JPH10194646A - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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JPH10194646A
JPH10194646A JP195397A JP195397A JPH10194646A JP H10194646 A JPH10194646 A JP H10194646A JP 195397 A JP195397 A JP 195397A JP 195397 A JP195397 A JP 195397A JP H10194646 A JPH10194646 A JP H10194646A
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JP
Japan
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main frame
support
support beam
floor
foundation floor
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Pending
Application number
JP195397A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Nawata
昌彦 縄田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、地震時に主枠が受ける外力を低減
し、主枠の変形及び破損を防止することを目的とするも
のである。 【解決手段】 主枠11に固定された支持梁12に結合
装置18を介して基礎床体13を結合し、しかも結合装
置18は、基礎床体13に対する主枠11の幅方向及び
長手方向への支持梁12の動きを許容するとともに、基
礎床体13に対する支持梁12の高さを調整可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エスカレータや
動く歩道などの乗客コンベアに関し、特にその主枠の支
持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は特開平4−179691号公報に
示された従来のエスカレータの支持構造を示す構成図で
ある。図において、1は建築床、2は建築床1に設けら
れている建築梁、3はエスカレータの主枠、4は主枠3
の端部に固定されている支持金具、5は建築梁2と支持
金具4との間に介在されている調整板である。
【0003】このような支持構造では、支持金具4によ
り支持強度の向上が図られているとともに、調整板5の
厚みを変えることで主枠3の支持高さが調整されてい
る。
【0004】図6は実開昭58−75273号公報に示
された従来のエスカレータの支持構造を示す構成図であ
る。図において、6は建築床1上に積層されている複数
枚のライナ、7はライナ6上に設けられているガイド部
材、8はガイド部材7上に転動可能に設けられている球
体である。また、主枠3は、支持梁4,球体8,ガイド
部材7及びライナ6を介して建築床1に支持されてい
る。
【0005】このような支持構造では、ライナ6の枚数
を変えることにより主枠3の支持高さが調整される。ま
た、球体8を介在させることにより、主枠3がその長手
方向へ移動可能に支持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
スカレータにおける主枠3の支持方法としては、その長
手方向の一端部でガイド支持(長手方向のみ移動可
能)、他端部で固定支持(全方向への移動を拘束)とさ
れている。このため、地震が発生した場合、建築側から
受ける外力を主枠3が直接受け、地震の規模や振動方向
等によっては、主枠3が変形したり破損したりする可能
性があるという問題点があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
ることを課題としてなされたものであり、地震時に主枠
が受ける外力を低減することができ、主枠の変形及び破
損を防止することができる乗客コンベアを得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る乗
客コンベアは、主枠と、この主枠の端部に固定されてい
る支持梁と、建築側の建築梁に固定され支持梁を支持す
る基礎床体と、支持梁と基礎床体とを結合する結合装置
とを備え、結合装置は、基礎床体に対する主枠の幅方向
及び長手方向への支持梁の動きを許容するとともに、基
礎床体に対する支持梁の高さが調整可能になっているも
のである。
【0009】請求項2の発明に係る乗客コンベアは、支
持梁及び基礎床体のいずれか一方に固定され、他方に対
して摺動可能になっている伸縮可能な第1の支持部と、
支持梁及び基礎床体のうちの第1の支持部が摺動可能に
なっている方に固定され、第1の支持部が固定されてい
る方に対しては摺動可能になっている伸縮可能な第2の
支持部と、一端部が第1の支持部に他端部が第2の支持
部にそれぞれ回動自在に連結されており、所定の範囲内
で伸縮可能な継手とを有する結合装置を用いたものであ
る。
【0010】請求項3の発明に係る乗客コンベアは、継
手として緩衝体を用いたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。図1はこの発明の実施の形態の一例
によるエスカレータの支持構造を示す正面図、図2は図
1の平面図であり、図2では支持梁の一部が切り欠かれ
ている。
【0012】図において、11はエスカレータの主枠、
12は主枠11の幅方向へ延び主枠11の端部に固定さ
れている支持梁、13は支持梁12の下面に対向して設
けられ、建築側、即ち建築床10の建築梁(図示せず)
に固定されている基礎床体、14はボルト又は溶接によ
り支持梁12の幅方向中央部に強固に固定されている第
1の支持部であり、この第1の支持部14は、例えばジ
ャッキと同様の構造により主枠11の高さ方向(図1の
上下方向)へ伸縮可能になっている。15はそれぞれ第
1の支持部14の左右に間隔をおいた位置でボルト又は
溶接により基礎床体13に強固に固定されている2個の
第2の支持部であり、この第2の支持部14は、例えば
ジャッキと同様の構造により主枠11の高さ方向へ伸縮
可能になっている。
【0013】16は第1の支持部14と基礎床体13と
の間、及び第2の支持部15と支持梁12との間にそれ
ぞれ介在されている滑り材、17は一端部が第1の支持
部14に他端部が第2の支持部15にそれぞれ回動自在
に連結(ピン結合)され、所定の範囲内で伸縮可能な2
本の継手であり、これらの継手17としては、油圧ダン
パ等の緩衝体が使用されている。
【0014】18は第1の支持部14,第2の支持部1
5,滑り材16及び継手17からなる結合装置であり、
この結合装置18は、図3に示すように、基礎床体13
に対する主枠11の幅方向及び長手方向への支持梁12
