JPH11321596A - 停車ブレーキ装置 - Google Patents

停車ブレーキ装置

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Publication number
JPH11321596A
JPH11321596A JP10130733A JP13073398A JPH11321596A JP H11321596 A JPH11321596 A JP H11321596A JP 10130733 A JP10130733 A JP 10130733A JP 13073398 A JP13073398 A JP 13073398A JP H11321596 A JPH11321596 A JP H11321596A
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JP
Japan
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brake
stop
vehicle
brake device
valve
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Application number
JP10130733A
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English (en)
Inventor
Takahiko Ono
隆彦 大野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Priority to US09/187,107 priority patent/US6193332B1/en
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Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T7/00Brake-action initiating means
    • B60T7/12Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger
    • B60T7/122Brake-action initiating means for automatic initiation; for initiation not subject to will of driver or passenger for locking of reverse movement
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S188/00Brakes
    • Y10S188/02Hill holder

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Regulating Braking Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 停車時にブレーキペダルの踏み込みにより発
生したブレーキ力が、所定のブレーキ力以上となれば直
ちに停車ブレーキが作動するとともに、常に必要十分な
停車ブレーキ力が得られる停車ブレーキ装置を提供す
る。 【解決手段】 停車ブレーキ装置は、車両が停車状態
で、且つアクセルペダル解放時で、且つブレーキペダル
を踏んで発生したブレーキ力が所定のブレーキ力以上で
あるときに、停車ブレーキの作動を許可し、アクセルペ
ダルが踏まれたときに停車ブレーキの作動を禁止する作
動判定手段5と、作動判定手段5が停車ブレーキの作動
を許可したとき、マスタシリンダ7とホイールシリンダ
6との間のブレーキ液路に設けられた開閉バルブ8を閉
じ、作動判定手段5が停車ブレーキの作動を禁止したと
き開閉バルブ8を開成するバルブ駆動手段9とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両のブレーキ装
置に関し、特に、停車中にブレーキペダルから足を離し
てもブレーキ力を維持する制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、信号待ちや渋滞による停滞走行時
にブレーキペダルを踏み続けるという運転者の疲労を軽
減したり、坂道発進を簡単にするために、停車したとき
に自動的にブレーキがかかる停車ブレーキ装置が開発さ
れている。
【0003】このような停車ブレーキ装置としては、例
えば特開平8−48220号公報に開示されているよう
に、車両が停車しているときにブレーキペダルが踏まれ
て所定時間経つと、マスタシリンダとホイールシリンダ
との間のブレーキ液路に設けられた開閉バルブを閉じ、
ブレーキペダルから足を離してもブレーキ力を保持する
停車ブレーキ装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような停
車ブレーキ装置では、停車してから自動ブレーキが作動
するまでブレーキペダルを踏んだまま所定時間待たなけ
ればならないため、煩わしいという問題点があった。ま
た、運転者の踏力に応じたブレーキ力を保持するだけな
ので、運転者の踏力が弱いため保持中のブレーキ力が弱
いと車両が転がり出す恐れがあるという問題点もあっ
た。
【0005】この発明は上述のような問題点を解決する
と共に、更に実用的で使い易い停車ブレーキ装置を得る
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る停車ブレ
ーキ装置は、車両の停車状態を検出する停車検出手段
と、アクセルペダルの操作量を検出するアクセル検出手
段と、ブレーキペダルの操作量、またはブレーキペダル
の操作量に応じて変化するブレーキ力を検出するブレー
キ検出手段と、ホイールシリンダとマスタシリンダとの
間のブレーキ液路に設けられた開閉バルブと、前記停車
検出手段、前記アクセル検出手段及び前記ブレーキ検出
手段の出力に基づいて停車ブレーキの作動を制御すると
共に、前記開閉バルブの開閉動作を制御する制御ユニッ
トとを備え、前記制御ユニットは、車両が停車状態で、
アクセルペダルの解放時、且つブレーキペダルを踏んで
発生したブレーキ力が予め決められた所定のブレーキ力
以上であるときに、停車ブレーキの作動を許可し、また
アクセルペダルが踏まれたときに停車ブレーキの作動を
禁止する作動判定手段と、前記作動判定手段が停車ブレ
ーキの作動を許可したときに前記開閉バルブを閉成し、
また前記作動判定手段が停車ブレーキの作動を禁止した
ときに前記開閉バルブを開成するバルブ駆動手段とを備
えるものである。
【0007】請求項2に係る停車ブレーキ装置は、車両
の前後の傾きを直接または間接的に検出する勾配検出手
段を更に備え、前記制御ユニットは、前記勾配検出手段
の出力を受けて、停車ブレーキの作動条件の1つである
予め決められた所定のブレーキ力の値を、道路勾配に応
じて変更するものである。
【0008】請求項3に係る停車ブレーキ装置は、エン
ジンの暖機状態を直接または間接的に検出する暖機検出
手段を更に備え、前記制御ユニットは、前記暖機検出手
段の出力を受けて、停車ブレーキの作動条件の1つであ
る予め決められた所定のブレーキ力の値を、エンジンの
暖機状態に応じて変更するものである。
【0009】請求項4に係る停車ブレーキ装置は、前記
停車ブレーキの作動条件の1つである予め決められた所
定のブレーキ力の値を、道路勾配やエンジンの暖機状態
に依存せずに停車を維持できる大きな値に設定したもの
である。
【0010】請求項5に係る停車ブレーキ装置は、前記
停車ブレーキの作動条件の1つである予め決められた所
定のブレーキ力の値を調整可能な設定値調整スイッチを
更に備えるものである。
【0011】請求項6に係る停車ブレーキ装置は、前記
停車ブレーキの制御状態を運転者に知らしめる告知手段
を更に備え、前記制御ユニットは、前記停車ブレーキが
作動中にも拘わらず車両の移動が検出された場合には、
前記告知手段によって警報を発するようにしたものであ
る。請求項7に係る停車ブレーキ装置は、前記停車ブレ
ーキが作動中にも拘わらず車両の移動が検出された場合
に前記告知手段により発せられる警報は、少なくとも運
転者のブレーキ操作の介入によって解除されるものであ
る。
【0012】請求項8に係る停車ブレーキ装置は、前記
制御ユニットが、前記停車ブレーキが作動中にも拘わら
ず車両の移動が検出された場合には、停車ブレーキの作
動条件の1つである予め決められた所定のブレーキ力の
値を大きめに変更する設定値更新手段を更に備えるもの
である。
【0013】請求項9に係る停車ブレーキ装置は、前記
制御ユニットが、前記停車ブレーキが作動された後に、
一旦ブレーキペダルが解放または略解放され、その後、
再び前記所定のブレーキ力までブレーキペダルが踏み込
まれたときに前記停車ブレーキを解除するものである。
【0014】請求項10に係る停車ブレーキ装置は、前
記開閉バルブと並列に接続され、前記マスタシリンダ側
から前記ホイールシリンダ側に向けてのみブレーキ液の
流通が可能なチェックバルブを更に備え、前記制御ユニ
ットは、前記ブレーキペダルの再踏み込みによってブレ
ーキ液が前記チェックバルブを流通し、前記ホイールシ
リンダ側のブレーキ力が上昇したとき、前記停車ブレー
キが作動された後に、一旦ブレーキペダルが解放または
略解放され、その後、再びブレーキペダルが踏み込まれ
たと判定するものである。請求項11に係る停車ブレー
キ装置は、前記制御ユニットが、前記停車ブレーキの作
動中には、前記ブレーキペダルが解放されていてもスト
ップランプを点灯させるものである。
【0015】請求項12に係る停車ブレーキ装置は、前
記ブレーキ検出手段がブレーキ力を検出しているにも拘
わらずブレーキスイッチがオンしない場合には、該ブレ
ーキスイッチの故障またはストップランプの電球切れと
判定して運転者に警報を発する告知手段を更に備えるも
のである。
【0016】請求項13に係る停車ブレーキ装置は、エ
ンジンが停止中か否かを検出するエンジン検出手段を更
に備え、前記制御ユニットは、前記エンジン検出手段の
出力を受けて、前記エンジンが停止中のときには停車ブ
レーキの実行を禁止するものである。
【0017】請求項14に係る停車ブレーキ装置は、運
転者が停車ブレーキ装置の実行の許可/禁止を選択でき
るスイッチを更に備えるものである。
【0018】請求項15に係る停車ブレーキ装置は、前
記停車ブレーキの作動中であっても強制的に該停車ブレ
ーキの解除が可能なスイッチを更に備えるものである。
【0019】請求項16に係る停車ブレーキ装置は、前
記停車ブレーキの作動が所定時間以上継続した場合に
は、運転者にハンドブレーキの作動や前記停車ブレーキ
