JPH11324307A - 移動式足場 - Google Patents
移動式足場Info
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- JPH11324307A JPH11324307A JP13501298A JP13501298A JPH11324307A JP H11324307 A JPH11324307 A JP H11324307A JP 13501298 A JP13501298 A JP 13501298A JP 13501298 A JP13501298 A JP 13501298A JP H11324307 A JPH11324307 A JP H11324307A
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- beam pipe
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡便な作業に移動式足場を適用する意義を失
わない限度において、作業領域の広さが変化する条件下
にあっても、機動性、転用性、ひいては作業性を適切に
確保し得る移動式足場を提供する。 【解決手段】 垂直に設けられた柱部材(柱パイプ
1)、並びに水平に設けられた梁部材(梁パイプ2)及
び床部材(チェッカードプレート3)からなる足場構造
4と、当該足場構造4を走行させる走行手段(ストッパ
ー付車輪5)とからなり、少なくとも相互に平行に対向
する一対の垂直構面(伸縮垂直構面6)であって柱部材
(柱パイプ1)及び梁部材(梁パイプ2)からなるもの
を有する移動式足場において、前記垂直構面(伸縮垂直
構面6)に属する梁部材(梁パイプ2)は、相互に伸縮
自在に挿嵌されていると共に、前記床部材(チェッカー
ドプレート3)は、重合部が設けられて梁部材(梁パイ
プ2)の伸縮動作によって伸縮する移動式足場。
わない限度において、作業領域の広さが変化する条件下
にあっても、機動性、転用性、ひいては作業性を適切に
確保し得る移動式足場を提供する。 【解決手段】 垂直に設けられた柱部材(柱パイプ
1)、並びに水平に設けられた梁部材(梁パイプ2)及
び床部材(チェッカードプレート3)からなる足場構造
4と、当該足場構造4を走行させる走行手段(ストッパ
ー付車輪5)とからなり、少なくとも相互に平行に対向
する一対の垂直構面(伸縮垂直構面6)であって柱部材
(柱パイプ1)及び梁部材(梁パイプ2)からなるもの
を有する移動式足場において、前記垂直構面(伸縮垂直
構面6)に属する梁部材(梁パイプ2)は、相互に伸縮
自在に挿嵌されていると共に、前記床部材(チェッカー
ドプレート3)は、重合部が設けられて梁部材(梁パイ
プ2)の伸縮動作によって伸縮する移動式足場。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建設現場において
用いられる、通称ローリングタワーと呼ばれる移動式足
場に関するもので、特に、それ自体の占有する平面領域
の可変設定を自由に行い得る移動式足場に関する。
用いられる、通称ローリングタワーと呼ばれる移動式足
場に関するもので、特に、それ自体の占有する平面領域
の可変設定を自由に行い得る移動式足場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の移動式足場としては、タ
ワー状に組み立てられた枠組構造の最上層に作業床が設
けられ、脚柱の下端に車輪が設けられた、通称ローリン
グタワーと呼ばれるものが知られているが、これは、例
えば、大規模な足場の設置が不要又は不可能である条件
下において、簡便な作業(例えば天井に係る作業)をす
るときに高所作業足場として適用されるものであり、脚
部にストッパー付の車輪を有し、機動性、転用性に優れ
るものである。
ワー状に組み立てられた枠組構造の最上層に作業床が設
けられ、脚柱の下端に車輪が設けられた、通称ローリン
グタワーと呼ばれるものが知られているが、これは、例
えば、大規模な足場の設置が不要又は不可能である条件
下において、簡便な作業(例えば天井に係る作業)をす
るときに高所作業足場として適用されるものであり、脚
部にストッパー付の車輪を有し、機動性、転用性に優れ
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
ローリングタワーでは、作業床の高さの可変設定が可能
