JP2001350221A - 再プリント方法及び画像形成装置 - Google Patents

再プリント方法及び画像形成装置

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JP2001350221A
JP2001350221A JP2000168570A JP2000168570A JP2001350221A JP 2001350221 A JP2001350221 A JP 2001350221A JP 2000168570 A JP2000168570 A JP 2000168570A JP 2000168570 A JP2000168570 A JP 2000168570A JP 2001350221 A JP2001350221 A JP 2001350221A
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JP2000168570A
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English (en)
Inventor
Matsuyuki Miwa
松幸 三輪
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数件のフィルムの再プリント情報を集中し
て入力できるようにし、且つ無人で複数件のフィルムの
再プリントを自動処理する。 【解決手段】 複数件の写真フィルム26に、再プリン
トする画像コマ番号、プリント枚数、プリントサイズ等
の再プリント情報を入力する。再プリント情報を入力し
た順に写真フィルム26を束ね、フィルム自動供給装置
70へセットする。フィルム自動供給装置70は、束ね
られた写真フィルム26を1本ごとフィルムキャリア4
6へ自動供給し、画像情報がラインCCD24で読み取
られる。ラインCCD24で読み取られた画像情報と再
プリント情報から、指定された画像コマを指定された枚
数とサイズでプリント部によってプリントする。これに
より、写真フィルムの画像情報が読み取られる毎に、再
プリント情報を入力する必要がなくなるので、画像情報
が読み取られている間、装置から離れることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムに記録さ
れた画像情報を、再注文情報に基づきプリントする再プ
リント方法及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ラボ等では、お客様から注文があった現
像処理済みの写真フィルムを再プリントする場合、再プ
リント対象となる画像コマ番号やプリント枚数等の再プ
リント情報を、画像形成装置に入力するようになってい
る。
【0003】例えば、図7に示すように、複数件の写真
フィルム26を再プリントする場合、キーボード154
で画像コマ番号、プリント枚数、プリントサイズ等を入
力後、1件目の写真フィルム26をフィルムキャリア1
52へ挿入してプレスキャンした後、CCD撮像部15
6で指定した画像コマの画像情報のファインスキャンが
終わるのを待ち、前述したように、キーボード154で
2件目の再プリントに必要な情報を入力するという作業
形態が採られていた。
【0004】このため、CCD撮像部156が複数件の
写真フィルムの画像情報を読み取り終わるまで、オペレ
ータは画像形成装置158から離れることができず、他
の作業を並行して行なうことができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、複数件のフィルムの再プリント情報を集中して入
力できるようにし、且つ無人で複数件のフィルムの再プ
リントを自動処理できる再プリント方法及び画像形成装
置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、第1ステップで、複数件のフィルムに、再プリント
する画像コマ番号、プリント枚数、プリントサイズ等の
再プリント情報が入力される。第2ステップでは、再プ
リント情報を入力した順にフィルムを束ね、第3ステッ
プにおいて、束ねたフィルムをフィルム供給部へセット
する。フィルム供給部は、束ねられたフィルムを1本ご
と画像読取部へ自動供給する。
【0007】第4ステップでは、フィルム供給部から連
続して自動供給されたフィルムの画像情報が画像読取部
