JPH11324512A - 室内出入口用扉 - Google Patents

室内出入口用扉

Info

Publication number
JPH11324512A
JPH11324512A JP14214598A JP14214598A JPH11324512A JP H11324512 A JPH11324512 A JP H11324512A JP 14214598 A JP14214598 A JP 14214598A JP 14214598 A JP14214598 A JP 14214598A JP H11324512 A JPH11324512 A JP H11324512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
panel
core material
house
lightweight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14214598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3553799B2 (ja
Inventor
Koji Yano
公二 矢野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uchiyama Manufacturing Corp filed Critical Uchiyama Manufacturing Corp
Priority to JP14214598A priority Critical patent/JP3553799B2/ja
Publication of JPH11324512A publication Critical patent/JPH11324512A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3553799B2 publication Critical patent/JP3553799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 住宅の室内出入口に用いる扉であって、複数
の軽量材の積層構造と湿気遮断手段の付与によって軽量
でありながら高い剛性と反りの防止をなす。 【解決手段】 住宅の室内を出入りする出入口用扉であ
って、軽量発泡体からなるコア材(1)を形成し、この
コア材(1)へ、突出リブ(2a)の形成された繊維圧
縮成形板(2)と、金属箔(3)と、装飾シート(4)
を両表面から貼着せしめてパネルを形成し、これの縁部
へ枠体(5)を配する。このような積層構造によって扉
としての充分な剛性と耐湿性を得さしめている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅へ好適に使用
することができる出入口用の扉に関するものである。
【0002】
【従来の技術】住宅の室内出入り用の扉としては、現在
生産されているものの約99%が木製でなっており、残
りが木製以外の素材でなっている。木製のものの内低価
格なものはフラッシュドアの骨組みを持った張合わせド
アとなっている。このフラッシュドアの構造は、図面に
よって詳述すると図4に示すように、下地の骨組み
(6)を両面から挟んで二枚の木質板(7)を張り合わ
せたパネル材を用い、これに紙あるいは布等の表面化粧
材(8)を貼り合わせて形成した構成を持っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年森林伐採による地
球環境破壊が大きな問題となっており、この森林を護る
ためには木材の使用を減じるのが直接的でありかつ効果
的であるものと考えられている。また、実際の使用状況
においては、空調設備の充実により室内建具の表側と裏
側の温・湿度差は大きく、必然的にここで起こり得るの
が吸湿を大きな原因とする扉材の反り問題である。この
観点から鑑みると、前記図4のような木材を積層配備し
たフラッシュ構造の軽量扉材においては、骨組み(6)
構造によって軽量化が果たされていても防湿性は全く考
慮されていず、多湿状態では簡単に外部から前記木質板
(7)が吸湿して反りを生じせしめるものであり、また
前記フラッシュ構造の骨組み(6)の内部の空洞内面か
らも吸湿する虞があるので極めて形状の安定性に欠ける
ものであった。昨今ではこのような反り対策を持たない
パネル材を用いた扉から、そのパネル材の内表面あるい
は外表面へアルミ箔や防湿材を張り合わせて間に合わせ
的な吸湿対策を施したパネル材を用いる扉が出回り始め
ている。(図示していない。)
【0004】しかしながら、前記吸湿対策を施したフラ
ッシュ構造の扉にあっては、軽量化は果たせるが強剛性
の構造材を内部に持たないので強度的に弱いものとな
り、また ノックとか開閉時等の生活音において重低音
を期待することは該空殻構造では不可能に近く、どうし
ても安っぽい建材に見られあるいは感じられてしまう致
命的な欠点を有している。本発明はこのような解決され
なければならない欠点に鑑みて開発されたものであり、
吸湿性を排除して軽量で高剛性を持ちしかも低価格な出
入口用扉を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明は住宅の室内を
出入りする出入口用扉であって、図1に示すように合成
樹脂材あるいは無機質材などを発泡せしめて形成した軽
量発泡体をコア材(1)に用い、該コア材(1)の両表
面へ突出リブ(2a)の形成された繊維圧縮成形板
(2)を張合わせると共に、その表面へ金属箔(3)を
積層する装飾シート(4)を貼り付けてパネルを形成
し、前記パネルの周縁へ軽量成形材からなる枠体(5)
を配設したことを特徴としている。
【0006】また、図3に示すように住宅の室内を出入
りする出入口用扉であって、表面へ突出リブ(2a)の
形成された繊維圧縮成形板(2)を複数張合わせると共
に、その表面へ金属箔(3)を積層する装飾シート
(4)を貼り付けてパネルを形成し、前記パネルの周縁
へ軽量成形材からなる枠体(5)を配設したことを特徴
