JPH11325239A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置

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JPH11325239A
JPH11325239A JP12771098A JP12771098A JPH11325239A JP H11325239 A JPH11325239 A JP H11325239A JP 12771098 A JP12771098 A JP 12771098A JP 12771098 A JP12771098 A JP 12771098A JP H11325239 A JPH11325239 A JP H11325239A
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traveling
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Takashi Ota
隆史 太田
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Masao Kawai
正夫 川合
Hideki Ariga
秀喜 有賀
Bunji Ogawa
文治 小川
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の登降坂制御とコーナ制御とが同時に生
じる場合の車両の走行制御性を向上させる。 【解決手段】 高速側のいずれかの変速段を設定するこ
とを禁止しかつ動力の伝達系統に介装された流体継手に
対して並列に配置されているロックアップクラッチのス
リップ制御を制限する降坂路制御を、降坂路を走行中に
実行する車両の制御装置において、走行路のコーナを検
出するコーナ検出手段(ステップ2)と、そのコーナ検
出手段(ステップ2)が走行路でのコーナを検出した場
合に前記降坂路制御によるロックアップクラッチのスリ
ップ制御の制限を解除する解除手段(ステップ4)とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、走行路の状況に
応じて自動変速機などの機能装置を制御することのでき
る車両用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、エンジンや変速機あるいはサ
スペンション、四輪駆動装置、四輪操舵装置などの車両
における機能装置が電気的に制御できるようになってき
ている。また、走行路の勾配や摩擦係数などの状況を検
出できるようになってきている。さらに、車両の現在位
置と目的地までの走行路とを電子地図上に表示して車両
を案内するナビゲーションシステムも広く用いられるよ
うになってきており、そのナビゲーションシステムに
は、車両を案内する機能に加えて、道路状況を検出する
機能も付加されるようになってきている。
【0003】車両の走行安定性や駆動性能などの諸特性
は、走行路の状況に合わせてエンジンや変速機などの機
能装置を制御することにより向上するのであるから、上
述のようにして得られ各種の情報を有効に利用して車両
を制御することが試みられている。例えば特開平9−3
03544号公報には、ナビゲーションシステムによっ
て検出された走行路の状況に基づいてロックアップクラ
ッチのスリップ制御の内容を変更する装置が記載されて
いる。より具体的には、この公報に記載された装置で
は、寒冷地を走行していることをナビゲーションシステ
ムによって検出し、かつ冬期で外気温度が低い場合に
は、スノーモードを設定するとともに、ロックアップク
ラッチの減速スリップ領域すなわち減速時にロックアッ
プクラッチをスリップ状態に維持する領域を高車速側に
設定し、エンジンブレーキ力によるスキッドを生じにく
くし、また反対に寒冷地でないことや冬期でないことな
どの路面凍結のおそれがないことが検出された場合に
は、ロックアップクラッチの減速スリップ領域を低車速
側に拡大するように制御する。
【0004】また上記の公報には、登降坂路と走行路の
コーナとが検出された場合の制御について記載されてい
る。すなわち登降坂路では駆動力やエンジンブレーキ力
が要求されるので、例えば最高速段を禁止する登降坂路
制御が実行される。またコーナでは減速のためにエンジ
ンブレーキが要求されるうえに、コーナから抜ける場合
には駆動力が要求されるので、アップシフトを禁止し、
あるいは所定の中低速段に保持するコーナ制御が実行さ
れる。そして、登降坂路でかつコーナである場合には、
最高速段を禁止し、あるいは所定の変速段に保持するこ
とを判断するしきい値を、登降坂路のみが検出された場
合やコーナのみが検出された場合とは異ならせ、最高速
段の禁止などの制御を実行しやすくしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した登降坂制御や
