分断
があるか否かについてのチェックを行い、エラーが確認
されなかった場合、前記バッファにおける該当ブロック
の内容を消去して次ブロックの書き込みを開始し、エラ
ーが確認された場合、前記バッファに保持されたデータ
に基づく該当ブロックの再書き込みを行うことを特徴と
する。請求項3に記載の磁気テープ装置におけるブロッ
ク間ギャップの検出方法は、請求項2に記載の同方法に
おいて、前記ホスト装置からリードコマンドが発せられ
たとき、前記磁気テープ駆動装置を介してブロックデー
タを読み取り、これを解析して付加情報を抽出しホスト
装置において使用されるユーザデータの形式に変換して
出力した後、前記IBGパターンの読み取りを開始し、
このIBGパターンの読み取りを開始してから適当なタ
イミングで出力される特定の信号に基づき前記入力され
る付加情報を確認し、異常であれば再読み込みを実行
し、正常であればホスト装置に対して前記データの送信
を行い、前記IBGパターンの読み取りが完了した後に
発せられる終了割り込みにより、IBGパターン長を計
測すると共に、IBGパターンに特定の分断があるか否
かについてのチェックを行い、エラーが検出されたとき
に前記IBGパターンのチェック結果を参照して異常
(IBGのエラー内容が無視出来ないものである場合。
判断はMPU回路が行う。例:IBGの検出長−以下I
BG異常と表記)であれば再読み込み時にエラーを無視
し、正常(IBGのエラー内容が無視出来る程度である
場合。判断はMPU回路が行う。例:IBGの検出長−
以下IBG正常)であれば前記各処理を中断して再読み
込みを実行することを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の磁気テープ装置における
ブロック間ギャップの検出装置は、ホスト装置によって
生成されるユーザデータをバッファに保持し、磁気テー
プ媒体に書き込まれるブロック形式のデータに変換して
磁気テープ駆動装置へ供給して磁気テープ媒体に書き込
んだ後、IBGパターンを生成し、このIBGパターン
を前記磁気テープ駆動装置へ供給して磁気テープ媒体に
書き込むライト回路を有し、前記ホスト装置から発せら
れるライトコマンドに基づきホスト装置と磁気テープ駆
動装置間のデータ転送を制御する磁気テープ制御装置に
おいて、前記ホスト装置からライトコマンドが発せられ
た後、前記磁気テープ駆動装置を介してブロックデータ
を読み取り、これを解析して書き込みデータの確認に必
要な情報を生成した後、前記IBGパターンの読み取り
を開始し、このIBGパターンの読み取りを開始してか
ら適当なタイミングで出力される特定の信号に基づいて
前記書き込みデータとの照合を行い、データの書き込み
が正常に行われたことを確認してから、前記IBGパタ
ーンの読み取りが完了した後に発せられる終了割り込み
により、IBGパターン長を計測すると共にIBGパタ
ーンに特定の分断があるか否かについてのチェックを行
うリード回路と、前記チェックの結果エラーが確認され
なかった場合、前記ライト制御回路を介して前記バッフ
ァにおける該当ブロックの内容を消去して次ブロックの
書き込みを開始し、エラーが確認された場合、前記バッ
ファに保持されたデータに基づく該当ブロックの再書き
込みを指示するマイクロプロセッサとを有することを特
徴とする。請求項5に記載の磁気テープ装置におけるブ
ロック間ギャップの検出装置は、請求項4に記載の同装
置において、前記リード回路は、前記ホスト装置からラ
イトコマンドが発せられた後、前記磁気テープ駆動装置
を介してブロックデータを読み取るブロック検出回路
と、前記マイクロプロセッサを介し、前記読み取られた
ブロックデータを解析して書き込みデータの確認に必要
な情報を生成した後、前記IBGパターンの読み取りを
開始し、このIBGパターンの読み取りを開始してから
適当なタイミングで特定の信号を出力するリードコント
ロール回路と、この特定の信号に基づいて前記書き込み
データとの照合を行い、データの書き込みが正常に行わ
れたことを確認した後、前記IBGパターンの読み取り
が完了した後に発せられる終了割り込みにより、IBG
パターン長を計測すると共にIBGパターンに特定の分
断があるか否かについてのチェックを行うIBG処理回
路と、このIBG処理回路によりエラーが確認されなか
った場合、前記バッファにおける該当ブロックの内容を
消去して次ブロックの書き込みを開始し、エラーが確認
された場合、前記バッファに保持されたデータに基づく
該当ブロックの再書き込みを指示するマイクロプロセッ
サとを有することを特徴とする(参考:マーク検出回路
はIBG以外のマーク検出に使用される)。請求項6に
記載の磁気テープ装置におけるブロック間ギャップの検
出装置は、請求項5に記載の同装置において、前記リー
ドコントロール回路は、前記磁気テープ駆動装置を介し
て供給されるIBGパターンを前記マイクロプロセッサ
の制御の下で解析し、前記IBGパターンが検出された
期間のみ有効となる信号を生成出力するIBGパタン検
出回路と、このIBGパターンを検出した初期の任意の
時点で次データをアクセスするための起動信号を生成す
るリードエンド生成回路を有することを特徴とする。
【0008】請求項7に記載の磁気テープ装置における
ブロック間ギャップの検出装置は、請求項5に記載の同
装置において、前記IBG処理回路は、IBGパターン
の検出が終了したときに前記マイクロプロセッサに対し
て割り込みを発するIBG終了検出回路と、この割り込
みを受信したマイクロプロセッサにより起動され、前記
検出されたIBGパターンの長さを計測して保持するI
BG長カウント回路と、前記検出されたIBGパターン