の解除を促す警報を発する告知手段を更に備えるもので
ある。
【0020】請求項17に係る停車ブレーキ装置は、前
記停車ブレーキの作動が所定時間以上継続した場合に
は、強制的に該停車ブレーキを解除するとともに警報を
発する告知手段を更に備えるものである。
【0021】請求項18に係る停車ブレーキ装置は、ハ
ンドブレーキの作動状態を検出するハンドブレーキ検出
手段を更に備え、前記制御ユニットは、前記停車ブレー
キ及び前記ハンドブレーキが共に作動中である状態が所
定時間以上継続した場合には、前記停車ブレーキを解除
するものである。
【0022】請求項19に係る停車ブレーキ装置は、エ
ンジンが停止したか否かを検出するエンジン検出手段
と、ハンドブレーキの作動状態を検出するハンドブレー
キ検出手段と、警報を発する告知手段とを更に備え、前
記制御ユニットは、前記エンジン検出手段及び前記ハン
ドブレーキ検出手段の出力を受けて、前記停車ブレーキ
が作動中且つ前記ハンドブレーキが非作動であるときに
前記エンジンが停止しても、所定時間だけ前記停車ブレ
ーキの作動を継続させるとともに、前記告知手段を作動
させて警報を発生させるものである。
【0023】請求項20に係る停車ブレーキ装置は、前
記停車ブレーキが作動中且つハンドブレーキが非作動で
あるときにエンジンが停止しても、所定時間だけ継続さ
れる前記停車ブレーキの作動と警報は、少なくとも運転
者がブレーキペダルを踏むか、または、前記ハンドブレ
ーキを作動させることにより解除されるものである。
【0024】請求項21に係る停車ブレーキ装置は、ト
ランスミッションのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手
段を更に備え、前記制御ユニットは、前記ギヤ位置検出
手段の出力を受けて、前記停車ブレーキが作動中且つハ
ンドブレーキが非作動であるときにエンジンが停止して
も、所定時間だけ継続される前記停車ブレーキの作動と
前記警報装置の警報を、前記トランスミッションがパー
キング位置のときには作動させないものである。
【0025】請求項22に係る停車ブレーキ装置は、ト
ランスミッションのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手
段を更に備え、前記制御ユニットは、前記ギヤ位置検出
手段の出力を受けて、前記トランスミッションがエンジ
ンと非連結のときには、運転者がアクセルペダルまたは
ブレーキペダルを踏んだときに実行される前記停車ブレ
ーキの解除を禁止するものである。
【0026】請求項23に係る停車ブレーキ装置は、ト
ランスミッションのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手
段を更に備え、前記制御ユニットは、前記ギヤ位置検出
手段の出力を受けて、前記トランスミッションのギヤ位
置が車両の後退位置にあるときには、前記停車ブレーキ
が作動することを禁止するものである。
【0027】請求項24に係る停車ブレーキ装置は、前
記停車検出手段が、車両の速度に応じて変化する信号を
複数個検出した結果から停車を判定するものである。
【0028】請求項25に係る停車ブレーキ装置は、運
転者の正しい着座を検出する着座検出手段と、警報を発
する告知手段とを更に備え、前記制御ユニットは、前記
着座検出手段の出力を受けて、前記運転者の正しい着座
が認められない場合には前記停車ブレーキの作動を禁止
するとともに、前記告知手段を作動させて警報を発生さ
せるものである。
【0029】請求項26に係る停車ブレーキ装置は、少
なくとも運転席のドアの開閉状態を検出するドア検出手
段と、前記停車ブレーキが作動中且つ前記ドアが開けら
れた場合には、警報を発する告知手段とを更に備えるも
のである。
【0030】請求項27に係る停車ブレーキ装置は、前
記告知手段は少なくとも音または音声によって告知する
手段を含むものであり、また、前記告知手段の音または
音声の発生の許可/禁止を運転者が選択できるスイッチ
を更に備えるものである。
【0031】請求項28に係る停車ブレーキ装置は、前
記告知手段が少なくともランプまたは絵若しくは文字に
よって告知する手段を含むものであり、前記停車ブレー
キの作動に必要な所定ブレーキ力と停車中に運転者がブ
レーキペダルを踏むことによって発生されたブレーキ力
との大小関係を運転者に表示する表示手段を更に備える
ものである。
【0032】請求項29に係る停車ブレーキ装置は、前
記開閉バルブが、制御信号の通電によって閉成され、制
御信号の非通電時には開状態であるように構成されるも
のである。
【0033】請求項30に係る停車ブレーキ装置は、前
記制御信号の電源側と接地側の両方に、前記開閉バルブ
を通電するための電気接点を介在させたものである。
【0034】請求項31に係る停車ブレーキ装置は、前
記開閉バルブが、それが閉成される際、前記ホイールシ
リンダ側のブレーキ液路の容積が小さくなる方向に移動
するプランジャを有するものである。
【0035】請求項32に係る停車ブレーキ装置は、前
記開閉バルブと前記バルブ駆動手段との間の電路に挿入
された電気抵抗に並列に接続されたバイパス回路を更に
備え、前記開閉バルブの通電初期には前記バイパス回路
を介して通電し、前記開閉バルブが閉成した後は、前記
バイパス回路による通電を停止するとともに、前記バイ
パス回路と並列に配置された前記電気抵抗を経由して前
記開閉バルブに通電するようにしたものである。
【0036】請求項33に係る停車ブレーキ装置は、前
記開閉バルブへ給電するバッテリの電圧の低下時には、
前記バイパス回路による前記開閉バルブへの通電を維持
し、前記バイパス回路と並列に配置された前記電気抵抗
を経由した前記開閉バルブへの通電を禁止するものであ
る。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について説明する。
【0038】実施の形態1.図1及び図2は本発明の実
施の形態1に係る停車ブレーキ装置を示している。この
実施の形態1による停車ブレーキ装置は、図1に示すよ
うに、車両の停車状態を検出する停車検出手段1と、運
転者によるアクセルペダル(図示せず)の操作量を検出
するアクセル検出手段2と、ブレーキペダル3の操作
量、またはブレーキペダルの操作量に応じて変化するブ
レーキ力を検出するブレーキ検出手段4と、車両が停車
状態で、且つアクセルペダル解放時で、且つ運転者がブ
レーキペダルを踏んで発生したブレーキ力が予め決めら
れた所定のブレーキ力以上であるときに、停車ブレーキ
の作動を許可し、また、アクセルペダルが踏まれたとき
に停車ブレーキの作動を禁止する作動判定手段5と、ホ
イールシリンダ6とマスタシリンダ7との間のブレーキ
液路に設けられた開閉バルブ8と、作動判定手段5が停
車ブレーキの作動を許可したときに開閉バルブ8を閉成
し、また、作動判定手段5が停車ブレーキの作動を禁止
したときに開閉バルブ8を開成するバルブ駆動手段9と
を備えている。作動判定手段5とバルブ駆動手段9と
は、後述する様々な判定制御を行う制御ユニット10を
構成する。
【0039】なお、停車検出手段1としては、車輪の回
転速度を検出する車輪速センサやトランスミッションの
出力軸の回転速度を検出する出力軸回転センサ等が利用
でき、これらのうち、少なくとも1つ以上を用いる。
【0040】また、アクセル検出手段2としては、アク
セルペダルの位置を検出するアクセルペダルポジション
センサやスロットルバルブ(図示せず)の全閉位置を検
出するアイドルスイッチやスロットルバルブの開度を検
出するスロットルポジションセンサ等が利用でき、これ
らのうち、少なくとも1つ以上を用いる。
【0041】また、ブレーキ検出手段4としては、ブレ
ーキペダル3が所定の位置まで踏み込まれたときに作動
するブレーキスイッチや、ブレーキペダル3の位置を検
出するブレーキペダルストロークセンサや、運転者がブ
レーキペダル3を踏む力を検出する踏力センサ等によっ
て間接的にブレーキ力を検出する方法、或いは、ホイー
ルシリンダ6のブレーキ液圧を検出するホイールシリン
ダ圧センサやマスタシリンダ7のブレーキ液圧を検出す
るマスタシリンダ圧センサによって直接ブレーキ力を検
出する方法等が利用でき、これらのうち、少なくとも1
つ以上を用いる。
【0042】次に、図2のフローチャートに従って、本
実施の形態1による停車ブレーキ装置の動作を説明す
る。
【0043】先ず、ステップS101では、停車検出手
段1によって車速が検出され、ステップS102では、
アクセル検出手段2によってアクセル位置が検出され、
ステップS103では、ブレーキ検出手段4によってブ
レーキ力が検出される。
【0044】次いで、ステップS104に進み、ステッ
プS102で検出されたアクセル位置を基にしてアクセ
ルペダルが踏まれているか否かを判定する。アクセルペ
ダルが踏まれていない場合には、ステップS104から
ステップS105に進み、ステップS101で検出され
た車速を基にして車両が停車しているか否かを判定す
る。車両が停車していると判定された場合には、ステッ
プS105からステップS106に進み、ステップS1
03で検出されたブレーキ力が予め決められた所定値以
上か否かを判定する。
【0045】検出されたブレーキ力が予め決められた所
定値以上の場合、車両が停車状態、且つアクセルペダル
解放時、且つブレーキペダルを踏んで発生したブレーキ
力が予め決められた所定のブレーキ力以上という条件が
成立したので、ステップS106からステップS107
に進み、作動判定手段5は停車ブレーキの作動を許可
し、バルブ駆動手段9を駆動して開閉バルブ8を閉成す
る。すなわち、車両の停車中に所定の力以上の力でブレ
ーキを踏めば、直ちに停車ブレーキが作動する。
【0046】なお、ステップS104においてアクセル
ペダルが踏まれていると判定された場合には、ステップ
S104からステップS108に進み、作動判定手段5
は停車ブレーキの作動を禁止し、バルブ駆動手段9を停
止して開閉バルブ8を開成する。すなわち、停車ブレー
キが解除される。
【0047】また、ステップS105において車両が停
車していないと判定された場合、及びステップS106
においてブレーキ力が予め決められた所定値に達してい
ない場合には、バルブ駆動手段9による停車ブレーキの
作動が許可されずに、処理が終了される。
【0048】なお、以上の判定処理は、制御ユニット1
0の作動判定手段5により行われる。
【0049】図3は、本発明の他の実施の形態による停
車ブレーキ装置の構成を示すブロック図である。
【0050】この図3に示す停車ブレーキ装置は、図1
の上記実施の形態1の構成に加えて、勾配検出手段1
1、暖機検出手段12、設定値調整スイッチ13、告知
手段14、設定値更新手段15、エンスト判定手段2
3、ハンドブレーキ検出手段24、ギヤ位置検出手段2
5、着座検出手段26を更に備えるものであるが、これ
