JPH11322929A - ポリベンゾオキサゾールポリマーまたはポリベンゾチアゾールポリマー、およびその製造方法 - Google Patents
ポリベンゾオキサゾールポリマーまたはポリベンゾチアゾールポリマー、およびその製造方法Info
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- JPH11322929A JPH11322929A JP14019098A JP14019098A JPH11322929A JP H11322929 A JPH11322929 A JP H11322929A JP 14019098 A JP14019098 A JP 14019098A JP 14019098 A JP14019098 A JP 14019098A JP H11322929 A JPH11322929 A JP H11322929A
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Abstract
ゾオキサゾールポリマーまたはポリベンゾチアゾールポ
リマー、およびその製造方法を提供することにある。 【解決手段】 大きな分子容を有する特定の嵩高い構造
をポリマーに導入することにより、高透明性と高耐熱性
がバランスしたポリベンゾオキサゾールポリマーまたは
ポリベンゾチアゾールポリマーを得る。
Description
に有するポリベンゾオキサゾールポリマーまたはポリベ
ンゾチアゾールポリマーに関する。さらに詳細には透明
性に優れ、かつ耐熱性に優れた新規なポリベンゾオキサ
ゾールポリマーまたはポリベンゾチアゾールポリマーお
よびその製造方法に関する。
透明性、低複屈折性の光学材料の開発が盛んに行われて
いる。そのような例として、高分子Vol.45,p6
52(1996)には非晶性環状ポリオレフィンが記載
されているが、成形性や耐衝撃性の点で不十分である。
プラスチックエージ 6月号、p.132(1996)
には主鎖に対して芳香環が垂直な構造を有するモノマー
を共重合したポリエステルの例が記載されている。ま
た、他の用途として特開平7−70871号公報、特開
平7−133509号公報には脂環族系の嵩高いモノマ
ーをポリエステルに共重合し、屈折率を低下させること
により深色性に優れた繊維用ポリエステルへ展開した例
が記載されている。さらに、特開平3−97709号公
報には脂環族構造を有する高ガラス転移点ポリエステル
の例が記載されている。
は高まる一方であり、有機物中最も耐熱性の高いポリマ
ーが注目され、その開発が盛んに行われている。そのよ
うな例として、米国特許第4533724号、米国特許
第4533692号、米国特許第4533693号、特
表昭60−500538号公報、特開平6−31663
3号公報および特開平6−316634号公報等が挙げ
られる。また、Advances in Polyme
r Science,Vol.117,p.278には
かご状化合物から誘導される透明性のポリベンゾチアゾ
ールが記載されているが、幅広く十分な検討はなされて
いない。このように、高透明性と高耐熱性をバランスさ
せたポリマーはいまだ実用レベルではない。
は、上記問題点を解決し、高透明性と高耐熱性を有する
新規なポリベンゾオキサゾールポリマーまたはポリベン
ゾチアゾールポリマーを提供することである。
点を解決するために鋭意検討した結果、特定の嵩高い構
造を含有するポリマーが高透明性と高耐熱性の両者を満
足することを見い出し、本発明を完成するに至った。す
なわち、本発明は、(1)式(1)
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタ
レン骨格、2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,
10−トリメタノアントラセン骨格、2,3−デカリン
骨格、1,4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、
1,6−ジアマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨
格、1,4−ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロ
エタノアントラセン骨格または11,12−パーヒドロ
エタノアントラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫
黄原子を示し、Arはベンゼン環、ピリジン環またはナ
フタレン環を示す。)で表される構造単位からなるポリ
ベンゾオキサゾールホモポリマーまたはポリベンゾチア
ゾールホモポリマー、(2)式(2)
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタ
レン骨格、2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,
