JPH11322168A - 粘着体転写装置 - Google Patents

粘着体転写装置

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JPH11322168A
JPH11322168A JP30257798A JP30257798A JPH11322168A JP H11322168 A JPH11322168 A JP H11322168A JP 30257798 A JP30257798 A JP 30257798A JP 30257798 A JP30257798 A JP 30257798A JP H11322168 A JPH11322168 A JP H11322168A
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/002Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
    • B65H37/005Hand-held apparatus
    • B65H37/007Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings

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  • Pens And Brushes (AREA)
  • Belt Conveyors (AREA)
  • Fish Paste Products (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 剥離紙を溜めることなくケース外に排出する
ことができかつ使い捨てとすることなく巻テープを入れ
替えることで繰り返し使用することができるとともに、
使用者がケースを寝かせた状態で転写部材の先端部分を
上方から視認しながら粘着体を転写可能とする転写装置
であって、粘着体転写テープ及び剥離紙をスムースに送
り出すことのできる粘着体転写装置を提供する。 【解決手段】 巻テープ支持体6に第1のかさ歯車7を
形成し、第1のかさ歯車と軸を交差し咬合する第2のか
さ歯車9は、第1のかさ歯車よりも歯数が少なくかつ転
写部材からケース内に戻る粘着体を転写し終えた剥離紙
4の延長線上に配設された送り出しローラ8の一側に形
成される。送り出しローラは当該ローラ面に当接する押
圧ガイドとともに剥離紙を牽引付勢して、送り出しロー
ラ後方の剥離紙の延長線上に設けた排出口12から剥離
紙を排出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種粘着体を転写
する転写装置に係り、特に使用者がケースを寝かせて転
写部材の先端部分を上方から視認しながら粘着体を所望
する個所に正確に位置させて転写することができるとと
もに、文字等を消すための修正テープ、また文字等を強
調するための有色薄膜からなるマーキングテープ、さら
に紙片等の被転写面に粘着体を一旦貼着した後はこの被
転写面と他の物とが貼着・剥離を繰り返し自在に行える
粘着体などの弱粘着性の粘着体であってもスムースに転
写することのできる粘着体転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、剥離紙に貼着した白色の修正テー
プや透過性の有色のマーキングテープをケースの一端か
ら繰り出しつつ、被転写面に修正テープやマーキングテ
ープを貼着する転写装置が存在している。これらは、従
来の修正液やマーキングペンと異なり、乾かす手間がい
らず、かつ均一な厚さにコーティングすることができ、
また弱粘着性の粘着体からなることから一旦被転写面に
転写しても消しゴム等を用いることで容易に剥がすこと
ができ、被転写面を汚損することがないという使い易い
ものである。
【0003】そして、この修正テープ及びマーキングテ
ープの転写装置の構造としては、ケース内に修正テープ
やマーキングテープの巻テープを収納するとともに、転
写した後の剥離紙についてもケース内で前記巻テープと
連動するローラに巻取るという、いわゆる閉ループ構造
となっている。また、ケースを被転写面に対して立てた
状態で引っ張って使用するタイプのほかに、使用者が転
写部材の先端部分を上方から視認しながら粘着体を所望
する個所に正確に位置させて転写することができるよう
に、ケースを寝かせて左右方向に引っ張って使用するタ
イプもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たケースに入った修正テープ及びマーキングテープの転
写装置にあっては、万が一剥離紙が切れると巻テープが
繰り出されなくなって使用不能となり、また剥離紙が余
分に繰り出された場合に適正な張力のかかった状態にテ
ープを戻すことが困難であり、さらに閉ループ構造とい
う複雑な構造のため巻テープを使い切っても入れ替える
ことができないことから、近年高まる少資源化の傾向に
反して使い捨てを余儀なくされていた。
【0005】また、ケースを被転写面に対し寝かせて左
右方向に引っ張って使用するタイプの転写装置にあって
は、転写部材のテープをガイドする面は、ケースを立て
て使用する転写装置の転写部材のガイド面を90度向き
を変えてケースにおける被転写面と相対向する側面と略
平行に位置させている。このため、ケース側面と平行に
装着された巻テープから繰り出される粘着体転写テープ
は、転写部材の入口と出口の2個所でガイドピンに当接
してテープの面を90度向きを変える構造となってお
り、これがテープにとって大きな負荷となって粘着体転
写テープ及び剥離紙が送り出し難くなることを余儀なく
されていた。すなわち、転写装置にあっては巻テープを
繰り出すために必要な付勢力は、転写部材先端の粘着体
と被転写面との摩擦力に依存するのであるが、修正テー
プ及びマーキングテープ等の粘着体は弱粘着性であるこ
とから摩擦力が小さく、強粘着性の粘着体と比較すると
巻テープを繰り出し難いものであった。
【0006】そこで本発明は、使い捨てとすることなく
転写テープを入れ替えることで繰り返し使用することが
できるとともに、使用者がケースを寝かせた状態で転写
部材の先端部分を上方から視認しながら粘着体を転写可