で読み取られ、第5ステップで、画像読取部で読み取ら
れた画像情報と再プリント情報から、指定された画像コ
マを指定された枚数とサイズでプリント部によってプリ
ントする。
【0008】この構成では、従来のように、フィルムの
画像情報が読み取られる毎に、再プリント情報を入力す
る必要がなくなるので、フィルムの画像情報が読み取ら
れている間、装置から離れることができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、第1ステップ
における再プリント情報の入力を、第3ステップで束ね
たフィルムをセットした後、或は第5ステップでプリン
ト動作が始まるまでに行なうことを特徴としている。
【0010】この構成では、再プリント情報を入力する
時期をプリント動作が始まる前まで延ばしたものであ
り、再プリントに必要な画像情報だけを読み取るのでは
なく、1件分のフィルムの画像情報を全て読み取り、必
要な画像情報だけを取り出して、再プリントを行なう方
式である。これにより、再プリント情報の入力の自由度
という観点から見ると、使い勝手の良い再プリント方法
となる。
【0011】請求項3に記載の発明では、第1ステップ
における再プリント情報の入力が、第4ステップにおい
て、対応するフィルムの画像情報の読み取り開始までに
完了しないと、フィルムの画像情報の読み取りを停止す
ることを特徴としている。
【0012】この構成では、再プリント情報入力と、先
に入力された再プリント情報に基づき画像情報読み取り
を並行して行なうことができる。また、再プリント情報
で特定された画像コマの画像情報を読み取る方式を採用
しているため、再プリント情報入力が間に合わないとき
は、フィルムの画像情報の読み取りを停止するようにな
っている。
【0013】請求項4に記載の発明では、フィルムの画
像情報を読み取ってデジタル画像情報に変換する画像読
取手段と、束ねてセットされたフィルムを1本ごと連続
して前記画像読取手段へ自動供給するフィルム供給手段
と、再プリントする画像コマ番号とプリント枚数の再プ
リント情報を入力する再プリント情報入力手段と、前記
デジタル画像情報に基づき画像をペーパーにプリントす
るプリンタと、前記再プリント情報入力手段で入力され
た再プリント情報をフィルム毎に記憶して、前記デジタ
ル画像情報に基づき指定された画像コマを指定されたサ
イズと枚数でプリンタにプリントさせる制御手段と、を
有することを特徴としている。
【0014】この構成では、入力された再プリント情報
をフィルム毎に記憶することで、1件毎、オペーレータ
が再プリント情報を入力して画像情報を読み取らせる必
要がないので、オペレータは画像形成装置から離れて、
他の作業を並行して行なうことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本形態に係
る画像形成装置を説明する。
【0016】図1〜図3に示すように、画像形成装置1
0は、読取部としてのラインCCDスキャナ16と画像
処理部18からなる画像読取装置12と、レーザプリン
タ20及び現像処理部としてのブロセッサ部22からな
るプリンタ装置14とで構成されている。
【0017】ラインCCDスキャナ16は、ネガフィル
ムやリバーサルフィルム等の写真フィルムに記録されて
いるフィルム画像を読み取るためのものである。このラ
インCCDスキャナ16には、R(レッド)、G(グリ
ーン)、B(ブルー)測光用のセンサが3列配列された
ラインCCD24が配置され、このラインCCD24に
よって写真フィルム26の画像を読み取り、R、G、B
3色の画像データをそれぞれ画像処理部18へ出力す
る。
【0018】画像処理部18は、ラインCCD24から
の画像データに対して補正等の画像処理を行って、記録
用画像データとしてレーザプリンタ部20へ出力する。
また画像処理部18は、画像処理を行った画像データを
画像ファイルとして外部へ出力する(例えば、メモリカ
ード等の記憶媒体やHDD等の外部記憶装置に出力した
り、通信回線を介して他の情報処理機器へ送信する等)
ことも可能である。
【0019】レーザプリンタ部20はR、G、Bのレー
ザ光をそれぞれ出射するレーザ光源を備えており、画像
処理部18から入力された記録用画像データに応じて変
調したレーザ光を印画紙に照射して、走査露光によって
印画紙に画像(潜像)を形成する。またプロセッサ部2
2は、レーザプリンタ部20によって走査露光された印
