JPH11328450A - 媒体発行取引装置 - Google Patents

媒体発行取引装置

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JPH11328450A
JPH11328450A JP12792598A JP12792598A JPH11328450A JP H11328450 A JPH11328450 A JP H11328450A JP 12792598 A JP12792598 A JP 12792598A JP 12792598 A JP12792598 A JP 12792598A JP H11328450 A JPH11328450 A JP H11328450A
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孝弘 大友
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体の発行取引の際にクレジットカードを利
用可能とすること、また、発行済の媒体の返品処理を自
動的に実行することを課題とする。 【解決手段】 媒体を発行して決済処理を行う媒体発行
取引装置において、利用者の希望に応じて現金または決
済用媒体による決済を選択し、現金決済の場合、現金取
扱手段3,4により必要額の現金を回収し、取引対象媒
体処理手段16により取引対象媒体を発行し、決済用媒
体の決済の場合、決済用媒体処理手段10により決済用
媒体の情報を読み取って決済処理を行い、取引対象媒体
処理手段16によって取引対象媒体を発行し、一時集積
部9を介して決済用媒体および取引対象媒体を投入排出
口に一括排出するように制御する制御手段を設けた。さ
らに、発行済媒体の返品処理を受付可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種媒体を発行し
て販売する媒体発行取引装置に係り、例えば、定期券、
乗車券あるいはその他の各種媒体を発行して販売する媒
体発行取引装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、通常の乗
車券を発行・販売する自動券売機が広く利用されている
が、この他にも、継続定期券を発行可能な自動券売機が
実用化されている。定期券の継続購入を希望する利用者
は、その自動券売機に、現在使用中の定期券を投入し、
購入希望の期間(例えば1ヵ月/3ヵ月/6ヵ月)を選
択して指定する。自動券売機は、対応する金額を表示し
て現金の投入を促し、利用者が現金を投入すると、継続
定期券を発行するとともに必要であれば釣銭やレシート
等を併せて排出することとしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、新幹線の利用等
による遠距離通勤を行う利用者が増加し、定期券の代金
も高額になってきている。このような場合、利用者は高
額の現金を用意して持ち歩く必要があり、さらに自動券
売機に投入する紙幣の枚数も多く、手間がかかってしま
う。
【0004】クレジットカードによる取引ができると便
利であるが、現行の自動券売機では不可能である。前記
のような高額取引でなくとも、最近ではクレジットカー
ドの利用が普及しているため、通常の商品購入の場合の
ように定期券その他についてもクレジットカードの取扱
が必要とされている。
【0005】しかしながら、取扱の自由度を上げると、
投入する媒体の種類も増加してしまう。例えば、自動券
売機に、定期券、現金、クレジットカード等の各種媒体
に対応させてそれぞれ投入口を配設すると、利用者にと
って操作が複雑となり、機器の操作に不慣れな利用者に
は使用不能となるだけでなく、媒体の取り忘れといった
トラブルも増加するおそれがある。
【0006】また、従来の自動券売機は媒体の販売のみ
を行うものであり、誤購入してしまった媒体の返金処理
等を取り扱うことはできず、そのような場合には窓口に
て対応せざるを得なかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、利用者に情報
を表示するとともに利用者の入力操作を受け入れる表示
