JPH11323390A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JPH11323390A
JPH11323390A JP10133738A JP13373898A JPH11323390A JP H11323390 A JPH11323390 A JP H11323390A JP 10133738 A JP10133738 A JP 10133738A JP 13373898 A JP13373898 A JP 13373898A JP H11323390 A JPH11323390 A JP H11323390A
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JP
Japan
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acid
polymer
weight
detergent
sodium
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JP10133738A
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English (en)
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Nobuyuki Ogura
信之 小倉
Yukiyoshi Yamaguchi
進可 山口
Muneo Aoyanagi
宗郎 青柳
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 泥汚れ洗浄性に優れた洗浄剤組成物を提供す
る。 【解決手段】 洗浄剤組成物に下記一般式(I)で示さ
れるポリマーを配合する。 (A)m(B)n (I) 〔式中、Aはカルボン酸基を有するモノマーユニットで
あり、Bはアミド基を有するモノマーユニットである。
また、m、nは重合度を示す。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は泥汚れの洗浄力に高
い効果を示す洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】靴下等の泥汚れは、泥粒子が繊維に強固
に付着するため、落ちにくい汚れである。従来は、これ
ら泥汚れ除去のために、カルボキシメチルセルロース等
のカルボン酸系ポリマーや、セルロース分解酵素を配合
することが提案されている。特開昭59−223800
号公報には、カルボン酸基を有するモノマーと有しない
モノマーからなるポリマー、界面活性剤、水溶性の炭酸
塩及び非水溶性の炭酸塩を含有する、炭酸カルシウムの
衣類への残留が抑制された洗浄剤組成物が開示されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、繊維製品の
泥汚れに対して、優れた洗浄性を有する洗浄剤組成物を
提供することを目的とする。
【0004】
〔式中、Aはカルボン酸基を有するモノマーユニットであり、Bはアミド基を有するモノマーユニットである。また、m、nは重合度を示す。〕
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の洗浄剤組成物に配合され
るポリマーは、モノマーユニットA及びBがランダム、
交互、ブロック、グラフトのいかなる状態で重合しても
よく、特に好ましくはランダムに重合された状態であ
る。前記ポリマーは本効果を阻害しない限り、モノマー
ユニットA及びB以外のモノマーユニットを含んでいて
もよい。
【0006】モノマーユニットAは、アクリル酸、メタ
クリル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、マレイン酸、フ
マル酸、クロトン酸、イソクロトン酸、アニコット酸、
イタコン酸、シトラコン酸及びこれらの塩に由来するも
のが好ましく、これらの中でも特にアクリル酸、メタク
リル酸、α−ヒドロキシアクリル酸、マレイン酸及びこ
れらの塩に由来するものであることが好ましい。塩はア
ルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アンモニウム塩、
アルカノールアミン塩が挙げられる。モノマーユニット
Aは二種以上を併用してもよい。
【0007】モノマーユニットBは、下記一般式(II)
のモノマー由来のものであることが好ましい。
【0008】
【化1】
【0009】〔式中、P、Q、R、Sは水素原子、R1
-COOM、-SO3M、-OH 、-CO-N(R2)(R3)又は-R4-N(R2)CO-R
5から選ばれ、これらの内少なくとも1つは-CO-N(R2)(R
3) あるいは-R4-N(R2)CO-R5である。ここでR1、R2
R3、R5は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、アリー
ル基又は炭素数1〜5のヒドロキシアルキル基を示し、
R4は直鎖もしくは分岐鎖の炭素数1〜5のアルキレン基
又はフェニレン基を示す。また、 Mは水素原子、アルカ
リ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム又はアルカノ
ールアミンを示す。〕。
【0010】具体的には、モノマーユニットBは下記モ
ノマー由来のものが好ましい。 CH2=CH-CONH2 CH2=CH-CONHCH3 CH2=CH-CON(CH3)2 CH2=C(CH3)-CONH2 CH2=C(CH3)-CONHCH3 CH2=C(CH3)-CON(CH3)2 HO(CO)CH=CH-CONH2 HO(CO)CH=CHCONH(CH3) HO(CO)CH=CHCON(CH3)2 これらの中でも特にアクリル酸とアンモニア、1級アミ
ン、2級アミンから誘導されるアミド化合物が好まし
い。モノマーユニットBは一種以上を併用してもよい。
【0011】一般式(I)において、m/nは95/5〜
1/99が好ましく、更には95/5〜2/98、最も好まし
くは95/5〜5/95である。
【0012】本発明のポリマーの分子量は、重量平均分
子量で 5,000〜100,000 が好ましく、特に 5,000〜80,0
00が好ましい。この重量平均分子量は、標準物質として
ポリエチレンオキサイド標準物質(東ソー株式会社製)
を用い、ゲルパーミエイションクロマトグラフィー法
(GPC)で測定したときの値である。
【0013】本発明のポリマーは、モノマーユニットA
の構造を示すモノマーとモノマーユニットBの構造を示
すモノマーとをラジカル重合でポリマー化したものが好
ましい。重合は乳化重合、懸濁重合、塊状重合、溶液重
合の方法を用いて行うことができる。開始剤としてはジ
アルキルペルオキシド、アルキルヒドロペルオキシド、
ジアシロイルペルオキシド等の有機過酸化物やアゾビス
ニトリル等の有機アゾ化合物又は過硫酸カリウム等の無
機過酸化物を使用することができる。また、上記過酸化
物と還元剤を組み合わせたレドックス開始剤を使用して
もよい。また、分子量を調製するための連鎖移動剤を配
合してもよい。
【0014】上記ポリマーの洗浄剤組成物中への配合量
は好ましくは0.01〜50重量%、更に好ましくは0.05〜40
重量%、最も好ましくは 0.1〜30重量%である。
【0015】本発明の洗浄剤組成物には界面活性剤を配
合することが好ましい。陰イオン界面活性剤、非イオン
界面活性剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤が用
いられるが、好ましくは陰イオン界面活性剤、非イオン
界面活性剤である。更に好ましくは陰イオン界面活性剤
である。
【0016】陰イオン界面活性剤は、炭素数8〜20のア
ルキル鎖を持つアルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数
8〜20の直鎖又は分岐鎖の1級又は2級アルコールの硫
酸エステル塩、炭素数8〜20のアルコールのエトキシレ
ート化物の硫酸エステル塩、同鎖長のパラフィンスルホ
ン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪
酸塩、α−スルホ脂肪酸アルキルエステル塩又は脂肪酸
