JP5721278B2 - Ptpシート検査システム - Google Patents

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本発明は、PTPシートの製造に際し用いられるPTPシート検査システムに関するものである。
一般に、医薬品等の分野において用いられるブリスターパックとしてPTP(プレススルーパック)シートが知られている。
PTPシートは、錠剤等の被包装物が充填されるポケット部が形成された容器フィルムと、その容器フィルムに対しポケット部の開口側を密封するように取着されるカバーフィルムとから構成されている。かかるPTPシートは、PTP包装機(ブリスター包装機)によって製造される。
PTP包装機は、帯状の容器フィルムにポケット部を成形するポケット部成形機構、そのポケット部に対し被包装物を充填する充填機構、被包装物充填後の帯状の容器フィルムに対しカバーフィルムを貼着する貼着機構、PTPシート単位に打ち抜く打抜き機構等を備えている。
さらに、錠剤等が充填されるPTPシートの製造に際しては、例えば錠剤の割れや欠け、異種錠の混入等に関する検査が行われる。かかる検査を行う場合には、例えば錠剤の色、大きさ、形状など外観の違いを検査するのが一般的である。
そのため、新たに検査を開始する際には、今回製造されるPTPシート及びこれに充填される錠剤等が如何なる品種であるのかを認識させるために、検査対象となるPTPシートや錠剤等に関する品種データを事前に検査装置に設定しておく必要がある。
近年のPTP包装機は、充填される錠剤が異なる複数種類のPTPシートを製造可能に構成されており、これに対応する検査装置に関しても、同一の検査装置により、品種の異なる複数種類の錠剤を検査可能に構成されている。そのため、PTPシートの製造を開始する際には、予め登録された複数種類の品種データの中から、今回製造するPTPシートに対応する品種データを選定し検査装置に設定することとなる(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−83836号公報
しかしながら、検査においては、例えば形状や大きさが同じ錠剤であっても、色が異なる錠剤は異種錠として取り扱われたり、包装形態が異なるものも異なる品種として取り扱われるため、予め登録される品種データの数は膨大なものとなる。
このように、予め登録された品種データの数が多くなると、その中から目的とする品種データを選定する作業は、非常に手間のかかるものとなる。また、作業者による設定ミスも生じやすい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、検査を行う際の品種設定作業において利便性の向上等を図ることのPTPシート検査システムを提供することを主たる目的の一つとしている。
以下、上記課題を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果を付記する。
手段1.帯状の容器フィルムに形成されたポケット部に所定の被包装物が充填され、当該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対し帯状のカバーフィルムが取着されてなる帯状のPTPフィルムをシート単位に打ち抜くことでPTPシートを製造するPTP包装機と、
前記PTP包装機による前記PTPシートの製造過程又は製造後において、所定の検査を行う検査装置とを備えたPTPシート検査システムであって、
前記PTP包装機は、
前記PTPシートの製造を行うにあたり事前に設定すべき成形品種情報を複数種類記憶した成形品種情報記憶手段と、
前記成形品種情報記憶手段に記憶された複数の成形品種情報の中から1つを選定するための成形品種選定手段と、
前記成形品種選定手段により選定された成形品種情報を識別可能な品種信号を前記検査装置へ出力する信号出力手段とを備え、
前記検査装置は、
前記PTP包装機の信号出力手段から出力された品種信号を入力可能な信号入力手段と、
前記検査を行うにあたり事前に設定すべき検査品種情報を、少なくとも前記品種信号に対応する情報に関連付けて複数種類記憶した検査品種情報記憶手段と、
前記検査品種情報記憶手段に記憶された複数の検査品種情報の中から、前記信号入力手段により入力した品種信号に対応する情報と関連付けられた検査品種情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段により抽出された検査品種情報を所定の表示手段において表示するための処理を行う表示制御手段と、
前記表示手段に表示された前記検査品種情報の中から1つを選定するための検査品種選定手段とを備えたことを特徴とするPTPシート検査システム。
上記手段1によれば、検査装置側の検査品種情報を、PTP包装機側の成形品種情報を識別可能な情報と関連付けることで、検査品種情報を成形品種毎にグループ分けして管理することが可能となる。その結果、PTP包装機側で成形品種を選定した後、かかる情報を基に、検査品種を絞り込んだ上で、その中から検査品種の選定を行うことができる。
例えばPTP包装機において10品種の成形品種情報が登録されると共に、検査装置において200品種の検査品種情報が登録されていると仮定した場合、上記手段1によれば、PTP包装機において10品種の中から1種類の成形品種情報が選定されると、これを識別可能な品種信号が検査装置へ出力される。そして、検査装置では、200品種の検査品種情報の中から、前記品種信号に対応する情報に関連付けられた検査品種情報(例えば15品種)が抽出され、当該抽出された検査品種情報(例えば15品種)のみが所定の表示手段に表示される。