としている。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は前記のように、軽量発泡
材、繊維圧縮成形板、金属箔、枠体等を用いて形成せし
めることで耐湿性が充分で反りのない重厚感のある出入
口用扉を提供するものである。本発明は図1の如く、軽
量発泡体からなるコア材(1)を用いる場合、無機質材
あるいは合成樹脂材を発泡せしめてこれを形成し、この
コア材(1)へ、繊維圧縮成形板(2)と、金属箔
(3)と、装飾シート(4)を両表面から貼着せしめて
パネルを形成し、これの縁部へ枠体(5)を配して形成
されており、このような積層構造によって扉としての充
分な剛性と耐湿性を得さしめている。
【0008】また、コア材(1)を用いない場合は、前
記繊維圧縮成形板(2)を直接芯材として用い、これへ
金属箔(3)と装飾シート(4)とを両表面から貼着せ
しめてパネルを形成し、これの縁部へ枠体(5)を配し
て扉を形成する。この室内出入口用扉では、硬質で高強
度の繊維圧縮成形板(2)を芯材として構成しているか
ら高い剛性が得られ、しかも軽量で薄い板厚に形成でき
る利点を有している。
【0009】
【実施例】本発明の実施において、コア材(1)は、ス
チレン、ウレタンなどの合成樹脂材か、または炭酸カル
シウム、パーライトなどの無機質材を発泡せしめて軽量
発泡体を形成し、繊維圧縮成形板(2)としては、紙材
あるいは再利用紙材をパルプ化し、これを圧縮成形せし
めて片面あるいは両面に突出リブ(2a)の形成された
成形板(21)を得さしめ、この成形板(21)を単体
で用いるか、あるいは複数枚張合わせ内方に空部を多く
形成せしめたものを用いる。(この繊維圧縮成形板の例
としては、グリッドコア・日本セメント(株)製があ
る。)また、金属箔(3)としては、アルミ箔、銅箔、
黄銅箔等を要求性能に応じて用いるが、いずれも100
μ以下の厚み寸法が防湿性を満たしかつ重量的及び造形
加工的に好ましいものとなっている。また、装飾シート
(4)は、紙材、PCV、その他の表面仕上げの可能な
化粧材料が選択可能である。
【0010】本発明の出入口用扉は、表皮近くに配置さ
れた繊維圧縮成形板(2)へ金属箔(3)を貼り合わせ
て外部からの湿分を完全に遮断せしめており、一方、繊
維圧縮成形板(2)は図2に示すように、片面に突出リ
ブ(2a)の突出形成された成形板(21)を複数枚
(ここでは2枚)用い、該突出リブ(2a)を向い合わ
せに接着形成することで突出リブ(2a)に囲まれたそ
の内部に多くの空洞部が形成されるものとなり(ハニカ
ム構造が強度的に好ましい)、該突出リブ(2a)によ
って全体の軽量化を果たしたまま充分な剛性を得さしめ
るものとなる。
【0011】このようにして形成されたパネルへ枠体
(5)を取り付ける実際においては、アルミニウムなど
の軽量金属材または硬質合成樹脂材を押し出し成形せし
め(形状が許せば長尺枠体を形成してこれを所望寸法に
切断形成する)、この枠体(5)積層形成したパネルと
嵌着あるいは接着、または螺着などして一体化せしめ出
入口用扉を完成する。
【0012】
【発明の効果】上記のような構成で以下に示す優れた効
果が得られる。本発明の室内出入口用扉は軽量発泡材を
パネルのコア材(1)として用いたり、あるいはコア材
(1)を用いず、多くの空部を有する繊維圧縮成形板
(2)を剛性材として用いるため、表面から中程まで強
い剛性を有し、かつ極めて軽量に仕上がり、これに金属
箔(3)を密着させ、この周縁を枠体(5)で仕上げて
いるので外部からの湿分移行をほぼ完璧に遮断せしめる
ことができる。また、軽量発泡材のコア材(1)あるい
は繊維圧縮成形板(2)によって断熱性の優れたパネル
となり、温湿度差による結露を防止し得る。従って、反
りの発生を防ぎ、強度に優れ軽量でありながら重厚感を
保持した低価格な室内出入口用扉が提供できるものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す部分断面図である。
【図2】本発明に至る一実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明を用いない従来の構造例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 コア材 2 繊維圧縮成形板 2a 突出リブ 21 成形板 3 金属箔 4 装飾シート 5 枠体 6 骨組み 7 木質板 8 表面化粧材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅の室内を出入りするための出入口用
    扉において、 軽量発泡体をコア材に用い、 該コア材の両表面へ突出リブの形成された繊維圧縮成形
    板を張合わせると共に、その表面へ金属箔を張着した装
    飾シートを貼り付けてパネルを形成し、 前記パネルの周縁へ軽量成形材からなる枠体を配設した
    ことを特徴とする室内出入口用扉。
  2. 【請求項2】 住宅の室内を出入りするための出入口用
    扉において、 表面へ突出リブの形成された繊維圧縮成形板を複数張合
    わせ、その表面へ金属箔を張着した装飾シートを貼り付
    けてパネルを形成し、 前記パネルの周縁へ軽量成形材からなる枠体を配設した
    ことを特徴とする室内出入口用扉。
  3. 【請求項3】 前記繊維圧縮成形板は、紙材あるいは再
    利用紙材をパルプ化し、 これを圧縮成形せしめて片面あるいは両面へ突出リブの
    形成された成形板を得さしめ、 前記成形板を複数枚張合わせて形成せしめたことを特徴
    とする請求項1ないし2の室内出入口用扉。
JP14214598A 1998-05-07 1998-05-07 室内出入口用扉 Expired - Fee Related JP3553799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14214598A JP3553799B2 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 室内出入口用扉

