JPH05132696A - 織物付着防止のための組成物及び方法 - Google Patents

織物付着防止のための組成物及び方法

Info

Publication number
JPH05132696A
JPH05132696A JP3175792A JP17579291A JPH05132696A JP H05132696 A JPH05132696 A JP H05132696A JP 3175792 A JP3175792 A JP 3175792A JP 17579291 A JP17579291 A JP 17579291A JP H05132696 A JPH05132696 A JP H05132696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
composition
alkali metal
water
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3175792A
Other languages
English (en)
Inventor
Stephen B Kong
ステフアン・ビー・コング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Clorox Co
Original Assignee
Clorox Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clorox Co filed Critical Clorox Co
Publication of JPH05132696A publication Critical patent/JPH05132696A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/04Water-soluble compounds
    • C11D3/10Carbonates ; Bicarbonates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/26Organic compounds containing nitrogen
    • C11D3/33Amino carboxylic acids

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】リン酸塩ビルダーを使用しない洗浄組成物であ
って、硬水を用いて洗濯したとき織物上に付着するカル
シウム及びマグネシウム塩の形成の抑制された組成物の
提供。 【構成】(a)約20乃至80パーセントのビルディング効
果量のアルカリ金属炭酸塩洗剤ビルダー、(b)ポリア
ミノポリカルボン酸又は、それらの混合物及び水溶性塩
のサブ正規組成量を含む、付着物防止システムの織物付
着防止量であり、化学式I Mは―CHCH(OH)CH,―CH(C
)CH―,―CHCH―,―CHCH
OCHCHOCHCH―, 及びそれらの水溶性塩から成るグループから選択され、
ここで、R1、R2、R3及びR4は―(CH
H、―CHCOOH及び―Hを含む基から選択され、
ここでnは1,2または3であり、Mが、、又は
で示したもので少なくともR1、R2、R3及びR4
のうち3つが―CHCOOHであるときに与えられ、
更に、Mがで示したもので少なくともR1及びR2又
はR3及びR4が各―CHCOOHであるときに与え
られるところの組成物。さらに任意に界面活性剤、漂白
剤、沸石等の補助ビルダーを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は「硬水」で織物の洗濯に
洗剤を用いるとき、付着残物の形成を減じ、抑制するこ
とによって織物付着を防止するための合成物及び方法に
関する。とりわけけ本発明は、洗濯の間、織物表面に不
溶性合成物が成長し、付着するのを防止するためにポリ
アミノポリカルボン酸を使用することに関する。本発明
は主として織物上の不溶性合成物の形成を妨げ、減じる
ことに関する。
【0002】
【従来の技術】「硬水」に非リン酸塩洗剤を用いて繰り
返し洗濯することから生じる織物表面上での不溶性合成
物の成長(織物付着)は、織物の見た目と感触にマイナ
スの影響を及ぼす。その織物は感触が粗くなり、色の付
いた衣類は色あせてしまう。
【0003】不溶性合成物は主としてカルシウム及びマ
グネシウムの炭酸塩の沈澱物であり、カルシウム及びマ
グネシウムのイオンを含む硬水が、主として非リン酸塩
洗剤に使用されている炭酸ナトリウムのようなビルダー
と反応することで生じる。そのため、「硬水」での洗濯
で生じる不溶性合成物の減少及び付着の防止が強く望ま
れている。リン酸塩及びポリアクリレートは洗剤の使用
において付着の防止に効果的であることが示されてき
た。リン酸塩は結晶成長抑制剤として働き、サブ正規組
成濃度で不溶性のカルシウム及びマグネシウムの合成物
の成長を妨げる。ポリアクリレートは結晶成長抑制剤と
同時に金属封鎖剤及び分散剤として働く。リン酸塩及び
ポリアクリレートには欠点があり、それはリン酸塩は栄
養汚染をもたらし、ポリアクリレートは生物学的に分解
できないということである。強力な洗剤は概して、界面
活性剤及びビルダーといった2大成分及び適当な製品に
対して基本的な別の成分を含む。洗浄力にはそれほど重
要な影響を及ぼさないが、これらの付加成分は総合的に
造られた洗剤にある種の好ましい機能を与える。これら
の種々雑多な成分は防食剤、再沈着防止剤、蛍光漂白
剤、漂白剤、酵素、香料等である。洗剤にとって最も基
本的な2大成分は、界面活性剤とビルダーである。界面
活性剤は洗剤に洗浄効果を与える。これは汚れ/繊維/
水の境界面で吸収或は集中するという基本特性に基づい
ている。洗剤ビルダーは主として二価のカルシウム及び
マグネシウムの水硬度起因イオン(water-hardness-caus
ing-ions)が界面活性剤の作用を妨害することを防ぐ。
ビルダーはアルカリ性をもたらしてもよく、従って、脂
肪酸鹸価、緩衝容量を改善し、凝集を防ぎ、イオン強度
を維持し、汚れから金属を抽出し、そして、洗濯液から
アルカリ土類金属イオンを分離する。リン酸塩は極めて
効果的なビルダーであるが、不都合なことにそれらは湖
や川を栄養汚染する。アメリカ合衆国の多くの衆でリン
酸塩の量を規制する法律が制定された。リン酸塩の量を
減じようとするこのような法律は、様々な非リン酸塩ビ