(ジャッキベースによる微調整、枠組の追加、削除によ
る段数変更が自在)であるのに対し、当該ローリングタ
ワーの占有する平面領域の可変設定が事実上できないた
め、作業領域の広さが変化する条件下では対応できず、
以下の不都合を生ずる。
ローリングタワーでは、作業床の高さの可変設定が可能
(ジャッキベースによる微調整、枠組の追加、削除によ
る段数変更が自在)であるのに対し、当該ローリングタ
ワーの占有する平面領域の可変設定が事実上できないた
め、作業領域の広さが変化する条件下では対応できず、
以下の不都合を生ずる。
【0004】即ち、一般にローリングタワーの占有する
平面領域は広い方が作業床が広く確保され使い勝手が良
いと考えられているが、このような理屈は作業領域の広
さに余裕がある場合に限られるものであり、例えば狭い
部屋でローリングタワーを用いるときに広い平面領域の
ままで用いると、作業床の広さが保持される反面、機動
性、転用性が損なわれる不利益が過大になり、ひいては
作業性を低下させ、また、そればかりか、部屋への出入
りの際などに仕上げ材が損傷する不都合をも生じさせ
る。
平面領域は広い方が作業床が広く確保され使い勝手が良
いと考えられているが、このような理屈は作業領域の広
さに余裕がある場合に限られるものであり、例えば狭い
部屋でローリングタワーを用いるときに広い平面領域の
ままで用いると、作業床の広さが保持される反面、機動
性、転用性が損なわれる不利益が過大になり、ひいては
作業性を低下させ、また、そればかりか、部屋への出入
りの際などに仕上げ材が損傷する不都合をも生じさせ
る。
【0005】この場合において、ローリングタワーを一
旦解体したうえで改めて組立て直しをするというきわめ
て面倒かつ煩雑な作業(狭い部屋での組立て直しが困難
である場合、一旦広い部屋で組立て直したローリングタ
ワーを当該狭い部屋に搬入する作業が更に必要になる)
をするのは、簡便な作業にローリングタワーを適用する
意義を失ってしまう。
旦解体したうえで改めて組立て直しをするというきわめ
て面倒かつ煩雑な作業(狭い部屋での組立て直しが困難
である場合、一旦広い部屋で組立て直したローリングタ
ワーを当該狭い部屋に搬入する作業が更に必要になる)
をするのは、簡便な作業にローリングタワーを適用する
意義を失ってしまう。
【0006】そこで、本発明の目的は、簡便な作業に移
動式足場を適用する意義を失わない限度において、作業
領域の広さが変化する条件下にあっても、機動性、転用
性、ひいては作業性を適切に確保することができる移動
式足場を提供することにある。
動式足場を適用する意義を失わない限度において、作業
領域の広さが変化する条件下にあっても、機動性、転用
性、ひいては作業性を適切に確保することができる移動
式足場を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る移動式足場は、垂直に設けられた柱部
材、並びに水平に設けられた梁部材及び床部材からなる
足場構造と、当該足場構造を走行させる走行手段とから
なり、少なくとも相互に平行に対向する一対の垂直構面
であって柱部材及び梁部材からなるものを有する移動式
足場において、前記垂直構面に属する梁部材は、相互に
伸縮自在に挿嵌されていると共に、前記床部材は、重合
部が設けられて梁部材の伸縮動作によって伸縮すること
を特徴としている。
に、本発明に係る移動式足場は、垂直に設けられた柱部
材、並びに水平に設けられた梁部材及び床部材からなる
足場構造と、当該足場構造を走行させる走行手段とから
なり、少なくとも相互に平行に対向する一対の垂直構面
であって柱部材及び梁部材からなるものを有する移動式
足場において、前記垂直構面に属する梁部材は、相互に
伸縮自在に挿嵌されていると共に、前記床部材は、重合
部が設けられて梁部材の伸縮動作によって伸縮すること
を特徴としている。
【0008】即ち、本発明は、移動式足場の占有する平
面領域の可変設定を自由に行い得るようにすることによ
り、簡便な作業に移動式足場を適用する意義を失わない
限度において、作業領域の広さが変化する条件下にあっ
ても、機動性、転用性、ひいては作業性を適切に確保す
ることを可能にするものである。
面領域の可変設定を自由に行い得るようにすることによ
り、簡便な作業に移動式足場を適用する意義を失わない
限度において、作業領域の広さが変化する条件下にあっ
ても、機動性、転用性、ひいては作業性を適切に確保す