このように表示手段に表示される検査品種情報の数が減ることで、目的とする検査品種情報を選定する作業をより簡単に行うことができ、作業者による設定ミスも生じにくくなる。結果として。検査を行う際の品種設定作業における利便性の向上等を図ることができる。
仮に200品種程度の検査品種情報を表示手段の画面に一覧表示しようとした場合には、各項目の表示態様を小さくするか、又は、一覧が複数ページにまたがるものとなる。この中から、目的とする検査品種を見つけ出す作業は、非常に手間のかかる作業となり、作業者による設定ミスも生じやすくなる。かかる設定ミスが発生すると、場合によっては、本来、不良品として取り扱うべきPTPシートが次工程に送られるおそれもある。
尚、上記「発明が解決しようとする課題」でも述べたとおり、検査装置では、包装形態が異なるものも異なる品種として取り扱う必要があるため、検査装置において予め登録される検査品種情報の数は、PTP包装機において予め登録される成形品種情報の数よりも必ず多くなる。そのため、PTP包装機側で成形品種を選定した後、かかる情報を基に、検査装置側で検査品種の選定を行うことで、選定対象を段階的に確実に減らしていくことが可能となる。
また、上記同様の理由により、検査装置の検査品種情報と、PTP包装機の成形品種情報とを1対1で対応させて、それぞれ登録しておくことができないため、検査装置又はPTP包装機の一方から他方へ品種信号のみでは、一方で行った品種設定に対応する設定を他方に反映させることは難しい。
手段2.前記検査品種情報記憶手段は、
前記検査品種情報に関連付けて、当該検査品種の外観特徴情報(例えば錠剤の画像等)を記憶し、
前記表示制御手段は、
前記外観特徴情報を、前記検査品種情報と共に所定の表示手段において表示するための処理を行うことを特徴とする手段1に記載のPTPシート検査システム。
検査対象が錠剤等である場合には、例えば色だけが異なるといったように、検査品種が類似しているものも多いため、作業者が検査品種情報を選定する作業を行う際に、表示手段に表示される内容が検査品種情報だけでは、作業者による設定ミスが生じるおそれがある。
これに対し、上記手段2によれば、検査品種情報と共に、検査品種の外観的特徴を示す外観特徴情報を表示することで、作業者による設定ミスも生じにくくなる。また、目的とする検査品種情報を選定する作業をさらに容易に行うことができ、さらなる利便性の向上等を図ることができる。
手段3.前記表示制御手段は、前記表示手段において表示される前記検査品種情報を所定の順序(例えば検査頻度の多い順、五十音順など)に並び替える機能を有していることを特徴とする手段1又は2に記載のPTPシート検査システム。
上記手段3によれば、目的とする検査品種情報を選定する作業をより容易に行うことができ、作業者による設定ミスも生じにくくなる。結果として、品種設定作業における利便性のさらなる向上等を図ることができる。
手段4.前記PTP包装機は、前記PTPシートを製造するための成形型を交換可能に構成されると共に、
前記成形型には、自身を識別可能とする識別情報(バーコードなど)が付された構成であって、
前記成形品種選定手段として、前記識別情報を入力可能な入力手段(バーコードを読取可能なバーコードリーダなど)を備えたことを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のPTPシート検査システム。
上記手段4によれば、複数の成形品種情報の中から1つを選定する作業を、作業者がわざわざ表示手段等を見て行う必要がなくなるため、成形品種情報を選定する作業をより簡単に行うことができ、作業者による設定ミスも生じにくくなる。結果として、品種設定作業における利便性の向上等を図ることができる。
尚、検査装置側においても同様の方法により検査品種情報の選定作業を行うことも考えられるが、かかる場合には、PTP包装機側における成形品種情報の選定作業と、検査装置側における検査品種情報の選定作業とがそれぞれ独立した状態で無関係に行われることとなるため、両者の設定内容に齟齬が生じた場合に、それを設定段階で発見することが難しくなる。
この点、本願のように、PTP包装機側で成形品種を選定した上で、かかる情報を基に、検査装置側で検査品種の選定を行うといったように、両者における設定作業を関連させて段階的に行うことにより、上述したような不具合の発生を抑制することができる。
さて、上記「PTP包装機」のより具体的な構成としては、
「帯状の容器フィルムに対し、所定の被包装物を収容するためのポケット部を成形するポケット部成形手段と、
前記ポケット部に前記被包装物を充填する充填手段と、
前記ポケット部に前記被包装物が充填された前記容器フィルムに対し、前記ポケット部を塞ぐようにして帯状のカバーフィルムを取着する取着手段と、
前記容器フィルムに前記カバーフィルムが取着された帯状のPTPフィルムをPTPシート単位に打ち抜くシート打抜手段とを備えた」構成が一例に挙げられる。
また、上記「検査装置」のより具体的な構成としては、
「前記錠剤の収容された前記容器フィルムに対して所定の光を照射する照明手段と、
前記光の照射された前記容器フィルムを撮像する撮像手段と、
前記撮像手段から出力される画像信号を処理する画像処理手段とを備え、
前記画像信号から得た画像データを基に、少なくとも前記錠剤に係る検査を実行可能な」構成が一例に挙げられる。
