JP3521045B2 - 入隅パネルの取付方法 - Google Patents
入隅パネルの取付方法Info
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- JP3521045B2 JP3521045B2 JP27845596A JP27845596A JP3521045B2 JP 3521045 B2 JP3521045 B2 JP 3521045B2 JP 27845596 A JP27845596 A JP 27845596A JP 27845596 A JP27845596 A JP 27845596A JP 3521045 B2 JP3521045 B2 JP 3521045B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の外壁の入
隅部における入隅パネルの取付方法に関する。
隅部における入隅パネルの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、建物におけるカーテンウォー
ル構造の外壁の入隅部には、例えば、PC(プレキャス
トコンクリート)板等からなる横断面形状が略L字型の
入隅パネルが取付けられることが知られている。
ル構造の外壁の入隅部には、例えば、PC(プレキャス
トコンクリート)板等からなる横断面形状が略L字型の
入隅パネルが取付けられることが知られている。
【0003】この入隅パネルの梁への取付けは、入隅パ
ネルのいずれかの背面にボルト等で固定される固定板
と、梁にボルト及びナット等で固定される水平突出板と
からなる略L字型の取付金具等を用いて行われている。
ネルのいずれかの背面にボルト等で固定される固定板
と、梁にボルト及びナット等で固定される水平突出板と
からなる略L字型の取付金具等を用いて行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように、入隅パネルを前記取付金具で梁に堅固に固定し
ているので、地震等が発生した場合には、その揺れが直
接的に入隅パネルに作用して破損するおそれがあるとい
う問題点がある。
ように、入隅パネルを前記取付金具で梁に堅固に固定し
ているので、地震等が発生した場合には、その揺れが直
接的に入隅パネルに作用して破損するおそれがあるとい
う問題点がある。
【0005】この発明は、以上のような問題点に鑑みて
なされたものであり、地震等に対する耐久性が高い入隅
パネルの取付構造の取付方法を提供することを目的とす
る。
なされたものであり、地震等に対する耐久性が高い入隅
パネルの取付構造の取付方法を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段とするところは、第1に、建物の外壁の入隅部に
位置するように梁に取付けられる横断面形状が略L字型
の入隅パネルの取付方法において、前記入隅パネルの背
面に固定された固定板と該固定板の上縁に突設された水
平突出板とからなる略L字型の外壁アングルと、前記水
平突出板に上端部を上方へ突出するように取付けられた
ジョイントボルト及びこれに螺合した位置決めナット
と、前記ジョイントボルトにおける前記水平突出板と前
記位置決めナットの間に一側が上下動自在に外嵌され且
つ他側が前記梁に固定される外壁ファスナとで前記入隅
パネルを前記梁に取り付ける際、前記水平突出板と前記
外壁ファスナの間にコ字型スペーサを前記ジョイントボ
ルトを挟むようにしてあらかじめ介在させておき、前記
外壁ファスナの他側を前記梁に固定した後に前記位置決
めナットをゆるめることにより前記コ字型スペーサを取
り外すことにある。
の手段とするところは、第1に、建物の外壁の入隅部に
位置するように梁に取付けられる横断面形状が略L字型
の入隅パネルの取付方法において、前記入隅パネルの背
面に固定された固定板と該固定板の上縁に突設された水
平突出板とからなる略L字型の外壁アングルと、前記水
平突出板に上端部を上方へ突出するように取付けられた
ジョイントボルト及びこれに螺合した位置決めナット
