JP2000201075A - Ad・daコンバ―タ内蔵半導体集積回路およびそのテスト方法 - Google Patents

Ad・daコンバ―タ内蔵半導体集積回路およびそのテスト方法

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JP2000201075A
JP2000201075A JP11000455A JP45599A JP2000201075A JP 2000201075 A JP2000201075 A JP 2000201075A JP 11000455 A JP11000455 A JP 11000455A JP 45599 A JP45599 A JP 45599A JP 2000201075 A JP2000201075 A JP 2000201075A
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Susumu Hiramatsu
享 平松
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ADコンバータとDAコンバータを混載する
半導体集積回路において、ADコンバータとDAコンバ
ータのクロックに対する遅延を考慮した同時機能テスト
と、ADコンバータのオフセット電圧測定を行うことの
できる回路を提供する。 【解決手段】 比較器54内部にADコンバータのオフ
セット電圧測定終了を検出する論理和回路75と、テス
ト用カウンタ52内部に、ADコンバータのオフセット
電圧測定時には出力が全ビット論理レベルHighもしくは
全ビット論理レベルLowに固定されるセットリセットカ
ウンタ67と、セットリセットカウンタ67の動作を制
御するためのフラグ信号を発生するフラグ信号発生回路
65と、ADコンバータとDAコンバータの出力が確定
するまでセットリセットカウンタ67とフラグ信号発生
回路65に入力するクロックを止めるためのクロック制
御回路63とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路お
よびそのテスト方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体集積回路に搭載されている
アナログデジタルコンバータ(以下、ADコンバータと
いう)とデジタルアナログコンバータ(以下、DAコン
バータという)の機能テストの方法として、セレクタ等
の回路を介して外部に論理的に切り出して単体機能テス
トをする方法が用いられている。
【0003】以下、従来のADコンバータとDAコンバ
ータの単体機能テスト方法について説明する。図1は従
来(以下、従来技術1という)のADコンバータとDA
コンバータを混載する半導体集積回路の、アナログ機能
セルとその周辺のテスト回路を示すものである。
【0004】図1において、1は半導体集積回路、4は
ADコンバータ、15はDAコンバータ、2は半導体集
積回路1の外部入力端子、3は半導体集積回路1の外部
入力端子2からの信号線、5はADコンバータ4から出
力されるデジタル出力信号線、6は半導体集積回路1が
通常使用時に外部に出力する信号の出力信号線、7は半
導体集積回路1の外部出力として信号線5か信号線6の
値のどちらを出力させるかを選択するためのセレクタ、
8はセレクタ7の出力信号線、9は半導体集積回路1の
外部出力端子、10は半導体集積回路1の外部入力端
子、11は外部入力端子10からの信号線、12は半導
体集積回路1が通常使用時にDAコンバータ15に入力
する信号線、13はDAコンバータ15に入力する値を
信号線11のものか信号線12のものかを選択するセレ
クタ、14はセレクタ13の出力信号線、16はDAコ
ンバータ15からのアナログ出力信号線、17は半導体
集積回路1の外部出力端子、18は半導体集積回路1の
外部入力端子、19は外部入力端子18からの信号線で
ある。
【0005】まずADコンバータ4の単体機能テスト方
法について述べる。
【0006】半導体集積回路1の外部入力端子2から入
力されたアナログ信号は、信号線3を通じてADコンバ
ータ4に入力される。ADコンバータ4にて生成された
デジタル信号は、信号線5を通じてセレクタ7に入力さ
れる。セレクタ7には、半導体集積回路1が通常使用時
に外部に出力する信号の信号線6も入力されており、半
導体集積回路1の外部入力端子18から入力され信号線
19を通じてセレクタ7に入力される値によって、信号
線8に出力する値を信号線5のものにするか信号線6の
ものにするかを選択している。セレクタ7からの出力信
号線8の値は、半導体集積回路1の外部出力端子9から
出力される。セレクタ7によって信号線5の値が外部出
力端子9に出力されている時、ADコンバータ4は論理
的に半導体集積回路1の外部に切り出されていることに
なり、単体機能テストが実行可能となる。逆に、外部出
力端子9に信号線6の値が出力されているとき、半導体
集積回路1は通常動作モードとなる。
【0007】次に、DAコンバータ15の単体機能テス
ト方法について述べる。
【0008】半導体集積回路1の外部入力端子10から
入力されたデジタル信号は、信号線11を通じてセレク
タ13に入力される。セレクタ13には、半導体集積回
路1を通常使用時にDAコンバータ15に入力する信号
線12も入力されており、半導体集積回路1の外部入力
端子18から入力され信号線19を通じてセレクタ13
に入力される値によって、信号線14に出力する値を信
号線11のものにするか信号線12のものにするかを選
択している。セレクタ13からの出力信号線14の値
は、DAコンバータ15に入力されている。DAコンバ
ータ15からのアナログ出力信号は、信号線16を通じ
て半導体集積回路1の外部出力端子17から出力され
る。セレクタ13によって信号線11の信号(外部入力
端子10からの信号)がDAコンバータ15に入力され
ている時、DAコンバータ15は論理的に外部に切り出
されていることになり、単体機能テストが実行可能とな
る。逆に、信号線12の信号がDAコンバータ15に入
力されているとき、半導体集積回路1は通常動作モード
となる。
【0009】しかしながら上記従来技術1のテスト方法
では、ADコンバータ4のデジタル出力のビット幅が半
導体集積回路1の全出力端子数を越えた時、また、DA
コンバータ15のデジタル入力のビット幅が半導体集積
回路1の全入力端子数を越えた時は、半導体集積回路1
の出力端子数あるいは入力端子数を機能テスト用に増や
さない限り、ADコンバータあるいはDAコンバータを
論理的に外部に切り出すことが出来ない、つまり単体機
能テストが行えないという欠点を有している。
【0010】また、現時点では、LSIテスターにてA
Dコンバータ単体機能テスト用アナログ入力を印加しつ
つ、DAコンバータ単体機能テスト用デジタル入力を印
加することが構造上困難であるので、ADコンバータの
単体機能テストとDAコンバータの単体機能テストは同
時に行えず、テスト時間が長くなるという欠点も有して
いる。
【0011】次に、上記従来技術1の課題を解決する従