の分断個所を検出し、この分断の有無を前記マイクロプ
ロセッサへ通知するIBG分断検出回路とを有すること
を特徴とする。請求項8に記載の磁気テープ装置におけ
るブロック間ギャップの検出装置は、請求項7に記載の
同装置において、前記IBG終了検出回路は、前記IB
G検出信号の立ち下がりでパルスを生成し、この生成さ
れたパルスをトリガに前記マイクロプロセッサに割り込
みを発するパルス発生回路を有することを特徴とする。
【0009】請求項9に記載の磁気テープ装置における
ブロック間ギャップの検出装置は、請求項7に記載の同
装置において、前記IBG終了検出回路は、リセット信
号として前記IBG検出信号を用い(IBG検出時リセ
ットされる)、入力される基準クロックを無条件にカウ
ントアップするカウンタと、あらかじめセットしてある
IBG誤検出チェック区域を越えるカウント値が前記カ
ウンタから出力されたときに有効となる信号を生成する
コンペア回路と、この生成されたパルスをトリガに前記
マイクロプロセッサに割り込みを発するパルス発生回路
を有することを特徴とする。請求項10に記載の磁気テ
ープ装置におけるブロック間ギャップの検出装置は、請
求項7に記載の同装置において、前記IBG長検出回路
は、前記IBG検出信号が有効な場合のみ前記クロック
に同期してカウントアップするカウンタを有することを
特徴とする。請求項11に記載の磁気テープ装置におけ
るブロック間ギャップの検出装置は、請求項7に記載の
同装置において、前記IBG分断検出回路は、リセット
信号として前記IBG検出信号を用い(IBG検出時リ
セットされる)、入力されるクロックによりカウントア
ップを無条件に行うカウンタと、あらかじめセットした
断続許容量を越える値が前記カウンタを介して入力され
たときに有効となる信号を生成するコンペア回路と、こ
のコンペア回路出力を前記クロック同期でホールドして
外部へ出力するフリップフロップとを有することを特徴
とする。
【0010】本発明は上述したように、IBGの長さを
計測するIBG長カウンタ回路と、IBGパタンに特定
の分断があるか否かを検出する分断検出回路と、IBG
パタンが終了したことを確認してMPU回路へ割込み信
号を供給するIBG終了検出回路と、IBGの不良によ
り再書込みを必要とするとき、ホストへデータの再要求
を行わずに済むようにデータを保持するバッファ回路を
備え、IBG終了検出回路によりMPU回路に対し割り
込みがあった時のIBGの状態をチェックし、書込み時
の問題であればデータの再書込みを実施し、読み取りの
問題であればMPU回路1に対する処理変更の条件とす
ることを特徴とするものである。IBGをマークの特殊
なパターンと考え、IBGパターン検出の直後にリード
エンド信号を受信してIBG直前のブロック又はマーク
の検出に関する正当性のチェックを行ない、チェックの
結果が妥当なものであれば、次のブロック又はマークの
処理を許可するフラグをセットし、MPU回路に対して
次の処理の実行を許可する構成とすることにより、デー
タ書き込み時、異常なIBGを検出してもバッファに保
持されたデータに基づき再書き込みを行い、データ読み
込み時、異常なIBGを検出してもデータが読み取れな
くなることを防ぐものであり、このことにより、磁気テ
ープ装置の信頼性向上がはかれる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の磁気テープ装置に
おけるブロック間ギャップ検出装置の実施形態を示すブ
ロック図である。図1において、6は磁気テープ駆動装
置(以下、単にドライブという)、12はホスト装置で
あり、両者は、MPU回路1を制御中枢とする磁気テー
プ制御装置(以下、単にコントローラという)18を介
して接続される。コントローラ18は、ライト回路2と
リード回路7を含む。MPU回路1は、演算、制御のた
めのCPU及びファーウェアが格納されるメモリを内蔵
し、CPUがメモリに格納されるファームウェアを逐次
読み出し実行することにより、ライト回路2、リード回
路7及びドライブ6を制御する。
【0012】ライト回路2は、バッファ回路3、ブロッ
ク生成回路4、マーク生成回路5を含む。バッファ回路
3は、MPU回路1により制御され、MPU回路1の要
求があるまでユーザーデータを保持する。ブロック生成
回路4は、ユーザーデータを記録媒体である磁気テープ
へ書込む形式に変換し、ドライブ6へ出力する。尚、こ
の変換の方式についてはANSIで規定されているもの
であり、ここでは詳細を述べない。マーク生成回路5
は、MPU回路1の指示により、特定のマークパターン
を生成してドライブ6へ出力する。尚、ドライブ6は、
ライト回路2から送られてきたパターンを記録媒体であ
る磁気テープに書込む他、磁気テープから読み出された
パターンをリード回路7へ出力する。
【0013】リード回路7は、IBG処理回路8、マー
ク検出回路9、ブロック検出回路10、リードコントロ
ール回路11を含む。リードコントロール回路11は、
ドライブ6から入力されたパターンを解析しリード回路
7内の各部の制御を行うものであり、後述するリードエ
ンド信号はこのリードコントロール回路11により生成
される制御信号の一つである。ブロック検出回路10
は、ドライブ6から入力されたパターンを解析し、ユー
ザーデータを抽出しホスト装置12に出力する。ブロッ
ク検出回路10は、更に、ブロックフォーマットのパタ
ーンを検出し、このブロック検出信号をMPU回路1に
知らせる。またブロック検出信号出力の後、特定の時間
の後NEXTREADCHECK信号をMPU回路1に出力する。マ
ーク検出回路9は、ドライブ6から入力されたパターン
