JPH11319189A - 遊技機の入賞報知装置 - Google Patents

遊技機の入賞報知装置

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JPH11319189A
JPH11319189A JP10152174A JP15217498A JPH11319189A JP H11319189 A JPH11319189 A JP H11319189A JP 10152174 A JP10152174 A JP 10152174A JP 15217498 A JP15217498 A JP 15217498A JP H11319189 A JPH11319189 A JP H11319189A
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JP10152174A
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Fumio Komori
富美雄 小森
Masahiko Haruta
正彦 治田
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Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入賞報知とそれに誘起される期待感との間に
大きな齟齬がなく、しかも遊技者が的確に知覚でき或い
はうるさいと感じることが少なく、更に従来と異なる構
成で新たな演出効果も実現可能な遊技機の入賞報知装置
を提供する。 【解決手段】 例えば9個のリールランプ61〜69を
利用し、集中役成立状態でのシングルボーナス入賞につ
いてはSの字、通常のシングルボーナスについてはTの
字というように、同じ賞について、そのときの集中役の
成立、非成立に応じて異なる形態での報知を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遊技機の入賞報知装
置に関し、詳しくは、回胴式遊技機その他の遊技機の入
賞報知装置に関し、更に詳しくは、特定の入賞役につい
て、抽選結果に基いて選択された、通常よりも高い確率
値を有する高確率テーブルにより実行される高確率遊
技、いわゆる高確率役物遊技、集中役若しくは小役集中
等(以下「集中役」という)を設けている遊技機に於
て、該特定の賞が、集中役成立中の入賞であることを遊
技者に報知する為の遊技機の入賞報知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機、例えば回胴式遊技機の賞(役)
の形態の一つに集中役がある。これは、所謂2号機と言
われる回胴式遊技機から認可されるようになったもの
で、この役が成立している間は、特定の賞、例えば、シ
ングルボーナスや小役の入賞確率が普段の十倍にされ、
特に一部の機種では、その後、ビッグチャンス(ビッグ
ボーナス)やレギュラーボーナスに繋がる可能性を有し
ている。この為、集中役には大きな関心が寄せられる。
従来は、この集中役が成立したときから、ランプの点滅
や効果音によってそのことを遊技者に報知していた(例
えば、特許第2627715号公報、特開平8−280
872号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、集中役それ自
体は、そのとき、特定の賞について入賞確率が大きくな
るというだけであって、それが獲得メダル数を何個か直
接に増加させる訳ではない。即ち、集中役成立イコール
大量メダル獲得、ではないのであって、そうなることも
あれば、そうならないこともある。それがまさしく遊技
なのである。しかし、集中役成立状態だという報知に接
すると、判ってはいても、つい期待をしてしまうのが人
情で、そんなとき、現実の獲得枚数が少ないと、聊か落
胆する。
【0004】また、集中役は或る時間持続する。この
為、これを表わす集中役の報知たるランプ点滅、効果音
発生なども、その間ずっと継続されている。ここで、人
の知覚には、継続する事象に対しては注意力或いは感度
が鈍くなるという性質がある。また、遊技場内は種々の
光や音が飛び交っている。このため従来の報知形態で
は、それがランプの点滅であれ、効果音であれ、遊技者
には知覚されにくく、遊技の演出として少し物足りない
面があった。
【0005】一方で、報知があまりに大きな音であった
り、賑やかな点滅であったりすると、それが持続される
ことで、人によっては逆にうるさいと感ずることもあ
る。
【0006】更に、遊技機に限らないが、演出というも
のは凡そ飽きが来やすいものである。この点から、遊技