画紙に対し、発色現像、漂白定着、水洗、乾燥の各処理
を施す。これにより、印画紙上に形成された潜像が現像
されて可視像とされる。
【0020】画像読取装置12に設置されたラインCC
D24を含む読取光学系は、メタルハライドランプやハ
ロゲンランプ等から成る光源30を備えている。光源3
0の後方には、光源30が焦点位置に位置するように、
放物面状のリフレクタ32が配設されている。そして、
光源30から射出された光はリフレクタ32によって反
射され、写真フィルム26の方向に照射される。
【0021】また、画像読取装置12には、図2に示さ
れるように平板状の作業テーブル40がフロアFと平行
となるように設けられている。この作業テーブル40の
上に設けられた防振台の上面部には筐体状のフィルムキ
ャリア46が着脱可能に装着されている。
【0022】フィルムキャリア46には、図3に示され
るように写真フィルム26を所定の読取位置Rへ案内す
るための読取搬送路52が設けられている。この読取搬
送路52は、フィルムキャリア46の側板部から側方へ
突出する供給ガイド部54の先端面からフィルムキャリ
ア46の内部まで延在しており、供給ガイド部54は、
読取搬送路52へ写真フィルム26を供給するためのフ
ィルム自動供給装置70に接続されている。
【0023】フィルムキャリア46内には、読取搬送路
52に沿って供給ガイド部54側から順に、第1搬送ロ
ーラ対56、第2搬送ローラ対58及び第3搬送ローラ
対60がそれぞれ配置されている。これらの搬送ローラ
対56,58,60はそれぞれ従動ローラ及び駆動ロー
ラにより構成され、搬送ローラ対56,58,60それ
ぞれの駆動ローラには、共通の搬送モータ61からのト
ルクが伝達される。ここで、搬送モータ61は、回転速
度及び回転方向がそれぞ制御可能なステップモータから
なる。
【0024】搬送ローラ対56,58,60は、供給ガ
イド部54からフィルムキャリア46内へ写真フィルム
26が供給されると、その写真フィルム26を読取搬送
路52に沿って光軸Lと直交する一方向(副走査方向)
に沿って搬送する。またフィルムキャリア46には、光
軸L上に写真フィルム26の幅方向へ細長いスリットが
穿設されている。これにより、光源30から出射された
光は写真フィルム26を透過し、フィルムキャリア46
の上方のレンズユニット50へ入射する。ここで、読取
光学系の光軸Lとフィルムキャリア46内の写真フィル
ム26とが交差する位置が読取位置Rとされている。
【0025】フィルムキャリア46の左側には、略円中
状の空間からなるフィルム巻取部64が一体的に形成さ
れ、このフィルム巻取部64には読取搬送路52の他端
部が接続されている。フィルム巻取部64の内壁部が写
真フィルム26をその巻き癖に従って湾曲させるための
ガイド面とされている。これにより、第3搬送ローラ対
60により読取搬送路52からフィルム巻取部64内へ
搬出された写真フィルム26はロール状に巻き取られて
フィルム巻取部64内へ収納される。
【0026】またフィルムキャリア46内には、図3に
示されるように読取搬送路52に沿って供給ガイド部5
4と第1搬送ローラ対56との間に第1フィルムセンサ
66が、第1搬送ローラ対56と第2搬送ローラ対58
との間に第2フィルムセンサ68がそれぞれ設置されて
いる。これらのフィルムセンサ66,68は、それぞれ
読取搬送路52を介して互いに対向する投光部及び受光
部を備え、投光部から出射される光が写真フィルム26
により遮られると、それに同期して受光部が検出信号を
出力するようになっている。
【0027】一方、作業テーブル40には、図5に示す
ような再注文プリント設定画面等を表示するデスプレー
148が設けられている。オペーレータは、この再注文
プリント設定画面を見ながら、再プリントする写真フィ
ルム26の顧客番号、再プリントするコマ番号、プリン
ト枚数、プリントサイズを、キーボード160で入力す
るようになっている。なお、本例では、3件目の写真フ
ィルムの2コマ目、7コマ目がそれぞれ2枚づつフルサ
イズで、15コマ目が1枚ワイドサイズでプリントする
ように指示されている。
【0028】そして、上記のような再プリント情報は、
数件分まとめて記憶部71で記憶されるようになってお
り、後述するフィルム自動供給装置70によって連続し
てフィルムキャリア46へ写真フィルムが供給される順
番(顧客番号)で、再プリント情報が出力される。
