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Abstract

【課題】視覚資料を含む資料を、授業でより効果的に使用できると共に、ICTを活用した授業で使用することができる教材を提供する。
【解決手段】教材を、写真、イラスト及び図表の少なくとも何れか一つを含む視覚資料に文字情報が付加された文字情報付き資料が複数収載された主教材と、文字情報付き資料から選ばれた中心資料の視覚資料と同一の部分を含む視覚資料が、文字情報が付されていない状態で表示された投影用資料20を有する付属資料2とを、具備する構成とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、教材に関するものであり、特にICTを活用した授業での使用に適した教材に関するものである。
小中高等学校等における各教科及びその各領域の授業では、教科書及び教科書を補助する副教材が使用されている。これら教科書及び副教材を含む教材には、写真、イラスト、図表など視覚に訴える資料が収載されており、これらの資料の説明文や、関連する事柄の説明等を含めた詳細な解説文が付されている。また、写真、イラスト、図表等の視覚資料の中にも、資料のタイトル、短い説明文、資料を読み取るヒント等の文字情報が書き込まれており、視覚資料が示している内容を、一見して理解し易いものとしている。このように視覚資料に付加された文字情報は、その資料の理解に役立つ反面、その資料を用いて学習させようとしている「答え」を、既に表示していると言うこともできる。そのため、教育の現場では、資料に示されている内容を、児童生徒自身に読み取らせたい、個々の児童生徒の独自の視点で資料の中から何かを発見させたい、という声があった。
一方、各教科の指導においてICT(情報コミュニケーション技術:Information and Communication Technology)を活用することが学習指導要領に盛り込まれたことにより、コンピュータ教室のみならず、普通教室で行う授業でも、積極的にICTを活用した指導を行うことが求められている。そのため、教育の現場では、授業において効果的にICTを活用できる教材が要請されている。
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、視覚資料を含む資料を、授業でより効果的に使用できると共に、ICTを活用した授業で使用することができる教材の提供を、課題とするものである。
上記の課題を解決するため、本発明にかかる教材は、「写真、イラスト及び図表の少なくとも何れか一つを含む視覚資料に文字情報が付加された文字情報付き資料が複数収載された主教材と、前記文字情報付き資料の中から選ばれた中心資料の前記視覚資料と同一の部分を含む視覚資料が、前記文字情報が付されていない状態または前記文字情報の量が前記中心資料より低減された状態で表示された投影用資料を有する付属資料とを具備する」ものである。
「写真、イラスト及び図表の少なくとも何れか一つを含む視覚資料」は、写真、イラスト及び図表のうち、何れか一つのみを含むものであっても、二つ以上を含むものであって良い。なお、「図表」としては、棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ、帯グラフ、散布図、レーダーチャート、フローチャート、罫線表を、例示することができる。
「文字情報」は、資料のタイトル、資料またはその一部に関する短い説明文や解説文、その資料から読み取らせたいことのヒントなどが、文字で記されている情報を指している。また、「前記文字情報の量が前記中心資料より低減された状態」の投影用資料としては、例えば、視覚資料から読み取らせることのヒントとなる文字情報は含んでいるが、視覚資料を解説する文字情報は含んでいない投影用資料を、例示することができる。また、中心資料がグラフや罫線表である場合に、図表中の数値、縦軸・横軸のラベルや単位など、図表の成立のために必要な文字情報は含んでいるが、図表から読み取れる内容、図表から読み取らせるためのヒントなど、図表を解説する文字情報は含んでいない状態の投影用資料を、例示することができる。
「中心資料」は、主教材に収載された複数の文字情報付き資料の中から選ばれた資料であるが、主教材における全ての文字情報付き資料が中心資料として選ばれることを、排除しているものではない。また、「中心資料の前記視覚資料と同一の部分を含む視覚資料」とは、中心資料及び投影用資料それぞれの視覚資料が全く同一である場合の他、中心資料及び投影用資料それぞれの元となっている視覚資料が同一であるが、そのトリミングの仕方に相違がある場合を含んでいる。