と、前記ジョイントボルトにおける前記水平突出板と前
記位置決めナットの間に一側が上下動自在に外嵌され且
つ他側が前記梁に固定される外壁ファスナとで前記入隅
パネルを前記梁に取り付ける際、前記水平突出板と前記
外壁ファスナの間にコ字型スペーサを前記ジョイントボ
ルトを挟むようにしてあらかじめ介在させておき、前記
外壁ファスナの他側を前記梁に固定した後に前記位置決
めナットをゆるめることにより前記コ字型スペーサを取
り外すことにある。
【0007】第2に、前記入隅パネルの下端側を該入隅
パネルの下方に他の入隅パネルを取付けたジョイントボ
ルトの上端部に、前記入隅パネルの背面に固定される固
定板と該固定板の下縁に突設されて前記下方のジョイン
トボルトの上端部に上下動自在に外嵌される水平係止板
とからなる略L字型の係止用外壁ファスナで上下動自在
に係止することにある。
パネルの下方に他の入隅パネルを取付けたジョイントボ
ルトの上端部に、前記入隅パネルの背面に固定される固
定板と該固定板の下縁に突設されて前記下方のジョイン
トボルトの上端部に上下動自在に外嵌される水平係止板
とからなる略L字型の係止用外壁ファスナで上下動自在
に係止することにある。
【0008】第3に、前記入隅パネルの下端側を床又は
基礎上に固定される床・基礎上ファスナの上方に突設し
た係止棒に、前記入隅パネルの背面に固定される固定板
と該固定板の下縁に突設されて前記床・基礎上ファスナ
の係止棒に上下動自在に外嵌される水平係止板とからな
る略L字型の係止用外壁ファスナで上下動自在に係止す
ることにある。
基礎上に固定される床・基礎上ファスナの上方に突設し
た係止棒に、前記入隅パネルの背面に固定される固定板
と該固定板の下縁に突設されて前記床・基礎上ファスナ
の係止棒に上下動自在に外嵌される水平係止板とからな
る略L字型の係止用外壁ファスナで上下動自在に係止す
ることにある。
【0009】第4に、前記入隅パネルと、該入隅パネル
に隣接して梁に取付けられる外壁パネルを連結金具で連
結することにある。
に隣接して梁に取付けられる外壁パネルを連結金具で連
結することにある。
【0010】第5に、前記梁に固定するために外壁ファ
スナの他側に形成されるボルト孔をルーズ孔としたこと
にある。
スナの他側に形成されるボルト孔をルーズ孔としたこと
にある。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて説明する。図1乃至図6に示すように、第1
実施形態に係る入隅パネル1の取付方法は、建物の外壁
の入隅部Aに位置するように梁Bに取付けられる入隅パ
ネル1の取付方法に係るものである。
に基づいて説明する。図1乃至図6に示すように、第1
実施形態に係る入隅パネル1の取付方法は、建物の外壁
の入隅部Aに位置するように梁Bに取付けられる入隅パ
ネル1の取付方法に係るものである。
【0012】前記入隅パネル1は、図3のように、例え
ばPC(プレキャストコンクリート)板等から横断面形
状が略L字型に形成され、例えばその上端1a側が、こ
の入隅パネル1の背面1cにそれぞれ固定される例えば
2つの外壁アングル2と、該外壁アングル2に取付けら
れるジョイントボルト3及びこれに螺合する位置決めナ
ット4と、前記ジョイントボルト3に外嵌される外壁フ
ァスナ5とで上下動自在に梁Bに取付けられている。ま
た、この入隅パネル1に隣接する位置には、従来と同様
に平板状の外壁パネル(図示せず)が取付けられるが、
この外壁パネルを前記外壁ファスナ5等で入隅パネル1
と同様にして梁Bに取付けてもよい。
ばPC(プレキャストコンクリート)板等から横断面形
状が略L字型に形成され、例えばその上端1a側が、こ
の入隅パネル1の背面1cにそれぞれ固定される例えば
2つの外壁アングル2と、該外壁アングル2に取付けら
れるジョイントボルト3及びこれに螺合する位置決めナ
ット4と、前記ジョイントボルト3に外嵌される外壁フ
ァスナ5とで上下動自在に梁Bに取付けられている。ま
た、この入隅パネル1に隣接する位置には、従来と同様
に平板状の外壁パネル(図示せず)が取付けられるが、