来技術(以下、従来技術2という)について説明する。
従来技術2は、ADコンバータとDAコンバータ(以
下、ADコンバータとDAコンバータを合わせて、AD
・DAコンバータという)を混載する半導体集積回路に
おいて、ADコンバータのデジタル出力およびDAコン
バータのデジタル入力を外部に切り出すこと無く、かつ
ADコンバータとDAコンバータの単体機能テストを同
時に行うことのできるものである。
【0012】そのために、従来技術2のAD・DAコン
バータ内蔵半導体集積回路は、ADコンバータの単体機
能テスト時には、ADコンバータから出力されるデジタ
ル信号値とクロック信号に同期してテスト用カウンタか
ら出力される理論値を、比較器に入力し、その二つのデ
ジタル信号値の比較結果を半導体集積回路の外部に出力
し、DAコンバータの単体機能テスト時には、テスト用
カウンタから出力される理論値をDAコンバータに入力
する構成を有している。
【0013】そして、ADコンバータの単体機能テスト
は、ADコンバータからのデジタル出力信号値とテスト
用カウンタからの理論値の二つのデジタル信号値の比較
結果を、半導体集積回路の外部に出力し、その出力値を
測定することにより行う。また、DAコンバータの単体
機能テストは、DAコンバータからの出力値(テスト用
カウンタから出力される理論値をDAコンバータでDA
変換して得られるアナログ信号値)を測定することによ
り行う。
【0014】この方法では、ADコンバータのデジタル
出力を半導体集積回路の外部に出力することなくADコ
ンバータの機能を検証でき、かつDAコンバータへのデ
ジタル入力を半導体装置の外部から入力することなくD
Aコンバータの機能を検証でき、かつADコンバータの
機能検証とDAコンバータの機能検証を同時に行うこと
が出来る。
【0015】以下、従来技術2のADコンバータとDA
コンバータの同時機能テスト方法について説明する。図
2は、従来技術2のAD・DAコンバータ内蔵半導体集
積回路図を示すものである。
【0016】図2において、20は半導体集積回路、2
3はADコンバータ、36はDAコンバータ、21は半
導体集積回路20の外部入力端子、22は外部入力端子
21からの信号線、24はADコンバータ23からのデ
ジタル出力信号線、25は比較カウンタ回路、29は比
較カウンタ回路25での比較結果の出力信号線、30は
半導体集積回路20の外部出力端子、39は半導体集積
回路20が通常動作時に外部出力端子30から出力させ
る信号の信号線、40は外部出力端子30から出力させ
る値を信号線39のものにするか信号線29のものにす
るかを選択するセレクタ、41はセレクタ40の出力信
号線、28は比較カウンタ回路25から出力されるデジ
タル信号理論値の出力信号線、31は半導体集積回路2
0が通常動作時にDAコンバータ36に入力されるデジ
タル信号線、32はDAコンバータ36に入力する値を
信号線28のものにするか信号線31のものにするかを
選択するセレクタ、35はセレクタ32の出力信号線、
37はDAコンバータ36からのアナログ出力信号線、
38は半導体集積回路20の外部出力端子、26は半導
体集積回路20の外部入力端子、27は外部入力端子2
6からのクロック信号線、33は半導体集積回路20の
外部入力端子、34は外部入力端子33からの信号線で
ある。
【0017】以上のように構成された従来技術2のAD
・DAコンバータ内蔵半導体集積回路について、まず簡
単に信号の流れを述べる。
【0018】半導体集積回路20の外部入力端子21か
ら入力されたアナログ信号は、信号線22を通じてAD
コンバータ23に入力される。ADコンバータ23から
出力されるデジタル信号は、信号線24を通じて比較カ
ウンタ回路25に入力される。比較カウンタ回路25内
では、ADコンバータ23から出力される信号に同期す
るデジタル信号理論値が生成され、信号線24を通じて
比較カウンタ回路25に入力されるデジタル信号値との
比較が行われる。そして、その比較結果は、信号線29
とセレクタ40と信号線41を通じて半導体集積回路2
0の外部出力端子30に出力される。
【0019】ところで、比較カウンタ回路25内で生成
されるデジタル信号理論値は、信号線28とセレクタ3
2を通じてDAコンバータ36にも入力される。そし
て、DAコンバータ36から出力されるアナログ信号
は、信号線37を通じて半導体集積回路20の外部出力
端子38から出力される。
【0020】次にその動作を詳細に説明する。
【0021】まず、半導体集積回路20の外部入力端子
21から入力されたアナログ入力信号は、信号線22を
通じてADコンバータ23に入力される。半導体集積回
路20の外部入力端子26から入力され信号線27を通
じてADコンバータ23に入力されるクロック信号に同
期して、ADコンバータ23は、入力したアナログ信号
をAD変換してデジタル信号を出力する。その出力され
たデジタル信号は、信号線24を通じて比較カウンタ回
路25に入力される。
【0022】比較カウンタ回路25には、信号線27を
通じてADコンバータ23に入力されているのと同じク
ロック信号が入力されており、このクロック信号に同期
するように、比較カウンタ回路25内のテスト用カウン
タ52でデジタル信号の理論値が生成される。比較カウ
ンタ回路25内では、テスト用カウンタ52で生成され
る理論値と信号線24を通じて入力されるデジタル信号
値を比較して、その比較結果を信号線29に出力する。
信号線29に出力される二つのデジタル信号の比較結果
は、信号線29を通じてセレクタ40に入力される。
【0023】ところで、セレクタ40には、半導体集積
回路20が通常使用時に外部出力端子30から出力する
信号の信号線39も入力されており、半導体集積回路2
0の外部入力端子33から入力され信号線34を通じて
セレクタ40に入力される切替え信号によって、セレク
タ40から出力する信号を、信号線29のものにするか
信号線39のものにするかを選択することができる。セ
レクタ40から出力された信号は、信号線41を通じて
半導体集積回路20の外部出力端子30から出力され
る。
【0024】一方、比較カウンタ回路25内のテスト用
カウンタ52で生成されるデジタル信号の理論値は、比
較カウンタ回路25から出力され、信号線28を通じて
セレクタ32に入力される。セレクタ32には、半導体
集積回路20が通常使用時にDAコンバータ36に入力
すべきデジタル信号線31も入力されており、半導体集
積回路20の外部入力端子33から入力され信号線34
を通じてセレクタ32に入力される切替え信号によっ
て、セレクタ32から出力する信号を、(比較カウンタ
回路25からの)信号線28のものにするか、(半導体
集積回路20の通常使用時の)信号線31のものにする
かを選択する。セレクタ32から出力された信号は、信
号線35を通じてDAコンバータ36に入力される。
【0025】ところでDAコンバータ36にも、信号線
27を通じてクロック信号が入力されており、クロック
信号に同期して信号線35によって入力されるデジタル
信号をアナログ信号に変換する。DAコンバータ36で