本構成の教材は、詳細な解説文などの文字情報を含んでいる主教材とは別に、主教材に収載された視覚資料と同一の部分を含む資料であって、文字情報が付されていない投影用資料、或いは、文字情報の量が主教材より低減されている投影用資料が表示された付属資料を具備している。この投影用資料は、スクリーン、ホワイトボード、電子黒板、教室の壁などに拡大投影して、使用することができる。
このように投影用資料を拡大投影することにより、資料が見やすいと共に、一つの資料にクラス全員の意識を集中させることができる。そして、拡大投影された資料には、文字情報が付されていないか、主教材に比べて文字情報の量が低減されている。仮に、児童生徒が、詳細な文字情報が付された資料を最初から見てしまった場合は、与えられた情報を習得する形式の学習となり、学習の姿勢が受動的になりやすい。これに対し、本構成の教材では、文字情報が付されていない投影用資料、或いは、文字情報の量が主教材より低減されている投影用資料を、主教材の該当ページより先に使用することにより、能動的な姿勢で児童生徒に学ばせることができる。すなわち、写真やイラスト等に示されている内容を、児童生徒自身で読み取らせたり、児童生徒の独自の視点で資料の中から何かを発見させたりすることができる。
また、文字情報が付されていない投影用資料、或いは、文字情報の量が主教材より低減されている投影用資料を使用して能動的な姿勢で学んだ後で、詳細な解説などの文字情報が記載された主教材を参照し、自分たちで考えた内容と対比することにより、より理解が深まる。従って、本構成の教材によれば、投影用資料を使用した学習と、主教材を使用した学習との相乗作用により、効果的に学習を進めることができる。
ここで、投影用資料の拡大投影は、実物投影機(「書画カメラ」と称されることもある)を使用して行うことができる。或いは、デジタルビデオカメラを接続したコンピュータを介して、プロジェクタから拡大投影することができる。従って、本構成の教材は、ICTを活用した授業で使用する教材として適している。
特に、拡大投影機は広く普及しており(平成25年3月の文科省調査によれば1校当たり4台)、デジタル機器を使用する環境がまだ十分に整っていない学校であっても、備えているのが通常である。また、コンピュータ等のデジタル機器の操作に十分には習熟しておらず、使用を敬遠しがちな教師であっても、使用方法が容易な拡大投影機であれば、抵抗なく授業に取り入れやすい。そのため、拡大投影機があれば使用できる本構成の教材は、ICTの活用に新たに取り組む契機となる教材として、また、ICTの活用レベルを段階的に高度化していく過程の初期に導入する教材として適している。
本発明にかかる教材は、上記構成に加え、「前記付属資料は、前記投影用資料の周囲の少なくとも一部に余白部を有する」ものとすることができる。
「余白部」は、投影用資料の全周にわたり設けられるものであっても、投影用資料の下側のみ、上側のみ、右側のみ、右側と左側のみというように、投影用資料の周囲において部分的に設けられるものであっても良い。
本構成では、余白部に書き込みをすることにより、書き込まれた内容を投影用資料と共に、拡大投影することができる。例えば、児童生徒が自身で考えたことや気付いたことを、余白部に書き込むことができる。ここで、投影用資料を投影する対象面が、ホワイトボードや電子黒板である場合は、ホワイトボードや電子黒板の上に、新たな情報を書き込むことができるが、投影対象面がスクリーンや教室の壁である場合は、書き込みを行うことができない。これに対し、本構成によれば、投影対象面の種類によらず、新たな情報を書き込むことができる。
また、ホワイトボードや電子黒板の上に書き込む場合は、専用の筆記具を使用する必要があるため、色や線の太さなどが制限されがちである。これに対し、余白部に書き込みができる本構成では、筆記具の種類を問わないため、自由度の高い書き込みができる利点がある。更に、ホワイトボードや電子黒板の上に書き込む場合とは異なり、付属資料の余白部への書き込みは手元で行うことができるため、ノートに書き込む場合と同様の感覚で行うことができ、年少の児童であっても抵抗なく取り組みやすい。加えて、余白部に書き込みを行うことにより、投影用資料の上に直接書き込みをする場合に比べて、書き込まれた内容が視認し易い。
本発明にかかる教材は、上記構成に加え、「前記付属資料は、前記投影用資料の左右方向の中央、及び上下方向の中央の少なくとも一方を示す位置合わせ用マークを有する」ものとすることができる。
