JPH11326465A - Ad・daコンバータ内蔵半導体集積回路およびそのテスト方法 - Google Patents

Ad・daコンバータ内蔵半導体集積回路およびそのテスト方法

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JPH11326465A
JPH11326465A JP10139452A JP13945298A JPH11326465A JP H11326465 A JPH11326465 A JP H11326465A JP 10139452 A JP10139452 A JP 10139452A JP 13945298 A JP13945298 A JP 13945298A JP H11326465 A JPH11326465 A JP H11326465A
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semiconductor integrated
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JP10139452A
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Susumu Hiramatsu
享 平松
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADコンバータとDAコンバータを混載する
半導体集積回路において、ADコンバータのデジタル出
力およびDAコンバータのデジタル入力を外部に切り出
すこと無く、かつADコンバータとDAコンバータの単
体機能テストを同時に行うことができる回路を提供す
る。 【解決手段】 比較器54に、ADコンバータ23から
出力されるデジタル信号値とカウンタ52から出力され
る理論値を入力し、ADコンバータの単体機能テスト時
には、その二つのデジタル信号値を比較した結果を半導
体集積回路20の外部に出力し、DAコンバータ36の
単体機能テスト時には、カウンタの出力理論値をDAコ
ンバータに入力する構成により、ADコンバータとDA
コンバータの同時テストを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路お
よびそのテスト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路に搭載されている
アナログデジタルコンバータ(以下、ADコンバータと
いう)とデジタルアナログコンバータ(以下、DAコン
バータという)の機能テストの方法として、セレクタ等
の回路を介して外部に論理的に切り出して単体機能テス
トをする方法が用いられている。
【0003】以下、従来のADコンバータとDAコンバ
ータの単体機能テスト方法について説明する。図1は従
来のADコンバータとDAコンバータを混載する半導体
集積回路の、アナログ機能セルとその周辺のテスト回路
を示すものである。
【0004】図1において、1は半導体集積回路、4は
ADコンバータ、15はDAコンバータ、2は半導体集
積回路1の外部入力端子、3は半導体集積回路1の外部
入力端子2からの信号線、5はADコンバータ4から出
力されるデジタル出力信号線、6は半導体集積回路1が
通常使用時に外部に出力する信号の出力信号線、7は半
導体集積回路1の外部出力として信号線5か信号線6の
値のどちらを出力させるかを選択するためのセレクタ、
8はセレクタ7の出力信号線、9は半導体集積回路1の
外部出力端子、10は半導体集積回路1の外部入力端
子、11は外部入力端子10からの信号線、12は半導
体集積回路1が通常使用時にDAコンバータ15に入力
する信号線、13はDAコンバータ15に入力する値を
信号線11のものか信号線12のものかを選択するセレ
クタ、14はセレクタ13の出力信号線、16はDAコ
ンバータ15からのアナログ出力信号線、17は半導体
集積回路1の外部出力端子、18は半導体集積回路1の
外部入力端子、19は外部入力端子18からの信号線で
ある。
【0005】まずADコンバータ4の単体機能テスト方
法について述べる。半導体集積回路1の外部入力端子2
から入力されたアナログ信号は、信号線3を通じてAD
コンバータ4に入力される。ADコンバータ4にて生成
されたデジタル信号は、信号線5を通じてセレクタ7に