(a)はPTPシートを示す斜視図であり、(b)はPTPフィルムを示す斜視図であり、(c)はPTPシートの部分拡大断面図である。 PTP包装機の概略構成図である。 検査装置の概略構成等を示すブロック図である。 PTP包装機のデータベースの構成を示す図である。 第1表示装置の表示部における表示態様の一例を示す模式図である。 検査装置のデータベースの構成を示す図である。 第2表示装置の表示部における表示態様の一例を示す模式図である。
以下、一実施形態について図面を参照しつつ説明する。まず検査対象となるPTPシートについて詳しく説明する。
図1(a)〜(c)に示すように、PTPシート1は、複数のポケット部2を備えた容器フィルム3と、ポケット部2を塞ぐようにして容器フィルム3に取着されたカバーフィルム4とを有している。
容器フィルム3は、例えば、PP(ポリプロピレン)やPVC(ポリ塩化ビニル)等の比較的硬質で所定の剛性を有する透明又は半透明の熱可塑性樹脂材料によって構成されている。カバーフィルム4は、アルミニウムによって構成されている。
PTPシート1は、帯状の容器フィルム3及びカバーフィルム4から形成された帯状のPTPフィルム6〔図1(b)参照〕が打抜かれることで、シート状に製造される。
PTPシート1は、平面視略矩形状に形成されており、シート長手方向に沿って配列された5個のポケット部2からなるポケット列が、シート短手方向に2列形成されている。つまり、計10個のポケット部2が形成されている。各ポケット部2には、被包装物として錠剤5が1つずつ収容されている〔図1(c)参照〕。
また、図示は省略するが、PTPシート1には、当該PTPシート1をシート小片に切り離すための切離用スリットや、ロットナンバー等の識別情報を示す刻印などが付されている。
次に、上記PTPシート1を製造するためのPTP包装機8の概略について説明する。
図2に示すように、PTP包装機8の最上流側では、帯状の容器フィルム3の原反がロール状に巻回されている。
原反から引き出された容器フィルム3は、複数のガイドローラ10a〜10dに対し順に掛けられている。このうち、ガイドローラ10cは、上下方向に昇降可能なダンサローラであって、容器フィルム3に対し張力を付与可能に構成されている。
容器フィルム3は、ガイドローラ10dの下流側において、成形後ポケット送りローラ15に掛けられている。成形後ポケット送りローラ15は、間欠的に回転するモータ(図示略)に連結されており、容器フィルム3を間欠的に移送する。
ガイドローラ10dと成形後ポケット送りローラ15との間における容器フィルム3の移送経路には、加熱機構11と成形機構12とが並設されている。これら加熱機構11及び成形機構12によって、ポケット部成形手段としてのポケット部成形装置13が構成される。
ここでは、加熱機構11によって容器フィルム3が部分的に加熱され、該容器フィルム3が比較的柔軟になった状態で、成形機構12によって容器フィルム3にポケット部2が成形される。ポケット部2の成形は、成形後ポケット送りローラ15による容器フィルム3の間欠送り動作間のインターバル中に行われる。
成形後ポケット送りローラ15から送り出された容器フィルム3は、成形後ダンサローラ16に掛けられている。
成形後ダンサローラ16は、上下方向に揺動可能に軸支された揺動アーム16aの自由端側に回転可能に軸支されている。これにより、成形後ダンサローラ16は、容器フィルム3に対し張力を付与可能に構成され、前記成形後ポケット送りローラ15と、後述するシール下ポケット送りローラ20との移送動作の違い(間欠送り動作と連続送り動作の違い)による容器フィルム3の撓みを防止して、容器フィルム3を常時緊張状態に保持することができる。
容器フィルム3は、成形後ダンサローラ16の下流側にて、さらにガイドローラ17a,17b、ロッキングローラ18及びシール下ポケット送りローラ20に対し順に掛けられている。
シール下ポケット送りローラ20は、一定速度で連続回転するモータ(図示略)に連結されており、容器フィルム3を連続的に且つ一定速度で移送する。
ロッキングローラ18は、一定速度で連続回転するモータ(図示略)に連結されており、シール下ポケット送りローラ20に同期して、容器フィルム3を連続的に且つ一定速度で移送する。
ロッキングローラ18とシール下ポケット送りローラ20との間には、容器フィルム3の移送経路に沿って、充填装置21及び第1検査装置22が設けられている。
充填装置21は、シール下ポケット送りローラ20による容器フィルム3の移送動作に同期して、所定間隔毎にシャッタを開くことで錠剤5を落下させる構成となっており、このシャッタ開放動作に伴って各ポケット部2に錠剤5を自動的に充填する。充填装置21により、本実施形態における充填手段が構成される。
第1検査装置22は、錠剤5に関する異常や、容器フィルム3(シート部分)に関する異常を、ポケット部2の開口側から検査する透過式の検査装置である。第1検査装置22のより詳細な構成に関しては後述する。
第1検査装置22により、例えば錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否かや、錠剤5の割れや欠け、錠剤5とは品種(形状等)の異なる異種錠の混入、異物の付着などを検出する検査が行われる。勿論、検査項目は、これらの項目に限定されるものではない。
一方、帯状に形成されたカバーフィルム4の原反は、シール下ポケット送りローラ20の近傍においてロール状に巻回されている。原反から引き出されたカバーフィルム4は、ガイドローラ23a〜23cを介してシール下ポケット送りローラ20の方へ案内されている。