ることを可能にするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図1は、本発明
の一実施の形態に係る移動式足場たるローリングタワー
の概略を示す斜視図である。
に基づいてこの発明を詳細に説明する。図1は、本発明
の一実施の形態に係る移動式足場たるローリングタワー
の概略を示す斜視図である。
【0010】同図において、符号1は、長方形の平面領
域の四隅に垂直に立設されると共に、脚部にジャッキベ
ース1aを有する柱部材たる鋼製の柱パイプ、符号2
は、これらの柱パイプ1に対し両端が剛接合されると共
に水平に架設された梁部材たる鋼製の梁パイプ、符号3
は、梁パイプ2のうち最も近接するものに対し外縁部が
剛接合されると共に水平に架設された床部材たるチェッ
カードプレート、を示している。
域の四隅に垂直に立設されると共に、脚部にジャッキベ
ース1aを有する柱部材たる鋼製の柱パイプ、符号2
は、これらの柱パイプ1に対し両端が剛接合されると共
に水平に架設された梁部材たる鋼製の梁パイプ、符号3
は、梁パイプ2のうち最も近接するものに対し外縁部が
剛接合されると共に水平に架設された床部材たるチェッ
カードプレート、を示している。
【0011】また、符号4は、柱パイプ1、梁パイプ
2、及びチェッカードプレート3からなる足場構造、符
号5は、当該足場構造4を走行させる走行手段であって
ストッパー5aを有するストッパー付車輪、符号6は、
相互に平行に対向する一対の伸縮垂直構面であって柱パ
イプ1及び梁パイプ2からなるもの、符号7は、相互に
平行に対向する別の一対の固定垂直構面であって柱パイ
プ1及び梁パイプ2からなるもの、を示している。
2、及びチェッカードプレート3からなる足場構造、符
号5は、当該足場構造4を走行させる走行手段であって
ストッパー5aを有するストッパー付車輪、符号6は、
相互に平行に対向する一対の伸縮垂直構面であって柱パ
イプ1及び梁パイプ2からなるもの、符号7は、相互に
平行に対向する別の一対の固定垂直構面であって柱パイ
プ1及び梁パイプ2からなるもの、を示している。
【0012】即ち、本実施の形態に係るローリングタワ
ーは、柱パイプ1、梁パイプ2、及びチェッカードプレ
ート3からなる足場構造4と、当該足場構造4を走行さ
せるストッパー付車輪5とからなり、柱パイプ1及び梁
パイプ2からなる一対の伸縮垂直構面6を有している。
ーは、柱パイプ1、梁パイプ2、及びチェッカードプレ
ート3からなる足場構造4と、当該足場構造4を走行さ
せるストッパー付車輪5とからなり、柱パイプ1及び梁
パイプ2からなる一対の伸縮垂直構面6を有している。
【0013】本実施の形態に係るローリングタワーにお
いて、伸縮垂直構面6に属する梁パイプ2は、相互に伸
縮自在に挿嵌されている。
いて、伸縮垂直構面6に属する梁パイプ2は、相互に伸
縮自在に挿嵌されている。
【0014】即ち、図2(a)に示すように、伸縮垂直
構面6に属する梁パイプ2は、内梁パイプ2aと当該内
梁パイプ2aの外径に対応する内径を有する外梁パイプ
2bとに分割されていると共に、相互に伸縮自在に挿嵌
されて重合部が設けられている。この内梁パイプ2a及
び外梁パイプ2b相互の挿嵌には遊びがないため、伸縮
動作時において外梁パイプ2bは内梁パイプ2aの軸線
を一定方向に拘束する。そして、この重合部の長さ寸法
Xは、内梁パイプ2a及び外梁パイプ2bの伸縮動作に
よって設定される。また、内梁パイプ2aの頂部には、
挿嵌による重合部の長さ寸法Xの最大を規制するストッ
パー11が固設されている。更に、外梁パイプ2bの頂
部には、内梁パイプ2aの頂部を押圧して外梁パイプ2
b及び内梁パイプ2aを固定する固定ボルト12が螺合
されている。
構面6に属する梁パイプ2は、内梁パイプ2aと当該内
梁パイプ2aの外径に対応する内径を有する外梁パイプ
2bとに分割されていると共に、相互に伸縮自在に挿嵌
されて重合部が設けられている。この内梁パイプ2a及
び外梁パイプ2b相互の挿嵌には遊びがないため、伸縮
動作時において外梁パイプ2bは内梁パイプ2aの軸線
を一定方向に拘束する。そして、この重合部の長さ寸法
Xは、内梁パイプ2a及び外梁パイプ2bの伸縮動作に
よって設定される。また、内梁パイプ2aの頂部には、
挿嵌による重合部の長さ寸法Xの最大を規制するストッ
パー11が固設されている。更に、外梁パイプ2bの頂
