JP2912295B2 - 数値制御装置の画面切り換え方式 - Google Patents

数値制御装置の画面切り換え方式

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JP2912295B2 JP12559097A JP12559097A JP2912295B2 JP 2912295 B2 JP2912295 B2 JP 2912295B2 JP 12559097 A JP12559097 A JP 12559097A JP 12559097 A JP12559097 A JP 12559097A JP 2912295 B2 JP2912295 B2 JP 2912295B2
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和敏 松下
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は数値制御装置の画面
切り換え方式に関し、特に使用頻度の高い画面に容易に
切り換えて表示する数値制御装置の画面切り換え方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置で表示される画面は、一般
的に、この制御装置自体の有する機能が高度になればな
るほど多く、従来の数値制御装置の画面の構成を示す図
である図5を参照すると、従来の数値制御装置の画面の
構成は、複数の機能A〜機能Bに対応して系統A〜系統
Bをそれぞれ持ちこの系統A〜系統Bに画面A〜画面B
がそれぞれ対応している。そして、同一系統内は階層構
造となっており、階層の深い画面では、対応する機能の
例えばより細かな指定等ができるようになっている。ま
た、従来の数値制御装置のコンソールパネルを示す図6
を参照すると、従来の数値制御装置のコンソールパネル
23は、系統間の画面切り換え用に専用の画面切り換え
用ハードキー22を、また、系統内の階層間の画面切り
換え用と階層内の画面切り換え用とに任意に意味付けの
変えられる画面切り換え用ソフトキー21をそれぞれ有
している。そして、従来の数値制御装置の画面切り換え
方式は、使用頻度の高い画面と使用頻度の低い画面との
区別をしないで、画面切り換え用ハードキー22と画面
切り換え用ソフトキー21とを操作して画面の切り換え
をおこなうことにより所望する画面をCRTに表示する
ようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の数値制
御装置の画面切り換え方式は、使用頻度の高い画面と使
用頻度の低い画面との区別をしないで、画面切り換え用
ハードキーにより系統間の画面の切り換えをおこない、
画面切り換え用ソフトキーにより系統内の階層間の画面
の切り換えと階層内の画面の切り換えとをおこなうこと
により所望する画面をCRTに表示するようにしている
ため、使用頻度の高い画面が階層の深い部分にあるとき
には、この画面を表示させるたびに多くのキー操作が必
要になり、また、深い階層に画面を進めるためには画面
切り換え用ソフトキーの操作が多くなり、「画面を見て
キーを選択」という煩雑な動作が多くなるので、所望す
る使用頻度の高い画面をCRTに表示するのに時間が掛
かるという問題がある。
【0004】本発明の目的はこのような従来の欠点を除
去するため、使用頻度の高い画面が階層の深い部分にあ
るときにも、この画面を表示させるのに多くのキー操作
が必要でなく、この画面をCRTに表示するのに時間が
掛からない数値制御装置の画面切り換え方式を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の数値制御装置の
画面切り換え方式は、使用頻度の高い複数の画面を予め
それぞれ表示し、前記表示した画面の表示データを登録
することを示す登録操作を行うことにより前記表示した
それぞれの画面の表示データをそれぞれ登録し、この登
録した前記複数の表示データのうちの表示させたい画面
に対応する表示データを呼び出しこの呼び出した表示デ
ータに基づいて前記画面を表示するようにしている。
【0006】また、本発明の数値制御装置の画面切り換
え方式は、使用頻度の高い複数の画面を予めそれぞれ表
示し、前記表示した画面の表示データを登録することを
示す登録操作を行うことにより前記表示したそれぞれの
画面の表示データをそれぞれ登録し、この登録した前記
複数の表示データを順次呼び出しこの呼び出した表示デ
ータに基づいて前記画面を順次表示するようにしてい
る。
【0007】
【0008】また、本発明の数値制御装置の画面切り換