変換されたアナログ信号は、信号線37を通じて半導体
集積回路20の外部出力端子38から出力される。
【0026】ここで、セレクタ32とセレクタ40に入
力されている切替え信号線34の値によって、セレクタ
32から出力される値とセレクタ40から出力される値
が切り替わる。そして、セレクタ32から出力される値
が信号線28のものの時に、セレクタ40から出力され
る値を信号線29のものであるようにしておけば、この
時はADコンバータ23と比較カウンタ回路25とDA
コンバータ36が直列接続となる。そして、外部出力端
子30から出力される、比較カウンタ回路25内での比
較結果よりADコンバータ23を、又、外部出力端子3
8から出力される、デジタル信号の理論値入力に対する
DAコンバータ36の出力信号よりDAコンバータ36
を、それぞれ単体機能テストすることが可能となる。
【0027】ここで、比較カウンタ回路25について、
その動作を説明する。
【0028】図3は、図2における比較カウンタ回路2
5の内部を示すものである。図3において、52は出力
初期値がオール論理レベルHighのテスト用カウンタで、
54は信号線24の値と信号線28の値の比較を行う比
較器である。
【0029】ADコンバータ23から出力されたデジタ
ル信号は、信号線24を通じて比較カウンタ回路25内
部の比較器54に入力される。一方、半導体集積回路2
0の外部入力端子26から入力されるクロック信号は、
信号線27を通じて比較カウンタ回路25内部のテスト
用カウンタ52に入力され、テスト用カウンタ52はデ
ジタル信号の理論値を生成する。テスト用カウンタ52
から出力されるデジタル信号の理論値は、信号線28を
通じて比較器54に入力される。
【0030】比較器54では、入力された二つの信号
(ADコンバータ23から出力され信号線24を通じて
入力されるデジタル信号値とテスト用カウンタ52から
のデジタル信号の理論値)を比較し、その比較結果は信
号線29を通じて比較カウンタ回路25の外部に出力さ
れる。また、テスト用カウンタ52で生成されるデジタ
ル信号の理論値は、信号線28を通じて比較カウンタ回
路25の外部にも出力される。
【0031】今、説明の便宜上、信号線24のビット幅
とテスト用カウンタ52の出力信号線28のビット幅が
共に8ビットであるとする。前述通り、比較器54で
は、信号線24を通じて入力されるADコンバータ23
のデジタル出力信号と、信号線28を通じて入力される
テスト用カウンタ52からのデジタル出力信号の理論値
について、比較を行う。
【0032】通常、ADコンバータの単体機能テストを
行う場合は、ADコンバータに単調増加していくランプ
波を入力し、クロック信号に同期して出力されるADコ
ンバータのデジタル出力信号を半導体集積回路外部で測
定する。ADコンバータの出力が8ビットであった場
合、ADコンバータから出力されるデジタル値は、理想
的には『00000000』→『00000001』→『00000010』→
『00000011』→『00000100』→‥‥‥となる。ところ
で、この理想的な出力値(理論値)は、8ビットアップ
カウンタの出力値と同じものである。よって、ADコン
バータ23とテスト用カウンタ52を同じクロックで動
作させた時、8ビットテスト用カウンタ52の出力値は
ADコンバータ23の理想的な出力値ということにな
る。
【0033】ただ、ADコンバータ23とテスト用カウ
ンタ52に同じクロック信号を入力した場合、1回目の
クロック入力でADコンバータ23からは『00000000』
が出力されるのに対し、通常のカウンタではその初期値
が『00000000』のため『00000001』が出力されてしま
う。そこで、初期値が『11111111』のテスト用カウンタ
52を用いることにより、1回目のクロック入力でAD
コンバータ23、テスト用カウンタ52共に『0000000
0』を出力させることが出来る。
【0034】以上のことを図3に当てはめると、信号線
24はADコンバータ23のデジタル出力信号、信号線
27はADコンバータ23とテスト用カウンタ52に入
力されているクロック信号、テスト用カウンタ52は初
期値が『11111111』のカウンタ、信号線28は初期値が
『11111111』のテスト用カウンタ52の出力信号、とい
うことになる。
【0035】テスト用カウンタ52の出力はADコンバ
ータ23の理想出力値なので、テスト用カウンタ52の
出力値とADコンバータ23の出力値を比較すれば、そ
の比較結果は理想値とのずれになる。比較カウンタ回路
25では、比較器54内部で減算を行っており、その減
算結果が信号線29から出力される。比較器54内部の
動作については後述する。
【0036】次に、信号線29のビット幅について述べ
る。
【0037】信号線29のビット幅は、ADコンバータ
の許容誤差によって変わってくる。今、例えば、ADコ
ンバータの許容誤差が入力デジタル値の最小位桁の数値
でいう2(これを2LSBという)だった場合、デジタ
ルでいう『±10』までが許容誤差となり、調べる必要の
ある誤差の範囲はそのひとつ上の数値の『±11』とな
る。この場合、符号を示す最上位ビットと、下位2ビッ
ト以外は外部に出力する必要はない。
【0038】しかし、減算結果がその3ビットでは表せ
ない場合は、そのことを示すビット、つまりオーバーフ
ローを示すビットは必要である。このオーバーフロー信
号は、比較器54から出力しない減算結果の論理和を取
れば検出できる。比較器54は論理和を求める回路を内
蔵している。よって、信号線29の必要なビット数は、
符号を表す1ビットと数値の出力に必要な2ビットとオ
ーバーフローを表す1ビットの合わせて4ビットであ
る。
【0039】同様にして、例えば許容誤差が4LSBだ
った場合、信号線29の必要なビット数は、符号を表す
1ビットと数値の出力に必要な3ビット(例えば『01
0』とか『101』など)とオーバーフローを表す1ビット
の合わせて5ビットあればよい。
【0040】次に、通常DAコンバータの単体機能テス
トを行う方法について述べる。
【0041】DAコンバータのデジタル入力が8ビット
だった場合は、そのDAコンバータのデジタル入力に、
まず『11111111』なるデジタル値を印加してクロック信
号を入力する。すると、クロック信号に同期してDAコ
ンバータから出力可能な最大のアナログ電圧が出力され
るので、それを半導体集積回路外部で測定する。次に1
カウントアップした『00000000』なるデジタル値を印加
すると、クロック信号に同期してDAコンバータから出
力可能な最小のアナログ電圧が出力されるので、同じく
それを半導体集積回路外部で測定する。この二つの出力
アナログ電圧の最大値と最小値は、DAコンバータの出
力アナログ電圧の測定において基準値となる。
【0042】そして、続けて、DAコンバータに『0000
0001』→『00000010』→『00000011』→‥‥‥というよ
うにカウントアップしていくデジタル入力を印加し、同
じくクロック信号に同期して出力されるアナログ電圧を
半導体集積回路外部で測定して、DAコンバータの機能