塩が好ましい。本発明では特に、アルキル鎖の平均炭素
数が12〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、平均
炭素数12〜18のアルキル硫酸塩が好ましく、対イオン
は、アルカリ金属が好ましく、特にナトリウム又はカリ
ウムが好ましい。
【0017】非イオン界面活性剤は、ポリオキシアルキ
レンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレンアルキル
フェニルエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂
肪酸エステル、ポリオキシアルキレングリコール脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブ
ロックポリマーが好ましい。特に、炭素数10〜18の直鎖
又は分岐鎖の1級又は2級のアルコールにエチレンオキ
シドやプロピレンオキシド等のアルキレンオキシドを4
〜20モル付加したポリオキシアルキレンアルキルエーテ
ルが好ましい。
【0018】界面活性剤は好ましくは 0.5〜50重量%配
合され、特に一般の衣料用の粉末状洗浄剤組成物の場合
は10〜45重量%、液体洗浄剤組成物の場合は20〜50重量
%、また、漂白剤を40重量%(漂白剤中の有効酸素濃度
を10重量%として換算)以上配合する洗浄剤の場合は1
〜10重量%配合されることが好ましい。
【0019】本発明の洗浄剤組成物には、結晶性アルミ
ノ珪酸塩、アルカリ剤、アルカリ性結晶性珪酸塩、式
(I)で示されるポリマー以外のカルボン酸系ポリマー
及び漂白剤(場合により漂白活性化剤を併用)から選ば
れる一種以上を配合することが好ましい。
【0020】結晶性アルミノ珪酸塩は、水中のカルシウ
ムイオン等をイオン交換することによって捕捉すること
で硬度による洗浄への影響を防止する。結晶構造はA
型、X型、P型ゼオライトが好ましく、特にA型が好ま
しい。結晶性アルミノ珪酸塩の平均一次粒径は 0.1〜10
μm、特に 0.1〜5μmのものが好適に使用される。
【0021】結晶性アルミノ珪酸塩は、好ましくは組成
物中に1〜60重量%、更に好ましくは5〜50重量%配合
される。なお、漂白剤を40重量%(有効酸素濃度10%と
して換算)配合する粉末系の洗浄剤においては、漂白剤
の安定性の問題より、結晶性アルミノ珪酸塩は実質的に
配合されないことが好ましい。
【0022】アルカリ剤としては、デンス灰や軽灰と総
称される炭酸ナトリウム、またセスキ炭酸ナトリウム、
炭酸水素ナトリウム等のアルカリ金属炭酸塩、JIS1
号、2号、3号等の非晶質のアルカリ金属珪酸塩が以外
に、一般に金属イオン封鎖剤として知られているトリポ
リリン酸塩等のリン酸塩もアルカリ剤として使用され
る。これら無機性のアルカリ剤は洗剤粒子の製造時に、
粒子の骨格形成において効果的であり、流動性に優れた
洗剤を得ることができる。またアルカノールアミン等の
有機性のアルカリ剤も使用してもよい。
【0023】アルカリ剤は、組成物中に好ましくは5〜
50重量%、更に好ましくは10〜40重量%配合される。な
お、漂白剤を粉末ないし粒状で40重量%(有効酸素濃度
10%として換算)以上配合する場合は、アルカリ剤は炭
酸ナトリウムが好ましく、炭酸ナトリウムは10〜50重量
%配合することが好ましい。
【0024】本発明で定義するアルカリ性結晶性珪酸塩
とは、20℃のイオン交換水に 0.1重量%分散した場合の
最大のpHが11以上であり、且つ上記分散液1Lに対し
て、pHを10にするために 0.1NのHCl水溶液を5ml
以上必要とするアルカリ緩衝能に優れるものを指し、p
Hが11に満たない結晶性アルミノ珪酸塩と区別される。
【0025】特にアルカリ性結晶性珪酸塩として好適な
ものは、次の組成を有するものである。 x(M2O)・y(SiO2)・z(Memn)・w(H2O) (II) (式中、Mは周期律表のIa族元素(特に好ましくはK
又はNa)を表し、Meは周期律表のIIa族元素、IIb
族元素、 IIIa族元素、IVa族元素又はVIII族元素から