路面摩擦係数の小さいいわゆる低μ路での制御あるいは
コーナ制御などは、それぞれが前提とする道路状況が相
互に異なっているので、制御条件や開始条件が異なって
いることが多い。これに対して実際の走行路はきわめて
多様であり、登降坂路とコーナならびに低μ路となどが
複雑に連続していたり、あるいは混ざり合っているのが
通常である。そのために、検出された走行路の状況に応
じたいずれかの制御の終了と他の制御の開始とが連続し
たり、繰り返すいわゆる制御のハンチングが生じること
がある。
【0006】より具体的に説明すると、コーナに進入す
る場合、低車速でかつ低速段であれば、エンジンブレー
キを効かせるためのダウンシフトなどの変速機の制御は
不要であり、これとは反対に高車速で高速段の場合に
は、ダウンシフトすることが必要であり、またこれらの
中間の状態では、車速の条件とブレーキが踏み込まれる
などの制動条件との有無によってコーナ制御の実行を判
断することになる。そのため、登降坂制御によって最高
速段を禁止している状態からコーナ制御に入る場合、コ
ーナ制御のための制動操作がコーナの入り口の直前まで
実行されなかった場合には、登降坂制御の終了およびそ
れに伴う最高速段の許可によるアップシフトが生じた
後、コーナ制御による最高速段の禁止に伴うダウンシフ
トが生じる。その結果、車速やスロットル開度などの車
両の走行状態が特には変化しないにもかかわらず、アッ
プシフトとダウンシフトとが短時間のうちに連続して生
じ、そのために乗り心地が悪化する可能性がある。
【0007】また走行路の状況に基づく各制御が独立し
ていることの不都合の例をロックアップクラッチのスリ
ップ制御で説明すると、降坂路を走行する場合、エンジ
ンブレーキを効かせるために低速側の変速段が設定され
ていると、振動の防止などのために、ロックアップクラ
ッチの減速スリップ制御が禁止されるので、降坂路でか
つコーナの場合には、コーナ走行時にロックアップクラ
ッチのスリップ制御が実行されない。そのため、コーナ
進入時のエンジンブレーキ力が不足したり、コーナを走
行している途中でのアクセル操作に対する駆動力の応答
性がトルクコンバータで減じられてアクセル操作による
車速の調整をおこないにくいなどの不都合が生じる。
【0008】この発明は上記の事情を背景にしてなされ
たものであり、登降坂路とコーナとでの車両の制御を好
適におこなって走行安定性や駆動性能などの車両の諸特
性を向上させることのできる制御装置を提供することを
目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1の発明は、走行路の道路
状況を検出し、その検出した結果に基づいて機能装置を
制御することのできる車両の制御装置において、走行路
が登降坂路であることが検出されていることに基づいて
いずれかの機能装置を登降坂路の走行に適するように制
御する登降坂路制御手段と、前記登降坂路より前方の走
行路におけるコーナを検出するコーナ検出手段と、その
コーナ検出手段によって走行路でのコーナが検出された
場合に前記機能装置の登降坂路の走行に適する制御を解
除する解除手段とを備えていることを特徴とするもので
ある。
【0010】したがって請求項1の発明によれば、いず
れかの機能装置を登降坂路の走行に適するように制御し
ている際に、コーナを走行することが検出されると、そ
の登降坂路の走行のための制御が解除される。そのた
め、前記いずれかの機能装置の登降坂路での制御内容が
コーナの走行に適さない場合には、コーナでの走行性能
あるいは安定性などの車両の状態が向上する。なお、こ
の請求項1の発明に係る装置による制御は、登坂路と降
坂路とのいずれか一方のみで実行することとしてもよ
い。
【0011】また、請求項2の発明は、高速側のいずれ
かの変速段を設定することを禁止しかつ動力の伝達系統
に介装された流体継手に対して並列に配置されているロ
ックアップクラッチのスリップ制御を制限する降坂路制
御を、降坂路を走行中に実行する車両の制御装置におい
て、走行路におけるコーナを検出するコーナ検出手段
と、そのコーナ検出手段が走行路でのコーナを検出した
場合に前記降坂路制御によるロックアップクラッチのス
リップ制御の制限を解除する解除手段とを備えているこ
とを特徴とするものである。
【0012】したがって請求項2の発明によれば、降坂
路の走行の際に制限されていたロックアップクラッチの
スリップ制御を実行可能になるので、動力源の出力変化
に対する駆動トルクの応答性が向上し、エンジンブレー
キを効かせたり、あるいはアクセル操作によって車速あ
るいは駆動力を微妙に制御して走行性能を向上させるこ
とができる。
【0013】さらに、請求項3の発明は、登降坂路を走
行する際にいずれかの機能装置を登降坂路の走行に適す
るように制御する登降坂制御と、前記いずれかの機能装
置についての制御内容の少なくとも一部が前記登降坂制
御と一致しかつ走行路にコーナが検出されることを含む
制御条件と所定の実行条件とが成立したときに実行され