の動きを、継手17の伸縮範囲とピン結合の回動範囲と
で複合的に構成される制限範囲内で許容しつつ、支持梁
12と基礎床体13とを結合している。また、結合装置
18は、第1及び第2の支持部14,15の伸縮範囲内
で、基礎床体13に対する支持梁12の高さを調整可能
になっている。
【0015】このようなエスカレータの支持構造によれ
ば、地震による外力を継手17の伸縮及び回動で吸収す
ることができ、また建築梁10間の層間変位にも追随さ
せることができるので、主枠11の変形及び破損を防止
することができる。また、主枠11の移動量に制限を持
たせているため、主枠11が落下することはない。
【0016】また、継手17に緩衝体を用いることによ
り、主枠11に作用する地震力等の外力を効果的に緩和
させることができる。例えば、継手17として油圧ダン
パを用いた場合、支持梁12に作用する支点反力は最大
で11tである。このため、地震時に受ける外力0.6
Gに耐え得るように設計する場合、適用外力を約6〜7
t、ストロークを±50mmとし、設計抵抗力値を速度
10〜30cm/s、0.1〜0.5t仕様のオリフィ
スダンパを使用すればよいことになる。
【0017】さらに、継手17の伸長量限界の短縮又は
継手17の設計抵抗力(油圧ダンパ使用時)の増大(6
〜7t)により、移動量制限を極小とすることができ、
これにより固定支持相当の機能を持たせることもでき
る。
【0018】次に、図4は図1の主枠11の据付途中の
様子を示す斜視図である。主枠11は、支持梁12に取
り付けられた吊り具19にロープ20を結合し、引き上
げられて搬送される。このとき、結合装置18及び基礎
床体13は、予め支持梁12に取り付けられている。主
枠11が据付位置に搬送された後、基礎床体13が建築
梁に固定され、必要に応じて第1及び第2の支持部1
4,15の伸縮調整、即ち主枠11の支持高さの調整が
行われる。
【0019】従来の据付方法では、基礎床体を先に建築
梁に固定した後、挟み金を介して支持梁を取り付け、さ
らに挟み金の出し入れにより支持高さを調整する必要が
あったが、この実施の形態の方法では、支持梁12に基
礎床体13を取り付けておけるため、据付時の作業工数
を削減することができる。また、支持高さの調整も容易
に行うことができる。さらに、従来と同様に、基礎床体
13を先に建築梁に固定しておくことも可能であり、据
付作業手順の自由度が高い。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
乗客コンベアは、主枠に固定された支持梁に結合装置を
介して基礎床体を結合し、しかも結合装置は、基礎床体
に対する主枠の幅方向及び長手方向への支持梁の動きを
許容するとともに、基礎床体に対する支持梁の高さを調
整可能としたので、地震時に主枠が受ける外力を低減す
ることができ、主枠の変形及び破損を防止することがで
きる。また、主枠の据付時に主枠の支持高さを容易に調
整することができる。
【0021】また、請求項2の発明の乗客コンベアは、
支持梁及び基礎床体のいずれか一方に固定され、他方に
対して摺動可能になっている伸縮可能な第1の支持部
と、支持梁及び基礎床体のうちの第1の支持部が摺動可
能になっている方に固定され、第1の支持部が固定され
ている方に対しては摺動可能になっている伸縮可能な第
2の支持部と、一端部が第1の支持部に他端部が第2の
支持部にそれぞれ回動自在に連結されており、所定の範
囲内で伸縮可能な継手とを有する結合装置を用いたの
で、簡単な構成で主枠が受ける外力を低減することがで
き、また主枠の据付時に基礎床体を支持梁に予め取り付
けておくことができ、作業工数を削減することができ
る。
【0022】請求項3の発明に係る乗客コンベアは、継
手として緩衝体を用いたので、主枠が受ける外力を効果
的に緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態の一例によるエスカレ
ータの支持構造を示す正面図である。
【図2】 図1の平面図である。
【図3】 図2の支持梁が基礎床体に対して移動した状
態を示す平面図である。
【図4】 図1の主枠の据付途中の様子を示す斜視図で
ある。
【図5】 従来のエスカレータの支持構造の一例を示す
構成図である。
【図6】 従来のエスカレータの支持構造の他の例を示
す構成図である。
【符号の説明】 11 主枠、12 支持梁、13 基礎床体、14 第
1の支持部、15 第2の支持部、17 継手、18
結合装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主枠と、この主枠の端部に固定されてい
    る支持梁と、建築側の建築梁に固定され上記支持梁を支
    持する基礎床体と、上記支持梁と上記基礎床体とを結合
    する結合装置とを備え、上記結合装置は、上記基礎床体
    に対する上記主枠の幅方向及び長手方向への上記支持梁
    の動きを許容するとともに、上記基礎床体に対する上記
    支持梁の高さが調整可能になっていることを特徴とする
    乗客コンベア。
  2. 【請求項2】 結合装置は、 支持梁及び基礎床体のいずれか一方に固定され、他方に
    対して摺動可能になっている伸縮可能な第1の支持部
    と、 上記支持梁及び上記基礎床体のうちの上記第1の支持部
    が摺動可能になっている方に固定され、上記第1の支持
    部が固定されている方に対しては摺動可能になっている
    伸縮可能な第2の支持部と、 一端部が上記第1の支持部に他端部が上記第2の支持部
    にそれぞれ回動自在に連結されており、所定の範囲内で
    伸縮可能な継手とを有していることを特徴とする請求項
    1記載の乗客コンベア。
  3. 【請求項3】 継手は、緩衝体であることを特徴とする
    請求項2記載の乗客コンベア。
JP195397A 1997-01-09 1997-01-09 乗客コンベア Pending JPH10194646A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102372221A (zh) * 2010-08-23 2012-03-14 三菱电机株式会社 乘客输送机的主框
JP2015124019A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 株式会社日立製作所 乗客コンベア
JP2016088706A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 株式会社竹中工務店 エスカレーター
EP3122681A4 (en) * 2014-03-28 2017-12-27 Inventio AG Lateral damping and intermediate support for escalators and moving walks in seismic events

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