能とする粘着体転写装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の粘着体転写装置は、粘着体を剥離紙に転写
自在に貼着した粘着体転写テープを巻回しケース内で回
転自在な巻テープ、該巻テープから導出する粘着体転写
テープをその粘着体面を外面に位置させてケース外部に
突出して案内する転写部材とからなり、該転写部材の先
端に位置する粘着体転写テープの粘着体面を被転写面に
押圧しつつ前記ケースを粘着体転写方向に移動すること
により粘着体を被転写面に転写する粘着体転写装置にお
いて、ケース内に回転自在に配置された第1のかさ歯車
に前記巻テープを双方の回転軸を同軸にして係合し、前
記第1のかさ歯車と回転軸を交差し咬合する第2のかさ
歯車は前記第1のかさ歯車よりも歯数が少なくかつ前記
転写部材からケース内に戻る粘着体を転写し終えた剥離
紙の延長線上に配設されたローラの一側に形成されると
ともに、該ローラは粘着体を転写し終えた前記剥離紙を
牽引付勢することを特徴とするものである。
【0008】また、粘着体を転写し終えた剥離紙は、ロ
ーラと当該ローラ面に当接する押圧ガイドにより牽引付
勢されてケースにおける送り出しローラ後方の剥離紙の
延長線上に設けた排出口からケース外に排出されること
を特徴とするものである。
【0009】また、粘着体を転写し終えた剥離紙はケー
ス内のローラに巻き取られることで牽引付勢されるとと
もに、回転軸を同軸にして回転する巻テープと第1のか
さ歯車との間には、該第1のかさ歯車とこの第1のかさ
歯車よりも歯数を少なくしてなる第2のかさ歯車との歯
数差により粘着体転写テープを繰り出す巻テープの回転
速度よりも剥離紙を巻き取るローラの回転速度の方が早
くなることを調整するため、前記第1のかさ歯車に加わ
る回転力が所定以下では第1のかさ歯車と巻テープが一
体的に回転し所定以上となると第1のかさ歯車が滑って
空回りする摩擦手段を備え前記転写部材の前後で粘着体
転写テープに好適な張力を与えることを特徴とするもの
である。
【0010】また、巻テープはケース側面と平行に装着
されるとともに転写部材におけるテープガイド面は前記
ケース側面と平行に位置することを特徴とするものであ
る。
【0011】また、巻テープと転写部材と第2のかさ歯
車を備えたローラはケースに対して着脱自在とすること
を特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の粘着体
転写装置の第1の実施例について特にケース内部の転写
構造を中心に示している。図中1は粘着体転写装置、2
は使用者の手指にて把持される合成樹脂製のケース、3
は長尺な剥離紙4に弱粘着性の粘着体(修正テープやマ
ーキングテープ等)を転写自在に貼着した粘着体転写テ
ープ5を巻回してなる巻テープ、6はケース2内に回転
自在に配設され巻テープ3を着脱自在に載置固定する巻
テープ支持体、7は巻テープ支持体6の下部外周に形成
された第1のかさ歯車、8は第1のかさ歯車7と回転軸
を交差して咬合する第2のかさ歯車9を備えた送り出し
ローラ、10は巻テープ3から繰り出される粘着体転写
テープ5をその粘着体面が外面となるようにケース2外
に導出し、粘着体面を被転写面に押圧しつつケース2を
粘着体転写方向、すなわち本実施例にあっては図1の右
方向に引くことにより粘着体を紙片等の被転写面に転写
するためのくちばし状の転写部材、11はケース2の蓋
側に配設され、蓋を閉めた状態で剥離紙4を送り出しロ
ーラ8に押圧付勢して送り出す押圧ガイド、12は送り
出しローラ8及び押圧ガイド11のすぐ後方に位置し粘
着体を転写した後の剥離紙4を外部に排出すべくケース
2に形成された排出口、13はケース2内の巻テープ3
と転写部材10との間に位置し、巻テープ3から繰り出
される粘着体転写テープ5の向きをテープ走行方向に向
かって90度変えて転写部材10に案内し、また粘着体
を転写した後の剥離紙4の一側に当接して案内するガイ
ドピンである。
【0013】巻テープ支持体6及びその下部外周に形成
された第1のかさ歯車7は、ケース2の底面、すなわち
被転写面と相対向する側面と平行に配設されており、こ
のような構造とすることにより粘着体転写装置1は使用
者がケース2を寝かせて図1の右方向に引いて転写操作
するのに好適な形状、すなわち右手の親指と人差指との
間にて把持し得る薄い形状にすることができる。尚、ケ
ース2は、蝶番部材14を設けて開閉自在とし、巻テー
プ3を入れ替えることができる構造としている。
【0014】巻テープ3は、両面が剥離性を備える剥離
紙4に弱粘着性の粘着体を貼着した粘着体転写テープ5
を巻回したもので、ケース2の底面と平行な載置面を有
する巻テープ支持体6の中心軸6aに対し着脱自在に係
合している。この巻テープ3が全て繰り出し終えた場合
には、使用者はケース2を開けて新たな巻テープと入れ
替えることができる。
【0015】転写部材10は、図5及び図6に示すごと
く巻テープ3から繰り出された粘着体転写テープ5をケ
ース2外に導出して粘着体を被転写面に転写するための
ものであり、テープと略同じ幅径の突出片の両側部にガ
イド壁を備えることで粘着体転写テープ5が脱落しない
ように案内している。転写部材10におけるテープガイ
ド面は、ケース2の底面と平行に位置し、巻テープ3か
ら繰り出された粘着体転写テープ5は、図5に示すごと
く転写部材10の下方のテープガイド面を通り、転写部
材10の先端を通過する粘着体転写テープ5の粘着体面
を被転写面に押し付けつつ手指で把持したケース2を手
前に引くことで粘着体は被転写面に転写されるととも
に、粘着体を転写し終えた剥離紙4は、転写部材10の
上方のテープガイド面を通り再び転写部材10に案内さ
れてケース2内に戻る。
【0016】図3及び図4に示すごとく、送り出しロー
ラ8の外周面の両側には、剥離紙の脱落を防止するガイ
ドとなる鍔縁を備えるとともに、送り出しローラ8が滑
りやすい剥離紙を確実に送り出すために、剥離紙が当接
するローラ外周面の摩擦係数を大きくする必要があり、
そのために本実施例では例えばローラの外周にベルト状
のゴムを巻回、若しくは紙やすりのごとき粗面やローレ
ットを形成した構成としている。この送り出しローラ8