るコーナ制御とを実行可能な車両の制御装置において、
前記登降坂制御中に前記コーナ制御の制御条件が成立し
た場合には前記実行条件が不成立であっても前記コーナ
制御を実行する手段を備えていることを特徴とするもの
である。
【0014】したがって請求項3の発明によれば、登降
坂路とコーナとが相互に連続する場合、それらの走行路
に適する制御内容を含む制御が継続して実行されるの
で、制御の終了と開始とが短時間のうちに連続して生じ
る事態を回避できる。
【0015】そして、請求項4の発明は、登降坂路を走
行中に高速側のいずれかの変速段の設定を禁止する登降
坂制御と、走行路にコーナが検出されることを含む制御
条件が成立した状態で制動操作が検出された場合に高速
側のいずれかの変速段の設定を禁止するコーナ制御とを
実行可能な車両の制御装置において、前記登降坂制御中
に前記コーナ制御の制御条件が成立した場合には前記制
動操作が検出されない場合であっても前記コーナ制御を
実行する手段を備えていることを特徴とするものであ
る。
【0016】したがって請求項4の発明によれば、登降
坂路とコーナとが連続する場合、コーナ制御のための制
動操作が実行されなくても高速側の変速段の禁止が継続
されるので、アップシフトとダウンシフトとが連続する
いわゆるハンチングを防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図面に基づいて
具体的に説明する。図3はこの発明に係る制御装置の全
体的に構成を示すブロック図あり、動力源1の出力側に
変速機2が連結されている。ここで、動力源1は、車両
に搭載可能ないずれの形式のものであってもよく、内燃
機関や電動機あるいはこれらを組み合わせたものなどを
使用できる。なお、以下の説明では、エンジン(E/
G)1を使用した例で説明する。また、変速機2は、要
は、エンジン1の出力を変速して出力することのできる
ものであればよく、有段式の自動変速機や無段変速機な
ど種々のものを使用することできる。なお、以下の説明
では、複数組の遊星歯車機構を主体にして後進段と複数
の前進段とを設定できるように構成された歯車変速機構
をトルクコンバータ3などの流体継手を介してエンジン
1に連結された自動変速機(A/T)2を使用した例で
説明する。なお、その流体継手には、入力側の部材と出
力側の部材とを直接機械的に連結するロックアップクラ
ッチ4が設けられている。また、このロックアップクラ
ッチ4は、完全に結合するロックアップ状態とトルクを
全く伝達しない解放状態、ならびに滑りを伴ってトルク
を伝達するスリップ状態とに制御できるように構成され
ている。
【0018】エンジン1は、スロットル開度や燃料噴射
量、点火時期、バルブの開閉タイミングなどを電気的に
制御できるように構成されており、その制御のための電
子制御装置(E−ECU)5が設けられている。この電
子制御装置5は、入力されたデータと予め記憶している
データおよびプログラムとに従って演算をおこない、エ
ンジン1の出力を主に制御する装置であって、例えばマ
イクロコンピュータを主体にして構成されている。
【0019】また、上記の自動変速機2およびロックア
ップクラッチ4を制御するための電子制御装置(T−E
CU)6が設けられている。この電子制御装置6は、入
力されたデータおよび予め記憶しているデータならびに
プログラムとに基づいて演算をおこない、自動変速機2
での変速およびロックアップクラッチ4の係合・解放な
らびにスリップ状態の各制御を実行するように構成され
ている。その制御は、例えば変速線図やロックアップ線
図などに基づいて指令信号を出力するなど、公知の構成
の電子制御装置を使用することができる。また、この電
子制御装置6には、モード選択部7が接続されている。
このモード選択部7は、自動変速機2およびロックアッ
プクラッチ4を制御するモードとして、車速やスロット
ル開度あるいは道路勾配などの検出された走行状態に基
づいて制御する通常モードと後述するナビゲーション装
置で得られるデータをも加えて制御するナビモードとを
選択するように構成されている。
【0020】図3に示すようにナビゲーション装置8が
設けられている。このナビゲーション装置8は、現在位
置を検出する現在位置検出部9、道路データなどが格納
されたデータ記憶部10、入力された情報に基づいてナ
ビゲーション処理などの各種の演算処理をおこなうナビ
ゲーション処理部11、入力部12、表示部13、音声
入力部14、音声出力部15および通信部16を備えて
いる。
【0021】前記現在位置検出部9は、GPS(グロー
バル・ポジショニング・システム)17、地磁気センサ
18、距離センサ19、ステアリングセンサ20、ビー
コンセンサ21、ジャイロセンサ22、図示されていな
い高度計などから構成されている。
【0022】前記GPS17は、人工衛星から発せられ
た電波を受信して、地球上における現在位置を検出する
ように構成された公知の構成のシステムである。また地