選ばれる1種又は2種以上の組み合わせ(好ましくはM
g、Ca)を示し、y/x= 0.5〜2.6 、z/x=0.01
〜0.9 、w=0〜20、n/m= 0.5〜2.0である。) 上記組成(II)で表されるアルカリ性結晶性珪酸塩は、
特開平7−89712号公報に記載の方法で製造するこ
とができる。
【0026】また、次の一般式(III) で示されるアルカ
リ性結晶性珪酸塩も好適に使用することができる。 M2O・x'(SiO2)・y'(H2O) (III) 〔式中、Mはアルカリ金属(特に好ましくはK又はN
a)を表し、x’=1.5 〜2.6 、y’=0〜20(特に好
ましくはy’=0)である。〕 式(III) のアルカリ性結晶性珪酸塩は特開昭60−22
7895号公報及びPhys. Chem. Glasses. 7, 127-138
(1966) 、Z.Kristallogr., 129, p396-p404(1969)等に
記載されている。またヘキスト社より商品名「Na−S
KS−6」(δ−Na2Si25)として、粉末状、顆粒
状のものが入手できる。これら、結晶性珪酸塩は上述の
アルカリ緩衝能を有するだけでなく、優れたイオン交換
能も有する。
【0027】アルカリ性結晶性珪酸塩は洗浄剤組成物中
に1〜40重量%、特に3〜30重量%配合することでより
優れた洗浄力を得ることができる。
【0028】式(I)以外のカルボン酸系ポリマーは金
属イオンを封鎖する機能を有する他、固体粒子汚れを衣
料から洗濯浴中へ分散させる作用とその粒子が衣料へ再
付着することを防ぐ作用がある。該カルボン酸系ポリマ
ーとしてはアクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸等の
ホモポリマーないしコポリマーが例示され、コポリマー
は上記モノマーとマレイン酸と共重合したものが好適で
あり、分子量が5,000〜1,000,000 のものが好ましい。
またポリグリシジル酸ポリマー、カルボキシメチルセル
ロース等のセルロース誘導体並びにポリアスパラギン酸
塩等のアミノカルボン酸系のポリマーも例示され、これ
らは金属イオン封鎖能、分散能及び再汚染防止能を有す
る。式(I)以外のカルボン酸系ポリマーは、洗浄剤組
成物中に好ましくは 0.5〜20重量%、さらに好ましくは
1〜10重量%配合される。
【0029】本発明の洗浄剤組成物には、その他の成分
として、特開平8−218093号公報、第5頁第8欄
44行目〜第7頁第11欄17行目に記載の成分を配合するこ
とができる。特に、クエン酸等の有機金属イオン封鎖
剤、硫酸ナトリウム等の増量剤、ポリエチレングリコー
ル及びポリビニルアルコール等の分散剤、ポリビニルピ
ロリドン等の色移り防止剤、過ホウ酸ナトリウム、過炭
酸ナトリウム等の漂白剤、特開平6−316700号公
報第6頁記載の化合物及びテトラアセチルエチレンジア
ミン(TAED)等の漂白活性化剤、プロテアーゼ、セ
ルラーゼ、アミラーゼ及びリパーゼ等の酵素、ホウ素化
合物及び亜硫酸ナトリウム等の酵素安定剤、ビフェニル
型、スチルベン型の蛍光染料、シリコーン及びシリカ系
の消泡剤、酸化防止剤、着色剤、並びに香料等の成分を
必要により配合することが好ましい。
【0030】
【実施例】<ポリマーの調製> ・合成例1:ポリマーaの合成 温度計、メカニカルスターラー、冷却管、窒素導入管を
取り付けた2L4つ口フラスコにアクリル酸ナトリウム
(アルドリッチ社製)50g(0.53モル)、アクリルアミ
ド(アルドリッチ社製)37.7g(0.53モル)、過硫酸カ
リウム8g、エタノール5g、次亜燐酸ナトリウム0.05
g、イオン交換水1000gを仕込み、窒素導入管より窒素
を流通しながら90〜 100℃で8時間反応させた。その
後、蒸発器により濃縮し35%の水溶液とした。GPC分
析の結果、分子量は8,000 であった。このポリマーa
は、下記の構造を有する。
【0031】
【化2】
【0032】・合成例2:ポリマーbの合成 アクリル酸 1.3g、アクリルアミド50g、過硫酸カリウ
ム2gを使用した以外は合成例1と同様の方法で合成し
た。GPC分析の結果、分子量は21,000であった。この
ポリマーbは、下記の構造を有する。