は、説明の便宜上、以下の実施の形態の構成要素を網羅
して表したものであり、実際には、各実施の形態毎に、
使用する構成要素が異なっている。なお、作動判定手段
5、バルブ駆動手段9及び設定値変更手段15は、後述
する様々な判定制御を行う制御ユニット10Aの一部を
構成する。
【0051】実施の形態2.次に、図3を参照して、本
発明の実施の形態2による停車ブレーキ装置について説
明する。
【0052】この実施の形態2では、図3に示すよう
に、車両の前後の傾きを直接または間接的に検出する勾
配検出手段11を設け、制御ユニット10Aは、勾配検
出手段11の出力に基づいて、停車ブレーキの作動条件
の1つである予め決められた所定のブレーキ力の値を、
道路勾配に応じて変更する。すなわち、道路勾配と停車
に必要なブレーキ力との関係が図4に示す傾向にあるこ
とを利用し、停車時の道路勾配に応じて前述の停車に必
要な所定ブレーキ力の値を変更することにより、道路勾
配が変化しても、停車に必要なブレーキ力を運転者に確
実に踏ませた状態で停車ブレーキを作動させることがで
きる。
【0053】また、エンジンの冷機時には、暖機促進や
エンスト防止のためにアイドル回転数アップやトルクア
ップが図られている。このため、エンジンが冷機状態に
ある方が暖機後よりもエンジンのトルクが大きい傾向に
あり、例えば、オートマチックトランスミッション搭載
車においてドライブレンジで停車する場合、エンジン冷
機状態の方が停車を維持するためのブレーキ力を大きく
する必要がある。
【0054】そこで、図3に示すように、エンジンの暖
機状態を直接または間接的に検出する暖機検出手段12
を設け、制御ユニット10Aは、暖機検出手段12の出
力信号に基づいて、停車ブレーキの作動条件の1つであ
る予め決められた所定のブレーキ力の値を、暖機状態に
応じて変更する。すなわち、制御ユニット10Aは、図
5に示すエンジンの暖機状態と暖機補正によるエンジン
トルクを相殺するブレーキ力との関係を基にして、予め
決められた所定のブレーキ力の値を変更することによ
り、暖機状態が変化しても、停車に必要なブレーキ力を
運転者に確実に踏ませた状態で停車ブレーキを作動させ
ることができる。
【0055】また、予め道路勾配の上限や停車ブレーキ
装置の使用上限として、図4の勾配aを規定し、その時
の停車ブレーキ力を値bとする。また、暖機補正による
エンジントルクを相殺するブレーキ力の最大値が図5の
値cであることを前もって検証しておき、停車ブレーキ
の作動条件の1つである予め決められた所定のブレーキ
力の値を、予め(b+c)以上の値に設定しておけば、
勾配検出手段11や暖機検出手段12が無くとも、常に
停車に必要なブレーキ力を運転者に確実に踏ませた状態
で停車ブレーキを作動させることができる。
【0056】実施の形態3.図6及び図7は、本発明の
実施の形態3による停車ブレーキ装置に係わり、本実施
の形態2による停車ブレーキ装置は、停車ブレーキの作
動中にも拘わらず車両の移動が検出された場合の制御方
法に関するものである。この実施の形態2の全体的な構
成作用は、図1及び図2に示した実施の形態1と同様で
ある。
【0057】実際の車両において、停車ブレーキの作動
条件の1つである予め決められた所定のブレーキ力の値
が少な過ぎると、停車ブレーキの作動中にも拘わらず車
両が転がり出す場合がある。このような場合には、図3
に示すように、停車ブレーキの作動条件の1つである予
め決められた所定のブレーキ力の値を調整可能な設定値
調整スイッチ13を設け、外部から設定値を大きめに調
整することで、以降、このような状況の再発を防止でき
る。
【0058】図6の(a)及び(b)はこのような設定
値調整スイッチ13のそれぞれ別々の例を示している。
【0059】図6の(a)においては、設定値調整スイ
ッチ13aは”UP”キーと”DOWN”キーとを備え
ており、”UP”キーを1回押す度に前述の所定ブレー
キ力の値が大きな値に変更され、一方、”DOWN”キ
ーを1回押す度に所定ブレーキ力の値が小さな値に変更
される。
【0060】また、図6の(b)においては、設定値調
整スイッチ13bはスライドレバー13cを備えたスラ
イド式に構成され、スライドレバー13cを+方向に移
動すると所定ブレーキ力の値が大きな値に変更され、ス
ライドレバーを−方向に移動すると所定ブレーキ力の値
が小さな値に変更される。
【0061】また、停車ブレーキが作動中にも拘わらず
車両の移動が検出された場合には、図3に示すように、
告知手段14によって警報を発するようになっており、
このような状況を運転者へ即座に伝え、ブレーキペダル
を踏むよう注意を促すことができる。
【0062】また、運転者のブレーキ操作が行われる
と、告知手段14による警報を解除するようにしたの
で、このような状況を運転者が認識できた後は、耳障り
な警報を即座に停止することができる。
【0063】更に、図3に示すように、停車ブレーキの
作動条件の1つである予め決められた所定ブレーキ力の
値を変更する設定値更新手段15を設けたので、停車ブ
レーキが作動中にも拘わらず車両の移動が検出された場
合には、所定ブレーキ力の値が設定値更新手段15によ
り自動的に大きめに更新され、以降、このような状況の
再発を防止することができる。
【0064】次に、図7のフローチャートに従って、告
知手段14及び設定値更新手段15の動作を説明する。
【0065】なお、図7の動作は、前記図2のフローチ
ャートに続いて処理されるものとする。
【0066】先ず、ステップS201において停車ブレ
ーキが作動中か否かを判定し、次のステップS202に
おいて車両が停車しているか否かを判定する。ここで、
停車ブレーキが作動中、且つ車両が停車していない場合
には、ステップS203に進み、そうでない場合には何
もしないで処理を終了する。
【0067】ステップS203では、ブレーキペダルが
踏まれたか否かを判定し、ブレーキペダルが踏まれてい
ない場合には、ステップS204に進んで警報を発す
る。
【0068】そして、ステップS204からステップS
205に進んで、停車ブレーキの作動条件の1つである
予め決められた所定ブレーキ力の値を大きめに変更して
処理を終了する。
【0069】この結果、停車ブレーキが作動中にも拘わ
らず車両の移動が検出された場合には、告知手段14に
より警報を発するとともに、設定値変更手段15により
自動的に設定値が大きめに更新される。
【0070】なお、ブレーキペダルが踏まれた場合に
は、ステップS203からステップS206に進んで、
告知手段14による警報を停止して処理を終了する。
【0071】実施の形態4.図8は、本発明の実施の形
態4による停車ブレーキ装置の動作を示すフローチャー
トである。この実施の形態4による停車ブレーキ装置の
全体構成は図1の実施の形態1とほぼ同様である。以
下、図8のフローチャートに従ってこの実施の形態3の
動作を説明する。
【0072】なお、図8のステップS301からステッ
プS308の動作は、それぞれ、図2のステップS10
1からステップS108の動作と同じであるため、詳細
な説明は省略する。
【0073】アクセルが踏まれておらず、且つ車両が停
止している場合には、ステップS305からステップS
309に進み、そこで、停車ブレーキが今作動中か否か
を判定する。ここで、停車ブレーキが作動中でない場合
には、ステップS104に進んで図2と同じ処理を行な
う。また、ステップS309において停車ブレーキが作
動中の場合には、ステップS310に進む。
【0074】ステップ310では、ブレーキペダルを踏
んで発生しているブレーキ力が、停車ブレーキの解除を
判定するブレーキ力未満から該ブレーキ力以上になった
か否かを判定する。すなわち、停車ブレーキの作動後
に、一旦ブレーキペダルを解放し、再度、ブレーキペダ
ルを所定の力で踏み込んだか否かを判定する。
【0075】ここで、ブレーキペダル3を踏んで発生し
ているブレーキ力が、停車ブレーキの解除を判定するブ
レーキ力未満からそれ以上になった場合には、ステップ
S308に進んで、停車ブレーキを解除して処理を終了
する。また、停車ブレーキの解除を判定するブレーキ力
未満からそれ以上になっていない場合には、停車ブレー
キを解除せずに処理を終了する。
【0076】なお、ブレーキペダル3が再踏み込みされ
たときのブレーキ力と停車ブレーキの作動によって保持
されているブレーキ力とが等しくなったときに、停車ブ
レーキを解除するようにすれば、ホイールシリンダ6と
マスタシリンダ7との圧力差が殆どない状態で停車ブレ
ーキが解除され、スムーズに運転者のブレーキへ切り替
わる。
【0077】また、図3に示すように、マスタシリンダ
7側からホイールシリンダ6側に向けてのみブレーキ液
の流通が可能なチェックバルブ16を、開閉バルブ8と
並列に接続して設ける。このような構成により、ブレー
キペダル3の再踏み込みによってブレーキ液がチェック
バルブ16を流通し、ホイールシリンダ側のブレーキ力
が上昇したときに停車ブレーキを解除するようにすれ
ば、ホイールシリンダ6とマスタシリンダ7との圧力差
が全くない状態で停車ブレーキが解除され、スムーズに
運転者によるブレーキへ切り替わる。
【0078】実施の形態5.図9は、本発明の実施の形
態5による停車ブレーキ装置に係わり、本実施の形態5
による停車ブレーキ装置は、図9に示すように、停車ブ
レーキの作動中には、運転者がブレーキペダルを解放し
ていてもストップランプ18を点灯できるように構成さ
れている。
【0079】図9において、ブレーキスイッチ17は、
運転者がブレーキペダル3を踏むとその接点aが閉じ、
ストップランプ18が点灯するように構成される。
【0080】また、リレー19は、制御ユニット10が
制御線20を接地するとその接点bが閉じ、ストップラ
ンプ18が点灯するように構成される。
【0081】検出線21はブレーキスイッチ17及びス
トップランプ18が正常であるか否かを検出する。
【0082】以上のように構成することで、運転者がブ
レーキペダルを踏んでいない場合(ブレーキスイッチ1
7の接点aは開)であっても、制御ユニット10が制御
線20を接地(リレー19の接点bは閉)することでス
トップランプ18を点灯することができる。
【0083】また、ブレーキ検出手段によって運転者が
ブレーキペダル3を踏んだことを検出したにも拘わらず
検出線21の状態が変化しない場合には、ブレーキスイ
ッチ17やブレーキランプ18が故障したと判定でき
る。
【0084】実施の形態6.図10は本発明の実施の形
態6による停車ブレーキ装置に係わり、本実施の形態6
による停車ブレーキ装置は、上記実施の形態5と同様
に、停車ブレーキの作動中には、運転者がブレーキペダ
ルを解放していてもストップランプ18を点灯できるよ
うに構成されている。
【0085】図10に示すように、ブレーキスイッチ1
