JPH11321376A - 歩行型移動農機のエンジン始動制御装置 - Google Patents

歩行型移動農機のエンジン始動制御装置

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JPH11321376A
JPH11321376A JP14831898A JP14831898A JPH11321376A JP H11321376 A JPH11321376 A JP H11321376A JP 14831898 A JP14831898 A JP 14831898A JP 14831898 A JP14831898 A JP 14831898A JP H11321376 A JPH11321376 A JP H11321376A
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JP
Japan
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engine
starting
safety switch
gear
control unit
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Application number
JP14831898A
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English (en)
Inventor
Takeshi Yada
猛 矢田
Yoji Ishida
洋司 石田
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主クラッチの切り状態を検出してエンジンの
始動を許可するエンジンの始動安全装置を、歩行型移動
農機に好適に装備できるようにする。 【解決手段】 エンジン4とトランスミッションケース
5をハンドル6の下方に並設すると共に、トランスミッ
ションケース5の上面に主クラッチ25を入切りするシ
フターアーム55と、シフターアーム55によって開閉
されるエンジンの始動安全スイッチ57を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バインダ、管理機
等の歩行型移動農機に係り、詳しくはそれら歩行型移動
農機のエンジン始動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば実開平2−249号公報に
示されるように、管理機等の歩行型移動農機にあって、
エンジンの始動安全スイッチをハンドル部のクラッチレ
バー近傍に設け、クラッチレバーによってクラッチ装置
が動力伝達状態に切換えられていることを始動安全スイ
ッチが検出すると、エンジンの始動が規制されるように
構成してあるエンジンの始動制御装置は既に知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
エンジンの始動制御装置は、始動安全スイッチがハンド
ル部のクラッチレバー近傍に設けてあることから始動安
全スイッチからエンジンの始動制御ユニット、或いはエ
ンジンの点火装置に接続する配線が長くなり、必然的に
他物との接当等により配線が断線しやすいという不具合
がある。また、クラッチレバーとクラッチ装置間をワイ
ヤー等によって連繋していることからこのワイヤー等の
調整不良、緩み等に起因して、クラッチレバーは切りに
操作されてはいるが実際にはクラッチが動力伝達状態に
切換わっていたため、始動安全スイッチがこれを誤検出
して、エンジンの始動が不測に許可されてしまうという
不具合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてこの不具合を解消する歩行型移動農機のエンジン始
動制御装置を提供し、エンジンの動力をトランスミッシ
ョンケース内に設けた主クラッチ及び歯車変速装置を介
して走行車輪と作業機に伝達するようになした歩行型移
動農機であって、機体後部に設けた操縦ハンドルの下方
にエンジンとトランスミッションケースを並設すると共
に、トランスミッションケースの上面に主クラッチを入
切りするシフターアームと、シフターアームによって開
閉されるエンジンの始動安全スイッチを配設し、また、
この始動安全スイッチをエンジンの始動制御ユニットに
接続し、当該始動制御ユニットは、主クラッチが切り状
態であることを始動安全スイッチが検出した際、エンジ
ンの始動を許可するように構成する。また、前記シフタ
