JP2915128B2 - 罫線形成方法 - Google Patents

罫線形成方法

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JP2915128B2 JP2296893A JP29689390A JP2915128B2 JP 2915128 B2 JP2915128 B2 JP 2915128B2 JP 2296893 A JP2296893 A JP 2296893A JP 29689390 A JP29689390 A JP 29689390A JP 2915128 B2 JP2915128 B2 JP 2915128B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、板紙に罫線を付ける方法に係るものであ
り、詳しくはカートンブランクを打ち抜く時に行われる
罫線形成方法に関するものである。
[従来の技術] 一般に紙製カートンは、印刷及びその他の加工を施し
た板紙を打抜き機によりカートンの展開図の形状に打ち
抜くと共に折り目となる罫線を付け、これを組み立てる
ことにより作成されるが、通常の場合、この打付きと罫
線付けの工程は、第6図に示すような抜き型21と雌型22
とからなる打抜き型を装備した打抜き機により同時に行
われている。この抜き型21は型通りに曲げた鋼の薄い切
れ刃23とこれより謹かに低くした刃のつかない押し罫24
をベニヤ等の木材25に埋め込んだものであり、一方、雌
型22は鋼板からなる面盤26条の固い厚紙27に凹状の溝28
を掘って形成されたものであって、抜き型21の切れ刃23
及び押し罫24が雌型22の溝28に対応するようにして打抜
き機に取り付けられている。そして、抜き型21と雌型22
との曲に印刷された板紙29を挿入し、強圧を加えて打抜
きと同時に罫線付けを行うようになっている。
[発明が解決しようとする課題] 前記したように、罫線付けは抜き型21と雌型22とを装
備した打抜き機により行われるものであるが、ここで罫
線付けについて見てみると、罫線付けは、板紙29が第7
図(a)のように雌型22の上に載置された状態で抜き型
21が下降し、第7図(b)のように押し罫24が板紙29に
食い込み、板紙29が溝28の形状に沿って凹状に変形させ
られることにより行われる。このようにして板紙29に
は、第8図に示すような状態で罫線が付けらるが、付け
られた罫線は溝28の幅に対応した一定の幅βを有してい
る。このため、折り位置が幅βの間でばらついてしま
い、折り位置の精度が出にくいという問題点があった。
特に、製函時において山折りと谷折りとが組み合わさ
るような角部分においては、これら双方の折り位置精度
が悪いと糊しろ片が正確に接着されないので、起函時に
所望の形状とならないことが起きていた。例えば、第9
図(a)に示すようなカートンの蓋を形成する部分は、
罫線gを谷折りして側パネル31を内側に倒した後、罫線
h及び罫線iを順に山折り及び谷折りして糊しろ片32を
折り込み、次いで、罫線jを谷折りして側パネル33を糊
しろ片32と接着して折り畳んだ状態で製函されるが、罫
線h及び罫線iの折り位置精度が悪いと糊しろ片32は第
9図(b)に示すように所定の位置からずれて側パネル
33と接着されてしまい、使用時において起函した場合
に、第9図(c)に示すように所望の形状とはならず、
蓋をする場合に引っ掛かってうまく嵌まらないことが起
きていた。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので
あり、折り位置精度を正確に出せる罫線形成方法を提供
することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明は、雌型に対して
抜き型を下降させることで板紙を所定形状のカートンブ
ランクに打ち抜くと同時に罫線付けを行う際に行われる
罫線形成方法において、抜き型に取り付けられた特定の
押し罫に対応する部分を面盤上の片側だけ固い厚紙を設
けることにより段差形状にしてなる雌型を用いて罫線付
けを行うことを特徴としている。
[作用] 上記構成からなる罫線形成方法によれば、雌型におけ
る段差形状の部分に板紙が載置された状態で押し罫が下
降することにより、板紙の所定位置にはダメージを一点
に集中させた罫線が形成される。
[実施例] 本実施例において使用される打抜き型は、従来技術で
述べたものと略同様なものであるが、第1図に示すよう
に、抜き型1に取り付けられる特定の押し罫2に対応す
る雌型3の部分の形状が、従来のように凹状の溝ではな
く、第1図に示すように段差形状となっている。すなわ
ち、本発明の罫線形成方法が行われる部分においては、
第1図に示すように、面盤4上に片側だけ固い厚紙5を
設けることにより段差形状を形成している。そして、第
1図のように雌型3の上に板紙6が載置された状態で、
従来のものと同様にして抜き型1が下降させられると、
この段差形状の部分では押し罫2が第2図のように板紙
6を面盤4及び厚紙5との間で挟むことによりダメージ
を一点に集中させた罫線が付けられる。このようにして
付けられた罫線は、第3図に示すように、図のAで示す
部分にエッジが形成されると共に押し罫2と厚紙5との
間隔αで段差が付けられたものとなる。そして、この罫
線部分において板紙6を折り曲げた場合には、図のAで
