JPH11327052A - 写真プリント装置 - Google Patents

写真プリント装置

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JPH11327052A
JPH11327052A JP12857798A JP12857798A JPH11327052A JP H11327052 A JPH11327052 A JP H11327052A JP 12857798 A JP12857798 A JP 12857798A JP 12857798 A JP12857798 A JP 12857798A JP H11327052 A JPH11327052 A JP H11327052A
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photographic
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JP12857798A
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English (en)
Inventor
Sumio Yoshikawa
純生 吉川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真プリントに利用した印画紙とは異なるサ
イズ又は種類の印画紙でインデックスプリントを作成す
る注文があっても、効率よく写真プリントとインデック
スプリントとを作成する。 【解決手段】 3連のローラ244 、246 、248 を含む案
内搬送手段により写真プリント用印画紙210 とインデッ
クスプリント用印画紙214 との切り替えを容易にし、所
謂ダブルマガジンタイプのプリンタプロセッサ200 の使
い勝手を向上したため顧客の注文内容により写真プリン
トのサイズとは異なるサイズのインデックスプリントが
要求されても別のプリンタでインデックスプリントを作
成する必要がなく作業効率が向上する。また写真プリン
トとインデックスプリントとを連続してソータ部274 へ
送り出すことができるためこれらの照合が不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、写真フィルムに記
録された画像に基づいて印画紙へ露光する露光部を備
え、該露光部において写真プリントを作成する際に、1
本分の写真フィルム毎の写真プリントの作成毎に、当該
写真フィルムに記録された画像のインデックスプリント
を作成する写真プリント装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、同時プリントを依頼すると、各画
像コマに対応する写真プリントの他、1本のネガフィル
ムに記録された画像をマトリクス状に並べて1枚のシー
トにプリントしたインデックスプリントがサービスで付
加されることがある。特に、APS(アドバンスド・フ
ォト・システム)では、このインデックスプリントが必
須の写真材料であり、顧客はこのインデックスプリント
を見た上で再注文等を行うことができる。また、このイ
ンデックスプリントがあるため、APSでは、ネガフィ
ルムをカートリッジに収容した状態で顧客へ返却するこ
とができる。
【0003】ところで、インデックスプリントは、各画
像コマに対応する写真プリントを作成する印画紙と同一
の印画紙が適用され、通常は、フィルム1本分の画像コ
マの焼付露光の終了後、続けて当該印画紙を引出して、
インデックスプリントを作成するようにしている。すな
わち、通常の写真プリント装置では、印画紙を収容した
マガジンの装填部が単一であり、フィルム1本分の画像
コマの焼付露光(面露光)が終了すると、インデックス
プリントサイズに印画紙を切断し、熱転写やレーザ走査
によってインデックスプリントを作成するようにしてい
る。
【0004】なお、写真プリント装置がデジタルプリン
タであれば、印画紙を切断せずに連続してインデックス
プリントを作成することも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インデ
ックスプリントは、前記写真プリントのサイズに限ら
ず、顧客からの注文により大サイズ(例えば、JIS規
格によるA4サイズや、写真業界による四つ切りサイズ
等)のインデックスプリントを作成することがある。す
なわち、写真プリント装置に装填されている印画紙とは
サイズが異なる。また、サイズは前記写真プリントのサ
イズと同一であるが、シール状の印画紙で作成すること
もある。なお、シール状の印画紙は、後工程で台紙に貼
り付けられる薄肉の印画紙が適用されるため、写真プリ
ントを作成する印画紙とは種類が異なる。
【0006】このように、サイズ又は種類の異なる印画
紙を利用してインデックスプリントを作成する場合に
は、別のプリント装置で作成するか、一連の写真プリン
ト作成後に、マガジンを入れ替えて行わなければなら
ず、煩雑な作業が強いられ、作業効率が低下する。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、写真プリント
に利用した印画紙とは異なるサイズ又は種類の印画紙で
インデックスプリントを作成する注文があっても、効率
よく写真プリントとインデックスプリントとを作成する
ことができる写真プリント装置を得ることが目的であ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、写真フィルムに記録された画像に基づいて印画紙へ
露光する露光部を備え、1本分の写真フィルム毎の写真
プリントの作成毎に、当該写真フィルムに記録された画
像のインデックスプリントを作成する写真プリント装置
であって、前記各画像に対応して写真プリントを作成す
るための写真プリント用印画紙をストックする第1のス
トック部と、前記写真プリント用印画紙とは、少なくと
もサイズ又は種類の少なくとも一方が異なる前記インデ
ックスプリントを作成するためのインデックスプリント
用印画紙をストックする第2のストック部と、前記写真
プリント用印画紙又はインデックスプリント用印画紙を
選択的に引出して、前記露光部へ案内搬送する案内搬送
手段と、を有している。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、例えば、
1本分の写真フィルムを同時プリントする場合、予め同
時プリントされる写真プリントのサイズに対応した写真
プリント用印画紙が第1のストック部にストックされて
おり、この第1のストック部から写真プリント用印画紙
を順次引出し、露光部へ案内搬送し、焼付露光する。
【0010】ここで、通常は、この写真プリント用印画
紙を用いて、前記1本分の写真フィルムに記録された画
像を1枚のシートにマトリクス状に配列してプリント
し、インデックスプリントを作成するが、顧客の要望に
より、写真プリント用印画紙のサイズ又は種類とは異な
る印画紙でのプリントが依頼されることがある。
【0011】そこで、第2のストック部にインデックス
プリント用印画紙を予めストックしておき、前記写真プ
リント用印画紙での焼付露光が終了した時点で、案内搬
送手段により、第1のストック部からの写真プリント用
印画紙に代えて、第2のストック部からのインデックス
プリント用印画紙を引出し、露光部へ案内搬送する。
【0012】これにより、同一の写真プリント装置で、
異なるサイズ又は種類の印画紙での露光が可能となり、
1本分の写真フィルムの写真プリント及びインデックス
プリントを連続して処理することができ、後工程での照
合の手間を省くことができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記露光部が、前記写真フィルム
に記録された画像をデジタル画像データに変換し、変換
後のデジタル画像データに基づいて走査露光で印画紙へ
焼き付けることを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、写真フィ
ルムに記録された画像を全てデジタル画像データに変換
しており、露光部では、この変換したデジタル画像デー
タに基づいて画像を走査露光で印画紙へ焼付ける。ここ
で、インデックスプリントは、一般的にはデジタル画像
データに基づいて作成されるものであるため、同一の露
光部を用いて写真プリントとインデックスプリントとを
作成することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記露光部は、写真フィルムに記
録された画像を透過した透過光に基づいて面露光で写真
プリント用印画紙へ焼き付ける写真プリント用露光部
と、写真フィルムに記録された画像をデジタル画像デー
タに変換し、変換後のデジタル画像データに基づいて走
査露光でインデックスプリント用印画紙へ焼き付けるイ
ンデックスプリント用露光部と、を備えていることを特
徴としている。
【0016】請求項3に記載の発明によれば、露光部
を、写真プリント用露光部と、インデックスプリント用
露光部と、に分けることにより、それぞれの印画紙(写
真プリント用印画紙、インデックスプリント用印画紙の
搬送経路を独立させることができ、案内搬送手段による
案内搬送系を単純にすることができる。
【0017】請求項4に記載の発明は、前記請求項1乃
至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記写真
プリント用印画紙とはサイズ又は種類の少なくとも一方
が異なるインデックスプリント用印画紙でのプリントの
注文の内容を識別する識別手段と、前記識別手段で識別
した注文内容に基づく印画紙と、前記第2のストックに