7の接点aと並列に接点cを追加した構成(すなわち、
運転者がブレーキペダル3を踏むと接点a及び接点cは
共に閉じる)とし、さらに、接点cの状態を検出する検
出線22を付加することにより、ブレーキ検出手段によ
って運転者がブレーキペダルを踏んだことを検出したに
も拘わらず検出線22の状態が変化しない場合に、ブレ
ーキスイッチ17やブレーキランプ18が故障したと判
定できる。
【0086】なお、図10の構成においては、停車ブレ
ーキの作動中、すなわち、リレー19の接点bが閉の状
態で運転者がブレーキペダルを踏んでいるか否かを、ブ
レーキスイッチ17の動作から検出することができる。
【0087】実施の形態7.図11は、本発明の実施の
形態7による停車ブレーキ装置の動作を表すフローチャ
ートである。以下、この実施の形態7の動作を図11の
フローチャートに従って説明する。
【0088】先ず、ステップS401において、エンジ
ンが停止しているか否かを判定する。なお、エンジンが
停止しているか否かの判定は、図3に示すように、エン
スト判定手段23を設けることにより可能となるが、具
体的には、エンジン回転数やオルタネータの発電検出端
子、キースイッチ信号等を利用して、エンスト判定手段
23により判定を行う。
【0089】ここで、エンジンが停止している場合に
は、ステップS407に進んで停車ブレーキ装置の実行
を禁止して処理を終了する。なお、この直前に停車ブレ
ーキが作動していても、装置の実行が禁止されるので、
停車ブレーキは解除される。
【0090】また、ステップS401において、エンジ
ンが停止していない場合には、ステップS402に進ん
で、停車ブレーキ装置の実行の許可/禁止を選択できる
メインスイッチの状態を判定する。ここで、メインスイ
ッチがOFFの場合にも、ステップS407に進んで停
車ブレーキ装置の実行を禁止して処理を終了する。
【0091】ステップS402において、メインスイッ
チがONの場合には、ステップS403に進んで停車ブ
レーキ装置の実行が許可され、作動判定手段5の判定結
果に応じて停車ブレーキが作動または解除される。
【0092】そして、次のステップS404では、停車
ブレーキが今作動中か否かを判定する。停車ブレーキが
作動中の場合には、ステップS404からステップS4
05に進み、停車ブレーキの作動を解除可能な解除スイ
ッチが押されたか否かを判定する。
【0093】ここで、解除スイッチが押されていた場
合、ステップS406に進んで停車ブレーキを解除して
処理を終了する。
【0094】なお、ステップS404において停車ブレ
ーキが作動していない場合、または、ステップS405
において解除スイッチが押されていない場合には、何も
せずに処理を終了する。
【0095】実施の形態8.図12は、本発明の実施の
形態8による停車ブレーキ装置の動作を表すフローチャ
ートである。以下、この実施の形態8の動作を図12の
フローチャートに従って説明する。なお、図12の動作
は前記図2のフローチャートに続いて処理されるものと
する。
【0096】先ず、ステップS501において停車ブレ
ーキが作動中か否かを判定し、停車ブレーキが作動中の
場合には、ステップS502に進んで停車ブレーキの作
動時間T1を計測する。
【0097】次に、ステップS503に進み、停車ブレ
ーキの作動時間T1が所定時間を超えたか否かを判定
し、作動時間T1が所定時間を超えた場合には、ステッ
プS504に進んで警報を発する。なお、このとき、ス
テップS505のように強制的に停車ブレーキを解除す
るようにしてもよい。
【0098】また、停車ブレーキが作動していない場合
には、ステップS501からステップS506へと進
み、停車ブレーキの作動時間T1を零にする。
【0099】そして、ステップS507に進んで警報が
発生中か否かを判定し、警報が発生していない場合に
は、処理を終了し、警報が発生中の場合には、ステップ
S508に進んでブレーキペダルが踏まれたか否かを判
定する。ここで、ブレーキペダル3が踏まれたことを判
定した場合には、ステップS509に進んで警報を停止
する。すなわち、ブレーキペダル3が踏まれたことによ
って運転者が停車ブレーキの強制解除を理解したと判断
し、警報を停止する。従って、ブレーキペダル3が踏ま
れていない場合には、運転者が停車ブレーキの強制解除
に対処していないと判断し、ステップS508から警報
を停止せずに処理を終了する。
【0100】実施の形態9.図13は、本発明の実施の
形態9による停車ブレーキ装置の動作を表すフロ−チャ
ートである。以下、この実施の形態9の動作を図13の
フローチャートに従って説明する。なお、図13の動作
は前記図2のフローチャートに続いて処理されるものと
する。
【0101】先ず、ステップS601において停車ブレ
ーキが作動中か否かを判定し、停車ブレーキが作動中の
場合、ステップS602に進んでハンドブレーキが作動
中か否かを判定する。なお、ハンドブレーキが作動して
いるか否かの判定は、図3に示すように、ハンドブレー
キの作動状態を検出するハンドブレーキ検出手段24か
らの出力信号によりコントロールユニット10により行
う。
【0102】ここでハンドブレーキが作動中の場合、ス
テップS603に進んで停車ブレーキの作動時間T2を
計測する。
【0103】次に、ステップS604に進み、停車ブレ
ーキの作動時間T2が所定時間を超えたか否かを判定す
る。ここで停車ブレーキの作動時間T2が所定時間を超
えていない場合には何もせずに処理を終了し、作動時間
T2が所定時間を超えている場合には、ステップS60
5に進んで停車ブレーキを解除して処理を終了する。
【0104】なお、ステップS601において停車ブレ
ーキが作動していない場合、またはステップS602に
おいてハンドブレーキが作動中でない場合には、ステッ
プS601またはステップS602からステップS60
6へと進み、停車ブレーキの作動時間T2を零にして処
理を終了する。
【0105】実施の形態10.図14は、本発明の実施
の形態10による停車ブレーキ装置の動作を表すフロー
チャートである。以下、この実施の形態10の動作を図
14のフローチャートに従って説明する。なお、図14
の動作は前記図2のフローチャートに続いて処理される
ものとする。
【0106】先ず、ステップS701において、トラン
スミッションのギヤ位置がパーキングか否かを判定す
る。なお、ギヤ位置の検出は、図3に示すように、ギヤ
位置を検出するギヤ位置検出手段25からの出力信号に
基づいて制御ユニット10Aにより行う。
【0107】ステップS701において、トランスミッ
ションのギヤ位置がパーキングでない場合には、ステッ
プS702に進んでエンジン停止か否かを判定する。こ
こで、エンジンが停止している場合には、ステップS7
03に進んでエンジンが停止してからの経過時間T3を
計測して、ステップS704に進む。
【0108】ステップS704では、前回、停車ブレー
キが作動中であったか否かを判定し、停車ブレーキが作
動中であった場合には、ステップS705に進む。
【0109】ステップS705ではハンドブレーキが作
動中か否かを判定し、ハンドブレーキが作動していない
場合には、ステップS706に進む。
【0110】ステップS706では、エンジンが停止し
てからの経過時間T3が所定時間を超えたか否かを判定
する。ここで、経過時間T3が所定時間を超えていない
場合には、ステップS707に進んで警報を発生し、次
いでステップS708に進んで停車ブレーキの作動を継
続させて処理を終了する。
【0111】なお、ステップS701においてトランス
ミッションのギヤ位置がパーキングの場合、またはステ
ップS702においてエンジンが停止していない場合に
は、ステップS709に進み、経過時間T3が零か否か
を判定する。ここで、経過時間T3が零の場合には、エ
ンジンが停止していないので何もせずに処理を終了す
る。
【0112】また、ステップS709においてT3が零
でなかった場合は、ステップS710に進んで経過時間
T3を零にして、ステップS711に進む。
【0113】ステップS711では警報を停止し、ステ
ップS712に進んで停車ブレーキを解除して処理を終
了する。
【0114】なお、エンジンが停止したときに停車ブレ
ーキが作動していなかった場合(ステップS704のN
o判定)や、エンジンが停止したときにハンドブレーキ
が作動していた場合(ステップS705のYes判定)
や、経過時間T3が所定時間を超えた場合(ステップS
706のYes判定)にも、ステップS711に進んで
警報を停止し、次いでステップS712に進んで停車ブ
レーキを解除して処理を終了する。
【0115】実施の形態11.図15は、本発明の実施
の形態11による停車ブレーキ装置の動作を表すフロー
チャートである。以下、この実施の形態11の動作を図
15のフローチャートに従って説明する。
【0116】先ず、ステップS801において、トラン
スミッションのギヤ位置が前進位置か否かを判定する。
ここで、ギヤ位置が前進位置の場合には何もせずに処理
を終了する。また、ギヤ位置が前進位置でない場合に
は、ステップS802に進む。
【0117】ステップS802では、トランスミッショ
ンのギヤ位置が後退位置か否かを判定する。ここで、ギ
ヤ位置が後退位置の場合には、ステップS804に進ん
で停車ブレーキの作動を禁止して処理を終了する。ま
た、ギヤ位置が後退位置でない場合には、パーキング位
置またはニュートラル位置であると判断してステップS
803に進む。
【0118】そして、ステップS803では、アクセル
またはブレーキを踏むことによる停車ブレーキの解除を
禁止して処理を終了する。
【0119】なお、図15の動作は前記図2のフローチ
ャートの停車ブレーキの作動/解除判定より優先的に実
行される。すなわち、図15の動作は、図2のステップ
S104の前に行われる。
【0120】実施の形態12.図16は、本発明の実施
の形態12による停車ブレーキ装置の動作を表すフロー
チャートである。以下、この実施の形態12の動作を図
16のフローチャートに従って説明する。
【0121】先ず、ステップS901において右前輪の
車輪速度FRを検出する。次に、ステップS902にお
いて左前輪の車輪速度FLを検出し、続いて、ステップ
S903において右後輪の車輪速度RRを検出し、ステ
ップS904において左後輪の車輪速度RLを検出す
る。
【0122】そして、ステップS905に進んで、前記
4つの車輪速度FR、FL、RR、RLを平均化した車
速VSP=(FR+FL+RR+RL)/4を求める。
【0123】次にステップS906に進み、4つの車輪
速度を平均化した車速VSPが零か否かを判定する。こ
こで、VSP=0の場合には、ステップS907に進ん
で停車と判定する。また、VSP≠0の場合には、ステ
ップS908に進んで非停車と判定する。以上が停車検
出手段4の動作である。
