JPH11322145A - プリンタ装置の帳票送り機構 - Google Patents
プリンタ装置の帳票送り機構Info
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- JPH11322145A JPH11322145A JP10130399A JP13039998A JPH11322145A JP H11322145 A JPH11322145 A JP H11322145A JP 10130399 A JP10130399 A JP 10130399A JP 13039998 A JP13039998 A JP 13039998A JP H11322145 A JPH11322145 A JP H11322145A
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Abstract
押し込み方向とに切替える機構を備えたトラクタを有す
るプリンタ装置の帳票送り機構において、前記の印刷に
供する帳票の搬送方向の切替えを確実に実行する機構を
提供する。 【解決手段】押し込み方向に帳票を搬送する場合に前記
の帳票を安定して搬送させる、送りローラおよび駆動ロ
ーラより構成する補助搬送機構部において、前記の送り
ローラの片側のみの先端部を移動自在な可動軸受で係止
して、前記の帳票の搬送方向を引っ張り方向に切り替え
る際に前記の可動軸受を上昇させる。
Description
票の搬送方向を引っ張り方向と押し込み方向とに切替え
る機構を備えたトラクタを有するプリンタ装置の帳票送
り機構において、前記の帳票の搬送方向の切替えを確実
に実行する機構に関するものである。
語の定義を述べて、その内包する概念を明確にする。
おいてその主たる搬送機構が印刷の終了した帳票を印刷
機構部より引き出す形式の搬送をいう。
おいてその主たる搬送機構が印刷に供する帳票を印刷機
構部に順次供給する形式の搬送をいう。
より、印刷に供する帳票はその供給元から印刷機構部を
経て主たる搬送機構にいたる経路において常に引っ張り
力を受けるので前記の帳票においてもたわみの発生がな
く、安定した姿勢での印刷出力および帳票の搬送が行わ
れる。
ロケットホールを配した連続帳票を用い、また前記の連
続帳票を搬送する主たる搬送機構としてトラクタによる
搬送機構を採用した場合は、前記の連続帳票の印刷部分
の最後尾は前記のトラクタの中に残っている。
るプリンタ装置は、たとえば前記の連続帳票の印刷出力
部分を順次切り取って使用するという業務等には不向き
な方式であると言える。
より、印刷に供する帳票はその主たる搬送機構から印刷
機構部にいたる経路において引っ張り力を受けることが
ないのでたわみ易く、紙詰まり等の障害を引き起こし易
い。
び帳票の搬送を行なうために、通常は印刷機構部をはさ
んでその主たる搬送機構とは反対側に、送りローラなど
を用いて補助的な搬送を行なう補助搬送機構を併設す
る。
ケットホールを配した連続帳票を用い、また前記の連続
帳票を搬送する主たる搬送機構としてトラクタによる搬
送機構を採用した場合は、前記の連続帳票の印刷部分は
そのままプリンタ装置の外部に露出させることが可能な
ので、たとえば前記の連続帳票の印刷出力部分を順次切
り取って使用するという業務等には適当な方式であると
言える。
刷機構部の後方に主たる搬送機構としてトラクタを配
し、前記のトラクタの搬送方向を正逆切り替えることに
より引っ張り方向の搬送と押し込み方向の搬送とを選択
して適用する機構を組込むことができる。
トラクタの搬送方向を正逆切り替えることにより帳票の
搬送方向が反転するので、印刷機構部においてもその印
字の向きを反転し、さらに印字開始の基準位置をも反転
する必要がある。
て構成する印刷機構部の後方に主たる搬送機構としてト
ラクタを配してその搬送方向を切り替え、引っ張り方向
の搬送と押し込み方向の搬送とを選択して適用する機構
を組込んだプリンタ装置の例を説明する。
主要部の配置を示した平面図である。すなわち、プラテ
ン2の上方には印字ヘッド1が前記のプラテン2にそっ
て移動自在に係止され、印刷機構部を構成する。
によって構成する印刷機構部の後方には、左右一対のト
ラクタ3が配され、帳票11を搬送する。
2によって構成する印刷機構部の前方には、送りローラ
4および駆動ローラ6により補助搬送機構を構成する。
ラ4および駆動ローラ6により構成する補助搬送機構の
動作を説明する。
より回転自在に係止された駆動ローラ6は、前記のトラ
クタ3と連動して回転する。また前記の駆動ローラ6の
上方に配する送りローラ4は、その左右の軸端をそれぞ