10−トリメタノアントラセン骨格、2,3−デカリン
骨格、1,4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、
1,6−ジアマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨
格、1,4−ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロ
エタノアントラセン骨格または11,12−パーヒドロ
エタノアントラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫
黄原子を示し、Ar’はベンゼン環を示し、Xは酸素原
子、硫黄原子、カルボニル基、スルホニル基、2,2−
プロピリデン基または1,1,1,3,3,3−ヘキサ
フルオロ−2,2−プロピリデン基を示すか、あるいは
Xは存在しない。)で表される構造単位からなるポリベ
ンゾオキサゾールホモポリマーまたはポリベンゾチアゾ
ールホモポリマー、(3)式(1)
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタ
レン骨格、2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,
10−トリメタノアントラセン骨格、2,3−デカリン
骨格、1,4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、
1,6−ジアマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨
格、1,4−ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロ
エタノアントラセン骨格または11,12−パーヒドロ
エタノアントラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫
黄原子を示し、Arはベンゼン環、ピリジン環またはナ
フタレン環を示す。)で表される構造単位および式
(3)−(5)
−フェニレン、2,6−ナフチレン、1,4−ナフチレ
ン、1,5−ナフチレン、2,6−デカリル、1,3−
シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキシレンまたはA
r''' −Y−Ar''' (式中、Ar''' はベンゼン環を
示し、Yは酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルホ
ニル基、2,2−プロピリデン基または1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基
を示すか、あるいはYは存在しない。)を示し、Arは
ベンゼン環、ピリジン環またはナフタレン環を示し、A
r’はベンゼン環を示し、Zは酸素原子または硫黄原子
を示し、Xは酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スル
ホニル基、2,2−プロピリデン基または1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基
を示すか、あるいはXは存在せず、Ar''はベンゼン環
またはビフェニル環を示す。]で表される3種の構造単
位から選ばれる少なくとも一つの構造単位とを含有する
ことを特徴とするポリベンゾオキサゾールコポリマーま
たはポリベンゾチアゾールコポリマー、(4)式(2)
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタ
レン骨格、2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,
10−トリメタノアントラセン骨格、2,3−デカリン
骨格、1,4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、
1,6−ジアマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨
格、1,4−ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロ
エタノアントラセン骨格または11,12−パーヒドロ
エタノアントラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫
黄原子を示し、Ar’はベンゼン環を示し、Xは酸素原
子、硫黄原子、カルボニル基、スルホニル基、2,2−
プロピリデン基または1,1,1,3,3,3−ヘキサ
フルオロ−2,2−プロピリデン基を示すか、あるいは
Xは存在しない。)で表される構造単位および式(3)
−(5)
−フェニレン、2,6−ナフチレン、1,4−ナフチレ