ルダーの提案或はまた使用を進めた。例えば、珪酸塩、
沸石、炭酸塩とポリカルボキシレイト、クエン酸塩、E
DTA及びアンモニア三酢酸ナトリウム(sodium nitril
otriacetate(NTA))である。これらはそれ自身様々な
制限を受ける。珪酸塩は殆ど水に溶けず、それ故、それ
らが織物に付着しかねず、また、硬イオンとともに沈澱
を形成しかねないので、好ましくない。沸石は概して有
効な補助ビルダーであるが、単独では効果的では無い。
ポリカルボキシレイトのビルダーは高価である。高レベ
ルのアルカリ金属炭酸塩が費用効果のある非リン酸塩ビ
ルダーであり、特に高いpHが求められる油汚れの除去
に効果のあることが分かった。このような高炭酸塩レベ
ルに関する欠点は洗濯液中に存在するカルシウム及びマ
グネシウムイオンがその炭酸塩と容易に沈澱を形成し、
そのような沈澱が織物上に付着し、また/或は形成され
る事である。このような沈澱物は織物に粗い感触と色あ
せた感じを残す。従来、様々な手段でカルシウム及びマ
グネシウムの沈澱の形成と戦ってきた。その中には種
晶、結晶成長抑制剤及び非沈澱金属イオン封鎖剤の添加
がある。非沈澱金属イオン封鎖剤及び合成剤は、全ての
製造費用を加えて、必要とされる正規組成レベルは高価
に成りがちである。
【0004】英国特許明細書第66,492号には、ポリアミ
ノポリカルボン酸タイプ或はその水溶性塩であって、ペ
ルオキシ漂白剤合成物を安定させる特徴を有するような
関連した合成物を含む組成物が記載されている。
【0005】英国特許明細書第66,492号は、ペルオキシ
合成物のデグラデーションに対する安定剤としての1,
3−ジアミノプロパン−2−オル−N,N,N′,N′,−
テトラ酢酸或はその水溶性塩の合成物の使用に関するも
のである。
【0006】米国特許第2,130,505号は様々なポリアミ
ノポリカルボン酸及びその製造方法に関するものであ
る。この特許は不溶性金属塩の沈澱物、特に硬水に起因
するイオンから造られるものを防ぎ、無害化するための
前記合成物の使用に関する。この特許は、炭酸塩基剤洗
剤のサブ正規組成レベルでの織物付着の防止のためにこ
れらの合成物の使用を教示も示唆もしていない。その出
願はその使用レベルが曖昧で示されていない。
【0007】米国特許第2,396,938号は様々なアルカ
リ、ポリアミン、テトラ即ち高級酢酸合成物の正規組成
レベルの使用によってボイラー内でスケールのコーティ
ングを除去し、さらなるスケールの形成を妨げるため
に、ボイラー及びそれらの様々な部分の取り扱いに関し
ている。
【0008】米国特許第2,407,645号は、ポリカルボキ
シルアミノ酢酸及び該酸とそのアルカリ金属塩の製造方
法に関する。米国特許第2,407,645号の合成物は、硬水
軟化組成物中で石鹸と混合されたとき、洗剤として有効
であることが開示されている。米国特許第4.352,751号
はフルオロ検定技術で使用可能な希土類金属イオンの蛍
光キレートの生成に有効な様々なジアミン三酢酸に関す
る。
【0009】日本特許明細書55/133498は、ミネラルウ
ォータ中でNロングチェーン・アシルアミノ酸塩及びそ
の他のものを溶解することで作られる水溶性脱臭剤に関
する。これらの成分は、人間の皮膚を保護する効果とと
もに皿の洗浄及び脱臭に使用する洗剤として有効であ
る。
【0010】日本特許明細書60/11998は、N,N−bis−
(ヒドロキセチル)イミノ、酢酸及び/またはN−ヒド
ロキセチルイミノ、ジアセチル酸を含む過酸化物漂白剤
成分に関する。これらの後者の合成物は、黄ばみの除
去、ストリッピング、脱色その他において優秀な漂白効
果を有する漂白剤として有効なことが分かっている。
【0011】日本特許明細書30/51500は、バスルーム等
のためのマイルドな中性洗剤組成物であって、界面活性
洗浄力を改良するアミノカルボキシル酸のカリウムまた
はアンモニウム塩及びグリコール溶剤を含むものに関す
る。その3つの成分は脂肪酸の金属塩に相互依存的に働
き、急速な分解を引き起こす。その合成物は勿論洗濯物
への汚れの付着を防ぐ。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】引用した技術の点から
は依然として洗剤に織物付着を効果的に防ぐための組成
物及び方法が必要とされる。従来技術は、ペルオキシ合
成物のデグラデーションの安定、水の硬度の減少、ボイ
ラー及びボイラー管からのスケールの除去、蛍光キレー
トの形成が可能な希金属イオンのキレート及びフルオロ
検定技術における様々な合成物及び組成物の使用のみに
関している。
【0013】本発明は、合成洗剤の効果的な織物付着防
止にポリアミノポリカルボン酸を使用する方法に関す
る。従来技術はポリアミノポリカルボン酸を単に、水の
硬度の減少のために或はペルオキシ漂白剤合成物のデグ
ラデーションに対する安定剤としてのみに使用してき
た。洗剤中の炭酸ナトリウムビルダーのために硬水のミ
ネラルが織物に付着残留物として生成することを減じま
た/或は抑制するために、洗剤組成物中にポリアミノポ
リカルボン酸合成物を添加することは、従来技術では明
らかに予期されないことである。
【0014】リン酸塩に代わる主な無機物は炭酸ナトリ
ウムである。しかし、炭酸塩を多く含む非リン酸塩ビル
ダーは「硬水」中に含まれるカルシウム及びマグネシウ
ムイオンから作られる「硬水」沈澱物の問題が生じる。
洗濯中、織物上に成長し付着する沈澱物は炭酸基剤洗剤
を好ましくないものにする。
【0015】それ故、本発明の目的はリン酸塩ビルダー
を使用しない洗浄組成物を提供することである。
【0016】本発明のもう一つの目的は、織物上に付着
するカルシウム及びマグネシウム塩のレベルを減じる高
炭酸塩洗剤組成物を提供することである。
【0017】本発明のもう一つの目的は、炭酸塩の沈澱
の防止及び/或は付着の制御をする十分に生物分解可能
な合成物を提供することである。
【0018】本発明のもう一つの目的は、良好な汚れ除
去能力をもたらす洗剤組成物を提供することである。
【0019】本発明の能力を一つの目的は、栄養汚染の
一因に成らない織物付着の減少のための洗剤組成物及び
方法を提供することである。
【0020】更に本発明の目的は、高炭酸塩または非リ
ン酸塩洗剤を使用するときの織物付着の減少のための洗
剤組成物及び方法を提供することである。
【0021】本発明に従った組成物及び方法を用いる