入力される。セレクタ7には、半導体集積回路1が通常
使用時に外部に出力する信号の信号線6も入力されてお
り、半導体集積回路1の外部入力端子18から入力され
信号線19を通じてセレクタ7に入力される値によっ
て、信号線8に出力する値を信号線5のものにするか信
号線6のものにするかを選択している。セレクタ7から
の出力信号線8の値は、半導体集積回路1の外部出力端
子9から出力される。セレクタ7によって信号線5の値
が外部出力端子9に出力されている時、ADコンバータ
4は論理的に半導体集積回路1の外部に切り出されてい
ることになり、単体機能テストが実行可能となる。逆
に、外部出力端子9に信号線6の値が出力されていると
き、半導体集積回路1は通常動作モードとなる。
【0006】次に、DAコンバータ15の単体機能テス
ト方法について述べる。半導体集積回路1の外部入力端
子10から入力されたデジタル信号は、信号線11を通
じてセレクタ13に入力される。セレクタ13には、半
導体集積回路1を通常使用時にDAコンバータ15に入
力する信号線12も入力されており、半導体集積回路1
の外部入力端子18から入力され信号線19を通じてセ
レクタ13に入力される値によって、信号線14に出力
する値を信号線11のものにするか信号線12のものに
するかを選択している。セレクタ13からの出力信号線
14の値は、DAコンバータ15に入力されている。D
Aコンバータ15からのアナログ出力信号は、信号線1
6を通じて半導体集積回路1の外部出力端子17から出
力される。セレクタ13によって信号線11の信号(外
部入力端子10からの信号)がDAコンバータ15に入
力されている時、DAコンバータ15は論理的に外部に
切り出されていることになり、単体機能テストが実行可
能となる。逆に、信号線12の信号がDAコンバータ1
5に入力されているとき、半導体集積回路1は通常動作
モードとなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のテスト方法では、ADコンバータ4のデジタル出力の
ビット幅が半導体集積回路1の全出力端子数を越えた
時、また、DAコンバータ15のデジタル入力のビット
幅が半導体集積回路1の全入力端子数を越えた時は、半
導体集積回路1の出力端子数あるいは入力端子数を機能
テスト用に増やさない限り、ADコンバータあるいはD
Aコンバータを論理的に外部に切り出すことが出来な
い、つまり単体機能テストが行えないという欠点を有し
ている。
【0008】また、現時点では、LSIテスターにてA
Dコンバータ単体機能テスト用アナログ入力を印加しつ
つ、DAコンバータ単体機能テスト用デジタル入力を印
加することが構造上困難であるので、ADコンバータの
単体機能テストとDAコンバータの単体機能テストは同
時に行えず、テスト時間が長くなるという欠点も有して
いる。
【0009】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
で、ADコンバータとDAコンバータを混載する半導体
集積回路において、ADコンバータのデジタル出力およ
びDAコンバータのデジタル入力を外部に切り出すこと
無く、かつADコンバータとDAコンバータの単体機能
テストを同時に行うことのできる、AD・DAコンバー
タ(以下、ADコンバータとDAコンバータを合わせ
て、AD・DAコンバータという)内蔵半導体集積回路
およびそのテスト方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路
は、ADコンバータの単体機能テスト時には、ADコン
バータから出力されるデジタル信号値とクロック信号に
同期してカウンタから出力される理論値を、比較器に入
力し、その二つのデジタル信号値の比較結果を半導体集
積回路の外部に出力し、DAコンバータの単体機能テス
ト時には、カウンタから出力される理論値をDAコンバ
ータに入力する構成を有している。
【0011】そして、ADコンバータの単体機能テスト
は、ADコンバータからのデジタル出力信号値とカウン
タからの理論値の二つのデジタル信号値の比較結果を、
半導体集積回路の外部に出力し、その出力値を測定する
ことにより行う。また、DAコンバータの単体機能テス
トは、DAコンバータからの出力値(カウンタから出力
される理論値をDAコンバータでDA変換して得られる
アナログ信号)を測定することにより行う。
