JPH03222771A - プリンタの紙送り機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明はプリンタの紙送り機構に係り、特に、複数のト
ラクタにより複数種の用紙を搬送することのできるプリ
ンタの紙送り機構に関する。

〔従来の技術〕

一般に、多数のビンが突出形成された１対のトラクタを
設け、連続用紙（ファンフォールド紙）の両端部に連設
された係合孔を前記ピンに係合さ往、この状態で、前記
トラクタを駆動させることにより連続用紙を搬送し、こ
の連続用紙上に所望の印字を行なうプリンタが多く用い
られている。

このようなプリンタにおいては、種類（寸法）の異なる
用紙等に印字を行なう場合には、逐次１〜ラクタの幅寸
法を調節するとともに、用紙を交換して所望の幅寸法の
用紙に印字を行なうようにしていた。

しかしながら、このようなプリンタの場合、異なる種類
の用紙に印字を行なう際に、用紙を逐次交換する必要が
あるため、使い勝手が悪いという問題点かあ−）だ。

この／、−め、従来から、実公昭５５−４６５２０弓公
電や特公昭５５−２９８３２号公報に小すように、２対
のトラクタをプリンタの幅方向に並列して配設したプリ
ンタが知られている。このプリンタにおいては、これら
の各トラクタにあらかじめ異なる種類の用紙を装着して
おき、使用者が所望の用紙を選択することにより、この
選択された用紙に対して印字を行なうことができるよう
になっている。

〔発明が解決しようどする課題〕

しかしながら、前述した従来のプリンタの紙送り機構に
おいては、２つのトラクタをプリンタの幅方向に並列に
配設しているので、６対のトラクタによりそれぞれ最大
幅寸法の用紙を搬送できるようにすると、プリンタの幅
寸法が通常のもののほぼ２＠近く大きくなってしまい、
大きな設置スペースが必要で、製造コストも高くなって
しまうという問題点を有している。また、プリンタ本体
の幅寸法が大きいため、プラテンやキャリッジシャフト
等の部材を長尺に形成する必要があり、各部材の精度お
よび強度か署しく低下してしまうという問題点を有して
いる。

本発明は、前述した点に鑑みてなされたもので、容易に
複数種の用紙を搬送することがでさ、しかも、プリンタ
本体の幅寸法の小型化をはかることのできるプリンタの
紙送り機構を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段］ 前述した目的を達成するため本発明に係るプリンタの紙
送り機構は、プラテンに沿って印字ヘッドを往復動させ
ながら印字ヘッドを駆動することにより所望の印字を行
なうプリンタであって、前記プラテンと印字ヘッドとの
間の印字位置に所定の用紙を搬送するためのプリンタの
紙送り機構において、前記プラテンの用紙搬送方向上流
側に、所定の用紙を前記プラテンと印字ヘッドとの間の
同一印字位置にそれぞれ搬送する複数対のトラクタを配
設し、これらの６対のトラクタのうち少なくとも１つを
ユニット化して着脱自在としたことを特徴としている。

Ｃｆｌ　　用］ 前述した構成からなる本発明にＪ：れば、各トラクタに
（れぞれ所望の幅寸法の用紙を装るし、所望の用紙が装
着されたトラクタを選択的に駆動することにより、この
用紙をプラテンと印字ヘッドとの間の印字位置に搬送し
、用紙上に所望の印字を行なうことができ、前記トラク
タを選択するだけで、用紙を逐次交換することなく、複
数種の用紙に対して容易に印字を行なうことができる。

しかも、６対のトラクタのうち少なくとも１つのトラク
タをプリンタから着脱自在としたので、他のトラクタの
用紙の交換や、メンテナンス等を極めて容易に行なうこ
とができる。また、各トラクタによる用紙の搬送位置を
同一印字位置となるようにしているので、プリンタ本体
の幅寸法の小型化をはかり、少ない設置スペースで配＠
することができ、製造コストを著しく低減させることが
できるし、しかも、プラテン、キャリッジシャフト等の
各部材を長尺に形成する必要がないので、これらの各部
材を高粘瓜に、かつ、ｒ；、強度に保持することができ
る。

〔実施例］ 以下、本発明を図面に不言実施例により説明覆るつ 第１図および第２図は本発明に係る紙送り機構を適用し
たプリンタの実施例を示すものであり、箱型のプリンタ
本体１の内部には、円筒状のプラテン２が回転自在に配
設されており、このプラテン２の一側には、印字ヘッド
３がこのプラテン２の軸方向に沿って往復動自在に配設
されている。