と、カルシウム及び/またはマグネシウムイオンを含む
水とともに高炭酸塩または非リン酸塩洗剤を用いるとき
に織物付着が減じられ、或は除去されることが分かっ
た。その組成物はポリアミノポリカルボン酸及びその誘
導体を用いることで特徴付けられる。より好ましくは、
本発明はポリアミノポリカルボン酸及びその水溶性塩の
使用、とりわけ洗剤組成物中の1,3−ジアミノ−2−
ヒドロキシプロパン−N,N,N′,N′−テトラ酢酸の
使用、及び該組成物を使用する方法に関する。
【0022】更には本発明は、1,3−ジアミノ−2−
ヒドロキシプロパンN,N,N′,N′−テトラ酢酸或は
一価の陽イオンをもったその水溶性塩を濃度で約1乃至
20重量パーセント、好適には約2乃至12パーセントの範
囲で、更に好ましくは約1乃至5パーセント含む洗剤組
成物の使用に関する。
【0023】アルカリ金属塩、とりわけナトリウム塩、
カリウム塩或はアンモニウム塩は一価の陽イオンを有す
るポリアミノポリカルボン酸の水溶性塩として使用可能
である。アンモニウムイオンもまた本発明の目的のため
に一価の陽イオンとみなすことができる。本発明の目的
に関してはポリアミノポリカルボン酸の酸の生成は、酸
が限定された溶解度を有することを除いて塩の生成と同
価であることが注意される。酸及び塩生成が交換可能に
使用されることにも注意される。更に、もしポリアミノ
ポリカルボン酸誘導体が水溶性塩として加えられると、
要求される重量パーセントの範囲は陰イオンの存在のた
めに酸の場合の範囲はよりも高くなるであろう。従っ
て、一実施例では本発明は、(a)アルカリ金属炭酸塩ビ
ルダー及び(b)織物付着を防止する量のポリアミノポリ
カルボン酸或はその塩から成る洗剤として記述すること
ができる。
【0024】アルカリ金属炭酸塩 アルカリ金属炭酸塩は本発明の組成物の主たる或は唯一
のビルダー物質である。ここで用いられているように、
主ビルダーは総量において硬水イオン(例えば、カルシ
ウム(+2)及びマグネシウム(+2))に対して高容
量を有するものに限定される。「補ビルダー」の用語は
このようなイオンに対してより少ない容量を有する残り
のビルダーを指す。アルカリ金属炭酸塩、セスキ炭酸塩
及び重炭酸塩は主ビルダーに適しているが、好適なビル
ダーはナトリウム及び/又はカリウム炭酸塩である。炭
酸塩のビルディング有効量はここにおける組成物中にあ
り、それは主ビルダーとしてのアルカリ金属炭酸塩の量
として定義される。前記主ビルダーは50℃で250ppm硬度
での選択の間、溶媒中に硬水イオンが存在する中で沈澱
する。このような沈澱は以下に定義するパーセント透過
率対時間における急な変化によって示される溶媒濁度に
よって決定される。概して重量パーセントについては、
68リットルの洗濯液と100グラムの組成物を仮定する
と、少なくとも約20乃至80パーセント、好ましくは約30
乃至70パーセント、最も好適には50パーセントの炭酸塩
が用いられることである。ここで用いられる全てのパー
センテージは総組成物の活動状態の重量パーセンテージ
である。少なくとも80パーセント以上の高炭酸塩レベル
で機能するが、組成物全体の効果に貢献する他の成分に
ついて不十分な余地がある。炭酸塩はカルシウムのよう
な二価の金属イオンを取り除くビルダーとして働き、加
えてアルカリ性をもたらし、汚れの除去を促進する。こ
こで開示した高レベルにおいてアルカリ金属炭酸塩は良
好な洗浄力を示し、また、油汚れのような高pHが要求
される状況で炭酸塩ビルダーは他のビルダーよりも優れ
ている。
【0025】ポリアミノポリカルボン酸付着防止システ
防止システムはポリアミノポリカルボン酸又はその水溶
性塩のサブ正規組成レベル(以後、“PAPCA”とす
る。)から成り、それは織物付着を抑制し、防止するよ
うに働く。ここの目的について、ポリアミノポリカルボ
ン酸のサブ正規組成レベルは、カルシウム及びマグネシ
ウム炭酸塩の沈澱を硬水イオンをシクエスタリングする
ことで防ぐには不十分な平均レベルに限定される。例え
ば、このようなレベルは概して約30パーセント以下、よ
り好ましくは約20パーセント以下の総ビルディング容量
から成る。
【0026】「ポリアミノポリカルボン酸」とうい用語
によって、その中に少なくとも2つのアミノ基と少なく
とも2つのカルボキシル基が含まれることを意味する。
本発明のポリアミノポリカルボン酸組成物は、次に示す
一般的な化学式のものに関する。
【化1】1 ここでMは以下の物からなる基及びその水溶性塩から選
ばれる物である。
【化2】2
【化3】3
【化4】4
【化5】5
【化6】6 ここで、R1,R2,R3及びR4は−(CH2)nOH、−
CH2COOH及び−Hを含む基から選択され、ここで
nは1,2または3であり、Mが化2、化3、化4又は
化5で示したもので少なくともR1,R2,R3及びR4
のうち3つが−CH2COOHであるときに与えられ、
更に、Mが化6で示したもので少なくともR1及びR2
又はR3及びR4が各−CH2COOHであるときに与
えられる。
【0027】次に示すものは本発明の典型的な合成物で
ある。 (合成物1)
【化7】 7 1,3−ジアミノ2−ヒドロキシプロパンN,N,N′,
N′−テトラ酢酸 (合成物2)
【化8】 8 1,2−ジアミノプロパンN,N,N′,N′−テトラ酢酸 (合成物3)
【化9】 9 エチレンジアミン・テトラ酢酸 (合成物4)
【化10】 10 N(2−ヒドロキシエチル)エチレンジアミンN,N,N′
−トリ酢酸 (合成物5)
【化11】 11 エチレンジアミンN,N′−ジ酢酸 (合成物6)
【化12】 12 トリエチレンテトラアミン・ヘクサ酢酸 (合成物7)
【化13】 13 エチレン・ビス(オキシエチレン・ニトリロ)テトラ酢酸
【0028】第2の実施例では、クリーニング組成物は
以下のものを含む洗剤組成物からなる。(a)アルカリ金
属炭酸塩ビルダー、(b)ポリアミノポリカルボン酸又は
その水溶性塩から成る付着防止システム、(c)界面活性
剤。
【0029】成分(a)及び(b)は先に第1実施例に関して
記述した。成分(c)については以下に記述する。
【0030】界面活性剤 陰イオン性、陽イオン性、非イオン性及び両性界面活性
剤等、洗剤に適する無数の界面活性剤が知られている。
好ましい界面活性剤は陰イオン性、陽イオン性のもの及
びそれらを混合したもので、もし加えられるならば、洗
浄有効量である。好ましい陰イオン性のものは、アルカ
リ金属アルキル硫酸塩、第一及び第二アルカンスルフォ