【0012】この方法では、ADコンバータのデジタル
出力を半導体集積回路の外部に出力することなくADコ
ンバータの機能を検証でき、かつDAコンバータへのデ
ジタル入力を半導体装置の外部から入力することなくD
Aコンバータの機能を検証でき、かつADコンバータの
機能検証とDAコンバータの機能検証を同時に行うこと
が出来る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
【0014】(実施の形態1)図2は、本発明の第1の
実施の形態のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路
図を示すものである。
【0015】図2において、20は半導体集積回路、2
3はADコンバータ、36はDAコンバータ、21は半
導体集積回路20の外部入力端子、22は外部入力端子
21からの信号線、24はADコンバータ23からのデ
ジタル出力信号線、25は比較カウンタ回路、29は比
較カウンタ回路25での比較結果の出力信号線、30は
半導体集積回路20の外部出力端子、39は半導体集積
回路20が通常動作時に外部出力端子30から出力させ
る信号の信号線、40は外部出力端子30から出力させ
る値を信号線39のものにするか信号線29のものにす
るかを選択するセレクタ、41はセレクタ40の出力信
号線、28は比較カウンタ回路25から出力されるデジ
タル信号理論値の出力信号線、31は半導体集積回路2
0が通常動作時にDAコンバータ36に入力されるデジ
タル信号線、32はDAコンバータ36に入力する値を
信号線28のものにするか信号線31のものにするかを
選択するセレクタ、35はセレクタ32の出力信号線、
37はDAコンバータ36からのアナログ出力信号線、
38は半導体集積回路20の外部出力端子、26は半導
体集積回路20の外部入力端子、27は外部入力端子2
6からのクロック信号線、33は半導体集積回路20の
外部入力端子、34は外部入力端子33からの信号線で
ある。
【0016】以上のように構成されたAD・DAコンバ
ータ内蔵半導体集積回路について、簡単に信号の流れを
述べる。
【0017】半導体集積回路20の外部入力端子21か
ら入力されたアナログ信号は、信号線22を通じてAD
コンバータ23に入力される。ADコンバータ23から
出力されるデジタル信号は、信号線24を通じて比較カ
ウンタ回路25に入力される。
【0018】比較カウンタ回路25内では、ADコンバ
ータ23から出力される信号に同期するデジタル信号理
論値が生成され、信号線24を通じて比較カウンタ回路
25に入力されるデジタル信号値との比較が行われる。
そして、その比較結果は、信号線29とセレクタ40と
信号線41を通じて半導体集積回路20の外部出力端子
30に出力される。
【0019】比較カウンタ回路25内で生成されるデジ
タル信号理論値は、信号線28とセレクタ32を通じて
DAコンバータ36にも入力される。そして、DAコン
バータ36から出力されるアナログ信号は、信号線37
を通じて半導体集積回路20の外部出力端子38から出
力される。
【0020】次にその動作を詳細に説明する。まず、半
導体集積回路20の外部入力端子21から入力されたア
ナログ入力信号は、信号線22を通じてADコンバータ
23に入力される。半導体集積回路20の外部入力端子
26から入力され信号線27を通じてADコンバータ2
3に入力されるクロック信号に同期して、ADコンバー
タ23は、入力したアナログ信号をAD変換してデジタ
ル信号を出力する。その出力されたデジタル信号は、信
号線24を通じて比較カウンタ回路25に入力される。
【0021】比較カウンタ回路25には、信号線27を
通じてADコンバータ23に入力されているのと同じク
ロック信号が入力されており、このクロック信号に同期
するように、比較カウンタ回路25内のカウンタでデジ
タル信号の理論値が生成される。比較カウンタ回路25
内では、カウンタで生成される理論値と信号線24を通
じて入力されるデジタル信号値を比較して、その比較結
果を信号線29に出力する。信号線29に出力される二
つのデジタル信号の比較結果は、信号線29を通じてセ
レクタ40に入力される。
【0022】セレクタ40には、半導体集積回路20が
通常使用時に外部出力端子30から出力する信号の信号
線39も入力されており、半導体集積回路20の外部入