を検査する。この方法は、テスト用カウンタ52の出力
を、そのまま比較カウンタ回路25の後段に接続されて
いるDAコンバータ36へのデジタル入力値として使用
することによって行うことができる。
【0043】次に、上述した論理和を求める回路を内蔵
した比較器54について、図4を参照しながらその動作
を説明する。
【0044】図4において、57は信号線28の値と信
号線24の値の減算を行う減算回路であり、61は比較
器54の外部に出力する減算結果の信号線、58は比較
器54の外部に出力しない減算結果の信号線、59は信
号線58の値の論理和を求める回路、60は論理和を求
める回路59の結果を出力する信号線、29は信号線6
1と信号線60を合わせた比較器54の出力信号線であ
る。
【0045】減算回路57で行われた減算結果は、比較
器54の外部に出力するものとしないものに分けられ、
比較器54から出力するものは信号線61に、それ以外
のものは信号線58に与えられる。
【0046】信号線61には、『2の補数』で表現され
た減算回路57の減算結果のうち、符号を表現する最上
位1ビットと、ADコンバータの許容誤差を表せるだけ
のビット数の減算結果が与えられる。それ以外のもの
は、信号線58に与えられ、論理和を求める回路59に
入力される。論理和を求める回路59の結果は、信号線
60に出力される。ここで、信号線60の値が論理レベ
ルHighなら、比較器54での減算結果は信号線61で表
すことのできる最大数値よりも大きいことを意味する。
すなわちオーバーフローを示す信号となる。この信号線
60と信号線61は、まとめて信号線29となり比較器
54から出力される。
【0047】このように、従来技術2のAD・DAコン
バータ内蔵半導体集積回路およびそのテスト方法は、テ
スト用カウンタにより生成されるデジタル信号の理論値
を活用することにより、半導体集積回路の外部にADコ
ンバータのデジタル出力とDAコンバータのデジタル入
力を切り出すこと無く、かつADコンバータとDAコン
バータの単体機能テストを同時に実行することができ
る。
【0048】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術2のテスト方法では、実際の半導体集積回路内にお
けるADコンバータの、出力遅延に関する問題およびオ
フセット電圧測定に関する工程については考慮されてい
ないという問題点を有している。
【0049】また、実際に半導体集積回路に搭載された
ADコンバータの単体機能テストを実施する場合は、A
Dコンバータの出力遅延を考慮して、例えば3クロック
サイクル遅れるのであれば、一定のアナログ電圧を印加
したままクロックを3サイクル入力し、出力されたデジ
タル値を測定するという方法を用いるが、上記従来技術
2では、ADコンバータとテスト用カウンタには同一ク
ロックが入力されており、ADコンバータのデジタル出
力が出るまでの間にクロックを入力し続けると、テスト
用カウンタの値だけが次々と変わり、期待値比較が行え
ないという問題点も有している。
【0050】本発明は、上記従来技術1および従来技術
2の問題点を解決するもので、ADコンバータとDAコ
ンバータを混載する半導体集積回路において、外部から
コントロールすることなく、ADコンバータの遅延を考
慮したADコンバータとDAコンバータの機能テストが
同時に行え、かつ、オフセット電圧の測定も行えるAD
・DAコンバータ内蔵半導体集積回路およびそのテスト
方法を提供することを目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路
では、ADコンバータにおける入力クロックに対する遅
延を考慮し、ある一定の回数のクロック入力があった後
で1回のクロックを出力するクロック制御回路を設け、
セットリセットカウンタとフラグ信号発生回路(後述)
を駆動している。また、ADコンバータのオフセット電
圧を測定している間を検出し、その間は、セットリセッ
トカウンタからオフセット電圧測定に必要な期待値を出
力し続けるという構成を有している。
【0052】この方法では、従来技術2の「ADコンバ
ータのデジタル出力とDAコンバータのデジタル入力を
外部に切り出す必要がなく、かつ、ADコンバータとD
Aコンバータの機能テストを同時に、外部からの制御な
しに行うことができる」という特徴を損なうことなく、
さらに、従来技術2では考慮されていなかった、ADコ
ンバータのオフセット電圧測定と、クロックに対するA
Dコンバータの遅延を考慮した機能テストを行うことが
出来る。
【0053】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。ここでは、従来技術
1あるいは従来技術2と重複する部分については説明を
省略し、異なる回路構成部分および動作を中心に説明す
る。
【0054】(実施の形態1)図2は、本発明の第1の
実施の形態のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路
図を示すものでもあり、その回路構成および信号の流れ
については、従来技術2で説明したので、ここでは省略
する。
【0055】図5は、図2における比較カウンタ回路2
5の内部を示すものである。図5において、52はテス
ト用カウンタ、54は比較器、62はADコンバータの
オフセット電圧測定中にテスト用カウンタ52の動作を
制御する際の信号線である。図6はテスト用カウンタ5
2の内部を示すものであり、図8は比較器54の内部を
示すものである。図8において、57は減算回路、29
は比較器54の出力信号線である。
【0056】以上のように構成されたAD・DAコンバ
ータ内蔵半導体集積回路について、まず最初に、オフセ
ット電圧測定について、簡単に信号の流れを述べる。一
般に、半導体集積回路に搭載されたADコンバータの特
性を調べる場合は、まずオフセット電圧の測定を行わな
ければならない。
【0057】通常、ADコンバータのオフセット電圧を
測定する方法としては、まずADコンバータが明らかに
オール論理レベルLowを出す電圧をアナログ入力端子に
印加し、クロックを入力する。そして、印加しているア
ナログ電圧を徐々に上げてクロックを入力し、デジタル
出力が最初にオール論理レベルLowではなくなった時の
電圧を測定する。
【0058】本実施の形態においては、図5におけるテ
スト用カウンタ52の出力信号線28の値がオールLow
に固定されていれば、ADコンバータ23からの出力信
号線24の値がオール論理レベルLowを出さなくなった
瞬間が、比較器54内の減算回路57における減算結果
として現れるため、減算回路57の出力信号線29の値
を観測していれば分かる。
【0059】次に、ADコンバータが明らかにオール論
理レベルHighを出力する電圧をアナログ入力端子に印加
し、クロックを入力する。そして、印加しているアナロ
グ入力を徐々に下げてクロックを入力していき、デジタ
ル出力が最初にオール論理レベルHighではなくなったと
きの電圧を測定する。
【0060】本実施の形態においては、図5におけるテ