【0033】
【化3】
【0034】・合成例3:ポリマーcの合成 アクリル酸50g、アクリルアミド 2.1g、過硫酸カリウ
ム1gを使用した以外は合成例1と同様の方法で合成し
た。GPC分析の結果、分子量は50,000であった。この
ポリマーcは、下記の構造を有する。
【0035】
【化4】
【0036】<洗浄剤組成物の調製> (1)粒状洗浄剤組成物の調製 ・粒状洗浄剤A 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(炭素数12
〜14)2.5kg 、アルキル硫酸ナトリウム(エマール10
パウダー、炭素数12、花王(株)製)0.5kg 、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル(炭素数12及び13、平均E
O付加モル数5、エマルゲン510L、日本触媒社製)
0.3kg 、アクリル酸−マレイン酸コポリマー(ソカラン
CP−5、重量平均分子量50,000、BASF社製)0.3k
g 、ポリマーa 0.5kg、脂肪酸ナトリウム(牛脂由来)
0.3kg 、炭酸ナトリウム2.0kg 、JIS1号珪酸ナトリ
ウム1.0kg 、A型ゼオライト(平均粒径3μm)2.0kg
、硫酸ナトリウム0.5kg 、ポリエチレングリコール
(重量平均分子量6,000)0.1kgから60%固形分の水スラ
リーを調製し、これを噴霧乾燥して洗剤生地(水分6重
量%)を得た。得られた洗剤生地3.0kg とアルカリ性結
晶珪酸塩(Na−SKS−6、δ−Na2Si25 、平
均粒径10μm、クラリアント社製)0.15kgを深江工業
(株)製ハイスピードミキサー(FS−GC−10型)
に入れ、粉砕しつつ造粒を行った。造粒終了近くにA型
ゼオライト(3μm)を0.06kg、プロテアーゼ粒子(1
2.0T-type W、ノボノルディスクバイオインダストリ
ー社製)0.03kg、リパーゼ粒子(リポラーゼ100T、
ノボノルディスクバイオインダストリー社製)0.01kg、
セルラーゼ粒子(KAC500、花王(株)製)0.01kg
を添加混合し、粒状洗浄剤Aを得た。得られた粒状洗浄
剤Aは平均粒径 400μm、嵩密度750g/Lであった。
【0037】・粒状洗浄剤B 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム2.5kg 、ア
ルキル硫酸ナトリウム0.5kg 、ポリオキシエチレンアル
キルエーテル0.3kg 、アクリル酸−マレイン酸コポリマ
ー0.3kg 、ポリマーb 0.3kg、脂肪酸ナトリウム0.3kg
、炭酸ナトリウム2.2kg 、JIS1号珪酸ナトリウム
1.0kg 、4A型ゼオライト2.0kg 、硫酸ナトリウム0.5k
g 、ポリエチレングリコール0.1kg から60%固形分の水
スラリーを調製し、これを噴霧乾燥して洗剤生地(水分
量5重量%)を得た。得られた洗剤生地3.0kg 及びアル
カリ性結晶性珪酸塩0.12kgをハイスピードミキサーに入
れ、粉砕しつつ造粒を行い、造粒終了近くにA型ゼオラ
イトを0.06kg、プロテアーゼ粒子0.03kg、リパーゼ粒子
0.01kg、セルラーゼ粒子0.01kgを添加混合して粒状洗浄
剤Bを得た。平均粒径 400μm、嵩密度 760g/Lであ
った。なお、ポリマーb以外の成分、装置は特記しない
限り粒状洗浄剤Aと同じものである。
【0038】・粒状洗浄剤C 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム3kg、ポリ
アクリル酸ナトリウム(オリゴマーD、重量平均分子量
8,000 、花王(株)製)0.1kg 、ポリマーc 0.5kg、炭
酸ナトリウム2.5kg 、4A型ゼオライト1.3kg 、トリポ
リリン酸ナトリウム2kg、硫酸ナトリウム0.5kg 、ポリ
エチレングリコール0.1kg から60%固形分の水スラリー
を調製し、これを噴霧乾燥して洗剤生地(水分量6重量
%)を得た。得られた洗剤生地3.0kg 及びアルカリ性結
晶性珪酸塩0.12kgをハイスピードミキサーに入れ、粉砕
しつつ造粒を行い、造粒終了近くにA型ゼオライトを0.