磁気センサ18は、地磁気を測定することによって車両
が向いている方向を検出するように構成されている。さ
らに距離センサ19は、道路上の所定の地点の間の距離
を測定するものであり、例えば、車輪の回転数を測定
し、その回転数に基づいて距離を検出するもの、加速度
を検出し、その加速度を二回積分して距離を検出するも
のなどを使用することができる。
【0023】ステアリングセンサ20は、舵角を検出す
るためのものであり、例えば、図示しないステアリング
ホイールに取り付けられた光学的な回転センサや回転抵
抗センサ、あるいは車輪に取り付けられた角度センサな
どを使用することができる。
【0024】そして、前記ビーコンセンサ21は、道路
に沿って設置されたビーコンからの位置情報を受信して
現在位置を検出する。前記ジャイロセンサ22は、車両
の回転角速度を検出するものであり、ガスレートジャイ
ロ、振動ジャイロなどを使用することができる。前記ジ
ャイロセンサ22によって検出された回転角速度を積分
することにより、車両が向いている方位を検出すること
ができる。
【0025】なお、前記GPS17およびビーコンセン
サ21によれば、それぞれ単独で現在位置を検出するこ
とができるが、距離センサ19を使用する場合には、距
離センサ19によって検出された距離と、地磁気センサ
18およびジャイロセンサ22によって検出された方位
とを組み合わせることにより現在位置が検出される。ま
た、距離センサ19によって検出された距離と、ステア
リングセンサ20によって検出された舵角とを組み合わ
せることによって現在位置を検出することもできる。
【0026】前記データ記憶部10は、地図データファ
イル、交差点データファイル、ノードデータファイル、
道路データファイル、写真データファイル、および各地
域のホテル、ガソリンスタンド、観光地案内などの各種
地域ごとの情報が格納されたデータファイルを備えてい
る。これら各データファイルには、経路を検索するため
のデータのほか、前記表示部13の画面に、検索した経
路に沿って案内地図を表示したり、交差点または経路に
おける特徴的な写真、コマ図などを表示したり、次の交
差点までの距離、次の交差点における進行方向などを表
示したり、他の案内情報を表示したりするための各種の
データが格納されている。なお、前記データ記憶部10
には、所定の情報を音声出力部15によって出力するた
めの各種データも格納されている。
【0027】ところで、前記交差点データファイルには
各交差点に関する交差点データが、またノードデータフ
ァイルにはノードに関するノ一ドデータが、さらに道路
データファイルには道路に関する道路データがそれぞれ
格納され、前記交差点データ、ノードデータおよび道路
データによって道路状況が表される。なお、前記ノード
データは、前記地図データファイルに格納された地図デ
ータにおける道路の位置および形状を表す要素であり、
道路上の各ノードおよび各ノード間を連結するリンクを
示すデータから構成されている。そして、前記道路デー
タによって、道路自体については、幅員、勾配、カン
ト、バンク、路面の状態、道路の車線数、車線数の減少
する地点、幅員の狭くなる地点などが、またコーナにつ
いては、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口など
が、さらに道路属性については、踏切、高速道路出口ラ
ンプウェイ、高速道路の料金所、降坂路、登坂路、道路
種別(国道、一般道、高速度など)などがそれぞれ表さ
れる。
【0028】また、前記ナビゲーション処理部11は、
ナビゲーション装置8の全体の制御をおこなうCPU2
3、そのCPU23が各種の演算処理をおこなうにあた
ってワーキングメモリとして使用されるRAM24、お
よび制御プログラムのほか、目的地までの経路の検索、
経路中の走行案内、特定区間の決定などをおこなうため
の各種のプログラムが記録された記録媒体としてのRO
M25を備えている。そして、前記ナビゲーション処理
部11に、前記入力部12,表示部13、音声入力部1
4、音声出力部15および通信部16がそれぞれ接続さ
れている。
【0029】なお、前記データ記憶部10およびROM
25は、磁気コアや半導体メモリによって構成すること
ができる。また、前記データ記憶部10およびROM2
5に代えて、磁気テープ、磁気ディスク、フロッピーデ
ィスク、磁気ドラム、CD,MD,DVD、光ディス
ク、ICカード、光カードなどの各種の記録媒体を使用
することもできる。
【0030】ここで説明している具体例では、前記RO
M25に各種のプログラムが記録され、前記データ記憶
部10に各種のデータが格納されるようになっている
が、各種のプログラムおよび各種のデータを同じ外部記
録媒体に記録することもできる。この場合、例えば、前
記ナビゲーション処理部11に図示しないフラッシュメ
モリを設け、前記外部記録媒体から前記プログラムおよ
びデータを読み出してフラッシュメモリに書き込むこと