操作部と、利用者の複数種の媒体を受け入れるとともに
利用者に対して複数種の媒体を排出する投入排出口と、
複数の媒体を集積して投入排出口へ一括排出可能な一時
集積部と、媒体の種別を判別する媒体識別手段と、取引
の対象となる取引対象媒体を発行するとともに利用者の
保有する媒体を受入可能であり、それらの媒体に設けた
記録領域に対して、情報の読取/書込を行う取引対象媒
体処理手段と、決済を行うための決済用媒体に設けた記
録領域に予め記録された情報を読み取る決済用媒体処理
手段と、利用者との現金の授受並びに現金の格納および
計数を行う現金取扱手段と、利用者の保有する媒体を投
入排出口から受け入れ、取引対象媒体処理手段によって
その媒体の情報を読み取り、利用者の選択に応じて現金
または決済用媒体による決済を選択し、現金による決済
の場合には、現金取扱手段により必要額の現金を回収す
るとともに取引対象媒体処理手段によって取引対象媒体
を発行して投入排出口に排出し、決済用媒体による決済
の場合には、利用者の決済用媒体を受け入れて決済用媒
体処理手段によってその決済用媒体の情報を読み取って
決済処理を行うとともに取引対象媒体処理手段によって
取引対象媒体を発行し、一時集積部を介して決済用媒体
および取引対象媒体を投入排出口に一括排出するように
制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0008】また、利用者の保有する媒体が未投入の状
態で、決済用媒体が投入された場合、取引を決済用媒体
による決済を行う取引と決定し、その決済用媒体を受け
入れて決済用媒体処理手段によってその決済用媒体の情
報を読み取り、利用者の保有する媒体を受け入れて取引
対象媒体処理手段によってその媒体の情報を読み取り、
決済用媒体による決済処理を実行し、取引対象媒体処理
手段によって取引対象媒体を発行し、一時集積部を介し
て決済用媒体および取引対象媒体を投入排出口に一括排
出するように制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る。
【0009】さらに、購入後一度でも使用した取引対象
媒体には既使用情報を記録することとしておき、決済用
媒体による決済処理の情報を記録する決済用媒体取引記
録手段を設け、利用者が投入した発行済の取引対象媒体
の情報を取引対象媒体処理手段にて読み取り、既使用情
報が記録されていない場合にのみ、返品取引を受け付け
ることとし、決済用媒体取引記録手段に当該取引対象媒
体の情報が記録されている場合には、決済用媒体による
返品取引を実行し、そうでない場合には、現金取扱手段
によって相当額の現金を利用者に返却して返品取引を実
行するように制御する制御手段を設けたことを特徴とす
る。
【0010】また、媒体識別手段を、媒体の厚みを検知
することにより媒体種別を判定する媒体厚検知手段とし
たことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。図1は実施の形態の媒体発行取
引装置を示す簡略説明図である。ここでは、媒体発行取
引装置の一例として、定期券を発行可能な自動券売機を
挙げて説明する。図1には、利用者側からみた各構成要
素の配置の概略を示している。
【0012】この図において、1は表示操作部であり、
例えばLCDやCRT等の表示用画面と、該画面上に配
設したタッチパネル等から構成され、利用者に情報を表
示するとともに利用者による入力操作を受け入れる。な
お、入力の手段としてはタッチパネルに限ることなく、
画面近傍に配設したボタンを利用することとしてもよ
い。
【0013】2は乗車券発行ユニットであり、定期券以
外の乗車券等を発行する。3は紙幣入出金ユニットであ
り、紙幣の入出金を行う。4は硬貨入出金ユニットであ
り、硬貨の入出金を行う。これら紙幣入出金ユニット3
および硬貨入出金ユニット4は現金取扱手段としてはた
らく。5は定期券発行ユニットであり、これについては
後述する。
【0014】6は制御手段であり、前記各構成要素の動
作を制御するとともに図示しないサーバおよびクレジッ
トカード取引処理のためのホストコンピュータと通信す
る。なお、この制御手段6には、装置に電源を供給する