ン酸塩、直鎖アルキルベンゼンスルフォン酸塩、アルキ
ルエーテル硫酸塩及びそれらの混合物から選ばれる。こ
れらの陰イオン性界面活性剤は好適には平均して8乃至
18の炭素原子を有するアルキル鎖基である。好ましい陰
イオン性界面活性剤は平均して8乃至18の炭素原子を有
するLASである。このような界面活性剤は、ステファ
ン・ケミカル・カンパニー(ノースフィールド、イリノ
イ州)及びヴィスタ・ケミカル・カンパニー(ヒュース
トン、テキサス州)によって提供されている。さらに好
ましい陰イオン性界面活性剤は、主としてその洗浄効果
に関しては、第二アルカンスルフォン酸塩である。とり
わけ好ましい第二アルカンスルフォン酸塩の例は、Far
bwerke Hoechst A.G.(フランクフルト、ドイツ)に
よって製造されるHOSTAPUR SASの商標が付
された物である。
【0031】最も好ましいのは、陰イオン性界面活性剤
に少なくとも1つの非イオン性のもの、とりわけC1-4
アルコキシル化脂肪族アルコール及びC1-4アルコキシ
ル化アルキルフェノールを含むことである。特に好まし
いものはエトキシル化/プロポキシル化されたC8-14
ルコールである。アルコールには少なくともアルコキシ
ル基があるべきで、好ましくは少なくとも9つあるべき
である。エトキシル化/プロポキシル化された脂肪族ア
ルコールの好ましい例は、BASFコーポレーション
(パルシッパニー、ニュージャージー州)がINDUS
TROL及びPLURAFACの商標を付して提供して
いるものである。エチレン酸化物/プロピレン酸化物共
重合体のような、あるC1-4アルキレン酸化物共重合体
もまた界面活性剤として好ましい。これらの例としてB
ASF社のPLURONICシリーズがある。別の適当
な非イオン性界面活性剤はポリエトキシ化アルコール
で、シェル・ケミカル・カンパニー(ヒューストン、テ
キサス州)の製造する商標NEODOLを付されたもの
である。好適なNEODOLはNEODOL25−7であ
り、一分子につき約7つのエチレン酸化物基を持つ12乃
至15の炭素チェーン長アルコールの混合物であり、NE
ODOL 23−65 は約6.5モルのエチレン酸化物を有す
るC12-13混合物であり、NEODOL25−9は約9モ
ルのエチレン酸化物を有するC12-15混合物である。ま
た、トリメチル・ノニル・ポリエチレン・グリコール・
エーテルも有益であり、それはユニオン・カーバイド・
コーポレーションからTERGITOL TMN−6の
商標で出されており、また、オクチル・フェノキシ・ポ
リエトキシ・エタノールも有益であり、ロム・アンド・
ハス(フィラデルフィア、ペンシルヴァニア州)社から
TRITON X−114の商標で出されている。界面活
性剤の総含有量は約1%乃至20%が好ましく、更には2
%乃至15%が好ましい。
【0032】第3の実施例に於いては、本発明は乾燥し
た顆粒状洗剤組成物であり、、(a)アルカリ金属炭酸塩
ビルダー、(b)付着抑制システムとしてのポリアミノポ
リカルボン酸或いはそれらの水溶性塩、(c)界面活性剤、
(d)漂白剤、(e)アルカリ金属ケイ酸塩、(f)フィラー、
(g)洗濯添加物、から成る。成分(a)、(b)及び(c)は第1
及び第2実施例で記述したものである。成分(d)乃至(g)
は以下に記述する。
【0033】漂白剤 好適なペルオキシジェン漂白剤は固体として得られ、ナ
トリウムペル炭酸塩、ナトリウムペルホウ酸塩、ナトリ
ウムリン酸塩ペルオキシドレイト、カリウム一過硫酸塩
及び金属過酸化物を含む。漂白剤活性剤は、ペル酸前駆
物質としても知られており、ペルオキシジェン合成物質
を含んでもよい。活性剤の例にはテトラアセチル・エチ
レンジアミン(TAED)、非アノイロキシ(nonanoyl
oxy)ベンゼンスルフォン酸(NOBS)及び非アノイ
ルグリコレート(nonanoylglycolate)フェノール・ス
ルフォン酸(NOGPS)を含む。NOBS及びTAE
Dは例えばChungその他の米国特許第4,417,934号に開
示されており、NOGPSは例えばFongその他の米国特
許第4,778,618号に開示されており、その開示はこの中で
引用されている。ペル酸漂白剤(モノペル酸及びジペル
酸を含む)は漂白能力に関しては有利である。好適なペ
ル酸漂白剤はC8-12アルキル・ペル酸、特にペルアゼラ
イン酸及びジペルアゼライン酸、ジペルオキシドデカン
ジオイック(diperoxydodecanedioic)酸(DPDD
A)、及びアルキル・モノペルオキシ琥珀酸を含む。ペ
ル酸漂白剤及びその製造方法がMarynowskiその他の米
国特許第4,337,213号に開示されており、その記載はこ
の中で引用されている。漂白剤は有効に漂白するのに十
分な量、例えば約0%乃至10%のウェイトアクティヴ、
更に好適には選択される漂白剤により約0.05%乃至5%
のウェイトアクティヴの量が含まれる。
【0034】アルカリ金属ケイ酸塩 アルカリ性及び腐食抵抗性を与えるためにアルカリ金属
ケイ酸塩が含まれてもよい。好適には化学式 M2O(Si
2)n を有するもので、ここでMはアルカリ金属を示
し、nは1乃至4である。好ましいアルカリ金属ケイ酸
塩はナトリウム、カリウム及びリジウムのケイ酸塩であ
り、その中でナトリウムケイ酸塩が最も好ましく、2.0
〜2.4の好ましいn値をもつ。保管中不溶性ケイ酸塩を
最小にするためのnの最も好ましい最大値は3.2であ
る。適切な防食特性を与えるために、全てのケイ酸塩の
うち少なくとも約10%が約1.6よりも大きい値のnであ
ることが好ましい。別の適当なケイ酸塩の例にはナトリ
ウム或いはカリウム・オルトケイ酸塩及びメタケイ酸塩
が含まれる。以後、用いるように「ケイ酸塩」の用語は
これらアルカリ金属ケイ酸塩のあらゆるものの個々のも
の、或いは組み合わせたものを意味する。
【0035】前記の如何なるアルカリ金属ケイ酸塩の混
合物も適当なものである。アルカリ金属ケイ酸塩は約0
乃至10%の量が含まれ、好適には約2乃至5%の量が含
まれる。約1%の最小のケイ酸塩は十分な腐食抵抗性を
もたらすのに適している。市販されているナトリウムケ
イ酸塩はフィラデルフィア・クォーツ・コーポレーショ
ン(ヴァレイ・フォージ、フィラデルフィア州)が商標
RU(47%溶液のもの)及びD(44,1%溶液のもの)を
付して販売している。それらの防食効果に加えて、ケイ
酸塩はアルカリ性をもたらし、塊の粒子サイズを増加す