シール下ポケット送りローラ20の近傍にはシールローラ24が設けられており、カバーフィルム4は、容器フィルム3と共に、両ローラ20,24間に送り込まれるようになっている。
シールローラ24は、シール下ポケット送りローラ20から離間した位置と、シール下ポケット送りローラ20に圧接可能な位置とに変位可能に設けられている。また、シールローラ24は、加熱手段としてのヒータを備え、所定温度に加熱される構成となっている。これにより、シールローラ24がシール下ポケット送りローラ20に圧接した状態となっている場合には、両フィルム3,4は両ローラ20,24間を加熱圧接状態で通過することとなる。
この結果、カバーフィルム4が容器フィルム3に貼着(シール)され、錠剤5の充填されたポケット部2がカバーフィルム4により塞がれた状態のPTPフィルム6が製造される。従って、シール下ポケット送りローラ20及びシールローラ24により、本実施形態における取着手段が構成される。
尚、図示は省略するが、強固なシールを実現するため、シールローラ24の外周面には、網目状の微細な凸条が形成されている。
シール下ポケット送りローラ20から送り出されたPTPフィルム6は、シール後ダンサローラ31及び打抜前ポケット送りローラ32に対し順に掛けられている。
打抜前ポケット送りローラ32は、間欠的に回転するモータ(図示略)に連結されており、PTPフィルム6を間欠的に移送する。
一方、シール後ダンサローラ31は、上下方向に揺動可能に軸支された揺動アーム31aの自由端側に回転可能に軸支されている。これにより、シール後ダンサローラ31は、PTPフィルム6に対し張力を付与可能に構成され、前記シール下ポケット送りローラ20と、後述する打抜前ポケット送りローラ32との移送動作の違い(間欠送り動作と連続送り動作の違い)によるPTPフィルム6の撓みを防止して、容器フィルム3を常時緊張状態に保持することができる。
シール下ポケット送りローラ20とシール後ダンサローラ31との間におけるPTPフィルム6の移送経路には、PTPフィルム6の表側(ポケット部2の突出面側)に対応して第2検査装置35が設けられている。
第2検査装置35は、錠剤5に関する異常や、PTPフィルム6(シート部分)に関する異常を、ポケット部2の突出部側から検査する反射式の検査装置である。従って、上記第1検査装置22による検査と相俟って、容器フィルム3(PTPフィルム6)の表裏両面側からの検査を実行可能となる。第2検査装置35のより詳細な構成に関しては後述する。
上記第1検査装置22と同様、第2検査装置35では、例えば錠剤5が各ポケット部2に確実に充填されているか否かや、錠剤5の割れや欠け、錠剤5とは品種(色や形状等)の異なる異種錠の混入、異物の付着などを検出する検査が行われる。特に第2検査装置35では、異種錠の混入検査を行うに際し、錠剤5の色異常を検出する色識別検査が行われる。勿論、検査項目は、これらの項目に限定されるものではない。
打抜前ポケット送りローラ32の下流側には、PTPフィルム6の移送経路に沿って、スリット成形装置38、及び、刻印装置39が設けられている。
スリット成形装置38は、PTPフィルム6の所定位置に上記スリットを形成する機能を有する。刻印装置39は、PTPフィルム6の所定位置に上記刻印を付す機能を有する。
刻印装置39の下流側では、PTPフィルム6がガイドローラ40を経て、シート打抜装置41に案内されている。シート打抜装置41は、PTPフィルム6をPTPシート単位に打抜くシート打抜手段としての機能を有する。本実施形態では、PTPフィルム6の幅方向にPTPシート1を2枚同時に打抜く構成となっている。これにより、PTPフィルム6の移送方向をシート短手方向としたPTPシート1が製造される。
シート打抜装置41の下方位置には、一対の送りローラ42が設けられている。一対の送りローラ42は、シート打抜装置41による打抜き後に帯状に残った端材(スクラップ)45を挟持しながら移送動作を行い、当該端材45を裁断装置43へと案内する。
裁断装置43は、端材45を所定寸法に裁断しスクラップ処理する機能を有する。裁断された端材45は、スクラップ用ホッパ46に貯留された後、別途廃棄処理される。
一方、シート打抜装置41の側方には、打抜かれたPTPシート1を移送するためのアーム機構47及びコンベア48が設けられている。これにより、打抜かれたPTPシート1は完成品用ホッパ49へ移送される。
また、図示は省略するが、PTP包装機8の下流側には、集積装置、移送装置、包装装置等が順に設置されている。尚、これら各装置については、周知のため詳細な説明を省略する。
そして、上記完成品用ホッパ49に収容されたバラのPTPシート1は、例えば2枚一組の抱き合せ状態とされた上で、集積装置において複数組ずつ積上げられる。積み上げられた複数のPTPシート1からなる集積体は、移送装置によってバンド結束されつつ包装装置へと移送され、包装装置においてピロー包装等される。
但し、上記検査装置22,35によって不良品判定された場合には、図示しない不良シート排出機構に不良品信号が送られ、その不良品判定となったPTPシート1は、不良シート排出機構によって別途排出され、図示しない不良品ホッパに移送される。
尚、容器フィルム3やPTPフィルム6を移送する上記各種ポケット送りローラ15,20,32等の外周面には、容器フィルム3等のポケット部2が収容されるポケット受け凹部が形成されている。ポケット受け凹部は、その大きさや形成ピッチが、容器フィルム3のポケット部2に対応して形成されている。
