JPH11325854A - ブリスタパックの検査方法及びブリスタパックの検査装置 - Google Patents
ブリスタパックの検査方法及びブリスタパックの検査装置Info
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- JPH11325854A JPH11325854A JP10137852A JP13785298A JPH11325854A JP H11325854 A JPH11325854 A JP H11325854A JP 10137852 A JP10137852 A JP 10137852A JP 13785298 A JP13785298 A JP 13785298A JP H11325854 A JPH11325854 A JP H11325854A
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Abstract
動化したブリスタパックの検査方法及びその検査装置を
提供する。 【解決手段】 打ち抜きが正常であるブリスタパック1
00Aと打ち抜きが異常であるブリスタパックの間にお
いて、ブリスタパックBの周縁である長辺とブリスタパ
ックの充填部105との位置関係に相違があることに着
目し、ブリスタパックの長辺とブリスタパックの充填部
105との位置関係を認識することにより、ブリスタパ
ックの打ち抜きの良否を検査する。ブリスタパックの長
辺とブリスタパックの充填部105との位置関係を認識
するために、ブリスタパックを被射体とするシルエット
画像を取得し、ブリスタパックの長辺とブリスタパック
の充填部105の輪郭を明確に映し出させる。カメラ2
1,22の向かい側には、シルエット画像を取得するた
めに、光源12とその光源12を面光源にするための拡
散板11が設けられている。
Description
た容器フィルムを打ち抜くことにより製造されるブリス
タパックについて、その打ち抜きの良否を検査するブリ
スタパックの検査方法及びブリスタパックの検査装置に
関する。
図6に示すように、いわゆるPTP包装と呼ばれる形態
をもつブリスタパック100Aがある。そこで、ここで
は、先ず、ブリスタパック100Aの製造工程について
説明する。図7は、図6のブリスタパック100Aを製
造する成形充填包装装置150の概略図である。
て、図6に示すシート状のブリスタパック100Aを製
造するには、先ず、帯状の容器フィルム102を、ポケ
ット送りロール152等で間欠搬送することによって、
加熱板153で加熱し、充填部であるポケット部105
を成形装置154の成形型で成形する。このとき、図6
に示すブリスタパック100Aのように、5個/列×2
列(又、言い換えると、2個/列×5列)の合計10個
のポケット部105の一群が、帯状の容器フィルム10
2に一度に成形される。
ポケット部105内に錠剤供給装置155から錠剤が供
給されると、シール下ロール156と熱ロール157
で、帯状の上蓋フィルム101を帯状の容器フィルム1
02に対して重ね合わせて圧着する。これにより、帯状
の容器フィルム102の各ポケット部105に供給され
た錠剤をシールする。
入れ、刻印装置160で刻印を入れ、さらに、打抜装置
161で打ち抜くことによって、図6に示すシート状の
ブリスタパック100Aが製造される。
ことによって製造されたブリスタパック100Aの周縁
について見てみると、図6に示すように、ブリスタパッ
ク100Aの(図6の)左右の長辺は、両者とも、容器
フィルム102に成形された5個/列のポケット部10
5の列に対して平行にあり、かつ、ポケット部105と
の最短距離がL1で同じにある。また、ブリスタパック
100Aの(図6の)上下の短辺は、両者とも、容器フ
ィルム102に成形された2個/列のポケット部105
の列に対して平行にある。
よって製造されたブリスタパック100Aは、取出コン
ベヤ162により成形充填包装装置150の外部に搬送
される。また、図6と図8においては、102は、容器
フィルム102を打ち抜くことにより成形されたブリス
タパック100A、100Bのシート部を表す。
低い確率ではあるが、打抜装置161において打ち抜き
不良が生じることがあり、例えば、図8に示すシート状
のブリスタパック100Bのように、ブリスタパック1
00Aの長辺とポケット部105との最短距離が、L2
とL3となって、ブリスタパック100Aの(図8の)
左右において異なることがある。
て、打ち抜きが正常であるブリスタパック100Aと、
打ち抜きが不良であるブリスタパック100Bを選別す
るために、ブリスタパック100A、100Bの打ち抜