ン、1,5−ナフチレン、2,6−デカリル、1,3−
シクロヘキシレン、1,4−シクロヘキシレンまたはA
r''' −Y−Ar''' (式中、Ar''' はベンゼン環を
示し、Yは酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルホ
ニル基、2,2−プロピリデン基または1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基
を示すか、あるいはYは存在しない。)を示し、Arは
ベンゼン環、ピリジン環またはナフタレン環を示し、A
r’はベンゼン環を示し、Zは酸素原子または硫黄原子
を示し、Xは酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スル
ホニル基、2,2−プロピリデン基または1,1,1,
3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基
を示すか、あるいはXは存在せず、Ar''はベンゼン環
またはビフェニル環を示す。]で表される3種の構造単
位から選ばれる少なくとも一つの構造単位とを含有する
ことを特徴とするポリベンゾオキサゾールコポリマーま
たはポリベンゾチアゾールコポリマー、(5)式(6)
で表されるジカルボン酸化合物および式(7)
である。]で表される4官能性芳香族化合物とを重合さ
せることを特徴とする前記(1)のポリベンゾオキサゾ
ールホモポリマーまたはポリベンゾチアゾールホモポリ
マーの製造方法、(6)式(6)
で表されるジカルボン酸化合物および式(8)
と同義である。]で表される4官能性芳香族化合物とを
重合させることを特徴とする前記(2)のポリベンゾオ
キサゾールホモポリマーまたはポリベンゾチアゾールホ
モポリマーの製造方法、(7)(A)式(6)
で表されるジカルボン酸化合物、(B)式(7)
である。]で表される4官能性芳香族化合物、および次
の(i) −(iii) から選ばれる少なくともひとつを重合さ
せることを特徴とする前記(3)のポリベンゾオキサゾ
ールコポリマーまたはポリベンゾチアゾールコポリマー
の製造方法。 (C)(i) 式(9)
で表されるジカルボン酸化合物、(ii)式(9)
で表されるジカルボン酸化合物および式(8)
と同義である。]で表される4官能性芳香族化合物、(i
ii) 式(10)
義である。]で表される3官能性芳香族化合物、および
(8)(A)式(6)
で表されるジカルボン酸化合物、(B)式(8)
と同義である。]で表される4官能性芳香族化合物、お
よび次の(i) −(iii) から選ばれる少なくともひとつを
重合させることを特徴とする前記(4)のポリベンゾオ
キサゾールコポリマーまたはポリベンゾチアゾールコポ
リマーの製造方法。 (C)(i) 式(9)
で表されるジカルボン酸化合物、および式(7)
である。]で表される4官能性芳香族化合物、(ii)式
(9)
で表されるジカルボン酸化合物、(iii) 式(10)
義である。]で表される3官能性芳香族化合物に関す
る。
る。 式(1)
前記と同義である。]で表される構造単位の原料の1つ
としては、炭素数7以上の多環式構造を有するジカルボ
ン酸化合物が挙げられる。炭素数6以下であると分子容
の点から嵩高さが不十分となり、ポリベンゾオキサゾー
ルポリマーまたはポリベンゾチアゾールポリマーの透明
性に支障を来たすため望ましくない。炭素数7以上の多
環式構造を有するジカルボン酸化合物の具体例として
は、ノルボルナン−2,3−トランス−ジカルボン酸、
パーヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン−
2,3−トランス−ジカルボン酸、パーヒドロ−1,
4:5,8:9,10−トリメタノアントラセン−2,
3−トランス−ジカルボン酸、デカリン−2,3−ジカ
ルボン酸、デカリン−1,4−ジカルボン酸、デカリン
−2,6−ジカルボン酸、ジアマンタン−1,6−ジカ
ルボン酸、ジアマンタン−4,9−ジカルボン酸、ジア
マンタン−1,4−ジカルボン酸、ジヒドロエタノアン
トラセン−11,12−ジカルボン酸、パーヒドロエタ
ノアントラセン−11,12−ジカルボン酸等のジカル
ボン酸化合物が挙げられる。また、ジカルボン酸化合物
の誘導体であるデカリン−2,3−ジカルボン酸クロリ
ド等のジカルボン酸ハライド化合物、デカリン−2,3
−ジカルボン酸ジメチルエステル等のジカルボン酸エス
テル化合物、デカリン−2,3−ジカルボン酸ナトリウ
ム塩等のジカルボン酸金属塩、またはジカルボン酸のカ
ルボキシル基がシアノ基に置換したジシアノ化合物(例
えば、デカリン−2,3−ジニトリル)等を用いること
もできる。
個含む多環式化合物であるため大きな分子容を示すと共
に、脂環によって共役系を断ち切り透明性を誘起するも
のと推定される。当該ジカルボン酸化合物は使用する前
に約10ミクロン以下に粉砕しておくことが、重合系へ