ーアームと始動安全スイッチの上方並びに周囲を走行変
速レバーの変速ガイドで覆うように構成する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について以
下、図面に示した好適な実施例に基づいて説明する。図
1において、1はバインダであって、バインダ1は周知
のように機体の前部に作業機を構成する刈取結束部2を
備える。また、刈取結束部2後方の機体中央部には左右
の走行車輪3,3を設け、機体の後部にはガソリンエン
ジン4とトランスミッションケース5を左右に並設す
る。さらに、エンジン4とトランスミッションケース5
の上方にはループ状の操縦ハンドル6を配設し、この操
縦ハンドル部6には機体の走行方向を前進、後進、又中
立に切換えて走行車輪3及び刈取結束部2への動力伝達
を入切りする主クラッチレバー7と、走行速度を作業速
度に対応する1速、2速、又路上走行に対応する3速に
変速する走行変速レバー8と、刈取結束部2への動力伝
達を断続する作業機クラッチレバー9とを設ける。な
お、図中10は車軸11を下部に軸支し、上部をトラン
スミッションケース5に連結したチェンケース、12は
紐玉13を収容するバスケット、14はサイドクラッチ
レバーである。
【0006】以下、図2及び図3に基づいてバインダの
動力伝達装置について説明すると、エンジン4にボルト
により直結された前述のトランスミッションケース5内
には6本のシャフト15〜20が夫々ベアリングを介し
て回転自在に軸支してある。また、エンジン4の出力軸
4’に固定された歯車21は第1軸15に固設した歯車
22と常時噛み合い、エンジン4の動力がこれら歯車を
介して第1軸15に伝達される。また、第1軸15から
第2軸16には、第1軸15及び第2軸16にそれぞれ
固設した歯車23,24を介して動力が伝達される。ま
た、第2軸16には主クラッチを構成するクラッチ体2
5が設けてあり、このクラッチ体25は第2軸16にス
プライン結合され、且つ、後述する主クラッチシフター
26により第2軸16上を左右に摺動自在に構成され
る。そして、クラッチ体25の左右には前進歯車体27
と後進歯車体28が第2軸16に遊嵌して設けられ、各
歯車体27,28の咬合部27’,28’はクラッチ体
25の咬合部25’,25”と選択的に咬合する。
【0007】そして、第3軸17上には走行変速を行う
変速歯車体29とその左右に一対の歯車30,31が設
けてあり、この内、右側の歯車30は第4軸18に遊嵌
した歯車32と常時噛み合い、また、この歯車32は前
進歯車体27の歯車27”と常時噛み合い、前進側の動
力がこれら歯車27”、32、30を介して第3軸17
に伝達される。また、左側の歯車31は後進歯車体28
の歯車28”と直接、噛み合っており、後進側の動力が
上記歯車28”、31を介して第3軸17に伝達され
る。さらに、中央に設けた変速歯車体29は第3軸17
にスプライン結合され、走行変速レバー8に連結された
図示しないシフターアームにより第3軸17上を左右に
摺動可能である。一方、第4軸18には変速歯車体29
の1速、2速、3速歯車29a,29b,29cにそれ
ぞれ噛合い可能な低速歯車33、中速歯車34、高速歯
車35が固設してあると共に、第5軸19に固設した従
動歯車37と常時噛合う駆動歯車36が固設してある。
また、トランスミッションケース5の下部側面にはチェ
ンケース10が一体的に連結してあり、チェンケース1
0内に延出した第5軸19には駆動スプロケット38が
スプライン結合してあり、駆動スプロケット38はチェ
ン39を介してチェンケース10下部に軸支した従動ス
プロケット40を駆動する。なお、41は左右のサイド
クラッチ、42は第5軸19を制動する駐車ブレーキで
ある。
【0008】以上説明した走行伝動系において図2は機
体の走行停止状態を示し、エンジン4の回転はその出力
軸4’から歯車21,22、第1軸15、歯車23,2
4、第2軸16、及びクラッチ体25まで伝達される。
そして、前進走行を行う場合はクラッチ体25を図示す
る中立状態から紙面右側にシフトし、クラッチ体25の
咬合部25’を前進歯車体27の咬合部27’に咬み合
わせる。その場合、前進歯車体27の歯車27”は第4
軸18に遊嵌した歯車32を介して第3軸17の歯車3
0を回転させ、また、第3軸17から変速歯車体29の
左右シフトにより1速、2速、3速、或いは、中立に変
速された動力が第4軸18に伝達され、以下、駆動歯車
35、従動歯車37、第5軸19、駆動スプロケット3