そして、ポケット部2がポケット受け凹部に収容されるように、容器フィルム3等がポケット送りローラ15等に掛けられた状態で、当該ポケット送りローラ15等が回転すると、容器フィルム3等は、自身のポケット部2がポケット受け凹部に引っ掛かるようにして移送されていく。
このように、容器フィルム3等のポケット部2がポケット送りローラ15等のポケット受け凹部に収容されながら移送動作が行われることで、上記間欠送り動作や連続送り動作が適切に行われると共に、容器フィルム3等が位置合わせされた状態で移送されることとなる。
そして、上記充填装置21、検査装置22,35、スリット成形装置38、刻印装置39、シート打抜装置41などの配置位置は、各種ポケット送りローラ15,20,32との位置関係を基に設定されている。
また、本実施形態に係るPTP包装機8では、成形機構12やシート打抜装置41などの各種装置において使用可能な成形型(金型)がそれぞれ複数種類あり、これらを交換することで複数種類のPTPシート1の製造が可能となっている。勿論、成形型を交換することにより、ポケット部2の大きさや成形ピッチ等も変更されるため、これに併せて、各種ポケット送りローラ15,20,32などの各種ローラも、それぞれ対応した種類のものに交換されることとなる。
さて、PTP包装機8は、上記各種装置のほか、制御手段としての主制御装置60や、表示手段としての第1表示装置61及び第2表示装置63などを備えている。
主制御装置60は、演算手段としてのCPUや、各種プログラムを記憶するROM、演算データや入出力データなどの各種データを一時的に記憶する記憶手段としてのRAMなどを備えている。
主制御装置60は、例えば上記ポケット部成形装置13、充填装置21、スリット成形装置38、刻印装置39、シート打抜装置41などの各種装置の駆動制御や、各種ポケット送りローラ15,20,32などの各種ローラの駆動制御などを司る。
これらの駆動制御は、主制御装置60のRAM等に事前に設定された設定データ(各種機構の駆動量のデータなど)に基づき、主制御装置60がPTP包装機8内の各種装置に対し制御信号を出力することにより行われる。上記のとおり、本実施形態に係るPTP包装機8では、複数種類のPTPシート1が製造可能となっているため、これに対応して、設定データに関してもデータベース化されて複数記憶されている。そして、上記のように、成形機構12やシート打抜装置41などの各種装置において成形型(金型)等を交換した際には、それまで設定されていた設定データをこれに対応するものに更新することとなる。
例えば、本実施形態では、主制御装置60のRAM等に、図4に示すようなデータベース100が記憶されている。本実施形態に係るデータベース100には、成形型の種別(型1〜20)に対応して、20種類のデータ(データ1〜20)が記憶されている。そして、PTPシート1の製造を開始する際には、後述するように、この中から、今回製造するPTPシート1に対応する種別のデータを選定し、更新設定することとなる。ここで、データベース100が本実施形態における成形品種情報記憶手段を構成し、ここに記憶されている設定データ(データ1〜20)が成形品種情報を構成する。
第1表示装置61は、主制御装置60と電気的に接続されており、主として主制御装置60用の表示装置として機能する。一方、第2表示装置63は、検査装置22,35とそれぞれ電気的に接続されており、第1検査装置22又は第2検査装置35用の表示装置として機能する。
本実施形態における各表示装置61,63の表示部61a,63a(図5,7参照)は、表示手段及び入力手段として機能するタッチパネルにより構成されている。勿論、これに代えて又は加えて、入力手段としてキーボードやマウス等を備えた構成としてもよい。
そして、主制御装置60は、第1表示装置61に対しデータベース100の内容など各種データを出力し、当該第1表示装置61の表示部61aに表示させる機能を有すると共に、第1表示装置61の表示部61a(タッチパネル)を介して入力された各種情報を受信する機能を有する。
さて、PTP包装機8の概略は以上のとおりであるが、以下においては検査装置22,35のより具体的な構成について、図3を参照しつつ説明する。
検査装置22,35は、照明手段としての照明装置72、撮像手段としてのカメラ73、及び、画像処理手段としての画像処理装置74とを備えている。
照明装置72は、容器フィルム3やPTPフィルム6のポケット部2の突出部側に設けられている。
また、第1検査装置22において、カメラ73は、容器フィルム3を介して照明装置72とは反対側にあたる容器フィルム3のポケット部2の開口部側に設けられており、照明装置72から照射される光のうち、容器フィルム3を透過した光を二次元撮像する構成となっている。
一方、第2検査装置35において、カメラ73は、照明装置72と同じ側にあたるPTPフィルム6のポケット部2の突出部側に設けられており、照明装置72から照射される光のうち、PTPフィルム6や錠剤5等に反射した光を二次元撮像する構成となっている。
本実施形態では、カメラ73としてCCDカメラが採用されている。これに限らず、CMOSカメラを採用してもよい。尚、第2検査装置35に係るカメラ73には、色識別可能なようにカラーCCDカメラが採用されている。
そして、カメラ73によって撮像された画像データ(輝度画像データ又はカラー画像データ)は、カメラ73内部においてデジタル信号に変換された上で、デジタル信号の形で画像処理装置74に入力される。
画像処理装置74は、画像メモリ81、データベースメモリ83、設定データメモリ84、検査結果及び統計データメモリ85、カメラタイミング制御手段86、並びに、制御装置87などから構成され、二値化処理や塊処理などの各種画像処理や、不良判定処理(検査処理)等を実施可能となっている。