るための過程及び粒状化を補助する。ナトリウムケイ酸
塩は洗浄の補助もし、特に油やグリースの汚れに効果を
上げる。
【0036】フィラー フィラーは好適には、塩化ナトリウム、硝酸ナトリウム
或いは硫酸ナトリウムのような塩であり、粒子サイズや
流動性等の所望の物理特性を得るために組成物密度を調
整するのに用いられる。用いられる過程及びフィラーに
よって、フィラーは活性剤の添加のための表面積を提供
してもよい。フィラー物質は更に冷水洗濯条件下での溶
解性に貢献する。低価格及び有効性から、塩化ナトリウ
ムは好ましい。しかし、ふくらんだホウ砂、ベントナイ
ト粘土及び硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、塩化ナトリ
ウム、塩化カリウム、臭化ナトリウム、臭化カリウム、
硝酸ナトリウム、硝酸カリウム及びホウ酸塩等の無機
塩、及び糖のような有機物質もまた適している。幾らか
の水がフィラーとして意図的に加えられてもよい。概し
て、約0乃至30%のフィラーが存在し、好ましくは約5
乃至25%である。
【0037】補助ビルダー 当業者には、高炭酸塩フォーミュレーションと適合され
ると知られる如何なる非リン酸塩物質も、任意に、ケイ
酸塩、クエン酸塩、アルカリ金属炭酸塩、ポリアクリレ
ート及び無水マレイン酸塩基共重合体のような重合体の
ポリカルボン酸、沸石、エチレンジアミンの塩、テトラ
酢酸及びニトリロ三酢酸ナトリウムの中から選ばれた補
助ビルダーとして含まれてもよい。約10%以上のレベル
のケイ酸塩及びクエン酸塩が補助ビルダーとして加えら
れてもよい。もし、加えるならば、補助ビルダーは組成
物の総重量の約30%以下にすべきであり、好ましくは、
約20%以下にすべきである。沸石は無付着物促進量で用
いるとき良い効果を発するので任意の補助ビルダーとし
て好ましい。無付着物促進量は、洗剤フォーミュレーシ
ョン中に在るとき、又は硬水イオンの存在中で付着物形
成に寄与せず、助長しない量である。
【0038】沸石Aは例えばペンシルバニア州ヴァレイ
・フォージのPQコーポレーションがVALFOR100
という商標を付して市販しているものである。沸石Aは
典型的に約21%の水分を含んでいる。
【0039】添加物 アルカリ金属炭酸塩は一般に、洗濯pH範囲を所望の限
度内に維持するには十分であるが、電解質/緩衝剤を加
えることで洗濯水のpHを調整することが望ましい。こ
れらは概してアルカリ金属無機酸塩、水酸化物或いは酸
化物である。アルミン酸塩、グルコン酸塩のような有機
物質、クエン酸塩コハク酸塩、マレイン酸塩及びそれら
のアルカリ金属塩の使用も適切であろう。洗濯pH範囲
は約8.0乃至13.0に、より好ましくは約9.0乃至12.0に維
持されるべきであろう。もし、電解質/緩衝剤が必要な
らば、他の如何なる成分とも不都合な相互作用をせず、
また、非常に費用効果がある点で水酸化ナトリウムが好
適である。緩衝の目的で電解質/緩衝剤を単独で加える
量は、約0%から10%に変えることができる。
【0040】一般的な組成物において、少量の添加は本
発明に含められる。これらにはモナストラルブルー(M
onastral blue)やアントラキノン染料のような染料を
含む(それらはZielskeの米国特許第4,661,293号及び
同第4,746,461号に開示されている。)。色素は好適な
着色剤でもあるが、二酸化チタン、ウルトラマリンブル
ー(Changその他の米国特許第4,708,816号参照。)及
び着色したアルミノ・ケイ酸塩から制限無しに選ばれて
もよい。蛍光漂白剤はまた別の好ましい添加物である。
これらにはスチルベン、スチレン及びナフタレン誘導体
を含み、それらは紫外線を受けると可視波長の光り即ち
蛍光を発する。このような蛍光漂白剤或いは増白剤は、
度重なる汚れと洗濯により薄汚くなった織物の見栄えを
良くするのに有益である。好適な蛍光漂白剤はCiba G
eigy A.G.(トム・リバー、ニュージャージー州)か
ら提供されるTINOPAL 5BM−GX及びTIN
OPAL AMS及びMobay Chemicals(ユニオン、
ニュージャージー州)から提供されるPHORWITE
RKHである。
【0041】酵素、とりわけリパーゼ、プロテアーゼ及
びアミラーゼのような加水分解酵素は、ここに示した組
成物への有効な添加剤である。好ましい市販物にはES
PERASE及びSAVINASEがあり、何れもノヴ
ォ・インダストリアル(ダンブリー、コネチカット州)
の製品である。概して、たいへん低いレベルの酵素が必
要とされ、即ち、約0.1重量%乃至1.0重量%が必要とな
る。芳香もまたこれらの組成物への好ましい添加物であ
る。それは総組成物の0%乃至5%の範囲である。カル
ボキシメチル・セルロースのような非再付着剤は潜在的
に好ましい。適切な陰イオン界面活性剤のような泡沫ブ
ースターが適切に含まれてもよい。ある種の界面活性剤
の使用により、過渡の泡立ちが起こった場合にも、例え
ば、ジメチルポリシロキサンであるアルキル化ポリシロ
キサンのような非泡立て剤が望ましい。水は遊離水即ち
炭酸ナトリウムのような無機塩の水和した水であっても
よい。洗剤組成物は乾燥、自由流れ粒状混合物、例え
ば、凝集又は吹き付け乾燥を防ぐ過程で用意される。し
かし、ここに記載した組成物はそのような形態に限定さ
れず、タブレットやビーズのような他の乾燥形態で形成
されてもよく、又、ペースト、ゲルまたは液状に形成さ
れてもよい。以下に例Aとして示してある。
【0042】 例 A 成 分 重量% アルカリ金属炭酸塩 30−80 界面活性剤 1−20 漂白剤 0−10 アルカリ金属ケイ酸塩(SiO2/M2O) 0−10 フィラー 0−30 ポリアミノポリカルボン酸 0.1−15 組成物マイナーズ(酵素、FWA's、芳香、その他) 0−5 補助ビルダー 0−30 水 0−15
【0043】試験 ここに記載した組成物の付着物減少に関する効果を評価
するために、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパ
ンN、N、N′、N′−テトラ酢酸に関する本発明の合成
物の付着物の減少に関する試験をビーカー内で行った。
合成物とその結果は以下の表に示されている。
【0044】手順 濁度測定は、ディッピングプローブと比色計を使用する
透過率パーセントを測定することから成る。そのプロー
ブは消イオン水中に置かれ、透過率パーセント(%T.)