機に於ける種々の報知方式に関しても、常に目新しいも
のが求められている。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を解
消する、或いは新しいものをというニーズに応えること
にあり、報知とそれに誘起される期待感との間に大きな
齟齬がなく、しかも遊技者が的確に知覚でき或いはうる
さいと感じることが少なく、更に従来と異なる構成で新
たな演出効果も実現可能な遊技機の入賞報知装置を提供
しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1の発明では、特定の入賞役の入賞確率が、通常確率
テーブル又は通常確率テーブルよりも高い確率値を有す
る高確率テーブルにより決定され、前記通常確率テーブ
ル又は高確率テーブルが抽選結果に基いて選択されて、
それぞれに対応した通常確率遊技又は高確率遊技が実行
される遊技機の入賞報知装置に於て、前記高確率遊技成
立状態での前記特定の入賞役の入賞を検出する高確率遊
技成立時特定入賞検出手段と、該検出手段出力に応動し
て、前記高確率遊技成立状態での前記特定の入賞役であ
ることを示すべく、報知手段を作動又は非作動とする作
動制御手段とを備える。
【0009】また、請求項2の発明では、請求項1と同
じ形態の遊技機の入賞報知装置に於て、前記高確率遊技
成立状態での前記特定の入賞役の入賞を検出する高確率
遊技成立時特定入賞検出手段と、該検出手段出力に応動
して、前記高確率遊技成立状態での前記特定の入賞役で
あること、又は前記高確率遊技非成立状態での前記特定
の入賞役であることを示すべく、或る態様で、又はそれ
とは別の態様で、報知手段を作動させる作動制御手段と
を備える。
【0010】また、請求項3の発明では、可変表示部を
光輝させる手段が請求項1又は請求項2にいう報知手段
として使用される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示実施の
形態例に基いて説明する。ここでは、報知の形態を3種
類想定し、第1〜第3の実施の形態例として説明する。
図1に、第1の実施の形態例の回胴式遊技機10の外観
を示す。回胴式遊技機の一般的構造は既に良く知られて
いる。従って、ここでは、第1の実施の形態例として新
たに設けた部分を中心に、かいつまんで説明をする。な
お、「回胴式遊技機」は、以下「遊技機」という。
【0012】図1に於て、11はインジケータで、パネ
ル表面に印刷された横長の囲いと、その中に表示された
「S・B(集中突入中)」という文字表示と、この表示
部分のパネル内に配置された横1列の12個のLED
(発光ダイオード。不図示)とで構成される。インジケ
ータ11は、集中役が成立している状態の下で、シング
ルボーナスに入賞したときに、それを遊技者に報知する
ために使用され、請求項にいう報知手段に当る。
【0013】インジケータ11は、入賞に同期して作動
を始め、次のゲーム開始、例えば、コインが投入された
ときやスタートレバー12が叩かれたとき、その作動を
停止する。インジケータ11の作動形態は、集中役成立
状態の下でシングルボーナスに入賞したことを報知出来
るなら何でも良い。次のゲームの開始までの12個のL
EDの単純な一斉点灯でも良く、一斉の単純な点滅であ
っても良い。順に点灯位置が移動して行くのも面白い
し、左右へ行ったり来たりも面白い。砕けた雰囲気を出
すなら三三七拍子の如きリズムでの点滅も面白い。
【0014】なお、これら作動はシングルボーナスの入
賞に同期して開始されれば足り、作動の終了時期につい
ては任意である。上述のように、次のゲームの開始を契
機に作動を停止しても良いし、作動開始から所定時間経
過で(例えば0.7秒)作動終了でも良い。
【0015】なお、請求項でも作動の語を使用してい
る。これは、報知手段がLED(インジケータ11)や
ランプだけには限られず、音を利用したり、パチンコ機
の風車のように物理的な素材を使用したりしても良いも
のであり、単純なオンオフというような言葉では報知手
段の動きを表現できないからである。
【0016】即ち、作動の語は、報知手段の種類によっ
て作動の具体的内容が変る。念のため、この第1の実施
の形態例に照して、作動の語を説明しておくと、上記イ
ンジケータ11の点滅や点灯、或いは三三七拍子での点
滅を始めることが作動の開始であり、それをやめること
が作動の停止となる。若し、音が連続している特定の曲
などを報知の手段としたときは、その曲を演奏し始めた
ときが報知手段の作動開始であり、演奏をやめたときが
作動の停止である。また、例えばビビビビ…というよう
