JPH0642051Y2 - 建物開口部の安全棚取付金具 - Google Patents
建物開口部の安全棚取付金具Info
- Publication number
- JPH0642051Y2 JPH0642051Y2 JP1287489U JP1287489U JPH0642051Y2 JP H0642051 Y2 JPH0642051 Y2 JP H0642051Y2 JP 1287489 U JP1287489 U JP 1287489U JP 1287489 U JP1287489 U JP 1287489U JP H0642051 Y2 JPH0642051 Y2 JP H0642051Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pole
- holding
- mounting plate
- safety fence
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fencing (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の建築時における壁面開口部を覆う安
全柵を建物壁面に対して取付けるための安全柵取付金具
に関する。
全柵を建物壁面に対して取付けるための安全柵取付金具
に関する。
建物中の建物において、例えばエレベータの出入口のよ
うに、壁面に形成された開口部はそのままであると危険
であるため、開口部の壁面に安全柵を取付け、この安全
柵で開口部を覆うことにより、作業者に注意を促し、作
業環境の安全を図るようにしている。
うに、壁面に形成された開口部はそのままであると危険
であるため、開口部の壁面に安全柵を取付け、この安全
柵で開口部を覆うことにより、作業者に注意を促し、作
業環境の安全を図るようにしている。
安全柵は一般に厚手の布地や各種シート、メッシュ地等
を用い、開口部を覆える大きさの矩形状に形成され、そ
の上縁部と中間部との横方向にポールを挿通するための
筒状部を縫製した構造になっている。
を用い、開口部を覆える大きさの矩形状に形成され、そ
の上縁部と中間部との横方向にポールを挿通するための
筒状部を縫製した構造になっている。
従来、上記のような安全柵を開口部壁面に取付けるに
は、壁面の開口部を挾む両側で各々上下の位置にアンカ
ーを打設し、このアンカーにフックを取付け、ポールの
両端を各フックで支持すると共に、ロープでフックとポ
ールを固定することにより、開口部の前面に安全柵を吊
下げ状に張設し、開口部を安全柵で覆うようにしてい
た。
は、壁面の開口部を挾む両側で各々上下の位置にアンカ
ーを打設し、このアンカーにフックを取付け、ポールの
両端を各フックで支持すると共に、ロープでフックとポ
ールを固定することにより、開口部の前面に安全柵を吊
下げ状に張設し、開口部を安全柵で覆うようにしてい
た。
ところで、上記のような従来の取付け構造は、合計4箇
所にアンカーを打設しなければならず、穴あけ作業に手
間がかかると共に、アンカーに要する費用もかさむとい
う問題がある。
所にアンカーを打設しなければならず、穴あけ作業に手
間がかかると共に、アンカーに要する費用もかさむとい
う問題がある。
また、フックとボールをロープで結合する必要があるた
め、作業位置が高くなり、作業性が悪いと共に危険であ
る。
め、作業位置が高くなり、作業性が悪いと共に危険であ
る。
更に、アンカーは現場で壁面に打込むため、位置的に精
度が出しにくく、安全柵の取付けが一定化しないという
問題がある。
度が出しにくく、安全柵の取付けが一定化しないという
問題がある。
この考案の課題は、上記のような問題点を解決するた
め、安全柵の取付けが簡単で安全にしかも経済的に行な
え、安全柵の取付け位置を一定化することができる建物
開口部の安全柵取付金具を提供することが目的である。
め、安全柵の取付けが簡単で安全にしかも経済的に行な
え、安全柵の取付け位置を一定化することができる建物
開口部の安全柵取付金具を提供することが目的である。
上記のような課題を解決するため、この考案は、上下に
長い取付けプレートの中間部に固定用の孔を形成し、こ
の取付けプレートの表面で両端部の位置に、安全柵の筒
状部に挿通したポールの挾持機構を設け、この挾持機構
が、取付けプレートに突設した支持軸に取付けプレート
とでポールを挾む挾持板を揺動自在に取付け、ばねでこ
の挾持板にポールを挾持する弾性を付勢して形成されて
いる構成としたものである。
長い取付けプレートの中間部に固定用の孔を形成し、こ
の取付けプレートの表面で両端部の位置に、安全柵の筒
状部に挿通したポールの挾持機構を設け、この挾持機構
が、取付けプレートに突設した支持軸に取付けプレート
とでポールを挾む挾持板を揺動自在に取付け、ばねでこ
の挾持板にポールを挾持する弾性を付勢して形成されて
いる構成としたものである。
壁面の開口部両側の位置において、取付けプレートを壁
面に重ね、中間部の孔を利用してボルトとアンカーで固
定し、安全柵に挿通したポールの端部を両側の挾持機構
に落し込めば、ポールは両端が挾持板と取付けプレート
で挾持されて水平に支持され、安全柵が開口部の前面を
覆うことになる。
面に重ね、中間部の孔を利用してボルトとアンカーで固
定し、安全柵に挿通したポールの端部を両側の挾持機構