もできる。したがって、外部記録媒体を交換することに
よって前記プログラムおよびデータを更新することがで
きる。また、自動変速機用電子制御装置6の制御プログ
ラムなどと併せて外部記録媒体に記録することもでき
る。このように、各種記録媒体に記録されたプログラム
を起動し、所定のデータに基づいて各種の処理をおこな
うことができる。
【0031】さらに前記通信部16は、FM送信装置、
電話回線などとの間で各種データの送受信をおこなうた
めのものであり、例えば図示しない情報センサなどによ
って受信した渋滞などの道路情報、交通事故情報、GP
S17の検出誤差を検出するD−GPS情報などの各種
のデータを受信する。なお、この発明による機能を実現
するためのプログラムおよびデータの少なくとも一部を
前記通信部16によって受信し、フラッシュメモリなど
に格納することもできる。
【0032】そして、前記入力部12は、走行開始時の
位置を修正したり、目的地を入力したりするためのもの
であり、表示部13と別に設けたキーボード、マウス、
バーコードリーダ、ライトペン、遠隔操作用のリモート
コントロール装置などを使用することができる。また、
前記入力部12は、表示部13に画像で表示されたキー
またはメニューにタッチすることにより、入力をおこな
うタッチパネルによって構成することもできる。
【0033】そして、前記表示部13には、操作案内、
操作メニュー、操作キーの案内、目的地までの経路、走
行する経路に沿った案内などが表示される。前記表示部
13としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレ
イ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラ
ムを投影するホログラム装置などを使用することができ
る。
【0034】さらに、音声入力部14は、図示しないマ
イクロホンなどによって構成され、音声によって必要な
情報を入力することができるようになっている。これに
対して、音声出力部15は、それぞれ図示しない音声合
成装置およびスピーカを備え、音声合成装置によって合
成された音声のほかに、各種案内情報をテープに録音し
ておき、その案内情報をスピーカから出力することもで
きる。
【0035】前記エンジン用電子制御装置5および自動
変速機用電子制御装置6ならびにナビゲーション処理部
11は、相互にデータ通信可能に接続され、また各種の
センサからデータが入力されている。例えば、ウィンカ
センサ26からナビゲーション処理部11に信号が入力
され、またアクセルセンサ27およびブレーキセンサ2
8から自動変速機用電子制御装置6に信号が入力され、
さらに車速センサ29から自動変速機用電子制御装置6
およびナビゲーション処理部11に信号が入力され、そ
してスロットル開度センサ30から各電子制御装置5,
6に信号が入力されている。
【0036】そして、運転者がモード選択部7を操作す
ることによって通常モードが選択されると、前記自動変
速機用電子制御装置6は、車速センサ29によって検出
された車速Vおよびスロットル開度センサ30によって
検出されたスロットル開度に基づいて、かつ変速マップ
を参照して、車速Vおよびスロットル開度に対応する変
速段を設定する。
【0037】また、運転者がモード選択部7を操作する
ことによってナビモードが選択されると、前記ナビゲー
ション処理部11は、データ記憶部10から所定の道路
データを読み出し、変速段を制限するための制御内容を
設定するとともに、制御内容に対応させて制御推奨フラ
グを自動変速機用電子制御装置6に送信する。そして、
自動変速機用電子制御装置6は、前記制御推奨フラグを
受信し、図示しないアクセルペダルが戻されたこと、あ
るいはブレーキペダルが踏み込まれたことなどの所定の
条件が満たされると、上限の変速段を決定し、その上限
変速段より高速側の変速段への変速を禁止する。なお、
常時、前記ナビゲーション処理部11によってナビモー
ドが選択されたときと同様の処理をおこなうことができ
る。
【0038】つぎに上記の制御装置で実行される登降坂
制御について説明する。この制御は、登坂路および降坂
路を走行している際の高速側の変速段を禁止する制御で
あり、モード選択部7によって通常モードおよびナビモ
ードのいずれが選択されている場合であっても実行され
る。先ず、通常モードでの登降坂路が、アクセル開度と
車速とに基づいて判断される。すなわちアクセルペダル
がある程度踏み込まれているにもかかわらず、あるいは
アクセル開度が増大させられたにもかかわらず、車速が
低下し、もしくは増大しない場合には、登坂路を走行し
ていると判断される。その場合、アクセル開度の大きさ
と車速とに基づいて勾配の大小を判断することもでき
る。また反対に、アクセル開度がゼロにもかかわらず、
車速が増大している場合には、降坂路を走行していると
判断される。また一方、ナビモードでの登降坂路の判断