電源部を併設してある。図2は定期券発行ユニットの説
明図であり、この図を参照して本実施の形態の定期券発
行ユニット5について詳述する。
【0015】7は投入排出口であり、定期券およびクレ
ジットカードの投入/排出を行う。8は媒体識別手段と
しての磁気ヘッドであり、投入排出口7に近接した位置
に、クレジットカードの磁気ストライプの位置を外すよ
うに、上下一対設けてある。投入された媒体が、この磁
気ヘッド8により磁気有りと判定されれば定期券であ
り、磁気無しと判定されればクレジットカードであるこ
とがわかる。
【0016】9は一時集積部であり、定期券およびクレ
ジットカードを一時的に集積させて保留しておくことが
でき、排出の際には、複数種/複数枚の媒体を重ねて、
一括して投入排出口7へ排出することができる。10は
決済用媒体処理手段としてのカードリーダであり、リー
ドヘッド11およびイメージリーダ12を備えている。
ここに配置されたリードヘッド11は、決済用媒体であ
るクレジットカードの磁気ストライプ位置に対応させて
配設された読取用の磁気ヘッドであり、その磁気ストラ
イプに書き込まれた情報を読み取る。イメージリーダ1
2は、クレジットカードのエンボスイメージを取得する
ために配設されている。
【0017】13はブレードであり、定期券とクレジッ
トカードの搬送ルートを切り替える機能を有する。14
は取込スタッカであり、利用者が取り忘れた定期券およ
びクレジットカード並びに不良カードを取り込むために
配設されている。15は印字部であり、ここに示す例で
は、熱転写方式の2ヘッド構成で、赤黒の2色が印字可
能となっているが、この構成に限定されるものではな
い。
【0018】16は取引対象媒体処理手段としての磁気
処理部であり、読取用の磁気ヘッドであるリードヘッド
17と、書込用の磁気ヘッドであるライトヘッド18を
備え、投入された定期券に記録された磁気データを読み
取る機能を有するとともに、新規発行の定期券に磁気デ
ータを書き込む機能を有する。19は一時退避部であ
り、搬送路により構成されるが、独立した駆動系を持
ち、図示しないソレノイドとカプリングギアで、駆動系
を2分割している。従って一時退避部には2枚分の媒体
を保留可能な構造となっている。
【0019】20はホッパであり、定期券用の媒体50
0枚分を収納可能で、分離部21にて1枚ずつ分離搬送
を行う。この分離部21は、媒体を繰り出すピッカロー
ラ21aと、繰り出された媒体をさらに送り出すフィー
ドローラ21bと、該フィードローラ21bに対向配置
されて反搬送方向にのみ回転可能で、媒体を1枚のみ送
るように動作するリバースローラ21cとから構成され
ている。
【0020】22は回収スタッカであり、不要となった
定期券を回収するためのもので、当該定期券発行ユニッ
ト5に取り付けるかまたは筐体に取り付けられるように
なっている。以下に本実施の形態の動作について説明す
る。図3は購入取引を示すフローチャート(1)、図4
は購入取引を示すフローチャート(2)、図5は購入取
引を示すフローチャート(3)をそれぞれ示しており、
図の各ステップ毎に継続定期券購入処理の流れを説明す
る。
【0021】S1: 予め表示操作部1には、当該装置
にて取扱可能な取引を表示しておき、利用者が所望の取
引を選択できるようにしておく。ここで利用者は、継続
定期券購入スイッチを押下する。 S2: 表示操作部1に、「定期券を投入口に投入して
下さい」等のガイダンスを表示する。利用者はこの表示
に従い、現在使用中の定期券を投入排出口7に投入す
る。
【0022】S3: 媒体識別手段である磁気ヘッド8
は、S2にて投入された媒体を識別する。すなわち、磁
気ヘッド8が磁気を検知した場合、定期券であると判別
してブレード13を切り替え、その定期券を磁気処理部
16へと搬送し、処理をS5へ進める。磁気ヘッド8が
磁気を検知しなかった場合、S2にて要求した定期券が
正しく投入されなかったわけであるから、媒体を排出し
て処理を終了させてもよいが、ここでは、利用者がクレ
ジットカードを先行投入した場合にも対処可能とし、ブ
レード13を切り替え、当該媒体をカードリーダ10へ
と搬送し、処理をS12へ進める。