の溶解性の点から好ましい。
位のもう一方の原料としては、例えば、4,6−ジアミ
ノレゾルシノール、2,5−ジアミノヒドロキノン、
1,4−ジチオ−2,5−ジアミノベンゼン、ビス(3
−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス
(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、
ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)スルホ
ン、ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ケト
ン、2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオ
ロ−2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、3,3’−ジアミノ−4,4’−ジヒド
ロキシビフェニル、3,5−ジアミノ−2,6−ピリジ
ンジオール、または1,5−ジアミノ−2,6−ナフタ
リンジオール等の4官能性芳香族化合物が挙げられる。
これら原料化合物は、酸化反応を抑制するために塩酸、
リン酸等の無機酸塩の形態で用いることが好ましい。
マーまたはポリベンゾチアゾールホモポリマー(以下、
ホモポリマーと略する。)において、上記ジカルボン酸
成分および4官能性芳香族成分は、通常等モル配合され
るが、必要に応じて一方の成分を多少増減させることが
できる。例えば、4官能性芳香族成分1モルに対して、
ジカルボン酸成分を好ましくは0.95〜1.05モ
ル、より好ましくは0.975〜1.025モル重合さ
せることである。
料化合物を強酸性溶媒中で重合させることにより製造す
ることができる。本発明のホモポリマーは剛直性が高い
ため、通常の溶媒にはほとんど溶解せず、強酸性溶媒の
使用が必須である。強酸性溶媒としては、例えば、ポリ
リン酸、メタンスルホン酸、クロル硫酸、98%以上の
硫酸、フルオロ硫酸等を挙げることができる。原料化合
物の溶解性、脱水剤としての働きおよび副反応の抑制と
いう点からポリリン酸を使用するのが好ましい。
以下に示す。強酸性溶媒100重量部に対して、多環式
ジカルボン酸を5〜50重量部、好ましくは10〜40
重量部、4官能性芳香族化合物を5〜50重量部、好ま
しくは10〜40重量部、必要に応じて脱水作用を増加
させるために五酸化二リンを50重量部以下加え、窒素
気流下均一に混合する。均一混合物を220℃以下、好
ましくは50〜220℃で所定時間反応させ、本発明の
ホモポリマーを得る。
ルボン酸の合成方法としては、既知の合成法を用いるこ
とができる。例えばノルボルナン−2,3−トランスジ
カルボン酸は、ジャーナル・オブ・ポリマー・サイエン
ス:ポリマー・ケミストリー・エディション 10号、
3191−3204(1972)(Jornal of
Polymer Science:Polymer
ChemistryEdition Vol.10,3
191−3204(1972))記載の方法を挙げるこ
とが出来る。得られた多環式ジカルボン酸は、強酸性溶
媒への溶解性を向上させるために、種々の方法により粉
砕して使用することが好ましい。たとえば、異物の混入
を避ける目的でジェット気流下で粉砕することが好まし
い。
成方法も、既知の合成法を用いることができ、たとえば
米国特許第4533724号に数多く記載されている。
品の物性面から3.0dl/g以上であり、好ましく
は、4.0dl/g以上である。
(2)で表される構造単位、および式(3)−(5)
Ar''は前記と同義である。]で表される3種の構造単
位から選ばれる少なくとも1つの構造単位を含有するこ
とを特徴とするポリベンゾオキサゾールコポリマーまた
はポリベンゾチアゾールコポリマーを提供する。
単位の原料の1つとしては、例えば、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、4,4’−ビフェニルジカルボン酸、3,
3’−ビフェニルジカルボン酸、2,6−ナフタレンジ
カルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5
−ナフタレンジカルボン酸、ビス(4−カルボキシフェ
ニル)エーテル、ビス(3−カルボキシフェニル)エー
テル、ビス(4−カルボキシフェニル)スルフィド、ビ
ス(3−カルボキシフェニル)スルフィド、ビス(4−
カルボキシフェニル)ケトン、ビス(3−カルボキシフ
ェニル)ケトン、ビス(4−カルボキシフェニル)スル
ホン、ビス(3−カルボキシフェニル)スルホン、2,
2−ビス(4−カルボキシフェニル)プロパン、1,
1,1,3,3,3−へキサフルオロ−2,2−ビス
(4−カルボキシフェニル)プロパン、2,6−デカリ
ンジカルボン酸、1,4−シクロへキサンジカルボン