きの良否を検査する必要があるが、かかる検査は目視で
行わなければならなかった。
0Bの打ち抜きの良否を検査するためには、ブリスタパ
ック100A、100Bの周縁とポケット部105の位
置関係を認識する必要があるが、ブリスタパック100
A、100Bの外観検査のための映像(異物混入、欠け
錠、シール不良、粉噛みなどを検査するもの)において
は、ポケット部105に充填される錠剤やポケット部1
05自身の形状、つや、色などが影響して、ポケット部
105は不鮮明に映し出されるので、ブリスタパック1
00A、100Bの外観検査をするために、かかる映像
からポケット部105の影響を除去する処理を行ってい
るのが現状であり、従って、かかる映像からポケット部
105の位置を特定することは非常に困難であって、そ
の結果、ブリスタパック100A、100Bの周縁とポ
ケット部105の位置関係を、画像処理を使って確実に
認識できなかったからである。
0Bの打ち抜きの良否の検査は、目視で検査するという
作業者に頼っているのが現状であり、打抜装置161か
ら高速(**シート/分)で供給されてくるブリスタパ
ック100A、100Bの中から、めったに発生するこ
とのないブリスタパック100B(打ち抜き不良のも
の)を選別するには、作業者の精神面での負担が大き
く、労働環境上好ましくないので、省人化されることが
望まれていた。
するためになされたものであり、ブリスタパックの打ち
抜きの良否の検査を自動化したブリスタパックの検査方
法及びその検査装置を提供することを目的とする。
に成された請求項1に係るブリスタパックの検査方法
は、充填部が成形された容器フィルムを打ち抜くことに
より製造されるブリスタパックの周縁と、前記ブリスタ
パックの充填部との位置関係を認識することによって、
前記ブリスタパックの打ち抜きの良否を検査することを
特徴とする。
査方法は、請求項1に記載するブリスタパックの検査方
法であって、充填部が成形された容器フィルムを打ち抜
くことにより製造されるブリスタパックの周縁と、前記
ブリスタパックの充填部との位置関係を、シルエット画
像の輪郭で認識することによって、前記ブリスタパック
の打ち抜きの良否を検査することを特徴とする。また、
請求項3に係るブリスタパックの検査方法は、請求項2
に記載するブリスタパックの検査方法であって、前記シ
ルエット画像の輪郭で認識する位置関係は、前記ブリス
タパックの周縁と前記ブリスタパックの充填部との最短
距離であることを特徴とする。
査方法は、複数の充填部が列状に成形された容器フィル
ムを前記充填部の列に対して平行に打ち抜くことにより
製造されるブリスタパックの周縁と、前記ブリスタパッ
クの充填部との位置関係を、シルエット画像の輪郭で認
識することによって、前記ブリスタパックの打ち抜きの
良否を検査することを特徴とする。
査方法は、請求項4に記載するブリスタパックの検査方
法であって、前記シルエット画像の輪郭で認識する位置
関係は、前記ブリスタパックの周縁と前記ブリスタパッ
クの充填部との最短距離であることを特徴とする。
査方法は、請求項5に記載するブリスタパックの検査方
法であって、前記最短距離を前記ブリスタパックの両端
でそれぞれ求め、前記最短距離の両者を比較することに
よって、前記ブリスタパックの打ち抜きの良否を検査す
ることを特徴とする。また、請求項7に係るブリスタパ
ックの検査方法は、請求項5又は請求項6に記載するブ
リスタパックの検査方法であって、前記ブリスタパック
の充填部の列に対して光軸が平行の位置にあるカメラに
よって、前記シルエット画像を取得することを特徴とす
る。
査方法は、請求項7に記載するブリスタシートの検査方
法であって、前記シルエット画像に映し出される前記ブ
リスタパックの充填部の輪郭は、一つの充填部のもので
あることを特徴とする。
査装置は、請求項1乃至請求項8のいずれか一つに記載
するブリスタパックの検査方法を実施することを特徴と
する。
パックの検査方法及びブリスタパックの検査装置では、
打ち抜きが正常であるブリスタパックと打ち抜きが異常
であるブリスタパックの間において、ブリスタパックの
周縁とブリスタパックの充填部との位置関係に相違があ
ることに着目し、ブリスタパックの周縁とブリスタパッ
クの充填部との位置関係を認識することにより、ブリス
タパックの打ち抜きの良否を検査している。
パックの充填部との位置関係を認識するために、ブリス
タパックを被射体とするシルエット画像を取得してお
り、かかるシルエット画像において、ブリスタパックの
周縁とブリスタパックの充填部の輪郭を明確に映し出さ
せている。