【0023】なお、S2にて受け入れた媒体が定期券で
もクレジットカードでもなかった場合には、処理をS4
へ進める。 S4: 受け入れた媒体を一時集積部9へ搬送し、投入
排出口7に排出することによって利用者に返却し、処理
を終了する。 S5: 受け入れた定期券を磁気処理部16にて読み取
り、さらに一時退避部19へと搬送して退避させる。
【0024】S6: 利用者は処理の途中で取引のキャ
ンセルを選択することができ、キャンセルの場合は処理
をS4へ進め、そうでない場合にはS7へ処理を進め
る。 S7: 表示操作部1に投入された定期券の情報が表示
され、利用者はその内容に変更がなければ確認スイッチ
を押下する。この場合、処理はS9へ進む。もし、区間
や期限等に変更があるならば、内容変更のスイッチを押
下する。この場合、処理はS8へ分岐する。
【0025】S8: 利用者は表示操作部1の表示に従
って、所望の内容を入力/選択する。処理はS9へ進
む。 S9: 表示操作部1に、現金による取引またはクレジ
ットカードによる取引を選択する旨の表示を行う。利用
者は所望の決済手段を選択する。クレジットカードを選
択した場合には処理をS10に進める。現金を選択した
場合には処理をS29(図5)に進める。
【0026】S10: 表示操作部1は利用者にクレジ
ットカードの投入を促し、利用者は投入排出口7にクレ
ジットカードを投入する。 S11: ブレード13を切り替え、そのクレジットカ
ードをカードリーダ10へと搬送する。リードヘッド1
1によってクレジットカードの磁気データ(カード種
別、会員番号および個人情報、有効期限並びにその他の
情報)を読み取り、イメージリーダ12によりクレジッ
トカードのエンボスイメージを取得し、そのクレジット
カードを、カードリーダ10内の図示しない搬送停止位
置に搬送して停止させることにより、退避させる。処理
はS18(図4)へ進む。
【0027】S12: クレジットカードが先行投入さ
れたので、カードリーダ10のリードヘッド11によ
り、そのクレジットカードの磁気データ(カード種別、
会員番号および個人情報、有効期限並びにその他の情
報)を読み取り、イメージリーダ12によりエンボスイ
メージを取得し、そのクレジットカードを、カードリー
ダ10内の図示しない搬送停止位置に搬送して停止させ
ることにより、退避させる。
【0028】S13: 表示操作部1に、利用者が現在
使用中の定期券を投入するように誘導するための表示を
行う。利用者は指示に従って、定期券を投入排出口7に
投入する。 S14: 媒体識別手段である磁気ヘッド8が、S13
にて投入された媒体を定期券と判別した場合には、処理
をS15へ進める。
【0029】もし、定期券と判別されなかった場合に
は、処理をS4へ進める。(あるいは再度定期券を投入
させるように誘導してもよい。) S15: 受け入れた定期券を磁気処理部16にて読み
取り、さらに一時退避部19へと搬送して退避させる。 S16: 表示操作部に投入された定期券の情報が表示
され、利用者はその内容に変更がなければ確認スイッチ
を押下する。この場合、処理はS18(図4)へ進む。
【0030】もし、区間や期限等に変更があるならば、
内容変更のスイッチを押下する。この場合、処理はS1
7へ分岐する。 S17: 利用者は表示操作部1の表示に従って、所望
の内容を入力/選択する。処理はS18(図4)へ進
む。 S18(図4): クレジットカードから読み取った情
報に基づき、図示しないホストコンピュータと通信し、
取引処理を行う。すなわち、当該取引の金額、カード種
別、会員番号および有効期限等の情報を電文にセットし
てホストコンピュータへ送信する。
【0031】ホストコンピュータでは、その電文を受け
て、当該カードが取引可能な状態にあるか否か、取引限
度額を越えていないか等をチェックし、取引可能であれ
ば承認番号を、取引不能であればエラーコードを、電文
にセットして媒体発行取引装置へ返信する。 S19: 承認番号が返信されて取引が成立した場合、
処理をS20へ進めるが、エラーコードが返信されて取
引が成立しなかった場合には、処理をS26へ進める。
【0032】S20: クレジットカードを一時集積部