れ可動軸受5bにて回転自在に係止される。さらに前記
の可動軸受5bはそれぞれ押圧ばね15により押圧さ
れ、前記の送りローラ4は前記の駆動ローラ6に押し付
けられている。
3(図5参照)が帳票11を押し込み方向B(図5参
照)に搬送する場合、前記の送りローラ4および駆動ロ
ーラ6により構成する補助搬送機構において前記の送り
ローラ4が前記の帳票11を駆動ローラ6に押し付け、
前記のトラクタ3と連動して回転する駆動ローラ6によ
って前記の送りローラ4と駆動ローラ6とによって挟み
込まれた帳票11の印刷済みの部分を保持して搬送す
る。もちろん、前記の帳票11を搬送する動作の中心は
あくまでも前記のトラクタ3であり、前記の送りローラ
4と駆動ローラ6とは補助的な動作を担当するものであ
る。
クタ3(図5参照)が帳票11を引っ張り方向A(図5
参照)に搬送する場合、送りローラ4をその両端で係止
する可動軸受5bは適当な機構をもって、左右に配した
押圧ばね15による押圧力に抗して持ち上げられる。こ
の動作により前記の送りローラ4と駆動ローラ6との間
には隙間を生じ、前記の帳票11は前記の送りローラ4
および駆動ローラ6により構成する補助搬送機構の拘束
を解除される。
は前記のローラ4の両端で作用させるため、当該プリン
タ装置のほぼ全幅にわたる連結機構をもってその両端の
作用点を連結する。そして前記の連結機構のためのスペ
ースを、前記のプリンタ装置の内部に確保しなければな
らない。
技術によるプリンタ装置の帳票送り機構では、次に述べ
るような問題点がある。
り方向に切り替える際に、送りローラと駆動ローラより
なる補助搬送機構部による前記の帳票の拘束を解除する
必要がある。
助搬送機構部を解除するには、前記の送りローラを適当
な機構をもって上昇させ、前記の送りローラと駆動ロー
ラとの間に隙間を生じさせる。
両端に配する可動軸受を適当な機構をもって持ち上げ
る。したがって前記の送りローラを上昇させるための機
構は、当該プリンタ装置のほぼ全幅にわたるほどの連結
機構部分を必要とし、前記の連結機構部分のためのスペ
ースを、前記のプリンタ装置の内部に確保しなければな
らない。
ために、この発明では次に示す手段を取った。
向と押し込み方向とに切替える機構を備えたトラクタを
有するプリンタ装置の、送りローラと駆動ローラとによ
り構成する帳票の補助搬送機構部において、押し込み方
向の搬送による印刷モードから引っ張り方向の搬送によ
る印刷モードへの切替えに際し、適当な機構により前記
の送りローラの片側のみに設けた可動軸受を上昇させ
る。
タ装置は帳票の搬送方向の切替えにおいて前記の送りロ
ーラの片側のみの上昇により、前記の送りローラと駆動
ローラとにより構成する帳票の補助搬送機構部を解除す
るという作用を得る。
を取る。
り方向と押し込み方向とに切替える機構を備えたトラク
タを有する、プリンタ装置の帳票送り機構において、前
記の帳票を押し込み方向に搬送させる際には送りローラ
を駆動ローラに押圧し、また前記の帳票を引っ張り方向
に搬送させる際には前記の送りローラを前記の駆動ロー
ラより引き離して押圧を解くべく前記の送りローラの片
側を上昇させる可動軸受を、前記の送りローラの片側軸
端に持つ。
タ装置は帳票の搬送方向の切替えにおいて前記の送りロ
ーラの片側のみの上昇により、前記の送りローラと駆動
ローラとにより構成する帳票の補助搬送機構部を解除す
るという作用を得る。
軸受ガイドは、前記の送りローラの軸端を曲線にそって
移動させるべく、湾曲した長穴状の形状を持つ。
ローラの軸端は、当該プリンタ装置が帳票を押し込み方
向に搬送する際には前記の軸受ガイドの下部先端に可動
軸受を位置し、また前記の帳票を引っ張り方向に搬送さ
せる際には適当な機構によって前記の軸受ガイドの上部
先端に可動軸受を移動させるという作用を得る。
圧するローラ部材を、可動軸受側に集中して配する。
ローラの備えるローラ部材は、 可動軸受の短い移動で駆
動ローラへの押圧を解除するという作用を得る。
し図4によって説明する。
プリンタ装置の主要部の配置を示した平面図である。す
なわち、プラテン2の上方には印字ヘッド1が前記のプ
ラテン2にそって移動自在に係止され、印刷機構部を構
成する。
によって構成する印刷機構部の後方には、左右一対のト
ラクタ3が配され、帳票11に設けられたスプロケット
ホール11aを基準として捕捉し、前記の帳票11を定
速で搬送する。
2によって構成する印刷機構部の前方には、送りローラ
4および駆動ローラ6により補助搬送機構を構成する。
該プリンタ装置が実行する押し込み方向Bに帳票11を
搬送する印刷モードを説明する。