との間で剥離紙4を挟持して牽引付勢する押圧ガイド1
1は、ケース2の蓋側に配設され、ケース2を閉じた状
態では送り出しローラ8との間で剥離紙4を挟持してお
り、ケース2を開けることで剥離紙4は圧接状態から開
放される。
【0017】また巻テープ支持体6に備えられた第1の
かさ歯車7と、送り出しローラ8に備えられた第2のか
さ歯車9とは、図1に示すごとく軸を交差して咬合して
おり、本実施例にあっては、巻テープ支持体6が1回転
すると送り出しローラ8は歯数の比率に応じて約2回転
と、巻テープ支持体6よりも回転速度が速くなるように
設定する。勿論、この歯数の比率は2対1に限定される
ことはなく適宜な比率に設定することができるものであ
る。
【0018】上述した構成からなる本発明の第1の実施
例の粘着体転写装置1について、その一連の粘着体転写
動作について説明する。まず、粘着体転写装置1の転写
部材10の先端を紙片等の被転写面に適宜な角度で当接
させ、粘着体転写装置1を好適な力で被転写面に押し付
けながら、粘着剤転写方向である図1の右方向に引く。
すると、転写部材10の先端に位置する粘着体は被転写
面に押し付けられて転写されるとともに、転写部材10
から巻テープ支持体6間の粘着体転写テープ5は牽引付
勢されて繰り出される。これにより巻テープ支持体6は
図1における反時計方向に回転し、そして巻テープ支持
体6は送り出しローラ8を図2における時計方向に回転
駆動する。
【0019】粘着体を転写し終えた剥離紙4は、送り出
しローラ8と押圧ガイド11に圧接状態で挟持されると
ともに、送り出しローラ8の回転により後方の排出口1
2へと送り出されるのであるが、図2に示すごとく、転
写部材10から排出口12の間において剥離紙4は上下
左右に曲がったり捩じられることなくほぼ直線的に移動
し、わずかにガイドピン13に一側が触れるだけであ
り、送り出しローラ8による送り出し、すなわち牽引付
勢にほとんど負荷となることがなく剥離紙4をスムース
に送り出すことができるものである。また、巻テープ3
から繰り出される粘着体転写テープ5の長さと、送り出
しローラ8により送り出される剥離紙4の長さは当然の
ことながら同じであるが、送り出しローラ8は前述した
歯数比により巻テープ支持体6の約2倍の速度で回転す
ることから、剥離紙4は送り出しローラ8と押圧ガイド
11との間ですべりながら、転写部材10の前後で適正
な張力が付与されることとなる。
【0020】このような構成とすることにより、使用者
が粘着体(本実施例にあっては修正テープ)を被転写面
に転写する際に、ケース2を寝かせた状態にして被転写
面に転写される粘着体の転写部材の先端部分を上方から
目視可能となり、これにより修正すべき個所に粘着体を
正確に位置させて転写することができる。そして粘着剤
を転写し終えた剥離紙4は、粘着体転写装置1のケース
2を把持する手指よりも進行方向側に排出されることか
ら、転写作業に邪魔になることがない。尚、特に図示し
ないが、ケース2の排出口12部分に適宜なカッター部
材を形成して剥離紙を切断し易くする構造としてもよ
い。
【0021】図7〜図9は、本発明の粘着体転写装置の
第2の実施例を示しており、この粘着体転写装置15に
あっては、前述した第1の実施例と異なり、粘着体を転
写し終えた剥離紙をケース内に巻き取るとともに、巻テ
ープを使い切った場合に使い捨てとすることなく、図1
0に示すごとく、巻テープを含む交換カセット16を簡
単に入れ替えて繰り返し使用できる構造とするものであ
る。
【0022】図10は、ケース17から交換カセット1
6を取り外した状態を示している。交換カセット16に
おける基体となるフレーム体18には、巻テープ3を回
転自在に軸支するフランジ19が水平方向に突設してい
る。巻テープ3から繰り出される粘着体転写テープ5
は、その向きをテープ走行方向に向かって90度変えて
転写部材10へと案内される。転写部材10は第1の実
施例と同じ構造で、粘着体面が外面となるようにケース
17外に導出し、粘着体面を被転写面に押圧しつつケー
ス17を粘着体転写方向に引くことにより粘着体を紙片
等の被転写面に転写する。粘着体を転写した後の剥離紙
4は、第1のかさ歯車20と回転軸を交差して咬合する
第2のかさ歯車21を備えた巻取りローラ22に巻き取
られる。
【0023】粘着体転写装置15のケース17は、一側
に蝶番23を備えて開閉自在であり、粘着体の被転写面
と相対向するケース側面内側には、第1のかさ歯車20
が回転自在に配設されている。この第1のかさ歯車20
の上面には、巻テープ3と第1のかさ歯車20との間に
働く回転力の差が所定以下の場合には第1のかさ歯車2
0と巻テープ3が一体的に回転し、回転力の差が所定以
上になると第1のかさ歯車20が滑って空回りする摩擦
手段24が係合している。
【0024】摩擦手段24は、図11及び図12に示す
ごとく、その上方に巻テープ3の内周の凹凸に係合する
凹凸を形成した係合軸24aを備えるとともに、下端に
は、内周面に細かなギヤ24bを形成した筒体24cを
垂設している。第1のかさ歯車20の上面には、円弧状
のバネ片の先端に形成した爪部材20aを円周上に5個
形成し、ギヤ24bと爪部材20aが咬合することで、
ラチェット機構に似た構造で双方向に回転可能な摩擦手
段を形成するものである。もちろん、これ以外の構造の
摩擦手段であってもよいものである。
【0025】巻テープ3から繰り出される粘着体転写テ
ープ5の長さと、巻取りローラ22に巻き取られる剥離
紙4の長さは同じであるが、第1のかさ歯車20と第2
のかさ歯車21の歯数の比率を第1の実施例と同様に約
2対1とすることで、巻取りローラ22は第1の実施例
と同様に巻テープ3の約2倍の速度で回転している。す
なわち始めに、被転写面に粘着体を転写することで粘着
体転写テープ5が繰り出され、これにより巻テープ3に
回転力が印加され、この回転力が第1のかさ歯車22−
第2のかさ歯車21−巻取りローラ22と伝達すること
で、巻取りローラ22が剥離紙4を巻き取っていく。し
かし、繰り出し側(巻テープ3)よりも巻き取り側(巻
取りローラ22)が早く回転することで、剥離紙4に加
わる張力は徐々に大きくなっていくとともに、この張力
