JPH0624147U - セットバックにおける枠足場取付用のジャッキベース受金物 - Google Patents

セットバックにおける枠足場取付用のジャッキベース受金物

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JPH0624147U
JPH0624147U JP6615892U JP6615892U JPH0624147U JP H0624147 U JPH0624147 U JP H0624147U JP 6615892 U JP6615892 U JP 6615892U JP 6615892 U JP6615892 U JP 6615892U JP H0624147 U JPH0624147 U JP H0624147U
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jack
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 セットバックしている躯体の斜面部に枠足場
を取付けるために使用するジャッキベースを、水平状態
に簡単に取付けることのできるジャッキベース受金物を
提供する。 【構成】 セットバックしている躯体1の斜面部1aの
傾斜角度と同一の傾斜角度に傾斜した底板2の両側端お
よび後側端に、両側板3および後側板4を夫々垂直に立
設固定すると共に、該両側板3および後側板4の上端縁
にジャッキベース5の外側部を載置固定する固定板6を
水平に固定し、且つ前方部に開口部7を備えて形成され
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、隣接地との間の日照や通風の目的のため、建物や擁壁の躯体上部が 下部より後退した斜面部となったセットバックにおいて、枠足場を取付けるため のジャッキベース受金物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、セットバックにおいて枠足場を取付ける場合は、現場作業により適宜応 急的に枠足場を取付けていたが、枠足場を取付けるためのジャッキベースを水平 に固定させる受金物は使用されていなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記のように、従来はセットバックにおいて枠足場を取付けるためのジャッキ ベース受金物が使用されていないため、セットバックにおいて枠足場を取付ける 場合、現場作業により適宜応急的に枠足場を取付けねばならず、手間と時間がか かり、従って工期が長期化すると共に、経費がかさむという問題点があった。
【0004】 本考案は前記従来の問題点を解決することを目的とするセットバックにおける 枠足場取付用のジャッキベース受金物を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、躯体の斜面部と同一角度に傾斜した底板の両側端および後側端に、 両側板および後側板を夫々垂直に立設固定すると共に、該両側板および後側板の 上端縁にジャッキベースを固定する固定板を水平に固定して前方部に開口部を備 え、且つ前記底板を前記斜面部に固定するという手段を採用することにより、上 記問題点を解決した。
【0006】
【作用】 上記構成よりなる本考案によれば、セットバックしている躯体の斜面部にジャ ッキベース受金物を載置固定することにより直ちにジャッキベースを固定する固 定板が水平に保持され、該固定板にジャッキベースを固定すれば該ジャッキベー スも水平に保持される。
【0007】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面に基づいて詳細に説明すると、本考案ジャッキベー ス受金物Aは、セットバックしている躯体1の斜面部1aの傾斜角度と同一の傾 斜角度に傾斜した底板2の両側端および後側端に、両側板3および後側板4を夫 々垂直に立設固定すると共に、該両側板3および後側板4の上端縁にジャッキベ ース5を載置固定する固定板6を水平に固定し、且つ前方部に開口部7を備えて 形成されている。
【0008】 前記底板2には躯体1の斜面部1aに固定するためのアンカーボルト8を貫挿 するための透孔9が複数個穿設されると共に、前記固定板6にもジャッキベース 5をボルト10とナット11で一体に固定するための貫通孔12が穿設されてい る。
【0009】 次に、本考案の実施例の作用について説明する。 本考案ジャッキベース受金物Aを躯体1の斜面部1a上に載置し、開口部7部 分から手を入れて透孔9にアンカーボルト8を挿入して打込み、底板2部分を斜 面部1aに固定すると共に、好ましくはジャッキベース受金物Aがずれ落ちるこ とのないよう、すべり止めアンカーボルト13を底板2の前端縁部に当接するよ うにして斜面部1aに打込む。これにより前記固定板6は水平状態で躯体1に保 持される。
【0010】 その後、ジャッキベース受金物Aの水平な固定板6上にジャッキベース5を載 置して、ボルト10を前記開口部7部分から手を入れて貫通孔12に挿入してナ ット11を螺着してジャッキベース5を固定することにより、該ジャッキベース 5はジャッキベース受金物A上に水平に保持固定され、従ってジャッキベース5 も躯体1に対して水平に保持された状態となる。
【0011】 前記ジャッキベース受金物Aを複数個所定間隔をおいて躯体1上に固定した後 、ジャッキベース5上に立設された螺子杆14のジャッキ15上に適宜枠足場1 6を取付けるのである。
【0012】 そして、枠足場16を取付けて所定の作業をなし、その作業完了後は前記とは 逆の操作により、先ず枠足場16を取り外し、次にジャッキベース5を取外し、 その後アンカーボルト8を抜き去って本考案ジャッキベース受金物Aを取外し、 再び他の現場において使用する。
【0013】 前記ジャッキベース受金物Aの底板2の傾斜角度を異にした多数のジャッキベ ース受金物Aを予め準備しておくことにより、直ちに傾斜角度の異なる現場にも 対応できるのである。
【0014】
【考案の効果】
本考案は上述のようであるから、セットバックしている躯体の斜面部にジャッ キベース受金物を載置固定することにより、ジャッキベースを取付ける固定板は 常に水平を保持し、従って前記固定板にジャッキベースを固定すると、当然ジャ ッキベースも水平状態に保持され、直ちに枠足場の取付け作業が可能であり、従 来の応急的方法に比して確実、且つ強固に固定されて安全性の面において優れ、 更に工期の短縮、経費の削減を図ることが可能である。また、ジャッキベース受 金物は、その構造が簡単にして操作も容易にでき、且つ躯体への取付け、または 取外しも簡単にできる等、その利とする処大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案セットバックにおける枠足場取付用のジ
ャッキベース受金物をセットバックに固定する状態を示
す組立分解斜視図である。
【図2】本考案セットバックにおける枠足場取付用のジ
ャッキベース受金物を躯体に固定した状態を示す縦断面
図である。
【図3】本考案セットバックにおける枠足場取付用のジ
ャッキベース受金物上に枠足場を固定した状態を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 躯体、 1a 斜面部、 2 底板、 3 側板、
4 後側板、 5ジャッキベース、 6 固定板、
7 開口部、 A ジャッキベース受金物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 躯体の斜面部と同一角度に傾斜した底板
    の両側端および後側端に、両側板および後側板を夫々垂
    直に立設固定すると共に、該両側板および後側板の上端
    縁にジャッキベースを固定する固定板を水平に固定して
    前方部に開口部を備え、且つ前記底板を前記斜面部に固
    定するようにしたことを特徴とするセットバックにおけ
    る枠足場取付用のジャッキベース受金物。
JP6615892U 1992-08-31 1992-08-31 セットバックにおける枠足場取付用のジャッキベース受金物 Expired - Fee Related JP2585615Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101415254B1 (ko) * 2012-05-25 2014-07-04 도원태 시스템동바리용 밸런스유지장치

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KR101415254B1 (ko) * 2012-05-25 2014-07-04 도원태 시스템동바리용 밸런스유지장치

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