JPH11322241A - エレベータ乗場ユニットの仮固定装置 - Google Patents

エレベータ乗場ユニットの仮固定装置

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JPH11322241A
JPH11322241A JP12613398A JP12613398A JPH11322241A JP H11322241 A JPH11322241 A JP H11322241A JP 12613398 A JP12613398 A JP 12613398A JP 12613398 A JP12613398 A JP 12613398A JP H11322241 A JPH11322241 A JP H11322241A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temporary fixing
sill
unit
temporary
landing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12613398A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Masuda
将司 増田
Katsushi Kurokawa
克志 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の乗場ユニットの仮固定装置では、ユニ
ット下部をボルトで締結し、さらに開口側壁部にユニッ
ト倒れ落下防止の引込み仮固定材をアンカーボルトで固
定する必要があり、煩雑な作業を要する不都合があっ
た。そこで、安価で作業性のよいエレベータ乗場ユニッ
トの仮固定装置を提供する。 【解決手段】 乗場ユニット1を乗場床2aに安価ボル
ト42aで固設される第1の仮固定材4aに載置し、乗
場ユニット1が昇降路側へ落下しないよう前記第1の仮
固定材4aに締結具43aで立設される第2の仮固定材
4bと、乗場ユニット1に取付けられてある補強支持材
43bとをベルト材42bで引込み、乗場ユニット1の
仮保持を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベータ乗場ユニ
ットを乗場開口に本固定するまでの間、前記開口に仮保
持するのに好適なエレベータ乗場ユニットの仮固定装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の乗場ユニットの仮固定装置の構成
を図4を用いて説明する。図4において、乗場ユニット
1は、建屋壁に形成される乗場出入口開口2の昇降路壁
側上部に固設されるポケット1aと、このポケット1a
を介して支持され、前記開口2の側部および上部に沿っ
て延設される三方枠1bと、この三方枠1bの底面に支
持され、乗場床2aに沿って延設されるシル1cと、こ
れらポケット1a、三方枠1b、シル1cを正規の位置
を保持するようポケット1aとシル1cとの間に配設さ
れる図示しない補強材とを有して構成されている。そし
て、この乗場ユニット1の仮固定装置3は、第1のL字
材31aと、この第1のL字材31aを乗場床2aに固
定する。
【0003】アンカーボルト32aと、前記第1のL字
材31aに連結されるとともに前記シル1cをその上面
に載置固定する第2のL字材33aとからなる第3の仮
固定材3aと、第3のL字材31bと、この第3のL字
材31bを前記開口2の側壁へ固定するアンカーボルト
32bと、その一端で前記第3のL字材31bに連結さ
れるとともにその他端で前記三方枠1bに連結される第
4のL字材33bとからなる第4の仮固定材3bとを有
して構成されており、第3の仮固定材3aでユニット1
の底部を、そして第4の仮固定材3bでユニット1の上
部を、床2a及び開口2の側壁に仮保持していた。
【0004】なお、この種の装置の一例としては、特開
平3−31189号公報等にその開示がみられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来技術で
は、使い勝手が悪く、コスト高となるという不都合があ
った。
【0006】すなわち、前記従来の仮固定装置3は第3
の仮固定材3aの上面にシル1cを載置するとともに締
結具34aにより両者を締結する構成であったため、ユ
ニット1の下部を保持する際に乗場床2aから昇降路側
に乗り出して締結作業を行わねばならず、使い勝手が悪
く、安全上からも好ましくなかった。
【0007】また、第4の仮固定材3bは、前記開口2
の側壁にアンカーボルト32bを打設して固定しなけれ
ばならないが、建屋の構造上、アンカーボルトが打設で
きない場合も多く、また打設できたとしてもこの作業は
非常に煩雑であるため作業コスト増大の要因となるとい
う不都合があった。
【0008】さらに従来の仮固定装置3は前述したよう
に不材数がかなり多くなるため、装置全体がコスト高と
なるという不都合もあった。
【0009】本発明はこれらの不都合を鑑みてなされた
もので、その目的は安価で作業性のよいエレベータ乗場
ユニットの仮固定装置を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するため、建屋壁に形成される乗場出入口開口の上部近
傍に配設され、建屋壁の昇降路側に固設されるポケット
と、このポケットを介し支持され、前記開口の側部およ
び上部に沿って延設される三方枠と、この三方枠の底面
に支持され、乗場床に沿って延設されるシルと、これら
ポケット、三方枠、シルを正規の位置に保持するようポ
ケットとシルとの間に配設される補強材とを含むエレベ
ータ乗場ユニットの仮固定装置において、前記乗場床に
固設されるとともに前記昇降路側へ延設され前記シルの
底面が載置される第1の仮固定材と、この第1の仮固定
材にその下部を支持されて立設されるとともに、その上
部にて前記補強材と連結される第2の仮固定材とを有し
て形成したことを特徴とする。
【0011】本発明は、このように第1の仮固定材にユ