は、巻取りローラ22−第2のかさ歯車21−第1のか
さ歯車20へと伝達して、第1のかさ歯車22を回転さ
せる付勢力である回転力を増大させていく。この回転力
が大きくなり過ぎると、粘着体転写テープ5を繰り出し
ている巻テープ3を逆回転させるほどの力となって、最
後には剥離紙4が破断することとなる。このような事態
にならないために、本実施例にあっては、第1のかさ歯
車22に加わる回転力が増大すると、第1のかさ歯車2
0の爪部材20aが摩擦手段24のギヤ24bから外れ
て、第1のかさ歯車20が巻テープ3に対して空回りし
て調整するものである。実際の動作としては、巻テープ
3から粘着体転写テープ5を繰り出し続けると、巻取り
ローラ22は転写部材10の前後で粘着体転写テープ5
に適正な張力を付与しつつ、剥離紙の巻き取りと停止を
頻繁に繰り返すものである。
【0026】尚、上述した各実施例にあっては、粘着体
転写テープとしては修正テープやマーキングテープ等の
弱粘着性の粘着体を用いて説明したが、弱粘着性の粘着
体よりも強粘着性の粘着体の方が一般に転写が容易であ
り、当然のことながら本発明の粘着体転写装置は弱粘着
性の粘着体のみならず、強粘着性の粘着体についても使
用することができるものである。
【0027】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明の粘着体転写装
置によれば、ケース内に回転自在に配置された第1のか
さ歯車に巻テープを双方の回転軸を同軸にして係合し、
第1のかさ歯車と回転軸を交差し咬合する第2のかさ歯
車は第1のかさ歯車よりも歯数が少なくかつ転写部材か
らケース内に戻る粘着体を転写し終えた剥離紙の延長線
上に配設されたローラの一側に形成されるとともに、該
ローラは粘着体を転写し終えた剥離紙を牽引付勢するこ
とで、使用者がケースを寝かせた状態で転写部材の先端
部分を上方から視認しながら粘着体を転写可能とすると
ともに、粘着体が修正テープやマーキングテープ等の弱
粘着性で摩擦力が小さくても粘着体転写テープ及び剥離
紙をスムースに送り出すことのでき、さらに使い捨てと
することなく巻テープを入れ替えることで繰り返し使用
することも可能となるものである。
【0028】また、粘着体を転写し終えた剥離紙は、ロ
ーラと当該ローラ面に当接する押圧ガイドにより牽引付
勢されてケースにおける送り出しローラ後方の剥離紙の
延長線上に設けた排出口からケース外に排出されること
で、剥離紙を溜めることなくケース外に排出することが
できるとともに、比較的簡単な構造で巻テープを入れ替
えることで繰り返し使用できる粘着体転写装置が得られ
るものである。
【0029】また、粘着体を転写し終えた剥離紙はケー
ス内のローラに巻き取られることで牽引付勢されるとと
もに、回転軸を同軸にして回転する巻テープと第1のか
さ歯車との間には、該第1のかさ歯車とこの第1のかさ
歯車よりも歯数を少なくしてなる第2のかさ歯車との歯
数差により粘着体転写テープを繰り出す巻テープの回転
速度よりも剥離紙を巻き取るローラの回転速度の方が早
くなることを調整するため、前記第1のかさ歯車に加わ
る回転力が所定以下では第1のかさ歯車と巻テープが一
体的に回転し所定以上となると第1のかさ歯車が滑って
空回りする摩擦手段を備えることで、粘着体転写テープ
は転写部材の前後で適正な張力が付与されるとともに、
剥離紙は破断することなくケース内に確実に巻き取られ
るものである。
【0030】また、巻テープと転写部材と第2のかさ歯
車を備えたローラはケースに対して着脱自在とすること
で、巻テープを使い切った場合でも巻テープと転写部材
と第2のかさ歯車を備えたローラを含む交換カセットを
入れ替えるという簡単な操作で、繰り返し使用できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着体転写装置における第1の実施例
を示す平面図である。
【図2】本発明の粘着体転写装置における第1の実施例
を示す側面図である。
【図3】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る送り出しローラと押圧ガイドを示す説明図である。
【図4】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る送り出しローラと押圧ガイドを示す説明図である。
【図5】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る転写部材部分を示す説明図である。
【図6】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る転写部材部分を示す斜視図である。
【図7】本発明の粘着体転写装置における第2の実施例
を示す平面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB−B線断面図である。
【図10】本発明の粘着体転写装置の第2の実施例にお
けるカセットを取り出した状態を示す平面図である。
【図11】本発明の粘着体転写装置の第2の実施例にお
ける摩擦手段を示す説明図である。
【図12】本発明の粘着体転写装置の第2の実施例にお
ける摩擦手段を示す説明図である。
【符号の説明】
1 粘着体転写装置 2 ケース 3 巻テープ 4 剥離紙 5 粘着体転写テープ 6 巻テープ支持体 7 第1のかさ歯車 8 送り出しローラ 9 第2のかさ歯車 10 転写部材 11 押圧ガイド 12 排出口 13 ガイドピン 14 蝶番部材 15 粘着体転写装置 16 交換カセット 17 ケース 18 フレーム体 19 フランジ 20 第1のかさ歯車 20a 爪部材 21 第2のかさ歯車 22 巻取りローラ 23 蝶番 24 摩擦手段 24a 係合軸 24b ギヤ
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月24日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 粘着体転写装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種粘着体を転写
する転写装置に係り、特に使用者がケースを寝かせて転