を解析し、各種マークの検出を行う。また、マークパタ
ーン特定の長さ検出した時点でNEXTREADCHECK信号をM
PU回路1へ出力する。IBG処理回路8は、ドライブ
6から入力されたパターンを解析し、読み取ったIBG
パターンをチェックし後述する各種情報を解析した後、
MPU回路1へ送る。
【0014】図2に、図1に示すリードコントロール回
路11とIBG処理回路8の詳細な構成が示されてい
る。リードコントロール回路11は、リードエンド生成
回路13とIBGパターン検出回路17を含む。リード
エンド生成回路13は、読み取ったIBGパターンの初
めの部分にてリードエンド信号を出力する。IBGパタ
ーン検出回路17は、ドライブ6から入力されたパター
ンを解析し、IBGパターンを検出したときのみ検出信
号を出力する。検出が終了した時点でただちにその検出
信号の出力は停止する。IBG処理回路8は、IBG終
了検出回路14と、IBG長カウント回路15と、IB
G分断検出回路16を含む。IBG終了検出回路14
は、IBGパターンの検出が終了したとき終了信号を割
込み信号としてMPU回路1へ出力する。IBG終了検
出回路14の具体的な回路構成例は、図9、図11に示
されている。詳細は後述する。IBG長カウント回路1
5は、読み込んだIBGの長さを計測し、保持する回路
である。IBG分断検出回路16は、読み込んだIBG
の分断箇所を検出し、分断の有無をMPU回路1に報告
する。このIBG分断検出回路16の具体的な回路構成
例は図7に示されている。詳細は後述する。
【0015】図3〜図6は、図1、図2に示す本発明実
施形態の動作を説明するために引用したフローチャート
であり、書き込み時、読み取り確認、再書き込み、読み
取り時におけるそれぞれの動作手順が示されている。以
下、図3〜6に示すフローチャートを参照しながら図
1、図2に示す本発明実施形態の動作について詳細に説
明する。まず、書込み時の動作について図3に示すフロ
ーチャートを参照しながら説明する。最初に、ホスト装
置12からユーザーデータが送られてくる(ステップS
20)。ユーザーデータはバッファ回路3へ入力され、
MPU回路1の制御によりバッファ回路3より出力され
る。この時ユーザーデータは、バッファ回路3から出力
された後もMPU回路1の命令があるまでバッファ回路
3内に保持される(ステップS21)。データの入力に
遅延なく出力されたデータはブロック生成回路4に入力
され内部でユーザーデータはテープに書込まれる形式
(ブロック)に変換されドライブ6に送られる(ステップ
S22)。変換後のユーザーデータの格納方式はANS
I(アメリカ規格協会:American National Standards
Institute)により規定されており、図13に示す様式
を持つ。
【0016】図13に示すブロックフォーマットによれ
ば、BDM、EDMのそれぞれのパターンがユーザーデ
ータを囲み、その両端がPre−Amble部とPos
t−Amble部に挟まれている。そして、このブロッ
クをドライブ6へ出力し、ブロックの書込みが終了(ス
テップS23)した後、MPU回路1は、マーク生成回
路5に対してIBGパターンの生成を命令(ステップS
24)し、このことにより、マーク生成回路5はIBG
パターンを生成し、ドライブ6へそのIBGパターンを
送る(ステップS25)。そして、ドライブ6に送られ
たデータは記録媒体である磁気テープに書込まれる(ス
テップS26)。
【0017】次に、図4に示すフローチャートを参照し
ながら説明する。まず、書込まれたデータは直後に読み
取られ、リード回路7にて確認作業が行なわれる(ステ
ップS27)。読み取られたデータは、リード回路7に
送られる(ステップS28)。最初に、ドライブ6から
送られるデータはブロックであるため、リード回路7内
のブロック検出回路10がブロックを解析し書込みデー
タの確認に必要な情報をMPU回路1に送る(ステップ
S29)。ブロックの出力を完了したドライブ6は続い
てIBGパターンをリード回路7に送る(ステップS3
0)。リード回路7ではIBGパターンを受信(ステッ
プS31)し、このことにより、リードコントロール回
路11とIBG処理回路8が動作する(ステップS3
2)。リードコントロール回路11は、リードエンド信
号を生成出力し、IBG処理回路8はIBGの長さ、分
断のチェックを行い、IBGパターンの終了時割込み信
号をMPU回路1に送る(ステップS33)。MPU回
路1は、まずリードエンド信号を受信し、書込みデータ
の確認に必要な情報を書込んだデータと照合(ステップ
S34)し、書込みが正常に完了したことを確認する
(ステップS35)。書込みに異常があった場合、MP
U回路1は再書込み動作を実施するためにドライブ6
へ、一つ前のブロックへの位置づけを命令し、バッファ
回路3内の保持データを使用してデータの書込みを開始
する(ステップS40、及び図5に示すステップS4
1,S42,S43)。
【0018】データの書込みが正常に行なわれたことを
確認後、MPU回路1は割込み信号(ステップS36)
により、IBGのチェックを行い(ステップS37)、
IBGが正常に書かれていることを確認する(ステップ
S38)。この時正常にIBGの書込みが完了していれ
ば、MPU回路1はバッファ回路3内のデータを破棄
し、MPU回路1によって生成されるNEXTREADENABLEフ
ラグをセットして次のデータの書込みを行う(ステップ
S39)。異常を検出した場合には、書込みに異常があ
った場合と同様に、一つ前のブロックの終わりまで戻
り、バッファ回路3のデータを使用してデータの再書込