スト用カウンタ52の出力信号線28の値がオールHigh
に固定されていれば、ADコンバータ23からの出力信
号線24の値がオール論理レベルHighを出さなくなった
瞬間が、比較器54内の減算回路57における減算結果
として現れるため、減算回路57の出力信号線29の値
を観測していれば分かる。
【0061】以上のようにして、オフセット電圧の測定
を行う。
【0062】ここでは、ADコンバータのデジタル出力
がオール論理レベルLowではなくなる時のアナログ入力
電圧を「Low側のオフセット電圧」といい、ADコンバ
ータのデジタル出力がオール論理レベルHighではなくな
る時の電圧を「High側のオフセット電圧」という。これ
らのオフセット電圧は、のちのちADコンバータにラン
プ入力を行う際の基準電圧となる。
【0063】本実施の形態では、上述のオフセット電圧
測定を、テスト用カウンタ52からの出力をオール論理
レベルLowとオール論理レベルHighに固定し、それとA
Dコンバータ23からのデジタル出力との差分をとるこ
とにより実現している。
【0064】以下、第1の実施の形態について、図面を
参照しながら詳細に説明する。
【0065】まず、テスト用カウンタ52の内部につい
て説明する。図6は、図5におけるテスト用カウンタ5
2の内部を示すものである。
【0066】図6において、63はフラグ信号発生回路
65(後述)とセットリセットカウンタ67(後述)に
供給するクロック信号を制御するためのクロック制御回
路で、64はクロック制御回路63にて制御されたクロ
ック信号を出力する出力信号線で、65はセットリセッ
トカウンタ67(後述)の動作状態を切り替えるための
信号を発生するフラグ信号発生回路で、66はフラグ信
号発生回路65からの出力信号線で、67はセットリセ
ットカウンタである。
【0067】62はADコンバータ23のオフセット電
圧を測定する際に、テスト用カウンタ52内部のフラグ
信号発生回路65を制御するための信号線である。AD
コンバータ23のLow側とHigh側のオフセット電圧測定
が終了した際に、信号線62はオフセット電圧測定が終
了していない時の論理レベルの反対の値を出力する。つ
まり、High側のオフセット電圧測定が終了した瞬間と、
Low側のオフセット電圧測定が終了した瞬間のみ、信号
線62の値は、オフセット電圧測定時の値の反転の値と
なる。信号線62の動作詳細については後述する。
【0068】クロック制御回路63は、ADコンバータ
23の出力の確定が数クロック分遅れている間、セット
リセットカウンタ67とフラグ信号発生回路65の動作
を止める目的で使用している。クロック制御回路63に
ついては後述する。
【0069】ここでは、説明の便宜上、ADコンバータ
23のデジタル出力はクロック入力に対して遅延がない
ものとして、オフセット電圧測定について、フラグ信号
発生回路65とセットリセットカウンタ67と比較器5
4を用いて、詳細に説明する。
【0070】図7は、テスト用カウンタ52内のフラグ
信号発生回路65の内部を示すものである。
【0071】図7において、68は信号線62とクロッ
ク制御回路63からのクロック出力信号線64との論理
積を求める回路で、69は論理積を求める回路68の出
力信号線で、70は論理レベルHighに固定された信号線
で、71はフラグ信号の1ビット目の値を出力するD型
フリップフロップで、72はフラグ信号の2ビット目の
値を出力するD型フリップフロップで、73はD型フリ
ップフロップ71の出力信号線で、74はD型フリップ
フロップ72の出力信号線である。
【0072】ところで、上述したように、信号線62は
ADコンバータ23のオフセット電圧測定が終了するま
ではある値に固定されており、終了したらその値は反転
する。
【0073】今、説明の便宜上、ADコンバータ23の
オフセット電圧測定(Low側、High側ともに)が終了し
ていない時には、信号線62の値は論理レベルLowで、
ADコンバータ23のオフセット電圧測定(Low側、Hig
h側ともに)が終了したら、Highになるものとする。
【0074】論理積を求める回路68の入力のうち一方
にはクロック出力信号線64が入力されており、もう一
方には信号線62が入力されているので、ADコンバー
タ23のオフセット電圧測定が終了し、信号線62の値
が論理レベルHighになり、クロック出力信号線64から
入力されたクロックの論理レベルがHighのときのみ、論
理積を求める回路68から論理レベルHighが出力され
る。論理積を求める回路68で求めた論理積は、信号線
69を通じてD型フリップフロップ71とD型フリップ
フロップ72のクロック入力端子に入力される。
【0075】フラグ信号の1ビット目の値を出力するD
型フリップフロップ71のD入力は、論理レベルHighに
固定された信号線70がつながっているため、その出力
は論理レベルLowからHighに変わる。つまり、ADコン
バータ23のオフセット電圧測定が終了した瞬間のみク
ロック信号が入力され、出力がLowからHighに変わるこ
とになる。
【0076】フラグ信号の2ビット目の値を出力するD
型フリップフロップ72にも同じクロックが入力されて
おり、また、そのD入力はD型フリップフロップ71か
らの信号線73がつながっているため、フラグ信号の1
ビット目の値を出力するD型フリップフロップ71の出
力が論理レベルHighになったときの次のクロック入力で
出力論理レベルがLowからHighに変わる。
【0077】信号線66はD型フリップフロップ71か
らの出力信号線73とD型フリップフロップ72からの
出力信号線74をまとめたものなので、結果的にはAD
コンバータ23のオフセット電圧測定の開始から終了の
過程で、テスト用カウンタ52にクロックが入力される
と、その値が『00』→『01』→『11』と変わるこ
とになる。
【0078】次に、テスト用カウンタ52内のセットリ
セットカウンタ67について説明する。このセットリセ
ットカウンタ67からの出力信号線28の出力値は、A
Dコンバータ23のオフセット電圧測定時のADコンバ
ータの出力の期待値としても使用するため、状態として
は、出力オール論理レベルLow固定、出力オール論理レ
ベルHigh固定、通常動作、の3種類の動作をすればよ
い。
【0079】今、説明の便宜上、ADコンバータのオフ
セット電圧測定は、先にLow側を実行し、次にHigh側を
実行するとする。このとき、セットリセットカウンタ6
7の動作として、例えば、フラグ信号発生回路65から
の出力信号線66の値が『00』の時に出力オール論理
レベルLow、『01』の時に出力オール論理レベルHig
h、『11』の時に初期値オール論理レベルLowからの通
常動作モード、となるようにすれば、比較器54内の減
算回路57での減算結果(セットリセットカウンタ67
の出力信号線28の値と、ADコンバータ23の出力信
号線24の値の減算結果)を示す出力信号線29の値
を、半導体集積回路の外部でモニターすることによりオ
フセット電圧特性の測定を行うことができる。
【0080】次に、比較器54の内部について説明す