写部材の先端部分を上方から視認しながら粘着体を所望
する個所に正確に位置させて転写することができるとと
もに、文字等を消すための修正テープ、また文字等を強
調するための有色薄膜からなるマーキングテープ、さら
に紙片等の被転写面に粘着体を一旦貼着した後はこの被
転写面と他の物とが貼着・剥離を繰り返し自在に行える
粘着体などの弱粘着性の粘着体であってもスムースに転
写することのできる粘着体転写装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、剥離紙に貼着した白色の修正テー
プや透過性の有色のマーキングテープをケースの一端か
ら繰り出しつつ、被転写面に修正テープやマーキングテ
ープを貼着する転写装置が存在している。これらは、従
来の修正液やマーキングペンと異なり、乾かす手間がい
らず、かつ均一な厚さにコーティングすることができ、
また弱粘着性の粘着体からなることから一旦被転写面に
転写しても消しゴム等を用いることで容易に剥がすこと
ができ、被転写面を汚損することがないという使い易い
ものである。
【0003】そして、この修正テープ及びマーキングテ
ープの転写装置の構造としては、ケース内に修正テープ
やマーキングテープの巻テープを収納するとともに、転
写した後の剥離紙についてもケース内で前記巻テープと
連動するローラに巻取るという、いわゆる閉ループ構造
となっている。また、ケースを被転写面に対して立てた
状態で引っ張って使用するタイプのほかに、使用者が転
写部材の先端部分を上方から視認しながら粘着体を所望
する個所に正確に位置させて転写することができるよう
に、ケースを寝かせて左右方向に引っ張って使用するタ
イプもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たケースに入った修正テープ及びマーキングテープの転
写装置にあっては、万が一剥離紙が切れると巻テープが
繰り出されなくなって使用不能となり、また剥離紙が余
分に繰り出された場合に適正な張力のかかった状態にテ
ープを戻すことが困難であり、さらに閉ループ構造とい
う複雑な構造のため巻テープを使い切っても入れ替える
ことができないことから、近年高まる少資源化の傾向に
反して使い捨てを余儀なくされていた。
【0005】また、ケースを被転写面に対し寝かせて左
右方向に引っ張って使用するタイプの転写装置にあって
は、転写部材のテープをガイドする面は、ケースを立て
て使用する転写装置の転写部材のガイド面を90度向き
を変えてケースにおける被転写面と相対向する側面と略
平行に位置させている。このため、ケース側面と平行に
装着された巻テープから繰り出される粘着体転写テープ
は、転写部材の入口と出口の2個所でガイドピンに当接
してテープの面を90度向きを変える構造となってお
り、これがテープにとって大きな負荷となって粘着体転
写テープ及び剥離紙が送り出し難くなることを余儀なく
されていた。すなわち、転写装置にあっては巻テープを
繰り出すために必要な付勢力は、転写部材先端の粘着体
と被転写面との摩擦力に依存するのであるが、修正テー
プ及びマーキングテープ等の粘着体は弱粘着性であるこ
とから摩擦力が小さく、強粘着性の粘着体と比較すると
巻テープを繰り出し難いものであった。
【0006】そこで本発明は、使い捨てとすることなく
転写テープを入れ替えることで繰り返し使用することが
できるとともに、使用者がケースを寝かせた状態で転写
部材の先端部分を上方から視認しながら粘着体を転写可
能とする粘着体転写装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明の粘着体転写装置は、粘着体を剥離紙に転写
自在に貼着した粘着体転写テープを巻回しケース内で回
転自在な巻テープ、該巻テープから導出する粘着体転写
テープをその粘着体面を外面に位置させてケース外部に
突出して案内する転写部材とからなり、該転写部材の先
端に位置する粘着体転写テープの粘着体面を被転写面に
押圧しつつ前記ケースを粘着体転写方向に移動すること
により粘着体を被転写面に転写する粘着体転写装置にお
いて、前記巻テープはケース内に回転自在に配置された
第1のかさ歯車に対し双方の回転軸を同軸にしかつケー
ス側面と平行な状態で係合し、また前記転写部材におけ
るテープガイド面は前記ケース側面と平行に位置し、
記第1のかさ歯車と回転軸を交差し咬合する第2のかさ
歯車は前記第1のかさ歯車よりも歯数が少なくかつ前記
転写部材からケース内に戻る粘着体を転写し終えた剥離
紙の延長線上に配設されたローラの一側に形成されると
ともに、該ローラは粘着体を転写し終えた前記剥離紙を
前記転写部材から上下左右に曲げたり捩じることなく直
線的に牽引付勢することを特徴とするものである。
【0008】また、粘着体を転写し終えた剥離紙は、ロ
ーラと当該ローラ面に当接する押圧ガイドにより牽引付
勢されてケースにおける送り出しローラ後方の剥離紙の
延長線上に設けた排出口からケース外に排出されること
を特徴とするものである。
【0009】また、粘着体を転写し終えた剥離紙はケー
ス内のローラに巻き取られることで牽引付勢されるとと
もに、回転軸を同軸にして回転する巻テープと第1のか
さ歯車との間には、該第1のかさ歯車とこの第1のかさ
歯車よりも歯数を少なくしてなる第2のかさ歯車との歯
数差により粘着体転写テープを繰り出す巻テープの回転
速度よりも剥離紙を巻き取るローラの回転速度の方が早
くなることを調整するため、前記第1のかさ歯車に加わ
る回転力が所定以下では第1のかさ歯車と巻テープが一
体的に回転し所定以上となると第1のかさ歯車が滑って
空回りする摩擦手段を備え前記転写部材の前後で粘着体
転写テープに好適な張力を与えることを特徴とするもの
である。
【0010】また、巻テープと転写部材と第2のかさ歯
車を備えたローラはケースに対して着脱自在とすること
を特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1及び図2は、本発明の粘着体
転写装置の第1の実施例について特にケース内部の転写
構造を中心に示している。図中1は粘着体転写装置、2
は使用者の手指にて把持される合成樹脂製のケース、3