部には、内梁パイプ2aの頂部を押圧して外梁パイプ2
b及び内梁パイプ2aを固定する固定ボルト12が螺合
されている。
【0015】一方、チェッカードプレート3は、重合部
が設けられて梁パイプ2の伸縮動作によって伸縮するよ
うになっている。
が設けられて梁パイプ2の伸縮動作によって伸縮するよ
うになっている。
【0016】即ち、図2(b)に示すように、チェッカ
ードプレート3は、上チェッカードプレート3aと下チ
ェッカードプレート3bとに分割されていると共に、夫
々が上下に僅かにズレて離隔した状態で互いに平行に配
設されて重合部が設けられている。この重合部は、各チ
ェッカードプレート3の先端に係る部分を片持ち状態に
することによって確保されている(図1参照)。そし
て、この重合部の長さ寸法Yは、内梁パイプ2a及び外
梁パイプ2bの伸縮動作によって可変設定されるように
なっている。
ードプレート3は、上チェッカードプレート3aと下チ
ェッカードプレート3bとに分割されていると共に、夫
々が上下に僅かにズレて離隔した状態で互いに平行に配
設されて重合部が設けられている。この重合部は、各チ
ェッカードプレート3の先端に係る部分を片持ち状態に
することによって確保されている(図1参照)。そし
て、この重合部の長さ寸法Yは、内梁パイプ2a及び外
梁パイプ2bの伸縮動作によって可変設定されるように
なっている。
【0017】尚、本実施の形態では、前記重合部におけ
る上チェッカードプレート3aと下チェッカードプレー
ト3bとの離隔は、上記片持ち状態においても撓みを生
じない強度を有するチェッカードプレート3を用いるこ
とにより確保することとしているが、これに限られるも
のでなく、例えばチェッカードプレート3が撓みを生じ
ない強度を有していなくても、斜材等を用いてチェッカ
ードプレート3を補強的に支持する方法や上チェッカー
ドプレート3aと下チェッカードプレート3bとをボル
トにて緊結して補強する方法などを用いてもよい。
る上チェッカードプレート3aと下チェッカードプレー
ト3bとの離隔は、上記片持ち状態においても撓みを生
じない強度を有するチェッカードプレート3を用いるこ
とにより確保することとしているが、これに限られるも
のでなく、例えばチェッカードプレート3が撓みを生じ
ない強度を有していなくても、斜材等を用いてチェッカ
ードプレート3を補強的に支持する方法や上チェッカー
ドプレート3aと下チェッカードプレート3bとをボル
トにて緊結して補強する方法などを用いてもよい。
【0018】次に、図1及び図2を用いて、本実施の形
態に係るローリングタワーの作用を説明する。
態に係るローリングタワーの作用を説明する。
【0019】例えば、広い部屋から狭い部屋へとローリ
ングタワーを移動させる場合、以下のように、伸縮垂直
構面6に属する梁パイプ2の縮退動作、即ち、ローリン
グタワーの占有する平面領域の可変設定が行われる。
ングタワーを移動させる場合、以下のように、伸縮垂直
構面6に属する梁パイプ2の縮退動作、即ち、ローリン
グタワーの占有する平面領域の可変設定が行われる。
【0020】まず、広い部屋において、作業者によっ
て、ローリングタワーのストッパー付車輪5のストッパ
ー5aが外され、当該ストッパー付車輪5は固定状態
(走行不能状態)から解放される。
て、ローリングタワーのストッパー付車輪5のストッパ
ー5aが外され、当該ストッパー付車輪5は固定状態
(走行不能状態)から解放される。
【0021】そして、伸縮垂直構面6に属する各梁パイ
プ2について、作業者によって、固定ボルト12が緩め
られ、梁パイプ2は固定状態(伸縮不能状態)から解放
されると、各梁パイプ2の伸縮は自由になってローリン
グタワー全体の占有する平面領域の可変設定も自由に行
い得る状態になる。
プ2について、作業者によって、固定ボルト12が緩め
られ、梁パイプ2は固定状態(伸縮不能状態)から解放
されると、各梁パイプ2の伸縮は自由になってローリン
グタワー全体の占有する平面領域の可変設定も自由に行
い得る状態になる。
【0022】このような状態において、伸縮垂直構面6
に属する梁パイプ2の縮退動作が行われる。即ち、作業
者によって、固定垂直構面7に属する梁パイプ2等の夫
々に対し、ローリングタワーの中心方向に押圧力が付与
されると、固定状態から解放されているストッパー付車
輪5が機能しながら、各内梁パイプ2aの自由端部が各
外梁パイプ2b内部へと挿嵌されて各梁パイプ2が縮退
