JPH11320710A - 段ボールシートの折り線付け装置 - Google Patents

段ボールシートの折り線付け装置

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JPH11320710A
JPH11320710A JP10131525A JP13152598A JPH11320710A JP H11320710 A JPH11320710 A JP H11320710A JP 10131525 A JP10131525 A JP 10131525A JP 13152598 A JP13152598 A JP 13152598A JP H11320710 A JPH11320710 A JP H11320710A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
folding line
corrugated cardboard
corrugated fiberboard
cardboard sheet
rolls
Prior art date
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Pending
Application number
JP10131525A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Umetani
陽一 梅谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UMETANI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
UMETANI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 筺ブランクを正しく折り畳む。 【解決する手段】 段ボールシートを通す一対のロール
2、3の対向位置に突条21、31を全周に亘って設け、段
ボールシートの両面から溝条に縦折り線16を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、段ボールシートにて筺
を形成するに際し、該シートに折り曲げ用の溝条罫線
(以下、折り線と呼ぶ)を施す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図1は段ボール筺組立用の筺ブランク
(1)を示している。該筺ブランク(1)は、4つの連続し
た側板(11)と各側板(11)の上下に連接した蓋フラップ(1
2)及び底フラップ(13)と、一端の側板(11)に連接した糊
付け用フラップ(14)とから成る。
【0003】隣合う蓋フラップ(12)(12)間及び底フラッ
プ(13)(13)間にスリット(15)が開設されている。隣合う
側板(11)(11)間及び側板(11)と糊付けフラップ(14)との
間には縦折り線(16)(16a)が施され、各側板(11)と蓋フ
ラップ(12)及び底フラップ(13)との間に横折り線(17)(1
7)が施されている。
【0004】上記筺ブランク(1)は、スリッタスコアラ
によって、段ボールシートを所定の大きさに切断すると
共に、該段ボールシートの波状中芯(19)の山条に直交す
る方向に横折り線(17)を施し、次にプリンタースロッタ
によって、スリット(15)及び縦折り線(16)が形成され
る。
【0005】図4に示す如く、プリンタースロッタには
縦折り線(16)を形成するための上下一対のロール(2)
(3)が配備され、一方のロール(2)に取り付けられた割
メタル(22)の全周に突条(21)が形成され、他方のロール
(3)に該突条(21)との対応位置にウレタンゴム製の受け
リング(30)が装着されている。
【0006】両ロール(3)(2)を互いに逆回転させて、
ロール(2)(3)間に段ボールシートを通過させ、突条(2
1)によって段ボールシートを押圧して、該シートの波型
中芯(19)の山条に沿う方向に溝状に凹ませて縦折り線(1
6)となしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記縦折り線(16)の形
成方法であれば、図4、図5に示す如く、一対のロール
(2)(3)の内、一方のロール(2)の突条(21)のみで段ボ
ールシートが押し潰され、反対側面はフラットのままで
ある。しかも、一方のロール(2)の突条(21)のみで段ボ
ールシートに縦折り線(16)を施すために、該突条(21)を
段ボールシートに深く食い込まさねばならない。
【0008】段ボールシート(18)のライナー(18)に対す
る突条(21)の深い食い込みによっても、ライナー(18)が
破損しないためには、ライナー(18)は突条(21)の最大幅
X1よりも相当幅広く変形せねばならない。従って縦折
り線(16)の幅X2が広くなり、縦折り線(16)がはっきり
しなくなる。
【0009】筺ブランク(1)を筺に組み立てるには、図
1の矢印Aで示す様に、糊付け用フラップ(14)を内側に
折り畳んだとき、該糊付け用フラップ(14)の外側となる
面に糊を塗布し、次に、該糊付け用フラップ(14)を内側
に折り畳む。矢印Bで示す様に、側板列の中央部の縦折
り線(16a)から筺ブランク(1)を2つ折りにして折り畳
み端部を糊付け用フラップ(14)に重ねて接着する。
【0010】上記の糊付け作業及び折り畳み作業は、フ
ォルダーグルアによって自動的に行われるが、前記の様
に、従来の段ボールシートの縦折り線(16)は段ボールシ
ートの一方の面だけに施され、しかも該縦折り線(16)は
幅が広くて、はっきりしないため、本来の縦折り線(16)
の位置からずれて或いは曲がった状態で折り込まれ、図
6に示す如く、側板列を2つ折りした時に、筺ブランク
(1)の角部(10)(10)がきっちりと重ならず、ずれた状態
に重なってしまう。上記糊付けした筺ブランク(1)を筺
に組み立てると、いびつな筺となり商品価値を低下させ
る。
【0011】本発明は、段ボールシートの両面から段ボ
ールシートを溝状に押圧して縦折り線を施すことによ
り、前記問題を解決できる段ボールシートの折り線付け
装置を明らかにするものである。
【0012】
【課題を解決する手段】本発明の折り線付け装置は、段
ボールシートを通す一対のロール(2)(3)の対向位置に
突条(21)(31)を全周に亘って設けている。
【0013】
【作用及び効果】図2に示す如く、ロール(2)(3)間を