画像メモリ81は、カメラ73により撮像された画像データを順次記憶するものである。従って、カメラ73で撮像された画像データは、デジタル信号に変換された後、画像メモリ81に記憶される。また、検査時において当該画像データに対し二値化処理が行われた二値化画像データや、マスキング処理が行われたマスキング画像データなども、当該画像メモリ81に記憶される。
設定データメモリ84は、検査装置22,35において各種画像処理や各種検査処理を実行する上で必要なデータを事前に設定登録しておくためのものである。
例えば、設定データメモリ84に設定される設定データには、PTPシート1やポケット部2、錠剤5などの寸法、各種検査領域を画定するための各種ウインドウ枠の形状や寸法、二値化処理に係る閾値、面積判定に係る判定値、色識別検査に係る色基準値などが含まれる。
尚、本実施形態に係る検査装置22,35は、複数種類の錠剤5等を検査可能に構成されている。そのため、検査対象となる錠剤5等に係る設定データに関しても、予め複数種類用意しておく必要がある。かかる複数種類のデータをデータベース化して記憶したものが、上記データベースメモリ83である。
データベースメモリ83には、図6に示すようなデータベース200が記憶されている。本実施形態に係るデータベース200には、錠剤5の品種に対応して、300種類のデータ(データ1〜300)が記憶されている。そして、PTPシート1の製造を開始する際には、後述するように、この中から、今回検査する錠剤5等に対応する種別のデータを選定し、更新設定することとなる。ここで、データベース200が本実施形態における検査品種情報記憶手段を構成し、ここに記憶されている設定データ(データ1〜300)が検査品種情報を構成する。また、ここで設定データ(データ1〜300)に関連付けて、データベース200に記憶されている錠剤5の「形状」、「大きさ」、「色」などに関する情報が、本実施形態における外観特徴情報を構成する。
尚、本実施形態では、ポケット部2に収容される錠剤5の「形状」、「大きさ」、「色」のいずれかの要素が1つでも異なる場合には、異なる品種の錠剤5として、データベース200に登録されている。さらに、これらの要素が完全に一致している錠剤5に関しても、PTPシート1を製造する成形型の種別が異なる場合(包装形態が異なる場合)には、異なる品種の錠剤5としてデータベース200に登録されている。
例えば、本実施形態に係るデータベース200には、「登録番号」、「品種名」、「形状」、「大きさ」、「色」、「型種別」などの項目が設けられている。勿論、項目はこれに限られるものではない。例えばポケット部2の形状やカバーフィルム4の模様など、包装形態が異なる場合には、錠剤5に関するデータだけでなく、PTPシート1の「形状」、「大きさ」、「色」など、包装形態に関するデータ等も登録されることとなる。
検査結果及び統計データメモリ85は、画像データに関する座標等のデータ、検査結果データ、及び、該検査結果データを確率統計的に処理した統計データなどを記憶するものである。
カメラタイミング制御手段86は、カメラ73が撮像する画像データを、画像メモリ81に取り込むタイミングを制御するものである。かかるタイミングはPTP包装機8に設けられた図示しないエンコーダからの信号に基づいて制御され、容器フィルム3等を所定量送るごとにカメラ73によるシート単位(例えば打ち抜かれるPTPシート単位)で撮像が行われる。
制御装置87は、演算手段としてのCPUや、各種プログラムを記憶するROM、演算データや入出力データなどの各種データを一時的に記憶するRAMなどを備えると共に、PTP包装機8の主制御装置60と所定の電気信号(I/O信号等)を送受信可能なように電気的に接続されている。
これにより、例えば検査装置22,35にて不良品が検出された場合には、主制御装置60を介して上記不良シート排出機構に対し不良品信号を送信することが可能となる。
また、制御装置87は、上述したように第2表示装置63と電気的に接続されており、当該第2表示装置63に対し、データベースメモリ83に記憶されたデータベース200の内容や、検査結果及び統計データメモリ85に記憶された画像データや検査結果など各種データを出力し、当該第2表示装置63の表示部63aに表示させる機能を有する。加えて、制御装置87は、第2表示装置63の表示部63a(タッチパネル)を介して入力された各種情報を受信する機能を有する。
次に、PTP包装機8によるPTPシート1の製造(検査装置22,35による検査)に先だって行われる準備工程について説明する。
まずPTP包装機8の成形機構12などに対し、今回製造するPTPシート1に対応した成形型をセットする。
次に、主制御装置60に記憶されたデータベース100の内容(図4参照)を第1表示装置61の表示部61aに候補リスト300として一覧表示させる(図5参照)。本実施形態における候補リスト300では、複数の型種別項目301が、登録された順に上から下へ並ぶように表示される。
続いて、作業者は、候補リスト300の中から、今回セットした成形型の型種別に対応する型種別項目301をタッチして選択する。ここで、作業者により選択された型種別項目301の欄は、初期色(例えば白色)から、「選択中」を示す所定色(例えば黄色)に変化する(図5参照)。例えば図5に示す例では、「型3」に対応する型種別項目301が選択された状態が示されている。
その後、表示部61aに表示された「決定」ボタン302を押すことで、当該型種別項目301が選択決定される。かかる処理を行う主制御装置60の機能が本実施形態における成形品種選定手段を構成する。