は、ナビゲーション装置8で検出された現在地および予
め記憶している現在地の道路データに基づいておこなわ
れる。
【0039】このようにして登降坂路が検出された場
合、その登降坂路の勾配の程度に応じて最高速段などの
高速側の変速段が禁止される。最高速段を禁止するだけ
では不充分な場合には、最高速段より1段低速側の変速
段が禁止されることもある。したがってこの制御が実行
された場合には、ダウンシフトが生じたり、あるいはア
クセルペダルを踏み込んでダウンシフトが生じた後に車
速が増大してもアップシフトが生じなくなる。その結
果、登坂路では、駆動力が大きい状態に維持されるの
で、アップシフトとダウンシフトとが繰り返し生じるな
どの事態が未然に回避される。また降坂路では、中低速
段が維持されてエンジンブレーキを効かせることができ
るので、ブレーキ操作の頻度やブレーキの踏力が緩和さ
れる。そしてこの登降坂制御は、登降坂路を通過し終わ
ることにより終了する。
【0040】また降坂路が検出された場合、車速がある
程度高い状態では、ロックアップクラッチ4を係合させ
る制御が実行され、また車速が基準車速以下に低下した
場合には、ロックアップクラッチ4が解放される。これ
は、降坂路でエンジンブレーキを効かせるとともにエン
ジン1の回転数を高く維持してフューエルカットの時間
を長くすることにより燃費を向上させるためである。し
たがって降坂路で高速側の変速段が禁止されている場合
には、ロックアップクラッチ4をスリップ状態に維持す
るスリップ制御は実行されない。
【0041】つぎにコーナ制御について説明する。コー
ナ制御は、ナビモードが選択されている場合に実行され
る変速制御であり、ナビゲーション装置8によって現在
位置の前方の走行路にコーナが検出された場合、そのコ
ーナの曲率半径に応じて車速が設定され、その車速に適
するように自動変速機2の変速段を設定する制御であ
る。例えば図4はコーナまでの位置と車速との関係を示
す図であって、所定の曲率のコーナを示すノードNdiよ
り手前の位置にAR1,AR2,AR3の速度領域を設
定してあり、現在位置での車速がいずれの領域に属する
かによってそれぞれに応じたコーナ制御が実行される。
【0042】すなわち車速が最も大きい第1の領域AR
1に現在位置での車速が属していれば、現在の変速段よ
り低速側の変速段への変速を実行することが判断され
る。すなわちコーナの検出と車速の属する領域の判断と
が成立することを制御条件としている。そしてブレーキ
スイッチがオフからオンに切り替わると、すなわち制動
操作がおこなわれると、ダウンシフトが実行され、コー
ナ制御中はダウンシフトされた変速段からのアップシフ
トが禁止される。これに対して現在位置での車速が第2
の領域AR2に属している場合には、ブレーキスイッチ
がオフからオンに切り替わり、かつ減速度が予め決めた
値以上の場合にダウンシフトが実行され、その後のコー
ナ制御中のアップシフトが禁止される。さらに現在位置
での車速が第3の領域AR3に属している場合には、現
在の変速段からのアップシフトが禁止され、またダウン
シフトが生じた場合には、そのダウンシフト後の変速段
からのアップシフトが禁止される。
【0043】上述したようにコーナ制御でのダウンシフ
トは、基本的には、コーナの検出と車速の判断とを制御
条件とし、制動操作がおこなわれることを実行条件とし
て実行される。このコーナ制御と前述した登降坂制御と
が共に実行される走行状態の場合には、この発明の制御
装置では、以下のように制御をおこなう。
【0044】図1はロックアップクラッチ4のスリップ
制御を説明するためのフローチャートであって、降坂制
御中か否かが判断され(ステップ1)、降坂制御中でな
ければ特に制御をおこなうことなくリータンする。
【0045】これに対して降坂制御中であれば、コーナ
制御中か否かが判断される(ステップ2)。すなわち降
坂路を走行していることにエンジンブレーキの効く変速
段へのダウンシフトが実行され、もしくはエンジンブレ
ーキの効く変速段からのアップシフトが禁止され、さら
に走行路にコーナが検出されて変速段の維持もしくはア
ップシフトの禁止を含む制御が実行されているか否かが
判断される。
【0046】このステップ2で否定判断された場合に
は、降坂制御のみが実行され、もしくはその制御条件が
成立していることになり、この場合は減速スリップ制御
を禁止する(ステップ3)。この減速スリップ制御は、
ロックアップクラッチ4をいわゆる半係合状態に設定し
てスリップを伴ってトルクを伝達する状態に制御するこ
とをその内容に含むものであり、降坂制御のみが実行さ
れる場合には、この減速スリップ制御を実行しない。こ
れに対して、ステップ2で肯定判断された場合には、減
速スリップ制御を許可する(ステップ4)。すなわちア
クセル開度や車速、エンジン回転数などの所定の条件が
満たされた場合にロックアップクラッチ4がスリップ状
態に制御される。
【0047】したがって降坂制御中であっても、走行路