付属資料が位置合わせ用マークを有する本構成では、スクリーン等の投影対象面の所望の位置に投影用資料が投影されるように、容易に位置合わせを行うことができる。
本発明にかかる教材は、上記構成に加え、「前記付属資料の上に重ね合わせられる透明な樹脂シートを、更に具備する」ものとすることができる。
透明な「樹脂シート」としては、単一枚の樹脂シートや、クリアファイルのように二枚の樹脂シートの間に付属資料を挟み込むことができる樹脂シートを、使用することができる。
本構成では、付属資料の上に重ね合わされた透明な樹脂シートに書き込みを行い、書き込まれた内容を投影用資料と共に拡大投影することができる。これにより、例えば、投影用資料には直接書き込みを行うことなく、授業で繰り返して使用することができる。また、投影用資料への書き込みとは別に、樹脂シートにも書き込みを行うことができるため、多様な方法で投影用資料を活用することができる。
以上のように、本発明の効果として、視覚資料を含む資料を、授業でより効果的に使用できると共に、ICTを活用した授業で使用することができる教材を、提供することができる。
本発明の一実施形態である教材における主教材のページの説明図である。 本発明の一実施形態である教材における付属資料を示す図である。 図2の付属資料の使用方法の説明図である。 図1とは異なる中心資料を示す図である。 図4の中心資料に対応する付属資料を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である教材について、図1乃至図3を用いて説明する。本実施形態の教材は、写真、イラスト及び図表の少なくとも何れか一つを含む視覚資料10に文字情報30が付加された文字情報付き資料11が、複数収載された主教材1と、文字情報付き資料11から選ばれた中心資料12の視覚資料10と同一の部分を含む視覚資料が、文字情報30が付されていない状態で表示された投影用資料20を有する付属資料2とを具備している。
また、上記教材において、付属資料2は、投影用資料20の周囲に設けられた余白部21と、投影用資料20の左右方向の中央を示す位置合わせ用マーク29とを具備している。
より詳細に説明すると、本実施形態では小学校の社会科の授業で副教材として使用される教材を例示している。主教材1には、文字情報付き資料11が多数収載されており、その内、各単元を学ぶための中心となる文字情報付き資料11が、中心資料12として選択されている。そして、付属資料2には、中心資料12に対応する投影用資料20が表示されている。
図1に例示した主教材1のページは、中心資料12としての文字情報付き資料11を含むページであり、見開きの左ページの上部に中心資料12が表示されている。その他の部分は、中心資料12を解説・補完する部分、単元内容を理解させる部分等であり、イラスト、写真、グラフ等にタイトルや説明文などの文字情報30が付加された文字情報付き資料11ではあるが中心資料12ではない資料と、用語の説明や単元をまとめた解説文などの文字情報30が記載されている。
図1の中心資料12は、「効率のよい米づくりの工夫」を学ぶ単元の中心となる資料であり、整備をする前の形や大きさの不揃いな田と、整備工事中の田と、整備された田が、上空から撮影された写真が、視覚資料10として使用されている。この単元は、米の生産効率を高めるために、地域の農家が協力して田の形を整え区画を広げて、水路や農道を整備していることを学ばせることを目的としている。そして、中心資料12の視覚資料10の中には、資料のタイトル、単元の目標、資料を読み取るためのヒント、資料から読み取られる事項などの文字情報30が、付加されている。
一方、図2に示すように、付属資料2は、中心資料12に対応した投影用資料20が、紙に表示されたものである。付属資料2の中央には、投影用資料20が付属資料2の外形より小さいサイズで表示されている。従って、投影用資料20の全周にわたり、余白部21が設けられている。なお、本実施形態の教材は、複数の付属資料2を備えているが、付属資料2それぞれのサイズは同一であり、それぞれの付属資料2に表示された投影用資料20の中心資料12に対する倍率は同一である。また、付属資料2は、主教材1には綴じ込まれてはおらず、主教材1と別体である。
図2に例示する投影用資料20は、写真のみで構成された例である。この写真には、中心資料12に使用されたものと同一の写真(視覚資料10)が使用されているが、中心資料12より外周側でトリミングされており、中心資料12の視覚資料10より表示範囲が広い。
この投影用資料20は、付属資料2の用紙を横向きにして表示されており、その上辺より外側の余白部21において、投影用資料20の左右方向の中央位置に頂点を合わせて、逆三角形の位置合わせ用マーク29が表示されている。なお、余白部21の隅に「資料集p.36 耕地の整備」と記されているが、これは、付属資料2に表示された投影用資料20と主教材1の中心資料12を対応付けるための表示であり、文字情報付き資料11の文字情報30ではない。
上記構成の教材を授業で使用する場合は、主教材1を使用して学習を行う前に、付属資料2を使用して学習を行う。そのためには、まず、図3に示すように、付属資料2を拡大投影する。図3では、実物投影機80を使用して、スクリーン90に付属資料2を拡大投影している様子を例示している。付属資料2は位置合わせ用マーク29を有しているため、拡大投影させる際の向きが分かり易いと共に、スクリーン90の中央に投影させ易い。例えば、一般的な実物投影機80の基部には、投影される中心位置の目安となるマーク81が付されているため、このマーク81に付属資料2の位置合わせ用マーク29を合わせることにより、容易に付属資料2の位置合わせを行うことができる。
また、付属資料2は主教材1とは別体であるため、付属資料2が主教材1に綴じ込まれている場合に比べて、拡大投影する操作が容易である。なお、複数の付属資料2は、例えば、表裏面にそれぞれ2つずつ投影用資料20が表示された用紙が、製本されることなく折り重ねられている態様や、表裏面にそれぞれ1つの投影用資料20が表示され、或いは表(おもて)面のみに1つの投影用資料20が表示された用紙の複数が、製本されることなく袋等に収容されている態様とすることができる。このように複数の付属資料2が製本されていない場合、複数の付属資料2の中から投影対象の付属資料2を取り出したり、投影対象の付属資料2が最上面となるようにしたりする作業が容易である。また、複数の付属資料2は、主教材1とは別に製本されている態様とすることもでき、この場合は付属資料2の枚数が多くても保管が容易である。
スクリーン90に投影された写真91には、これを用いて学ぶべきことや、ここから読み取るべき内容を示唆する文字情報は何ら表示されていないため、教師の導きにより、児童は自身で写真をよく観察し、自ら気付くべく努めることになる。そして、気付いたこと、考えたことは、付属資料2の余白部21に書き込むことができ、書き込まれた内容は、スクリーン90において写真91の周縁部92に拡大投影される。
上記のような方法により、児童が気付いた点、考えた点を付属資料2の余白部21に書き込ませ、これを拡大投影しながら意見を述べさせ、話合い形式で授業を進めたり、予めグループに分かれて話し合いを行い、その結果を付属資料2の余白部21に書き込んだ上で、これを拡大投影しながら皆の前で発表させる形式で、授業を進めたりすることができる。なお、付属資料2において、投影用資料20の上に書き込むことももちろん可能である。図3では、整備される前の田と部分と、きれに整備されている田の部分で、投影用資料20の上に書き込みがなされている場合を例示している。また、付箋に書き込んで付属資料2の上に貼付することにより、書き込まれた内容は、スクリーンにおいて付箋イメージ95上に表示される。
以上のように、本実施形態の教材によれば、主教材1の文字情報付き資料11から選ばれた中心資料12の視覚資料10と同一の部分を含む資料であって、文字情報30が付されていない投影用資料20を、スクリーン等に拡大投影して授業に使用することにより、資料に示されている内容を児童自身で読み取らせたり、児童の独自の視点で気付かせたりすることができ、能動的な姿勢で学ばせることができる。
また、本実施形態の教材は、実物投影機やプロジェクタを介して拡大投影する付属資料2を備えているため、ICTを活用した授業に使用する教材として適している。特に、普及率が非常に高く操作の容易な実物投影機80があれば、本教材を授業で使用することが可能であるため、ICTの活用に新たに取り組む契機となる教材として、また、ICTの活用レベルを段階的に高度化していく過程の初期に導入する教材として適している。
なお、教材が複数備えている付属資料2は、全て同一のサイズであり、付属資料2に表示された投影用資料20の中心資料12に対する倍率も全て同一であるため、常に同じ拡大倍率で拡大投影することができ、操作が簡易である。