尚、選択した型種別項目301を間違えた場合、「決定」ボタン302を押す前であれば、当該型種別項目301とは別の型種別項目301をタッチすれば、型種別項目301の選択解除及び選択変更を行うことができる。
「決定」ボタン302が押され、所定の型種別項目301の選定が確定されると、主制御装置60は、自身のRAM等に設定された設定データ(各種機構の駆動量のデータなど)を、今回選定したデータに更新する。そして、主制御装置60は、PTPシート1を製造する際には、当該設定データに基づき、ポケット部成形装置13などの各種装置の駆動制御を行うこととなる。
また、設定データの更新に合わせて、主制御装置60は、今回セットした成形型の型種別を特定可能な種別信号(品種信号)を各検査装置22,35に送信する。かかる処理を行う主制御装置60の機能が本実施形態における信号出力手段を構成する。
当該種別信号を受信した各検査装置22,35(制御装置87)は、当該種別信号に対応する種別情報を自身のRAM等に記憶する。かかる処理を行う制御装置87の機能が本実施形態における信号入力手段を構成する。
続いて、各検査装置22,35は、データベース200の中から、当該種別信号に対応した「型種別」情報を含むデータを抽出する。かかる処理を行う機能が本実施形態における抽出手段を構成する。
ここで、抽出されたデータの内容(図6参照)は第2表示装置63の表示部63aに候補リスト400として一覧表示される(図7参照)。かかる処理を行う機能が本実施形態における表示制御手段を構成する。
本実施形態における候補リスト400では、抽出された品種項目401が、登録された順に上から下へ並ぶように表示される。例えば図7に示す例では、「型種別」情報が「型3」であるデータのみを表示した状態が示されている。
尚、本実施形態では、第1検査装置22と、第2検査装置35とでデータベース200に登録されている内容が同一のため、1つの候補リスト400として表示される。これに代えて、第1検査装置22と第2検査装置35のデータベース200の内容が異なる場合には、各検査装置22,35に対応する候補リスト400が2つ同時又は一方から順に第2表示装置63の表示部63aに表示される構成としてもよい。
続いて、作業者は、候補リスト400の中から、今回検査する錠剤5等に対応する品種項目401をタッチして選択する。ここで、作業者により選択された品種項目401の欄は、初期色(例えば白色)から、「選択中」を示す所定色(例えば黄色)に変化する(図7参照)。例えば図7に示す例では、「登録番号」が「122」に対応する品種項目401が選択された状態が示されている。
その後、表示部63aに表示された「決定」ボタン402を押すことで、当該品種項目401が選択決定される。尚、選択した品種項目401を間違えた場合、「決定」ボタン402を押す前であれば、当該品種項目401とは別の品種項目401をタッチすれば、品種項目401の選択解除及び選択変更を行うことができる。
「決定」ボタン402が押され、所定の品種項目401の選定が確定されると、制御装置87は、設定データメモリ84に設定された設定データ(PTPシート1や錠剤5の寸法など)を、今回選定したデータに更新する。そして、各検査装置22,35は、当該設定データに基づき、上記透過式検査や反射式検査を行うこととなる。尚、これらの検査手順については、従来と同様のため、その詳細な説明を省略する。
以上詳述したように、本実施形態においては、PTP包装機8側で成形品種を選定した後、かかる情報を基に、検査装置22,35側において、第2表示装置63の表示部63aに表示される検査品種を絞り込んだ上で、その中から検査品種の選定を行うことができる。
このように第2表示装置63の表示部63aに表示される候補リスト400の品種項目401の数が減ることで、候補リスト400が見易くなると共に、目的とする品種項目401を選定する作業をより簡単に行うことができ、作業者による設定ミスも生じにくくなる。
結果として。検査を行う際の品種設定作業における利便性の向上等を図ることができる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、検査対象となる錠剤5の態様例としてタブレット錠が挙げられているが、錠剤5の種別、形状等は、これに限られるものではなく、例えばカプセル錠等であってもよい。また、錠剤5が捺印錠剤であってもよい。
(b)また、上記実施形態では、被包装物が錠剤5である場合について具体化しているが、被包装物の種別、形状等については特に限定されるものではなく、例えば食品や電子部品等が被包装物として充填される構成であってもよい。
勿論、これらの被包装物に対応して形成されるポケット部2の形状や数、配列、大きさ等に関しても上記実施形態に限定されるものではない。
(c)上記実施形態では、PTP包装機8と、その内部に搭載される各検査装置22,35との関係で、PTPシート検査システムが構築されているが、PTPシート検査システムの構成はこれに限定されるものではない。
例えば、PTP包装機8と、シート打抜装置41による打抜き後のPTPシート1を検査する検査装置(例えば打抜きズレ検査装置等)との関係で、PTPシート検査システムが構築されてもよい。
勿論、PTP包装機8と、当該PTP包装機8の外部に設置された検査装置との関係で、PTPシート検査システムが構築されてもよい。例えばPTP包装機8の下流側(集積装置、移送装置、包装装置等)に設けられた所定の検査装置との関係で、PTPシート検査システムが構築されてもよい。