この外壁パネルを前記外壁ファスナ5等で入隅パネル1
と同様にして梁Bに取付けてもよい。
【0013】前記外壁アングル2は、図4及び図5のよ
うに、入隅パネル1の背面1cにボルト6等で固定され
る固定板7と、該固定板7の上縁に突設された水平突出
板8とから略L字型に形成されている。
うに、入隅パネル1の背面1cにボルト6等で固定され
る固定板7と、該固定板7の上縁に突設された水平突出
板8とから略L字型に形成されている。
【0014】前記ジョイントボルト3は、外壁アングル
2の水平突出板8にその上端部を上方へ突出するように
取付けられ、これに前記水平突出板8から所定間隔を開
けて位置決めナット4が螺合されている。
2の水平突出板8にその上端部を上方へ突出するように
取付けられ、これに前記水平突出板8から所定間隔を開
けて位置決めナット4が螺合されている。
【0015】前記外壁ファスナ5は、ジョイントボルト
3の水平突出板8と位置決めナット4の間にその一側5
aが上下動自在に外嵌され、且つ、他側5bがボルト9
及びナット10等で例えば梁Bの上面B1に固定されて
いる。
3の水平突出板8と位置決めナット4の間にその一側5
aが上下動自在に外嵌され、且つ、他側5bがボルト9
及びナット10等で例えば梁Bの上面B1に固定されて
いる。
【0016】この外壁ファスナ5の他側5bには、前記
ボルト9の上端部を挿通するボルト孔5cが形成されて
おり、これを必要に応じて前記梁に形成した固定孔11
より大きいルーズ孔とすることにより前記入隅パネル1
の出入及び左右調整を可能としている。なお、この場合
には、前記外壁ファスナ5とナット10の間にこの実施
形態のように座金12を介在させてもよい。
ボルト9の上端部を挿通するボルト孔5cが形成されて
おり、これを必要に応じて前記梁に形成した固定孔11
より大きいルーズ孔とすることにより前記入隅パネル1
の出入及び左右調整を可能としている。なお、この場合
には、前記外壁ファスナ5とナット10の間にこの実施
形態のように座金12を介在させてもよい。
【0017】また、前記入隅パネル1の高さ調整は、前
記位置決めナット4を締めるか弛めるかすれば行うこと
ができるが、前記水平突出板8と外壁ファスナ5の間
に、入隅パネル1の取付け高さに応じて適宜の高さに形
成された図1のようなコ字型スペーサ13等を前記ジョ
イントボルト3を挟むようにしてあらかじめ介在させて
おき、入隅パネル1の取付け後に前記位置決めナット4
を少しだけ弛める等してこのコ字型スペーサ13等を取
外せば、その時点で既に入隅パネル1が所望の高さに取
付けられているので、高さ調整を省くことができるとい
う利点がある。
記位置決めナット4を締めるか弛めるかすれば行うこと
ができるが、前記水平突出板8と外壁ファスナ5の間
に、入隅パネル1の取付け高さに応じて適宜の高さに形
成された図1のようなコ字型スペーサ13等を前記ジョ
イントボルト3を挟むようにしてあらかじめ介在させて
おき、入隅パネル1の取付け後に前記位置決めナット4
を少しだけ弛める等してこのコ字型スペーサ13等を取
外せば、その時点で既に入隅パネル1が所望の高さに取
付けられているので、高さ調整を省くことができるとい
う利点がある。
【0018】即ち、前記入隅パネル1は、図2のよう
に、梁Bに固定された外壁ファスナ5からジョイントボ
ルト3を介して吊り下げられるように取付けられ、前記
外壁ファスナ5と水平突出板8の間隔Lの分だけ上下動
自在となっている。従って、地震等が発生した場合で
も、当該入隅パネル1には揺れが直接的には作用しない
ことから、外壁の入隅部Aの耐久性を向上できるという
利点がある。
に、梁Bに固定された外壁ファスナ5からジョイントボ
ルト3を介して吊り下げられるように取付けられ、前記
外壁ファスナ5と水平突出板8の間隔Lの分だけ上下動
自在となっている。従って、地震等が発生した場合で
も、当該入隅パネル1には揺れが直接的には作用しない
ことから、外壁の入隅部Aの耐久性を向上できるという
利点がある。
【0019】また、この実施形態においては、図2及び