【0029】また、画像読取装置12には、図2に示さ
れるように作業テーブル40の側方(図2の右方)にフ
ィルム自動供給装置70がオプションユニットとして付
設されている。フィルム自動供給装置70の上面部に
は、画像読取前の写真フィルム26がその厚さ方向へ積
層されたフィルム束72を装填するフィルム供給部71
が設けられている。
【0030】このフィルム供給部71には、フィルム自
動供給装置70の上面部に配置されたフィルムホルダカ
バー74及びフィルム自動供給装置70の上面部へ開口
する円形凹状のフィルム格納室76が設けられている。
フィルム格納室76は写真フィルム26の幅に対応する
深さとされており、その底面外周部には周方向に沿って
複数本のガイドピン78が互いに略等間隔となるように
立設されている。
【0031】フィルム格納室76の外周面には細長い溝
状のフィルム案内路80の一端が接続されており、この
フィルム案内路80は、オペレータから見てフィルム格
納室76の後方へ配置されたフィルムホルダカバー74
内まで延びている。ここで、このフィルムホルダカバー
74は、フィルム自動供給装置70の上面部に開閉可能
となるように配置されている。またフィルム供給部71
には、図3に示されるように閉鎖位置にあるフィルムホ
ルダカバーを検出し、検出信号を出力するカバーセンサ
81が設置されている。
【0032】フィルム供給部71には、図3に示される
ようにフィルムホルダカバー74内にフィルム束72の
先端部が装填されるフィルムホルダ82が設けられてい
る。フィルムホルダ82には、図4に示すように、略コ
字状に屈曲された保持金具84が設けられており、この
保持金具84の両側板部は、写真フィルム26の幅方向
に沿った間隔が基端部では写真フィルム26の幅と略等
しくされ、基端部から開口端へ向かってテーパ状に狭く
なるように形成されている。保持金具84の両側板部の
内側には、柔軟性を有する微小突起が多数形成されたシ
ート状の係止ガイド部材86がそれぞれ貼り付けられて
いる。
【0033】フィルムホルダ82には、連結軸88を介
して保持金具84をフィルム自動供給装置70の上面へ
連結するレバー部材90が設けられている。これによ
り、フィルムホルダ82は連結軸88を中心として所定
の供給位置と装填位置との間で揺動可能に支持される。
ここで、フィルムホルダ82が図4に示される供給位置
から略90°時計方向へ揺動した装填位置にあると、オ
ペレータによりフィルムホルダ82へフィルム束72が
装填可能となる。またフィルム供給部71には、供給位
置にあるフィルムホルダ82を検出し、検出信号を出力
するホルダセンサ91が設置されている。
【0034】フィルムホルダ82へフィルム束72を装
填する際には、先ず、オペレータは、フィルムホルダカ
バー74を開放し、フィルムホルダ82を開放位置へ揺
動させる。この後、オペレータは、フィルム束72を構
成する複数本の写真フィルム26の先端部(1コマ目の
記録画像側の端部)が一致するように揃え、このフィル
ム束72を、図3に示されるようにフィルム格納室76
へ格納する。このとき、フィルム束72は、その巻き癖
に従って湾曲するように3本のガイドピン78の外周側
へ巻き付けられ、さらに余った後端側の一部分がガイド
ピン78の内周側へ挿入される。
【0035】次いで、オペレータは、フィルム束72の
先端側をフィルム案内路80に沿ってフィルム格納室7
6からフィルムホルダ82側へ延出させ(図2参照)、
このフィルム束72の先端部をフィルムホルダ82の保
持金具84の両側板部間へ押し込む。この際、フィルム
束72の先端部は、図4に示されるように、その幅方向
中央部が保持金具84の開口端側へ膨らむように湾曲さ
れた状態とされ、保持金具84の両側板部へそれぞれフ
ィルム側端部が圧接するように保持金具84内へ押し込
まれる。これにより、フィルム束72を構成する写真フ
ィルム26は、その側端部が係止ガイド部材86表面の
微小突起内により係止される。このとき、係止ガイド部
材86は、写真フィルム26をフィルム長手方向へは小
さい搬送抵抗で移動可能とするが、フィルム厚さ方向へ
の移動を制限するように写真フィルム26を微小突起に
より係止する。またフィルム束72を構成する写真フィ
ルム26は、それぞれ表面(乳剤面)が保持金具84の
基端部側を向くようにフィルムホルダ82へ装填され
る。
【0036】一方、フィルム供給部71には、供給位置
にあるフィルムホルダ82に装填されたフィルム束72