(d)上記実施形態では、表示手段として第1表示装置61及び第2表示装置63を備え、第1表示装置61が主制御装置60用の表示装置として機能し、第2表示装置63が検査装置22,35用の表示装置として機能する構成となっている。
これに限らず、主制御装置60及び検査装置22,35が共通して使用する1つの表示装置を備えた構成としてもよい。また、各検査装置22,35にそれぞれ対応して、専用の表示装置を備えた構成としてもよい。
(e)検査装置22,35に係るデータベース200の構成は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態のデータベース200では、設定データメモリ84に設定される設定データ(データ1〜300)に関連付けて、錠剤5の「形状」、「大きさ」、「色」などの外観特徴情報が記憶されている。これに代えて又は加えて、例えば錠剤5の画像等を設定データに関連付けて記憶し、候補リスト400と共に第2表示装置63に表示する構成としてもよい。
(f)上記実施形態の第2表示装置63に表示される候補リスト400では、品種項目401が登録順に上から下へ並ぶように表示される構成となっている。これに限らず、候補リスト400に表示される品種項目401を所定の順序(例えば検査頻度の多い順、五十音順など)に並び替え可能な構成としてもよい。
(g)上記実施形態では、PTP包装機8の主制御装置60に記憶されたデータベース100の内容を第1表示装置61に候補リスト300として一覧表示させ、作業者が、その中から、今回セットした成形型の型種別を特定する構成となっている。
これに限らず、成形型に自身を識別可能とする識別情報(例えばバーコードや2次元コード、ICタグなど)を付しておき、当該識別情報の内容を、例えばバーコードリーダ等の入力手段(読取手段)を介して読み取ることにより、今回セットした成形型の型種別を特定する構成としてもよい。また、成形型に刻印等された型番号をキーボード等の入力手段を介して入力することにより、今回セットした成形型の型種別を特定する構成としてもよい。
1…PTPシート、2…ポケット部、3…容器フィルム、4…カバーフィルム、5…錠剤、8…PTP包装機、12…成形機構、13…ポケット部成形装置、22…第1検査装置、35…第2検査装置、60…主制御装置、61…第1表示装置、63…第2表示装置、83…データベースメモリ、84…設定データメモリ、87…制御装置、100,…データベース、200…データベース、300…候補リスト、301…型種別項目、400…候補リスト、401…品種項目。

Claims (4)

  1. 帯状の容器フィルムに形成されたポケット部に所定の被包装物が充填され、当該ポケット部を塞ぐように前記容器フィルムに対し帯状のカバーフィルムが取着されてなる帯状のPTPフィルムをシート単位に打ち抜くことでPTPシートを製造するPTP包装機と、
    前記PTP包装機による前記PTPシートの製造過程又は製造後において、所定の検査を行う検査装置とを備えたPTPシート検査システムであって、
    前記PTP包装機は、
    前記PTPシートの製造を行うにあたり事前に設定すべき成形品種情報を複数種類記憶した成形品種情報記憶手段と、
    前記成形品種情報記憶手段に記憶された複数の成形品種情報の中から1つを選定するための成形品種選定手段と、
    前記成形品種選定手段により選定された成形品種情報を識別可能な品種信号を前記検査装置へ出力する信号出力手段とを備え、
    前記検査装置は、
    前記PTP包装機の信号出力手段から出力された品種信号を入力可能な信号入力手段と、
    前記検査を行うにあたり事前に設定すべき検査品種情報を、少なくとも前記品種信号に対応する情報に関連付けて複数種類記憶した検査品種情報記憶手段と、
    前記検査品種情報記憶手段に記憶された複数の検査品種情報の中から、前記信号入力手段により入力した品種信号に対応する情報と関連付けられた検査品種情報を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された検査品種情報を所定の表示手段において表示するための処理を行う表示制御手段と、
    前記表示手段に表示された前記検査品種情報の中から1つを選定するための検査品種選定手段とを備えたことを特徴とするPTPシート検査システム。
  2. 前記検査品種情報記憶手段は、
    前記検査品種情報に関連付けて、当該検査品種の外観特徴情報を記憶し、
    前記表示制御手段は、
    前記外観特徴情報を、前記検査品種情報と共に所定の表示手段において表示するための処理を行うことを特徴とする請求項1に記載のPTPシート検査システム。
  3. 前記表示制御手段は、前記表示手段において表示される前記検査品種情報を所定の順序に並び替える機能を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載のPTPシート検査システム。
  4. 前記PTP包装機は、前記PTPシートを製造するための成形型を交換可能に構成されると共に、
    前記成形型には、自身を識別可能とする識別情報が付された構成であって、
    前記成形品種選定手段として、前記識別情報を入力可能な入力手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のPTPシート検査システム。
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