図6に示すように、前記入隅パネル1の下端1b側を、
該入隅パネル1の下方に他の入隅パネル51を取付けた
ジョイントボルト53の上端部に係止用外壁ファスナ1
4で上下動自在に係止している。
図6に示すように、前記入隅パネル1の下端1b側を、
該入隅パネル1の下方に他の入隅パネル51を取付けた
ジョイントボルト53の上端部に係止用外壁ファスナ1
4で上下動自在に係止している。
【0020】前記係止用外壁ファスナ14は、前記外壁
アングル2の下方で入隅パネル1の背面1cに固定され
る固定板15と、該固定板15の下縁に突設されて前記
下方のジョイントボルト53の上端部に上下動自在に外
嵌される水平係止板16とから略L字型に形成されてい
る。
アングル2の下方で入隅パネル1の背面1cに固定され
る固定板15と、該固定板15の下縁に突設されて前記
下方のジョイントボルト53の上端部に上下動自在に外
嵌される水平係止板16とから略L字型に形成されてい
る。
【0021】このように、前記係止用外壁ファスナ14
の水平係止板16が前記下方のジョイントボルト53の
上端部に上下動自在に外嵌されているので、入隅パネル
1に作用する力をより効果的に緩和できるという利点が
ある。
の水平係止板16が前記下方のジョイントボルト53の
上端部に上下動自在に外嵌されているので、入隅パネル
1に作用する力をより効果的に緩和できるという利点が
ある。
【0022】図7及び図8に示すように、第2実施形態
に係る入隅パネル1の取付方法は、前記梁Bにエンドプ
レートB3がある場合において、第1実施形態と同様に
して前記入隅パネル1を一方の背面1cのみで梁Bに上
下動自在に取付けると共に、この入隅パネル1と、該入
隅パネル1に隣接して梁Bに取付けられる平板状の外壁
パネル61を連結金具17で連結するものである。
に係る入隅パネル1の取付方法は、前記梁Bにエンドプ
レートB3がある場合において、第1実施形態と同様に
して前記入隅パネル1を一方の背面1cのみで梁Bに上
下動自在に取付けると共に、この入隅パネル1と、該入
隅パネル1に隣接して梁Bに取付けられる平板状の外壁
パネル61を連結金具17で連結するものである。
【0023】前記連結金具17は、例えば平板状に形成
され、前記入隅パネル1の他方の背面1cと外壁パネル
61の背面61cを連結するように入隅パネル1等の下
端1b近傍に取付けられているが、その形状や使用数、
更には取付け箇所等はこれに限定されるものではなく、
例えば入隅パネル1と外壁パネル61の上端面同士又は
下端面同士等を連結してもよい。
され、前記入隅パネル1の他方の背面1cと外壁パネル
61の背面61cを連結するように入隅パネル1等の下
端1b近傍に取付けられているが、その形状や使用数、
更には取付け箇所等はこれに限定されるものではなく、
例えば入隅パネル1と外壁パネル61の上端面同士又は
下端面同士等を連結してもよい。
【0024】このように、連結金具17により入隅パネ
ル1と外壁パネル61を連結すれば、前記エンドプレー
トB3等が邪魔になって入隅パネル1の梁Bへの取付け
が前記外壁ファスナ5等では難しい場合でも、入隅パネ
ル1の取付けが可能であるという利点がある。
ル1と外壁パネル61を連結すれば、前記エンドプレー
トB3等が邪魔になって入隅パネル1の梁Bへの取付け
が前記外壁ファスナ5等では難しい場合でも、入隅パネ
ル1の取付けが可能であるという利点がある。
【0025】図9乃至図11に示すように、第3実施形
態に係る入隅パネル1の取付方法は、前記入隅パネル1
の上端1a側を第1実施形態と同様にして梁Bに上下動
自在に取付けると共に、この入隅パネル1の下端1b側
を、床C又は基礎上に固定される床・基礎上ファスナ1
8の上方に突設した係止棒19に上下動自在に係止する
ものである。
態に係る入隅パネル1の取付方法は、前記入隅パネル1
の上端1a側を第1実施形態と同様にして梁Bに上下動
自在に取付けると共に、この入隅パネル1の下端1b側
を、床C又は基礎上に固定される床・基礎上ファスナ1
8の上方に突設した係止棒19に上下動自在に係止する
ものである。