ド1およびプラテン2より構成する印刷機構部に送り込
まれた帳票11は、その先端をさらに延長して駆動ロー
ラ6にいたる。
4が配され、前記の帳票11は前記の駆動ローラ6と、
適当な押圧機構(図示せず)を持った送りローラ4とに
よって挟み込まれる。
向Bに搬送するとき、駆動ローラ6は前記のトラクタ3
の搬送動作と連動して回転し、前記の駆動ローラ6と送
りローラ4とによって挟み込まれた帳票11の先端は前
記のトラクタ3の押し込み方向Bの駆動力と、前記の駆
動ローラ6と送りローラ4とによって発生する補助的な
駆動力とにより引っ張り力を受け、前記の印字ヘッド1
およびプラテン2によって構成する印刷機構部の近傍に
おいてたるみを発生することなく緊張が保たれる。
該プリンタ装置が実行する引っ張り方向Aに帳票11を
搬送する印刷モードを説明する。
による印刷に供する帳票11を当該プリンタ装置に装着
する際、可動軸受5bを上昇させると、送りローラ4は
固定軸受5aを中心として旋回して駆動ローラ6と送り
ローラ4との接触が解かれ、前記の駆動ローラ6と送り
ローラ4との間には帳票11の通る隙間が生じる。
送りローラ4との間に生じた隙間を通り、印字ヘッド1
およびプラテン2より構成する印刷機構部を通過してト
ラクタ3にいたる。
行なう印刷モードにおいて、印刷に供する帳票11の搬
送は前記のトラクタ3のみによって行われるが、前記の
帳票11は常にトラクタ3による引っ張り力を受けるの
で、印字ヘッド1およびプラテン2より構成する印刷機
構部の搬送経路においてもたるみを生じることなく緊張
を保って搬送される。
構は送りローラ4の全長にまたがって連結する要素を不
要とするので、前記の可動軸受5bの近傍のみでその目
的を達成することができ、当該プリンタ装置内に前記の
可動軸受5bを上昇させる機構の占めるスペースを大き
く取る必要がない。
範囲を規制する軸受ガイド8の働きを説明する。
(図1参照)の搬送を行なう印刷モードを示す。送りロ
ーラ4の軸端に装着する可動軸受5bは、湾曲した長穴
状の形状を有する軸受ガイド8の中で移動する。押し込
み方向Bの搬送を行なう印刷モード時に前記の可動軸受
5bは適当な機構によりM方向に移動する。
の下端に達すると、送りローラ4は図2(a)に示すご
とく駆動ローラ6を押圧して、前記の駆動ローラ6の回
転を受けて回転する。したがって前記の駆動ローラ6と
送りローラ4とによって挟み込まれた帳票11は、当該
プリンタ装置の設定する押し込み方向Bの搬送方向の駆
動力を受ける。
ーラ6の回転駆動によるM方向の分力により、その軸端
に装着した可動軸受5bは軸受ガイド8の先端部に押し
付けられるので、前記の駆動ローラ6の回転時には可動
軸受5bの位置は軸受ガイド8の先端部で安定する。
(図1参照)の搬送を行なう印刷モードを示す。前記の
可動軸受5bは、湾曲した長穴状の形状を有する軸受ガ
イド8の中で移動し、引っ張り方向A(図1参照)の搬
送に先立って可動軸受5bは適当な機構によりN方向に
移動する。
の上端に達すると、送りローラ4は図2(b)に示すご
とく駆動ローラ6より離れて、前記の送りローラ4と駆
動ローラ6との間には帳票11が自由に通過する隙間を
形成する。
施例を説明する。
る印刷モードを示す。送りローラ4aに設けるローラ部
材は可動軸受側に集中し、固定軸受側には前記のローラ
部材は設けていない。
で印刷を行なう場合、印刷に供する帳票11の基準すな
わち印字開始位置は可動軸受側に存在するので、前記の
送りローラ4aにおいて可動軸受側にローラ部材を配す
ることによって前記の送りローラ4aおよび駆動ローラ
6によって帳票11は確実に捕捉される。
る印刷モードを示す。可動軸受5bを上昇させた時に固
定軸受側には前記のローラ部材は設けていないので、前
記の可動軸受5bは少ない距離を移動しても、前記の送
りローラ4aは確実に駆動ローラ6より離れて、帳票1
1の通過する隙間を形成する。
が期待できる。
り方向と押し込み方向とに切替える機構を備えたトラク
タを有する、プリンタ装置の帳票送り機構において、前
記の帳票を押し込み方向に搬送させる際には送りローラ
を駆動ローラに押圧し、また前記の帳票を引っ張り方向
に搬送させる際には前記の送りローラを前記の駆動ロー
ラより引き離して押圧を解くべく前記の送りローラの片
側を上昇させる可動軸受を、前記の送りローラの片側軸
端に持つ。
タ装置は帳票の搬送方向の切替えにおいて前記の送りロ
ーラの片側のみの上昇により、前記の送りローラと駆動
ローラとにより構成する帳票の補助搬送機構部を解除す
るので、当該プリンタ装置においてその占有領域を大き