示すエッジの部分で折り曲げられることとなり折り位置
が安定する。
ここで、種々の条件で上記の罫線を形成したところ、
板紙6の厚さtが0.3mm以上かつ厚紙5の厚さが50μ以
上であって、t≦α≦2tの場合にエッジAの部分で確実
に折れ曲がることが判明した。そして、特に折れ曲がり
の効果が大きいのは、1.25t≦α≦1.75tであった。ま
た、押し罫2の幅は従来のものと同様でも、或いはそれ
以上の幅でも特に関係はなかった。
以下、第4図(a)〜(d)により本発明の具体例を
説明する。
この例では、従来技術で述べたのと同様なカートンの
蓋となる部分にこの罫線形成方法を適用した。すなわ
ち、第4図(a)における罫線aと罫線bの間に領域に
対応する面盤上に厚紙を設けないことにより、罫線aと
罫線bの部分に対応する前記雌型3の形状をそれぞれ段
差形状として罫線a及び罫線bを付けた。なお、その他
の罫線は従来と同様にして設けている。このようにして
罫線a及び罫線bを形成した後、罫線cを谷折りして側
パネル7を内側に倒し、次いで罫線a及び罫線bを順に
山折り及び谷折りして糊しろ片8を折り込んだところ、
罫線a,bの部分では第3図にAで示すエッジの部分が折
り位置となり、第4図(b)のように所定の形状に折り
畳むことができた。続いて、罫線dを谷折りして側パネ
ル9を内側に折り曲げ糊しろ片8と接着して第4図
(c)に示す折畳み状態とした後、側パネル7,9を起こ
したところ第4図(d)に示すようにコーナーが直角と
なった所望に形状に起函することができた。
次に、第5図(a),(b)により本発明の別の具体
例を説明する。
この例では、カートンの側壁を二重として厚みを持た
せる部分に適用した。すなわち、第5図(a)における
罫線eと罫線fの間の領域に対応する面盤上に厚紙を設
けないことにより、罫線eと罫線fの部分に対応する前
記雌型3の形状をそれぞれ段差形状として線e及び罫線
fを付けた。このようにして罫線e及び罫線fを形成し
た後、罫線e及び罫線fの部分で両側パネル10,11を第
5図(b)のように折り曲げたところ、罫線e及び罫線
fの部分でシャープに折れ曲った側壁が得られた。
以上、本発明の罫線形成方法を適用する具体例を2つ
の場合について述べたが、本発明は上記の各具体例に限
らず、折曲げの位置の精度が望まれる箇所について適用
可能ある。ただし、その部分においては雌型を段差形状
とする必要があるので、例えば、隣接する2本の罫線の
間で面盤上の厚紙を省略してこれら2本の罫線に対応す
る雌型の部分にそれぞれ段差を形成するような箇所に適
用するのが好ましいものである。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明の罫線形成方法において
は、抜き型に取り付けられた特定の押し罫に対応する部
分を面盤上に片側だけ固い厚紙を設けることにより段差
形状にしてなる雌型を用いて罫線付けを行うようにした
ことにより、カートンブランクの打抜き時に際して、ダ
メージを一点に集中させた罫線を形成することができる
ので、この罫線の部分での折り位置の精度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る罫線形成方法に使用する打抜き型
の要部断面図、第2図はその作動の状態を示す要部断面
図、第3図は罫線が形成された板紙の断面図、第4図
(a)〜(d)は本発明を適用した具体例を示す説明
図、第5図(a),(b)は本発明を適用した別の具体
例を示す説明図、第6図は従来の打抜き型を示す断面
図、第7図(a),(b)は従来の打抜き型の作動を説
明するための要部断面図、第8図は従来の打抜き型によ
り罫線が形成された板紙の断面図、第9図(a)〜
(c)は従来の打抜き型を適用した具体例を示す説明図
である。 1……抜き型、2……押し罫、3……雌型、4……面
盤、5……厚紙、6……板紙、7……側パネル、8……
糊しろ片、9……側パネル、10,11……側パネル、a,b,
c,d,e,f……罫線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B31B 1/00 - 49/04 B31C 1/00 - 13/00 B31D 1/00 - 5/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】雌型に対して抜き型を下降させることで板
    紙を所定形状のカートンブランクに打ち抜くと同時に罫
    線付けを行う際に行われる罫線形成方法において、抜き
    型に取り付けられた特定の押し罫に対応する部分を面盤
    上に片側だけ固い厚紙を設けることにより段差形状にし
    てなる雌型を用いて罫線付けを行うことを特徴とする罫
    線形成方法。
  2. 【請求項2】板紙の厚さを0.3mm以上かつ厚紙の厚さを5
    0μにし、押し罫と厚紙との間隔をα、板紙の厚さをt
    とした時に、t≦α≦2tとすることを特徴とする請求項
    1に記載の罫線形成方法。
JP2296893A 1990-11-01 1990-11-01 罫線形成方法 Expired - Lifetime JP2915128B2 (ja)

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