【0124】なお、停車判定をより確実なものとするた
めに、VSP=0が所定時間継続したときに、停車と判
定するようにしてもよい。
【0125】実施の形態13.図17は、本発明の実施
の形態13による停車ブレーキ装置の動作を表すフロー
チャートである。以下、この実施の形態13の動作を図
17のフローチャートに従って説明する。
【0126】先ず、ステップS1001において、停車
ブレーキが作動中か否かを判定する。ここで、停車ブレ
ーキが作動中でない場合には、ステップS1009に進
んでドア警報を停止し、ステップS1010に進んで着
座警報を停止して処理を終了する。
【0127】また、ステップS1001において停車ブ
レーキが作動中の場合には、ステップS1002に進ん
でドアの開閉状態を判定する。ここでドア開の場合に
は、ステップS1003に進んでドア警報を発生し、ド
ア閉の場合には、ステップS1007に進んでドア警報
を停止する。
【0128】次にステップS1004に進み、運転者の
着座状態を検出する。ここで、運転者が正しく着座して
いないと判定すると、ステップS1005に進んで着座
警報を発生し、ステップS1006に進んで停車ブレー
キを解除して処理を終了する。また、ステップS100
4において運転者が正しく着座していると判定した場合
には、ステップS1008に進んで着座警報を停止して
処理を終了する。
【0129】なお、図3に示す着座検出手段26として
は、運転席座面に埋め込まれた圧力センサによって運転
者が座っているか否かを検出したり、シートベルトの作
動状態を検出することが利用できる。
【0130】実施の形態14.図18は本発明の実施の
形態14による停車ブレーキ装置の動作を説明するフロ
−チャートである。以下、この実施の形態14の動作を
図18のフローチャートに従って説明する。
【0131】先ず、ステップS1101において、図3
に示した告知手段14による音声発生の許可/禁止を決
めるスイッチの状態を判定する。ここで、運転者が告知
手段14のスイッチを作動禁止にしていれば、何もせず
に処理を終了する。すなわち、停車ブレーキの作動/解
除に拘わらず、音または音声は発生しなくなる。
【0132】また、ステップS1101において、告知
手段14のスイッチが作動可となっている場合には、ス
テップS1102に進む。
【0133】ステップS1102では、今、停車ブレー
キが解除状態から作動状態へと変化したところか否かを
判定する。ここでは、停車ブレーキが解除状態から作動
状態へと変化したと判定された場合にのみステップS1
103に進み、停車ブレーキの作動を示す音または音声
を発する。
【0134】次に、ステップS1104に進んで、今、
停車ブレーキが作動状態から解除状態へと変化したとこ
ろか否かを判定する。ここでは、停車ブレーキが作動状
態から解除状態へと変化したと判定された場合にのみス
テップS1105に進み、停車ブレーキの解除を示す音
または音声を発して処理を終了する。
【0135】実施の形態15.図19(a)〜(d)
は、車両が停車しているときに運転者が踏んだブレーキ
力の大きさに応じて段階的に点灯する告知手段14の動
作を表しており、図示例では、告知手段14は6つのラ
ンプで構成されている。
【0136】車両が停車しているときに、運転者がブレ
ーキペダルを踏んでいない場合には、図19の(a)の
ように、6つのランプは全て消灯している。
【0137】この状態で、運転者がブレーキペダルを踏
むと、そのブレーキ力の大きさに応じて、ランプ1から
順番に点灯していく。
【0138】例えば、停車ブレーキの作動に必要なブレ
ーキ力の10%の力で踏んだときにはランプ1のみ点灯
し、30%の力で踏んだときはランプ1〜2が点灯し、
50%の力で踏んだときは、図19の(b)のように、
ランプ1〜3が点灯し、70%の力で踏んだときはラン
プ1〜4が点灯し、90%の力で踏んだときは、図19
の(c)のように、ランプ1〜5が点灯する。
【0139】そして、運転者が踏んだブレーキ力が停車
ブレーキの作動に必要なブレーキ力に達すると、図19
の(d)のように、ランプ1〜6の全てが点灯し、停車
ブレーキの作動を運転者に伝える。
【0140】実施の形態16.図20の(a)及び
(b)は、従来のバルブ駆動手段9A(実際にバルブを
制御するトランジスタ27)、開閉バルブ8、ホイール
シリンダ6、マスタシリンダ7の関係を示している。
【0141】ここで、図20(a)は、停車ブレーキの
解除中の状態を表しており、この状態では、バルブ駆動
手段9Aのトランジスタ27がOFFのため開閉バルブ
8は開であり、ホイールシリンダ6とマスタシリンダ7
との間のブレーキ液路は連通している。また、図20
(b)は、停車ブレーキの作動中の状態を表しており、
この状態ではトランジスタ27がONのため開閉バルブ
8は閉となり、ホイールシリンダ6とマスタシリンダ7
との間のブレーキ液路は開閉バルブ8の位置で遮断され
ている。
【0142】次に、図21の(a)に従来のバルブ駆動
手段9Aの動作を示す。上述のような従来の構成では、
バルブ駆動手段9Aのトランジスタ27は開閉バルブ8
の接地側のみに接続されているため、例えば、図21の
(a)のA点で地絡故障が発生すると、開閉バルブ8が
通電(バルブ閉)されたまま制御不能となってしまう。
【0143】そこで、本発明では、図21の(b)のよ
うに、開閉バルブ8の接地側のトランジスタ27aに加
え、開閉バルブ8の電源側にもトランジスタ27bを接
続している。この結果、図のA点で地絡故障が発生して
も、トランジスタ27bをOFFにすれば開閉バルブ8
の閉制御を行うことができる。
【0144】また、図22に開閉バルブ8の構造を示
す。図22の(a)は、停車ブレーキ解除中(バルブ
開)の状態を示している。この状態では、ソレノイド2
8が非通電のため、リターンスプリング29の力によっ
てプランジャ30は左端に押圧され、開閉バルブ8はホ
イールシリンダ6とマスタシリンダ7とを連通(バルブ
開)させている。
【0145】次に、図22の(b)は、停車ブレーキ作
動中(バルブ閉)の状態を示している。この状態では、
ソレノイド28が通電され、リターンスプリング29の
力に打ち勝ってプランジャ30は右端に押圧され、開閉
バルブ8はホイールシリンダ6とマスタシリンダ7との
ブレーキ液路を遮断(バルブ閉)している。このような
構成にすると、プランジャ30の右移動に伴って、先
ず、マスタシリンダ7から開閉バルブ8内に入るブレー
キ液路7aが遮断され、次に、開閉バルブ8内のブレー
キ液はホイールシリンダ6側のブレーキ液路6aの容積
が小さくなる方向に押圧移動されて、プランジャ30の
更なる右移動によりホイールシリンダ6が加圧される。
【0146】次に、図23及び図24にバイパス回路3
1の構成及び動作を示す。図23に示すように、このバ
イパス回路31は、バルブ駆動手段9のトランジスタ2
7と開閉バルブ8とを結ぶ電路に挿入された電気抵抗3
3の両端間に並列に接続された、トランジスタ32とコ
ンデンサ34との直列回路により構成される。
【0147】開閉バルブ8の通電を開始する場合、先
ず、バルブ駆動手段9のトランジスタ27がONし、同
時にバイパス回路31が作動して所定時間tだけバイパ
ス回路31のトランジスタ32がONする。この結果、
開閉バルブ8の通電電流はトランジスタ32を通って流
れる。
【0148】そして、所定時間t経過後は、バイパス回
路31が停止してトランジスタ32がOFFする。この
結果、開閉バルブ8の通電電流は電気抵抗33を経由
し、トランジスタ27を通って流れるので、停車ブレー
キ作動中の開閉バルブ8の通電電流が減少し、温度上昇
を抑制できる。
【0149】以上の動作を図24のタイムチャートに従
って補足する。トランジスタ27のベース27Trbを
0Vから5Vにすると、トランジスタ27がONし、ト
ランジスタ27のコレクタ27Trcは12V(バッテ
リ電圧)から0Vになる。同時にバイパス回路31が作
動し、トランジスタ32のベース32Trbが0Vから
5Vになり、トランジスタ32がONし、トランジスタ
32のコレクタ32Trcは12Vから0Vになる。こ
の結果、開閉バルブ8の通電電流はトランジスタ32を
流れる。
【0150】そして、所定時間tが経過するとバイパス
回路31が停止し、トランジスタ32のベース32Tr
bが5Vから0Vに戻り、トランジスタ32がOFFす
る。このため、開閉バルブ8の通電電流は電気抵抗33
を経由してトランジスタ27を流れる。
【0151】以降、この経路で開閉バルブ8の電流が流
れるため、電気抵抗33によって通電電流が減少された
まま通電が継続する。
【0152】なお、エンジンの始動中のようにバッテリ
電圧が低下する場合では、通電電流が更に減少するの
で、閉成した開閉バルブ8の保持力が不足する可能性が
ある。そこで、バッテリ電圧を検出し、バッテリ電圧の
低下時にはバイパス回路31を作動させて通電電流を増
やし、開閉バルブ8の保持力を確保する。
【0153】
【発明の効果】この発明による停車ブレーキ装置は、停
車したときに運転者がブレーキペダルを踏んで発生した
ブレーキ力が予め決められた所定のブレーキ力以上とな
れば直ちに停車ブレーキが作動するとともに、常に必要
十分な停車ブレーキ力が得られ、非常に実用的で使いや
すい停車ブレーキ装置を提供することができる。
【0154】また、請求項1に係る停車ブレーキ装置
は、車両の停車状態を検出する停車検出手段と、アクセ
ルペダルの操作量を検出するアクセル検出手段と、ブレ
ーキペダルの操作量、または、ブレーキペダルの操作量
に応じて変化するブレーキ力を検出するブレーキ検出手
段と、マスタシリンダとホイールシリンダとの間のブレ
ーキ液路に設けられた開閉バルブと、前記停車検出手
段、前記アクセル検出手段及び前記ブレーキ検出手段の
出力に基づいて停車ブレーキの作動を制御すると共に、
前記開閉バルブの開閉動作を制御する制御ユニットとを
備え、前記制御ユニットは、車両が停車状態且つアクセ
ルペダル解放且つブレーキペダルを踏んで発生したブレ
ーキ力が予め決められた所定のブレーキ力以上であると
きに停車ブレーキの作動を許可し、また、アクセルペダ
ルが踏まれたときに停車ブレーキの作動を禁止する作動
判定手段と、作動判定手段が停車ブレーキの作動を許可
したときに開閉バルブを閉成し、また、作動判定手段が
停車ブレーキの作動を禁止したときに開閉バルブを開成
するバルブ駆動手段とを備えるので、従来のように停車
ブレーキが作動するまで所定時間待つという煩わしさが
解消される。
【0155】請求項2に係る停車ブレーキ装置は、車両
の前後の傾きを直接または間接的に検出する勾配検出手
段を設け、停車ブレーキの作動条件の1つである予め決
められた所定のブレーキ力の値を、道路勾配に応じて変
更するようにしたので、道路勾配が変化しても停車に必
要なブレーキ力を運転者に確実に踏ませた状態で停車ブ