力端子33から入力され信号線34を通じてセレクタ4
0に入力される切替え信号によって、セレクタ40から
出力する信号を、信号線29のものにするか信号線39
のものにするかを選択することができる。セレクタ40
から出力された信号は、信号線41を通じて半導体集積
回路20の外部出力端子30から出力される。
【0023】一方、比較カウンタ回路25内のカウンタ
で生成されるデジタル信号の理論値は、比較カウンタ回
路25から出力され、信号線28を通じてセレクタ32
に入力される。セレクタ32には、半導体集積回路20
が通常使用時にDAコンバータ36に入力すべきデジタ
ル信号線31も入力されており、半導体集積回路20の
外部入力端子33から入力され信号線34を通じてセレ
クタ32に入力される切替え信号によって、セレクタ3
2から出力する信号を、(比較カウンタ回路25から
の)信号線28のものにするか、(半導体集積回路20
の通常使用時の)信号線31のものにするかを選択す
る。セレクタ32から出力された信号は、信号線35を
通じてDAコンバータ36に入力される。
【0024】ところでDAコンバータ36にも、信号線
27を通じてクロック信号が入力されており、クロック
信号に同期して信号線35によって入力されるデジタル
信号をアナログ信号に変換する。DAコンバータ36で
変換されたアナログ信号は、信号線37を通じて半導体
集積回路20の外部出力端子38から出力される。
【0025】ここで、セレクタ32とセレクタ40に入
力されている切替え信号線34の値によって、セレクタ
32から出力される値とセレクタ40から出力される値
が切り替わる。そして、セレクタ32から出力される値
が信号線28のものの時に、セレクタ40から出力され
る値を信号線29のものであるようにしておけば、この
時はADコンバータ23と比較カウンタ回路25とDA
コンバータ36が直列接続となる。そして、外部出力端
子30から出力される、比較カウンタ回路25内での比
較結果よりADコンバータ23を、又、外部出力端子3
8から出力される、デジタル信号の理論値入力に対する
DAコンバータ36の出力信号よりDAコンバータ36
を、それぞれ単体機能テストすることが可能となる。
【0026】ここで、比較カウンタ回路25について、
その動作を説明する。図3は、図2における比較カウン
タ回路25の内部を示すものである。図3において、5
2は出力初期値がオール論理レベルHighのカウンタ
で、54は信号線24の値と信号線28の値の比較を行
う比較器である。
【0027】ADコンバータ23から出力されたデジタ
ル信号は、信号線24を通じて比較カウンタ回路25内
部の比較器54に入力される。一方、半導体集積回路2
0の外部入力端子26から入力されるクロック信号は、
信号線27を通じて比較カウンタ回路25内部のカウン
タ52に入力され、カウンタ52はデジタル信号の理論
値を生成する。カウンタ52から出力されるデジタル信
号の理論値は、信号線28を通じて比較器54に入力さ
れる。
【0028】比較器54では、入力された二つの信号
(ADコンバータ23から出力され信号線24を通じて
入力されるデジタル信号値とカウンタ52からのデジタ
ル信号の理論値)を比較し、その比較結果は信号線29
を通じて比較カウンタ回路25の外部に出力される。ま
た、カウンタ52で生成されるデジタル信号の理論値
は、信号線28を通じて比較カウンタ回路25の外部に
も出力される。
【0029】今、説明の便宜上、信号線24のビット幅
とカウンタ52の出力信号線28のビット幅が共に8ビ
ットであるとする。前述通り、比較器54では、信号線
24を通じて入力されるADコンバータ23のデジタル
出力信号と、信号線28を通じて入力されるカウンタ5
2からのデジタル出力信号の理論値について、比較を行
う。
【0030】通常、ADコンバータの単体機能テストを
行う場合は、ADコンバータに単調増加していくランプ
波を入力し、クロック信号に同期して出力されるADコ
ンバータのデジタル出力信号を半導体集積回路外部で測
定する。ADコンバータの出力が8ビットであった場
合、ADコンバータから出力されるデジタル値は、理想
的には『00000000』→『00000001』→『00000010』→
『00000011』→『00000100』→ ‥‥‥ となる。ところ
で、この理想的な出力値(理論値)は、8ビットアップ
カウンタの出力値と同じものである。よって、ADコン