に落し込めば、ポールは両端が挾持板と取付けプレート
で挾持されて水平に支持され、安全柵が開口部の前面を
覆うことになる。
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
図示のように、取付金具1は、上下に長い帯状金属板を
用いて形成した取付けプレート2と、このプレート2の
表面で上下両端部の位置に設けた挾持機構3、3とで構
成されている。
用いて形成した取付けプレート2と、このプレート2の
表面で上下両端部の位置に設けた挾持機構3、3とで構
成されている。
前記取付けプレート2は、その中間に、上下方向に長い
固定用の孔4が設けられ、更に上下両端よりも少し内側
寄りの位置にALC壁面に対して釘を打つための孔5、5
が穿設されている。
固定用の孔4が設けられ、更に上下両端よりも少し内側
寄りの位置にALC壁面に対して釘を打つための孔5、5
が穿設されている。
上下の挾持機構3と3は共に等しい構造を有するため、
同一部分に同一符号を付すことによって、一方の挾持機
構のみを説明する。
同一部分に同一符号を付すことによって、一方の挾持機
構のみを説明する。
挾持機構3は、取付けプレート2に、支持軸6とこの支
持軸6よりも下方の位置に軸7を平行状に突設し、上下
に長い挾持板8の中間部に設けた透孔9を支持軸6に遊
嵌し、下部に設けた透孔10を軸7に遊嵌し、支持軸6の
先端に抜止用の割ピン11を挿通すると共に、軸7にばね
12を外嵌挿して構成されている。
持軸6よりも下方の位置に軸7を平行状に突設し、上下
に長い挾持板8の中間部に設けた透孔9を支持軸6に遊
嵌し、下部に設けた透孔10を軸7に遊嵌し、支持軸6の
先端に抜止用の割ピン11を挿通すると共に、軸7にばね
12を外嵌挿して構成されている。
挾持板8は、透孔9、10が支持軸6及び軸7に対して遊
嵌しているため、各々の嵌合隙間の範囲で揺動自在とな
り、ばね12は挾持板8の下部を外側に押圧している。
嵌しているため、各々の嵌合隙間の範囲で揺動自在とな
り、ばね12は挾持板8の下部を外側に押圧している。
従って、挾持板8は、割ピン11に当接する部分を支点に
して上部が取付けプレート2に接近する傾斜状態に保持
され、支持軸6よりも上方に突出する部分が、取付けプ
レート2とで安全柵21のポール22を挾持する挾持部分8a
になっている。
して上部が取付けプレート2に接近する傾斜状態に保持
され、支持軸6よりも上方に突出する部分が、取付けプ
レート2とで安全柵21のポール22を挾持する挾持部分8a
になっている。
図示の場合、支持軸6の直上に水平の支持プレート13
を、取付けプレート2に固定して配置し、挾持部分8aと
取付けプレート2の間で挾み込んだポール22を支持する
ようにしている。
を、取付けプレート2に固定して配置し、挾持部分8aと
取付けプレート2の間で挾み込んだポール22を支持する
ようにしている。
なお、安全柵21は、壁面Aの開口部Bを覆える幅と上下
長さを有し、上縁と中間部にポール22を各々挿通するた
めの筒状部23、24が横方向に縫製されている。
長さを有し、上縁と中間部にポール22を各々挿通するた
めの筒状部23、24が横方向に縫製されている。
従って、取付けプレート2の上下端部に設けた挾持機構
3と3は、上下のポール22、22と等しい上下間隔で配置
されている。
3と3は、上下のポール22、22と等しい上下間隔で配置
されている。
この考案の取付金具は上記のような構成であり、壁面A
における開口部Bの両側で上部の位置に取付金具1、1
を固定する。
における開口部Bの両側で上部の位置に取付金具1、1
を固定する。
取付金具1、1を壁面Aに固定するには、壁面Aにアン
カーを打設し、壁面Aに重ねた取付けプレート2の孔4
をアンカーに一致させ、孔4からアンカーにボルトをね
じ込めばよく、取付けプレート2は上下長手方向が垂直
になるように配置される。
カーを打設し、壁面Aに重ねた取付けプレート2の孔4
をアンカーに一致させ、孔4からアンカーにボルトをね
じ込めばよく、取付けプレート2は上下長手方向が垂直
になるように配置される。
次に、安全柵21の筒状部23、24に各々ポール22、22を挿
通し、上部ポール22の両端を上部の挾持機構3で、また
下位のポール22の両端を下部の挾持機構3で各々挾持す
る。
通し、上部ポール22の両端を上部の挾持機構3で、また
下位のポール22の両端を下部の挾持機構3で各々挾持す
る。
各挾持機構3におけるポール22の挾持は、挾持板8の下
端を押込んで第3図二点鎖線の如く、挾持部分8aと取付
けプレート2の間隔を広げ、その間にポール22を落し込
み、支持プレート13上に載る状態で挾持板8の押圧を解
けば、第3図に実線で示すように、ばね12の弾性によ
り、挾持部分8aと取付けプレート2でポール22が挾持さ
れ、安全柵21は第1図に示すように、開口部Bの前面を
覆うように張設される。
端を押込んで第3図二点鎖線の如く、挾持部分8aと取付
けプレート2の間隔を広げ、その間にポール22を落し込
み、支持プレート13上に載る状態で挾持板8の押圧を解
けば、第3図に実線で示すように、ばね12の弾性によ
り、挾持部分8aと取付けプレート2でポール22が挾持さ
れ、安全柵21は第1図に示すように、開口部Bの前面を
覆うように張設される。