る。図8は、比較器54の内部を示すものである。
【0081】図8において、24はADコンバータ23
の出力信号線で、28はセットリセットカウンタ67の
出力信号線で、75は減算回路57における減算結果の
全てのビットの論理和を求める回路である。
【0082】ADコンバータ23のLow側のオフセット
電圧を測定している最中は、上述の通り、セットリセッ
トカウンタ67の出力信号線28からはオール論理レベ
ルLowが出力され、ADコンバータ23のHigh側のオフ
セット電圧を測定している最中は、セットリセットカウ
ンタ67の出力信号線28からはオール論理レベルHigh
が出力される。
【0083】ところで、ADコンバータのオフセット電
圧測定は、ADコンバータ23の出力がオール論理レベ
ルHighからそうではなくなった瞬間と、オール論理レベ
ルLowからそうでなくなった瞬間に、ADコンバータ2
3のアナログ入力端子に印加しているアナログ電圧を測
定するものであり、これらの瞬間というのは、減算回路
57の出力の変化という形で観測出来る。具体的には、
ADコンバータ23の出力がオール論理レベルHighから
そうでなくなった瞬間というのは、減算回路57の出力
がオール論理レベルLowからそうでなくなった瞬間とな
る。
【0084】論理和を求める回路75は、この減算回路
57の出力がオールLowでなくなった時にのみ信号線6
2に論理レベルHighを出力するので、結果として上記説
明の一連の流れでADコンバータ23のオフセット電圧
測定が行える。
【0085】次に、テスト用カウンタ52内のクロック
制御回路63について説明する。
【0086】クロック制御回路63は、ADコンバータ
23のクロック入力からデジタル出力の確定までの間、
セットリセットカウンタ67の変化を止めるためと、さ
らにDAコンバータ36のクロック入力からアナログ出
力の確定までの間、セットリセットカウンタ67の変化
を止めるためのものである。
【0087】今、ADコンバータ23のデジタル出力の
遅延が、入力クロックに対して3クロックサイクル分で
あったとする。そして、DAコンバータ36のアナログ
出力が出るまでの遅延が5クロックサイクル分であった
とする。
【0088】このとき、ADコンバータ23には、クロ
ック信号線27からクロックが供給されており、先に仮
定したように、出力遅延が3クロックサイクル分とした
ら、クロック信号線27からクロックが3サイクル入力
されると、ADコンバータ23からデジタル値が出力さ
れる。セットリセットカウンタ67の動作としては、こ
の3クロックサイクル毎で状態が変化したらよいわけ
で、具体的な動作としては、クロック制御回路63は、
クロック信号線27によりクロック制御回路63に入力
されたクロック信号の最初の1サイクル目だけを信号線
64に出力し、あとの2サイクルはクロック制御回路6
3内部で止めておけばよい。
【0089】さらに、ADコンバータ23の出力遅延値
よりもDAコンバータ36の遅延値のほうが大きい場合
は、さらにその分だけセットリセットカウンタ67の動
作を止めておかないと、DAコンバータ36の測定が正
しく行われない。
【0090】具体的には、上述した特性を持つADコン
バータ23とDAコンバータ36を同時に測定する場
合、まず最初の1クロック目を、ADコンバータ23
と、セットリセットカウンタ67と、フラグ信号発生回
路65と、DAコンバータ36に入力し、次の4クロッ
クサイクルは、ADコンバータ23とDAコンバータ3
6にのみ入力する。その時、最初のクロック入力から数
えて3クロックサイクル目でADコンバータ23の出力
値の測定を信号線29の値を測定することによって行
い、5サイクル目でDAコンバータ36の出力電圧を測
定する。フラグ信号発生回路65とセットリセットカウ
ンタ67へのクロックは、2サイクル目から5サイクル
目までは入力してはならないので、その分をクロック制
御回路63内部で止める。つまり、上記例では、クロッ
ク制御回路63内で止めなければならないクロックは4
サイクル分となる。
【0091】図9は、クロック制御回路63の内部回路
例を示すものである。
【0092】図9において、76、80は出力初期値が
論理レベルLowのD型フリップフロップで、78は出力
初期値が論理レベルHighのD型フリップフロップで、7
7はD型フリップフロップ76の出力信号線で、79は
D型フリップフロップ78の出力信号線で、81はD型
フリップフロップ80の出力信号線で、82はD型フリ
ップフロップ80の遅延よりも大きな遅延を生成する遅
延回路で、83は遅延回路82の出力信号線で、84は
信号線81と信号線83との論理積を求める回路であ
る。
【0093】以下、図9を参照して、クロック制御回路
63の内部動作について詳細に説明する。
【0094】D型フリップフロップ76、78、80
は、信号線77、79、81によってリングカウンタの
構成をとっている。よって、信号線27からクロックが
入力されるたびに、信号線81には、『1』→『0』→
『0』→『1』→『0』→…….というように、フリッ
プフロップの段数分だけのサイクルで、『1』と『0』
を繰り返すことになる。
【0095】この信号線81と遅延回路82からの出力
信号線83との論理積を求める回路84によって求めら
れた出力信号64は、ADコンバータ23の出力遅延を
考慮するために止めなければならない、フラグ信号発生
回路65とセットリセットカウンタ67に入力するクロ
ック信号として使用できる。
【0096】ところで、遅延回路82は、論理積を求め
る回路84から、クロック信号としては好ましくないハ
ザード信号が出力されるのを防ぐためのものである。遅
延回路82は、例えば、インバーターを2段直列接続す
るなど、信号線27と信号線83の論理が一致する論理
回路を数段接続することにより実現出来る。
【0097】以上のように、本発明の第1の実施形態の
AD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路およびそのテ
スト方法は、AD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路
内に、ADコンバータのオフセット電圧測定中を判定す
る論理和回路75と、フラグ信号発生回路65と、フラ
グ信号発生回路65からの信号によりその動作モードを
コントロールするセットリセットカウンタ67と、フラ
グ信号発生回路65とセットリセットカウンタ67に供
給するクロックを制御するクロック制御回路63とを使
用することによって、ADコンバータのオフセット電圧
測定と通常動作の機能テスト、およびDAコンバータの
機能テストを同時に、かつ、遅延を考慮した自動測定が
行えるものである。
【0098】なお、本発明の回路およびそのテスト方法
は、AD・DAコンバータを内蔵する半導体集積回路の
製造工程の一工程である検査工程においても使われる。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、ADコ
ンバータとDAコンバータとを混載する半導体集積回路
において、ADコンバータのオフセット電圧測定が終了