9に搬送する。 S21: ホッパ20から媒体を1枚繰り出して、ライ
トヘッド18による磁気書込および印字部15による印
字処理を終えた新定期券を、一時集積部9へ搬送し、前
記クレジットカードと重ねて集積させる。 S22: 新定期およびクレジットカードを重ねた状態
のままで、投入排出口7へ一括排出する。
【0033】S23: 取引金額、取引日、承認番号、
取扱機関名および取扱機番等をレシート用紙に印字し、
取引明細票として発行する。ここに例として挙げた媒体
発行取引装置では、この取引明細票を、乗車券発行ユニ
ット2から発行する構成としてあるが、これに限定され
るものではない。 S24: 利用者が、クレジットカードと新しい定期券
を受け取った後、一時退避部19に退避させておいた旧
定期券を、印字部15へ搬送し、以後利用不可であるこ
とを示すため「VOID」印字を行う。
【0034】S25: VOID印字済の旧定期券を、
回収スタッカ22に搬送することによって回収し、処理
を終了する。 S26: エラーコードが返信されて取引不成立となっ
たので、クレジットカードを一時集積部9に搬送する。 S27: 利用者の投入した定期券を一時集積部9に搬
送し、前記クレジットカードと重ねて集積させる。
【0035】S28: 定期券とクレジットカードを重
ねた状態のままで、投入排出口へ一括排出することによ
って利用者に返却し、処理を終了する。 S29(図5): 現金による決済が選択されたので、
現金処理を行う。すなわち、利用者に、必要な金額の現
金を投入するよう促し、受け入れた現金を計数する。
【0036】S30: 取引が成立すれば処理をS31
に進めるが、現金不足等により取引不成立であれば処理
をS36へ分岐する。 S31: 取引成立であるため、新定期を発行する。す
なわち、ホッパ20から媒体を1枚繰り出して、ライト
ヘッド18による磁気書込および印字部15による印字
処理を終えた新定期券を、一時集積部9へ搬送する。
【0037】S32: 新定期を投入排出口7へ排出す
る。 S33: 取引内容を示すレシートを発行する。なお、
釣銭がある場合にはそれの返却も行う。 S34: 利用者が、新しい定期券を受け取った後、一
時退避部19に退避させておいた旧定期券を、印字部1
5へ搬送し、以後利用不可であることを示すため「VO
ID」印字を行う。
【0038】S35: VOID印字済の旧定期券を、
回収スタッカ22に搬送することによって回収し、処理
を終了する。 S36: 取引不成立であるため、利用者の投入した定
期券を一時集積部9に搬送する。 S37: その定期券を、定期券投入排出口へ排出す
る。なお、受け入れた現金があればそれも返却し、処理
を終了する。
【0039】前述の如く、定期券購入の際にクレジット
カードの利用が可能となることにより、利用者へのサー
ビス向上が実現する。また、一時集積部9にクレジット
カードと定期券を重ねて集積させ、一括排出することと
したため、利用者は一度にこれらを取り出すことがで
き、取扱が簡単になり、さらに、媒体の取り忘れを防止
することが可能となる。
【0040】なお、前記説明では継続定期券購入の例を
用いて説明したが、これに限らず、新規の定期券や通常
の乗車券等についてもクレジットカードの利用を認める
こととしてもよい。以上、継続定期券の購入動作につい
て説明したが、本実施の形態の媒体発行取引装置は、発
行済の新定期券のキャンセル処理を受け付けることもで
きる。さらに、新定期券に限らず、通常の乗車券(近距
離乗車券によく利用されるエドモンソン券や85mm券
または120mm券等)のキャンセル処理を受付可能で
ある。
【0041】図6はキャンセル取引を示すフローチャー
トであり、この図の各ステップ毎に発行済媒体のキャン
セル処理について説明する。 Sa1: 予め表示操作部1には、当該装置にて取扱可
能な取引を表示しておき、利用者が所望の取引を選択で
きるようにしておく。ここで利用者は、購入キャンセル
スイッチを押下する。
【0042】Sa2: 利用者は購入した乗車券を投入
排出口7に投入する。 Sa3: 投入された乗車券を磁気処理部16に搬送
し、リードヘッド17によりその乗車券に書き込まれた