は100%にセットされる。洗剤は予め50mlの水に溶解さ
せてあり、次に、硬水イオン[Ca2+]/[Mg2+]=
3:1(モル比)を含む水950mlを加える。最終的な溶
液高度は300ppmである。透過率パーセントは時間に対し
て連続的にプロットされ、測定される。結果は、%T対
時間のグラフの傾斜における急な変化によって決定され
るカルシウム沈澱開始前の時間(tm)として示され
る。tmが長くなればなるほど、無機塩の沈澱を防ぐ合
成物の能力はよくなる。理想的には、tmは洗濯サイク
ル、例えば米国における洗濯状況の場合においては約12
−15分であるが、これより長くあるべきである。実際に
は約10分以上のtmは、好ましくは12分であるが、商品
的に許容できる結果をもたらす。即ち、カルシウム沈澱
は消費者の不満を除くのに十分な程抑制する。
【0045】%T測定と同時に、洗剤サンプルの各容器
に3.5×4インチ(約8.9×10.2センチメートル)の大き
さで1.00グラムの綿の布切れが浸される。試験容器中で
のより良い回転のために、約0.25インチ(約0.64センチ
メートル)間隔でよそ3インチ(約7.6センチメート
ル)の長さの切り込みが入れられた。10分間の洗濯の後
に、布切れは2リットルの消イオン水で二度濯がれ、C
aCO3を溶かすために25mlの水と10mlの1.2MのHCl
の入ったフラスコ中に入れられる。15mlの標準NH4
H硬度緩衝剤及びカルマギット(Calmagite)指示薬が添
加され、その溶液は標準化されたEDTAにより滴定さ
れる。結果は、織物(布切れ)1グラム当たりのCaC
3(mg)として記録される。好適には、この値は約4
mg/g以下であるべきで、最も好ましくは約2mg/g
以下である。
【0046】 表 1a 合成物番号 濃度 (gms/l) tm CaCO3(mg)/織物(g) 1 4.44×10-4M 0.143 20 1.55 2 5.0×10-4M 0.153 5.8 6.70 3 1.3×10-3M 0.380 4.5 5.75 4 5.0×10-4M 0.190 4.6 3.56 5 5.0×10-4M 0.088 2.4 15.30 6 5.0×10-4M 0.247 4.2 11.30 7 5.0×10-4M 0.190 9.7 4.85 ベースのみ − 4.5 12.90 (a) 凝集した非リン酸塩洗剤ベースが用いられ、それ
には1.16g/lのNa2CO3(78.6gのNa2CO3を68
lの洗濯水に用いたのに相当する)を含んでいる。 (b) g/lは酸形態に対するものである。
【0047】マルチサイクル洗濯研究 付着物の減少について、ここに記載した組成物の効果を
評価するために、100%テリークロスの洗面用タオルが
与えられた洗濯条件下で、多数サイクルにわたって洗濯
された。61%のNa2CO3、11.0%の界面活性剤、5.0
%のケイ酸ナトリウム及び5.0%の過ホウ酸ナトリウム
から成るベース洗剤組成物が使用された。ポリアミノポ
リカルボン酸合成物がベース組成物に表2に示した量だ
け添加された。約3/4カップ(125g/use)の洗剤及
び約68リットルの洗濯水が各ウォッシュロード(washlo
ad)に使用された。
【0048】 表 2 マルチサイクル洗濯研究 重量%Ash/5サイクル/綿の洗面用タオルb 処理剤 a 35℃/100ppm 50℃/200ppm ベース+7.5gアクリゾール 0.4 4.7 LMW45N 4500 MW ポリアクリル酸 ベース+4.44×10-4M 0.7 1.0 (9.72g)1,3−ジアミノ−2− ヒドロキシプロパンN、N、N′、N′テトラ酢酸 (a) マルチサイクル洗濯研究は61g/useのNa2CO3
を含んだ凝集した洗剤ベースによりなされた。全ての研
究は3:1Ca/Mgモル濃度水硬度でなされた。濃度は
“アクティブ”基準である。 (b) Ashは酸素中の950℃の熱分解の後に残る残留物
として定義される。値は重量パーセントで表されてい
る。
【0049】表2はベース洗剤組成物よりも少ないカル
シウム残留物(ashとして)がもたらされるポリアミノポ
リカルボン酸を用いる即時付着物防止システムのサブ正
規組成レベルを示す。炭酸カルシウムの付着物の抑制に
ついての結果に関して、ポリアミノポリカルボン酸は、
反沈澱特性で知られるポリアクリレートと直接置き換え
ることができる。更に、記載されたポリアミノポリカル
ボン酸は非重合体であるので、それらはポリアクリル酸
よりもより生物学的分解が可能であるべきである。
【0050】以上、本発明について例示し、記載してき
たが、本発明は記載した作用及び成分に限定されず、当
業者には様々な変更が可能なことは明らかである。従っ
て、本発明の範囲は特許請求の範囲によってのみ制限さ
れる。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非リン酸塩織物洗浄組成物であって、(a)
    約20乃至80重量パーセントのビルディング効果量のア
    ルカリ金属炭酸塩洗剤ビルダー、(b) ポリアミノポリ
    カルボン酸又は、それらの混合物及び水溶性塩のサブ正
    規組成量を含む、付着物防止システムの織物付着物防止
    量であり、化学式 【化1】 1 ここでMは、 【化2】 2 【化3】 3 【化4】 4 【化5】 5 【化6】 6 及びそれらの水溶性塩から成るグループから選択され、
    ここで、R1,R2,R3及びR4は−(CH2)nOH、−
    CH2COOH及び−Hを含む基から選択され、ここで
    nは1,2または3であり、Mが化2、化3、化4又は
    化5で示したもので少なくともR1,R2,R3及びR4
    のうち3つが−CH2COOHであるときに与えられ、
    更に、Mが化6で示したもので少なくともR1及びR2
    又はR3及びR4が各−CH2COOHであるときに与
    えられるところの組成物。
  2. 【請求項2】アルカリ金属炭酸塩ビルダーの量が約30乃
    至70重量パーセントであるところの請求項1記載の組成
    物。
  3. 【請求項3】前記ポリアミノポリカルボン酸又はその水
    溶性塩の量が約1乃至20重量パーセントであるところの
    請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】前記組成物が陰イオン性、非イオン性、陽
    イオン性及び両性界面活性剤並びにそれらの混合物から
    なるグループから選択された界面活性剤の洗浄有効量を
    含むところの請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】前記界面活性剤が、アルキル硫酸塩、第1
    及び第2アルキルスルフォン酸塩、直鎖アルキルアリル
    スルフォン酸塩、アルキルエーテルスルフォン酸塩、ア
    ルコキシレイトされた脂肪族アルコール、アルコキシレ
    イトされたアルキルフェノール、C1-4アルキレン酸化
    物及びそれらの混合物から成るグループから選択される
    ところの請求項4記載の組成物。
  6. 【請求項6】さらに、漂白有効量の漂白剤を含むところ
    の請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】さらにケイ酸塩、クエン酸塩、アルカリ金
    属炭酸塩、重合ポリカルボン酸、沸石、エチレンジアミ
    ンテトラ酢酸の塩及びニトロ三酢酸ナトリウムから成る
    グループより選択された補助ビルダーを非付着促進量含
    むところの請求項1記載の組成物。
  8. 【請求項8】補助ビルダーが非付着促進量の沸石である
    ところの請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】さらに約1−10%のアルカリ金属ケイ酸塩
    を含むところの請求項1記載の組成物。
  10. 【請求項10】前記アルカリ金属炭酸塩が炭酸ナトリウム
    であり、前記ポリアミノポリカルボン酸又はその水溶性
    塩が、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパンN、
    N、N′、N′−テトラ酢酸、1,2−ジアミノプロパン
    N、N、N′、N′−テトラ酢酸、エチレンジアミンテト