な断続音を報知手段としたときは、その断続音を出し始
めたときが作動の開始、それをやめたときが作動の停止
である。
【0017】次に、上記インジケータ11の作動をさせ
るための回路構成(ブロック構成)を図2に示す。なお
遊技機には、種々の回路構成、部品等が存在する。図2
には、そのうちの、第1の実施の形態例の動作に関連あ
る部分のみ示す。また、これら図示した各ブロックも、
集中役成立時特定入賞検出部13を除けば、遊技機に以
前から使用されているものである。従って、これらにつ
いても、図1の外観に係る部分と同様に、動作説明に必
要な範囲で説明或いは引用する。
【0018】即ち、図2に於て、14は投入枚数記憶部
で、そのとき賭けられたメダルの枚数を記憶している。
メダルは、所望枚数を直接投入口16に投入しても良
く、メダル1枚〜3枚に対応して設けられているクレジ
ットボタン17,18,19の何れかを押しても良い。
何れの場合も、遊技機10の全体動作を統轄する主制御
部(不図示)を通じて、その枚数が投入枚数記憶部14
に格納される。なお、他のブロックも、この主制御部の
管理下で動作する。冗長なので以後いちいち断わらな
い。
【0019】スタートレバー12の外観は図1に示され
るとおりで、これを叩くとゲームが始まる。具体的に
は、スタートレバー12が叩かれると、これに応動して
確率用乱数取得部21が乱数発生部22から乱数を取得
する。乱数発生部22は、例えば16ビット2進の乱数
を発生しており、取得された乱数は確率判定部23に送
られる。確率判定部23は、そのとき取得された乱数を
検査して、当選であれば、集中役に入ったこと、そうで
なければ、平常の儘であることをテーブル選択部24に
通知する。
【0020】確率テーブル記憶部26には、高確率、通
常確率の少なくとも2種類の確率テーブルが保持されて
いる(不図示)。このうち、高確率テーブルが集中役成
立のときのもので、これでは、シングルボーナスについ
てのみ、入賞確率が通常の10倍とされている。テーブ
ル選択部24は、確率判定部23での判定結果に対応し
て、このような異なる確率テーブルの各データを賞決定
部27に供給する。
【0021】一方、スタートレバー12が叩かれたのに
応動して、賞決定用乱数取得部28も乱数発生部22か
ら乱数を取得する。これは賞決定部27に供給される。
賞決定部27は、この乱数と、そのとき投入枚数記憶部
14に保持されている投入枚数と、そのとき供給されて
いる確率のデータとに基いて、そのとき何れかの賞に当
選か、何れにも非当選か、当選だとしたら、それが何回
目で、まだ続くか、そこで終りか、別の状態に移るかな
ど、賞(役)の内容を決定する。
【0022】この結果は、リール制御部29及び払出制
御部31に送られる。これらにより、そのときの賞の状
態に対応した位置での各リールの停止制御やメダルの払
出し又はクレジット枚数のインクリメント等が実行され
る。発光制御部32、音声出力制御部33にもこの賞の
データが供給される。これらにより、そのときの賞の状
態に対応したLEDや他のランプの点滅、効果音の出力
などが実行される。
【0023】賞決定部27で決定された賞の状態は、集
中役成立時特定入賞検出部13にも供給される。ここに
は、確率判定部23の判定結果、即ち高確率(集中状
態)か、通常確率かの情報も供給されている。集中役成
立時特定入賞検出部13は、この二つの入力の論理積を
取る。即ち、集中状態に入っており、しかもシングルボ
ーナスに入賞していれば、出力を「真」とする。この出
力は発光制御部32に供給される。
【0024】発光制御部32は、これに応動して、前述
のインジケータ11を作動させる。このあと集中役成立
時特定入賞検出部13は、スタートレバー12の状態を
監視する。シングルボーナスなので、遊技者がメダル1
枚を投入するか、「1」のクレジットボタンを押すなり
して、スタートレバー12を叩くと、その情報が集中役
成立時特定入賞検出部13に供給される。集中役成立時
特定入賞検出部13は、これに応動して、発光制御部3
2に作動終了を指示する。これで発光制御部32はイン
ジケータ11の作動を停止する。
【0025】以上説明した第1の実施の形態例10は、
請求項1にいう発明の一つの実施の形態である。なお、
集中役成立時特定入賞検出部13が請求項にいう高確率
遊技成立時特定入賞検出手段に当たり、発光制御部32
が同じく作動制御部に当る。
【0026】第2の実施の形態例では、このインジケー
タ11に代え、既存の9個のリールランプを利用する。
なお、外観に関しては、インジケータ11が無いことを
除き第1の実施の形態例と同じである。従って、この第
