JP2640135B2 - 多項目情報入力装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜本発明の産業上の利用分野＞ 本発明は、複数ページ分記憶された項目情報のなかか
らキー操作によって選択した項目情報を他の装置へ入力
するための多項目情報入力装置に関する。

＜従来技術＞（第８図） 従来より、多項目情報入力装置として、多数の透明な
入力キーの下面側に液晶などによる表示装置を設けて、
ページ指定によって表示装置を切替える方式が提案され
ている。

第８図は、この方式の多項目情報入力装置を示すもの
（特開昭61−217819）である。図中、１は多項目情報入
力装置の筐体であって、筐体１の上面には、複数の透明
入力キーを配設したキーボード２が設けられている。

キーボード２は上段に配置されたページ選択キー群３
と項目入力キー４群とからなり、ページ選択キー群３の
いずれかを選択して押下げると、キーボート２下面側に
対向配置された液晶表示装置（図示せず）の表示が切替
わり、選択されたページの項目名が項目入力キー群４の
それぞれに対応して表示されることになる。

＜発明が解決しようとする課題＞ しかしながら、このような従来の多項目情報入力装置
では、ページ数を多くしようとするとページ選択キー群
３の占有面積が増えるため、装置が大型化し、大型化を
避けるに項目入力キーの数を減らさねばならないという
問題があった。

本発明はこの課題を解決した多項目情報入力装置を提
供することを目的としている。

＜課題を解決するための手段＞ 前記課題を解決するために本発明の多項目情報入力装
置は、 複数の入力キーと、 この複数の入力キーに対応した表示が可能な表示装置
と、 複数の項目情報がページ単位で記憶された項目情報記
憶手段と、 項目情報記憶手段に記憶された項目情報のうち、指定
された１ページ分の項目情報名を複数の入力キーに対応
づけて表示装置に表示させる項目表示手段と、 項目表示手段によって項目名の表示された１ページ分
の項目情報のうち、操作された入力キーに対応する項目
情報を出力させる項目情報出力手段と、 ページ選択キーを呼出すための呼出しキーと、 表示装置に表示された項目名の少なくとも一部を、呼
出しキーの操作によって複数のページ選択キーの表示に
切換えるページ選択キー表示手段と、 ページ選択キーとして表示された複数の入力キーの選
択操作により項目情報記憶手段に対するページ指定をお
こなうページ切換手段とを備えている。

＜作用＞ したがって、呼出しキーを操作すると、それまで表示
装置に表示されていた項目名の一部が複数のページ選択
キーに切換わり、このページ選択キーの操作により任意
のページの項目名が各入力キーに対応して表示される。

＜本発明の実施例＞（第１〜５図） 以下、図面に基づいて本発明の一実施例を説明する。

第２図は本発明の一実施例の外観を示す図、第３図は
その内部を側面から見た図を示しており、10は筐体、11
は複数の透明な入力キー12からなるキーパネルであり、
押された入力キーの位置に対応する位置コードを出力す
る。

キーパネル11の下面側には液晶表示装置13が設けられ
ている。

第１図は、キーパネル11の操作により、対応する項目
情報を出力するための機能ブロックを示す図である。

第１図において、21はキーパネル11に対して複数ペー
ジ分の項目情報をページ単位で予め記憶している項目情
報記憶手段である。

22は項目情報記憶手段21に記憶された項目情報のう
ち、指定されたページの項目情報を表示コードに変換し
て予め決められた順に各入力キー12に対応させて液晶表
示装置13に表示させる項目表示手段である（ただし左上
の入力キーには項目情報名は表示されない）。

なお、キーパネル左上の入力キー12には、呼出しキー
表示手段27により「呼出し」あるいは「メニュー」が表
示され、この左上の入力キー12を呼出しキーに設定して
いる。

23は、呼出しキーを除く入力キー12のうち、押された
入力キー12（位置コード）に対応表示された項目情報を
項目情報記憶手段21から読み出して出力する項目情報出
力手段である。

24は、呼出しキー表示された入力キー12からの位置コ
ードを受け、例えば第４図に示すように、キーパネル11
の左側の１列分の表示（呼出しキー表示も含む）をペー
ジ選択キー表示手段である。

このページ選択キー表示手段は、表示するページ情報
をページ切換手段25に送出して、入力キーの位置コード
とこのページ情報とに基づいて項目情報記憶手段に対す
るページ信号を出力させる。

25は、ページ選択用に表示された入力キーのうち、押
された入力キーの位置コードとページ選択キー表示手段
24からのページ情報に対応するページ信号を項目情報記
憶手段21に送ってページ指定を行ない、それ以前に表示
されていた項目情報名を指定されたページの項目情報名
の表示に切換えさせるページ切換え手段である。

なお、上記の構成はマイクロコンピュータによって実
現されており、その処理手順を第５図に従って説明する
と、始めに、項目情報記憶手段にページ単位で記憶され
た項目情報のうち初期ページ目（例えば第１ページ目）
の項目情報が液晶表示装置13に表示される（ステップ
１）。