    ラ酢酸(EDTA)、N(2−ヒドロキシエチル)−エチレ
    ンジアミンN、N、N′−三酢酸、エチレンジアミンN、
    N′−二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸及びエ
    チレン・ビス(オキシエチレンニトリロ)テトラ酢酸か
    ら成るグループより選択されるところの請求項1記載の
    組成物。
  11. 【請求項11】本質的に以下の物からなる非付着物織物洗
    浄組成物。 (a) 約20乃至80重量パーセントのビルディング効果量
    のアルカリ金属炭酸塩ビルダー。 (b) 約1乃至10パーセントのケイ酸ナトリウムであっ
    て、SiO2:M2Oの比が約1:4であるもの。ここ
    で、Nはアルカリ金属である。 (c) サブ正規組成量のポリアミノポリカルボン酸又は
    水溶性塩及びそれらの混合物であり、化学式 【化1】1 を有し、ここでMは以下の物からなる基及びその水溶性
    塩から選ばれる物である。 【化2】2 【化3】3 【化4】4 【化5】5 【化6】6 ここでR1,R2,R3及びR4は−(CH2)nOH、−C
    2COOH及び−Hを含む基から選択され、ここでn
    は1,2または3であり、Mが化2、化3、化4又は化
    5で示したもので、少なくともR1,R2,R3及びR4
    のうち3つが−CH2COOHであるときに与えられ、
    更に、Mが化6で示したもので少なくともR1及びR2
    又はR3及びR4が各−CH2COOHであるときに与
    えられるところの組成物。 (d) 陰イオン性、非イオン性、陽イオン性及び両性界
    面活性剤並びにそれらの混合物からなるグループから選
    択された界面活性剤であって、洗浄有効量のもの。並び
    に、 (e) 漂白効果量の漂白剤。
  12. 【請求項12】アルカリ金属炭酸塩の量が約30乃至70重量
    パーセントであるところの請求項11記載の組成物。
  13. 【請求項13】前記ポリアミノポリカルボン酸又はその水
    溶性塩の量が約1乃至20重量パーセントであるところの
    請求項11記載の組成物。
  14. 【請求項14】前記アルカリ金属炭酸塩が第1ビルダー及
    びケイ酸塩、クエン酸塩、アルカリ金属炭酸塩、重合ポ
    リカルボン酸、沸石、エチレンジアミンテトラ酢酸の塩
    及びニトロ三酢酸ナトリウムから成るグループより選択
    された補助ビルダーであるところの請求項11記載の組成
    物。
  15. 【請求項15】前記補助ビルダーが非付着促進量の沸石で
    あるところの請求項11記載の組成物。
  16. 【請求項16】前記界面活性剤が、アルキル硫酸塩、第1
    及び第2アルキルスルフォン酸塩、直鎖アルキルアリル
    スルフォン酸塩、アルキルエーテルスルフォン酸塩、ア
    ルコキシレイトされた脂肪族アルコール、アルコキシレ
    イトされたアルキルフェノール、C1-4アルキレン酸化
    物及びそれらの混合物から成るグループから選択される
    ところの請求項11記載の組成物。
  17. 【請求項17】前記ポリアミノポリカルボン酸又はその水
    溶性塩が、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン
    N、N、N′、N′−テトラ酢酸、1,2−ジアミノプロパ
    ンN、N、N′、N′−テトラ酢酸、エチレンジアミンテ
    トラ酢酸(EDTA)、N(2−ヒドロキシエチル)−エチ
    レンジアミンN、N、N′−三酢酸、エチレンジアミン
    N、N′−二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸及
    びエチレン・ビス(オキシエチレンニトリロ)テトラ酢
    酸から成るグループより選択されるところの請求項11記
    載の組成物。
  18. 【請求項18】水に起因する沈澱及びその織物への付着を
    減少させるための方法であって、前記織物を以下のもの
    からなる洗剤の水溶液に接触させる工程からなる方法。 (a) 約20乃至80重量パーセントのビルディング効果量
    のアルカリ金属炭酸塩ビルダー。 (b) 約1乃至10パーセントのケイ酸ナトリウムであっ
    て、SiO2:M2Oの比が約1:4であるもの。ここ
    で、Nはアルカリ金属である。 (c) サブ正規組成量のポリアミノポリカルボン酸又は
    水溶性塩及びそれらの混合物であり、化学式 【化1】1 を有し、ここでMは以下の物からなる基及びその水溶性
    塩から選ばれる物である。 【化2】2 【化3】3 【化4】4 【化5】5 【化6】6 ここでR1,R2,R3及びR4は−(CH2)nOH、−C
    2COOH及び−Hを含む基から選択され、ここでn
    は1,2または3であり、Mが化2、化3、化4又は化
    5で示したもので、少なくともR1,R2,R3及びR4
    のうち3つが−CH2COOHであるときに与えられ、
    更に、Mが化6で示したもので少なくともR1及びR2
    又はR3及びR4が各−CH2COOHであるときに与
    えられるところの組成物。 (d) 陰イオン性、非イオン性、陽イオン性及び両性界
    面活性剤並びにそれらの混合物からなるグループから選
    択された界面活性剤であって、洗浄有効量のもの。並び
    に、 (e) 漂白効果量の漂白剤。
  19. 【請求項19】アルカリ金属炭酸塩の量が約30乃至70重量
    パーセントであるところの請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】前記ポリアミノポリカルボン酸又はその水
    溶性塩の量が約1乃至20重量パーセントであるところの
    請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】前記アルカリ金属炭酸塩が第1ビルダー及
    びケイ酸塩、クエン酸塩、アルカリ金属炭酸塩、重合ポ
    リカルボン酸、沸石、エチレンジアミンテトラ酢酸の塩
    及びニトロ三酢酸ナトリウムから成るグループより選択
    された補助ビルダーであるところの請求項18記載の方
    法。
  22. 【請求項22】前記補助ビルダーが非付着促進量の沸石で
    あるところの請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】前記界面活性剤が、アルキル硫酸塩、第1
    及び第2アルキルスルフォン酸塩、直鎖アルキルアリル
    スルフォン酸塩、アルキルエーテルスルフォン酸塩、ア
    ルコキシレイトされた脂肪族アルコール、アルコキシレ
    イトされたアルキルフェノール、C1-4アルキレン酸化
    物及びそれらの混合物から成るグループから選択される
    ところの請求項18記載の方法。
  24. 【請求項24】前記ポリアミノポリカルボン酸又はその水
    溶性塩が、1,3−ジアミノ−2−ヒドロキシプロパン
    N、N、N′、N′−テトラ酢酸、1,2−ジアミノプロパ
    ンN、N、N′、N′−テトラ酢酸、エチレンジアミンテ
    トラ酢酸(EDTA)、N(2−ヒドロキシエチル)−エチ
    レンジアミンN、N、N′−三酢酸、エチレンジアミン
    N、N′−二酢酸、トリエチレンテトラアミン六酢酸及
    びエチレン・ビス(オキシエチレンニトリロ)テトラ酢
    酸から成るグループより選択されるところの請求項18記
    載の方法。
JP3175792A 1990-06-22 1991-06-21 織物付着防止のための組成物及び方法 Pending JPH05132696A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US542228 1983-10-14
US54222890A 1990-06-22 1990-06-22

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05132696A true JPH05132696A (ja) 1993-05-28