【0026】前記床・基礎上ファスナ18は、床C又は
基礎上にコンクリート摩擦アンカーボルト(図示せず)
等で固定される固定板20と、該固定板20に垂設され
た係止棒19とからなる。
基礎上にコンクリート摩擦アンカーボルト(図示せず)
等で固定される固定板20と、該固定板20に垂設され
た係止棒19とからなる。
【0027】この床・基礎上ファスナ18を床C又は基
礎上に固定する際には、図9のように、まず前記係止棒
19に係止用外壁ファスナ14の水平係止板16を外嵌
した後、前記コンクリート摩擦アンカーボルト等を打ち
込んで前記固定板20を床C等に固定する。このような
床・基礎上ファスナ18の固定作業は、基礎(図示せ
ず)上においても同様に行えばよい。
礎上に固定する際には、図9のように、まず前記係止棒
19に係止用外壁ファスナ14の水平係止板16を外嵌
した後、前記コンクリート摩擦アンカーボルト等を打ち
込んで前記固定板20を床C等に固定する。このような
床・基礎上ファスナ18の固定作業は、基礎(図示せ
ず)上においても同様に行えばよい。
【0028】このように、前記係止用外壁ファスナ14
の水平係止板16が前記床・基礎上ファスナ18の係止
棒19に上下動自在に外嵌されているので、第1実施形
態と同様、入隅パネル1に作用する力をより効果的に緩
和できるという利点がある。
の水平係止板16が前記床・基礎上ファスナ18の係止
棒19に上下動自在に外嵌されているので、第1実施形
態と同様、入隅パネル1に作用する力をより効果的に緩
和できるという利点がある。
【0029】以上の第1乃至第3実施形態においては、
入隅パネル1の上端1a側を梁Bに取付ける際、平板状
の外壁ファスナ5を用いて梁Bの上面B1に固定する場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、図12及び図13に示すように、前記ジョイントボ
ルト3の水平突出板8と位置決めナット4の間に上下動
自在に外嵌される外嵌片21と、前記梁Bの下面B2に
ボルト9及びナット10等で固定される固定片22と、
これら外嵌片21と固定片22の端縁同士を連結する連
結片23とからなる外壁ファスナ25等を用いて、入隅
パネル1の上端1a側を梁Bの下面B2に取付けてもよ
い。
入隅パネル1の上端1a側を梁Bに取付ける際、平板状
の外壁ファスナ5を用いて梁Bの上面B1に固定する場
合について説明したが、これに限定されるものではな
く、図12及び図13に示すように、前記ジョイントボ
ルト3の水平突出板8と位置決めナット4の間に上下動
自在に外嵌される外嵌片21と、前記梁Bの下面B2に
ボルト9及びナット10等で固定される固定片22と、
これら外嵌片21と固定片22の端縁同士を連結する連
結片23とからなる外壁ファスナ25等を用いて、入隅
パネル1の上端1a側を梁Bの下面B2に取付けてもよ
い。
【0030】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、前記外壁アングルと、ジョイントボルト及び位置決
めナットと、外壁ファスナとで入隅パネルが上下動自在
に梁に取付けられるので、地震等が発生した場合にも、
当該入隅パネルには揺れが直接的には作用しないことか
ら、外壁の入隅部の耐久性を向上できるという利点があ
る。
ば、前記外壁アングルと、ジョイントボルト及び位置決
めナットと、外壁ファスナとで入隅パネルが上下動自在
に梁に取付けられるので、地震等が発生した場合にも、
当該入隅パネルには揺れが直接的には作用しないことか
ら、外壁の入隅部の耐久性を向上できるという利点があ
る。
【0031】請求項2の発明によれば、前記入隅パネル
の下端側を該入隅パネルの下方に他の入隅パネルを取付
けたジョイントボルトの上端部に、前記係止用外壁ファ
スナで上下動自在に係止するので、入隅パネルに作用す
る力をより効果的に緩和できるという利点がある。
の下端側を該入隅パネルの下方に他の入隅パネルを取付
けたジョイントボルトの上端部に、前記係止用外壁ファ
スナで上下動自在に係止するので、入隅パネルに作用す