へ面するように給送ローラ92が設けられている。この
給送ローラ92のローラ面は摩擦係数が高く、かつ弾性
を有するゴム等により形成されている。ここで、アクチ
ュエータ93は供給位置にあるフィルムホルダ82をフ
ィルム束72の厚さ方向に沿って所定の圧接位置及び離
間位置の何れかに移動させる。ここで、フィルムホルダ
82は、圧接位置に移動するとフィルム束72の最下部
に位置する写真フィルム26の裏面を給送ローラ92の
ローラ面へ圧接させ、また離間位置へ移動するとフィル
ム束72を給送ローラ92から離間させる。
【0037】給送ローラ92は、トルク伝達機構(図示
省略)を介して給送モータ94と接続されており、この
給送モータ94の駆動時に所定の給送方向へ回転する。
従って、給送モータ94の駆動時にフィルムホルダ82
が離間位置から圧接位置へ移動すると、フィルムホルダ
82に装填されたフィルム束72から最下部に位置する
1枚の写真フィルム26が分離され、この写真フィルム
26は、給送ローラ92との圧接部から受ける摩擦力に
よりフィルム長手方向に沿って下流側へ送り出される。
【0038】フィルム供給部71には、フィルムホルダ
82の下部側にフィルムホルダ82に装填されたフィル
ム束72を検出するためのフィルムセンサ95が設置さ
れている。このフィルムセンサ95は、フィルムホルダ
82にフィルム束72(写真フィルム26)が存在し、
かつフィルムホルダ82が供給位置にある時に検出信号
を出力する。
【0039】フィルム供給部71には、給送ローラ92
によりフィルムホルダ82から送り出された写真フィル
ム26を供給ガイド部54まで案内するためのフィルム
供給路96が設けられている。このフィルム供給路96
の一端部は、給送ローラ92により画像読取装置12側
へ送り出された写真フィルム26が挿入されるように給
送ローラ92の上端部付近へ面して開口している。
【0040】またフィルム供給路96のフィルムキャリ
ア46側には、搬出口が設けられており、所定のクリア
ランスを空けて、読取搬送路52の供給ガイド部54と
対面している。ここで、クリアランスは、フィルムキャ
リア46が防振台と一体となって装置フレームに対して
相対変位した場合でも、供給ガイド部54の先端がフィ
ルム自動供給装置70へ衝突しないように設定されてい
る。
【0041】フィルム自動供給装置70には、フィルム
供給路96に沿って上流側から順に、第1搬送ローラ対
98、第1ガイドローラ対102、第2搬送ローラ対1
00、第2ガイドローラ対104が配置されている。こ
こで、搬送ローラ対98,100はそれぞれ従動ローラ
及び駆動ローラから構成され、この駆動ローラには給送
モータ94からのトルクが伝達される。またガイドロー
ラ対102,104はそれぞれ一対の従動ローラにより
構成されている。
【0042】フィルム供給部71には、フィルム供給路
96に沿って第2搬送ローラ対100と第2ガイドロー
ラ対104との間にループガイドローラ106が設置さ
れ、このループガイドローラ106は、その上端側の一
部がフィルム供給路96の下面から突出するように支持
されている。ここで、ループガイドローラ106は第2
搬送ローラ対100から第2ガイドローラ104へ送り
込まれてきた写真フィルム26をフィルム供給路96の
下面から僅かに上方へ浮き上がらせる。これにより、写
真フィルム26の先端側がフィルムキャリア46の第1
搬送ローラ対56により搬送されるときの読取速度と、
フィルム供給路96での写真フィルム26の搬送速度と
の速度差を吸収するためのループ部108を形成する。
【0043】フィルム供給路96には、図3に示される
ように写真フィルム26に形成されるループ部108を
検出するためのループ検出レバー110及びループセン
サ112が配置されている。ループ検出レバー110
は、ループガイドローラ106の下流側に設けられた支
軸部114を中心として揺動可能に支持され、ループ部
108を検出していない時には、その先端部がループガ
イドローラ106へ接するような非検出位置に自重によ
り保持される。またループ検出レバー110には、支軸
部114付近に上方へ突出するように略扇状のストライ
カ部116が一体的に設けられている。
【0044】ループ検出レバー110は写真フィルム2
6にループ部108が形成されると、その先端部がルー
プ部108により上方へ押圧されて揺動する。このと
き、写真フィルム26に所定の大きさのループ部108