え方式は、画面を表示する表示部と、前記画面の表示デ
ータを登録するための登録キーが押されたとき登録信号
を出力し、登録された前記表示データを正順に呼び出す
正順呼び出しキーが押されたとき正順呼び出し信号を出
力するキーボードと、登録された複数の画面の表示デー
タを記憶する登録画面記憶テーブルと、前記キーボード
から前記登録信号を受けたときに前記表示部に表示して
いる画面の前記表示データを前記登録画面記憶テーブル
に登録し、前記キーボードから正順呼び出し信号を受け
たときに前記登録画面記憶テーブルに登録されている前
記表示データを正順に呼び出しこの呼び出した表示デー
タに基づいて前記画面を前記表示部に表示させる表示制
御部と、を備えて構成されている。
【0009】更に、本発明の数値制御装置の画面切り換
え方式は、画面を表示する表示部と、前記画面の表示デ
ータを登録するための登録キーが押されたとき登録信号
を出力し、登録された前記表示データを逆順に呼び出す
逆順呼び出しキーが押されたとき逆順呼び出し信号を出
力するキーボードと、登録された複数の画面の表示デー
タを記憶する登録画面記憶テーブルと、前記キーボード
から前記登録信号を受けたときに前記表示部に表示して
いる画面の前記表示データを前記登録画面記憶テーブル
に登録し、前記キーボードから逆順呼び出し信号を受け
たときに前記登録画面記憶テーブルに登録されている前
記表示データを逆順に呼び出しこの呼び出した表示デー
タに基づいて前記画面を前記表示部に表示させる表示制
御部と、を備えて構成されている。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の数値制御装置の画面切り
換え方式の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0012】図1に示す本実施の形態は、画面を表示す
る表示部3と、画面の表示データを登録するための登録
キー11が押されたとき登録信号を出力し、登録された
表示データを正順に呼び出す正順呼び出しキー12が押
されたとき正順呼び出し信号を出力し、登録された表示
データを逆順に呼び出す逆順呼び出しキー13が押され
たとき逆順呼び出し信号を出力するキーボード1と、登
録された複数の画面の表示データを記憶する登録画面記
憶テーブル4と、キーボード1から登録信号を受けたと
きに表示部に表示している画面の表示データを登録画面
記憶テーブル4に登録し、キーボード1から正順呼び出
し信号を受けたときに登録画面記憶テーブル4に登録さ
れている表示データを正順に呼び出しこの呼び出した表
示データに基づいて画面を表示部3に表示させ、キーボ
ード1から逆順呼び出し信号を受けたときに登録画面記
憶テーブル4に登録されている表示データを逆順に呼び
出しこの呼び出した表示データに基づいて画面を表示部
3に表示させる表示制御部2とにより構成されている。
【0013】なお、図1には、一番最後に登録した表示
データを記憶している登録画面記憶テーブル4内のエリ
アを指すポインタを示す登録ポインタ5と、登録画面記
憶テーブル4に登録した複数の表示データのうちから一
番最後に呼び出した表示データを記憶している登録画面
記憶テーブル4内のエリアを指すポインタを示す呼び出
しポインタ6とを併せて示している。
【0014】次に、本実施の形態の数値制御装置の画面
切り換え方式の動作を図2、図3及び図4を参照して詳
細に説明する。
【0015】図2は、表示データを登録する動作の一例
を示す流れ図である。
【0016】図3は、表示データを正順に呼び出す動作
の一例を示す流れ図である。
【0017】図4は、表示データを逆順に呼び出す動作
の一例を示す流れ図である。図1において、最初に、例
えば、使用頻度の高い画面の表示データを登録する動作
について説明する。
【0018】予め、表示部3に登録すべき使用頻度の高
い画面を表示させておく。そして、キーボード上の登録
キー11が押されると、キーボード1は、登録信号を出
力する。ここで、キーボード1上には、従来の技術の欄
で説明した図6のコンソールパネル上のキー以外に登録
キー11、正順呼び出しキー12及び逆順呼び出しキー
13を有している。表示制御部2は、この登録信号を受
けると、図2に示すように、登録ポインタ5をインクリ
メントして登録画面記憶テーブル4内の次に記憶のでき
るエリアを求め(S201)、登録ポインタ5が予め定
められた最大登録画面数(例えばn)を超えたエリアを
指したか否かを調べ(S202)、調べた結果が最大登
録画面数を超えたエリアを指したことを示す場合は、登