されていく。
に属する梁パイプ2の縮退動作が行われる。即ち、作業
者によって、固定垂直構面7に属する梁パイプ2等の夫
々に対し、ローリングタワーの中心方向に押圧力が付与
されると、固定状態から解放されているストッパー付車
輪5が機能しながら、各内梁パイプ2aの自由端部が各
外梁パイプ2b内部へと挿嵌されて各梁パイプ2が縮退
されていく。
【0023】このとき、この内梁パイプ2a及び外梁パ
イプ2b相互の挿嵌には遊びがなく、内梁パイプ2aの
軸線が外梁パイプ2bによって一定方向に拘束されるた
め、各梁パイプ2の縮退動作は円滑に行われる。
イプ2b相互の挿嵌には遊びがなく、内梁パイプ2aの
軸線が外梁パイプ2bによって一定方向に拘束されるた
め、各梁パイプ2の縮退動作は円滑に行われる。
【0024】そして、各外梁パイプ2b及び各内梁パイ
プ2aの重合部の長さ寸法Xが適切なものになった時点
で、作業者による固定垂直構面7に対する押圧力の付与
が停止される。
プ2aの重合部の長さ寸法Xが適切なものになった時点
で、作業者による固定垂直構面7に対する押圧力の付与
が停止される。
【0025】次いで、作業者によって、各梁パイプ2の
固定ボルト12が締められると、梁パイプ2は固定状態
(伸縮不能状態)に復帰することになり、これによっ
て、ローリングタワーの占有する平面領域が狭い部屋に
適した広さに設定される。
固定ボルト12が締められると、梁パイプ2は固定状態
(伸縮不能状態)に復帰することになり、これによっ
て、ローリングタワーの占有する平面領域が狭い部屋に
適した広さに設定される。
【0026】このようにして適切な広さに設定されたロ
ーリングタワーが入り口を通じて狭い部屋へと搬入さ
れ、当該狭い部屋において高所作業足場として用いられ
ることになる。
ーリングタワーが入り口を通じて狭い部屋へと搬入さ
れ、当該狭い部屋において高所作業足場として用いられ
ることになる。
【0027】従って、本実施の形態に係るローリングタ
ワーによれば、広い部屋から狭い部屋へと移動する前
に、ローリングタワーの占有する平面領域を狭く設定し
たため、移動の際(特に入り口を通過する際)に、仕上
げ材を損傷させる可能性をかなり少なくすることがで
き、しかも、移動後、狭い部屋で用いられる間に、機動
性、転用性が損なわれることがないため、作業性が飛躍
的に向上する利益を享受することができる。
ワーによれば、広い部屋から狭い部屋へと移動する前
に、ローリングタワーの占有する平面領域を狭く設定し
たため、移動の際(特に入り口を通過する際)に、仕上
げ材を損傷させる可能性をかなり少なくすることがで
き、しかも、移動後、狭い部屋で用いられる間に、機動
性、転用性が損なわれることがないため、作業性が飛躍
的に向上する利益を享受することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る移動
式足場によれば、垂直に設けられた柱部材、並びに水平
に設けられた梁部材及び床部材からなる足場構造と、当
該足場構造を走行させる走行手段とからなり、少なくと
も相互に平行に対向する一対の垂直構面であって柱部材
及び梁部材からなるものを有する移動式足場において、
前記垂直構面に属する梁部材は、相互に伸縮自在に挿嵌
されていると共に、前記床部材は、重合部が設けられて
梁部材の伸縮動作によって伸縮することとしたので、簡
便な作業に移動式足場を適用する意義を失わない限度に
おいて、作業領域の広さが変化する条件下にあっても、
機動性、転用性、ひいては作業性を適切に確保すること
が可能になる。
式足場によれば、垂直に設けられた柱部材、並びに水平
に設けられた梁部材及び床部材からなる足場構造と、当
該足場構造を走行させる走行手段とからなり、少なくと
も相互に平行に対向する一対の垂直構面であって柱部材
及び梁部材からなるものを有する移動式足場において、
前記垂直構面に属する梁部材は、相互に伸縮自在に挿嵌
されていると共に、前記床部材は、重合部が設けられて
梁部材の伸縮動作によって伸縮することとしたので、簡
便な作業に移動式足場を適用する意義を失わない限度に
おいて、作業領域の広さが変化する条件下にあっても、
機動性、転用性、ひいては作業性を適切に確保すること
が可能になる。
【図1】本実施の形態に係る移動式足場の概略を示す斜
視図である。
視図である。
【図2】本実施の形態に係る移動式足場の梁パイプ及び
チェッカードプレートの概略を示す側面図である。
