JPH053498U - 外壁パネルの取付治具 - Google Patents
外壁パネルの取付治具Info
- Publication number
- JPH053498U JPH053498U JP5759291U JP5759291U JPH053498U JP H053498 U JPH053498 U JP H053498U JP 5759291 U JP5759291 U JP 5759291U JP 5759291 U JP5759291 U JP 5759291U JP H053498 U JPH053498 U JP H053498U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall panel
- mounting
- level
- level adjusting
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】スパンドレル形式や垂れ壁形式において、外壁
パネルの取付けを容易かつ迅速に行う。 【構成】取付治具1は、上下方向Lに多数の取付孔21
を有する縦材2と、この縦材2を構造物7に固定する固
定具3とを備えている。上記縦材2には、縦材2から横
方向Dに突出する横材4が、上記取付孔21に挿通した
締結具45を介して固定されている。横材4には、その
上端レベルUが上下方向Lに微動可能なレベル調節機構
5を設ける。この取付治具1を用いるには、まず、取付
治具1を固定具3によって構造物7に固定し、つぎに、
外壁パネルPを吊り下げて、レベル調節機構5の上に一
時仮置きした後、外壁パネルPを構造物7に仮固定す
る。この後、レベル調節機構5を上下方向Lに微調節し
て、外壁パネルPの上下レベルを決めた後、外壁パネル
Pを構造物7に固定する。
パネルの取付けを容易かつ迅速に行う。 【構成】取付治具1は、上下方向Lに多数の取付孔21
を有する縦材2と、この縦材2を構造物7に固定する固
定具3とを備えている。上記縦材2には、縦材2から横
方向Dに突出する横材4が、上記取付孔21に挿通した
締結具45を介して固定されている。横材4には、その
上端レベルUが上下方向Lに微動可能なレベル調節機構
5を設ける。この取付治具1を用いるには、まず、取付
治具1を固定具3によって構造物7に固定し、つぎに、
外壁パネルPを吊り下げて、レベル調節機構5の上に一
時仮置きした後、外壁パネルPを構造物7に仮固定す
る。この後、レベル調節機構5を上下方向Lに微調節し
て、外壁パネルPの上下レベルを決めた後、外壁パネル
Pを構造物7に固定する。
Description
【0001】
この考案は、スパンドレル形式または垂れ壁形式などの外壁パネルの取付治具 に関するものである。
【0002】
外力を殆ど受けないカーテンウォールでは、プレキャストコンクリートパネル のような外壁パネルを、ファスナを介して、構造物の床などに取付ける。この種 の外壁パネルを取り付ける場合には、一般に、クレーンで吊り下げた外壁パネル を、施工済の外壁パネルの上に降ろした後、構造物の一部に固定するので、外壁 パネルの重量を一時的に他の外壁パネルに預けられるから、外壁パネルの取付が 比較的容易である。
【0003】 しかし、下方に大きな開口があるスパンドレル形式や垂れ壁形式では、直ぐ真 下に、施工済みの外壁パネルがないので、外壁パネルをクレーンで吊り下げたま ま取付作業を行う。そのため、外壁パネルの姿勢が安定せず、横揺れなどを起こ し、また、クレーンでは、外壁パネルを取り付けるレベルの微調節が難しい。し たがって、取付作業が容易でなく、また、取付時間が長くなる。 この考案は上記従来の問題に鑑みてなされたもので、外壁パネルの取付けを容 易かつ迅速に行うことができ、さらに、上下レベルの微調節も容易な外壁パネル の取付治具を提供することを目的とする。
【0004】
上記目的を達成するために、この考案は、まず、上下方向に多数の取付孔を有 する縦材と、この縦材を構造物に固定する固定具とを備えている。上記縦材には 、縦材から横方向に突出する横材が、上記取付孔に挿通した締結具を介して固定 されている。横材には、外壁パネルの下端面を支持するとともに、その上端レベ ルが上下に微動可能なレベル調節機構が設けられている。
【0005】
この考案によれば、まず、取付治具を固定具によって構造物に固定し、つぎに 、外壁パネルを吊り下げて、レベル調節機構の上に一時仮置きする。この仮置後 、外壁パネルを構造物に仮に固定した後、レベル調節機構を上下に微調節して外 壁パネルの上下レベルを決めた後、外壁パネルを構造物に固定する。
【0006】
以下、この考案の実施例を図1ないし図4にしたがって説明する。 図1ないし図2は第1の実施例を示す。 図1(a)のように、取付治具1は、多数の取付孔21を有する縦材2と、こ の縦材2を梁6のフランジ部6aなどを介して構造物7に固定する固定具3と、 縦材2から横方向Dに突出する横材4と、この横材4に設けたレベル調節機構5 とを備えている。
【0007】 上記縦材2の各取付孔21は、上下方向Lに等間隔で互いに離間して設けられ ている。上記固定具3は、コの字状の断面をした固定板31と、図1(b)のよ うに、一対の固定ボルト33からなる。図1(a)の固定具3は、固定ボルト3 3が固定板31に螺合しており、固定板31の上部の締付板32との間で、梁6 のフランジ部6aを挟持して、縦材2を梁6に固定する。
【0008】 上記横材4は、上下2箇所にボルト挿通孔41を穿設したブラケット部42を 左端部に有している。横材4は、ボルト挿通孔41と上記取付孔21に挿通した 締付ボルト43に締付ナット44を螺合させることで、縦材2に固定される。上 記締付ボルト43と締付ナット44で、この考案の締結具45が構成されている 。