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14214598A JP3553799B2 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 室内出入口用扉

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11324512A true JPH11324512A (ja) 1999-11-26
JP3553799B2 JP3553799B2 (ja) 2004-08-11

Family

ID=15308420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14214598A Expired - Fee Related JP3553799B2 (ja) 1998-05-07 1998-05-07 室内出入口用扉

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3553799B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530303B1 (ja) * 2009-10-05 2010-08-25 金剛産業株式会社 金属積層パネル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4530303B1 (ja) * 2009-10-05 2010-08-25 金剛産業株式会社 金属積層パネル
JP2011079177A (ja) * 2009-10-05 2011-04-21 Kongo Sangyo Kk 金属積層パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP3553799B2 (ja) 2004-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4522284A (en) Composite panel structure
US4641726A (en) Composite structure and method of manufacturing it
JP3553799B2 (ja) 室内出入口用扉
KR20090070884A (ko) 조립식 도어
JP2010168758A (ja) 扉構造
JPH10711A (ja) 木質系フラッシュパネル用芯材
ES2385001B1 (es) Panel multicapa prefabricado y procedimiento para su montaje en obra.
JP2532472Y2 (ja) 断熱吸音材
KR20190115915A (ko) 문짝의 제조방법
JPH102163A (ja) 建築用開口部構成材
JPH1061096A (ja) 構造用パネル
CN210947500U (zh) 一种酒店客房用保温隔音降噪板
JPH0813943A (ja) 木製内装用扉
JPS6337900Y2 (ja)
JP3084599B2 (ja) 化粧板
JPH10131355A (ja) 構造用パネル
JP3171757B2 (ja) 後化粧用板
JP3071883U (ja) 戸 襖
JP3255019B2 (ja) ド ア
JPH1171832A (ja) 断熱パネル及び断熱下地
JPH0717685Y2 (ja) 防音パネル
KR200444923Y1 (ko) 건축용 내장재
JPH1158595A (ja) 建材用板状素材の表面仕上紙とその製造方法
JP2009079390A (ja) パネル
JP2003122341A (ja) アコースティックピアノの外装部品

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20040120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20040317

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040420

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040430

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees