JPH1132148A - 電子黒板 - Google Patents

電子黒板

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Publication number
JPH1132148A
JPH1132148A JP9201028A JP20102897A JPH1132148A JP H1132148 A JPH1132148 A JP H1132148A JP 9201028 A JP9201028 A JP 9201028A JP 20102897 A JP20102897 A JP 20102897A JP H1132148 A JPH1132148 A JP H1132148A
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JP
Japan
Prior art keywords
background
sheet
front sheet
moving
control device
Prior art date
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Pending
Application number
JP9201028A
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English (en)
Inventor
Michiaki Nishinosono
道昭 西ノ園
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物理的な図面シートによって書込み用板面の
背景を切替え、特定の用途を含む多彩な用途への使用を
実現した電子黒板の提供。 【解決手段】 連動切替が指定された場合には板面操作
指示(右移動か左移動か)を得てT2に移行し(T
1)、記憶部に格納されている板面管理情報をサーチし
て板面操作指示で指定された背景面の位置を得て(T
2)、上記T2で得た板面管理情報上の指定された背景
の位置から背景シートの移動量を計算する(T3)。次
に、前面シート2を左方または右方に移動させて板面1
枚分を切替え(T4)、板面管理情報の現前面シート番
号を新たな板面の番号で更新し(T5)、上記T3で得
た計算結果(背景シート1の移動量)を移動量指示信号
に変換して(T6)、背景シートを移動させ、指定され
た1枚分の背景面を黒板正面位置(前面シート2の背
部)に移動させ(T7)、現背景シート番号を更新する
(T8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子黒板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子黒板の書込板面の例として、
無地または図形や文字等の書かれた固定板面の上に書込
むものや、特開平3−76694号公報に開示の「黒
板」のように電気的に文字や図形を表示する表示板の前
面に文字や図形の書込用透明板を配したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】黒板の板面を無地(白
地)にしておけば、書込むものに制約がなく自由に書込
を行なえるという利点があるが、反面、一定のレイアウ
トや決まり切った事柄などの定型的な表示についてもそ
の都度最初から全て書かねばならず、そのための書込時
間を要する他、書き手によって書込む文字や図形の大き
さやレイアウトにばらつきが生じるので資料としての統
一性に欠けるという不具合があった。
【0004】また、スケジュール表示板のように、予め
板面に定型的な文字或いは図形情報を固定的に表示して
おき、そのうえに個別的(或いは可変的)情報を書込む
ようにしたものは、その板面の用途を限定することとな
り、電子黒板のように数枚の書込用板面しか持っていな
いものでは板面の用途を限定してしまい、会議の場合な
どのように多彩なテーマや内容を書込むような使用に応
えることができないという不具合があった。
【0005】上述の不具合を解決する手段として、前述
の特開平3−76694号公報に開示の「黒板」のよう
に電気的に文字や図形を表示する表示板の前面に文字や
図形の書込用透明板を配したものがあるが、このような
装置は高価であるという点のほか、電気的な光線が人の
目に与える影響は医学的見地からは好ましくなく、ま
た、コントラストがはっきりしない板面を注視せざるを
得ず心理的に好ましくないという問題点があった。本発
明は、上記の事実からなされたもので、物理的な図面シ
ートによって書込み用板面の背景を切替えることによ
り、特定な用途への使用ができるとともに、会議等多彩
な用途への使用も可能な電子黒板の提供を目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の電子黒板は、無地、または予め文字或いは
図形を描いた背景面からなる背景シートと該背景シート
の前面に配置され透明或いは半透明の材料からなる板面
からなる前面シートと、背景シートおよび前面シートの
いずれか一方または両方を同時に移動させる移動手段
と、移動手段に背景シートおよび前面シートの移動を制
御する制御信号を与える制御装置と、を備えたことを特
徴とする。上記電子黒板において、制御装置が、背景シ
ートとシートをそれぞれ別々に非連動で切替え、若しく
は移動するための制御信号を移動手段に与えるよう構成
してもよい。
【0007】また、上記電子黒板において、制御装置
が、1回の操作で上記背景シートと前面シートを連動さ
せて同時に切替え、若しくは移動するための制御信号を
移動手段に与えるように構成してもよい。また、前面シ
ートの板面と論理的に結合された背景面の切替え順序を
登録した順序登録手段を有し、板面の切替え時に前面シ
ートの板面が指定されると、制御装置が背景シートを移
動させて順序登録手段に登録された背景面情報を検索し
対応の背景面情報を得て、対応の背景面を切替えられた
板面の背後に位置付けるための制御信号を移動手段に与
えるように構成してもよく、また、背景シートには同じ
背景の背景面が複数個任意の位置に配置され、更に、前
面シートの一つの板面と特定の背景の種類を対応させて
登録した対応付登録手段を有し、板面の切替え時に前面
シートの板面が指定されると、制御装置が対応付登録手
段を検索し、対応の背景面の種類を得て、最も移動距離
の少ない背景面に背景シートを移動させるための制御信
号を移動手段に与えるように構成してもよい。
【0008】また、上記電子黒板において、前面シート
の板面上に書かれた文字或いは図形および前面シートの
板面上に書かれた文字或いは図形、および/または背景
シートの背景面に描かれた背景の読取が可能な読取部を
備え、制御装置が、前面シートの板面上に書かれた文字
或いは図形のみを読取るか、或いは前面シートの板面上
に書かれた文字或いは図形および背景シートの背景面に
描かれた背景を重畳させて同時に読取るかを選択的に制
御する制御信号を上記読取部に与えるように構成しても
よい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の電子黒板の要部の
構成を示す概略上面図であり、電子黒板10は、背景シ
ート1と、前面シート2を有している。また、記号3は
制御装置を、5は読取部を、7,7′は背景シート駆動
部を、8,8′は前面シート駆動部を示す。
【0010】背景シート1は、合成樹脂製、紙製、金
属、或いは紙の上に合成樹脂膜等が形成された巻取可能
な長尺のシート或いは薄板からなる。そして、白地或い
は、予め、各々所定位置に図形や文字が描かれた複数の
背景面が連続して描かれており、各背景面は、前面シー
ト2の板面の大きさとほぼ同一の大きさとなっている。
そして、両側の背景シート駆動部7,7′の軸に巻かれ
ているが、背景シート駆動部7と背景シート駆動部7′
の巻方向は互に逆方向であり、背景シート1を右にも左
にも巻き取りを自在にするとともに、背景シート1に皺
が生じないように引張っている。
【0011】図4は背景シート1の一実施例を示す図で
あり、背景シート駆動部7に固定する部分の長さよりや
や長く設けられた余白20があり、図示しないが、背景
シート駆動部7′側にも同様の余白が設けられている。
各背景面21〜26は、21が白地、22がグリッドが
描かれたグリット面(大)、23が第1の定型(会議
用)フォーマット、24がグリット面(小)、25白
地、26が第2の定型(日程表)フォーマットとなって
いる。ここで、白地21のほかに白地25が設けられて
いるのは、使用頻度の高い白地について、背景シート1
を移動させて白地を出現させる時間を早くするためであ
り、使用頻度に応じて背景面を適当な位置に配置するこ
とによりその背景面を迅速に出現させることができる。
また、図4では説明上6面の背景面を示したが、実施上
はこれより多い背景面でも少ない背景面でも自由に設け
ることができる。
【0012】前面シート2は、合成樹脂製の透明或いは
半透明の、板または巻取可能な長尺のシート或いは薄板
からなっており、背景シート1の前面に位置してユーザ
によって消去可能なインクを含むフェルトペン等によっ
て手書き文字或いは図形が書込まれる。前面シート2が
一枚の透明或いは半透明の板の場合には、背景シート1
のみが左右に移動され、ユーザは所望の背景に重ねて書
込を行なう。また、前面シート2が巻取可能な長尺シー
ト或いは薄板からなっている場合には、駆動部8,8′
により前面シート2も左右に移動することができる。し
たがって、ユーザは背景シート1を左右に移動して所望
の背景に重ねて書込を行なったあと、書込の終った前面
シートを移動して書込まれていない前面シートに次の書
込を行なったり、先に書込まれた前面シートの参照や見
直し等や、消込なしに連続操作を行なうことができる。
また、後述するように前面シート2に書込んだ手書き文
字或いは図形或いは、所望の背景と手書き文字或いは図
形の合成像を読取るように構成できる。
【0013】なお、背景シート1の前に前面シート2を
直接配置してもよいが、背景シート1と前面シート2の
間に透明な板(例えば、アクリル板)を配して、背景シ
ート1の保護、前面シート2の補強および背景シート1
と前面シート2の間に生じる摩擦を回避するよう構成し
てもよい。また、図1では背景シート1と前面シート2
を同方向で平行に配設しているが、背景シート1と前面
シート2を直交方向に配設し平行となるようにしてもよ
い。 更に、背景シート1および/または前面シート2
シートは巻取方式に限られず、例えば、蛇腹方式や分割
回転方式とすることもできる。
【0014】図2は本発明の電子黒板の一実施例の構成
を示す正面外観図であり、背景シート1と、それよりや
や大きい透明シートからなる前面シート2と、前面に設
けられた操作部4と、読取部5と、出力部6およびこれ
らを支持する脚部9が示されている。
【0015】なお、操作部4はこの例では図示するよう
に背景シート選択キー41、登録キー42、連動切替ボ
タン43、重ね読み切替ボタン44、板面切替キー4
5、スタートキー46、リセットキー47および前面シ
ート番号表示部48を有している。背景シート選択キー
41の各ボタンには、図4の白地、グリッド面、定型、
等の背景面を示す文字又は記号が記載され、選択を容易
にしている。
【0016】図3は本発明の電子黒板の構成を示すブロ
ック図であり、電子黒板10は電子黒板10全体の動作
を制御する制御装置3と、制御装置3に対しユーザの指
示結果を伝達する操作部4と、読取部5と、手書き文字
・図形或いは背景と文字・図形の合成像を印刷出力する
図形出力部6と、背景シート1を前後に動かす背景シー
ト駆動部7,7′と、前面シート2を前後に動かす前面
シート駆動部8,8′とを有している。
【0017】また、制御装置3は、CPUおよびROM
を有するMPU(マイクロプロセッサー)からなる演算
処理部31と、シート位置記憶部32および画像形成部
33を含むRAM(メモリー)から構成されている。
【0018】操作部4は背景シート1および/または前
面シート2の板面切替え指示や、読取り指示およびその
他の指示を行なう。前述の例(図1)で、背景シート選
択キー41は背景シート1の背景面を選択するためのボ
タンキーであり、ユーザが背景シート選択キー41を押
して所望の背景シート番号を選ぶと指示信号が演算処理
部31に送られ、演算処理部31から背景シート駆動部
7(および/或いは7′)に駆動指示信号が送られる。
背景シート駆動部7(および/或いは7′)は図示しな
いモータを駆動して所望の1枚分の背景面を黒板正面位
置(前面シート2の板面の背部)に移動させる。
【0019】登録キー42は背景シート選択キー41と
の操作の組合せで背景面の切替え順序の変更を可能とす
るキーであり、ユーザが登録キー41の操作により背景
シートを押すと登録情報が制御装置3のシート位置記憶
部32に格納される(図5〜図8に登録情報の例を示
す)。
【0020】連動切替ボタン43は前面シート2と背景
シート1の同時切替えの有無をセットするボタンであ
り、連動切替ボタン43をオフにして板面切替キー45
を押すと指示信号が演算処理部31に送られ、演算処理
部31から背景シート駆動部7(および/或いは7′)
に駆動指示信号が送られる。背景シート駆動部7(およ
び/或いは7′)は図示しないモータを駆動して、背景
シート1を切替える(図9)。
【0021】また、連動切替ボタン43をオンにして板
面切替キー45を押すと指示信号が演算処理部31に送
られ、演算処理部31から前面シート駆動部8(および
/或いは8′)および背景シート駆動部7(および/或
いは7′)に駆動指示信号が送られる。前面シート駆動
部8(および/或いは8′)および背景シート駆動部7
(および/或いは7′)は図示しないモータを駆動し
て、前面シート2と背景シート1を同時に切替える(図
10)。
【0022】重ね読み切替ボタン44はスタートキー4
6が押された場合に、前面シート2に書かれた情報(文
字、図形等)を読取るか、背景シート1に描かれている
背景(例えば、罫線等)と合成して前面シート2に書か
れた情報(文字、図形等)を読取るかの選択を行なうボ
タンである。
【0023】板面切替キー45は、シート1を左右(或
いは上下)に移動させて板面(または背景)を切替える
ためのキーであり、前述したように、連動切替ボタン4
3がオンの場合には前面シート2と背景シート1を切替
え対象とし、連動切替ボタン43がオフの場合には前面
シート2だけを切替え対象とする。
【0024】スタートキー46は、シート1或いは2の
移動と前面シート2上の画像情報の読み込みの開始ボタ
ンであり、スタートキー46が押されると、演算処理部
31はシート1或いは2の移動と前面シート2上の右傾
情報の画像形成部32への取込み制御のほか、図形出力
部6に図形読取部5により画像形成部32に取込まれた
図形の印刷出力を指示する。
【0025】読取部5は、前面シート2上に書かれた文
字や図形、或いは背景シート1上の文字や図形と前面シ
ート前面シート2上に書かれた文字や図形を重畳した像
を読取って画像形成部32に取込む。読取部5の機構と
して、本実施形態では移動する板面上の文字情報や図形
情報等を固定位置で読取るように構成しているが、これ
に限られることなく、読取機構が板面上を自走して板面
上の文字情報や図形情報等を読取るように構成してもよ
い。
【0026】図5は、シート位置記憶部32に格納され
ている板面管理情報の一例であり、板面管理情報50は
現在黒板の板面として表示されている現前面シート番号
51と現背景シート番号52、および予め登録された背
景シート全容テーブル53からなっており、背景シート
全容テーブル53は前面シート2の切替え先の背景をシ
ーケンシャルに決定する場合に用いられる(図10、図
11(a))。なお、説明上、図5で、「白」は白地の
背景を、「グ大」は大きなサイズのグリッドが描かれた
背景を、「グ小」は小さなサイズのグリッドが描かれた
背景を、「定1」は第1の定型(会議用)フォーマット
の描かれた背景を、「定2」は第2の定型(日程)フォ
ーマットの描かれた背景を意味する(以下、図6〜図8
で同じ)。
【0027】図6は、シート位置記憶部32に格納され
ている板面管理情報の他の例であり、板面管理情報6
0,60′は登録キー42の操作により登録された背景
シート切替え順序登録テーブルからなっている。図で
(a)は切替える背景を背景シート番号で対応づけた例
であり、(b)は切替える背景を背景シートの種類で対
応づけた例である(図10、図11(b))。
【0028】図7は、シート位置記憶部32に格納され
ている板面管理情報の他の例であり、板面管理情報70
は前面シート2と背景を1対1で対応づけた対応テーブ
ルからなっており、対応する背景を背景シート番号で対
応づけた例である(図10、図11(c))。
【0029】図8は、シート位置記憶部32に格納され
ている板面管理情報の他の例であり、板面管理情報80
は前面シート2と背景を1対1で対応づけた対応テーブ
ルからなっており、対応する背景を背景シートの種類で
対応づけた例である(図10、図11(d))。
【0030】図9は、背景シート選択キー41の操作で
背景シート1だけを切替える場合の演算処理部の動作を
示すフローチャートであり、これにより、前面シート2
の板面の書込済みの文字・図形はそのままにして下地と
なる背景図を無地にしたり変更したりすることができ
る。
【0031】図9で、背景シート選択キー41が押され
たか否かを調べ、押された場合にはS2に移行し、押さ
れない場合には処理を終了する(S1)。
【0032】板面管理情報50の背景シート全容テーブ
ル53をサーチしてテーブル53上の指定された背景の
位置を得る(S2)。
【0033】上記S2で得たテーブル53上の指定され
た背景の位置から背景シート1の移動量を計算し、計算
結果から移動量を制御する制御信号を生成して背景シー
ト駆動部7(7′)に与える(S3)。
【0034】背景シート駆動部7(7′)はモータを駆
動して背景シート1を右方(或いは左方)に移動させ、
指定された1枚分の背景面を黒板正面位置(前面シート
2の背部)に移動させる(S4)。
【0035】板面管理情報50の現背景シート番号52
を指定された背景面の番号で更新する(S5)。
【0036】図10は、背景シート1と前面シート2を
連動させて切替える場合の制御装置の動作を示すフロー
チャートであり、これにより、1回の操作で背景シート
1と前面シート2を連動させて切替えることができるの
で、背景シート1と前面シート2を移動するための別々
(2度)の操作を必要とせず、1度の操作で板面の切替
えができる。
【0037】また、図11は図10のステップT2の板
面管理情報に基づく背景面の位置決定処理の詳細フロー
チャートであり、位置決定処理に用いる板面管理情報の
種類に応じて(a)〜(d)のフローチャートを適用す
る。すなわち、位置決定処理に用いる板面管理情報が背
景シート全容テーブル53の場合には図11(a)を、
背景シート切替え順序登録テーブル60(或いは6
0′)の場合は図11(b)を、対応テーブル70の場
合は図11(c)を、対応テーブル80の場合は図11
(d)を適用する。
【0038】図10で、連動切替ボタン43が押されて
か否かを調べ、押された場合には板面操作キー45の操
作結果(右移動か左移動か)を得てT2に移行し、押さ
れていない場合には処理を終了する(T1)。
【0039】板面操作キー45の操作結果(右移動か左
移動か)に基づいて、シート位置記憶部31に格納され
ている板面管理情報(背景シート全容テーブル53、背
景シート切替え順序登録テーブル60(或いは6
0′)、対応テーブル70または対応テーブル80のい
ずれか)をサーチして板面操作キー45で指定された背
景面の位置を得る(T2)。なお、この処理の詳細は図
11のフローチャートの説明で述べる。
【0040】上記T2で得た板面管理情報上の指定され
た背景の位置から背景シート1の移動量を計算する(T
3)。
【0041】指示信号を前面シート駆動部8(8′)に
与え、前面シート駆動部8(8′)にモータを駆動させ
ることにより、前面シート2を左方または右方に移動さ
せて、板面1枚分を切替える(T4)。
【0042】板面管理情報の現前面シート番号を新たな
板面の番号で更新する(T5)。
【0043】上記T3で得た計算結果(背景シート1の
移動量)を基に移動量を制御する制御信号を生成して背
景シート駆動部7(7′)に与える(T6)。
【0044】背景シート駆動部7(7′)はモータを駆
動して背景シート1を右方(或いは左方)に移動させ、
指定された1枚分の背景面を黒板正面位置(前面シート
2の背部)に移動させる(T7)。
【0045】板面管理情報の現背景シート番号を指定さ
れた背景面の番号で更新する(T8)。
【0046】図11(a)は背景シート1を所望の背景
面にシーケンシャルに切替える場合の処理の詳細を示す
フローチャートであり、図5に示したような背景シート
全容テーブル53をサーチし(T2−1−1)、前面シ
ート2の左右どちらかの切替えに応じて背景面の位置を
決定する(T2−1−2)。
【0047】図11(b)は背景シート1の切替を、切
替え順序登録方式によって行なう場合の処理の詳細を示
すフローチャートであり、図6に示したような背景シー
ト切替え順序登録テーブル60(或いは60′)をサー
チし(T2−2−1)、前面シート2の左右どちらかの
切替えに応じて現テーブル位置から1つ右または左にあ
る背景面を背景として背景面の位置を決定し(T2−2
−2)、現テーブル位置を1つ更新(右なら1を加算、
左なら1を減算)する(T2−2−3)。なお、背景シ
ート切替え順序登録テーブル60′を用いる場合には、
上記T2−2−1で、現背景シート位置から一番近い位
置にある背景シート種の種類を背景シート切替え順序登
録テーブル60′をサーチして決定するようにする。背
景シート切替え順序登録テーブル60(或いは60′)
により、前面シート2がどれかに無関係に論理的に背景
面の順序を構築できるので、一つの下地を多用したり、
不要な背景面をなくした構成とすることができる。
【0048】図11(c)は背景シート1の切替を前面
シート番号と背景シート番号の対応づけによって行なう
場合の処理の詳細を示すフローチャートであり、図7に
示したような対応テーブル70の前面シート番号をサー
チし(T2−3−1)、切替え後の前面シート番号に対
応する背景面番号を得て背景面の位置を決定する(T2
−3−2)。これにより、一度背景面を変えても、前面
シート2の板面に対応した背景面に再び戻すことができ
る。
【0049】図11(d)は背景シート1の切替を前面
シート番号と背景面の種類の対応づけによって行なう場
合の処理の詳細を示すフローチャートであり、図8に示
したような対応テーブル80の前面シート番号をサーチ
し(T2−4−1)、切替え後の前面シート番号に対応
する背景面の種類を求め(T2−4−2)、現背景シー
ト位置から一番近い位置にある背景面の種類と同じ背景
面の位置を決定する(T2−4−3)。これにより、よ
く用いられる種類の背景面を分散配置しておき背景面を
切替える際に最短の移動量で目的の背景面に切替えるこ
とができる。
【0050】図12は、前面シート2の板面読取り時の
処理フローチャートである。重ね読み切替ボタン44の
オン/オフを調べ、オンの場合にはU3に移行し、オフ
の場合にはU2に移行する(U1)。
【0051】前面シート2だけを次位置方向に移動させ
ながら、読取部5に前面シート2上の文字や図形を読取
らせ、板面1枚分の読取りが終了した場合にはU4に移
行する(U2)。
【0052】背景シート1と前面シート2を同時に次位
置方向に移動させながら、読取部5に背景シート1上の
文字や図形と前面シート2上の文字や図形を重ね読みさ
せる(U3)。
【0053】現前面シート番号と現背景シート番号を更
新する(U4)。
【0054】連動切替ボタン43がオン/オフを調べ、
オンの場合にはU6に移行しオフの場合には処理を終了
する(U5)。
【0055】図10のT2と同様の背景面位置決定処理
を行ない、板面切替えキー45の右キー操作時に決定さ
れる背景面の位置を求める(U6)。
【0056】現背景面から上記U6で決定された背景面
へ切替えるための移動量を算出する(U7)。
【0057】上記U7で算出された移動量を基に制御信
号を生成して背景シート駆動部7(7′)に与え、モー
タを駆動させて上記U6で決定された背景面が前面シー
ト2の正面板面の背部に位置するまで背景シート1を移
動させ、現背景シート番号を更新する(U8)。
【0058】上記のように、前面シート2の板面読取り
時に背景面の同時読取りの可否を選択し、同時読取りが
選択された場合には、前面シート2の板面に書かれた文
字・図形と背景面に描かれた文字・図形を同時に読み込
むように構成することにより、書込情報の利用範囲を拡
大すると共に、書込時の負担を軽減させることができ
る。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電子黒板
は、電気的な原理で光線を発するように構成されていな
いのでが人の目に与える医学的影響を考慮する必要がな
く、また、板面のコントラストがはっきりしているので
心理的にも好ましい。
【0060】また、物理的なシートに描かれた背景を切
替えるよう構成したことにより、特定な用途への使用お
よび会議等多彩な用途への使用の両者を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子黒板の要部の構成を示す上面概略
図である。
【図2】本発明の電子黒板の一実施例の構成を示す正面
外観図である。
【図3】本発明の電子黒板の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】背景シートの一実施例を示す図である。
【図5】シート位置記憶部に格納されている板面管理情
報の一例を示す図である。
【図6】シート位置記憶部に格納されている板面管理情
報の他の例を示す図である。
【図7】シート位置記憶部に格納されている板面管理情
報の他の例を示す図である。
【図8】シート位置記憶部に格納されている板面管理情
報の他の例を示す図である。
【図9】背景シートだけを切替える場合の制御装置の動
作を示すフローチャートである。
【図10】背景シートと前面シートを連動させて切替え
る場合の制御装置の動作を示すフローチャートである。
【図11】板面管理情報に基づく背景面位置決定処理の
詳細フローチャートである。
【図12】前面シートの板面読取り時の処理フローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 背景シート 2 前面シート 3 制御装置 5 読取部 7,7′ 背景シート駆動部(移動手段) 8,8′ 前面シート駆動部(移動手段) 10 電子黒板 60,60′ 順序登録テーブル(順序登録手段) 70,80 対応テーブル(対応付登録手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無地、または予め文字或いは図形を描い
    た背景面からなる背景シートと、該背景シートの前面に
    配置され透明或いは半透明の材料で板面からなる前面シ
    ートと、上記背景シートおよび前面シートのいずれか一
    方または両方を同時に移動させる移動手段と、上記移動
    手段に上記背景シートおよび前面シートの移動を制御す
    る制御信号を与える制御装置と、を備えたことを特徴と
    する電子黒板。
  2. 【請求項2】 上記制御装置が、上記背景シートと前面
    シートをそれぞれ別々に非連動で切替え、若しくは移動
    するための制御信号を上記移動手段に与えることを特徴
    とする請求項1記載の電子黒板。
  3. 【請求項3】 上記制御装置が、1回の操作で上記背景
    シートと前面シートを連動させて同時に切替え、若しく
    は移動するための制御信号を上記移動手段に与えること
    を特徴とする請求項1記載の電子黒板。
  4. 【請求項4】 上記制御装置が、背景シートの登録順を
    記憶した順序登録手段を有し、上記背景シートが前面シ
    ートとは関係なく登録された順に切り替わることを特徴
    とする請求項1又は2記載の電子黒板。
  5. 【請求項5】 上記順序登録手段が、更に、前面シート
    の板面と論理的に結合された背景面の切替え順序データ
    を有し、板面の切替え時に前面シートの板面が指定され
    ると、上記制御装置が上記背景シートを移動させて上記
    順序登録手段に登録された背景面情報を検索し対応の背
    景面情報を得て、対応の背景面を上記切替えられた板面
    の背後に位置付けるための制御信号を上記移動手段に与
    えることを特徴とする請求項3記載の電子黒板。
  6. 【請求項6】 上記背景シートには同じ背景の背景面が
    複数個任意の位置に配置され、更に、前面シートの一つ
    の板面と特定の背景の種類を対応させて登録した対応付
    登録手段を有し、板面の切替え時に前面シートの板面が
    指定されると、上記制御装置が上記対応付登録手段を検
    索し、対応の背景面の種類を得て、最も移動距離の少な
    い背景面に上記背景シートを移動させるための制御信号
    を上記移動手段に与えることを特徴とする請求項3記載
    の電子黒板。
  7. 【請求項7】 更に、前面シートの板面上に書かれた文
    字或いは図形および前面シートの板面上に書かれた文字
    或いは図形、および/または背景シートの背景面に描か
    れた背景の読取が可能な読取部を備え、上記制御装置
    が、前面シートの板面上に書かれた文字或いは図形のみ
    を読取るか、或いは前面シートの板面上に書かれた文字
    或いは図形および背景シートの背景面に描かれた背景を
    重畳させて同時に読取るかを選択的に制御する制御信号
    を上記読取部に与えることを特徴とする請求項1から6
    のいずれかに記載の電子黒板。
JP9201028A 1997-07-11 1997-07-11 電子黒板 Pending JPH1132148A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007096792A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Toppan Printing Co Ltd ホワイトボード
JP2008221743A (ja) * 2007-03-15 2008-09-25 Toshiba Tec Corp 電子黒板
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