みを実施する(ステップS40、及び図5に示すステッ
プS41,S42,S43)。
【0019】次に図6に示すフローチャートを参照しな
がら読み取り時の動作について説明する。まず、ホスト
装置12からの命令を受け(ステップS50)、MPU
回路1は、ドライブ6へテープの読取りを指示する(ス
テップS51)。読み取られたデータはリード回路7に
送られ、書込みの時と同様に読取りを実施する(ステッ
プS52)。最初に読み取られるデータはブロックであ
るため、リード回路7内のブロック検出回路10により
ブロックを解析し、ブロックの付加情報(ここではテー
プ管理上与えられたブロック番号など)の抽出とブロッ
クをユーザーデータへ変換し戻す(ステップS53)。
ブロックの出力を完了したドライブ6は、続いてIBG
パターンをリード回路7に送る。リード回路7ではIB
Gパターンを受け、リードコントロール回路11とIB
G処理回路8が動作する。リードコントロール回路11
はリードエンド信号を生成出力し、IBG処理回路8は
IBGの長さ、分断のチェックを行い、IBGパターン
の終了時割込み信号をMPU回路1に送る。
【0020】MPU回路1は、まずリードエンド信号を
受け、送られてきたブロックの付加情報を確認(ステッ
プS54)し、問題が無ければ上述したNEXTREADENABLE
フラグをセットして、ホスト装置12へユーザーデータ
の送信を開始する(ステップS56)。付加情報に異常
がある場合は処理を中断し再読み込みを実施する(ステ
ップS61)。付加情報に異常が無い場合は、割込み信
号のタイミングでMPU回路1はIBGのチェックを行
う(ステップS57,S58)。NEXTREADENABLEフラグ
は次のブロック又はマーク検出時にチェックされ、MP
U回路1のチェック処理が間に合わない、つまり、IB
Gの長さが短い場合エラーを報告する(ステップS5
9)。ここで、エラーが検出されなかった場合、そのま
ま処理を継続する。一方、エラーが検出された場合、I
BGのチェック結果を確認し、IBG異常であればMP
U回路1にて再読み込み時にエラー無視を実施すること
でブロック又はマークを正常に処理出来る(ステップS
62)。また、IBGのチェック結果がIBG正常であ
る場合、テープ読み込み状態の不良とが考えられるた
め、処理を中断し再読み込みを実施する(ステップS6
1)。
【0021】図7〜図12は、上述した本発明実施形態
の具体的な構成動作を説明するために引用した図であ
り、それぞれ、IBG分断検出回路16の具体的回路構
成を示す図、IBG分断検出回路16の動作を説明する
ために引用したタイミングチャート、IBG終了検出回
路14の具体的な回路構成(その1)を示す図、IBG
終了検出回路14(その1)の動作を説明するために引
用したタイミングチャート、IBG終了検出回路14の
具体的な回路構成(その2)を示す図、IBG終了検出
回路14(その2)の動作を説明するために引用したタ
イミングチャートである。
【0022】今、ドライブ6が使用する磁気テープの走
行スピードは2m/sとする。また、IBGの長さは2
mmである。このIBG長は、ANSIにより規定済み
である。従って、MPU回路1に与えられる処理時間は
約1msとなる。ブロック検出回路10はブロックフォ
ーマットに最初に現れるPre-Ambleパターンの検出を以
って、ブロックの検出とする。この時、NEXTREADENABLE
フラグをチェックするタイミング信号であるNEXTREADCH
ECK信号は、このブロック検出から0.2ms、またマ
ークの検出を始めてから0.1ms(0.2mm)に出
力されるものとする。又NEXTREADENABLEフラグをセット
するために各レジスタの確認と判定のために、リードエ
ンド信号をMPU回路1が受信してから約1ms程必要
とする(ライト時には1ms、リード時には最大1m
s)。また、バッファ回路3はバイトシリアルの通常の
メモリであるが、出力の間隔は前述のテープスピードを
考慮し、最大でも230ns(約4MB転送)程度のアク
セススピードを持つものであればよい。
【0023】以下、本発明により新規に付加されるIB
G処理回路8の構成動作について、個々の回路構成に着
目して動作説明を行う。尚、ここで、IBG長カウント
回路15、IBG分断検出回路16の基準クロックMCLK
信号は4MHzとする。図7において、IBG分断検出
回路16は、カウンタ161とコンペア回路162とフ
リップフロップ(D-F/F)163とOR回路164で構
成される。カウンタ161は、リセット信号として、I
BG検出信号を使用し、基準クロック(MCLK)によりカ
ウントアップを無条件に行う。コンペア回路162に
は、あらかじめセットした断続許容量(ここではIBG
規定の1%に相当する0.02mm)以上の値がカウン
タ161から入力された場合に有効となる信号を出力す
る。フリップフロツプ163はDタイプフリップフロッ
プを使用し、コンペア回路162からの信号を前記基準
クロック(MCLK)同期でホールドする。
【0024】このIBG分断検出回路16の動作は図8
にタイミングチャートとして示されている。図中、上か
ら順に、IBG検出信号、カウンタ161出力、IBG
分断エラー信号、基準クロック(MCLK)の各信号波形を
示す。IBGパタン検出回路17から出力されたIBG
検出信号は、記録媒体である磁気テープにIBGパター
ンを検出している間“High”レベルを維持する。I
BG検出信号が“Low”レベルにになっている間、カ
ウンタ161は増加を続ける。つまり、カウント値はI
BGの分断の大きさに比例する。カウンタ161の値が
あらかじめ設定されているコンペア値を越えると、コン