酸、1,3−シクロへキサンジカルボン酸等のジカルボ
ン酸化合物が挙げられる。また、ジカルボン酸化合物の
化合物であるテレフタル酸クロリド等のジカルボン酸ハ
ライド化合物、ジメチルテレフタレート等のジカルボン
酸エステル化合物、テレフタル酸ナトリウム塩等のジカ
ルボン酸金属塩、またはジカルボン酸のカルボキシル基
がシアノ基に置換したジシアノ化合物(例えば、テレフ
タロニトリル)等を用いることもできる。
位のもう一方の原料としては、前記した4官能性芳香族
化合物が挙げられ、塩酸、リン酸等の無機酸塩の形態で
用いられることが好ましい。
しては、一分子縮合型の3−アミノ−4−ヒドロキシ安
息香酸、3−ヒドロキシ−4−アミノ安息香酸、3−メ
ルカプト−4−アミノ安息香酸、4−カルボキシ−3’
−アミノ−4’−ヒドロキシビフェニル等が挙げられ、
塩酸、リン酸等の無機酸塩の形態で用いられることが好
ましい。
ーまたはポリベンゾチアゾールコポリマー(以下、コポ
リマーと略する。)における全ジカルボン酸化合物およ
び全4官能性芳香族化合物は通常等モル配合されるが、
必要に応じて一方の成分を多少増減させることができ
る。例えば、4官能性芳香族化合物1モルに対して、カ
ルボン酸化合物を0.95〜1.05モル重合させるこ
とが好ましく、より好ましくは0.975〜1.025
モルである。
に対するそれぞれの構造単位の割合は、式(1)または
式(2)で表される構造単位が1〜99モル%、式
(3)、式(4)および式(5)で表される3種の構造
単位から選ばれる少なくとも1つの構造単位が99〜1
モル%である。
(3)、(4)および(5)で表される構造単位の割合
は、式(3)の構造単位は75モル%以下が好ましく、
特に好ましくは70モル%以下であり、式(4)の構造
単位は80モル%以下が好ましく、特に好ましくは75
モル%以下であり、式(5)の構造単位は80モル%以
下が好ましく、特に好ましくは75モル%以下である。
それぞれの構造単位の含有率を上記の好ましい範囲とす
ることにより、透明性の高いコポリマーが得られる。
原料化合物を上記の範囲内で、強酸性溶媒中に一括添加
し共重合させることによりランダムコポリマーの状態で
得ることが出来る。また、予めそれぞれのモノマーを重
合させてオリゴマーとした後、オリゴマー同士を共重合
させてもよくこの時はブロックコポリマーとして得られ
る。オリゴマーを調製する際、それぞれの構造単位が好
ましくは10個以下、より好ましくは5個以下連続して
重合されるように反応条件を調整する。コポリマーのブ
ッロク性は透明性と関係があるため、透明性の高いラン
ダムコポリマーが好ましいが上記の範囲であればブロッ
クコポリマーであっても構わない。
に、剛直性が高いため通常の溶媒にはほとんど溶解せ
ず、強酸性溶媒の使用が必須である。使用する強酸性溶
媒は、前記のものと同じである。強酸性溶媒としては、
例えば、ポリリン酸、メタンスルホン酸、クロル硫酸、
98%以上の硫酸、フルオロ硫酸等を挙げることができ
る。原料化合物の溶解性、脱水剤としての働きおよび副
反応の抑制という点からポリリン酸を使用するのが好ま
しい。
の物性面から3.0dl/g以上であり、好ましくは、
4.0dl/g以上である。
合量等を適宜変えることにより、その物性を調節するこ
とができる。
またはポリベンゾチアゾールポリマーは、フィルム、繊
維、成形体にした場合、嵩高い構造を有するため透明性
が高く、またアゾール骨格を有することから高い耐熱性
を有する。本発明のポリマーの透明性は400nm以上
の可視光領域における透過率で表すことができ、ポリマ
ーの透過率は70%以上、好ましくは80%以上であ
る。一方、耐熱性は空気中または不活性ガス中における
熱分解開始温度によって評価することができ、当該ポリ
マーは空気中において300℃以上、好ましくは350
℃以上の熱分解開始温度を有する。
ら得られるドープは低下した液晶性(光学異方性)ある
いは光学的等方性を示す。液晶性の程度については、米
国特許第3671542号に記載されている幾つかの方
法を用いて調べることができ、偏光顕微鏡を使用しクロ
スニコル下静止状態でドープを観察し、目視判定する方
法が簡便である。本発明の嵩高い構造を含有したホモポ
リマーまたはコポリマーから得られたフィルム、繊維、
成形体の透明性は、これらのドープの低下した液晶性あ
るいは光学的等方性にも起因しているものと推定され
る。
伸装置、押し出し装置、紡糸機等の一般的な成形加工装
置を使用してフィルム、繊維、成形体等に加工すること
ができる。また、これらのドープには公知の添加剤、紫
外線安定化剤、熱安定剤、顔料等を加えてから、成形加
工を行ってもよい。
が、本発明は実施例によって何ら限定されるものではな
い。得られたポリマーの評価法を以下に示す。粘度は、
ポリマー0.01gをメタンスルホン酸20mlに溶解
し、ウベローデ型粘度計を用い25℃で測定した。透明
性は得られたフィルムの400nm以上の可視光領域の