が形成されると、ループセンサ112は、ループ検出レ
バー110のストライカ部116を検出してループ検出
信号を出力する。フィルム自動供給装置70では、前記
ループ検出信号に基づいて給送モータ94の駆動が制御
される。
【0045】ここで、ループ部108の下流側に配置さ
れた第2ガイドローラ対104は2個の従動ローラから
構成され、写真フィルム26へは、ループ部108を維
持するために必要とする僅かな搬送抵抗のみを作用させ
ている。このため、第2ガイドローラ対104下流側で
写真フィルム26の張力が増加すると、ループ部108
を形成している写真フィルム26は、写真フィルム26
の張力を低下させるように第2ガイドローラ104の下
流側へ送り出される。この結果、第2ガイドローラ対1
04とフィルムキャリア46の第1搬送ローラ対56と
の間での写真フィルム26の張力増加を抑制し、写真フ
ィルム26の張力を略一定できるので、写真フィルム2
6の張力変化による読取位置Rにおける読取速度の変動
を効果的に抑制できる。
【0046】フィルム自動供給装置70には、画像情報
が読み取られた写真フィルム26が排出されるフィルム
受入部118がフィルム供給部71の下方に設けられて
いる。このフィルム受入部118のフィルム搬出路12
0は、供給ガイド部54と接続されており、供給ガイド
部54を基点として、フィルム搬出路120とフィルム
供給路96とに分岐している(二股路となっている)。
【0047】この分岐路122には、供給ガイド部54
へ向かって幅が狭くなった略クサビ状のゲートレバー1
28が配置されている。このゲートレバー128は、供
給ガイド部54とは逆側の端部に設けられた揺動軸12
9を中心として揺動可能に支持されている。またゲート
レバー128は、コイルスプリング等からなる付勢部材
(図示省略)により常にフィルム供給路96へ付勢され
ている。これにより、ゲートレバー128により分岐路
122内でフィルム供給路96が閉止されると共に、そ
の下面側で供給ガイド部54を通過した写真フィルム2
6をフィルム搬出路120へ案内する。
【0048】またゲートレバー128は、フィルム供給
路96から分岐路122へ写真フィルム26が搬送され
てくると、写真フィルム26の先端部により押圧されて
フィルム搬出路120へ揺動する。これにより、写真フ
ィルム26は、ゲートレバー128の先端部に配置され
たガイドローラ124とゲートレバー128との間を通
過可能になり、読取搬送路52へ至る。
【0049】フィルム供給路96には、第1搬送ローラ
対98の僅かに下流側、及び分岐路122の僅かに上流
側にそれぞれ第1フィルムセンサ130及び第2フィル
ムセンサ132がそれぞれ配置されている。ここで、フ
ィルムセンサ130,132はフィルム供給路96内の
写真フィルム26を検出して検出信号を出力する。
【0050】また、フィルム受入部118のフィルム搬
出路120へ排出された写真フィルム26は、搬送ロー
ラ138によりフィルムホルダ144へ送られる。この
フィルムホルダ144は、フィルム供給部71における
フィルムホルダ82と基本的に同一構造とされており、
写真フィルム26の先端部を束ねた状態で保持する。
【0051】(実施形態の作用)次に、図6に示すフロ
ーチャートを参照して本形態に係る画像形成装置の作用
を説明する。
【0052】オペレータは、再プリント受付け時に受け
取ったDP袋等に記載されたコマ番号、プリント枚数、
プリントサイズ等の情報を、デスプレー148に表示さ
れた再注文設定画面を見ながら(図5参照)、対応する
顧客番号と共にキーボード160で入力していく。次
に、複数件の写真フィルムを顧客番号順に束ね、先端部
をフィルムホルダ82にセットした後、フィルムホルダ
カバー74を閉じる。
【0053】キーボード160のスタートキーを押す
と、ステップ200において、給送モータ94が駆動
し、フィルムホルダ82に装填されたフィルム束72か
ら最下部に位置する写真フィルム26がフィルム供給路
96内へ送り込まれ、さらに、ゲートレバー128とガ
イドローラ124との間を通ってフィルムキャリア46
の読取搬送路52内へ送り込まれる。
【0054】ステップ202では、フィルムキャリア4
6の読取搬送路52内へ送り込まれた写真フィルム26
のプレスキャンが行なわれる。このとき、搬送モータ6
1はプレスキャン速度に対応する速度で回転するように
制御される。