タパックの充填部との位置関係を、ブリスタパックの周
縁とブリスタパックの充填部との最短距離であると捉え
れば、ブリスタパックの周縁とブリスタパックの充填部
との位置関係が異なる別のブリスタパックを検査の対象
とする場合でも、検査対象の変更に伴うパラメータの設
定などの前処理を何ら行う必要がない。
器フィルムを充填部の列に対して平行に打ち抜くことに
より製造されるブリスタパックについては、シルエット
画像上において、ブリスタパックの周縁が斜めに映し出
されると、ブリスタパックの周縁とブリスタパックの充
填部との最短距離を計測する処理が複雑になってしま
う。
して光軸が平行の位置にあるカメラで、シルエット画像
を取得することによって、かかる充填部の列に対して平
行に打ち抜かれることにより製造されたブリスタパック
の周縁を、シルエット画像のX軸又はY軸に平行に映し
出させる。
方法及びブリスタパックの検査装置では、ブリスタパッ
クの周縁とブリスタパックの充填部の輪郭が明確に映し
出されるシルエット画像上において、ブリスタパックの
周縁とブリスタパックの充填部との位置関係を認識する
ことにより、ブリスタパックの打ち抜きの良否を検査し
ているので、ブリスタパックの打ち抜きの良否の検査を
自動化することが可能となる。
ックの充填部との位置関係を、ブリスタパックの周縁と
ブリスタパックの充填部との最短距離であると捉えれ
ば、ブリスタパックの周縁とブリスタパックの充填部と
の位置関係が異なる別のブリスタパックを検査の対象と
する場合でも、検査対象の変更に伴うパラメータの設定
などの前処理を何ら行う必要がない。
て光軸が平行の位置にあるカメラで、シルエット画像を
取得することによって、かかる充填部の列に対して平行
に打ち抜かれることにより製造されたブリスタパックの
周縁を、シルエット画像のX軸又はY軸に平行に映し出
させているので、ブリスタパックの周縁とブリスタパッ
クの充填部との最短距離を計測する処理を簡潔にするこ
とができる。
リスタパックの充填部の輪郭を、ブリスタパックに列状
に成形された複数の充填部のうちの一つのものとすれ
ば、他の充填部の輪郭などの悪影響を受けることがない
ので、ブリスタパックの打ち抜きの良否の検査を正確に
行うことができる。
を参照して説明する。本実施の形態のブリスタパックの
検査方法及びブリスタパックの検査装置は、従来技術の
欄で説明したブリスタパック100A(図6参照)の打
ち抜きの良否を検査するものである。先ず、本実施の形
態のブリスタパックの検査装置について、図3及び図4
に基づいて説明する。図3は、ブリスタパックの検査装
置の概要を示した側面図である。また、図4は、ブリス
タパックの検査装置の概要を示した上面図である。
0Aの周縁とポケット部105の輪郭を映し出すシルエ
ット画像を撮像するものであり、後述するブリスタパッ
クの検査方法においては、いずれか一方のものが使用さ
れる。また、カメラ21、22は、それぞれの光軸21
A、22Aが、従来技術の欄で説明した図7に示す成形
充填包装装置150の取出コンベヤ162により搬送さ
れるブリスタパック100Aの長辺に対して、平行の位
置にセッティングされている。すなわち、カメラ21の
光軸21Aと、カメラ22の光軸22Aは、ブリスタパ
ック100Aの5個のポケット部105がなす列に対し
て平行の位置にある。
0Aに対して真横に位置しており、図2に示すようなシ
ルエット画像2を取得するものである。このとき、シル
エット画像1に映し出された2個のポケット部105の
輪郭は、それぞれについて、5個/列の一つの列をなす
5個全てのポケット部105の輪郭が重なり合ったもの
である。
0Aに対して斜め上方に位置しており、図1に示すよう
なシルエット画像1を取得するものである。このとき、
シルエット画像1に映し出された2個のポケット部10
5の輪郭は、それぞれについて、5個/列の一つの列を
なす5個のポケット部105のうち、カメラ22から最
も遠くに位置する一個のポケット部105の輪郭であ
る。
1、22の向かい側には、シルエット画像1、2を取得
するために、光源12とその光源12を面光源にするた
めの拡散板11が設けられている。また、図3と図4で
は、ブリスタパック100Aを搬送する取出コンベヤ1
62は省略してある。
査方法について、図5のフローチャート図に基づいて説
明する。先ず、S1において、ブリスタパック100A
の周縁とポケット部105の輪郭を映し出すシルエット
画像を取得する。ここでは、カメラ21によって、図2
のシルエット画像2を取得したものとする。
左半分の領域において、ブリスタパック100Aの長辺
の輪郭とブリスタパック100Aの充填部105の輪郭