透過率を測定し、透過率が70%以上のものを○、50
〜70%のものを△、50%以下のものを×とした。耐
熱性は空気中で熱重量分析を行い、重量減少開始温度か
ら求めた。
ポリリン酸82重量部、4,6−ジアミノレゾルシノー
ルの塩酸塩6.69重量部、パーヒドロ−1,4:5,
8−ジメタノナフタレン−2,3−トランス−ジカルボ
ン酸7.86重量部、五酸化リン5.74重量部を仕込
み、50℃のオイルバスに浸漬した。窒素雰囲気下徐々
に200℃まで昇温し、20時間重合した。ドープの一
部を水中に投じ、凝固したポリマーをよく洗浄し乾燥し
た。得られたポリマーの還元粘度は4.2dl/gであ
った。また、ドープを熱プレスし同様に洗浄し、フィル
ムを作製した。得られたポリマーの評価結果を表1に示
す。
タレン−2,3−トランス−ジカルボン酸7.86重量
部を7.07重量部に、更にテレフタル酸0.52重量
部を追加した以外は、実施例1と同様に行った。得られ
たポリマーの還元粘度は5.7dl/gであった。得ら
れたポリマーの評価結果を表1に示す。
タレン−2,3−トランス−ジカルボン酸を1,4−ジ
アマンタンジカルボン酸8.71重量部に変更した以外
は、実施例1と同様に行った。得られたポリマーの還元
粘度は6.5dl/gであった。得られたポリマーの評
価結果を表1に示す。
タレン−2,3−トランス−ジカルボン酸をテレフタル
酸5.22重量部に変更する以外は実施例1と同様に行
った。得られたポリマーの還元粘度は18.5dl/g
であった。得られたポリマーの評価結果を表1に示す
が、得られたフィルムは耐熱性に優れるものの不透明で
あり光学特性に劣るものであった。
い構造を含有するホモポリマーまたはコポリマーは、高
透明性と高耐熱性を兼ね備えた新規なポリマーであり、
フィルム、繊維、成形材料等に有用である。
Claims (8)
- 【請求項1】 式(1) 【化1】 (式中、Lは2,3−ノルボルナン骨格、2,3−パー
ヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン骨格、
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,10−トリ
メタノアントラセン骨格、2,3−デカリン骨格、1,
4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、1,6−ジ
アマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨格、1,4−
ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロエタノアント
ラセン骨格または11,12−パーヒドロエタノアント
ラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫黄原子を示
し、Arはベンゼン環、ピリジン環またはナフタレン環
を示す。)で表される構造単位からなるポリベンゾオキ
サゾールホモポリマーまたはポリベンゾチアゾールホモ
ポリマー。 - 【請求項2】 式(2) 【化2】 (式中、Lは2,3−ノルボルナン骨格、2,3−パー
ヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン骨格、
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,10−トリ
メタノアントラセン骨格、2,3−デカリン骨格、1,
4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、1,6−ジ
アマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨格、1,4−
ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロエタノアント
ラセン骨格または11,12−パーヒドロエタノアント
ラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫黄原子を示
し、Ar’はベンゼン環を示し、Xは酸素原子、硫黄原
子、カルボニル基、スルホニル基、2,2−プロピリデ
ン基または1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−
2,2−プロピリデン基を示すか、あるいはXは存在し
ない。)で表される構造単位からなるポリベンゾオキサ
ゾールホモポリマーまたはポリベンゾチアゾールホモポ
リマー。 - 【請求項3】 式(1) 【化3】 (式中、Lは2,3−ノルボルナン骨格、2,3−パー
ヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン骨格、
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,10−トリ