【0055】そして、ラインCCD24から写真フィル
ム26に記録された画像をラフに読み取った画像データ
であるプレスキャンデータが出力される。このプレスキ
ャンデータに基づいて制御部は、写真フィルム26上の
画像コマ位置、各画像のアスペクト比、各画像の濃度等
の特徴量を認識する。このとき、写真フィルム26に記
録されたフィルム画像と共に写真フィルム26の画像予
備データ(コマ番号やバーコード)も読み取ることがで
きる。
【0056】そして、写真フィルム26のプレスキャン
が完了した部分は、第3搬送ローラ対60により読取搬
送路52からフィルム巻取部64内へ送り込まれ、ロー
ル状に巻き取られた状態とされる。
【0057】なお、第3搬送ローラ対60のフィルム巻
取部64側に設けられたパーフォセンサ65は、写真フ
ィルム26に設けられたパーフォレーションを検出する
センサであり、その信号はほぼ矩形のパルス波形とな
る。従って、このパルス波形をカウントすることによ
り、写真フィルム26の搬送長を認識することができ
る。また、パルス波形の位置と画像のエッジ部分との相
関を得ることもできる。
【0058】次に、ステップ204で、読取位置Rでの
プレスキャンが完了したことを判断すると、ステップ2
06で再プリント情報が入力されているか否かを判断す
る。
【0059】ステップ206で再プリント情報が入力さ
れている判断されると、搬送モータ61を反転させ、写
真フィルム26を供給ガイド部54側へ移動させ、ステ
ップ208で再プリント情報に基づいてファインスキャ
ンを行なう。
【0060】このファインスキャン時の写真フィルム2
6の搬送速度は、プレスキャンデータに基づいて低速に
設定され、またラインCCDスキャナ16にはプレスキ
ャンデータに基づいて写真フィルム26に対する読取条
件が設定される。これにより、ラインCCDスキャナ1
6は、読取条件に従って読取位置Rを通過する写真フィ
ルム26の画像を高解像度で読み取るファインスキャン
を実行する。
【0061】このファインスキャンにおいて、本形態で
は、フィルム供給部71に束ねられた写真フィルムの順
番(束ねられた順番)と対応して、ファインスキャンの
対象となる画像コマが指定されている。すなわち、写真
フィルム26のバーコードに記録されたコマ番号を読み
取ることで、記憶部71に記憶された再プリント情報に
基づいてファインスキャンの対象となる画像コマのみを
ファインスキャンする。具体的には、ファインスキャン
の対象となる画像コマのエッジの手前約10mmまで写
真フィルム26を高速搬送して停止させ、10mmの間
で加速することで、一定の搬送速度で指定の画像コマを
ファインスキャンすることになる。
【0062】なお、ファインスキャニング時に搬送ロー
ラ対56,58,60により搬送される写真フィルム2
6の後端が読取搬送路52から排出されると、ゲートレ
バー128の下面を介して、フィルム搬出路120へ案
内される。このとき、フィルム受入部118の排出ロー
ラ対138のニップ部はアクチュエータにより開放され
ている。従って、フィルム搬出路120から排出される
写真フィルム26は、排出ローラ対138の間を通って
フィルム受入部118内へ侵入する。
【0063】ステップ210でファインスキャンが完了
したと判断されると、ステップ212で次の写真フィル
ム26がフィルムホルダ82に装填されているか否か判
断する。
【0064】ステップ212では、フィルム供給部71
のフィルムセンサ95からの検出信号に基づいてフィル
ムホルダ82におけるフィルム束72(写真フィルム2
6)の有無を判断する。そして、写真フィルム26が装
填されていると、ステップ200に移行して、次の写真
フィルム26を読取搬送路52へ送り込むが、写真フィ
ルム26が無い場合は、ステップ218で写真フィルム
の装填を促す表示を点滅させる。
【0065】一方、ステップ206で次の再プリント情
報が入力されていないと、ステップ214で、ファイン
スキャンを停止して、ステップ216でオペーレータへ
再プリント情報を入力する旨を催促する表示が点滅す
る。
【0066】なお、ステップ208で、再プリントの対
象となる画像コマのファインスキャンが完了したと判断
されると、排出ローラ対138のニップ部を閉じる。こ
れにより、写真フィルム26が排出ローラ対138のニ
ップ部へ挟持され、排出ローラ対138によりフィルム
搬出路120からフィルム受入部118内へ排出され