バータ23とカウンタ52を同じクロックで動作させた
時、8ビットカウンタ52の出力値はADコンバータ2
3の理想的な出力値ということになる。
【0031】ただ、ADコンバータ23とカウンタ52
に同じクロック信号を入力した場合、1回目のクロック
入力でADコンバータ23からは『00000000』が出力さ
れるのに対し、通常のカウンタではその初期値が『0000
0000』のため『00000001』が出力されてしまう。そこ
で、初期値が『11111111』のカウンタを用いることによ
り、1回目のクロック入力でADコンバータ、カウンタ
共に『00000000』を出力させることが出来る。
【0032】以上のことを図3に当てはめると、信号線
24はADコンバータのデジタル出力信号、信号線27
はADコンバータとカウンタに入力されているクロック
信号、カウンタ52は初期値が『11111111』のカウン
タ、信号線28は初期値が『11111111』のカウンタの出
力信号、ということになる。
【0033】カウンタ52の出力はADコンバータ23
の理想出力値なので、カウンタ52の出力値とADコン
バータ23の出力値を比較すれば、その比較結果は理想
値とのずれになる。比較カウンタ回路25では、比較器
54内部で減算を行っており、その減算結果が信号線2
9から出力される。比較器54内部の動作については後
述する。
【0034】次に、信号線29のビット幅について述べ
る。信号線29のビット幅は、ADコンバータの許容誤
差によって変わってくる。今、例えば、ADコンバータ
の許容誤差が入力デジタル値の最小位桁の数値でいう2
(これを2LSBという)だった場合、デジタルでいう
『±10』までが許容誤差となり、調べる必要のある誤差
の範囲はそのひとつ上の数値の『±11』となる。この場
合、符号を示す最上位ビットと、下位2ビット以外は外
部に出力する必要はない。
【0035】しかし、減算結果がその3ビットでは表せ
ない場合は、そのことを示すビット、つまりオーバーフ
ローを示すビットは必要である。このオーバーフロー信
号は、比較器54から出力しない減算結果の論理和を取
れば検出できる。比較器54は論理和を求める回路を内
蔵している。よって、信号線29の必要なビット数は、
符号を表す1ビットと数値の出力に必要な2ビットとオ
ーバーフローを表す1ビットの合わせて4ビットであ
る。
【0036】同様にして、例えば許容誤差が4LSBだ
った場合、信号線29の必要なビット数は、符号を表す
1ビットと数値の出力に必要な3ビット(例えば『01
0』とか『101』など)とオーバーフローを表す1ビット
の合わせて5ビットあればよい。
【0037】次に、通常DAコンバータの単体機能テス
トを行う方法について述べる。DAコンバータのデジタ
ル入力が8ビットだった場合は、そのDAコンバータの
デジタル入力に、まず『11111111』なるデジタル値を印
加してクロック信号を入力する。すると、クロック信号
に同期してDAコンバータから出力可能な最大のアナロ
グ電圧が出力されるので、それを半導体集積回路外部で
測定する。次に1カウントアップした『00000000』なる
デジタル値を印加すると、クロック信号に同期してDA
コンバータから出力可能な最小のアナログ電圧が出力さ
れるので、同じくそれを半導体集積回路外部で測定す
る。この二つの出力アナログ電圧の最大値と最小値は、
DAコンバータの出力アナログ電圧の測定において基準
値となる。
【0038】そして、続けて、DAコンバータに『0000
0001』→『00000010』→『00000011』→ ‥‥‥ という
ようにカウントアップしていくデジタル入力を印加し、
同じくクロック信号に同期して出力されるアナログ電圧
を半導体集積回路外部で測定して、DAコンバータの機
能を検査する。この方法は、カウンタ52の出力を、そ
のまま比較カウンタ回路25の後段に接続されているD
Aコンバータ36へのデジタル入力値として使用するこ
とによって行うことができる。
【0039】最後に、上述した論理和を求める回路を内
蔵した比較器54について、図4を参照しながらその動
作を説明する。
【0040】図4において、57は信号線28の値と信
号線24の値の減算を行う減算回路であり、61は比較
器54の外部に出力する減算結果の信号線、58は比較
器54の外部に出力しない減算結果の信号線、59は信
号線58の値の論理和を求める回路、60は論理和を求