06kg、プロテアーゼ粒子0.03kg、リパーゼ粒子0.01kg、
セルラーゼ粒子0.01kgを添加混合して粒状洗浄剤Cを得
た。平均粒径 400μm、嵩密度 770g/Lであった。な
お、ポリマーc以外の成分、装置は特記しない限り粒状
洗浄剤Aと同じものである。
【0039】・比較粒状洗浄剤D 粒状洗浄剤Aの製造方法においてポリマーaの代わりに
オリゴマーDを配合した洗浄剤を製造した。比較粒状洗
浄剤Dは平均粒径 420μm、嵩密度 770g/Lであっ
た。
【0040】(2)漂白剤を主とした洗浄剤の調製 過炭酸ナトリウム(平均粒径 400μm、有効酸素濃度10
重量%)、ポリマーa〜c、炭酸ナトリウム(平均粒径
350μm、デンス灰)、漂白活性化剤粒子(b−1粒
子、b−2粒子)を混合し、表2に示す粉末洗浄剤を調
製した。なお、ポリマーa〜cは40重量%濃度の水溶液
として用い、これを上記粉末混合時に噴霧して配合し
た。また、b−1粒子は、下記に示す漂白活性化剤b−
1 70 重量部及びアルキル(C12) 硫酸エステルナトリウ
ム塩25重量部を混合しながら、溶融させたポリエチレン
グリコール(分子量8000)5重量部を添加したものを押
出し造粒して得たものである。b−2粒子は、b−1粒
子の製法において漂白活性化剤b−1に代えて下記のb
−2を用いて同様に得たものである。b−1粒子、b−
2粒子の平均粒径は何れも 600μmである。更に、比較
品としてポリアクリル酸ナトリウム(オリゴマーD、重
量平均分子量8,000 、花王(株)製)を使用して粉末洗
浄剤を得た。
【0041】
【化5】
【0042】上記で調製した洗浄剤について、下記に示
す方法で泥汚れ洗浄効果を評価した。結果を表1、2に
示す。
【0043】<泥汚れ洗浄試験> ・汚染布の調製 メリアス布(谷頭商店製)1m×10cmを短冊状に切断
し、泥溶液(鹿沼泥の30μm通過品を 100g/Lの比率
でクロロホルムに分散させたもの)に静かに浸した。こ
の操作を3回繰り返し、自然乾燥させた。その後、ブラ
シを使用して表面に付いた過剰の泥を落とし、10cm×10
cmに切断した。
【0044】・洗浄方法 表1又は表2に示す洗浄剤 2.5gを水道水500ml に溶解
し、上記汚染布5枚を浸し、2時間放置した。その後、
ターゴトメータにて市販洗剤と共に洗浄し、すすぎ工程
に次いで乾燥を行い下記の方法で洗浄率を求めた。な
お、ターゴトメータでは洗剤濃度 0.067重量%、洗浄時
間10分、100rpmの条件で行った。
【0045】・洗浄率の測定 汚染前の原布、洗浄前後の汚染布の550nm における反射
率を自記色彩計(島津製作所製)にて測定し、次式によ
って洗浄率を求めた。
【0046】
【数1】
【0047】<結果>得られた洗浄率を表1及び表2に
併せて示した。本発明のポリマーを含有する洗浄剤は、
泥汚れに対して優れた洗浄効果を示す。
【0048】
【表1】
【0049】
【表2】
【0050】
【発明の効果】本発明によれば泥汚れ洗浄性に優れた洗
浄剤組成物が得られる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で示されるポリマーを
    含有する洗浄剤組成物。 (A)m(B)n (I) 〔式中、Aはカルボン酸基を有するモノマーユニットで
    あり、Bはアミド基を有するモノマーユニットである。
    また、m、nは重合度を示す。〕
  2. 【請求項2】 一般式(I)で示されるポリマーが分子
    量 5,000〜100,000であり、m+n=95/5〜1〜99で
    ある請求項1記載の洗浄剤組成物。
JP10133738A 1998-05-15 1998-05-15 洗浄剤組成物 Pending JPH11323390A (ja)

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Cited By (1)

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