ストックされている印画紙と、を照合する照合手段と、
をさらに有し、前記照合手段で両者が一致している場合
に前記注文内容に合致した写真プリントを作成すること
を特徴としている。
【0018】請求項4に記載の発明によれば、第2のス
トック部には、予め写真プリント用印画紙とは異なるサ
イズ又は種類のインデックスプリント用印画紙がストッ
クされている。しかし、顧客が要求する異なるサイズ又
は種類のインデックスプリントは、単一ではない。すな
わち、A4サイズや四つ切りサイズ等の大型のインデッ
クスプリントを要求する顧客もいれば、シールのように
剥離可能なインデックスプリントを要求する顧客もい
る。
【0019】そこで、識別手段により注文内容を識別
し、注文内容に基づく印画紙と、第2のストック部にス
トックされているインデックスプリント用印画紙と、を
照合し、両者が一致しているか否かを判断する。この判
断の結果、一致している場合にのみ注文内容に応じる。
例えば、不一致の場合は注文内容に応ぜず、オペレータ
に不一致であるという注意を行い、注文内容に一致した
印画紙へ交換することを促す。一致する印画紙が準備で
きない場合は、従来どおり別途注文内容に則したインデ
ックスプリントを作成すればよい。
【0020】請求項5に記載の発明は、前記請求項4に
記載の発明において、前記注文内容が、前記写真フィル
ムに設けられた磁気記録層に記録された磁気情報、或い
は光学的に記録された光学情報であることを特徴として
いる。
【0021】請求項5に記載の発明によれば、前記注文
内容は写真フィルムに記録されており、磁気記録層が存
在する場合には磁気情報として記録され、磁気記録層が
ない場合には光学的に記録されている。すなわち、別の
記録媒体を用いる必要がないため、注文内容の間違いは
ない。
【0022】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係る写
真プリント装置としてのプリンタプロセッサ200が示
されている。
【0023】プリンタプロセッサ200は、印画紙に画
像を焼付露光する写真プリント部202と、この写真プ
リント部202で焼付露光された印画紙を現像処理する
現像部204と、が一体となって構成されている。
【0024】写真プリント部202には、上下方向に2
段のマガジンストック部206、208が設けられてい
る(以下、必要に応じて第1のストック部206、第2
のストック部208という)。このマガジンストック部
206、208には、それぞれ写真プリント用印画紙2
10を収容したマガジン212と、インデックスプリン
ト用印画紙214を収容したマガジン216と、が装填
されている。なお、上段と下段との区別はないが、本実
施の形態では、上段側の第1のストック部206に写真
プリント用印画紙210を収容したマガジン212を装
填し、下段側の第2のストック部208にインデックス
プリント用印画紙214が収容されたマガジン216を
装填しているものとする。
【0025】写真プリント用印画紙210は、幅寸法W
(本実施の形態では、89mm)の長尺状とされ、前記マ
ガジン212に設けられた巻取軸212Aに層状に巻き
取られている。
【0026】この写真プリント用印画紙210は、マガ
ジン212の図示しない引出し口から図1の水平方向に
引き出され、ガイド板218に案内され、かつローラ2
20に巻掛けられることにより、90°方向転換され
て、垂下している。
【0027】この垂下位置には、SP駆動ローラ対22
2が配設されており、写真フィルム用印画紙210は、
このSP駆動ローラ対222に挟持されている。
【0028】図2に示される如く、この写真プリント用
印画紙210には、後述する露光部224において、L
サイズ(縦横比が3:4)の画像が連続して記録される
ようになっている(Lサイズプリント210L)。各画
像領域間の幅方向一端部には、カットマーク226が設
けられている。このカットマーク226は、後述する現
像部204のカッタ部228におけるカット位置を示し
ている。
【0029】前記写真プリント用印画紙210には、図
示しない1本分のネガフィルムに記録された全ての画像
の焼付露光が終了した後の領域に、インデックスプリン
ト230が作成されるようになっている。このインデッ
クスプリント230は、通常のサイズ(幅寸法Wが89
mm)であり、顧客から何らインデックスプリントのサイ
ズや種類について注文がない場合には、インデックスプ
リント230は、この写真プリント用印画紙210に作
成されるようになっている。
【0030】なお、図3(A)及び図3(B)に示され
る如く、写真プリント用印画紙210には、パノラマサ
イズプリント210P(図3(A)参照)、迫力ビジョ
ンサイズプリント210H(図3(B)参照)が記録さ
れることもある。また、Lサイズプリント210L、パ
ノラマサイズプリント210P及び迫力ビジョンサイズ
プリント210Hが混在することもある。
【0031】いずれにしても、上記プリントサイズの幅
寸法Wは統一されているため、単一種の印画紙(第1の
ストック部206に装填されたマガジン212に収容さ
れた写真プリント用印画紙210)で全ての処理が可能
となる。
【0032】ここで、顧客の注文の中に、特殊なインデ
ックスプリントの作成依頼があることがある。例えば、
図4に示される如く、A4サイズ等の大型サイズのイン
デックスプリント231を要求している場合、その幅寸
法WLは約290mmであり、前記写真プリント用印画紙
210とは、異なるサイズとなっている。
【0033】本実施の形態では、このような要求に応え
られるように、第2のストック部208に予め幅寸法W
L(約290mm)の印画紙(インデックスプリント用印
画紙214)が収容されたマガジン216を装填してい
る。
【0034】このインデックスプリント用印画紙214
は、マガジン216の図示しない引出し口から図1の水
平方向に引き出され、ガイド板232に案内され、かつ
ローラ234に巻掛けられることにより、90°方向転
換されて、垂下している。
【0035】この垂下位置には、IX駆動ローラ対23
6が配設されており、インデックスプリント用印画紙2
14は、このIX駆動ローラ対236に挟持されてい
る。
【0036】すなわち、この状態では、インデックスプ
リント用印画紙214の先端部が、IX駆動ローラ対2
36に挟持された状態で待機し、インデックスプリント
用印画紙214の先端部が、IX駆動ローラ対236の
挟持された状態で待機していることになる。
【0037】それぞれの駆動ローラ対222、236の
下流側(図1の下方側)近傍には、センサ(赤外線セン
サが好ましい)238、240が設けられており、この
センサ238、240によって、それぞれの印画紙21
0、214の先端部を検出することにより、待機位置を
定めている。
【0038】センサ238、240の下流側には、案内
搬送手段としての、選択搬送部242が配設されてい
る。
【0039】選択搬送部242は、3連のローラ24
4、246、248が図1の水平方向に一列に配列さ
れ、それぞれ隣接するローラと接触している。このロー
ラ244、246、248により2個の挟持部250、
252が存在し、一方の挟持部250は、前記写真プリ
ント用印画紙210の垂下方向延長線上に配置され、他
方の挟持部252は、前記インデックスプリント用印画
紙214の垂下方向延長線上に配置されている。
【0040】前記3連のローラ244、246、248
の内の中央のローラ246は、駆動ローラであり、図示
しない駆動手段の駆動力で正転(反時計方向回り)及び
逆転(時計方向回り)するようになっている。
【0041】また、中央のローラ246の下方には、ガ
イド板254が配設され、前記一方の挟持部250で挟
持搬送される印画紙(写真プリント用印画紙210)を
略90°方向転換する役目を有している。
【0042】さらに、右端のローラ248の下方には、
可動ガイド板256が配設されている。この可動ガイド
板256は、軸256Aを中心に回転可能とされ、図1
の実線位置では、他方の挟持部252で挟持搬送される
印画紙(インデックスプリント用印画紙214)を略9
0°方向転換するように案内する。また、図1の想像線
位置では、前記ガイド板254で方向転換した写真プリ
ント用印画紙210を案内するようになっている。
【0043】この可動ガイド板256で案内された印画
紙210、214は、カッタ部258を通過して露光部
224へ搬送されるようになっている。
【0044】ここで、中央のローラ(駆動ローラ)24
6が正転しているときは、一方の挟持部250で写真プ
リント用印画紙210を挟持搬送することが可能である
ため、可動ガイド板256を図1の想像線位置としてお
き、SP駆動ローラ対222の駆動を開始し、写真プリ
ント用印画紙210を送り出すことにより、先端部が挟
持され、ガイド板254、可動ガイド板256に案内さ
れてカッタ部258を介して露光部224へ送り出すこ
とができる。
【0045】この状態で印画紙を替える場合、写真プリ
ント用印画紙210を前記カッタ部258で切断した
後、中央のローラ(駆動ローラ)246を逆転させるこ
とにより、写真プリント用印画紙210は、逆搬送され
る。このとき、写真プリント用印画紙210は、一方の
挟持部250を通過した時点でその先端(実際には逆送
であるので後端)がセンサ238によって検出されSP
駆動ローラ対222の駆動停止によって搬送が停止され
る。
【0046】一方、中央のローラ248は、回転が継続
されており、この状態(写真プリント用印画紙210が
一方の挟持部250から抜け出た状態)で、可動ガイド
板256を図1の実線位置に切り替え、IX駆動ローラ
対236の駆動を開始する。
【0047】これにより、インデックスプリント用印画
紙214は、他方の挟持部252に挟持され、可動ガイ
ド板256に案内されて、カッタ部258を介して露光
部224へ搬送されることになる。
【0048】図5に示される如く、露光部224は、そ
のケーシング118内に複数の光学部材が収容されてい
る。前記レーザビームは、レーザユニット120から出
力されるようになっている。なお、レーザユニット12
0内には、CMYに発光する3個のレーザ(図示省略)
が配設され、例えばダイクロイックミラー等で合波さ
れ、1本の光束として出力されている。
【0049】レーザユニット120から出力された光
は、コリメータレンズ122、反射ミラー124等の光
学系を介して、ポリゴンミラー126の多面鏡へ入射さ
れるようになっている。
【0050】ポリゴンミラー126は、モータ128の
駆動力で高速で回転しており、この回転によって、入射
された光がそれぞれの多面鏡で主走査方向に振られるこ
とになる。主走査方向に振られた光は、fθレンズ13
0や反射ミラー132等の光学系を介して、ケーシング
118に形成された出力口134から出力され、前記印
画紙210(214)の乳剤面へ照射されるようになっ
ている。ここで、露光部116では、図示しないコント
ローラのフレームメモリに記憶された画像データを読出
し、レーザから出力強度を制御(電流制御でもよいし、
パルス幅制御でもよい)して出力すると共に印画紙21
0(214)を2対の搬送ローラ260、262によっ
て定速搬送させることにより、画像が記録(潜像)さ
れ、現像部204へ送られるようになっている。
【0051】露光部116での印画紙210(214)
の搬送は定速搬送であるため、バッファ部(図示省略)
に必要な長さ分をストックしておくことにより、精度良
く定速搬送が行え、走査記録が確実となる。
【0052】図1に示される如く、現像部204は、現
像槽264、定着槽266、水洗槽268の処理液槽が
設けられ、それぞれ複数の現像系搬送ローラ270によ
って、印画紙210(214)が浸漬されながら最下流
側の乾燥部272へと送られるようになっている。
【0053】現像部204の乾燥工程を終了した印画紙
210(214)は、カッタ部228へ送られる。
【0054】このカッタ部228では、カットマーク2
26(図2参照)に基づいて画像領域単位でその境目を
切断する役目を有しており、排出される印画紙210
(214)は、1枚毎の写真プリントとして仕上がった
状態となり、ソータ部274によって仕分けられるよう
になっている。
【0055】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0056】顧客から例えば同時プリントの依頼がある
と、ラボでは、ネガフィルムを現像すると共に、ネガフ
ィルムに記録された情報を読み取る。
【0057】すなわち、APSの場合には、磁気記録層
が設けられており、この磁気記録層に様々な撮影情報
(撮影年月日、撮影場所、ストロボの使用の有無等)と
共にインデックスプリントに関する注文内容が記載され
ている場合がある。また、通常の135フィルムの場合
には、上記インデックスプリントに関する注文内容が光
学的に記録されている場合がある。
【0058】ここで、インデックスプリントに関する注
文内容がない場合には、通常サイズのインデックスプリ
ント230(図2参照)を作成するモード(以下、第1
のモードという)を選択すればよい。従って、第1のス
トック部206には、幅寸法W(約89mm)の写真プリ
ント用印画紙210を収容したマガジン212が装填さ
れていればよい。
【0059】一方、インデックスプリントに関する注文
内容があり、その内容が大型サイズ(A4サイズ)のイ
ンデックスプリント(図4参照)を要求している場合、
予め、第2のストック部208に装填されているマガジ
ン216内のインデックスプリント用印画紙214が適
合するか否かを判断する。すなわち、注文内容の印画紙
と、既に第2のストック部208に装填されている印画
紙との照合を行う。この照合の結果、不一致の場合に
は、前記写真プリント用印画紙210を用いてインデッ
クスプリントを作成するモード(以下、第2のモードと
いう)とする。
【0060】また、照合の結果、一致している場合に
は、第1のストック部206のマガジン212から写真
プリント用印画紙210を引出し、ネガフィルムに記録
された各画像コマ(ここでは、既にデジタル画像データ
として入力される)の同時プリント処理を行った後、第
2のストック部208のマガジン216からインデック
スプリント用印画紙214を引出して、大型サイズのイ
ンデックスプリント231を作成するモード(以下、第
3のモードという)を選択する。
【0061】第1及び第2のモードは、通常の同時プリ
ント処理と同一であるため、ここでの詳細な説明は省略
し、第3のモードでのプリント処理手順を説明する。