したことを検出する論理和回路75と、ADコンバータ
のオフセット電圧測定時には出力がオール論理レベルHi
ghもしくはオール論理レベルLowに固定されるセットリ
セットカウンタ67と、セットリセットカウンタ67の
動作を制御するためのフラグ信号を発生するフラグ信号
発生回路65と、ADコンバータとDAコンバータの出
力が確定するまでセットリセットカウンタ67とフラグ
信号発生回路65に入力するクロックを止めるためのク
ロック制御回路63と、を使用することにより、AD・
DAコンバータの機能テストを、外部から制御すること
なく行うことの出来る、優れたAD・DAコンバータ内
蔵半導体集積回路およびそのテスト方法を提供すること
が出来るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術1のADコンバータとDAコンバータ
のテスト回路図
【図2】従来技術2および本発明の第1の実施の形態に
おけるAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路図
【図3】従来技術2における比較カウンタ回路図
【図4】従来技術2における比較器の回路図
【図5】本発明の第1の実施の形態における比較カウン
タ回路図
【図6】本発明の第1の実施の形態におけるテスト用カ
ウンタの内部回路図
【図7】本発明の第1の実施の形態におけるフラグ信号
発生回路図
【図8】本発明の第1の実施の形態における比較器の回
路図
【図9】本発明の第1の実施の形態におけるクロック制
御回路図
【符号の説明】
1 半導体集積回路 2 半導体集積回路1の外部入力端子 3 外部入力端子2からの信号線 4 ADコンバータ 5 ADコンバータ4からのデジタル出力信号線 6 通常使用時に半導体集積回路1から出力させる信号
線 7 セレクタ 8 セレクタ7からの出力信号線 9 半導体集積回路1の外部出力端子 10 半導体集積回路1の外部入力端子 11 外部入力端子10からの信号線 12 通常使用時にDAコンバータ15に入力する信号
線 13 セレクタ 14 セレクタ13からの出力信号線 15 DAコンバータ 16 DAコンバータ15からのアナログ出力信号線 17 半導体集積回路1の外部出力端子 18 半導体集積回路1の外部入力端子 19 外部入力端子18からの信号線 20 半導体集積回路 21 半導体集積回路20の外部入力端子 22 外部入力端子21からの信号線 23 ADコンバータ 24 ADコンバータ23からのデジタル出力信号線 25 比較カウンタ回路 26 半導体集積回路20の外部入力端子 27 外部入力端子26からのクロック信号線 28 比較カウンタ回路25内のテスト用カウンタ52
からの出力信号線 29 比較カウンタ回路25内の比較器54からの出力
信号線 30 半導体集積回路20の外部出力端子 31 通常使用時にDAコンバータ36に入力するデジ
タル信号線 32 セレクタ 33 半導体集積回路20の外部入力端子 34 外部入力端子33からの信号線 35 セレクタ32からの出力信号線 36 DAコンバータ 37 DAコンバータ36からのアナログ出力信号線 38 半導体集積回路20の外部出力端子 39 通常使用時に外部出力端子30から出力させる信
号線 40 セレクタ 41 セレクタ40からの出力信号線 52 出力初期値が全ビット論理レベルHighのテスト用
カウンタ 54 比較器 57 減算回路 58 比較器54の外部に出力しない減算回路57の減
算結果出力信号線 59 論理和を求める回路 60 論理和を求める回路59の出力信号線 61 比較器54の外部に出力する減算回路57の減算
結果出力信号線 62 ADコンバータのオフセット電圧測定が終了した
ことを検出する回路の出力信号線 63 クロック制御回路 64 クロック制御回路63の出力信号線 65 フラグ信号発生回路 66 フラグ信号発生回路65の出力信号線 67 セットリセットカウンタ 68 クロック制御信号線64と信号線62との論理積
を求める回路 69 論理積を求める回路68の出力信号線 70 論理レベルHighに固定された信号線 71 D型フリップフロップ 72 D型フリップフロップ 73 D型フリップフロップ71の出力信号線 74 D型フリップフロップ72の出力信号線 75 論理和を求める回路 76 初期値が論理レベルLowのD型フリップフロップ 77 D型フリップフロップ76の出力信号線 78 初期値が論理レベルHighのD型フリップフロップ 79 D型フリップフロップ78の出力信号線 80 初期値が論理レベルLowのD型フリップフロップ 81 D型フリップフロップ80の出力信号線 82 遅延回路 83 遅延回路82の出力信号線 84 論理積を求める回路

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アナログ信号をデジタル信号に変換するA
    Dコンバータと、デジタル信号をアナログ信号に変換す
    るDAコンバータと、入力されるデジタル信号値の比較
    結果を出力する比較器と、クロック信号の出力を制御す
    るクロック制御回路と、前記比較器からの出力信号値と
    前記クロック制御回路からの出力クロック信号とにより
    フラグ信号値を出力するフラグ信号発生回路と、前記出
    力クロック信号と前記フラグ信号発生回路からの出力フ
    ラグ信号値に応じて前記ADコンバータから出力される
    デジタル信号の理論値を生成出力するセットリセットカ
    ウンタとを備えた半導体集積回路であって、前記ADコ
    ンバータが出力するデジタル信号値が前記比較器に入力
    され、前記セットリセットカウンタから出力される理論
    値が前記比較器と前記DAコンバータに入力され、前記
    ADコンバータからのデジタル信号値と前記理論値との
    比較結果が前記比較器から出力されることを特徴とする
    AD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路。
  2. 【請求項2】比較器は、ADコンバータの許容誤差範囲
    内かどうかを表す情報と許容誤差範囲内の比較結果情報
    とを出力する回路と、ADコンバータのオフセット電圧
    測定中かどうかを判定する回路とを備えることを特徴と
    する請求項1記載のAD・DAコンバータ内蔵半導体集
    積回路。
  3. 【請求項3】クロック制御回路は、ADコンバータの入
    力信号に対する出力が確定するまでの時間、クロック信
    号の出力を止めることを特徴とする請求項1記載のAD
    ・DAコンバータ内蔵半導体集積回路。
  4. 【請求項4】クロック制御回路は、DAコンバータの入
    力信号に対する出力が確定するまでの時間、クロック信
    号の出力を止めることを特徴とする請求項1記載のAD
    ・DAコンバータ内蔵半導体集積回路。
  5. 【請求項5】クロック制御回路は、ADコンバータの入
    力信号に対する出力が確定するまでの時間、或いはDA