ペア回路162は、IBG分断検出信号を出力し、フリ
ップフロップ63によりホールドされる。ここでは、カ
ウンタ値“28H”で許容量の0.02mmに達するた
め、この値をコンペア回路162に設定する。図8に示
すタイミングチャートでは、IBGの最初の分断はカウ
ント値がコンペア値に満たないため、分断エラー信号は
出力されない。ところが、その後の断続はカウント値が
コンペア値を上まわるためエラー信号がセットされる。
【0025】図9は、図2に示すIBG終了検出回路1
4の一具体例を示す回路図である。IBG終了検出回路
14は、Dタイプのフリップフロップ2個141,14
2と、AND回路143、インバータ回路144,14
5から成るパルス発生回路で構成される。パルス発生回
路は、基準クロック(MCLK)に同期してIBG検出信号
の立ち下がり部分でパルスを発生する。図10にそのタ
イミングチャートが示されている。IBG終了検出回路
14は、IBG検出の終了時を検出してパルス信号を出
力する。出力したパルスをトリガにAND回路143を
介してMPU回路1に割込み信号を出力する。タイミン
グチャートによれば、IBG検出の立ち下がりでパルス
信号(割り込み信号)を出力(図中、丸枠内)してい
る。
【0026】図11は、IBG終了検出回路14の他の
具体例を示す回路図であり、その動作は図12にタイミ
ングチャートとして示されている。IBGの終了位置の
検出において、IBG終了からある一定の間IBGの検
出が無いことを確認することで、マークの境界での誤検
出による終了位置検出回路の誤動作を防止するという効
果が得られる。ここでのIBG終了検出回路14はカウ
ンタ146と、コンペア回路147ならびに2個のDタ
イプフリップフロップ141,142とAND回路14
3、そしてインバータ回路145で構成される。カウン
タ146は、リセット信号としてIBG検出信号を使用
し、基準クロック(MCLK)の到来によりカウントアップ
を無条件に行う。コンペア回路147は、あらかじめセ
ットしたIBG誤検出チェック区域(ここではIBG規
定の1%に相当する0.02mm)以上の値がカウンタ
146から入力された場合に有効となる信号を出力す
る。Dタイプフリップフロツプ141(142)等図9
に示す回路例と同一符号が付されたものは図9のそれと
同じとする。
【0027】図11に示すとおり、IBG検出信号とパ
ルス発生回路の間にIBG分断検出回路16と同じ構造
のカウンタ146とコンペア回路147を挿入し、IB
Gが終了した後、あらかじめ設定した区域内でIBGの
再検出がなされなければIBG終了の信号を出力する。
本回路を採用することで、図12にタイミングチャート
として示すように、IBGの終了部分でIBGの誤検出
を起こしても、IBG終了検出回路は誤検出を行なうこ
とはない。
【0028】IBG長カウンタ15は、IBG検出信号
が有効なときのみ、基準クロック(MCLK)をカウントア
ップすることによりその機能を実現する。IBGパター
ンの検出量は、このIBG長カウンタ15によりカウン
トされる値と比例するため、ここでのカウント値は検出
したIBGの長さとなる。構成動作が単純であるため、
回路構成例、ならびに動作タイミングチャートは図示し
ない。
【0029】図14〜図16は、本発明実施形態の動作
を説明するために引用した図であり、書き込み時、IB
Gが規定長の長さがある場合のリードエンド信号、NEXT
READCHECK信号、IBG終了検出信号、エラー信号間の
関係を示すタイミングチャート、IBGが規定長に足り
ない場合の上述した各信号間の関係を示すタイミングチ
ャート、読み取り時IBGが規定長の長さがある場合の
上述した各信号間の関係を示すタイミングチャートのそ
れぞれを示す。
【0030】以下、図14〜図16を参照しながらIB
Gパターン読み書き時における具体的動作について説明
する。まず、書込み時、図14に示すタイミングチャー
トにおいて、前段のブロックを書込んだライト回路2は
続けてIBGパターンを2mm分ドライブ6へ出力し書
込む。書込んだブロックは書込み確認のためにすぐに読
み取る。ドライブ6がIBGパターンを読み取りはじめ
るとリードコントロール回路11はリードエンド信号を
出力し、MPU回路1へ書込んだデータの確認の開始を
指示する。その後、IBG終了検出回路14によりIB
G終了検出信号が出力され、MPU回路1はIBG長と
IBGの断続の有無の確認を開始する。MPU回路1に
よりIBG長、IBGの断続共に正常であると確認され
ると、MPU回路1はNEXTREADENABLEフラグをセットす
る。この時、MPU回路1がNEXTREADENABLEフラグをセ
ットするためには、リードエンド信号検出から1ms必
要とする。この場合IBGパターンは2mmであるた
め、IBG検出開始より1ms経過している。また、リ
ード回路7は、次のブロックに差しかかるとブロック検
出を行いNEXTREADCHECK信号を出力する。このタイミン
グは、IBG検出終了から0.2ms要するため、NEXT
READCHECK信号はNEXTREADENABLEフラグがセットされた
後に出力され、MPU回路1はエラーを検出せず、前段
のブロックの処理は正常に終了し、次のブロックの書込
みを許可する。
【0031】ところが、IBGの長さが規定の長さに足
りない(ここでは1mmとする)場合には、図15にタイ
ミングチャートとして示すとおり、IBG終了信号はリ
ードエンド信号を受信してから0.5msしか経過して
おらず、NEXTREADENABLEフラグをセットするには更に
0.5ms程度を必要とする。この時NEXTREADCHECK信