レーキを作動させることができる。
【0156】請求項3に係る停車ブレーキ装置は、エン
ジンの暖機状態を直接または間接的に検出する暖機検出
手段を設け、停車ブレーキの作動条件の1つである予め
決められた所定のブレーキ力の値を、エンジンの暖機状
態に応じて変更するようにしたので、エンジンの暖機状
態が変化しても停車に必要なブレーキ力を運転者に確実
に踏ませた状態で停車ブレーキを作動させることができ
る。
【0157】請求項4に係る停車ブレーキ装置は、停車
ブレーキの作動条件の1つである予め決められた所定の
ブレーキ力の値を、道路勾配やエンジンの暖機状態に依
存せずに停車を維持できる大きな値に設定したので、勾
配検出手段や暖機検出手段が無くとも常に停車に必要な
ブレーキ力を運転者に確実に踏ませた状態で停車ブレー
キを作動させることができる。
【0158】請求項5に係る停車ブレーキ装置は、停車
ブレーキの作動条件の1つである予め決められた所定の
ブレーキ力の値を調整可能な設定値調整スイッチを設け
たので、例えば、停車ブレーキの作動中にも拘わらず車
両の移動が検出された場合には、外部から設定値を大き
めに調整することでこのような状況の再発を防止するこ
とができる。
【0159】請求項6に係る停車ブレーキ装置は、停車
ブレーキの制御状態を運転者に知らしめる告知手段を設
け、停車ブレーキが作動中にも拘わらず車両の移動が検
出された場合には、告知手段によって警報を発するよう
にしたので、このような状況を運転者へ即座に伝えて、
ブレーキペダルを踏むよう注意を促すことができる。
【0160】請求項7に係る停車ブレーキ装置は、停車
ブレーキが作動中にも拘わらず車両の移動が検出された
場合に発せられる警報が、少なくとも運転者のブレーキ
操作の介入によって解除されるようにしたので、このよ
うな状況を運転者が認識できた後は、耳障りな警報を停
止することができる。
【0161】請求項8に係る停車ブレーキ装置は、停車
ブレーキが作動中にも拘わらず車両の移動が検出された
場合には、停車ブレーキの作動条件の1つである予め決
められた所定のブレーキ力の値を大きめに変更する設定
値更新手段を備えたので、以降、自動的にこのような状
況の再発を防止することができる。
【0162】請求項9に係る停車ブレーキ装置は、運転
者が停車ブレーキを作動させた後に、一旦ブレーキペダ
ルを解放または略解放し、その後、再び所定のブレーキ
力までブレーキペダルを踏み込んだときに停車ブレーキ
を解除するようにしたので、ブレーキ操作によっても停
車ブレーキが解除でき、ブレーキ操作をしながら車両を
発進させたいときにアクセルペダルに踏みかえないで済
むため操作性が向上するとともに、ホイールシリンダと
マスタシリンダとの圧力差がない状態で停車ブレーキが
解除されてスムーズに運転者のブレーキへ切り替わるこ
とができる。
【0163】請求項10に係る停車ブレーキ装置は、開
閉バルブと並列に接続され、マスタシリンダ側からホイ
ールシリンダ側に向けてのみブレーキ液の流通が可能な
チェックバルブを設け、停車ブレーキを作動させた後
に、一旦ブレーキペダルを解放または略解放し、その
後、再びブレーキペダルを踏み込んだときに停車ブレー
キを解除するときの判定を、ブレーキペダルの再踏み込
みによってブレーキ液がチェックバルブを流通し、ホイ
ールシリンダ側のブレーキ力が上昇したときとしたの
で、ブレーキ操作によっても停車ブレーキが解除でき、
ブレーキ操作をしながら車両を発進させたいときにアク
セルペダルに踏みかえないで済むため操作性が向上する
とともに、ホイールシリンダとマスタシリンダとの圧力
差が全くない状態で停車ブレーキが解除され、スムーズ
に運転者のブレーキへ切り替わることができる。
【0164】請求項11に係る停車ブレーキ装置は、停
車ブレーキの作動中はブレーキペダルが解放されていて
もストップランプを点灯させるようにしたので、停車ブ
レーキによる停車中も車両が停止していることを後続車
に知らせることができる。
【0165】請求項12に係る停車ブレーキ装置は、ブ
レーキ検出手段がブレーキ力を検出しているにも拘わら
ずブレーキスイッチがオンしない場合には、ブレーキス
イッチの故障またはストップランプの電球切れと判定し
て運転者に警報を発する告知手段を備えたので、ブレー
キスイッチまたはストップランプの故障検出が可能とな
る。
【0166】請求項13に係る停車ブレーキ装置は、エ
ンジンが停止中か否かを検出する手段を設け、エンジン
が停止中のときには停車ブレーキ装置の実行を禁止する
ようにしたので、エンジン停止中に停車ブレーキが作動
し続けることに起因するバッテリ上がりを未然に防止す
ることができる。
【0167】請求項14に係る停車ブレーキ装置は、運
転者が停車ブレーキ装置の実行の許可/禁止を選択でき
るスイッチを設けたので、運転者の意志によって停車ブ
レーキ装置の使用を選択することができる。
【0168】請求項15に係る停車ブレーキ装置は、停
車ブレーキの作動中であっても強制的に停車ブレーキの
解除が可能なスイッチを設けたので、ペダル操作以外で
も容易に停車ブレーキを解除することができる。
【0169】請求項16に係る停車ブレーキ装置は、停
車ブレーキの作動が所定時間以上継続した場合には、運
転者にハンドブレーキの作動や停車ブレーキの解除を促
す警報を発する告知手段を備えたので、長時間の停車に
際しては運転者にハンドブレーキを作動するよう注意を
促すことができる。
【0170】請求項17に係る停車ブレーキ装置は、停
車ブレーキの作動が所定時間以上継続した場合には、制
御ユニットにより強制的に停車ブレーキを解除するとと
もに警報を発する告知手段を備えたので、運転者にブレ
ーキペダルを踏むかハンドブレーキを作動させるよう注
意を促せるとともに、開閉バルブの長期通電による加熱
を抑制することができる。
【0171】請求項18に係る停車ブレーキ装置は、ハ
ンドブレーキの作動状態を検出するハンドブレーキ検出
手段を設け、停車ブレーキが作動中且つハンドブレーキ
が作動中である状態が所定時間以上継続した場合には、
停車ブレーキを解除するようにしたので開閉バルブの長
期通電による加熱を抑制することができる。
【0172】請求項19に係る停車ブレーキ装置は、エ
ンジンが停止したか否かを検出する手段と、ハンドブレ
ーキの作動状態を検出するハンドブレーキ検出手段とを
設け、停車ブレーキが作動中且つハンドブレーキが非作
動であるときにエンジンが停止しても、制御ユニットに
より所定時間だけ停車ブレーキの作動を継続するととも
に警報を発する前記告知手段を備えたので、ハンドブレ
ーキを忘れたままエンジンを切っても、急に車両が転が
り出すことがないとともに、運転者にブレーキペダルを
踏むかハンドブレーキを作動させるよう注意を促すこと
ができる。
【0173】請求項20に係る停車ブレーキ装置は、停
車ブレーキが作動中且つハンドブレーキが非作動である
ときにエンジンが停止しても、所定時間だけ継続される
停車ブレーキの作動と警報は、少なくとも運転者がブレ
ーキペダルを踏むか、または、ハンドブレーキを作動さ
せることにより解除されるようにしたので、例えば、キ
ースイッチのオフによるエンジン停止時においても、特
別な操作無しで停車ブレーキ装置の作動と警報を終了さ
せることができる。
【0174】請求項21に係る停車ブレーキ装置は、ト
ランスミッションのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手
段を設け、停車ブレーキが作動中且つハンドブレーキが
非作動であるときにエンジンが停止しても、所定時間だ
け継続される停車ブレーキの作動と警報が、トランスミ
ッションがパーキング位置のときには作動しないように
したので、パーキング位置では不必要な停車ブレーキの
作動や耳障りとなる警報が発せられるのを回避するする
ことができる。
【0175】請求項22に係る停車ブレーキ装置は、ト
ランスミッションのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手
段を設け、トランスミッションがエンジンと非連結のと
きには、運転者がアクセルペダルまたはブレーキペダル
を踏んだときに実行される停車ブレーキの解除を禁止す
るようにしたので、ギヤ位置がニュートラルやパーキン
グのときには、アクセルペダルを踏んでも停車ブレーキ
が解除されることを防止できる。
【0176】請求項23に係る停車ブレーキ装置は、ト
ランスミッションのギヤ位置を検出するギヤ位置検出手
段を設け、トランスミッションが車両の後退位置に連結
されているときには、停車ブレーキが作動することを禁
止するようにしたので、例えば上り坂で車両が後退する
場合、運転者が意図しないのに停車ブレーキが作動した
り、停車ブレーキを解除するためにアクセルに踏み変え
たりするといった不要な操作を省略することができる。
【0177】請求項24に係る停車ブレーキ装置は、車
両の速度に応じて変化する信号を複数個検出した結果か
ら停車を判定する停車検出手段を備えたので、確実な車
両の停車状態が検出できるとともに、1つの車速信号が
故障しても、走行中に停車ブレーキが誤作動することを
防止できる。
【0178】請求項25に係る停車ブレーキ装置は、運
転者の正しい着座を検出する着座検出手段を設け、運転
者の正しい着座が認められない場合には、制御ユニット
により停車ブレーキの作動を禁止するとともに警報を発
する告知手段を備えたので、停車ブレーキが作動したま
ま運転者が運転席を離れたり、運転者が正しく運転席に
着座していないときに誤って停車ブレーキが作動した
り、解除されることを抑制できる。
【0179】請求項26に係る停車ブレーキ装置は、少
なくとも運転席のドアの開閉状態を検出するドア検出手
段を設け、停車ブレーキが作動中にドアが開けられた場
合には、警報を発する告知手段を備えたので、停車ブレ
ーキ作動中に運転者が車外へ出ることを抑制できる。
【0180】請求項27に係る停車ブレーキ装置は、告
知手段が少なくとも音または音声によって告知する手段
を含むものであり、且つ、その音または音声の発生の許
可/禁止を運転者が選択できる作動/禁止スイッチを設
けたので、停車ブレーキ作動と解除が頻繁に繰り返され
る場合には、告知手段の作動/禁止スイッチを禁止状態
に設定しておけば、運転者にとって耳障りとなる音また
は音声の発生を停止させることができる。
【0181】請求項28に係る停車ブレーキ装置は、告
知手段が少なくともランプまたは絵若しくは文字によっ
て告知する手段を含むものであり、停車ブレーキの作動
に必要な所定ブレーキ力と停車中に運転者がブレーキペ
ダルを踏むことによって発生されたブレーキ力との大小
関係を運転者に表示する表示手段を備えるので、停車ブ
レーキの作動に必要なブレーキ力を運転者に認識させる
とともに、停車ブレーキの作動をある程度運転者自身が
コントロールすることができる。