にコーナが検出された場合には、ロックアップクラッチ
4を介してエンジン1と自動変速機2との間でトルクが
伝達される。したがってコーナ制御中では、運転者がア
クセルペダルを踏み込み、あるいは戻すことによってエ
ンジン1の出力を調整すれば、駆動トルクがそれに応じ
て変化するので、コーナを走行している際の駆動力や車
速の制御性が向上する。すなわち最高速段が禁止される
などのことによって所定の低中速段に維持されている場
合には、振動の防止などのためにロックアップクラッチ
4が解放状態に制御されるので、その状態ではトルクコ
ンバータ3でのいわゆる滑りによってエンジン1の出力
の変化に対する駆動力の変化の応答性が低下するが、上
記のようにコーナ制御中にロックアップクラッチ4をス
リップ制御してロックアップクラッチ4を介してトルク
を伝達することにより、エンジンブレーキの効きが良く
なったり、またアクセルペダルによる車速の応答性が向
上する。
【0048】つぎに登降坂制御中におけるコーナ制御の
実行について説明する。図2は登降坂制御とコーナ制御
とが重畳した場合の制御を説明するためのフローチャー
トであり、車両の走行状態がコーナ制御をおこなうべき
状態にあること、すなわちコーナ制御領域に入っている
か否かが判断される(ステップ11)。このステップ1
1で否定判断された場合には特に制御をおこなうことな
くリターンする。これとは反対に肯定判断された場合に
は、登降坂制御中か否かが判断される(ステップ1
2)。登降坂制御中であることによりステップ12で肯
定判断されれば、ナビ協調制御を実行する(ステップ1
3)。また登降坂制御中でないことによりステップ12
で否定判断された場合には、制動操作によってブレーキ
スイッチがオンになったことにより(ステップ14で肯
定判断されたことにより)、ナビ協調制御を実行する。
【0049】ここでナビ協調制御は、ナビゲーション装
置8によって得られる走行路のデータに基づいて自動変
速機2などを制御することをその内容とするものであ
り、図2に示す例では、最高速段を禁止するなど、変速
段に上限を設定し、駆動力を確保したり、あるいはエン
ジンブレーキの効きをよくする制御である。したがって
図2に示す制御では、コーナ制御の制御条件が成立しか
つ登降坂制御が実行されていれば、コーナ制御の実行条
件すなわちブレーキ・オンが成立していなくてもコーナ
制御が実行される。これら登降坂制御とコーナ制御とは
最高速段を禁止するなどの制御内容の一部が共通するも
のであるから、登降坂制御中にコーナが検出されてコー
ナ制御の制御条件が成立すれば、最高速段の禁止などの
変速制御がそのまま継続されることになる。
【0050】したがって登降坂路を通過した直後にコー
ナに進入する場合、図2の制御を実行しないとすると、
登降坂路の終了によって変速段の禁止制御が解除されて
アップシフトが生じ、その直後にブレーキ操作されてコ
ーナ制御でのダウンシフトが生じる可能性がある。その
結果シフトハンチングが生じ、乗り心地が悪化すること
がある。これに対して上記の図2に示す制御では、コー
ナ制御の実行条件の成立の有無に関係なく、登降坂制御
中であることによりその登降坂制御と制御内容が一部共
通するコーナ制御を実行するから、最高速段の禁止など
の変速制御がそのまま継続され、シフトハンチングを防
止することができる。
【0051】なお、この発明は上記の具体例に限定され
ないのであり、車両に搭載されている電子制御サスペン
ションやエアコンディショナーなどの各種の機能装置を
対象として実施することができるのであり、降坂制御の
内容およびコーナ制御の内容ならびに登降坂制御の内容
は、対象とする機能装置に応じて適宜に設定したもので
あってよい。また、登降坂路やコーナの検出は、ナビゲ
ーション装置やそれ以外の車載装置あるいは車両の外部
からの情報によっておこなってもよく、さらにコーナの
手前あるいはコーナに入ってからコーナを検出すること
としてもよい。したがって図1におけるステップ1の機
能が請求項1の発明における登降坂制御手段に相当し、
またステップ2の機能が請求項1および請求項2の発明
におけるコーナ検出手段に相当し、さらにステップ3の
機能が請求項1および請求項2の発明における解除手段
に相当する。また一方、図2におけるステップ12の機
能が請求項3および請求項4の発明におけるコーナ制御
を実行する手段に相当する。
【0052】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、いずれかの機能装置を登降坂路の走行に
適するように制御している際に、コーナを走行すること
が検出されると、その登降坂路の走行のための制御が解
除されるので、前記いずれかの機能装置の登降坂路での
制御内容がコーナの走行に適さない場合には、コーナで
の走行性能あるいは安定性などの車両の状態が向上す
る。
【0053】また、請求項2の発明によれば、降坂路の
走行の際に制限されていたロックアップクラッチのスリ