ニットの下部であるシルを載置するとともに、前記第1
の仮固定材に一端を支持してユニット全体を乗場床面に
仮保持するよう構成したため、煩雑な作業なしに効率良
くユニットの仮保持を行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づいて説明する。
【0013】まず、本発明であるエレベータ乗場ユニッ
トの仮固定装置の構成を図1〜図3を用いて説明する。
図1は本発明の一実施形態である仮固定装置の取付状態
を示す斜視図、図2は図1の平面図、図3は図1の側面
図である。
【0014】図において、本発明の仮固定装置を用いて
仮保持する乗場ユニット1は従来技術で述べた構成と同
一で、図2に示すようにポケット1aからシル1cの間
に補強材1dが設けられている。仮固定装置4は第1の
仮固定材4aと第2の仮固定材4bとから構成されてい
る。この第1の仮固定材4aは第5のL字材41aと、
この第5のL字材41aを乗場床2aに固定するアンカ
ーボルト42aと、前記第5のL字材41aと締結具4
3aにより締結されるとともに、そのストッパー部44
1aによりシル1cが昇降路側へ落下しないよう上面に
シル1cを載置する第6のL字材4aとから形成されて
いる。また第2の仮固定材4bは、前記締結具43aに
より前記第5のL字材41aとその下端が締結されて立
設される立設材41bとこの立設材41bの上端にその
一端が取付けられ長さ調整可能なベルト材42bと、こ
のベルト材42bの他端に取付けられるとともに前記補
強材1dの側部まで延設され、締結具431bによりこ
の補強材に取付けられる補強支持材43bとを有して形
成されている。なお、落下防止体5は、前記立設材41
bの上端間に連結されており、ユニット1が設置される
までの間に作業員が昇降路へ落下するのを防止してい
る。
【0015】次に上述した仮固定装置4を用いたユニッ
ト1の仮保持方法について説明する。
【0016】まず、第1の仮固定材4aと第2の仮固定
材4bとを締結具43aにより締結し装置全体を組み上
げた状態とした後、第6のL字材44aの昇降路への突
出寸法を計算して、適正な位置に安価ボルト42aによ
り第5のL字材41aを乗場床2aに固設する。
【0017】ここで、前記突出寸法は前記シル1cを支
持するのに良好となる寸法となっている。
【0018】次に図示しないウインチ等の揚重装置によ
り吊上げられたユニット1のシル1cを第6のL字材4
4a上に載置する。そして一対の立設材41bの上端間
の間隔をユニット1の巾寸法に応じて、その下端の第5
のL字材41aへの取付位置を変形することにより調整
する。その後、補強支持材43bを補強材1dに取付
け、その状態でベルト材42bを締込むことにより長さ
を短く調整して、乗場側にユニット1を引込み、ユニッ
ト1の仮保持を完了する。
【0019】このようにベルト材42bの長さ調整によ
り、十分にユニット1を引込み仮保持できるため、他の
昇降路内機器の据付の障害となることはない。
【0020】以上のように本発明の仮固定装置4は、ユ
ニット1の下部シル1cを第6の仮設材44a上に載置
するだけで落下させることなく作業性良好に仮保持でき
る。また、ユニット1の中間部はアンカーボルト42a
により乗場床2aに固設された第5のL字材41aから
立設された立設材41bに連結される補強支持材43b
で仮保持するようにしたため、新たにアンカーボルトを
打設することなく安価に効率良くユニット1の仮保持を
行うことができる。
【0021】さらに図2に示したように、片開きドアを
有するユニット1は補強材1dが昇降路壁2cの裏側に
位置してしまうが、補強支持材43bをL字部材を組合
わせた形状とすることにより、仮保持を可能とした。
【0022】なお、補強支持材43bはユニット1を揚
重して、第6の仮設材44aに載置した後、補強材1d
に取付けると前述したが、揚重前に補強材1dに取付け
ておいた方が作業効率は良い。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように乗場ユニットの仮
固定装置を構成したため、安価で作業効率良くユニット
の仮保持作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である仮固定装置の取付状
態を示す斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の側面図である。
【図4】従来のエレベータ乗場ユニット仮固定装置を用
いた仮固定側面図である。
【符号の説明】
1 乗場ユニット 1a ポケット 1b 三方枠 1c シル 2 開口 2a 乗場床 4 仮固定装置 4a 第1の仮固定材 4b 第2の仮固定材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋壁に形成される乗場出入口開口の上
    部近傍に配設され、建屋壁の昇降路側に固設されるポケ
    ットと、このポケットを介し支持され、前記開口の側部
    および上部に沿って延設される三方枠と、この三方枠の
    底面に支持され、乗場床に沿って延設されるシルと、こ
    れらポケット、三方枠、シルを正規の位置に保持するよ
    うポケットとシルとの間に配設される補強材とを含むエ
    レベータ乗場ユニットの仮固定装置において、前記乗場
    床に固設されるとともに前記昇降路側へ延設され前記シ
    ルの底面が載置される第1の仮固定材と、この第1の仮
    固定材にその下部を支持されて立設されるとともに、そ
    の上部にて前記補強材と連結される第2の仮固定材とを
    有して形成したことを特徴とするエレベータ乗場ユニッ
    トの仮固定装置。
JP12613398A 1998-05-08 1998-05-08 エレベータ乗場ユニットの仮固定装置 Pending JPH11322241A (ja)

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