【0062】まず、2個のマガジン212、216から
のそれぞれ印画紙先端部が引き出され、それぞれSP駆
動ローラ対222、IX駆動ローラ対236に挟持さ
れ、センサ238、240によって先端部が所定の位置
で停止されているものとする。
【0063】この状態で処理を開始すると、まず、可動
ガイド板256が図1の想像線位置に移動する。次に、
SP駆動ローラ対222と3連ローラの中央のローラ2
46へ駆動力が伝達され、この中央のローラ246を正
転(反時計方向回り)させる。なお、SP駆動ローラ対
222とローラ246との線速はほぼ一定又は若干下流
側が速くなるように設定することが好ましく、これによ
り印画紙搬送時に緊張力を持たせることができる。
【0064】写真プリント用印画紙210が搬送を開始
すると、その先端部が左側と中央とのローラ間(一方の
挟持部250)に挟持され、かつガイド板254、可動
ガイド板256に案内搬送され、垂下状態から水平状態
に方向転換され、カッタ部258を介して露光部224
へ至る。
【0065】露光部224では、デジタル画像データに
基づいて、画像が形成(走査露光)される。なお、この
とき、カットマーク226も記録される。上記デジタル
画像データに基づく画像形成が順次行われ、ネガフィル
ム1本分の処理が終了すると、カッタ部258でその後
端部が切断され、帯状の印画紙210が現像部204へ
送られる。この現像部204では、現像、定着、水洗の
各処理が行われ、乾燥部272へ経てカッタ部228へ
と至る。カッタ部228では、前記カットマーク226
に基づいて画像単位に切断され、ソータ部で仕分けられ
る。
【0066】一方、露光部224の上流側で切断され、
残った写真プリント用印画紙210は、前記中央のロー
ラ246が逆転(時計方向回り)することにより、巻き
戻される。この巻き戻しは、搬送方向後端がセンサ23
8によって検出されるまで行われる。
【0067】センサ238により後端を検出すると、S
P駆動ローラ対の駆動は停止するが、前記3連のローラ
244、256、248の駆動は継続されている。この
状態で、可動ガイド板256を図1の実線位置に戻し、
次いでIX駆動ローラ対236の駆動を開始すると、イ
ンデックスプリント用印画紙214が他方の挟持部25
2へと搬送され、前記可動ガイド板256に案内され
て、カッタ部258を介して露光部224へ送られる。
【0068】このように、写真プリント用印画紙210
とインデックスプリント用印画紙214との共通経路へ
の搬送を、交互に行うようにしたため、両者が干渉する
ことはない。また、3連のローラを用いて2つの挟持部
250、252を形成したため、駆動系を単純化するこ
とができる。
【0069】露光部224により作成されたインデック
スプリント用印画紙214は、前記写真プリント用印画
紙と同様に現像、定着、水洗、乾燥の各処理が行われ、
カッタ部を介してストック部へ至り、前記プリント処理
した写真プリントと連続した状態でソータ部へ送られ
る。これにより、写真プリントとインデックスプリント
との照合が容易となる。
【0070】このように、3連のローラ244、24
6、248を含む案内搬送手段により、写真プリント用
印画紙210とインデックスプリント用印画紙214と
の切り替えを容易にし、所謂ダブルマガジンタイプのプ
リンタプロセッサ200の使い勝手を向上したため、顧
客の注文内容により写真プリントのサイズとは異なるサ
イズのインデックスプリントが要求されても、別のプリ
ンタでインデックスプリントを作成する必要がなく作業
効率が向上する。また写真プリントとインデックスプリ
ントとを連続してソータ部274へ送り出すことができ
るため、これらの照合が不要となる。
【0071】なお、本実施の形態では、露光部224を
デジタル露光部として写真プリント及びインデックスプ
リントの共有露光部としたが、写真プリントは、ネガフ
ィルムの透過光を印画紙へ照射して画像を焼付ける通常
の面露光を行う構成とし、インデックスプリントは走査
露光を行う構成として、別々に設けるようにしてもよ
い。
【0072】さらに、インデックスプリントは、レーザ
走査ではなく、液晶パネルを用いて面露光する構造であ
ってもよい。
【0073】また、本実施の形態では、特殊なインデッ
クスプリントとして、大サイズのインデックスプリント
を例にとり説明したが、図6(A)に示される如く、シ
ールタイプのインデックスプリントの要求を予測して、
予め、第2のストック部208に装填するマガジン21
6にこのシールタイプ印画紙214Sを収容しておいて
もよい。
【0074】このシールタイプ印画紙214は、図6
(B)に示される2層構造の内の上層のみであり、後工
程(現像部204での現像処理が終了した後)におい
て、下層である台紙276と貼り付けられるようになっ
ている。なお、台紙276が予め張り合わされた印画紙