【0009】 上記レベル調節機構5は、横方向Dに互いに離間して横材4に設けられた多数 のレベル調節用めねじ51と、レベル調節用ボルト52からなる。レベル調節機 構5は、レベル調節用めねじ51にレベル調節用ボルト52を螺合させ、レベル 調節用ボルト52の回動によって、その上端レベルUが上下に微動可能になって いる。レベル調節用ボルト52の頭部52aは、外壁パネルPの下端面Paを支 持する。
【0010】 つぎに、外壁パネルPの取付方法について説明する。 まず、図1(a),(b)のように、レベル調節用ボルト52の上端の位置が 、外壁パネルPの水平目地Hのレベルの近くになるように、取付孔21を選んで 横材4を縦材2に固定する。つぎに、一対の取付治具1を、図2(a),(b) のように床8を支持する梁6のフランジ部6aに固定具3により固定する。この 際、図1(a)のレベル調節用ボルト52の頭部52aが、外壁パネルPの下端 面Paに当接するように、レベル調節用めねじ51を選択して、予めレベル調節 用ボルト52を取り付けておく。
【0011】 上記取付治具1の固定後、図2(c),(d)のように、外壁パネルPをアイ ボルトIおよびロープRなどを介してクレーンで吊り下げて、レベル調節用ボル ト52の頭部52aに外壁パネルPを一時仮置きする。この仮置後、ファスナF および組立ボルトBoを介して、外壁パネルPを床8に仮固定する。
【0012】 この仮固定後、図2(e),(f)のように、レベル調節用ボルト52を図示 しないスパナ等で廻し、外壁パネルPのレベルを上下方向Lに微動させて、外壁 パネルPを所定のレベルにセットする。このセット後、組立ボルトBoを本締め して、外壁パネルPを構造物7に固定する。この後、取付治具1を取り外す。
【0013】 このように、この考案は、外壁パネルPを取付治具1の上に一旦仮置きするの で、外壁パネルPを吊り下げたままで取付作業を行う場合と異なり、外壁パネル Pが横揺れせず安定する。したがって、取付作業を容易かつ迅速に行うことがで きる。また、レベル調節用ボルト52を廻して外壁パネルPの上下レベルを微調 節することができるので、この微調節も容易である。
【0014】 また、図1(a)の取付孔21を縦材2に上下方向Lに離間して設けているの で、横材4を介して、レベル調節用ボルト52の上端レベルUを任意に設定でき るから、梁6や外壁パネルPのサイズが変わっても対応できる。
【0015】 また、この実施例では、横材4に、レベル調節用めねじ51を横方向Dに離間 して多数設けている。そのため、外壁パネルPのサイズの変更などで取付位置が 横方向Dに変化しても、レベル調節用めねじ51を任意に選択して、レベル調節 用ボルト52の横方向Dの位置を合わせることにより、外壁パネルPの下端面P aをレベル調節用ボルト52で支持することができる。
【0016】 図3(a),(b)は第2の実施例を示す。 図3(a),(b)に示すように、この取付治具1Aは、第1の実施例の取付 治具1に板状のアタッチメント53を取り付けてなるものである。このアタッチ メント53は、図3(a)のように、第1の実施例における横材4のレベル調節 用めねじ51と同一構造のめねじ51Aを介して、横材4に固定されている。上 記アタッチメント53には、一対のレベル調節用めねじ51に、それぞれ、レベ ル調節用ボルト52が螺合している。
【0017】 この取付治具1Aを用いるには、まず、横材4を所定の取付孔21を選んで縦 材2に取り付ける。この後、一対の取付治具1Aを鉛直目地Vに沿って、梁6の フランジ部6aに固定する。なお、その他の構成および取付方法は、第1の実施 例と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明 を省略する。
【0018】 この第2の実施例の取付治具1Aは、一対のレベル調節用ボルト52を有して いるから、左右の2枚の外壁パネルP,Pを取り付ける際に用いることができる ので、取付治具1Aの固定回数が、第1の実施例に比べて、ほぼ半減するから、 取付時間を更に短縮できる。 なお、第1および第2実施例では、固定具3の固定ボルト33の頭部に手締め を可能とするハンドルを取り付けておけば、取付作業が更に容易になる。
【0019】 図4は第3の実施例を示す。 図4において、この取付治具1Bは、縦材2が上下に長い柱状になっており、 縦材2の下部に固定具3が設けられている。固定具3は、縦材2の下部に設けた ジャッキによって構成されている。
【0020】 この第3の実施例の場合は、ジャッキからなる固定具3により縦材2を押し上 げて、縦材2を梁6と下方の床8の間で、突っ張って固定するので、外壁パネル Pの下端Paのレベルがかなり下方である場合にも、取付治具1Bを構造物8に 十分固定できるから、有効である。なお、その他の構成および取付方法は第1の 実施例と同様であり、同一部分または相当部分に同一符号を付して、その説明を 省略する。
【0021】 なお、上記各実施例では、締付ボルト43と締付ナット44からなる締結具4 5を用いたが、締付ナット44に代えて、横材4のブラケット部42または縦材 2のいずれか一方にめねじを形成してもよい。
【0022】
以上説明したように、この考案によれば、外壁パネルを取付治具の上に一旦仮 置きできるので、外壁パネルを吊り下げたままで取付作業を行う場合と異なり、 外壁パネルの姿勢が安定するから、取付作業を容易かつ迅速に行うことができる 。また、レベル調節機構を設けたので、外壁パネルのレベルを容易に微調節する ことができる。さらに、縦材に多数の取付孔を設けているので、横材の取付位置 を任意に設定できるから、パネルの取付レベルが変化しても、対応することがで きる。
【図1】(a)はこの考案の第1の実施例を示す外壁パ
ネルの取付治具の縦断面図、(b)は同正面図である。