    コンバータの入力信号に対する出力が確定するまでの時
    間のどちらか長い方の時間、クロック信号の出力を止め
    ることを特徴とする請求項1記載のAD・DAコンバー
    タ内蔵半導体集積回路。
  6. 【請求項6】フラグ信号発生回路は、ADコンバータの
    オフセット電圧測定時とADコンバータの動作機能テス
    ト時に、異なるフラグ信号値を出力することを特徴とす
    る請求項1記載のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積
    回路。
  7. 【請求項7】フラグ信号発生回路は、ADコンバータの
    Low側のオフセット電圧測定時とADコンバータのHigh
    側のオフセット電圧測定時とADコンバータの動作機能
    テスト時に、異なるフラグ信号値を出力することを特徴
    とする請求項1記載のAD・DAコンバータ内蔵半導体
    集積回路。
  8. 【請求項8】セットリセットカウンタは、フラグ信号発
    生回路からのフラグ信号値によって、全ビット論理レベ
    ルLow固定モード、或いは全ビット論理レベルHigh固定
    モード、或いは初期値が全ビット論理レベルLowからの
    カウント動作モードのいずれかに切り替わることを特徴
    とする請求項1記載のAD・DAコンバータ内蔵半導体
    集積回路。
  9. 【請求項9】セットリセットカウンタは、ADコンバー
    タのオフセット電圧測定時とADコンバータの動作機能
    テスト時に、異なる動作モードを持つことを特徴とする
    請求項1記載のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回
    路。
  10. 【請求項10】セットリセットカウンタは、ADコンバ
    ータのオフセット電圧測定時は出力論理レベル固定モー
    ドとなり、ADコンバータの動作機能テスト時はカウン
    ト動作モードとなることを特徴とする請求項1記載のA
    D・DAコンバータ内蔵半導体集積回路。
  11. 【請求項11】セットリセットカウンタは、ADコンバ
    ータのLow側のオフセット電圧測定時は全ビット論理レ
    ベルLow固定モードとなり、ADコンバータのHigh側の
    オフセット電圧測定時は全ビット論理レベルHigh固定モ
    ードとなり、ADコンバータの動作機能テスト時は初期
    値が全ビット論理レベルLowからのカウント動作モード
    となることを特徴とする請求項1記載のAD・DAコン
    バータ内蔵半導体集積回路。
  12. 【請求項12】アナログ信号をADコンバータで変換し
    てデジタル信号を出力する工程と、クロック信号の出力
    を制御するクロック制御工程と、前記クロック制御工程
    で制御されたクロック信号によって、前記ADコンバー
    タのLow側のオフセット電圧測定時とHigh側のオフセッ
    ト電圧測定時と動作機能テスト時に、異なるフラグ信号
    値を発生するフラグ信号発生工程と、前記ADコンバー
    タが出力するデジタル信号の理論値を出力する理論値生
    成工程と、前記ADコンバータが出力するデジタル信号
    値と前記理論値生成工程が出力する理論値を比較して結
    果を出力する比較工程と、前記理論値生成工程が出力す
    る理論値をDAコンバータで変換してアナログ信号を出
    力する工程と、前記比較工程が出力する比較結果を検査
    する工程と、前記DAコンバータが出力するアナログ信
    号を検査する工程とからなることを特徴とするAD・D
    Aコンバータ内蔵半導体集積回路のテスト方法。
  13. 【請求項13】比較工程は、ADコンバータの許容誤差
    範囲内かどうかを表す情報と許容誤差範囲内の比較結果
    情報とADコンバータのオフセット電圧測定中かどうか
    を表す情報を出力することを特徴とする請求項12記載
    のAD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路のテスト方
    法。
  14. 【請求項14】比較工程は、ADコンバータのLow側の
    オフセット電圧測定時には、ADコンバータからのデジ
    タル信号値と理論値生成工程から出力される全ビット論
    理レベルLowの信号値との比較結果を出力することを特
    徴とする請求項12記載のAD・DAコンバータ内蔵半
    導体集積回路のテスト方法。
  15. 【請求項15】比較工程は、ADコンバータのHigh側の
    オフセット電圧測定時には、ADコンバータからのデジ
    タル信号値と理論値生成工程から出力される全ビット論
    理レベルHighの信号値との比較結果を出力することを特
    徴とする請求項12記載のAD・DAコンバータ内蔵半
    導体集積回路のテスト方法。
  16. 【請求項16】クロック制御工程は、ADコンバータの
    入力信号に対する出力が確定するまでの時間、クロック
    信号の出力を止めることを特徴とする請求項12記載の
    AD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路のテスト方
    法。
  17. 【請求項17】クロック制御工程は、DAコンバータの
    入力信号に対する出力が確定するまでの時間、クロック
    信号の出力を止めることを特徴とする請求項12記載の
    AD・DAコンバータ内蔵半導体集積回路のテスト方
    法。
  18. 【請求項18】クロック制御工程は、ADコンバータの
    入力信号に対する出力が確定するまでの時間、或いはD
    Aコンバータの入力信号に対する出力が確定するまでの
    時間のどちらか長い方の時間、クロック信号の出力を止
    めることを特徴とする請求項12記載のAD・DAコン
    バータ内蔵半導体集積回路のテスト方法。
  19. 【請求項19】理論値生成工程は、フラグ信号発生工程
    で発生した信号値が、ADコンバータのLow側のオフセ
    ット電圧測定を示している時には全ビット論理レベルLo
    wを出力し、ADコンバータのHigh側のオフセット電圧
    測定を示している時には全ビット論理レベルHighを出力
    し、ADコンバータの動作機能テストを示している時に
    は初期値が全ビット論理レベルLowからのカウント値を
    出力することを特徴とする請求項12記載のAD・DA
    コンバータ内蔵半導体集積回路のテスト方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100459434C (zh) * 2002-05-13 2009-02-04 奥地利微系统股份公司 具有集成测试电路的数模转换器和确定其过渡周期的方法

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