める回路59の結果を出力する信号線、29は信号線6
1と信号線60を合わせた比較器54の出力信号線であ
る。
【0041】減算回路57で行われた減算結果は、比較
器54の外部に出力するものとしないものに分けられ、
比較器54から出力するものは信号線61に、それ以外
のものは信号線58に与えられる。
【0042】信号線61には、『2の補数』で表現され
た減算回路57の減算結果のうち、符号を表現する最上
位1ビットと、ADコンバータの許容誤差を表せるだけ
のビット数の減算結果が与えられる。それ以外のもの
は、信号線58に与えられ、論理和を求める回路59に
入力される。論理和を求める回路59の結果は、信号線
60に出力される。ここで、信号線60の値が論理レベ
ルHighなら、比較器54での減算結果は信号線61
で表すことのできる最大数値よりも大きいことを意味す
る。すなわちオーバーフローを示す信号となる。この信
号線60と信号線61は、まとめて信号線29となり比
較器54から出力される。
【0043】以上のように、本発明の第1の実施の形態
のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路およびその
テスト方法は、カウンタにより生成されるデジタル信号
の理論値を活用することにより、半導体集積回路の外部
にADコンバータのデジタル出力とDAコンバータのデ
ジタル入力を切り出すこと無く、かつADコンバータと
DAコンバータの単体機能テストを同時に実行すること
ができるものである。
【0044】なお、本発明のテスト方法は、AD・DA
コンバータを内蔵する半導体集積回路の製造工程の一工
程である検査工程においても使われる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ADコ
ンバータとDAコンバータとを混載する集積回路におい
て、カウンタにより生成されるデジタル信号の理論値を
活用することにより、半導体集積回路の外部にADコン
バータのデジタル出力とDAコンバータのデジタル入力
を切り出すこと無く、かつADコンバータとDAコンバ
ータの単体機能テストを同時に実行することのできる優
れたAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路およびそ
のテスト方法を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のADコンバータとDAコンバータのテス
ト回路図
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるAD・DA
コンバータ内蔵半導体集積回路図
【図3】本発明の第1の実施の形態における比較カウン
タ回路図
【図4】本発明の第1の実施の形態における比較器の回
路図
【符号の説明】
1 半導体集積回路 2 半導体集積回路1の外部入力端子 3 外部入力端子2からの信号線 4 ADコンバータ 5 ADコンバータ4からのデジタル出力信号線 6 通常使用時に半導体集積回路1から出力させる信号
線 7 セレクタ 8 セレクタ7からの出力信号線 9 半導体集積回路1の外部出力端子 10 半導体集積回路1の外部入力端子 11 外部入力端子10からの信号線 12 通常使用時にDAコンバータ15に入力する信号
線 13 セレクタ 14 セレクタ13からの出力信号線 15 DAコンバータ 16 DAコンバータ15からのアナログ出力信号線 17 半導体集積回路1の外部出力端子 18 半導体集積回路1の外部入力端子 19 外部入力端子18からの信号線 20 半導体集積回路 21 半導体集積回路20の外部入力端子 22 外部入力端子21からの信号線 23 ADコンバータ 24 ADコンバータ23からのデジタル出力信号線 25 比較カウンタ回路 26 半導体集積回路20の外部入力端子 27 外部入力端子26からのクロック信号線 28 比較カウンタ回路25内のカウンタ52からの出
力信号線 29 比較カウンタ回路25内の比較器54からの出力
信号線 30 半導体集積回路20の外部出力端子 31 通常使用時にDAコンバータ36に入力する信号
線 32 セレクタ 33 半導体集積回路20の外部入力端子 34 外部入力端子33からの信号線 35 セレクタ32からの出力信号線 36 DAコンバータ 37 DAコンバータ36からのアナログ出力信号線 38 半導体集積回路20の外部出力端子 39 通常使用時に外部出力端子30から出力させる信