く取ることなく効果的な補助搬送機構部の解除機構を実
現するという効果を得る。
軸受ガイドは、前記の送りローラの軸端を曲線にそって
移動させるべく、湾曲した長穴状の形状を持つ。
ローラの軸端は、当該プリンタ装置が帳票を押し込み方
向に搬送する際には前記の軸受ガイドの下部先端に可動
軸受を位置し、また前記の帳票を引っ張り方向に搬送さ
せる際には適当な機構によって前記の軸受ガイドの上部
先端に可動軸受を移動させ、前記の送りローラの押圧時
の位置は駆動ローラの回転駆動によって安定するという
効果を得る。
圧するローラ部材を、可動軸受側に集中して配する。
ローラの備えるローラ部材は、 押し込み方向の搬送によ
る印刷モードにおいては帳票を確実に捕捉し、一方引っ
張り方向の搬送による印刷モードにおいては可動軸受の
短い移動行程で駆動ローラへの押圧を確実に解除して帳
票の捕捉を確実に解除するという効果を得る。
図
動作説明図
作説明図
説明図
明図
Claims (3)
- 【請求項1】印刷に供する帳票(11)の搬送方向を引
っ張り方向(A)と押し込み方向(B)とに切替える機
構を備えたトラクタ(3)を有する、プリンタ装置の帳
票送り機構において、 前記の帳票(11)を押し込み方向(B)に搬送させる
際には送りローラ(4)を駆動ローラ(6)に押圧し、
また前記の帳票(11)を引っ張り方向(A)に搬送さ
せる際には前記の送りローラ(4)を前記の駆動ローラ
(6)より引き離して押圧を解くべく前記の送りローラ
(4)の片側を上昇させる可動軸受(5b)を、前記の
送りローラ(4)の片側軸端に持つことを特徴とする、 プリンタ装置の帳票送り機構。 - 【請求項2】前記のプリンタ装置の帳票送り機構におい
て、 前記の可動軸受(5b)の移動範囲を規制する軸受ガイ
ド(8)は、前記の送りローラ(4)の軸端を曲線にそ
って移動させるべく、湾曲した長穴状の形状を持つこと
を特徴とする、 請求項1に記載のプリンタ装置の帳票送り機構。 - 【請求項3】前記のプリンタ装置の帳票送り機構におい
て、 前記の駆動ローラ(6)を押圧するローラ部材を可動軸
受側に集中して配した送りローラ(4a)を持つことを
特徴とする、 請求項1または請求項2に記載のプリンタ装置の帳票送
り機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10130399A JPH11322145A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | プリンタ装置の帳票送り機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10130399A JPH11322145A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | プリンタ装置の帳票送り機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11322145A true JPH11322145A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15033378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10130399A Pending JPH11322145A (ja) | 1998-05-13 | 1998-05-13 | プリンタ装置の帳票送り機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11322145A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014169164A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類の厚さ検出装置、紙幣判定装置及び紙幣取扱装置 |
-
1998
- 1998-05-13 JP JP10130399A patent/JPH11322145A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014169164A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-18 | Hitachi Omron Terminal Solutions Corp | 紙葉類の厚さ検出装置、紙幣判定装置及び紙幣取扱装置 |
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