【0182】請求項29に係る停車ブレーキ装置は、開
閉バルブが制御信号の通電によって閉成され、制御信号
の非通電時には開状態であるように構成したので、走行
中、不要に電流を消費することがない。
【0183】請求項30に係る停車ブレーキ装置は、制
御信号の電源側と接地側の両方に前記開閉バルブを通電
するための電気接点を介在させたので、開閉バルブの接
地側の制御信号が地絡しても開閉バルブを開成すること
ができる。
【0184】請求項31に係る停車ブレーキ装置は、開
閉バルブが閉成される際、ホイールシリンダ側のブレー
キ液路の容積が小さくなる方向にプランジャが移動する
ように構成したので、開閉バルブが閉成されるときにホ
イールシリンダに対して加圧する機構となり、停車ブレ
ーキを作動させるために運転者が踏む必要があるブレー
キ力が小さくて済む。また、運転者が踏んだブレーキ力
を更に強めた停車ブレーキ力が得られる。
【0185】請求項32に係る停車ブレーキ装置は、前
記開閉バルブの通電初期にはバイパス回路によって通電
し、バルブが閉成した後は、前記バイパス回路による通
電を停止するとともに、前記バイパス回路と並列に配置
された電気抵抗を経由してバルブを通電する構成とした
ので、停車ブレーキ作動中の開閉バルブの温度上昇を抑
制することができる。
【0186】請求項33に係る停車ブレーキ装置は、開
閉バルブへ給電するバッテリの電圧の低下時は、前記バ
イパス回路による通電を維持し、前記バイパス回路と並
列に配置された電気抵抗を経由した開閉バルブへの通電
を禁止したので、エンジンの始動中のようにバッテリ電
圧が低下したときには、開閉バルブへ給電される保持電
流が低下することを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る停車ブレーキ装
置の構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る停車ブレーキ装
置の動作を示すフローチャートである。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る停車ブレーキ装
置の構成図である。
【図4】 道路勾配と停車に必要なブレーキ力の関係を
示すグラフである。
【図5】 エンジンの暖機状態と暖機補正によるエンジ
ントルクを相殺するブレーキ力の関係を示すグラフであ
る。
【図6】 (a)は本発明の設定値調整スイッチの一例
を示す図、(b)は本発明の設定値調整スイッチの別の
例を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る停車ブレーキ装
置の動作を示すフローチャートである。
【図8】 本発明の実施の形態4に係る停車ブレーキ装
置の動作を示すフローチャートである。
【図9】 本発明の実施の形態5に係るストップランプ
制御回路の一例を示す構成図である。
【図10】 本発明の実施の形態6に係るストップラン
プ制御回路の別の例を示す構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態7に係る停車ブレーキ
装置の動作を示すフローチャートである。
【図12】 本発明の実施の形態8に係る停車ブレーキ
装置の動作を示すフローチャートである。
【図13】 本発明の実施の形態9に係る停車ブレーキ
装置の動作を示すフローチャートである。
【図14】 本発明の実施の形態10に係る停車ブレー
キ装置の動作を示すフローチャートである。
【図15】 本発明の実施の形態11に係る停車ブレー
キ装置の動作を示すフローチャートである。
【図16】 本発明の実施の形態12に係る停車ブレー
キ装置の動作を示すフローチャートである。
【図17】 本発明の実施の形態13に係る停車ブレー
キ装置の動作を示すフローチャートである。
【図18】 本発明の実施の形態14に係る停車ブレー
キ装置の動作を示すフローチャートである。
【図19】 (a)乃至(d)は本発明の実施の形態1
5に係る告知手段の一例の動作を示す図である。
【図20】 (a)及び(b)は従来のバルブ駆動手段
と開閉バルブの一構成例を示す図で、それぞれ異なる作
動状態を表している。
【図21】 (a)は従来のバルブ駆動手段と開閉バル
ブの動作を説明する図であり、(b)は本発明の実施の
形態16に係るバルブ駆動手段と開閉バルブの動作を説
明する図である。
【図22】 (a)及び(b)は本発明の開閉バルブの
一例を示す断面図で、それぞれ異なる作動状態を表して
いる。
【図23】 本発明のバイパス回路の構成図である。
【図24】 本発明のバイパス回路の動作を示すタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 停車検出手段、2 アクセル検出手段、3 ブレー
キペダル、4 ブレーキ検出手段、5 作動判定手段、
6 ホイールシリンダ、7 マスタシリンダ、8 開閉
バルブ、9、9A バルブ駆動手段、10、10A 制
御ユニット、11 勾配検出手段、12 暖機検出手
段、13、13a、13b 設定値調整スイッチ、13
c スライドレバー、14 告知手段、15 設定値更
新手段、16 チェックバルブ、17 ブレーキスイッ
チ、18 ストップランプ、19リレー、20 リレー
制御線、21、22 検出線、23 エンスト判定手
段、24 ハンドブレーキ検出手段、25 ギヤ位置検
出手段、26 着座検出手段、27、27a、27b
トランジスタ、28 ソレノイド、29 リターンスプ
リング、30 プランジャ、31 バイパス回路、32
トランジスタ、33電気抵抗、34 コンデンサ。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の停車状態を検出する停車検出手段
    と、 アクセルペダルの操作量を検出するアクセル検出手段
    と、 ブレーキペダルの操作量、またはブレーキペダルの操作
    量に応じて変化するブレーキ力を検出するブレーキ検出
    手段と、 ホイールシリンダとマスタシリンダとの間のブレーキ液
    路に設けられた開閉バルブと、 前記停車検出手段、前記アクセル検出手段及び前記ブレ
    ーキ検出手段の出力に基づいて停車ブレーキの作動を制
    御すると共に、前記開閉バルブの開閉動作を制御する制
    御ユニットと、 を備え、 前記制御ユニットは、 車両が停車状態で、アクセルペダルの解放時、且つブレ
    ーキペダルを踏んで発生したブレーキ力が予め決められ
    た所定のブレーキ力以上であるときに、停車ブレーキの
    作動を許可し、またアクセルペダルが踏まれたときに停
    車ブレーキの作動を禁止する作動判定手段と、 前記作動判定手段が停車ブレーキの作動を許可したとき
    に前記開閉バルブを閉成し、また前記作動判定手段が停
    車ブレーキの作動を禁止したときに前記開閉バルブを開
    成するバルブ駆動手段と、 を備えることを特徴とする停車ブレーキ装置。
  2. 【請求項2】 車両の前後の傾きを直接または間接的に
    検出する勾配検出手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記勾配検出手段の出力を受け
    て、停車ブレーキの作動条件の1つである予め決められ
    た所定のブレーキ力の値を、道路勾配に応じて変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の停車ブレーキ装置。
  3. 【請求項3】 エンジンの暖機状態を直接または間接的
    に検出する暖機検出手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記暖機検出手段の出力を受け
    て、停車ブレーキの作動条件の1つである予め決められ
    た所定のブレーキ力の値を、エンジンの暖機状態に応じ
    て変更することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の停車ブレーキ装置。
  4. 【請求項4】 前記停車ブレーキの作動条件の1つであ
    る予め決められた所定のブレーキ力の値を、道路勾配や
    エンジンの暖機状態に依存せずに停車を維持できる大き
    な値に設定したことを特徴とする請求項1記載の停車ブ
    レーキ装置。
  5. 【請求項5】 前記停車ブレーキの作動条件の1つであ
    る予め決められた所定のブレーキ力の値を調整可能な設
    定値調整スイッチを更に備えることを特徴とする請求項
    1乃至請求項4の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  6. 【請求項6】 前記停車ブレーキの制御状態を運転者に
    知らしめる告知手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記停車ブレーキが作動中にも拘
    わらず車両の移動が検出された場合には、前記告知手段
    によって警報を発するようにしたことを特徴とする請求
    項1乃至請求項5の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  7. 【請求項7】 前記停車ブレーキが作動中にも拘わらず
    車両の移動が検出された場合に前記告知手段により発せ
    られる警報は、少なくとも運転者のブレーキ操作の介入
    によって解除されることを特徴とする請求項6記載の停
    車ブレーキ装置。
  8. 【請求項8】 前記制御ユニットは、前記停車ブレーキ
    が作動中にも拘わらず車両の移動が検出された場合に
    は、停車ブレーキの作動条件の1つである予め決められ
    た所定のブレーキ力の値を大きめに変更する設定値更新
    手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    7の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  9. 【請求項9】 前記制御ユニットは、前記停車ブレーキ
    が作動された後に、一旦ブレーキペダルが解放または略
    解放され、その後、再び前記所定のブレーキ力までブレ
    ーキペダルが踏み込まれたときに前記停車ブレーキを解
    除することを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか
    に記載の停車ブレーキ装置。
  10. 【請求項10】 前記開閉バルブと並列に接続され、前
    記マスタシリンダ側から前記ホイールシリンダ側に向け
    てのみブレーキ液の流通が可能なチェックバルブを更に
    備え、 前記制御ユニットは、前記ブレーキペダルの再踏み込み
    によってブレーキ液が前記チェックバルブを流通し、前