録画面記憶テーブル4の先頭のエリアを指すように登録
ポインタ5をリセットし(S203)、登録ポインタ5
が指す登録画面記憶テーブル4内のエリアに現在表示部
3に表示しているの画面の表示データを記憶してこの表
示データを登録画面記憶テーブル4に登録する(S20
4)。また、ステップS202で調べた結果が最大登録
画面数を超えたエリアを指したことを示さない場合は、
ステップS204へ続けて制御を続行する。以上の操作
を、使用頻度の高い予め登録しておきたい複数の画面に
ついておこなうことにより、これらの画面の表示データ
を登録画面記憶テーブル4に登録する。
【0019】次に、例えば、登録した画面の表示データ
を呼び出す動作について説明する。
【0020】キーボード1上の正順呼び出しキー12が
押されると、キーボード1は、正順呼び出し信号を出力
する。表示制御部2は、この正順呼び出し信号を受ける
と、図3に示すように、呼び出しポインタ6をインクリ
メントして登録画面記憶テーブル4内の今回表示する表
示データが記憶されているエリアを求め(S301)、
呼び出しポインタ6が予め定められた最大登録画面数
(例えばn)を超えたエリアを指したか否かを調べ(S
302)、調べた結果が最大登録画面数を超えたエリア
を指したことを示す場合は、登録画面記憶テーブル4の
先頭のエリアを指すように呼び出しポインタ6をリセッ
トし(S303)、呼び出しポインタ6が指す登録画面
記憶テーブル内のエリアに記憶されている表示データに
基づいて画面を表示部3に表示させる(S304)。ま
た、ステップS302で調べた結果が最大登録画面数を
超えたエリアを指したことを示さない場合は、ステップ
S304へ続けて制御を続行する。
【0021】また、キーボード1上の逆順呼び出しキー
13が押されると、キーボード1は、逆順呼び出し信号
を出力する。表示制御部2は、この逆順呼び出し信号を
受けると、図4に示すように、呼び出しポインタ6をデ
ィクリメントして登録画面記憶テーブル4内の今回表示
する表示データが記憶されているエリアを求め(S40
1)、呼び出しポインタ6が登録画面記憶テーブル4の
先頭のエリアよりも前のエリアを指したか否かを調べ
(S402)、調べた結果が登録画面記憶テーブル4の
先頭のエリアよりも前のエリアを指したことを示す場合
は、登録画面記憶テーブル4の予め定められた最大登録
画面数に対応するエリアを指すように呼び出しポインタ
をリセットし(S403)、呼び出しポインタ6が指す
登録画面記憶テーブル4内のエリアに記憶されている表
示データに基づいて画面を表示部3に表示させる(S4
04)。また、ステップS402で調べた結果が登録画
面記憶テーブル4の先頭のエリアよりも前のエリアを指
したことを示さない場合は、ステップS404へ続けて
制御を続行する。
【0022】尚、以上の説明では、従来の技術の欄で図
5と図6とを使用して説明した従来の数値制御装置の画
面切り換え方式の技術について述べなかったが、本実施
の形態には、予めこの従来の数値制御装置の画面切り換
え方式の技術を含んでいる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の数値制御
装置の画面切り換え方式によれば、使用頻度の高い複数
の画面の表示データを予め登録しておき、この登録した
複数の表示データのうちの表示させたい画面に対応する
表示データを呼び出しこの呼び出した表示データに基づ
いて画面を表示するようにしたので、使用頻度の高い画
面が階層の深い部分にあるときにも、この画面を表示さ
せるのに多くのキー操作が必要でなく、この画面を表示
するのに時間が掛からない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の数値制御装置の画面切り換え方式の一
つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】表示データを登録する動作の一例を示す流れ図
である。
【図3】表示データを正順に呼び出す動作の一例を示す
流れ図である。
【図4】表示データを逆順に呼び出す動作の一例を示す
流れ図である。
【図5】従来の数値制御装置の画面の構成を示す図であ
る。
【図6】従来の数値制御装置のコンソールパネルを示す