磁気情報を読み取り、一時退避部19へ搬送する。 Sa4: 利用者が2枚目の乗車券を投入した場合、処
理をSa5ヘ進め、前記1枚のみの処理を希望した場合
には、処理をSa7に進める。
【0043】Sa5: 利用者は2枚目の乗車券を投入
排出口7に投入する。 Sa6: 投入された2枚目の乗車券を磁気処理部16
に搬送し、リードヘッドによりその乗車券に書き込まれ
た磁気情報を読み取り、一時退避部19へ搬送する。な
お、ここでは一時退避部19に2枚の媒体を格納できる
構成としてあるが、さらに多数の媒体を格納可能な構成
とすれば、2枚に限らず、より多くの乗車券の処理を一
度に行うこともできる。
【0044】Sa7: 乗車券は一度利用してしまう
と、自動改札機等によって、その磁気記録領域に既使用
情報が書き込まれる。前記の乗車券の磁気記録領域に既
使用情報が記録されていた場合には、取引は不成立とな
る。また、既使用情報が記録されていなくとも、当該処
理当日に発行されたものでない限り、取引不正立とな
る。これらの場合、処理をSa8へ進める。
【0045】既使用情報がなく、しかも当日発行の乗車
券である場合、図示しないサーバと通信し、当該乗車券
がクレジットカード決済により発行されたものか否かを
判別する。なお、媒体発行取引装置は、クレジットカー
ドによる媒体発行取引を行った場合には、その取引を全
てサーバに記録しておくこととする。このサーバは、決
済用媒体取引記録手段としてはたらく。従って、このサ
ーバ内のデータを検索することにより、当該乗車券がク
レジットカードによって発行されたものか、現金によっ
て発行されたものかを判別することができる。
【0046】クレジットカード決済が行われた場合、処
理をSa10へ進め、現金決済が行われた場合には、処
理をSa14へ進める。 Sa8: 取引が不成立であるため、全乗車券を一時集
積部9に搬送して集積させる。 Sa9: 全乗車券を、投入排出口7に一括排出して利
用者に返却し、処理を終了する。
【0047】Sa10: 当該乗車券がクレジットカー
ド決済により発行されたものであるため、返金処理は行
わず、代わりにクレジット取引の返品処理を実行する。
すなわち、サーバに記録された当該取引の金額、カード
種別、会員番号および有効期限等の情報を電文にセット
してホストコンピュータへ送信することにより、返品処
理を実行する。なお、ここで確認のためにクレジットカ
ードの投入を求めることとしてもよい。
【0048】Sa11: 乗車券を印字部15へ搬送し
てVOID印字を行う。 Sa12: その乗車券を磁気処理部16へ搬送し、ラ
イトヘッド18にて乗車券に記録された磁気データを破
壊したうえで、回収スタッカ22へ搬送して回収する。 Sa13: クレジットの返品取引を示す明細票を発行
し、取引を終了する。
【0049】Sa14: 当該乗車券が現金決済により
発行されたものであるため、返金処理を進める。まず、
乗車券を印字部15へ搬送してVOID印字を行う。 Sa15: その乗車券を磁気処理部16へ搬送し、ラ
イトヘッド18にて乗車券に記録された磁気データを破
壊したうえで、回収スタッカ22へ搬送して回収する。
【0050】Sa16: 返金額を記録した明細票を発
行し、処理を終了する。前述の如く、従来は窓口でのみ
対応していた誤購入乗車券の返金処理を、自動的に実行
可能とし、さらにクレジット決済の場合にも対応可能と
したことにより、省力化を図ることができ、混雑した窓
口に並ぶ必要もなくなり、利用者へのサービス向上を実
現することができる。
【0051】図7は媒体識別手段の変形例を示す説明図
である。前記説明で例として挙げた定期券発行ユニット
5の媒体識別手段には、図2に示すような磁気ヘッド8
を用いているが、これに限定されるものではなく、例え
ばこの図7に示す如く、媒体の厚さを検知する媒体厚検
知手段を用いることとしてもよい。
【0052】図7において、23は媒体識別手段の一例
である媒体厚検知手段であり、ここではポテンショメー
タを用いている。このポテンショメータ23を、投入排
出口7近傍の搬送ローラ24に取り付け、ここを通る媒
体の厚みを検知可能としてある。定期券の厚さは0.2
2mmであるのに対し、クレジットカードの厚さは0.