8、チェン39、従動スプロケット40、左右のサイド
クラッチ41,41を介して左右の車軸11,11に伝
動されてバインダ1は前進走行する。一方、機体の後進
を行う場合はクラッチ体25を紙面の左側にシフトし、
クラッチ体25の咬合部25”を後進歯車体28の咬合
部28’に咬み合わせる。その場合、後進歯車体28の
歯車部28”は第3軸17の歯車31と噛み合っている
から、第3軸17から以下変速歯車体29等を介して前
進時と同様な経路により左右の車軸11,11に伝動さ
れてバインダ1は後進する。
【0009】次に、刈取結束部2への動力伝達系につい
て図3に基づいて説明すると、トランスミッションケー
ス5に軸支した第6軸20には、第2軸16に設けた前
進歯車体27の歯車27”と常時噛み合う歯車43が遊
嵌してある。そして、この歯車43の他側にはトルクリ
ミッタAの一方の傾斜爪部43’が一体的に形成してあ
り、当該傾斜爪部43’に係合する他方の傾斜爪部4
4’は第6軸20に遊嵌した可動体44に形成されてい
る。また、可動体44は第6軸20にスプライン結合し
た伝動体45とその咬合部aにおいて連結されており、
さらに、可動体44は伝動体45の鍔部との間に亘って
介装した圧縮スプリング46により常時、歯車43側に
押圧されている。また、第6軸20にはベベルギヤ47
が固設してあり、このベベルギヤ47は軸ケース50に
内装された伝動軸49の端部に固設したベベルギヤ48
と常時噛み合っている。従って、刈取結束部2への動力
伝達は、第2軸16に設けた前進歯車体27から第6軸
20の歯車43に、また、当該歯車43からトルクリミ
ッタA、第6軸20、ベベルギヤ47,48、伝動軸4
9を介して行われる。そして、この場合仮に刈取結束部
2に過負荷が加わった際には、トルクリミッタAが作動
して刈取結束部2の破損が防止される。なお、伝動軸4
9の終端部には図示しない作業機クラッチが装着してあ
り、作業機クラッチはハンドル6部に設けた作業機クラ
ッチレバー9に連繋され、このクラッチレバー9によっ
て刈取結束部2への動力伝達を断続することができる。
【0010】更に、主クラッチの連繋機構とエンジンの
始動制御装置について説明すると、図4に示すようにハ
ンドル6部に設けた主クラッチレバー7のボス7aは、
ハンドル6部に固設したピン6aに前後回動自在に枢支
してある。また、当該ボス7aに一体的に固着したアー
ム7bの先端にはローラ7cが装着してあり、ローラ7
cはハンドル6部に固設したピン6bに枢支したレバー
アーム51のカム溝51’に接当し、その前進位置F、
中立位置N、後進位置Rにおける主クラッチレバー7の
操作位置がカム溝51’によって保持される。また、5
3は操作ワイヤーであって、操作ワイヤー53の一端は
レバーアーム51の端部に連結し、他端は図5に示すよ
うにスプリング54を介してシフターアーム55の穴に
係合してある。さらに、シフターアーム55は前述のト
ランスミッションケース5の上面に延出する主クラッチ
シフター26の上部にその中央部が連結され、主クラッ
チレバー7を前進位置Fから中立位置N、又は後進位置
Rに、或いはその逆方向に操作すると、シフターアーム
55は主クラッチシフター26の軸心p回りに回動し
て、主クラッチシフター26を回動する結果、クラッチ
体25は前進歯車体27又は後進歯車体28と咬合う
か、或いは中立位置にシフトされる。なお、56は操作
ワイヤー53側と反対側に設けたシフターアーム55の
戻しスプリング56である。
【0011】また、シフターアーム55の戻しスプリン
グ56側の側方にはエンジンの始動安全スイッチ57が
設けてあり、この始動安全スイッチ57は図2示すよう
にトランスミッションケース5に固定したブラケット5
8を介してトランスミッションケース5の上面に取り付
けてある。また、始動安全スイッチ57の作動子57’
はシフターアーム55の端面に臨み、シフターアーム5
5が主クラッチシフター26を中立とする位置(クラッ
チ体25が中立となる位置)で作動子57’はシフター
アーム55の端面に押圧されて、始動安全スイッチ57
は開(OFF)となり、それ以外の位置(クラッチ体2
5が前進歯車体27又は後進歯車体28と咬合う位置)
では閉(ON)となる。そして、前記シフターアーム5
5及び始動安全スイッチ57の上方並びに周囲は、走行
変速レバー8の変速ガイド59(カバー)で覆ってい
る。この変速ガイド59は略コ字状の板体で構成し、そ
の一方の側板部59aがトランスミッションケース5の
側面にボルトで着脱自在に固定してあると共に、上部5