号は、通常通りIBG検出終了から0.2ms後に出力
されるため、NEXTREADENABLEフラグがセットされる前に
NEXTREADCHECK信号が出力されてしまい、前段のブロッ
クの書込みの可否に関らずMPU回路1はエラー信号
(図中、丸枠内)を生成出力する。エラーを検出したM
PU回路1は再書込みを実施する。
【0032】読取り時、図16に示すタイミングチャー
トによれば、前段のブロックを読み込んだリード回路7
は、ブロックの付加情報の抽出とブロックのユーザーデ
ータへの変換を実施する。ブロックを読み終えたドライ
ブ6は、次にIBGパターンの読取りを開始する。ドラ
イブ6がIBGパターンを読み取りはじめると、リード
コントロール回路11はリードエンド信号を出力し、M
PU回路1へブロックの付加情報チェックの開始を指示
する。チェックの結果、問題がなければMPU回路はNE
XTREADENABLEフラグをセットする(NEXTREADENABLEフラ
グセットにはリードエンド信号受信より最大1ms必
要)。その後IBG終了検出回路14によってIBG終
了検出信号が出力され、MPU回路1はこのIBG終了
検出信号により、IBG長とIBGの断続の有無を確認
する。
【0033】リード回路は次のブロックにさしかかると
ブロック検出を行いNEXTREADCHECK信号を出力する(NEXT
READCHECK信号出力にはIBG終了検出信号受信から
0.2ms必要)。ここでIBGが規定長の2mm書か
れている(1ms)ため、NEXTREADENABLEフラグはNEXTRE
ADCHECK信号出力の前でセットされ、MPU回路1はエ
ラーを検出せず、前段のブロックの処理は正常に終了
し、次のブロックの書込みを許可する。しかし、IBG
の長さが規定の長さに足りない(ここでは1mmとする)
場合には、書込み時と同様の理由(NEXTREADENABLEがNE
XTREADCHECKに間に合わなかった)によりMPU回路1
はエラー信号を生成してしまう(図15参照)。エラー
を検出したときIBG終了検出信号を既に受信してお
り、MPU回路1はIBGが1mmしかないこと(短い)
を承知している。このことにより、再読込時エラーを無
効にすることで前段のデータを正常に読み取り次のブロ
ックの読取りを可能にする。
【0034】以上説明のように本発明は、IBGの長さ
を計測するIBG長カウンタ回路15、IBGパタンに
特定の分断があるか否かを検出する分断検出回路16、
IBGパタンが終了したことを確認、MPU回路へ割込
み信号を供給するIBG終了検出回路14、及びIBG
の不良により再書込みを必要とするとき、ホストへデー
タの再要求を行わずに済むようにデータを保持するバッ
ファ回路3を備え、IBG終了検出回路14によりMP
U回路1に対し割り込みがあった時のIBGの状態をチ
ェックし、書込み時の問題であればデータの再書込みを
実施し、読み取りの問題であればMPU回路1に対する
処理変更の条件とすることを要旨とするものであり、こ
のことにより、書込み時、異常なIBGを検出し書き直
しを行うことでIBGの異常を防ぐと共に、読取り時、
IBGの異常によりデータが読み取れなくなることを防
ぐことが可能となる。
【0035】
【発明の効果】以上説明のように本発明によれば、IB
Gをマークの特殊なパターンと考え、IBGパターン検
出の直後にリードエンド信号を受信してIBG直前のブ
ロック又はマークの検出に関する正当性のチェックを行
ない且つIBGの終了割り込みによりIBGの異常をチ
ェックし、チェックの結果が妥当なものであれば、次の
ブロック又はマークの処理を許可するフラグをセット
し、MPU回路に対して次の処理の実行を許可する構成
とすることにより、データ書き込み時、異常なIBGを
検出してもバッファに保持されたデータに基づき再書き
込みを行うことができ、また、データ読み込み時、異常
なIBGを検出することによりデータが読み取れなくな
ることを防ぐことができる。このことにより磁気テープ
装置の信頼性の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すIBG処理回路の詳細を示すブロ
ック図である。
【図3】 本発明実施形態における書込み処理の動作を
示すフローチャートである。
【図4】 本発明実施形態における書込みデータの読取
り確認時の動作を示すフローチャートである。
【図5】 本発明実施形態における再書込み処理時の動
作を示すフローチャートである。
【図6】 本発明実施形態における読取り処理時の動作
を示すフローチャートである。
【図7】 図2に示すIBG分断検出回路の具体的回路
構成を示す図である。
【図8】 図7に示すIBG分断検出回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図9】 図2に示すIBG終了検出回路の一具体的構
成例を示す回路図である。
【図10】 図9に示すIBG終了検出回路の動作を示
すタイミングチャートである。
【図11】 図2に示すIBG終了検出回路の他の具体
的回路構成を示す図である。
【図12】 図11に示すIBG終了検出回路の動作を
示すタイミングチャートである。
【図13】 本発明実施形態において使用されるブロッ
クフォーマットを示す図である。
【図14】 本発明実施形態において、書込み時、IB
Gが規定通り書かれている場合のブロックフォーマット
と関連する動作タイミングチャートを示す図である。
【図15】 本発明実施形態において、IBGが規定の
半分である場合のブロックフォーマットと関連する動作
タイミングチャートを示す図である。
【図16】 本発明実施形態において、読み取り時、I