から、ブリスタパック100Aの長辺とブリスタパック
100Aの充填部105との最短距離D1を計測する。
この最短距離D1の計測は、図2のシルエット画像2の
濃淡値の不連続点を、図2のシルエット画像2のX軸の
正方向に平行に走る走査線を使用すること等によって行
われる。
右半分の領域において、ブリスタパック100Aの長辺
の輪郭とブリスタパック100Aの充填部105の輪郭
から、ブリスタパック100Aの長辺とブリスタパック
100Aの充填部105との最短距離D2を計測する。
この最短距離D2の計測は、図2のシルエット画像2の
濃淡値の不連続点を、図2のシルエット画像2のX軸の
負方向に平行に走る走査線を使用すること等によって行
われる。
短距離D2の差の絶対値を、ブリスタパック100Aの
打ち抜きの良否の基準となる許容値Sと比較する。これ
は、図6に示すように、正常に打ち抜かれたブリスタパ
ック100Aの(図6の)左右の長辺は、両者とも、容
器フィルム102に成形された5個/列のポケット部1
05の列に対して平行にあり、かつ、ポケット部105
との最短距離がL1で同じにあることに基づく。また、
このようにすれば、ブリスタパック100Aではなく、
ブリスタパックの短辺(幅)、充填部の大きさ、充填部
の列数及び配列などが異なった別の種類のブリスタパッ
クを検査する場合でも、何の設定も変更することなく、
別の種類のブリスタパックの打ち抜きの良否を検査する
ことができる。
100Aが搬送されていれば、最短距離D1と最短距離
D2の差の絶対値は許容値S以下となるので(S4:Y
es)、S5に進み、打ち抜きが正常であるものと判断
される。一方、例えば、取出コンベヤ162によりブリ
スタパック100B(図8参照)が搬送されていれば、
最短距離D1と最短距離D2の差の絶対値は許容値Sよ
り大きくなるので(S4:No)、S6に進み、打ち抜
きが異常であるものと判定される。S5又はS6が終了
すると、次の検査対象のブリスタパック100A、10
0Bについて、上述した処理を繰り返す。
Aの周縁とポケット部105の輪郭を映し出すシルエッ
ト画像を取得する際に、カメラ22によって、図1のシ
ルエット画像1を取得した場合にも、S2以降は、同様
な処理が行われる。このとき、図1のシルエット画像1
においては、ブリスタパック100Aの長辺の輪郭が、
図1のシルエット画像1のY軸と平行であって、かつ、
直線状に映し出されるので、ブリスタパック100Aの
長辺とブリスタパック100Aの充填部105との最短
距離D1、D2を計測するS2、S3の処理を確実に行
うことができる。
処理は、コンピュータプログラムで記憶された記憶媒体
をコンピュータが読みとることによって実施することも
可能である。
のブリスタパックの検査方法及びブリスタパックの検査
装置では、打ち抜きが正常であるブリスタパック100
Aと打ち抜きが異常であるブリスタパック100Bの間
において、ブリスタパック100A、100Bの周縁で
ある長辺とブリスタパック100A、100Bの充填部
105との位置関係に相違があることに着目し、ブリス
タパック100A、100Bの長辺とブリスタパック1
00A、100Bの充填部105との位置関係を認識す
ることにより(図5のS4)、ブリスタパックの打ち抜
きの良否を検査している。
Bの長辺とブリスタパック100A、100Bの充填部
105との位置関係を認識するために、ブリスタパック
100A、100Bを被射体とするシルエット画像1又
はシルエット画像2を取得しており、かかるシルエット
画像1、2において、ブリスタパック100A、100
Bの長辺とブリスタパック100A、100Bの充填部
105の輪郭を明確に映し出させている(図1、図2参
照)。
0Bの長辺とブリスタパックブリスタパック100A、
100Bの充填部105との位置関係を、ブリスタパッ
ク100A、100Bの長辺とブリスタパック100
A、100Bの充填部105との最短距離D1、D2で
あると捉えており(図5のS2、S3)、ブリスタパッ
ク100A、100Bの長辺とブリスタパック100
A、100Bの充填部105との位置関係が異なる別の
ブリスタパックを検査の対象とする場合でも、検査対象
の変更に伴うパラメータの設定などの前処理を何ら行う
必要がない。
填部105が列状に成形された容器フィルム104を充
填部105の列に対して平行に打ち抜くことにより製造
されるブリスタパック100A、100Bについては、
シルエット画像1、2上において、ブリスタパック10
0A、100Bの長辺が斜めに映し出されると、ブリス
タパック100A、100Bの長辺とブリスタパック1