2の実施の形態例の説明でも図1を引用する。第2の実
施の形態例は全体を図には新たに表現しない。従って、
第2の実施の形態例全体に対する符号は付けない。ま
た、リールランプに関してであるが、これも既に知られ
ている。しかし、ここではこれを使用するし、一応の説
明をしておいた方が、理解容易なので、これはかいつま
んで説明する。
【0027】先ず、図1に示す遊技機10の正面中央に
は、表示窓41〜43が設けられている。これに対応し
て、遊技機1の内部には、図3に示す如き可変表示部、
即ち各リール46〜48が配置されている。リール46
〜48の表面には、夫々21個のシンボル(図柄)が配
置されており(不図示)、各表示窓41〜43は、この
うちの3個づつが見える大きさにされている。
【0028】各ストップボタン51〜53を押すと、各
シンボルが水平3本の各入賞ライン54〜56に正対し
て停止する。そこにどのシンボルが停止するかは、その
前に実行される賞決定部27での抽選の結果次第であ
る。そして、これら各リール46〜48の内部に、ここ
で利用する3個づつのリールランプ61〜69が配置さ
れている。これらリールランプ61〜69は、前述の3
本の入賞ライン54〜56に正対しており、各リール4
6〜48上のシンボルを背後から照明している。これで
回転或いは停止しているシンボルが、表示窓41〜43
の外から良く見えることとなる。
【0029】ここでの回路構成も、第1の実施の形態例
と同じである(図2)。但し、第2の実施の形態例の発
光制御部32は、インジケータ11に代え、9個のリー
ルランプ61〜69の作動を制御する。この点は異な
る。ブロック図としての外見は違わないので、これも第
1の実施の形態例10のものである図2をそのまま流用
する。発光制御部の符号32も同じにする。
【0030】図4に、リールランプ61〜69による集
中役成立中のシングルボーナス入賞報知例を示す。ここ
では、集中役を表わす意味で、「S」の字を表示する
(これに限らない)。各段階についての枠の中に置かれ
ている9個の桝目は、縦横3個づつ配置されている夫々
のリールランプ61〜69を表わす。1箇所でこれらに
符号を付けると図が見にくくなるので、7つの段階のど
れかに於て、該当する位置に符号61〜69を付す。図
5についても同じにする。
【0031】桝目の中に黒丸があるときは、そのリール
ランプ61〜69が点灯していることを表わす。各段階
の持続時間は、例えば40ミリ秒とされる。即ち、段階
1の点灯状態が40ミリ秒持続されたら、次は段階2の
状態が40ミリ秒持続される。以後、順に段階7までの
点灯制御が実行される。これを例えば2回繰り返す。そ
の後、次にスタートレバー12が叩かれるまで、段階7
の点灯状態だけを持続させる。
【0032】これで、9個のリールランプ61〜69に
よる2回のSの字のなぞり表示と、その後の連続点灯表
示が実行される。この表示のとき、表示窓41〜43に
は、そのときのシングルボーナスに該当する各シンボル
が並んでいる筈である。従って、これらシンボルにこの
Sの字の表示が重なって、遊技者は、そのときのシング
ルボーナスが集中役成立中のものであることを直ちに感
得できる。なお、この「S」の字が集中役成立中のシン
グルボーナス入賞を表わしていることを、パネル上の表
示窓41〜43近傍に文字表示しておくと判りやすい。
【0033】以上説明した第2の実施の形態例も請求項
1に記載の発明の一実施の形態である。上記2回のSの
字のなぞり表示と、その後のSの継続表示(次にスター
トレバー12が叩かれる迄)が、請求項にいう報知手段
の作動状態であり、それ以外のときが報知手段の非作動
状態である。ここでの発光制御部32も請求項1にいう
作動制御手段にあたる。
【0034】次に第3の実施の形態例について説明す
る。この実施の形態例では、第2の実施の形態例と同じ
ように、集中役成立状態でのシングルボーナスの当りに
対して「S」の字を表示することに加え、通常状態での
シングルボーナスの当りに対しても、図5に示すような
「T」の表示を行なう。ここで「T」の字は「単発」を
意味している。「S」の字と同じ手順で表示可能なの
で、図5に各表示段階を示すだけとして、説明を略す。
この第3の実施の形態例も全体を図には新たに表現しな
い。従って、第3の実施の形態例全体に対する符号も付
けない。
【0035】このように「T」の字の表示も加えること
で、一層明確に、集中役成立時のシングルボーナスの当
りが認識できる。何故なら、このように何かの装置の何
かの状態を表報知しようとするとき、単にそのランプ等
が点灯しているか、消灯しているかでそれを表現するよ