る力をより効果的に緩和できるという利点がある。
【0032】請求項3の発明によれば、前記入隅パネル
の下端側を床又は基礎上に固定される床・基礎上ファス
ナの上方に突設した係止棒に、前記係止用外壁ファスナ
で上下動自在に係止するので、上記請求項2の効果と同
様、入隅パネルに作用する力をより効果的に緩和できる
という利点がある。
の下端側を床又は基礎上に固定される床・基礎上ファス
ナの上方に突設した係止棒に、前記係止用外壁ファスナ
で上下動自在に係止するので、上記請求項2の効果と同
様、入隅パネルに作用する力をより効果的に緩和できる
という利点がある。
【0033】請求項4の発明によれば、前記入隅パネル
と、該入隅パネルに隣接して梁に取付けられる外壁パネ
ルを連結金具で連結するので、前記エンドプレート等が
邪魔になって入隅パネルの梁への取付けが前記外壁ファ
スナ等では難しい場合でも、入隅パネルの取付けが可能
であるという利点がある。
と、該入隅パネルに隣接して梁に取付けられる外壁パネ
ルを連結金具で連結するので、前記エンドプレート等が
邪魔になって入隅パネルの梁への取付けが前記外壁ファ
スナ等では難しい場合でも、入隅パネルの取付けが可能
であるという利点がある。
【0034】請求項5の発明によれば、前記梁に固定す
るために外壁ファスナの他側に形成されるボルト孔をル
ーズ孔としているので、入隅パネルの出入及び左右調整
が可能であるという利点がある。
るために外壁ファスナの他側に形成されるボルト孔をル
ーズ孔としているので、入隅パネルの出入及び左右調整
が可能であるという利点がある。
【図1】第1実施形態に係る入隅パネルの取付方法を示
す平面説明図。
す平面説明図。
【図2】図1の側断面図。
【図3】入隅パネルの斜視図。
【図4】入隅パネルの背面に外壁アングル、ジョイント
ボルト、位置決めナット、外壁ファスナ、及び係止用外
壁ファスナを取付ける様子を示す分解斜視図。
ボルト、位置決めナット、外壁ファスナ、及び係止用外
壁ファスナを取付ける様子を示す分解斜視図。
【図5】外壁ファスナの他側を梁に固定する様子を示す
要部分解斜視図。
要部分解斜視図。
【図6】係止用外壁ファスナの水平係止板を下方のジョ
イントボルトの上端部に外嵌する様子を示す要部斜視
図。
イントボルトの上端部に外嵌する様子を示す要部斜視
図。
【図7】第2実施形態に係る入隅パネルの取付方法を示
す平面説明図。
す平面説明図。
【図8】図7の入隅パネルの下端付近を示す要部側断面
図。
図。
【図9】第3実施形態に係る入隅パネルの取付方法にお
いて、係止用外壁ファスナの水平係止板を床・基礎上フ
ァスナの係止棒に外嵌する様子を示す要部側断面図。
いて、係止用外壁ファスナの水平係止板を床・基礎上フ
ァスナの係止棒に外嵌する様子を示す要部側断面図。
【図10】水平係止板を係止棒に上下動自在に係止した
状態を示す要部側断面図。
状態を示す要部側断面図。
【図11】図10の入隅パネルの横断面図。
【図12】入隅パネルの上端側を梁の下面に取付けた状
態を示す要部側断面図。
態を示す要部側断面図。
【図13】図12の外壁ファスナ等を入隅パネルの背面
に取付ける様子を示す要部分解斜視図。
に取付ける様子を示す要部分解斜視図。
A 入隅部
B 梁
1,51 入隅パネル
61 外壁パネル
1b 下端
1c 背面
2 外壁アングル
3,53 ジョイントボルト
4 位置決めナット
5,25 外壁ファスナ
5a 一側
5b 他側
5c ボルト孔
7 固定板
8 水平突出板
14 係止用外壁ファスナ
15 固定板
16 水平係止板
17 連結金具
18 床・基礎上ファスナ
19 係止棒
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
E04B 2/94
E04B 2/82
E04F 13/08
Claims (5)
- 【請求項1】 建物の外壁の入隅部に位置するように梁
に取付けられる横断面形状が略L字型の入隅パネルの取
付方法において、 前記入隅パネルの背面に固定された固定板と該固定板の
上縁に突設された水平突出板とからなる略L字型の外壁