メタノアントラセン骨格、2,3−デカリン骨格、1,
4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、1,6−ジ
アマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨格、1,4−
ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロエタノアント
ラセン骨格または11,12−パーヒドロエタノアント
ラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫黄原子を示
し、Arはベンゼン環、ピリジン環またはナフタレン環
を示す。)で表される構造単位および式(3)−(5) 【化4】 [式中、Rはそれぞれp−フェニレン、m−フェニレ
ン、2,6−ナフチレン、1,4−ナフチレン、1,5
−ナフチレン、2,6−デカリル、1,3−シクロヘキ
シレン、1,4−シクロヘキシレンまたはAr''' −Y
−Ar''' (式中、Ar''' はベンゼン環を示し、Yは
酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルホニル基、
2,2−プロピリデン基または1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基を示すか、
あるいはYは存在しない。)を示し、Arはベンゼン
環、ピリジン環またはナフタレン環を示し、Ar’はベ
ンゼン環を示し、Zは酸素原子または硫黄原子を示し、
Xは酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルホニル
基、2,2−プロピリデン基または1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基を示
すか、あるいはXは存在せず、Ar''はベンゼン環また
はビフェニル環を示す。]で表される3種の構造単位か
ら選ばれる少なくとも一つの構造単位とを含有すること
を特徴とするポリベンゾオキサゾールコポリマーまたは
ポリベンゾチアゾールコポリマー。 - 【請求項4】 式(2) 【化5】 (式中、Lは2,3−ノルボルナン骨格、2,3−パー
ヒドロ−1,4:5,8−ジメタノナフタレン骨格、
2,3−パーヒドロ−1,4:5,8:9,10−トリ
メタノアントラセン骨格、2,3−デカリン骨格、1,
4−デカリン骨格、2,6−デカリン骨格、1,6−ジ
アマンタン骨格、4,9−ジアマンタン骨格、1,4−
ジアマンタン骨格、11,12−ジヒドロエタノアント
ラセン骨格または11,12−パーヒドロエタノアント
ラセン骨格を示し、Zは酸素原子または硫黄原子を示
し、Ar’はベンゼン環を示し、Xは酸素原子、硫黄原
子、カルボニル基、スルホニル基、2,2−プロピリデ
ン基または1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−
2,2−プロピリデン基を示すか、あるいはXは存在し
ない。)で表される構造単位および式(3)−(5) 【化6】 [式中、Rはそれぞれp−フェニレン、m−フェニレ
ン、2,6−ナフチレン、1,4−ナフチレン、1,5
−ナフチレン、2,6−デカリル、1,3−シクロヘキ
シレン、1,4−シクロヘキシレンまたはAr''' −Y
−Ar''' (式中、Ar''' はベンゼン環を示し、Yは
酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルホニル基、
2,2−プロピリデン基または1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基を示すか、
あるいはYは存在しない。)を示し、Arはベンゼン
環、ピリジン環またはナフタレン環を示し、Ar’はベ
ンゼン環を示し、Zは酸素原子または硫黄原子を示し、
Xは酸素原子、硫黄原子、カルボニル基、スルホニル
基、2,2−プロピリデン基または1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2,2−プロピリデン基を示
すか、あるいはXは存在せず、Ar''はベンゼン環また
はビフェニル環を示す。]で表される3種の構造単位か
ら選ばれる少なくとも一つの構造単位とを含有すること
を特徴とするポリベンゾオキサゾールコポリマーまたは
ポリベンゾチアゾールコポリマー。 - 【請求項5】 式(6) 【化7】 [式中、Lは請求項1の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物および式(7) 【化8】 [式中、ZおよびArは請求項1の記載と同義であ
る。]で表される4官能性芳香族化合物とを重合させる
ことを特徴とする請求項1記載のポリベンゾオキサゾー
ルホモポリマーまたはポリベンゾチアゾールホモポリマ