以上のように、この考案によると、中間部分に固定用の
孔を設けた取付けプレートの表面で両端部の位置に、安
全柵のポールを挾む挾持機構を設けたので、開口部に対
する安全柵の取付け取外しが簡単に行なえ、ロープ等の
使用が不要になると共に、アンカーによる取付けプレー
トの固定位置が低くでき、作業の安全性を向上させるこ
とができる。
孔を設けた取付けプレートの表面で両端部の位置に、安
全柵のポールを挾む挾持機構を設けたので、開口部に対
する安全柵の取付け取外しが簡単に行なえ、ロープ等の
使用が不要になると共に、アンカーによる取付けプレー
トの固定位置が低くでき、作業の安全性を向上させるこ
とができる。
また、アンカーの打設を合計2箇所に減少させることが
でき、アンカー費用及び穴あけ費用の削減が図れる。
でき、アンカー費用及び穴あけ費用の削減が図れる。
更に、安全柵におけるポールの位置が一定化し、取付け
精度が向上すると共に、上下挾持機構の配置間隔の異な
る取付金具を用意しておけば、高さ寸法の異なる安全柵
に対して簡単に対応することができる。
精度が向上すると共に、上下挾持機構の配置間隔の異な
る取付金具を用意しておけば、高さ寸法の異なる安全柵
に対して簡単に対応することができる。
第1図はこの考案に係る取付金具の使用状態を示す正面
図、第2図は同上要部を拡大した斜視図、第3図は同要
部の縦断側面図である。 1……取付金具、2……取付けプレート、 3……挾持機構、4……孔、 6……支持軸、7……軸、 8……挾持板、9、10……透孔、 12……ばね、21……安全柵、 22……ポール、23、24……筒状部。
図、第2図は同上要部を拡大した斜視図、第3図は同要
部の縦断側面図である。 1……取付金具、2……取付けプレート、 3……挾持機構、4……孔、 6……支持軸、7……軸、 8……挾持板、9、10……透孔、 12……ばね、21……安全柵、 22……ポール、23、24……筒状部。
Claims (1)
- 【請求項1】上下に長い取付けプレートの中間部に固定
用の孔を形成し、この取付けプレートの表面で両端部の
位置に、安全柵の筒状部に挿通したポールの挾持機構を
設け、この挾持機構が、取付けプレートに突設した支持
軸に取付けプレートとでポールを挾む挾持板を揺動自在
に取付け、ばねでこの挾持板にポールを挾持する弾性を
付勢して形成されている建物開口部の安全柵取付金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287489U JPH0642051Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 建物開口部の安全棚取付金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1287489U JPH0642051Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 建物開口部の安全棚取付金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02103455U JPH02103455U (ja) | 1990-08-16 |
JPH0642051Y2 true JPH0642051Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31222704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1287489U Expired - Lifetime JPH0642051Y2 (ja) | 1989-02-06 | 1989-02-06 | 建物開口部の安全棚取付金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642051Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5805271B1 (ja) * | 2014-05-30 | 2015-11-04 | 東芝エレベータ株式会社 | 固定金具、および、養生シート開閉方法。 |
JP2021031257A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーター乗場の養生装置 |
-
1989
- 1989-02-06 JP JP1287489U patent/JPH0642051Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5805271B1 (ja) * | 2014-05-30 | 2015-11-04 | 東芝エレベータ株式会社 | 固定金具、および、養生シート開閉方法。 |
JP2021031257A (ja) * | 2019-08-27 | 2021-03-01 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | エレベーター乗場の養生装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02103455U (ja) | 1990-08-16 |
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