BGが規定通り書かれている場合のブロックフォーマッ
トと関連する動作タイミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…マイクロプロセッサ(MPU回路) 2…ライト回路 3…バッファ回路 4…ブロック生成回路 5…マーク生成回路 6…磁気テープ駆動装置(ドライブ) 7…リード回路 8…IBG処理回路 9…マーク検出回路 10…ブロック検出回路 11…リードコントロール回路 12…ホスト装置 13…リードエンド生成回路 14…IBG終了検出回路 15…IBG長カウント回路 16…IBG分断検出回路 17…IBGパターン検出回路 18…磁気テープ制御装置(コントローラ)

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マークと同じ書き込みパターンを与える
    ことによってブロック間ギャップ(IBG)を規定し、
    このIBGパターンをリードライトしている間に次ブロ
    ックアクセスのための準備を行う、マイクロプロセッサ
    によって制御される磁気テープ装置において、前記マイ
    クロプロセッサは、IBGパターン検出の直後にIBG
    直前のブロック又はマークの検出に関する正当性のチェ
    ックを行ない、このチェックの結果が妥当なものであれ
    ば、次のブロック又はマークのアクセスを許可し、前記
    IBGパターン検出の終了を待って割り込みを受信する
    ことにより前記IBGパターンの状態チェックを行い、
    書込み時の問題であれば再書込みを実行し、読み取りの
    問題であれば処理変更のための条件とすることを特徴と
    する磁気テープ装置におけるブロック間ギャップの検出
    方法。
  2. 【請求項2】 ホスト装置によって生成されるユーザデ
    ータをバッファに保持し、磁気テープ媒体に書き込まれ
    るブロック形式のデータに変換して磁気テープ駆動装置
    に供給して磁気テープ媒体に書き込んだ後、ブロック間
    ギャップ(IBG)パターンを生成し、このIBGパタ
    ーンを前記磁気テープ駆動装置へ供給して磁気テープ媒
    体に書き込み、前記ホスト装置から発せられるライトコ
    マンドに基づきホスト装置と磁気テープ駆動装置間のデ
    ータ転送を制御する磁気テープ制御装置において、前記
    ホスト装置からライトコマンドが発せられた後、前記磁
    気テープ駆動装置を介してブロックデータを読み取り、
    これを解析して書き込みデータの確認に必要な情報を生
    成した後、前記IBGパターンの読み取りを開始し、こ
    のIBGパターンの読み取りを開始してから適当なタイ
    ミングで出力される特定の信号に基づいて前記書き込み
    データとの照合を行い、データの書き込みが正常に行わ
    れたことを確認してから、前記IBGパターンの読み取
    りが完了した後に発せられる終了割り込みにより、IB
    Gパターン長を計測すると共にIBGパターンに特定の
    分断があるか否かについてのチェックを行い、エラーが
    確認されなかった場合、前記バッファにおける該当ブロ
    ックの内容を消去して次ブロックの書き込みを開始し、
    エラーが確認された場合、前記バッファに保持されたデ
    ータに基づく該当ブロックの再書き込みを行うことを特
    徴とする磁気テープ装置におけるブロック間ギャップの
    検出方法。
  3. 【請求項3】 前記ホスト装置からリードコマンドが発
    せられたとき、前記磁気テープ駆動装置を介してブロッ
    クデータを読み取り、これを解析して付加情報を抽出し
    前記ホスト装置において使用されるユーザデータの形式
    に変換して出力した後、前記IBGパターンの読み取り
    を開始し、このIBGパターンの読み取りを開始してか
    ら適当なタイミングで出力される特定の信号に基づき前
    記入力される付加情報を確認し、異常であれば再読み込
    みを実行し、正常であればホスト装置に対して前記デー
    タの送信を行い、前記IBGパターンの読み取りが完了
    した後に発せられる終了割り込みにより、IBGパター
    ン長を計測すると共に、IBGパターンに特定の分断が
    あるか否かについてのチェックを行い、エラーが検出さ
    れたときに前記IBGパターンのチェック結果を参照し
    て異常であれば再読み込み時にエラーを無視し、正常で
    あれば前記各処理を中断して再読み込みを実行すること
    を特徴とする請求項2に記載の磁気テープ装置における
    ブロック間ギャップの検出方法。
  4. 【請求項4】 ホスト装置によって生成されるユーザデ
    ータをバッファに保持し、磁気テープ媒体に書き込まれ
    るブロック形式のデータに変換して磁気テープ駆動装置
    に供給して磁気テープ媒体に書き込んだ後、IBGパタ
    ーンを生成し、このIBGパターンを前記磁気テープ駆
    動装置へ供給して磁気テープ媒体に書き込むライト回路
    を有し、前記ホスト装置から発せられるライトコマンド
    に基づきホスト装置と磁気テープ駆動装置間のデータ転
    送を制御する磁気テープ制御装置において、前記ホスト
    装置からライトコマンドが発せられた後、前記磁気テー
    プ駆動装置を介してブロックデータを読み取り、これを
    解析して書き込みデータの確認に必要な情報を生成した
    後、前記IBGパターンの読み取りを開始し、このIB