ーの製造方法。 - 【請求項6】 式(6) 【化9】 [式中、Lは請求項2の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物および式(8) 【化10】 [式中、Z、Ar’およびXは請求項2の記載と同義で
ある。]で表される4官能性芳香族化合物とを重合させ
ることを特徴とする請求項2記載のポリベンゾオキサゾ
ールホモポリマーまたはポリベンゾチアゾールホモポリ
マーの製造方法。 - 【請求項7】 (A)式(6) 【化11】 [式中、Lは請求項3の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物、(B)式(7) 【化12】 [式中、ZおよびArは請求項3の記載と同義であ
る。]で表される4官能性芳香族化合物、および次の
(i) −(iii) から選ばれる少なくともひとつを重合させ
ることを特徴とする請求項3記載のポリベンゾオキサゾ
ールコポリマーまたはポリベンゾチアゾールコポリマー
の製造方法。(C)(i) 式(9) 【化13】 [式中、Rは請求項3の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物、(ii)式(9) 【化14】 [式中、Rは請求項3の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物および式(8) 【化15】 [式中、Z、Ar’およびXは請求項3の記載と同義で
ある。]で表される4官能性芳香族化合物、(iii) 式
(10) 【化16】 [式中、ZおよびAr''は請求項3の記載と同義であ
る。]で表される3官能性芳香族化合物。 - 【請求項8】 (A)式(6) 【化17】 [式中、Lは請求項4の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物、(B)式(8) 【化18】 [式中、Z、Ar’およびXは請求項4の記載と同義で
ある。]で表される4官能性芳香族化合物、および次の
(i) −(iii) から選ばれる少なくともひとつを重合させ
ることを特徴とする請求項4記載のポリベンゾオキサゾ
ールコポリマーまたはポリベンゾチアゾールコポリマー
の製造方法。 (C)(i) 式(9) 【化19】 [式中、Rは請求項4の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物、および式(7) 【化20】 [式中、ZおよびArは請求項4の記載と同義であ
る。]で表される4官能性芳香族化合物、(ii)式(9) 【化21】 [式中、Rは請求項4の記載と同義である。]で表され
るジカルボン酸化合物、(iii) 式(10) 【化22】 [式中、ZおよびAr''は請求項4の記載と同義であ
る。]で表される3官能性芳香族化合物。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003010223A1 (fr) * | 2001-07-27 | 2003-02-06 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Resine photosensible et son utilisation |
WO2006126454A1 (ja) * | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | ポリベンゾオキサゾール系基板材料およびそのフィルム |
WO2007052825A1 (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-10 | Teijin Limited | ドープおよび該ドープを用いた繊維の製造方法 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP14019098A patent/JP3994522B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2006126454A1 (ja) * | 2005-05-25 | 2006-11-30 | Nippon Kayaku Kabushiki Kaisha | ポリベンゾオキサゾール系基板材料およびそのフィルム |
WO2007052825A1 (ja) * | 2005-11-02 | 2007-05-10 | Teijin Limited | ドープおよび該ドープを用いた繊維の製造方法 |
US7838622B2 (en) | 2005-11-02 | 2010-11-23 | Teijin Limited | Dope and process for the production of fiber from the dope |
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