次に、表示された項目情報に対応する入力キーの操作
が検知され、いずれかの入力キーが操作されるとその位
置コードに対応する項目情報（初期ページ内）が出力さ
れる（ステップ２、３）。

項目情報の入力操作がないとき、あるいは入力操作が
終了したとき、呼出しキーの操作が検知され、呼出しキ
ーが押されると、第４図に示したように項目情報表示の
一部がページ選択用の表示に切換えられる（ステップ
５、６）。

このページ選択キーが表示されている状態では、表示
切換え前に同一位置に表示されていた項目情報の入力は
禁止されており、この入力キーの位置コードはページ切
換え手段25にのみ受け付けられる。また、表示の変わら
ない他の入力キーからの位置コードは項目情報出力手段
23で受け付けられ、対応する項目情報の出力は可能とな
る。

ここで、ページ選択キーとして表示された入力キーの
うち任意のページが選択されると、この入力キーの位置
コードに対応するページ信号が項目情報記憶手段21に出
力され、指定されたページの項目情報が各入力キーに対
応して決められた位置にそれぞれ表示され、ページ切換
えが完了する（ステップ６、７）。

またこのページ切換えと同時に左上の入力キーには呼
出しキーの表示がなされ、初期状態に戻る。

なお、第４図の左下に表示された２つのキーは、ペー
ジ選択用の表示（１〜８）を他のページ（９ページ以
後）に順次あるいは一度に切換えるためのキーである。
また、第２図および第４図では項目情報の表示を省略し
て空白で示している。

＜本発明の他の実施例＞（第６、７図） なお、前記実施例では、ページ選択キーの表示として
ページ数を表示するようにしていたが、そのページの分
類名を第６図のように直接表示するようにしてもよい。

また、前記実施例では、入力キーとして透明な入力キ
ーからなるフラットなキーパネル11を液晶表示装置13の
上面に対向配置するようにしていたが、第７図に示すよ
うにストロークのある入力キー30、30、……が液晶表示
装置31を挿通するように構成された多項目情報入力装置
や、入力キーの表面にそれぞれ小さな液晶表示装置を取
付けた構造の多項目情報入力装置についても本発明は同
様に適用することができる。

また、前記実施例では、呼出しキーとしてキーパネル
11内の入力キーを流用していたが、このキーパネル11と
別個に呼出しキーを設けるようにしてもよい。

また、前記実施例では１つのページ選択キー表示を２
つの入力キーに割当てていたが、これは本発明を限定す
るものではなく、入力キー１つにページ選択キー１つを
割当てて表示するようにしてもよく、液晶表示装置の表
示面をキーパネルより大きく形成して、ページ選択キー
を表示するときは表示面の端まで使用して、項目キーと
の区別を明確にすることもできる。

＜本発明の効果＞ 本発明の多項目情報入力装置は、前記説明のように１
つの呼出しキーの操作によって、それまで項目情報を入
力するために使っていた入力キーの一部を必要に応じて
ページ選択キーとして使用できるようにしたのでページ
当りの項目情報数を減らすことなく多くのページ数を設
定することができ、装置の大型化を避けることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
一実施例の外観を示す斜視図、第３図は第２図の内部を
示す側断面図である。 第４図は表示切換えされたキーパネルを示す図、第５図
は一実施例の各処理手順を示すフローチャートである。 第６図は、本発明の他の実施例の表示例を示す図、第７
図は本発明の他の実施例の要部を示す斜視図である。 第８図は、従来装置の外観を示す斜視図である。 11……キーパネル、12……入力キー、13……液晶表示装
置、21……項目情報記憶手段、22……項目表示手段、23
……項目情報出力手段、24……ページ選択キー表示手
段、25……ページ切換え手段、27……呼出しキー表示手
段。

フロントページの続き (72)発明者 森本 立男 東京都港区芝５丁目33番１号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−223845（ＪＰ，Ａ) 特開 昭60−10319（ＪＰ，Ａ)

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】複数の入力キーと、 該複数の入力キーに対応した表示が可能な表示装置と、 複数の項目情報がページ単位で記憶された項目情報記憶
   手段と、 該項目情報記憶手段に記憶された項目情報のうち、指定
   された１ページ分の項目情報名を前記複数の入力キーに
   対応づけて前記表示装置に表示させる項目表示手段と、 前記項目表示手段によって項目名の表示された１ページ
   分の項目情報のうち、操作された入力キーに対応する項
   目情報を出力させる項目情報出力手段と、 ページ選択キーを呼出すための呼出しキーと、 前記表示装置に表示された項目名の少なくとも一部を、
   前記呼出しキーの操作によって複数のページ選択キーの
   表示に切換えるページ選択キー表示手段と、 前記ページ選択キーとして表示された複数の入力キーの
   選択操作により前記項目情報記憶手段に対するページ指
   定を行なうページ切換手段とを備えた多項目情報入力装
   置。