Family

ID=24162876

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3175792A Pending JPH05132696A (ja) 1990-06-22 1991-06-21 織物付着防止のための組成物及び方法

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0463801A3 (ja)
JP (1) JPH05132696A (ja)
CA (1) CA2044954A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4223807A1 (de) * 1992-07-20 1994-01-27 Basf Ag N,O-Acetal- oder Carbonamidstrukturen enthaltende Kondensationsprodukte, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung und Acetallactonstrukturen enthaltende Kondensationsprodukte
EP0708079B1 (en) * 1993-07-09 1999-04-14 Kao Corporation 2-hydroxypropanediamine derivative and detergent composition containing the same
IL116638A0 (en) * 1995-01-12 1996-05-14 Procter & Gamble Method and compositions for laundering fabrics
US5756784A (en) * 1995-05-09 1998-05-26 Kao Corporation Amides, method for preparing the amides, and detergent compositions containing the amides
DE19543162A1 (de) * 1995-11-18 1997-05-22 Basf Ag Feste Textilwaschmittel-Formulierung aus anorganischen Buildern, Glycin-N,N-diessigsäure-Derivaten als organische Cobuilder sowie anionischen und nichtionischen Tensiden

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1287887A (ja) * 1968-10-24 1972-09-06
US4144185A (en) * 1978-02-24 1979-03-13 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Interior Method and composition for removing calcium sulfate scale deposits from surfaces
NL8201953A (nl) * 1982-05-12 1983-12-01 Blauwe Lier B V I O De Werkwijze voor het wassen van textiel in hard water en fosfaatvrij wasmiddel ten gebruike daarbij.
US4560492A (en) * 1984-11-02 1985-12-24 The Procter & Gamble Company Laundry detergent composition with enhanced stain removal
US4698181A (en) * 1986-06-30 1987-10-06 The Procter & Gamble Company Detergent compositions containing triethylenetetraminehexaacetic acid
JPH01146998A (ja) * 1987-12-04 1989-06-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 食器洗い機用洗剤
JPH0299599A (ja) * 1988-10-07 1990-04-11 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 空調用アルミニウム製熱交換器の洗浄剤
JP3126819B2 (ja) * 1992-07-31 2001-01-22 健一 中川 湿式電気集塵装置

Also Published As

Publication number Publication date
CA2044954A1 (en) 1991-12-23
EP0463801A3 (en) 1992-06-24
EP0463801A2 (en) 1992-01-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3741911A (en) Phosphate-free detergent composition
EP0068721B1 (en) Fabric washing process and detergent composition for use therein
US4470919A (en) Oxygen-bleach-containing liquid detergent compositions
EP0504091B1 (en) A phosphate-free automatic dishwashing composition
EP0165056B1 (en) Built detergent compositions
AU624328B2 (en) Liquid detergent containing perborate bleach
JPH10505365A (ja) 過酸素漂白組成物
JPS61111400A (ja) 漂白剤組成物
IE63070B1 (en) Liquid detergent containing solid peroxygen bleach
NZ240293A (en) Stable, liquid detergent containing a solid water-soluble per-oxygen compound, water, organic solvent and silicate
JPH06502199A (ja) 洗剤用ビルダー
CA1322703C (en) High-carbonate automatic dishwashing detergent with decreased calcium salt deposition
JPH01146997A (ja) 無リン洗浄漂白剤組成物
US3990983A (en) Builder compositions
US3769223A (en) Detergent formulations
US4139486A (en) Built detergent composition
JPH06299192A (ja) 繊維材料洗浄組成物
JPH05132696A (ja) 織物付着防止のための組成物及び方法
GB2149418A (en) Detergent bleaching composition
JPS5922999A (ja) 漂白組成物
JP2672175B2 (ja) 洗剤‐及び浄化剤組成物、ビルダー物質及び洗浄‐又は浄化方法
JPH0662992B2 (ja) 洗剤組成物
JPH0234699A (ja) 液体洗剤組成物
CA1314189C (en) Detergent compositions
EP0463802B1 (en) Method of preventing fabric encrustation

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080516

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees