JPH0145647B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、プログラマブルコントローラ用プロ
グラミング装置に関する。

従来、この種のプログラミング装置として、例
えば第１図に示すようなものがある。

このプログラミング装置は、プログラムに必要
な各種のシンボルキー、テンキー、フアングシヨ
ンキー等を備えたキー操作部１及びこのキー操作
部１のキー操作で入力されるデータに応じて形成
される回路図等で表示するCRT表示部２を備え
ている。

このCRT表示部２の表示画面２ａは、例えば
80桁×24行の文字等を表示でき、第２図に示すよ
うに22行分の回路図表示エリア３と２行分のメツ
セージ表示エリア４とで構成されており、その回
路図表示エリア３の１回路表示エリア３ａは、第
３図に示すように入出力情報表示エリア５と回路
記号表示エリア６とで構成される。

しかしながら、このようなプログラミング装置
は、表示部にCRTを使用しているため、重量が
大きくなつて大型になり、持ち運びが不便である
と共に、コストも高くなるという不都合があつ
た。

本発明は上記の欠点を解消するためになされた
ものであり、表示部を液晶表示器で構成すると共
に、回路図を拡大表示できるようにすることによ
り、操作性を損うことなく携帯性を有し、コスト
も安価なプログラミング装置を提供することを目
的とする。

以下、本発明の実施例を添付図面の第４図以降
を参照して説明する。

第４図は、本発明を実施したプログラミング装
置の外観を示す平面図である。

同図において、このプログラミング装置は、プ
ログラムに必要な各種のシンボルキー、テンキ
ー、フアンクシヨンキー等の通常のキー群１１Ａ
及び拡大表示を指定する拡大表示指定キー１１Ｂ
を備えたキー操作部１１及び液晶表示器で構成し
た例えば16桁×13行の文字等を表示する表示画面
１２ａを有する液晶表示部１２を備えている。

第５図は、このプログラミング装置の制御部の
一例を示すブロツク図である。

同図において、主制御部１３は、入力部１１の
通常のキー群１１Ａの各キー操作で入力されるデ
ータに基づいて、記憶部１４の指定アドレスにデ
ータを格納したり、その格納されたデータを読出
す等の制御をすると共に、拡大指定キー１１Ｂが
操作される毎に標準表示制御部１５及び拡大表示
制御部１６を交互に選択して制御する。

その標準表示制御部１５は、記憶部１４からの
データを、表示パターンデータに変換して、予め
定めた標準表示モード時の表示アドレスに従つて
液晶表示部１２に表示する。

また、拡大表示制御部１６は、記憶部１４から
のデータを、表示パターンデータに変換して、予
め定めた拡大表示モード時の表示アドレスに従つ
て液晶表示部１２に表示する。

次に、このプログラミング装置における標準表
示モード及び拡大表示モードの表示アドレスにつ
いて説明する。

まず、標準表示モードにおいては、液晶表示部
１２の表示画面１２ａを、第６図に示すように、
メツセージを表示する表示エリア２１と、例えば
最大11接点×コイル×11行の回路記号を表示可能
な回路記号を表示する表示エリア２２と、ステツ
プ番号を表示する表示エリア２３と、表示エリア
２２に表示している回路図の先頭行の出力情報を
表示する表示エリア２４と、表示先頭行のマスタ
コントロール情報を表示する表示エリア２５と、
カーソルCEが位置する回路記号の情報を表示す
る表示エリア２６と、カーソルCE位置の左隣位
置の回路記号の情報を表示する表示エリア２７と
に予め区分してある。

このように標準表示モードでは、回路図を回路
記号を主にして表示し、回路の前後関係の把握を
容易にして各回路記号の入出力情報については、
カーソルCEで指定された位置の回路記号の入力
情報等の特定の情報のみを表示する。

次に、拡大表示モードにおいては、液晶表示部
１２の表示画面１２ａ第７図に示すように、第６
図の表示エリア２２をカーソルCEで指定された
行及びその次の行の回路記号を表示する表示エリ
ア２８，２８と、この各表示エリア２８，２８に
表示される回路記号の各入出力情報を表示する表
示エリア２９，２９とに分割している。なお、そ
の他の表示エリアは標準表示モードにおけると同
様である。

このように、拡大表示モードでは、カーソル
CEで指定した行及び次の行の回路記号とその入
出力情報を表示する。

次に、このように構成したこのプログラミング
装置の作用について説明する。

まず、オペレータは各回路の前後関係を見たい
ときは、拡大指定キー１１Ｂを操作することによ
つて、液晶表示部１２の表示画面１２ａに例えば
第６図に示すように回路図が表示される。

このとき、各回路の入出力情報は同時にすべて
表示されないが、所要の回路記号にカーソルCE
を移動することによつて、その指定の回路記号の
入出力情報が表示エリア２６に表示されるので確
認できる。

そして、この第６図の状態から例えば表示エリ
ア２２の最初の行及び次の行の各回路の入出力情
報を見たい場合には、カーソルCEを最初の行に
合わせ、拡大指定キー１１ａを操作して拡大表示
モードを指定することによつて、液晶表示部１２
の表示画面１２ａに第７図に示すように拡大され
た回路図が表示される。

このように、このプログラミング装置は、表示
部が液晶表示器で構成してあるので、小型なると
共に、回路図を拡大して表示できるので、表示部
にCRT表示装置を使用した場合と同様の操作性
を得ることができる。

以上説明したように、本発明によればプログラ
ミング装置の表示部を小型軽量な液晶表示部で構
成するとともに、回路図中、拡大表示部を指定す
るのみで、より詳細な入出力情報が拡大回路図と
ともに表示されることになるので、小型ながら画
像表示容量が大きい大形画面を装備したプログラ
ミング装置と同様な画像表示効果を果たすととも
に、表示部に液晶表示装置を採用したことによ
り、装置全体がより軽量で携帯性に優れ、かつ安
価になるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のプログラミング装置の一例を示
す外観斜視図、第２図は第１図のCRT表示部の
表示画面を示す平面図、第３図は第２図の要部拡
大図、第４図は本発明を実施したプログラミング
装置の一例を示す外観平面図、第５図は同じくそ
の制御部の一例を示すプロツク図、第６図は同じ
くその標準表示モードの表示例を示す図、第７図
は同じくその拡大表示モードの表示例を示す図で
ある。 １１……キー操作部、１１Ｂ……拡大指定キ
ー、１２……液晶表示部、１３……主制御部、１
５……標準表示モード、１６……拡大表示制御
部。なお、図中、同一符号は同一又は相当部を示
す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 回路図を表示する表示部を備えたプログラマ
   ブルコトンローラ用プログラミング装置におい
   て、前記表示部を液晶表示器で構成すると共に、
   拡大表示を指定する拡大表示指定手段と、該拡大
   表示指定手段で回路図の所定部分が拡大表示指定
   されたとき、表示部に回路図の所定部分を拡大表
   示すると共に、拡大表示部分に関する詳細情報を
   表示する拡大表示制御手段とを設けたことを特徴
   とするプログラミング装置。