チェッカードプレートの概略を示す側面図である。
1…柱パイプ 1a…ジャッキベース 2…梁パイプ 2a…内梁パイプ 2b…外梁パイプ 3…チェッカードプレート 3a…上チェッカードプレート 3b…下チェッカードプレート 4…足場構造 5…ストッパー付車輪 5a…ストッパー 6…伸縮垂直構面 7…固定垂直構面 11…ストッパー 12…固定ボルト X…重合部の長さ寸法 Y…重合部の長さ寸法
Claims (1)
- 【請求項1】 垂直に設けられた柱部材、並びに水平に
設けられた梁部材及び床部材からなる足場構造と、当該
足場構造を走行させる走行手段とからなり、少なくとも
相互に平行に対向する一対の垂直構面であって柱部材及
び梁部材からなるものを有する移動式足場において、 前記垂直構面に属する梁部材は、相互に伸縮自在に挿嵌
されていると共に、前記床部材は、重合部が設けられて
梁部材の伸縮動作によって伸縮することを特徴とする、
移動式足場。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13501298A JPH11324307A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 移動式足場 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13501298A JPH11324307A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 移動式足場 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11324307A true JPH11324307A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=15141878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13501298A Pending JPH11324307A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 移動式足場 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11324307A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012158951A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Ihi Corp | 足場構造体 |
JP2013231326A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Ihi Corp | コンクリートバイブレータ支持装置 |
CN104264957A (zh) * | 2014-10-05 | 2015-01-07 | 蔡明星 | 一种可调节高度和宽度的脚手架系统 |
CN107201825A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-26 | 上海建工集团股份有限公司 | 一种模块化液压爬模上部架体及其安装方法 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP13501298A patent/JPH11324307A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012158951A (ja) * | 2011-02-02 | 2012-08-23 | Ihi Corp | 足場構造体 |
JP2013231326A (ja) * | 2012-05-01 | 2013-11-14 | Ihi Corp | コンクリートバイブレータ支持装置 |
CN104264957A (zh) * | 2014-10-05 | 2015-01-07 | 蔡明星 | 一种可调节高度和宽度的脚手架系统 |
CN107201825A (zh) * | 2017-06-09 | 2017-09-26 | 上海建工集团股份有限公司 | 一种模块化液压爬模上部架体及其安装方法 |
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