この印字ヘッド３の後方には、前記プラテン２の幅方向
に延在し内部に図示しないインクリボンが収納されたリ
ボンカセット４が配設されており、前記インクリボンは
、前記リボンカセット４の両端部から外部に露出されて
前記印字ヘッド３の先端部と前記プラテン２との間に案
内されるようになっている。

また、前記プラテン２の用紙の搬送方向上流側には、所
定の連続用紙（ファンフォールド紙）５日をに石するた
めの１ヌ・ｊの第１トラクタ６が配設されてＪ３す、こ
の第１トラクタ６の上方に１．１、所定の連続用紙５ｂ
を装着するだめの１対の第２トラクタ７が配設されてい
る。これら第１および第２トラクタ６．７には、前記各
連続用紙５ａ５ｂの両側部に連設された係合孔（図示ｔ
！７１′）に係合されるトラクタピン６ａ、７ａが突出
形成されており、前記第１および第２トラクタ６．７に
は、前記プラテン２の軸方向に沿って延びる駆動シャフ
ト８，８およびサブシャフト９．９がそれぞれ貫通され
ている。そして、前記第１および第２トラクタ６．７は
、前記駆動シャフト８およびザブシャフト９に沿って移
動自在とされ、これにより、用紙５ａ、５ｂの幅寸法に
応じて各トラクタ６．７の幅寸法を調節することができ
るようになっている。

また、本実施例においては、第３図ないし第７図に示す
ように、前記第２トラクタ７は、ユニット化されており
、この第２トラクタ７の駆動シャフト８およびサブシャ
フト９の両端部は、１対のユニツ［・フレーム１０に回
転自在に支持されている。このユニットフレーム１０の
リブシＰフト９側喘部には、位置決め用切欠き１１が形
成されており、ユニットフレーム１０の駆動シャフト８
側端部には、外面に突出するガイドピン１２が形成され
ている。さらに、前記ユニットフレーム１０の外面側に
は、前記駆動シャフト８を貫通させる長孔１３および前
記ガイドピン１２が係合されるガイド孔１４がそれぞれ
穿設された固定板１５が前記ユニットフレーム１０の長
手方向に沿って移動自在に配設されており、この固定板
１５は、だの端部がユニットフレーム１０の端部より突
出するように形成されている。前記固定板１５のサブシ
ャフト９側端部には、上方に延在する操作レバー１６が
一体に固着されており、固定板１５の端部には、固定用
切欠き１７が形成されている。さらに、前記ユニットフ
レーム１０と前記固定板１５との間には、前記固定板１
５をユニットフレーム１０に対して突出する方向に付勢
するばね１８が接続されており、前記ユニットフレーム
１０の位置決め用切欠さ１１および固定板１５の固定用
切欠き１７をそれぞれプリンタ本体１の内部に配設され
たサイドフレーム１９の２つの係合ピン２０，２０に係
合させることにより、第２トラクタ７を固定するように
なっている。

また、前記第１および第２トラクタ６．７の各駆動シャ
フト８の一端部には、それぞれ駆動ギア２１．２１が固
着されており、これらの各駆動ギア２１には、伝達ギア
２２．２２を介して第１トラクタ用モータ２３および第
２トラクタ用モータ２４がそれぞれ接続されている。そ
して、これらの各第１トラクタ用モータ２３および第２
トラクタ用モータ２４を選択的に駆動して前記駆動シャ
フト８を回転駆動させることにより、第１および第２ト
ラクタ６．７のトラクタピン６ａ、７ａを駆動して前記
第１および第２トラクタ６．７に装着された用Ｍ５ａ、
５ｂをプラテン２と印字ヘッド３との間の同一印字位置
に搬送することができるようになっている。

さらに、前記プリンタ本体１の上面には、単票の用紙５
Ｃを１枚ずつ供給する給紙フィーダ２５が配設されてＪ
３す、前記プラテン２の外周側であって前記給紙フィー
ダ２５からの用紙５Ｃの搬送方向対応位置には、給紙ロ
ーラ２６　ｈＮ前記プラテン２に当接して配設されてい
る。