8mmというように、媒体によって厚さが異なるため、
その厚さを検知することにより、媒体種別を判定するこ
とができる。
【0053】この媒体厚検知手段を用いることにより、
より正確な媒体識別が可能となり、媒体誤挿入や異物の
投入を正確に検知して障害発生を未然に防止することが
可能となる。なお、前記説明では、媒体として、定期券
およびその他の乗車券並びにクレジットカードを利用す
ることとして説明したが、これに限らず、購入時に申込
書を必要とする形態の取引装置ではその申込書を併せて
取扱可能とすることもできる。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、決済用媒体
による媒体購入を可能としたことにより、利用者は現金
による決済または決済用媒体による決済を選択すること
が可能となり、購入取引の自由度を高め、利用者サービ
スを向上させる効果を有する。また、一時集積部を設
け、投入排出口から複数の媒体を受入可能であるととも
に一括排出可能としたことにより、装置の操作性を向上
させ、媒体の取り忘れを防止する効果を有する。
【0055】さらに、発行済の媒体について、返品処理
を受付可能としたことにより、利用者サービスを向上さ
せる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態の媒体発行取引装置を示す簡略説明
【図2】定期券発行ユニットの説明図
【図3】購入取引を示すフローチャート(1)
【図4】購入取引を示すフローチャート(2)
【図5】購入取引を示すフローチャート(3)
【図6】キャンセル取引を示すフローチャート
【図7】媒体識別手段の変形例を示す説明図
【符号の説明】
1 表示操作部 3,4 現金取扱手段 6 制御手段 7 投入排出口 8 媒体識別手段 9 一時集積部 10 決済用媒体処理手段 16 取引対象媒体処理手段 23 媒体厚検知手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者に情報を表示するとともに利用者
    の入力操作を受け入れる表示操作部と、 利用者の複数種の媒体を受け入れるとともに利用者に対
    して複数種の媒体を排出する投入排出口と、 複数の媒体を集積して前記投入排出口へ一括排出可能な
    一時集積部と、 媒体の種別を判別する媒体識別手段と、 取引の対象となる取引対象媒体を発行するとともに利用
    者の保有する媒体を受入可能であり、それらの媒体に設
    けた記録領域に対して、情報の読取/書込を行う取引対
    象媒体処理手段と、 決済を行うための決済用媒体に設けた記録領域に予め記
    録された情報を読み取る決済用媒体処理手段と、 利用者との現金の授受並びに現金の格納および計数を行
    う現金取扱手段と、 利用者の保有する媒体を投入排出口から受け入れ、取引
    対象媒体処理手段によってその媒体の情報を読み取り、
    利用者の選択に応じて現金または決済用媒体による決済
    を選択し、現金による決済の場合には、現金取扱手段に
    より必要額の現金を回収するとともに取引対象媒体処理
    手段によって取引対象媒体を発行して投入排出口に排出
    し、決済用媒体による決済の場合には、利用者の決済用
    媒体を受け入れて決済用媒体処理手段によってその決済
    用媒体の情報を読み取って決済処理を行うとともに取引
    対象媒体処理手段によって取引対象媒体を発行し、一時
    集積部を介して決済用媒体および取引対象媒体を投入排
    出口に一括排出するように制御する制御手段を設けたこ
    とを特徴とする媒体発行取引装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、利用者の保有する媒
    体が未投入の状態で、決済用媒体が投入された場合、当
    該取引を決済用媒体による決済を行う取引と決定し、そ
    の決済用媒体を受け入れて決済用媒体処理手段によって
    その決済用媒体の情報を読み取り、利用者の保有する媒
    体を受け入れて取引対象媒体処理手段によってその媒体
    の情報を読み取り、前記決済用媒体による決済処理を実
    行し、取引対象媒体処理手段によって取引対象媒体を発
    行し、一時集積部を介して決済用媒体および取引対象媒
    体を投入排出口に一括排出するように制御する制御手段
    を設けたことを特徴とする媒体発行取引装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、購入
    後一度でも使用した取引対象媒体には既使用情報を記録
    することとしておき、 決済用媒体による決済処理の情報を記録する決済用媒体
    取引記録手段を設け、 利用者が投入した発行済の取引対象媒体の情報を取引対
    象媒体処理手段にて読み取り、既使用情報が記録されて
    いない場合にのみ、返品取引を受け付けることとし、 決済用媒体取引記録手段に当該取引対象媒体の情報が記
    録されている場合には、決済用媒体による返品取引を実
    行し、そうでない場合には、現金取扱手段によって相当
    額の現金を利用者に返却して返品取引を実行するように
    制御する制御手段を設けたことを特徴とする媒体発行取
    引装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、請求項2または請求項3にお
    いて、媒体識別手段を、媒体の厚みを検知することによ
    り媒体種別を判定する媒体厚検知手段としたことを特徴
    とする媒体発行取引装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002312596A (ja) * 2001-04-16 2002-10-25 Japan Net Bank Ltd 商品購入代金の決済方法及びそのシステム

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