アングルと、前記水平突出板に上端部を上方へ突出する
ように取付けられたジョイントボルト及びこれに螺合し
た位置決めナットと、前記ジョイントボルトにおける前
記水平突出板と前記位置決めナットの間に一側が上下動
自在に外嵌され且つ他側が前記梁に固定される外壁ファ
スナとで前記入隅パネルを前記梁に取り付ける際、前記
水平突出板と前記外壁ファスナの間にコ字型スペーサを
前記ジョイントボルトを挟むようにしてあらかじめ介在
させておき、前記外壁ファスナの他側を前記梁に固定し
た後に前記位置決めナットをゆるめることにより前記コ
字型スペーサを取り外すことを特徴とする入隅パネルの
取付方法。 - 【請求項2】 前記入隅パネルの下端側を該入隅パネル
の下方に他の入隅パネルを取付けたジョイントボルトの
上端部に、前記入隅パネルの背面に固定される固定板と
該固定板の下縁に突設されて前記下方のジョイントボル
トの上端部に上下動自在に外嵌される水平係止板とから
なる略L字型の係止用外壁ファスナで上下動自在に係止
することを特徴とする請求項1記載の入隅パネルの取付
方法。 - 【請求項3】 前記入隅パネルの下端側を床又は基礎上
に固定される床・基礎上ファスナの上方に突設した係止
棒に、前記入隅パネルの背面に固定される固定板と該固
定板の下縁に突設されて前記床・基礎上ファスナの係止
棒に上下動自在に外嵌される水平係止板とからなる略L
字型の係止用外壁ファスナで上下動自在に係止すること
を特徴とする請求項1記載の入隅パネルの取付方法。 - 【請求項4】 前記入隅パネルと、該入隅パネルに隣接
して梁に取付けられる外壁パネルを連結金具で連結する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の入隅
パネルの取付方法。 - 【請求項5】 前記梁に固定するために外壁ファスナの
他側に形成されるボルト孔をルーズ孔としたことを特徴
とする請求項1乃至4のいずれか記載の入隅パネルの取
付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27845596A JP3521045B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 入隅パネルの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27845596A JP3521045B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 入隅パネルの取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10121622A JPH10121622A (ja) | 1998-05-12 |
JP3521045B2 true JP3521045B2 (ja) | 2004-04-19 |
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ID=17597583
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27845596A Expired - Fee Related JP3521045B2 (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | 入隅パネルの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3521045B2 (ja) |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP27845596A patent/JP3521045B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH10121622A (ja) | 1998-05-12 |
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