00A、100Bの充填部105との最短距離D1、D
2を計測する処理が複雑になってしまう。
Bの5個の充填部105からなる一つの列に対して光軸
21A、22Aが平行の位置にあるカメラ21、22
で、シルエット画像1又はシルエット画像2を取得する
ことによって、かかる充填部105の列に対して平行に
打ち抜かれることにより製造されたブリスタパック10
0A、100Bの長辺を、シルエット画像1、2のY軸
に平行に映し出させる(図1、図2参照)。
の検査方法及びブリスタパックの検査装置では、ブリス
タパック100A、100Bの長辺とブリスタパック1
00A、100Bの充填部105の輪郭が明確に映し出
されるシルエット画像1又はシルエット画像2上におい
て、ブリスタパック100A、100Bの長辺とブリス
タパック100A、100Bの充填部105との位置関
係を認識することにより(図5のS4)、ブリスタパッ
ク100A、100Bの打ち抜きの良否を検査している
ので、ブリスタパック100A、100Bの打ち抜きの
良否の検査を自動化することが可能となる。
の長辺とブリスタパック100A、100Bの充填部1
05との位置関係を、ブリスタパック100A、100
Bの長辺とブリスタパック100A、100Bの充填部
105との最短距離であると捉えており(図5のS2、
S3)、ブリスタパック100A、100Bの長辺とブ
リスタパック100A、100Bの充填部105との位
置関係が異なる別のブリスタパックを検査の対象とする
場合でも、検査対象の変更に伴うパラメータの設定など
の前処理を何ら行う必要がない。
の充填部105の列に対して光軸21A、22Aが平行
の位置にあるカメラ21、22で、シルエット画像1又
はシルエット画像2を取得することによって、かかる充
填部105の列に対して平行に打ち抜かれることにより
製造されたブリスタパックの長辺100A、100B
を、シルエット画像1又はシルエット画像2のY軸に平
行に映し出させているので、ブリスタパック100A、
100Bの長辺とブリスタパック100A、100Bの
充填部105との最短距離D1、D2を計測する処理を
簡潔にすることができる。
ブリスタパック100A、100Bの2個の充填部10
5の輪郭は、それぞれについて、ブリスタパック100
A、100Bにおいて5個で一つの列をなす充填部10
5のうちの一つのものの輪郭であり、他の充填部105
の輪郭などの悪影響を受けることがないので、ブリスタ
パック100A、100Bの打ち抜きの良否の検査を正
確に行うことができる。
ものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が
可能である。例えば、本実施の形態のブリスタパックの
検査方法及びブリスタパックの検査装置では、ブリスタ
パック100A、100Bの周縁として、図6と図8の
左右に位置するブリスタパック100A、100Bの長
辺を取り扱っていたが、図6と図8の上下に位置するブ
リスタパック100A、100Bの短辺を取り扱っても
よい。ただし、このときは、カメラ21、22は、ブリ
スタパック100A、100Bの短辺に対して、平行の
位置にセッティングされる。すなわち、カメラ21の光
軸21Aと、カメラ22の光軸22Aは、ブリスタパッ
ク100A、100Bの2個のポケット部105がなす
列に対して平行の位置にする。
0A、100Bは、ブリスタパックのうち所謂PTP包
装と呼ばれるものであったが、所謂ポーションパックと
呼ばれるものであってもよい。
の周縁とブリスタパック100A、100Bの充填部1
05との位置関係を、ブリスタパック100A、100
Bの周縁とブリスタパック100A、100Bの充填部
105との最短距離であると捉えているが(図5のS
2、S3)、かかる位置関係を所謂パターンマッチング
で認識しても、ブリスタパックの打ち抜きの良否の検査
を自動化することは可能である。
査方法では、最短距離D1と最短距離D2の差の絶対値
を、ブリスタパック100Aの打ち抜きの良否の基準と
なる許容値Sと比較することによって(図5のS4)、
最短距離D1と最短距離D2が等しくなるように打ち抜
かれたブリスタパック100Aに対して、その打ち抜き
の良否を判断しているが、正常に打ち抜かれた際に最短
距離D1と最短距離D2が異なるブリスタパックに対し
ても、別の許容値Sを用いれば、同様にして、その打ち
抜きの良否を判断することができる。また、正常に打ち
抜かれた際に最短距離D1と最短距離D2が異なるブリ
スタパックに対しては、最短距離D1と最短距離D2の
差でなく、最短距離D1と最短距離D2の割合をなどを