図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 表示制御部 3 表示部 4 登録画面記憶テーブル 5 登録ポインタ 6 呼び出しポインタ 11 登録キー 12 正順呼び出しキー 13 逆順呼び出しキー 21 画面切り換え用ソフトキー 22 画面切り換え用ハードキー 23 コンソールパネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 3/14 360 G05B 19/405 L G09G 5/00 530 (72)発明者 広野 守 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−120308(JP,A) 特開 平10−143232(JP,A) 特開 平5−297925(JP,A) 特開 昭62−205403(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G05B 19/409 G05B 19/4062 G05B 19/4065 G05B 23/02 G05B 23/02 301 G06F 3/14 360 G09G 5/00 530

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用頻度の高い複数の画面を予めそれぞ
    れ表示し、前記表示した画面の表示データを登録するこ
    とを示す登録操作を行うことにより前記表示したそれぞ
    れの画面の表示データをそれぞれ登録し、この登録した
    前記複数の表示データのうちの表示させたい画面に対応
    する表示データを呼び出しこの呼び出した表示データに
    基づいて前記画面を表示するようにしたことを特徴とす
    る数値制御装置の画面切り換え方式。
  2. 【請求項2】 使用頻度の高い複数の画面を予めそれぞ
    れ表示し、前記表示した画面の表示データを登録するこ
    とを示す登録操作を行うことにより前記表示したそれぞ
    れの画面の表示データをそれぞれ登録し、この登録した
    前記複数の表示データを順次呼び出しこの呼び出した表
    示データに基づいて前記画面を順次表示するようにした
    ことを特徴とする数値制御装置の画面切り換え方式。
  3. 【請求項3】 画面を表示する表示部と、 前記画面の表示データを登録するための登録キーが押さ
    れたとき登録信号を出力し、登録された前記表示データ
    を正順に呼び出す正順呼び出しキーが押されたとき正順
    呼び出し信号を出力するキーボードと、 登録された複数の画面の表示データを記憶する登録画面
    記憶テーブルと、 前記キーボードから前記登録信号を受けたときに前記表
    示部に表示している画面の前記表示データを前記登録画
    面記憶テーブルに登録し、前記キーボードから正順呼び
    出し信号を受けたときに前記登録画面記憶テーブルに登
    録されている前記表示データを正順に呼び出しこの呼び
    出した表示データに基づいて前記画面を前記表示部に表
    示させる表示制御部と、 を備えたことを特徴とする数値制御装置の画面切り換え
    方式。
  4. 【請求項4】 画面を表示する表示部と、 前記画面の表示データを登録するための登録キーが押さ
    れたとき登録信号を出力し、登録された前記表示データ
    を逆順に呼び出す逆順呼び出しキーが押されたとき逆順
    呼び出し信号を出力するキーボードと、 登録された複数の画面の表示データを記憶する登録画面
    記憶テーブルと、 前記キーボードから前記登録信号を受けたときに前記表
    示部に表示している画面の前記表示データを前記登録画
    面記憶テーブルに登録し、前記キーボードから逆順呼び
    出し信号を受けたときに前記登録画面記憶テーブルに登
    録されている前記表示データを逆順に呼び出しこの呼び
    出した表示データに基づいて前記画面を前記表示部に表
    示させる表示制御部と、 を備えたことを特徴とする請求項3記載の数値制御装置
    の画面切り換え方式。
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JP4702231B2 (ja) * 2006-09-05 2011-06-15 株式会社デンソー 操作システム
JP6151738B2 (ja) * 2015-04-16 2017-06-21 ファナック株式会社 履歴の加工プログラムを分類して表示する数値制御装置
WO2018158795A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 三菱電機株式会社 数値制御装置

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