9bがトランスミッションケース5の上面から立ち上げ
たブラケット60を介して着脱自在に固定してある。ま
た、前記変速ガイド59の走行変速レバー8が臨む後部
上面には、図6に示すように1速・中立・2速・3速の
変速位置を指示するマーク(1,N,2,3)を付して
おり、走行変速レバー8を対応する位置に操作すると、
前述の変速歯車体29は左右にシフトされて所望の機体
の走行速度に変更することができる。なお、前述のブラ
ケット60には操作ワイヤー53のアウター受けが取り
付けてあると共に、戻しスプリング56の他端が係合さ
せてある。
【0012】ところで、始動安全スイッチ57は図7に
示すようにエンジンの始動制御回路中の始動制御ユニッ
ト61に接続してあり、係る始動制御ユニット61とエ
ンジンの停止スイッチ62はエンジンのマグネットの一
次(停止)線63に対して並列に接続する。そして、始
動制御ユニット61はここでエンジンが停止状態である
場合、始動安全スイッチ57が開となっている時(主ク
ラツチが中立位置=動力伝達が切り状態である時)にエ
ンジンの始動が可能、逆に始動安全スイッチ57が閉と
なっている時に始動不可であり、主クラッチレバー7を
中立位置Nとし且つ、エンジンスイッチSを入れてリコ
イルスタータLを引けばエンジン4は始動する。また、
エンジン4の始動後、主クラッチレバー7を前進位置F
或いは後進位置Rに操作する(動力伝達を入り状態にす
る)と始動安全スイッチ57は閉となるが、始動制御ユ
ニット61はエンジン4の回転が所定のアイドル回転以
上に上昇している際には、始動安全スイッチ57の開閉
に拘らずエンジン4が停止しないように構成してあり、
その場合作業を支障なく行うことができる。なお、エン
ジン4を停止させたい場合は、停止スイッチ62を押圧
してマグネットの一次停止線63を短絡させることによ
りエンジン4を停止させることができる。また、以上説
明した始動制御ユニット61及び停止スイッチ62は図
示しないがエンジン4に一体的に装着してあり、一方、
ハンドル6部にはエンジンコントロールレバーCが設
け、係るコントロールレバーCによってエンジン回転を
適宜調整することができる。
【0013】以上、本実施の形態について説明したが、
この実施の形態の作用について以下説明すると、バイン
ダ1のエンジン4を始動させて路上走行、或いは刈取結
束作業を行う場合、作業者は主クラッチレバー7が中立
位置N、即ち動力伝達が切り状態であることを確認した
後、エンジンスイッチSを入れてリコイルスタータを引
く。すると、始動安全スイッチ57は作動子57’がシ
フターアーム55の端面に接当して開となっているの
で、始動制御ユニット61はエンジン4の始動を許可
し、エンジン4が始動する。しかし、主クラッチレバー
7が前進位置F又は後進位置Rに操作(動力伝達の入り
状態)されていて始動安全スイッチ57が閉じている
と、始動制御ユニット61はエンジン4の始動を許可せ
ず、エンジン4の始動と共に機体が前進、又は後進する
ことが未然に防止される。また、主クラッチレバー7が
中立位置Nに操作されている際には、クラッチ体25が
前進歯車体27又は後進歯車体28の何れにも咬み合っ
ていないため、前進歯車体27から動力伝達される刈取
結束部2への動力伝達も断たれており、エンジン4の始
動と共に刈取結束部2が誤って駆動されることも防止さ
れる。
【0014】さらに、始動安全スイッチ57はトランス
ミッションケース5の上面に設けてあり、始動安全スイ
ッチ57がトランスミッションケース5の側方のエンジ
ン4に近接していることから、始動安全スイッチ57か
ら始動制御ユニット61への接続配線も短いもので足
り、断線の可能性が低くなる。また、始動安全スイッチ
57は主クラッチ25を操作するシフターアーム55に
臨ませ、シフターアーム55の位置を直接的に検出して
いるため、主クラッチ25の特に中立位置Nの検出(動
力伝達の切り状態の検出)を誤りなく行うことができ
る。しかも、刈取結束作業を行う上で機体への泥土又は
塵埃の付着は止むを得ないところであるが、エンジンの
始動制御装置を構成するシフターアーム55及び始動安
全スイッチ57をトランスミッションケース5の上面に
設けていることから例えば、前方に設けた車輪3が跳ね
上げた泥土はトランスミッションケース5に遮られ、シ
フターアーム55及び始動安全スイッチ57までは到達
することがない。また、シフターアーム55及び始動安
全スイッチ57の上方及び側方は、走行変速レバー8の
変速ガイド59やエンジン4により、さらに前方は変速