りも、夫々の灯台ごとに点灯のリズムを変えているよう
に、点灯はさせておいた上で、その形態を変える、即ち
異なった作動の形態とする方が、見るものにとってその
報知内容を感得しやすいからである。
【0036】このような観点から、第3の実施の形態例
では、第2の実施の形態例のように通常時は非作動(無
表示)とするのをやめ、上述の如く、通常時は別形態の
作動(別表示(T))という報知方式にした。これらS
或いはTがリールランプ61〜69によって表示される
ときも、表示窓41〜43にはシングルボーナスの各シ
ンボルが並んでいる筈である。これら各シンボルにS又
はTの表示が重なる。遊技者は、第2の実施の形態例に
も増して容易に、それが集中役成立時の入賞であるか、
通常時の入賞であるかを感得できる。ここでも、これら
「S,T」の字が集中役成立中或いは通常時のシングル
ボーナス入賞を表わしていることを、パネル上の表示窓
41〜43近傍に文字表示しておくと判りやすい。
【0037】この第3の実施の形態例は請求項2にいう
発明の一実施の形態となる。集中役成立時特定入賞検出
部13が、請求項2にいう高確率遊技成立時特定入賞検
出手段に当たり、ここでの発光制御部32が、請求項2
にいう作動制御手段に当る。そして、前述の第2の実施
の形態例及びこの第3の実施の形態例でのリールランプ
61〜69が、請求項3にいうリールシンボルを光輝さ
せる手段に当る。
【0038】なお、第2,第3の実施の形態例では、9
個のリールランプ61〜69をドットと見立てて、Sや
Tのなぞり表示を行なった。集中役成立下でのシングル
ボーナス入賞と同時にこれら全部を一斉に点灯し、次の
スタートレバー12が叩かれたのを契機として一斉に消
灯する、というようにしてもよい。こうした場合は、請
求項1の発明の一実施の形態となる。点滅を一斉に始
め、次のスタートレバー12が叩かれたのを契機にそれ
をやめるようにしても良い。これらの場合も、その旨の
説明文を表示しておくと良い。
【0039】リールランプ61〜69を一斉に点滅させ
るが、そのときの点滅のリズムを2種類にすると、複数
の作動形態となる。これは請求項2の発明の一実施の形
態となる。2種類のリズムとしては、例えば、前述の三
三七拍子での点滅と、一定周期の単純な点滅という2種
類があり、一方を集中役成立状態でのシングルボーナス
入賞に割当て、他方を集中役非成立状態のときのシング
ルボーナス入賞に割当てる。
【0040】第1の実施の形態例のインジケータ11に
ついて、このような2種類のリズムで動作させることも
出来る。また、LED12個全部が点灯、点滅する形態
と、例えば9個だけが点灯、点滅する形態との組合せに
よる2種類の報知形態も考えられる。これらも請求項2
の発明の一実施の形態となる。
【0041】なお、インジケータ11の作動のリズムや
作動の個数を変化させることで、2種類の作動態様を実
現するときは、第1の実施の形態例での「S・B(集中
役突入中)」という文字表示に代え、例えばLED12
個分の長さを指し示す「S・B(集中役突入中)という
文字表示と、例えばLED9個分の長さを指し示す「S
・B(通常)」という文字表示とを、12個のLEDの
列に対応させてパネル上に配置すると良い。
【0042】また、各実施の形態例では、インジケータ
11やリールランプ61〜69、言わば光を報知手段と
した。一部は前にも言及したが、特定効果音やメロディ
など、言わば音を報知手段にしても良く、更には、光と
音の両者を報知手段としても構わない。
【0043】また、リールを液晶表示装置などの画面上
で表示する遊技機である場合は、表示窓内に位置する各
シンボルの背景の色や明るさを変化させることで、リー
ルランプの点滅と同じ報知機能を実現することが出来
る。一歩進んで、上記各実施例で例示したSやTをシン
ボルに重ねて表示するのも面白く、更に進んで、シング
ルボーナス当りのときのシンボルに重ねて「集中役中S
・B」「通常S・B」などのメッセージを重ね表示して
も良い。
【0044】また、報知対象たる高確率の状態の名称は
集中役に限られず、同様内容の他の高確率状態に対して
も本発明を適用できる。また、報知対象の賞の名称もシ
ングルボーナスに限られず、他の同様の賞に対しても本
発明を適用できる。更に、回胴式以外でも、同様の複数
の賞を設け、その中のどれかについて複数の確率状態を
設けている遊技機に対して本発明を適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明で
は、集中役が成立している状態の下で、当該集中役の対
象になっている賞の入賞を、その入賞に同期して、例え