は長尺な剥離紙4に弱粘着性の粘着体(修正テープやマ
ーキングテープ等)を転写自在に貼着した粘着体転写テ
ープ5を巻回してなる巻テープ、6はケース2内に回転
自在に配設され巻テープ3を着脱自在に載置固定する巻
テープ支持体、7は巻テープ支持体6の下部外周に形成
された第1のかさ歯車、8は第1のかさ歯車7と回転軸
を交差して咬合する第2のかさ歯車9を備えた送り出し
ローラ、10は巻テープ3から繰り出される粘着体転写
テープ5をその粘着体面が外面となるようにケース2外
に導出し、粘着体面を被転写面に押圧しつつケース2を
粘着体転写方向、すなわち本実施例にあっては図1の右
方向に引くことにより粘着体を紙片等の被転写面に転写
するためのくちばし状の転写部材、11はケース2の蓋
側に配設され、蓋を閉めた状態で剥離紙4を送り出しロ
ーラ8に押圧付勢して送り出す押圧ガイド、12は送り
出しローラ8及び押圧ガイド11のすぐ後方に位置し粘
着体を転写した後の剥離紙4を外部に排出すべくケース
2に形成された排出口、13はケース2内の巻テープ3
と転写部材10との間に位置し、巻テープ3から繰り出
される粘着体転写テープ5の向きをテープ走行方向に向
かって90度変えて転写部材10に案内し、また粘着体
を転写した後の剥離紙4の一側に当接して案内するガイ
ドピンである。
【0012】巻テープ支持体6及びその下部外周に形成
された第1のかさ歯車7は、ケース2の底面、すなわち
被転写面と相対向する側面と平行に配設されており、こ
のような構造とすることにより粘着体転写装置1は使用
者がケース2を寝かせて図1の右方向に引いて転写操作
するのに好適な形状、すなわち右手の親指と人差指との
間にて把持し得る薄い形状にすることができる。尚、ケ
ース2は、蝶番部材14を設けて開閉自在とし、巻テー
プ3を入れ替えることができる構造としている。
【0013】巻テープ3は、両面が剥離性を備える剥離
紙4に弱粘着性の粘着体を貼着した粘着体転写テープ5
を巻回したもので、ケース2の底面と平行な載置面を有
する巻テープ支持体6の中心軸6aに対し着脱自在に係
合している。この巻テープ3が全て繰り出し終えた場合
には、使用者はケース2を開けて新たな巻テープと入れ
替えることができる。
【0014】転写部材10は、図5及び図6に示すごと
く巻テープ3から繰り出された粘着体転写テープ5をケ
ース2外に導出して粘着体を被転写面に転写するための
ものであり、テープと略同じ幅径の突出片の両側部にガ
イド壁を備えることで粘着体転写テープ5が脱落しない
ように案内している。転写部材10におけるテープガイ
ド面は、ケース2の底面と平行に位置し、巻テープ3か
ら繰り出された粘着体転写テープ5は、図5に示すごと
く転写部材10の下方のテープガイド面を通り、転写部
材10の先端を通過する粘着体転写テープ5の粘着体面
を被転写面に押し付けつつ手指で把持したケース2を手
前に引くことで粘着体は被転写面に転写されるととも
に、粘着体を転写し終えた剥離紙4は、転写部材10の
上方のテープガイド面を通り再び転写部材10に案内さ
れてケース2内に戻る。
【0015】図3及び図4に示すごとく、送り出しロー
ラ8の外周面の両側には、剥離紙の脱落を防止するガイ
ドとなる鍔縁を備えるとともに、送り出しローラ8が滑
りやすい剥離紙を確実に送り出すために、剥離紙が当接
するローラ外周面の摩擦係数を大きくする必要があり、
そのために本実施例では例えばローラの外周にベルト状
のゴムを巻回、若しくは紙やすりのごとき粗面やローレ
ットを形成した構成としている。この送り出しローラ8
との間で剥離紙4を挟持して牽引付勢する押圧ガイド1
1は、ケース2の蓋側に配設され、ケース2を閉じた状
態では送り出しローラ8との間で剥離紙4を挟持してお
り、ケース2を開けることで剥離紙4は圧接状態から開
放される。
【0016】また巻テープ支持体6に備えられた第1の
かさ歯車7と、送り出しローラ8に備えられた第2のか
さ歯車9とは、図1に示すごとく軸を交差して咬合して
おり、本実施例にあっては、巻テープ支持体6が1回転
すると送り出しローラ8は歯数の比率に応じて約2回転
と、巻テープ支持体6よりも回転速度が速くなるように
設定する。勿論、この歯数の比率は2対1に限定される
ことはなく適宜な比率に設定することができるものであ
る。
【0017】上述した構成からなる本発明の第1の実施
例の粘着体転写装置1について、その一連の粘着体転写
動作について説明する。まず、粘着体転写装置1の転写
部材10の先端を紙片等の被転写面に適宜な角度で当接
させ、粘着体転写装置1を好適な力で被転写面に押し付
けながら、粘着剤転写方向である図1の右方向に引く。
すると、転写部材10の先端に位置する粘着体は被転写
面に押し付けられて転写されるとともに、転写部材10
から巻テープ支持体6間の粘着体転写テープ5は牽引付
勢されて繰り出される。これにより巻テープ支持体6は
図1における反時計方向に回転し、そして巻テープ支持
体6は送り出しローラ8を図2における時計方向に回転
駆動する。
【0018】粘着体を転写し終えた剥離紙4は、送り出
しローラ8と押圧ガイド11に圧接状態で挟持されると
ともに、送り出しローラ8の回転により後方の排出口1
2へと送り出されるのであるが、図2に示すごとく、転
写部材10から排出口12の間において剥離紙4は上下
左右に曲がったり捩じられることなくほぼ直線的に移動
し、わずかにガイドピン13に一側が触れるだけであ
り、送り出しローラ8による送り出し、すなわち牽引付
勢にほとんど負荷となることがなく剥離紙4をスムース
に送り出すことができるものである。また、巻テープ3
から繰り出される粘着体転写テープ5の長さと、送り出
しローラ8により送り出される剥離紙4の長さは当然の
ことながら同じであるが、送り出しローラ8は前述した
歯数比により巻テープ支持体6の約2倍の速度で回転す
ることから、剥離紙4は送り出しローラ8と押圧ガイド
11との間ですべりながら、転写部材10の前後で適正
な張力が付与されることとなる。
【0019】このような構成とすることにより、使用者
が粘着体(本実施例にあっては修正テープ)を被転写面
に転写する際に、ケース2を寝かせた状態にして被転写
面に転写される粘着体の転写部材の先端部分を上方から