ガイド59のブラケット60によってその上方及び周囲
が覆われているので、塵埃が始動安全スイッチ57の作
動子57’等に付着して、始動安全スイッチ57が誤検
出することが防止される。
【0015】
【発明の効果】これを要するに本発明は、操縦ハンドル
6の下方にエンジン4とトランスミッションケース5を
並設すると共に、トランスミッションケース5の上面に
主クラッチ25を入切りするシフターアーム55と、シ
フターアーム55によって開閉されるエンジンの始動安
全スイッチ57を配設するものであるから、始動安全ス
イッチ57から始動制御ユニット61、或いはエンジン
の点火装置に至る配線を短くすることができ、エンジン
の始動制御装置における断線の虞を可及的に少なくする
ことができる。また、主クラッチ25の入切り状態をそ
のシフターアーム55に対向して設けた始動安全スイッ
チ57により直接的に検出するものであるから、主クラ
ッチ25の入切り状態を確実に検出することができ、従
って、始動安全スイッチの誤検出に基づく不測なエンジ
ンの始動を未然に防止することができる。さらに、シフ
ターアーム55及び始動安全スイッチ57はトランスミ
ッションケース5の上面に配設して、トランスミッショ
ンケース5自体が走行車輪3の跳ね上げた泥土等を遮断
するから、シフターアーム55及び始動安全スイッチ5
7への泥土の付着を防止することができ、これにより始
動安全スイッチ57の耐久性が増大して、それに伴う誤
検出も防止することができる。しかも、シフターアーム
55及び始動安全スイッチ57の上方及び周囲を走行変
速レバー8の変速ガイド59を兼用して覆うと、作業に
伴って発生する塵埃の付着・堆積を安価に防止すること
ができ、これらエンジンの始動制御装置の作動を長期に
わたって保障することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バインダの全体側面図である。
【図2】(a)は動力伝達装置の断面図、(b)はシフ
ター部の側面図である。
【図3】刈取結束部への動力伝達経路を示す断面図であ
る。
【図4】主クラッチ操作系の要部を示す側面図である。
【図5】始動安全スイッチの作動を示す平面図である。
【図6】変速ガイド部の斜視図である。
【図7】エンジンの始動制御回路図である。
【符号の説明】
1 バインダ(歩行型移動農機) 2 刈取結束部(作業機) 3 走行車輪 4 エンジン 5 トランスミッションケース 6 操縦ハンドル 8 走行変速レバー 9 主クラッチレバー 25 クラッチ体(主クラッチ) 29 変速歯車体(歯車変速装置) 55 シフターアーム 57 始動安全スイッチ 59 変速ガイド(カバー) 61 始動制御ユニット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(4) の動力をトランスミッショ
    ンケース(5) 内に設けた主クラッチ(25)及び歯車変速装
    置(29)を介して走行車輪(3) と作業機(2) に伝達するよ
    うになした歩行型移動農機であって、機体後部に設けた
    操縦ハンドル(6) の下方にエンジン(4) とトランスミッ
    ションケース(5) を並設すると共に、トランスミッショ
    ンケース(5) の上面に主クラッチ(25)を入切りするシフ
    ターアーム(55)と、シフターアーム(55)によって開閉さ
    れるエンジンの始動安全スイッチ(57)を配設し、また、
    この始動安全スイッチ(57)をエンジンの始動制御ユニッ
    ト(61)に接続し、当該始動制御ユニット(61)は、主クラ
    ッチ(25)が切り状態であることを始動安全スイッチ(57)
    が検出した際、エンジンの始動を許可するように構成し
    てあることを特徴とする歩行型移動農機のエンジン始動
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記シフターアーム(55)と始動安全スイ
    ッチ(57)の上方並びに周囲を走行変速レバー(8) の変速
    ガイド(59)で覆うことを特徴とする請求項1に記載の歩
    行型移動農機のエンジン始動制御装置。
JP14831898A 1998-05-12 1998-05-12 歩行型移動農機のエンジン始動制御装置 Pending JPH11321376A (ja)

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