また、前記プラテン２の前記第１トラクタ６と印字ヘッ
ド３との間には、く字状のアーム２７が配設されており
、このアーム２７の両端部には、それぞれ圧接ローラ２
８，２８が回転自在に取付けられている。前記圧接ロー
ラ２８は、図示しない駆動装置によりプラテン２の外周
面に対して接離自在とされており、前記第１および第２
トラクタ６．７の用紙５ａ、５ｂを搬送する場合は、プ
ラテン２から離隔され、また、給紙フィーダ２５の用紙
５Ｃを搬送する場合はプラテン２に圧接されるようにな
っている。さらに、前記印字ヘッド３の用紙搬送方向下
流側には、印字後の用紙５をプリンタ本体１の外部に排
出させる１対の排紙ローラ２９．２９が配設されている
。

さらに、前記第１および第２トラクタ６．７の用紙搬送
方向近傍お、上び前記給紙フィーダ２５と１１ｉｆ記給
紙ローラ２６との間には、それぞれ用紙５のｈ無を検出
する用量検出センサ３０，３０・・・が配設されている
。

つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用について
説明する。

まず、前記第１トラクタ６および第２トラクタ７に、そ
れぞれ所望の幅寸法の連続用紙５ａ。

５ｂを装着するとともに、前記給紙フィーダ２５に、ｌ
′１票の用Ｍ５ｃを収納しておく。

つぎに、萌記各用１５のうら、例えば、第１トラクタ６
に装着されている連続用紙５ａに印字を行ないたい場合
は、前記プリンタ本体１０図示しないスイッチを操作し
て前記第１トラクタ６を選択する。すると、まず、各用
紙検出センサ３０により、現在いずれの用紙５が印字位
置にあるかを検出し、例えば、印字位置に第２トラクタ
７の用紙５ｂがある場合は、第２トラクタ用モータ２４
を逆方向に駆動することにより、その用紙５ｂを用紙検
出センサ３０により検出しえない位置まで逆送りして待
機状態とし、単票用紙５ｃがある場合は、υ［紙ローラ
２９を駆動して印字位置から取除く。

そして、前記第１トラクタ用モータ２３を駆動して駆動
シャフト８を介して第１トラクタ６を駆動することによ
り、第１トラクタ６の用紙５ａをプラテン２と印字ヘッ
ド３との間に搬送する。このとぎ、前記圧接ローラ２８
は、プラテン２から離隔されている。この状態において
、前記印字ヘッド３を前記プラテン２に沿って移動させ
ながら、所望の印字信号に基づいて前記印字ヘッド３を
駆動することにより、前記用ｍ５ａ上に所望の印字を行
なうことができる。

また、続いて、例えば、第２トラクタ７の用紙５ｂに印
字を行なう場合は、前記プリンタ本体１の図示しないス
イッチを操作して前記第２トラクタ７を選択することに
より、第１トラクタ用モータ２３を逆方向に駆動してそ
の用紙５ａを用紙検出センサ３０により検出しえない位
置まで逆送りした後、前記第２トラクタ用モータ２４を
駆動して第２トラクタ７の用紙５ｂをプラテン２と印字
ヘッド３との間に搬送し、前記用紙５ｂ上に所ツの印字
を行なうことができる。

さらに、給紙フィーダ２５の単票用紙５Ｃに印字を行な
う場合は、前記プリンタ本体１の図示しないスイッチを
操作して前記給紙フィーダ２５を選択することにより、
第２トラクタ用モータ２４を逆方向に駆動してその用紙
５ｂを用紙検出センサ３０により検出しえない位置まで
逆送りした後、舶記給組フィーダ２５から給紙ローラ２
６および圧接ローラ２８をそれぞれ介して単票用紙５Ｃ
をプラテン２と印字ヘッド３との間に搬送して印字を行
なうことができる。

また、第１トラクタ６の連続用紙５ａを交換する場合等
、第２トラクタ７を取外す場合は、操作レバー１６を操
作して固定板１５をばね１８の付勢力に抗してユニット
フレーム１０に対して引き込まれる方向に移動させるこ
とにより、固定板１５の固定用切欠き１７とサイドフレ
ーム１９の係合ピン２０との係合が解除され、ついで、
ユニットフレーム１０の位置決め用切欠き１１をリーイ
ドフレーム１９の係合ピン２０から外すことにより、第
２トラクタ７をプリンタ本体１がら取外すことができる
。この状態で、第１トラクタ６の用紙の交換や、メイン
アナンス等を容易に行なうことができる。そして、再び
、第２トラクタ７を装着する場合は、ユニットフレーム
１０の位置決め用切欠き１１をサイドフレーム１９の係
合ピン２０に係合させた後、操作レバー１６をばね１８
の付勢力に抗して操作して固定板１５を移動させ、固定
板１５の固定用切欠き１７をサイドフレーム１９の係合
ピン２０に係合させる。これにより、ユニットフレーム
１０は、ばね１８の付勢力によりサイドフレーム１９の
係合ピン２０の間に保持され、第２トラクタ７を所定位
置に装着することができ、駆動ギア２１は、伝達ギア２
２に適正に噛合される。さらに、第２トラクタ７を着脱
自在としたので、例えば、当初は第１トラクタ６のみを
装備しておき、プリンタ使用者の要求に応じてオプショ
ンとして第２トラクタ７を装備することちできる。