ップ制御を実行可能になるので、動力源の出力変化に対
する駆動トルクの応答性が向上し、エンジンブレーキを
効かせたり、あるいはアクセル操作によって車速あるい
は駆動力を微妙に制御して走行性能を向上させることが
できる。
【0054】さらに、請求項3の発明によれば、登降坂
路とコーナとが相互に連続する場合、それらの走行路に
適する制御内容を含む制御が継続して実行されるので、
制御の終了と開始、ならびにそれに伴う機能装置の動作
状態の変更が短時間のうちに連続して生じる事態を回避
できる。
【0055】そして、請求項4の発明によれば、登降坂
路とコーナとが連続する場合、コーナ制御のための制動
操作が実行されなくても高速側の変速段の禁止が継続さ
れるので、アップシフトとダウンシフトとが連続するい
わゆるハンチングを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1および請求項2の発明に係る制御装
置による制御例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図2】 請求項3および請求項4の発明に係る制御装
置による制御例を説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】 この発明に係る制御装置の制御系統の一例を
模式的に示すブロック図である。
【図4】 コーナの手前での車速の判断領域を説明する
ための線図である。
【符号の説明】
1…エンジン、 2…自動変速機、 3…トルクコンバ
ータ、 4…ロックアップクラッチ、 5…エンジン用
電子制御装置、 6…自動変速機用電子制御装置、 8
…ナビゲーション装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川合 正夫 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 有賀 秀喜 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内 (72)発明者 小川 文治 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行路の道路状況を検出し、その検出し
    た結果に基づいて機能装置を制御することのできる車両
    の制御装置において、 走行路が登降坂路であることが検出されていることに基
    づいていずれかの機能装置を登降坂路の走行に適するよ
    うに制御する登降坂路制御手段と、 前記登降坂路より前方の走行路におけるコーナを検出す
    るコーナ検出手段と、 そのコーナ検出手段によって走行路でのコーナが検出さ
    れた場合に前記機能装置の登降坂路の走行に適する制御
    を解除する解除手段とを備えていることを特徴とする車
    両の制御装置。
  2. 【請求項2】 高速側のいずれかの変速段を設定するこ
    とを禁止しかつ動力の伝達系統に介装された流体継手に
    対して並列に配置されているロックアップクラッチのス
    リップ制御を制限する降坂路制御を、降坂路を走行中に
    実行する車両の制御装置において、 走行路におけるコーナを検出するコーナ検出手段と、 そのコーナ検出手段が走行路でのコーナを検出した場合
    に前記降坂路制御によるロックアップクラッチのスリッ
    プ制御の制限を解除する解除手段とを備えていることを
    特徴とする車両の制御装置。
  3. 【請求項3】 登降坂路を走行する際にいずれかの機能
    装置を登降坂路の走行に適するように制御する登降坂制
    御と、前記いずれかの機能装置についての制御内容の少
    なくとも一部が前記登降坂制御と一致しかつ走行路にコ
    ーナが検出されることを含む制御条件と所定の実行条件
    とが成立したときに実行されるコーナ制御とを実行可能
    な車両の制御装置において、 前記登降坂制御中に前記コーナ制御の制御条件が成立し
    た場合には前記実行条件が不成立であっても前記コーナ
    制御を実行する手段を備えていることを特徴とする車両
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 登降坂路を走行中に高速側のいずれかの
    変速段の設定を禁止する登降坂制御と、走行路にコーナ
    が検出されることを含む制御条件が成立した状態で制動
    操作が検出された場合に高速側のいずれかの変速段の設
    定を禁止するコーナ制御とを実行可能な車両の制御装置
    において、 前記登降坂制御中に前記コーナ制御の制御条件が成立し
    た場合には前記制動操作が検出されない場合であっても
    前記コーナ制御を実行する手段を備えていることを特徴
    とする車両の制御装置。
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