ネルの取付治具の縦断面図、(b)は同正面図である。
【図2】外壁パネルの取付方法を示す工程図である。
【図3】(a)は第2の実施例を示す外壁パネルの取付
治具の正面図、(b)は平面図である。
治具の正面図、(b)は平面図である。
【図4】第3の実施例を示す外壁パネルの取付治具の縦
断面図である。
断面図である。
1,1A,1B…取付治具、2…縦材、3…固定具、4
…横材、5…レベル調節機構、7…構造物、21…取付
孔、45…締結具、D…横方向、L…上下方向、P…外
壁パネル、Pa…下端面、U…上端レベル。
…横材、5…レベル調節機構、7…構造物、21…取付
孔、45…締結具、D…横方向、L…上下方向、P…外
壁パネル、Pa…下端面、U…上端レベル。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】上下方向に互いに離間した多数の取付孔を
有する縦材と、この縦材を構造物に固定する固定具と、
上記取付孔に挿通した締結具を介して上記縦材に固定さ
れ、上記縦材から横方向に突出する横材と、この横材に
設けられ、外壁パネルの下端面を支持するとともに、そ
の上端レベルが上下に微動可能なレベル調節機構とを備
えた外壁パネルの取付治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5759291U JPH053498U (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 外壁パネルの取付治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5759291U JPH053498U (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 外壁パネルの取付治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH053498U true JPH053498U (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=13060122
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5759291U Pending JPH053498U (ja) | 1991-06-26 | 1991-06-26 | 外壁パネルの取付治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH053498U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6035496U (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-11 | 出光石油化学株式会社 | インパルスシール用溶着装置 |
JP2015531437A (ja) * | 2012-09-07 | 2015-11-02 | フォーム 700 ピーティーワイ リミテッドForm 700 Pty Ltd | パネル支持ブラケット |
-
1991
- 1991-06-26 JP JP5759291U patent/JPH053498U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6035496U (ja) * | 1983-08-16 | 1985-03-11 | 出光石油化学株式会社 | インパルスシール用溶着装置 |
JP2015531437A (ja) * | 2012-09-07 | 2015-11-02 | フォーム 700 ピーティーワイ リミテッドForm 700 Pty Ltd | パネル支持ブラケット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH053498U (ja) | 外壁パネルの取付治具 | |
JP3483699B2 (ja) | 外壁パネルの支持構造 | |
JP3514412B2 (ja) | カーテンウォールの固定装置 | |
JP3180144B2 (ja) | パネル取付構造 | |
JPH06240804A (ja) | 天井仕上材の連結構造 | |
JP7202849B2 (ja) | ユニットルームの架台取付構造 | |
JPH09144185A (ja) | 建物ユニットの外壁材の取付け構造 | |
JPS5920506Y2 (ja) | コンクリ−ト建築工事用梁の受装置 | |
JP3029125U (ja) | 建築用型枠パネルの桁梁支承装置 | |
JPH0849389A (ja) | 外壁パネルの取付構造 | |
JPH0316339Y2 (ja) | ||
JPH0113688Y2 (ja) | ||
JPS6120907Y2 (ja) | ||
JPS644964Y2 (ja) | ||
JP3521045B2 (ja) | 入隅パネルの取付方法 | |
JPH0734084Y2 (ja) | カーテンウォール用パネル | |
JPS603881Y2 (ja) | 手摺子取付部の構造 | |
JPH0635428U (ja) | 自立式パネル用のランナー部材 | |
JPH08232391A (ja) | 天井施工方法 | |
JP2522574B2 (ja) | 壁パネルの取り付け構造 | |
JPS623483Y2 (ja) | ||
JPH0712526Y2 (ja) | 階段踊場支持構造 | |
JPH0326181Y2 (ja) | ||
JPH0778343B2 (ja) | 移動調整部材 | |
JPH0732687Y2 (ja) | カーテンウォール用パネル |