目視可能となり、これにより修正すべき個所に粘着体を
正確に位置させて転写することができる。そして粘着剤
を転写し終えた剥離紙4は、粘着体転写装置1のケース
2を把持する手指よりも進行方向側に排出されることか
ら、転写作業に邪魔になることがない。尚、特に図示し
ないが、ケース2の排出口12部分に適宜なカッター部
材を形成して剥離紙を切断し易くする構造としてもよ
い。
【0020】図7〜図9は、本発明の粘着体転写装置の
第2の実施例を示しており、この粘着体転写装置15に
あっては、前述した第1の実施例と異なり、粘着体を転
写し終えた剥離紙をケース内に巻き取るとともに、巻テ
ープを使い切った場合に使い捨てとすることなく、図1
0に示すごとく、巻テープを含む交換カセット16を簡
単に入れ替えて繰り返し使用できる構造とするものであ
る。
【0021】図10は、ケース17から交換カセット1
6を取り外した状態を示している。交換カセット16に
おける基体となるフレーム体18には、巻テープ3を回
転自在に軸支するフランジ19が水平方向に突設してい
る。巻テープ3から繰り出される粘着体転写テープ5
は、その向きをテープ走行方向に向かって90度変えて
転写部材10へと案内される。転写部材10は第1の実
施例と同じ構造で、粘着体面が外面となるようにケース
17外に導出し、粘着体面を被転写面に押圧しつつケー
ス17を粘着体転写方向に引くことにより粘着体を紙片
等の被転写面に転写する。粘着体を転写した後の剥離紙
4は、第1のかさ歯車20と回転軸を交差して咬合する
第2のかさ歯車21を備えた巻取りローラ22に巻き取
られる。
【0022】粘着体転写装置15のケース17は、一側
に蝶番23を備えて開閉自在であり、粘着体の被転写面
と相対向するケース側面内側には、第1のかさ歯車20
が回転自在に配設されている。この第1のかさ歯車20
の上面には、巻テープ3と第1のかさ歯車20との間に
働く回転力の差が所定以下の場合には第1のかさ歯車2
0と巻テープ3が一体的に回転し、回転力の差が所定以
上になると第1のかさ歯車20が滑って空回りする摩擦
手段24が係合している。
【0023】摩擦手段24は、図11及び図12に示す
ごとく、その上方に巻テープ3の内周の凹凸に係合する
凹凸を形成した係合軸24aを備えるとともに、下端に
は、内周面に細かなギヤ24bを形成した筒体24cを
垂設している。第1のかさ歯車20の上面には、円弧状
のバネ片の先端に形成した爪部材20aを円周上に5個
形成し、ギヤ24bと爪部材20aが咬合することで、
ラチェット機構に似た構造で双方向に回転可能な摩擦手
段を形成するものである。もちろん、これ以外の構造の
摩擦手段であってもよいものである。
【0024】巻テープ3から繰り出される粘着体転写テ
ープ5の長さと、巻取りローラ22に巻き取られる剥離
紙4の長さは同じであるが、第1のかさ歯車20と第2
のかさ歯車21の歯数の比率を第1の実施例と同様に約
2対1とすることで、巻取りローラ22は第1の実施例
と同様に巻テープ3の約2倍の速度で回転している。す
なわち始めに、被転写面に粘着体を転写することで粘着
体転写テープ5が繰り出され、これにより巻テープ3に
回転力が印加され、この回転力が第1のかさ歯車22−
第2のかさ歯車21−巻取りローラ22と伝達すること
で、巻取りローラ22が剥離紙4を巻き取っていく。し
かし、繰り出し側(巻テープ3)よりも巻き取り側(巻
取りローラ22)が早く回転することで、剥離紙4に加
わる張力は徐々に大きくなっていくとともに、この張力
は、巻取りローラ22−第2のかさ歯車21−第1のか
さ歯車20へと伝達して、第1のかさ歯車22を回転さ
せる付勢力である回転力を増大させていく。この回転力
が大きくなり過ぎると、粘着体転写テープ5を繰り出し
ている巻テープ3を逆回転させるほどの力となって、最
後には剥離紙4が破断することとなる。このような事態
にならないために、本実施例にあっては、第1のかさ歯
車22に加わる回転力が増大すると、第1のかさ歯車2
0の爪部材20aが摩擦手段24のギヤ24bから外れ
て、第1のかさ歯車20が巻テープ3に対して空回りし
て調整するものである。実際の動作としては、巻テープ
3から粘着体転写テープ5を繰り出し続けると、巻取り
ローラ22は転写部材10の前後で粘着体転写テープ5
に適正な張力を付与しつつ、剥離紙の巻き取りと停止を
頻繁に繰り返すものである。
【0025】尚、上述した各実施例にあっては、粘着体
転写テープとしては修正テープやマーキングテープ等の
弱粘着性の粘着体を用いて説明したが、弱粘着性の粘着
体よりも強粘着性の粘着体の方が一般に転写が容易であ
り、当然のことながら本発明の粘着体転写装置は弱粘着
性の粘着体のみならず、強粘着性の粘着体についても使
用することができるものである。
【0026】
【発明の効果】以上詳述の如く、本発明の粘着体転写装
置によれば、巻テープはケース内に回転自在に配置され
た第1のかさ歯車に対し双方の回転軸を同軸にしかつケ
ース側面と平行な状態で係合し、また前記転写部材にお
けるテープガイド面は前記ケース側面と平行に位置し、
前記第1のかさ歯車と回転軸を交差し咬合する第2のか
さ歯車は前記第1のかさ歯車よりも歯数が少なくかつ前
記転写部材からケース内に戻る粘着体を転写し終えた剥
離紙の延長線上に配設されたローラの一側に形成される
とともに、該ローラは粘着体を転写し終えた前記剥離紙
前記転写部材から上下左右に曲げたり捩じることなく
直線的に牽引付勢することで、使用者がケースを寝かせ
た状態で転写部材の先端部分を上方から視認しながら粘
着体を転写可能とするとともに、粘着体が修正テープや
マーキングテープ等の弱粘着性で摩擦力が小さくても粘
着体転写テープ及び剥離紙をスムースに送り出すことの
でき、さらに使い捨てとすることなく巻テープを入れ替
えることで繰り返し使用することも可能となるものであ
る。
【0027】また、粘着体を転写し終えた剥離紙は、ロ
ーラと当該ローラ面に当接する押圧ガイドにより牽引付
勢されてケースにおける送り出しローラ後方の剥離紙の
延長線上に設けた排出口からケース外に排出されること
で、剥離紙を溜めることなくケース外に排出することが
できるとともに、比較的簡単な構造で巻テープを入れ替