加えて、付属資料2は、投影用資料20の周囲に余白部21を有しているため、スクリーン90や教室の壁など、書き込みを行うことができない面を投影対象面とする場合であっても、新たな情報を付属資料2に書き込むことができる。また、ホワイトボードなど書き込みが可能な面を投影対象面とする場合であっても、余白部21を使用することにより、使用できる筆記具の自由度が高いものとなり、多様な書き込みができると共に、付属資料2を載置したデスク等の上で、安定した姿勢で書き込みを行うことができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記では、中心資料12である文字情報付き資料11の視覚資料10が写真であり、これと同一の部分を含む写真が、文字情報が付されていない投影用資料20として付属資料2に表示されている場合を例示したが、図4に示すように、中心資料12bの視覚資料10bはイラストであっても良い。ここで、図5に示す付属資料2bは、図4の中心資料12bに対応させたものであり、中心資料12bの視覚資料10bと同一のイラストが、文字情報が付されていない状態で表示された投影用資料20bと、投影用資料20bの周囲に全周にわたり設けられた余白部21を有するものである。なお、付属資料2bは、用紙を縦向きにして投影用資料20bを表示しているものであり、上辺より外側の余白部21において、投影用資料20bの左右方向の中央位置を示す位置合わせ用マーク29が表示されている。なお、余白部21の隅に「資料集p.92 わたしたちのくらしの中にあるさまざまな情報」と記されているが、これは、付属資料2bに表示された投影用資料20bと、図4に示す中心資料12bとを対応付けるための表示であり、文字情報30ではない。
また、図示は省略するが、付属資料の上に重ね合わせられる透明な樹脂シートを、更に具備する構成の教材とすることができる。このような構成とすることにより、例えば、付属資料には書き込みを行うことなく、同一の付属資料を複数回の授業に繰り返して使用することができる。また、付属資料への書き込みとは別に、樹脂シートにも書き込みを行い、情報が書き込まれた樹脂シートを重ねたり取り外したりしながら、資料の内容を検討することができる。
なお、付属資料には書き込みを行うことなく、樹脂シートのみに書き込みを行う場合であっても、付属資料が余白部を有していれば、その部分の樹脂シート上に書き込みを行うことにより、書き込まれた内容が写真やイラストと重ならず、見易いという利点がある。なお、クリアファイルのように、重ね合わされた二枚のシートの周縁の一部が接合されている樹脂シートの場合は、その間に付属資料を挟み込んで保存することができる。
また、上記の実施形態では、社会科用の教材を例示したが、これに限定されず、理科、算数・数学、国語、外国語、道徳、図工・美術、音楽など、写真、イラスト、図表が用いられる種々の教材に、本発明を適用することができる。加えて、上記の実施形態では、授業において副教材として使用される教材を例示したが、これに限定されず、教科書としての教材に本発明を適用することができる。更に、上記の実施形態では、小学校の授業で使用される教材を例示したが、中学校、高等学校、幼稚園、学習塾、学習サークルなど、種々の教育の場で使用される教材に、本発明を適用することができる。
1 主教材
2,2b 付属資料
10,10b 視覚資料
11 文字情報付き資料
12,12b 中心資料
20,20b 投影用資料
21 余白部
29 位置合わせ用マーク
30 文字情報

Claims (4)

  1. 写真、イラスト及び図表の少なくとも何れか一つを含む視覚資料に文字情報が付加された文字情報付き資料が複数収載された主教材と、
    前記文字情報付き資料の中から選ばれた中心資料の前記視覚資料と同一の部分を含む視覚資料が、前記文字情報が付されていない状態または前記文字情報の量が前記中心資料より低減された状態で表示された投影用資料を有する付属資料と
    を具備することを特徴とする教材。
  2. 前記付属資料は、前記投影用資料の周囲の少なくとも一部に余白部を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の教材。
  3. 前記付属資料は、前記投影用資料の左右方向の中央、及び上下方向の中央の少なくとも一方を示す位置合わせ用マークを有する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の教材。
  4. 前記付属資料の上に重ね合わせられる透明な樹脂シートを、更に具備する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の教材。
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