段ボールシートが通過するとき、両ロール(2)(3)の突
条(21)(31)によって、該シートの両面の対応部分が溝状
に押し潰される。
【0014】又、段ボールシートの両面から突条(21)(3
1)を食い込ませることにより、従来の様に、段ボールシ
ートの片面に突条(21)を食い込ませる場合に較べて、突
条(21)の食い込み量を1/2以下とすることができる。
従って、段ボールシートのライナー(18)の押圧による変
形幅も小さくて済み、即ち、縦折り線(16)の溝幅X3は
狭くなる。
【0015】上記の如く、段ボールシートの両面から縦
折り線(16)が凹み形成され、然も、該縦折り線(16)の幅
は狭くてはっきりするため、フォルダーグルアによっ
て、自動的に糊付け及び折り畳みが成される際、図3に
示す如く、筺ブランク(1)の角部(10)のずれを無視でき
る程度に小さくでき、従って、安定して精度の良い直方
体の筺を組み立てることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の折り線付け装置
によって、筺ブランク(1)となる段ボールシートに縦折
り線(16)を施す状態を示している。実施例の段ボールシ
ートは、2枚のライナー(18)の間に波状中芯(19)を張り
合わせた両面段ボールシートであるがこれに限定される
ことはなく、片面段ボールシート、複両面段ボールシー
ト、複々両面段ボールシートにも実施可能である。
【0017】折り線付け装置は、対を成す下ロール(2)
と上ロール(3)上に、両ロール間を通過する段ボールシ
ートに縦折り線(16)を施す位置に対応して、ロール(2)
(3)を一周して突条(21)(31)を設けている。
【0018】下ロール(2)の突条(21)は、下ロール(2)
に締付け固定されるリング状の割メタル(22)上に該割メ
タル(22)と一体に形成されている。上ロール(3)の突条
(31)は、上ロール(3)に締付け固定されるリング状の割
メタル(33)上に接着固定される硬質合成樹脂製帯条基材
(32)と一体に成形されている。従って、実施例では下ロ
ール(2)上の突条(21)は金属にて形成され、上ロール
(3)上の突条(31)は硬質合成樹脂にて形成されている。
【0019】上記の様に、突条(31)を一体成形した合成
樹脂製帯条基材(32)をロールに貼付して、ロールに突条
を設ける方法であれば、既存のロールにも簡単に突条(3
1)を施すことができる利点があるが、下ロール(2)と同
様にして、上ロール(3)上の割メタル(33)に突条(31)を
一体に形成することができるのは勿論である。
【0020】下ロール(2)及び上ロール(3)の突条(21)
(31)は、共に断面略台形を呈し、上底幅は約1mm、下底
幅は約1.5mm、高さ約1mmである。両ローラ(2)(3)
の突条(21)(31)間のクリアランスは、段ボールシートの
種類厚みによって最適に調整すればよいが、段ボールシ
ートの厚みが5mm、3mm、8mmの場合で、該クリアラン
スは夫々0.3mm、0.2mm、0.5mmを目安とすればよ
い。
【0021】然して、図2に示す如く、ロール(2)(3)
間を段ボールシートが通過するとき、両ロール(2)(3)
の突条(21)(31)によって、該シートの両面の対応部分が
溝状に押し潰される。
【0022】又、段ボールシートの両面から突条(21)(3
1)を食い込ませることにより、従来の様に、段ボールシ
ートの片面に突条(21)を食い込ませる場合に較べて、突
条(21)の食い込み量を、1/2以下とすることができ
る。従って、段ボールシートのライナー(18)の変形幅も
小さくて済む。
【0023】上記の如く、段ボールシートの両面から縦
折り線(16)が凹み形成され、然も、該縦折り線(16)の溝
幅X3は狭くてはっきりするため、フォルダーグルアに
よって、自動的に糊付け及び折り畳みが成される際、図
3に示す如く、筺ブランク(1)の角部の重なりのずれは
無視出来る程度に小さくなり、従って、安定して精度の
良い直方体の筺を組み立てることができる。本発明は、
上記実施例の構成に限定されることはなく、特許請求の
範囲に記載の範囲で種々の変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】筺ブランクの正面図である。
【図2】段ボールシートの両面から折り線を施す状態の
断面図である。
【図3】筺ブランクが正しく折り畳まれた状態の正面図
である。
【図4】従来の段ボールシートへの折り線を施す状態の
断面図である。
【図5】同上の要部拡大断面図である。
【図6】筺ブランクが不正確に折り畳まれた状態の正面
図である。
【符号の説明】
(1) 筺ブランク (16) 縦折り線 (18) ライナー (19) 中芯 (2) 下ロール (21) 突条 (3) 上ロール (31) 突条

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールシートを一対のロール間に通し
    て製筺のための折り線を施す装置において、段ボールシ
    ートの折り線を施す位置に対応して両方のロールの対向
    位置に突条を全周に亘って設けている段ボールシートの
    折り線付け装置。
  2. 【請求項2】 一方のロールの突条は金属にて形成さ
    れ、他方の突条は合成樹脂にて形成されている請求項1
    に記載の段ボールシートの折り線付け装置。
  3. 【請求項3】 表面に突条が一体に形成された合成樹脂
    製帯条基材が接着によってロールに形成されている請求
    項1又は2に記載の段ボールシートの折り線付け装置。
JP10131525A 1998-05-14 1998-05-14 段ボールシートの折り線付け装置 Pending JPH11320710A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102582123A (zh) * 2012-02-20 2012-07-18 广东东方精工科技股份有限公司 一种纸板印刷开槽设备用单轴双压线装置
CN110328901A (zh) * 2019-07-16 2019-10-15 刘婵 一种可调式瓦楞纸板生产用压痕装置
CN111805965A (zh) * 2020-08-20 2020-10-23 吉安丽姝科技有限公司 一种瓦楞纸板压痕装置

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