えることで繰り返し使用できる粘着体転写装置が得られ
るものである。
【0028】また、粘着体を転写し終えた剥離紙はケー
ス内のローラに巻き取られることで牽引付勢されるとと
もに、回転軸を同軸にして回転する巻テープと第1のか
さ歯車との間には、該第1のかさ歯車とこの第1のかさ
歯車よりも歯数を少なくしてなる第2のかさ歯車との歯
数差により粘着体転写テープを繰り出す巻テープの回転
速度よりも剥離紙を巻き取るローラの回転速度の方が早
くなることを調整するため、前記第1のかさ歯車に加わ
る回転力が所定以下では第1のかさ歯車と巻テープが一
体的に回転し所定以上となると第1のかさ歯車が滑って
空回りする摩擦手段を備えることで、粘着体転写テープ
は転写部材の前後で適正な張力が付与されるとともに、
剥離紙は破断することなくケース内に確実に巻き取られ
るものである。
【0029】また、巻テープと転写部材と第2のかさ歯
車を備えたローラはケースに対して着脱自在とすること
で、巻テープを使い切った場合でも巻テープと転写部材
と第2のかさ歯車を備えたローラを含む交換カセットを
入れ替えるという簡単な操作で、繰り返し使用できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粘着体転写装置における第1の実施例
を示す平面図である。
【図2】本発明の粘着体転写装置における第1の実施例
を示す側面図である。
【図3】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る送り出しローラと押圧ガイドを示す説明図である。
【図4】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る送り出しローラと押圧ガイドを示す説明図である。
【図5】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る転写部材部分を示す説明図である。
【図6】本発明の粘着体転写装置の第1の実施例におけ
る転写部材部分を示す斜視図である。
【図7】本発明の粘着体転写装置における第2の実施例
を示す平面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB−B線断面図である。
【図10】本発明の粘着体転写装置の第2の実施例にお
けるカセットを取り出した状態を示す平面図である。
【図11】本発明の粘着体転写装置の第2の実施例にお
ける摩擦手段を示す説明図である。
【図12】本発明の粘着体転写装置の第2の実施例にお
ける摩擦手段を示す説明図である。
【符号の説明】 1 粘着体転写装置 2 ケース 3 巻テープ 4 剥離紙 5 粘着体転写テープ 6 巻テープ支持体 7 第1のかさ歯車 8 送り出しローラ 9 第2のかさ歯車 10 転写部材 11 押圧ガイド 12 排出口 13 ガイドピン 14 蝶番部材 15 粘着体転写装置 16 交換カセット 17 ケース 18 フレーム体 19 フランジ 20 第1のかさ歯車 20a 爪部材 21 第2のかさ歯車 22 巻取りローラ 23 蝶番 24 摩擦手段 24a 係合軸 24b ギヤ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着体を剥離紙に転写自在に貼着した粘
    着体転写テープを巻回しケース内で回転自在な巻テー
    プ、該巻テープから導出する粘着体転写テープをその粘
    着体面を外面に位置させてケース外部に突出して案内す
    る転写部材とからなり、該転写部材の先端に位置する粘
    着体転写テープの粘着体面を被転写面に押圧しつつ前記
    ケースを粘着体転写方向に移動することにより粘着体を
    被転写面に転写する粘着体転写装置において、ケース内
    に回転自在に配置された第1のかさ歯車に前記巻テープ
    を双方の回転軸を同軸にして係合し、前記第1のかさ歯
    車と回転軸を交差し咬合する第2のかさ歯車は前記第1
    のかさ歯車よりも歯数が少なくかつ前記転写部材からケ
    ース内に戻る粘着体を転写し終えた剥離紙の延長線上に
    配設されたローラの一側に形成されるとともに、該ロー
    ラは粘着体を転写し終えた前記剥離紙を牽引付勢するこ
    とを特徴とする粘着体転写装置。
  2. 【請求項2】 粘着体を転写し終えた剥離紙は、ローラ
    と当該ローラ面に当接する押圧ガイドにより牽引付勢さ
    れてケースにおける送り出しローラ後方の剥離紙の延長
    線上に設けた排出口からケース外に排出されることを特
    徴とする請求項1記載の粘着体転写装置。
  3. 【請求項3】 粘着体を転写し終えた剥離紙はケース内
    のローラに巻き取られることで牽引付勢されるととも
    に、回転軸を同軸にして回転する巻テープと第1のかさ
    歯車との間には、該第1のかさ歯車とこの第1のかさ歯
    車よりも歯数を少なくしてなる第2のかさ歯車との歯数
    差により粘着体転写テープを繰り出す巻テープの回転速
    度よりも剥離紙を巻き取るローラの回転速度の方が早く
    なることを調整するため、前記第1のかさ歯車に加わる
    回転力が所定以下では第1のかさ歯車と巻テープが一体
    的に回転し所定以上となると第1のかさ歯車が滑って空
    回りする摩擦手段を備え前記転写部材の前後で粘着体転
    写テープに好適な張力を与えることを特徴とする請求項
    1記載の粘着体転写装置。
  4. 【請求項4】 巻テープはケース側面と平行に装着され
    るとともに転写部材におけるテープガイド面は前記ケー
    ス側面と平行に位置することを特徴とする請求項1記載
    の粘着体転写装置。
  5. 【請求項5】 巻テープと転写部材と第2のかさ歯車を
    備えたローラはケースに対して着脱自在とすることを特
    徴とする請求項1記載の粘着体転写装置。
JP10302577A 1998-03-17 1998-10-23 粘着体転写装置 Expired - Fee Related JP3008025B2 (ja)

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