    記ホイールシリンダ側のブレーキ力が上昇したとき、前
    記停車ブレーキが作動された後に、一旦ブレーキペダル
    が解放または略解放され、その後、再びブレーキペダル
    が踏み込まれたと判定することを特徴とする請求項1乃
    至請求項8の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  11. 【請求項11】 前記制御ユニットは、前記停車ブレー
    キの作動中には、前記ブレーキペダルが解放されていて
    もストップランプを点灯させることを特徴とする請求項
    1乃至請求項10の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  12. 【請求項12】 前記ブレーキ検出手段がブレーキ力を
    検出しているにも拘わらずブレーキスイッチがオンしな
    い場合には、該ブレーキスイッチの故障またはストップ
    ランプの電球切れと判定して運転者に警報を発する告知
    手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項
    11の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  13. 【請求項13】 エンジンが停止中か否かを検出するエ
    ンジン検出手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記エンジン検出手段の出力を受
    けて、前記エンジンが停止中のときには停車ブレーキの
    実行を禁止することを特徴とする請求項1乃至請求項1
    2の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  14. 【請求項14】 運転者が停車ブレーキ装置の実行の許
    可/禁止を選択できるスイッチを更に備えることを特徴
    とする請求項1乃至請求項13の何れかに記載の停車ブ
    レーキ装置。
  15. 【請求項15】 前記停車ブレーキの作動中であっても
    強制的に該停車ブレーキの解除が可能なスイッチを更に
    備えることを特徴とする請求項1乃至請求項14の何れ
    かに記載の停車ブレーキ装置。
  16. 【請求項16】 前記停車ブレーキの作動が所定時間以
    上継続した場合には、運転者にハンドブレーキの作動や
    前記停車ブレーキの解除を促す警報を発する告知手段を
    更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項15の
    何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  17. 【請求項17】 前記停車ブレーキの作動が所定時間以
    上継続した場合には、強制的に該停車ブレーキを解除す
    るとともに警報を発する告知手段を更に備えることを特
    徴とする請求項1乃至請求項16の何れかに記載の停車
    ブレーキ装置。
  18. 【請求項18】 ハンドブレーキの作動状態を検出する
    ハンドブレーキ検出手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記停車ブレーキ及び前記ハンド
    ブレーキが共に作動中である状態が所定時間以上継続し
    た場合には、前記停車ブレーキを解除することを特徴と
    する請求項1乃至請求項17の何れかに記載の停車ブレ
    ーキ装置。
  19. 【請求項19】 エンジンが停止したか否かを検出する
    エンジン検出手段と、 ハンドブレーキの作動状態を検出するハンドブレーキ検
    出手段と、 警報を発する告知手段と、 を更に備え、 前記制御ユニットは、前記エンジン検出手段及び前記ハ
    ンドブレーキ検出手段の出力を受けて、前記停車ブレー
    キが作動中且つ前記ハンドブレーキが非作動であるとき
    に前記エンジンが停止しても、所定時間だけ前記停車ブ
    レーキの作動を継続させるとともに、前記告知手段を作
    動させて警報を発生させることを特徴とする請求項1乃
    至請求項18の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  20. 【請求項20】 前記停車ブレーキが作動中且つハンド
    ブレーキが非作動であるときにエンジンが停止しても、
    所定時間だけ継続される前記停車ブレーキの作動と警報
    は、少なくとも運転者がブレーキペダルを踏むか、また
    は、前記ハンドブレーキを作動させることにより解除さ
    れることを特徴とする請求項19記載の停車ブレーキ装
    置。
  21. 【請求項21】 トランスミッションのギヤ位置を検出
    するギヤ位置検出手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記ギヤ位置検出手段の出力を受
    けて、前記停車ブレーキが作動中且つハンドブレーキが
    非作動であるときにエンジンが停止しても、所定時間だ
    け継続される前記停車ブレーキの作動と前記警報装置の
    警報を、前記トランスミッションがパーキング位置のと
    きには作動させないことを特徴とする請求項19乃至請
    求項20の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  22. 【請求項22】 トランスミッションのギヤ位置を検出
    するギヤ位置検出手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記ギヤ位置検出手段の出力を受
    けて、前記トランスミッションがエンジンと非連結のと
    きには、運転者がアクセルペダルまたはブレーキペダル
    を踏んだときに実行される前記停車ブレーキの解除を禁
    止することを特徴とする請求項1乃至請求項21の何れ
    かに記載の停車ブレーキ装置。
  23. 【請求項23】 トランスミッションのギヤ位置を検出
    するギヤ位置検出手段を更に備え、 前記制御ユニットは、前記ギヤ位置検出手段の出力を受
    けて、前記トランスミッションのギヤ位置が車両の後退
    位置にあるときには、前記停車ブレーキが作動すること
    を禁止することを特徴とする請求項1乃至請求項22の
    何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  24. 【請求項24】 前記停車検出手段は、車両の速度に応
    じて変化する信号を複数個検出した結果から停車を判定
    することを特徴とする請求項1乃至請求項23の何れか
    に記載の停車ブレーキ装置。
  25. 【請求項25】 運転者の正しい着座を検出する着座検
    出手段と、 警報を発する告知手段と、 を更に備え、 前記制御ユニットは、前記着座検出手段の出力を受け
    て、前記運転者の正しい着座が認められない場合には前
    記停車ブレーキの作動を禁止するとともに、前記告知手
    段を作動させて警報を発生させることを特徴とする請求
    項1乃至請求項24の何れかに記載の停車ブレーキ装
    置。
  26. 【請求項26】 少なくとも運転席のドアの開閉状態を
    検出するドア検出手段と、 前記停車ブレーキが作動中且つ前記ドアが開けられた場
    合には、警報を発する告知手段と、 を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項25
    の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  27. 【請求項27】 前記告知手段は少なくとも音または音
    声によって告知する手段を含むものであり、 また、前記告知手段の音または音声の発生の許可/禁止
    を運転者が選択できるスイッチを更に備えることを特徴
    とする請求項1乃至請求項26の何れかに記載の停車ブ
    レーキ装置。
  28. 【請求項28】 前記告知手段は少なくともランプまた
    は絵若しくは文字によって告知する手段を含むものであ
    り、 前記停車ブレーキの作動に必要な所定ブレーキ力と停車
    中に運転者がブレーキペダルを踏むことによって発生さ
    れたブレーキ力との大小関係を運転者に表示する表示手
    段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項2
    7の何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  29. 【請求項29】 前記開閉バルブは、制御信号の通電に
    よって閉成され、制御信号の非通電時には開状態である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項28の何れかに記
    載の停車ブレーキ装置。
  30. 【請求項30】 前記制御信号の電源側と接地側の両方
    に、前記開閉バルブを通電するための電気接点を介在さ
    せることを特徴とする請求項1乃至請求項29の何れか
    に記載の停車ブレーキ装置。
  31. 【請求項31】 前記開閉バルブは、それが閉成される
    際、前記ホイールシリンダ側のブレーキ液路の容積が小
    さくなる方向に移動するプランジャを有すること特徴と
    する請求項1乃至請求項30の何れかに記載の停車ブレ
    ーキ装置。
  32. 【請求項32】 前記開閉バルブと前記バルブ駆動手段
    との間の電路に挿入された電気抵抗に並列に接続された
    バイパス回路を更に備え、 前記開閉バルブの通電初期には前記バイパス回路を介し
    て通電し、前記開閉バルブが閉成した後は、前記バイパ
    ス回路による通電を停止するとともに、前記バイパス回
    路と並列に配置された前記電気抵抗を経由して前記開閉
    バルブに通電するようにしたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項31に何れかに記載の停車ブレーキ装置。
  33. 【請求項33】 前記開閉バルブへ給電するバッテリの
    電圧の低下時には、前記バイパス回路による前記開閉バ
    ルブへの通電を維持し、前記バイパス回路と並列に配置
    された前記電気抵抗を経由した前記開閉バルブへの通電
    を禁止することを特徴とする請求項32記載の停車ブレ
    ーキ装置。
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