ばSの字を表示することで報知するようにした。この報
知方式は、従来のものに比べ、遊技者が感得した雰囲気
と実績との間に齟齬を生ずることが少ない。また、報知
に対する遊技者の認識度も高い。うるさいとも感じな
い。しかも、従来と異なる報知方式で新鮮さがある。従
って、従来より一層中身の濃い遊技の演出を実現でき
る。
【0046】また、請求項2の発明では、集中役成立時
の入賞はSの字、そうでないときはTの字というよう
に、同じ賞について、そのときの役の成立、非成立に応
じた異なる形態の報知を行なうようにした。こうする
と、更に遊技者が感得し易い入賞報知が可能になる。
【0047】更に、請求項3の発明では、リールランプ
等、シンボルを光輝させる手段を報知手段として使用す
るようにした。こうすると、シンボルと報知とが重なる
ので一層認識し易い報知が出来る。既存のハードウェア
をその儘利用出来るという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例の回胴式遊技機の外観を示
す斜視図。
【図2】第1の実施の形態例の回胴式遊技機の回路構成
を示すブロック図。
【図3】第1の実施の形態例のリール部分を取り出して
示す斜視図。
【図4】9個のリールランプでSの字をなぞり書きする
ときの点灯順を示す図。
【図5】9個のリールランプでTの字をなぞり書きする
ときの点灯順を示す図。
【符号の説明】
10…回胴式遊技機 11…インジケ
ータ 12…スタートレバー 13…集中役成
立時特定入賞検出部 14…投入枚数記憶部 16…投入口 17〜19…クレジットボタン 21…確率用乱
数取得部 22…乱数発生部 23…確率判定
部 24…テーブル選択部 26…確率テー
ブル記憶部 27…賞決定部 28…賞決定用
乱数取得部 29…リール制御部 31…払出制御
部 32…発光制御部 33…音声出力
制御部 41〜43…表示窓 46〜48…リ
ール 51〜53…ストップボタン 54〜56…入
賞ライン 61〜69…リールランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の入賞役の入賞確率が、通常確率テ
    ーブル又は通常確率テーブルよりも高い確率値を有する
    高確率テーブルにより決定され、前記通常確率テーブル
    又は高確率テーブルが抽選結果に基いて選択されて、そ
    れぞれに対応した通常確率遊技又は高確率遊技が実行さ
    れる遊技機の入賞報知装置に於て、前記高確率遊技成立
    状態での前記特定の入賞役の入賞を検出する高確率遊技
    成立時特定入賞検出手段と、該検出手段出力に応動し
    て、前記高確率遊技成立状態での前記特定の入賞役であ
    ることを示すべく、報知手段を作動又は非作動とする作
    動制御手段とを備えたことを特徴とする遊技機の入賞報
    知装置。
  2. 【請求項2】 特定の入賞役の入賞確率が、通常確率テ
    ーブル又は通常確率テーブルよりも高い確率値を有する
    高確率テーブルにより決定され、前記通常確率テーブル
    又は高確率テーブルが抽選結果に基いて選択されて、そ
    れぞれに対応した通常確率遊技又は高確率遊技が実行さ
    れる遊技機の入賞報知装置に於て、前記高確率遊技成立
    状態での前記特定の入賞役の入賞を検出する高確率遊技
    成立時特定入賞検出手段と、該検出手段出力に応動し
    て、前記高確率遊技成立状態での前記特定の入賞役であ
    ること、又は前記高確率遊技非成立状態での前記特定の
    入賞役であることを示すべく、或る態様で、又はそれと
    は別の態様で、報知手段を作動させる作動制御手段とを
    備えたことを特徴とする遊技機の入賞報知装置。
  3. 【請求項3】 可変表示部を光輝させる手段が前記報知
    手段として使用されていることを特徴とする請求項1又
    は請求項2に記載の遊技機の入賞報知装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002360765A (ja) * 2001-06-13 2002-12-17 Konami Parlor Entertainment Kk 遊技機
JP2007143971A (ja) * 2005-11-29 2007-06-14 Sankyo Kk 遊技球を用いたスロットマシン
JP2015208397A (ja) * 2014-04-24 2015-11-24 京楽産業.株式会社 遊技機

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