を用いてもよい。また、大サイズ、シールタイプの他、
OHPタイプ、ポジフィルムタイプ等様々なタイプのイ
ンデックスプリント用印画紙214を用意しておいても
よい。さらに、これらを全てセット可能な3個以上のス
トック部を設けても良い。
【0075】また、本実施の形態では、所謂ミニラボで
適用されるプリンタプロセッサ100を例にとり説明し
たが、所謂大ラボで適用される写真プリンタにも適用可
能である。
【0076】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る写真プリ
ント装置は、写真プリントに利用した印画紙とは異なる
サイズ又は種類の印画紙でインデックスプリントを作成
する注文があっても、効率よく写真プリントとインデッ
クスプリントとを作成することができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るプリンタプロセッサの概略
構成図である。
【図2】写真プリント用印画紙の平面図である。
【図3】(A)は写真プリント用印画紙でプリントされ
るパノラマサイズプリントの平面図、(B)は写真プリ
ント用印画紙でプリントされる迫力ビジョンサイズプリ
ントの平面図である。
【図4】大サイズインデックスプリントの平面図であ
る。
【図5】露光部の概略図である。
【図6】(A)はシールタイプインデックスプリントの
平面図、(B)は図6(A)の側面断面図である。
【符号の説明】
200 プリンタプロセッサ(写真プリント装置) 202 プリンタ部 206 第1のストック部 208 第2のストック部 210 写真プリント用印画紙 212 マガジン 214 インデックスプリント用印画紙 216 マガジン 222 SP駆動ローラ対 224 露光部 236 IX駆動ローラ対 238、240 センサ 242 選択搬送部 244、246、248 ローラ 256 可動ガイド板

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムに記録された画像に基づい
    て印画紙へ露光する露光部を備え、1本分の写真フィル
    ム毎の写真プリントの作成毎に、当該写真フィルムに記
    録された画像のインデックスプリントを作成する写真プ
    リント装置であって、 前記各画像に対応して写真プリントを作成するための写
    真プリント用印画紙をストックする第1のストック部
    と、 前記写真プリント用印画紙とは、少なくともサイズ又は
    種類の少なくとも一方が異なる前記インデックスプリン
    トを作成するためのインデックスプリント用印画紙をス
    トックする第2のストック部と、 前記写真プリント用印画紙又はインデックスプリント用
    印画紙を選択的に引出して、前記露光部へ案内搬送する
    案内搬送手段と、を有する写真プリント装置。
  2. 【請求項2】 前記露光部が、前記写真フィルムに記録
    された画像をデジタル画像データに変換し、変換後のデ
    ジタル画像データに基づいて走査露光で印画紙へ焼き付
    けることを特徴とする請求項1記載の写真プリント装
    置。
  3. 【請求項3】 前記露光部は、写真フィルムに記録され
    た画像を透過した透過光に基づいて面露光で写真プリン
    ト用印画紙へ焼き付ける写真プリント用露光部と、写真
    フィルムに記録された画像をデジタル画像データに変換
    し、変換後のデジタル画像データに基づいて走査露光で
    インデックスプリント用印画紙へ焼き付けるインデック
    スプリント用露光部と、を備えていることを特徴とする
    請求項1記載の写真プリント装置。
  4. 【請求項4】 前記写真プリント用印画紙とはサイズ又
    は種類の少なくとも一方が異なるインデックスプリント
    用印画紙でのプリントの注文の内容を識別する識別手段
    と、 前記識別手段で識別した注文内容に基づく印画紙と、前
    記第2のストックにストックされている印画紙と、を照
    合する照合手段と、をさらに有し、 前記照合手段で両者が一致している場合に前記注文内容
    に合致した写真プリントを作成する応じることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の写真プリ
    ント装置。
  5. 【請求項5】 前記注文内容が、前記写真フィルムに設
    けられた磁気記録層に記録された磁気情報、或いは光学
    的に記録された光学情報であることを特徴とする請求項
    4記載の写真プリント装置。
JP12857798A 1998-05-12 1998-05-12 写真プリント装置 Pending JPH11327052A (ja)

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