もって、その打ち抜きの良否を判断することもできる。
ブリスタパックの検査装置では、ブリスタパックの周縁
とブリスタパックの充填部の輪郭が明確に映し出される
シルエット画像上において、ブリスタパックの周縁とブ
リスタパックの充填部との位置関係を認識することによ
り、ブリスタパックの打ち抜きの良否を検査しているの
で、ブリスタパックの打ち抜きの良否の検査を自動化す
ることが可能となる。
ックの充填部との位置関係を、ブリスタパックの周縁と
ブリスタパックの充填部との最短距離であると捉えれ
ば、ブリスタパックの周縁とブリスタパックの充填部と
の位置関係が異なる別のブリスタパックを検査の対象と
する場合でも、検査対象の変更に伴うパラメータの設定
などの前処理を何ら行う必要がない。
て光軸が平行の位置にあるカメラで、シルエット画像を
取得することによって、かかる充填部の列に対して平行
に打ち抜かれることにより製造されたブリスタパックの
周縁を、シルエット画像のX軸又はY軸に平行に映し出
させているので、ブリスタパックの周縁とブリスタパッ
クの充填部との最短距離を計測する処理を簡潔にするこ
とができる。
リスタパックの充填部の輪郭を、ブリスタパックに列状
に成形された複数の充填部のうちの一つのものとすれ
ば、他の充填部の輪郭などの悪影響を受けることがない
ので、ブリスタパックの打ち抜きの良否の検査を正確に
行うことができる。
輪郭が重なり合うように映し出されたシルエット画像の
図である。
ラから最も遠くに位置する一個のポケット部の輪郭が映
し出されたシルエット画像の図である。
図である。
図である。
めのフローチャート図である。
である。
概略図である。
である。
部の最短距離
Claims (9)
- 【請求項1】 充填部が成形された容器フィルムを打ち
抜くことにより製造されるブリスタパックの周縁と、前
記ブリスタパックの充填部との位置関係を認識すること
によって、前記ブリスタパックの打ち抜きの良否を検査
することを特徴とするブリスタパックの検査方法。 - 【請求項2】 充填部が成形された容器フィルムを打ち
抜くことにより製造されるブリスタパックの周縁と、前
記ブリスタパックの充填部との位置関係を、シルエット
画像の輪郭で認識することによって、前記ブリスタパッ
クの打ち抜きの良否を検査することを特徴とするブリス
タパックの検査方法。 - 【請求項3】 請求項2に記載するブリスタパックの検
査方法において、 前記シルエット画像の輪郭で認識する位置関係は、前記
ブリスタパックの周縁と前記ブリスタパックの充填部と
の最短距離であることを特徴とするブリスタパックの検
査方法。 - 【請求項4】 複数の充填部が列状に成形された容器フ
ィルムを前記充填部の列に対して平行に打ち抜くことに
より製造されるブリスタパックの周縁と、前記ブリスタ
パックの充填部との位置関係を、シルエット画像の輪郭
で認識することによって、前記ブリスタパックの打ち抜
きの良否を検査することを特徴とするブリスタパックの
検査方法。 - 【請求項5】 請求項4に記載するブリスタパックの検
査方法において、 前記シルエット画像の輪郭で認識する位置関係は、前記
ブリスタパックの周縁と前記ブリスタパックの充填部と
の最短距離であることを特徴とするブリスタパックの検
査方法。 - 【請求項6】 請求項5に記載するブリスタパックの検
査方法において、 前記最短距離を前記ブリスタパックの両端でそれぞれ求
め、前記最短距離の両者を比較することによって、前記
ブリスタパックの打ち抜きの良否を検査することを特徴
とするブリスタパックの検査方法。 - 【請求項7】 請求項5又は請求項6に記載するブリス
タパックの検査方法において、 前記ブリスタパックの充填部の列に対して光軸が平行の
位置にあるカメラによって、前記シルエット画像を取得
することを特徴とするブリスタパックの検査方法。 - 【請求項8】 請求項7に記載するブリスタパックの検
査方法において、 前記シルエット画像に映し出される前記ブリスタパック
の充填部の輪郭は、一つの充填部のものであることを特
徴とするブリスタパックの検査方法。 - 【請求項9】 請求項1乃至請求項8のいずれか一つに
記載するブリスタパックの検査方法を実施することを特
徴とするブリスタパックの検査装置。
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---|---|---|---|
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1998
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