号線 40 セレクタ 41 セレクタ40からの出力信号線 52 出力初期値が全ビット論理レベルHighのカウ
ンタ 54 比較器 57 減算回路 58 比較器54の外部に出力しない減算回路57の減
算結果出力信号線 59 論理和を求める回路 60 論理和を求める回路59の出力信号線 61 比較器54の外部に出力する減算回路57の減算
結果出力信号線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号をデジタル信号に変換するA
    Dコンバータと、デジタル信号をアナログ信号に変換す
    るDAコンバータと、前記ADコンバータに入力される
    アナログ信号をAD変換して得られるデジタル信号の理
    論値を生成し出力するカウンタと、入力されるデジタル
    信号値の比較結果を出力する比較器とを備えた半導体集
    積回路であって、アナログ信号が前記ADコンバータに
    入力され、前記ADコンバータが出力するデジタル信号
    値が前記比較器に入力され、前記カウンタが出力する理
    論値が前記比較器と前記DAコンバータに入力され、比
    較結果が前記比較器から出力され、アナログ信号が前記
    DAコンバータから出力されるAD・DAコンバータ内
    蔵半導体集積回路。
  2. 【請求項2】カウンタは、出力初期値が全ビット論理レ
    ベルHighである請求項1記載のAD・DAコンバー
    タ内蔵半導体集積回路。
  3. 【請求項3】比較器は、ADコンバータの許容誤差範囲
    内かどうかを表す情報と許容誤差範囲内の比較結果情報
    とを出力する請求項1記載のAD・DAコンバータ内蔵
    半導体集積回路。
  4. 【請求項4】アナログ信号がADコンバータに入力され
    る工程と、前記ADコンバータが入力されたアナログ信
    号をAD変換してデジタル信号を出力する工程と、前記
    ADコンバータが出力するデジタル信号の理論値を生成
    し出力する理論値生成工程と、前記ADコンバータが出
    力するデジタル信号値と前記理論値生成工程が出力する
    理論値を比較し結果を出力する比較工程と、前記理論値
    生成工程が出力する理論値がDAコンバータに入力され
    る工程と、前記DAコンバータが入力された理論値をD
    A変換してアナログ信号を出力する工程と、前記比較工
    程が出力する比較結果を検査する工程と、前記DAコン
    バータが出力するアナログ信号を検査する工程からなる
    AD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路のテスト方
    法。
  5. 【請求項5】理論値生成工程は、出力初期値が全ビット
    論理レベルHighである請求項4記載のAD・DAコ
    ンバータ内蔵半導体集積回路のテスト方法。
  6. 【請求項6】比較工程は、ADコンバータの許容誤差範
    囲内かどうかを表す情報と許容誤差範囲内の比較結果情
    報とを出力する請求項4記載のAD・DAコンバータ内
    蔵半導体集積回路のテスト方法。
JP10139452A 1998-05-21 1998-05-21 Ad・daコンバータ内蔵半導体集積回路およびそのテスト方法 Pending JPH11326465A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341575B1 (ko) * 2000-06-19 2002-06-22 박종섭 아날로그-디지털 변환기 및 디지털-아날로그 변환기를테스트하기 위한 장치 및 방법
KR100772840B1 (ko) * 2001-04-30 2007-11-02 삼성전자주식회사 아날로그/디지털 변환기의 선형특성 테스트장치 및 그 방법
US7324027B2 (en) 2005-05-17 2008-01-29 Oki Electric Industry Co., Ltd. Circuit and method for testing analog-digital converter

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