る。また排出ローラ対138のニップ部を閉じた直後
に、写真フィルム26の先端はフィルムキャリア46の
第1搬送ローラ対56のニップ部から離脱する。そし
て、写真フィルム26の先端部がセンサ150で検出さ
れた直後に、フィルムホルダ144によって、先端部を
束ねた状態で保持される。
【0067】なお、ラインCCDスキャナ16で読み取
られた画像コマ毎の画像データは、画像処理部18から
レーザープリンタ部20へ入力され画像データ(枚数、
プリントサイズ)に応じて変調したレーザ光が印画紙に
照射され画像(潜像)が形成される。またプロセッサ部
22では、走査露光された印画紙に対し、発色現像、漂
白定着、水洗、乾燥の各処理を施す。これにより、注文
された指定のプリントが出来上がる。
【0068】なお、本形態では、指定した画像コマのみ
をファインスキャンしてプリントする構成としたが、全
ての画像コマについてファインスキャンを実行し、レー
ザプリンタ部に送る画像データをキーボード160で選
択して、再プリントする方法でも構わない。
【0069】
【発明の効果】本発明は上記構成としたので、複数件の
フィルムの再プリント情報を集中して入力できるように
し、且つ無人で複数件のフィルムの再プリントを自動処
理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る画像形成装置の概要を示すブロッ
ク図である。
【図2】本形態に係る画像形成装置の外観図である。
【図3】本形態に係る画像形成装置の要部を示す断面図
である。
【図4】本形態に係る画像形成装置のフィルムホルダを
示す正面図である。
【図5】本形態に係る画像形成装置の操作画面を示すサ
ンプル図である。
【図6】本形態に係る画像形成装置の作用を示すフロー
チャートである。
【図7】従来の画像形成装置を示す外観図である。
【符号の説明】
16 ラインCCDスキャナ(画像読取手段、制御
手段) 20 レーザプリンタ部(プリンタ) 22 プロセッサ部(プリンタ) 70 フィルム自動供給装置(フィルム供給手段) 160 キーボード(再プリント情報入力手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数件のフィルムに、再プリントする画
    像コマ番号、プリント枚数、プリントサイズ等の再プリ
    ント情報を入力する第1ステップと、 再プリント情報を入力した順にフィルムを束ねる第2ス
    テップと、 セットされたフィルムを1本ごと画像読取部へ自動供給
    するフィルム供給部へ、前記束ねたフィルムをセットす
    る第3ステップと、 連続して自動供給されるフィルムの画像情報を前記画像
    読取部で読み取る第4ステップと、 前記画像読取部で読み取られた画像情報と前記再プリン
    ト情報から、プリント部で指定された画像コマと枚数を
    プリントする第5ステップと、 を有することを特徴とする再プリント方法。
  2. 【請求項2】 第1ステップにおける再プリント情報の
    入力を、第3ステップで束ねたフィルムをセットした
    後、或は第5ステップでプリント動作が始まるまでに行
    なうことを特徴とする請求項1に記載の再プリント方
    法。
  3. 【請求項3】 第1ステップにおける再プリント情報の
    入力が第4ステップで、対応するフィルムの画像情報の
    読み取り開始までに完了しないと、フィルムの画像情報
    の読み取りを停止することを特徴とする請求項1に記載
    の再プリント方法。
  4. 【請求項4】 フィルムの画像情報を読み取ってデジタ
    ル画像情報に変換する画像読取手段と、 束ねてセットされたフィルムを1本ごと連続して前記画
    像読取手段へ自動供給するフィルム供給手段と、 再プリントする画像コマ番号、プリント枚数、プリント
    サイズ等の再プリント情報を入力する再プリント情報入
    力手段と、 前記デジタル画像情報に基づき画像をペーパーにプリン
    トするプリンタと、 前記再プリント情報入力手段で入力された再プリント情
    報をフィルム毎に記憶して、前記デジタル画像情報に基
    づき指定された画像コマを指定されたサイズと枚数でプ
    リンタにプリントさせる制御手段と、 を有することを特徴とする画像形成装置。
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