このように、本実施例によれば、連続用紙５ａ。

５ｂを搬送する第１トラクタ６および第２１へラクタ７
、さらには、甲↑用紙５Ｃを供給する給紙フィーダ２５
を設けているので、用紙５を逐次交換することなく、複
数種の用紙５に対して容易に印字を行なうことができる
。しかも、第２トラクタ７をプリンタ本体１から着脱自
在としたので、第２トラクタ７の下側に位置する第１ト
ラクタ６の用紙の交換や、メインテナンス等を極めて容
易に行なうことができる。

また、２対のトラクタ６．７を上下方向に位置させてい
るので、プリンタ本体１の幅寸法が従来のように１対の
トラクタを設けた場合の幅寸法で済み、プリンタ本体１
の幅寸法の小型化をはかり、小さい設置スペースで配置
することができ、製造コストを著しく低減させることが
できる。しかも、プラテン、キャリッジシャフト等の各
部材な長尺に形成する必要がないので、これらの各部材
を高精度に、かつ、高強度に保持することができる。

さらに、本実施例においては、各トラクタ６．７を印字
位置に対する用紙搬送方向上流側に配設して用紙５を押
出す構成としているので、印字位置からの用紙５の逆送
りを簡単に行なうことができるし、しかも、用紙５の先
端部に無駄が生しることもない。

なお、本発明は前述した実施例に限定されるものではな
く、必要に応じて種々変更することが可能である。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係るプリンタの紙送り機構
は、複数対のトラクタを設けたので、用紙を逐次交換す
ることなく、複数種の用紙に対して容易に印字を行なう
ことができる。しかも、少なくとも１つのトラクタをプ
リンタから着脱自在としたので、他のトラクタの用紙の
交換や、メンテナンス等を極めて容易に行なうことがで
きる。

また、各トラクタによる用紙の搬送位置を同一印字位置
となるようにしているので、プリンタ本体の幅寸法が従
来のように１対のトラクタを設けた場合の幅寸法で済み
、プリンタ本体の幅寸法の小ＩＸ′！化をはかり、小さ
い設置スペースで配置することができ、製造コストを著
しく低減させることができる。しかも、プラテン、キャ
リッジシャフト等の各部材を長尺に形成する必要がない
ので、これらの各部材を高精度に、かつ、高強度に保持
することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る紙送り機構を適用したプリンタの
実施例を示す縦断面図、第２図は第１図の平面図、第３
図はトラクタ部分の構成図、第４図はユニットフレーム
部分の側面図、第５図はユニットフレーム部分の平面図
、第６図は第２トラクタの平面図、第７図は各トラクタ
の駆動ギアと伝達ギアとの噛合状態を示す説明図である
。 １・・・プリンタ本体、２・・・プラテン、３・・・印
字ヘッド、５・・・用紙、６・・・第１トラクタ、６ａ
・・・トラクタピン、７・・・第２トラクタ、７ａ・・
・トラクタピン、８・・・駆動シャフト、１０・・・ユ
ニットフレーム、１５・・・固定板、１６・・・操作レ
バー　１７・・・固定用切欠き、１９・・・サイドフレ
ーム、２０・・・係合ピン、２５・・・給紙フィーダ、
３０・・・用紙検出センサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. プラテンに沿って印字ヘッドを往復動させながら印字ヘ
   ッドを駆動することにより所望の印字を行なうプリンタ
   であって、前記プラテンと印字ヘッドとの間の印字位置
   に所定の用紙を搬送するためのプリンタの紙送り機構に
   おいて、前記プラテンの用紙搬送方向上流側に、所定の
   用紙を前記プラテンと印字ヘッドとの間の同一印字位置
   にそれぞれ搬送する複数対のトラクタを配設し、これら
   の各対のトラクタのうち少なくとも１つをユニット化し
   て着脱自在としたことを特徴とするプリンタの紙送り機
   構。