    Gパターンの読み取りを開始してから適当なタイミング
    で出力される特定の信号に基づいて前記書き込みデータ
    との照合を行い、データの書き込みが正常に行われたこ
    とを確認してから、前記IBGパターンの読み取りが完
    了した後に発せられる終了割り込みにより、IBGパタ
    ーン長を計測すると共にIBGパターンに特定の分断が
    あるか否かについてのチェックを行うリード回路と、前
    記チェックの結果エラーが確認されなかった場合、前記
    ライト制御回路を介して前記バッファにおける該当ブロ
    ックの内容を消去して次ブロックの書き込みを開始し、
    エラーが確認された場合、前記バッファに保持されたデ
    ータに基づく該当ブロックの再書き込みを指示するマイ
    クロプロセッサとを有することを特徴とする磁気テープ
    装置におけるブロック間ギャップの検出装置。
  5. 【請求項5】 前記リード回路は、前記ホスト装置から
    ライトコマンドが発せられた後、前記磁気テープ駆動装
    置を介してブロックデータを読み取るブロック検出回路
    と、前記マイクロプロセッサを介し、前記読み取られた
    ブロックデータを解析して書き込みデータの確認に必要
    な情報を生成した後、前記IBGパターンの読み取りを
    開始し、このIBGパターンの読み取りを開始してから
    適当なタイミングで特定の信号を出力するリードコント
    ロール回路と、この特定の信号に基づいて前記書き込み
    データとの照合を行い、データの書き込みが正常に行わ
    れたことを確認した後、前記IBGパターンの読み取り
    が完了した後に発せられる終了割り込みにより、IBG
    パターン長を計測すると共にIBGパターンに特定の分
    断があるか否かについてのチェックを行うIBG処理回
    路と、このIBG処理回路によりエラーが確認されなか
    った場合、前記バッファにおける該当ブロックの内容を
    消去して次ブロックの書き込みを開始し、エラーが確認
    された場合、前記バッファに保持されたデータに基づく
    該当ブロックの再書き込みを指示するマイクロプロセッ
    サとを有することを特徴とする請求項4に記載の磁気テ
    ープ装置におけるブロック間ギャップの検出装置。
  6. 【請求項6】 前記リードコントロール回路は、前記磁
    気テープ駆動装置を介して供給されるIBGパターンを
    前記マイクロプロセッサの制御の下で解析し、前記IB
    Gパターンが検出された期間のみ有効となる信号を生成
    出力するIBGパタン検出回路と、このIBGパターン
    を検出した初期の任意の時点で次データをアクセスする
    ための起動信号を生成するリードエンド生成回路を有す
    ることを特徴とする請求項5に記載の磁気テープ装置に
    おけるブロック間ギャップの検出装置。
  7. 【請求項7】 前記IBG処理回路は、IBGパターン
    の検出が終了したときに前記マイクロプロセッサに対し
    て割り込みを発するIBG終了検出回路と、この割り込
    みを受信したマイクロプロセッサにより起動され、前記
    検出されたIBGパターンの長さを計測して保持するI
    BG長カウント回路と、前記検出されたIBGパターン
    の分断個所を検出し、この分断の有無を前記マイクロプ
    ロセッサへ通知するIBG分断検出回路とを有すること
    を特徴とする請求項5に記載の磁気テープ装置における
    ブロック間ギャップの検出装置。
  8. 【請求項8】 前記IBG終了検出回路は、前記IBG
    検出信号の立ち下がりでパルスを生成し、この生成され
    たパルスをトリガに前記マイクロプロセッサに割り込み
    を発するパルス発生回路を有することを特徴とする請求
    項7に記載の磁気テープ装置におけるブロック間ギャッ
    プの検出装置。
  9. 【請求項9】 前記IBG終了検出回路は、リセット信
    号として前記IBG検出信号を用い、入力される基準ク
    ロックを無条件にカウントアップするカウンタと、あら
    かじめセットしてあるIBG誤検出チェック区域を越え
    るカウント値が前記カウンタから出力されたときに有効
    となる信号を生成するコンペア回路と、この生成された
    パルスをトリガに前記マイクロプロセッサに割り込みを
    発するパルス発生回路を有することを特徴とする請求項
    7に記載の磁気テープ装置におけるブロック間ギャップ
    の検出装置。
  10. 【請求項10】 前記IBG長検出回路は、前記IBG
    検出信号が有効な場合のみ前記クロックに同期してカウ
    ントアップするカウンタを有することを特徴とする請求
    項7に記載の磁気テープ装置におけるブロック間ギャッ
    プの検出装置。
  11. 【請求項11】 前記IBG分断検出回路は、リセット
    信号として前記IBG検出信号を用い、入力されるクロ
    ックによりカウントアップを無条件に行うカウンタと、
    あらかじめセットした断続許容量を越える値が前記カウ
    ンタを介して入力されたときに有効となる信号を生成す
    るコンペア回路と、このコンペア回路出力を前記クロッ
    ク同期でホールドして外部へ出力するフリップフロップ
    とを有することを特徴とする請求項7記載の磁気テープ
    装置におけるブロック間ギャップの検出装置。
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