JPH11317136A - 真空バルブ操作機構 - Google Patents
真空バルブ操作機構Info
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- JPH11317136A JPH11317136A JP12076698A JP12076698A JPH11317136A JP H11317136 A JPH11317136 A JP H11317136A JP 12076698 A JP12076698 A JP 12076698A JP 12076698 A JP12076698 A JP 12076698A JP H11317136 A JPH11317136 A JP H11317136A
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- Japan
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- lever
- case
- contact
- operating mechanism
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】横幅を狭くすることによって小型化することの
できる真空バルブ操作機構を提供することである。 【解決手段】本発明は、真空容器5内で固定接点9に可
動接点8を開閉させる為に、可動電極棒4の軸線方向に
延長した絶縁棒10の先端部に、接触圧供給バネ13を
内蔵したケース11を設け、ケース11の先部にレバー
2の先端部を、前記軸線方向に揺動する状態で連結し、
レバー2の側面に捩じりコイルバネ22を沿わせてある
真空バルブ操作機構において、レバー2を板状に形成
し、ケース11の先部に、レバー2の先端部を挿入する
一対のスリット16を対向して設け、両スリット16内
にレバー2の先端部を収納し、レバー2の収納された部
分に、接触圧供給バネ13を支持する連結ピン18を、
レバー2の長手方向並びに前記軸線方向に対して交差し
て設け、該連結ピン18の両端部を、ケース11の先部
の対向箇所間に架設してあることを特徴とする。
できる真空バルブ操作機構を提供することである。 【解決手段】本発明は、真空容器5内で固定接点9に可
動接点8を開閉させる為に、可動電極棒4の軸線方向に
延長した絶縁棒10の先端部に、接触圧供給バネ13を
内蔵したケース11を設け、ケース11の先部にレバー
2の先端部を、前記軸線方向に揺動する状態で連結し、
レバー2の側面に捩じりコイルバネ22を沿わせてある
真空バルブ操作機構において、レバー2を板状に形成
し、ケース11の先部に、レバー2の先端部を挿入する
一対のスリット16を対向して設け、両スリット16内
にレバー2の先端部を収納し、レバー2の収納された部
分に、接触圧供給バネ13を支持する連結ピン18を、
レバー2の長手方向並びに前記軸線方向に対して交差し
て設け、該連結ピン18の両端部を、ケース11の先部
の対向箇所間に架設してあることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変圧器や電圧調整
器の一部品である負荷時タップ切換器の真空バルブ式切
換開閉器に使用する真空バルブ操作機構に関するもの
で、さらに詳しく言えば、真空容器内で固定電極棒に対
して可動電極棒を往復運動させる為の真空バルブ操作機
構に関するものである。
器の一部品である負荷時タップ切換器の真空バルブ式切
換開閉器に使用する真空バルブ操作機構に関するもの
で、さらに詳しく言えば、真空容器内で固定電極棒に対
して可動電極棒を往復運動させる為の真空バルブ操作機
構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】真空バルブ操作機構は、図6及び図7に
示すように、板カム81の回転運動を、レバー82の上
下方向への揺動運動に変え、それを接触圧供給バネ83
を内蔵したケース84を介して可動電極棒85の上下動
に変え、可動電極棒の先の可動接点86と固定電極棒8
7の先の固定接点88とを開閉させるものである。ま
た、真空バルブ89は、両電極棒に所望の電流を流すに
は、閉状態の場合に固定接点と可動接点とが確実に面で
接触し、且つ固定接点に可動接点を一定の圧力で押し付
けていることが必要である。押し付ける圧力は、前記し
た接触圧供給バネによって行い、また、接点の面接触の
確保は、可動電極棒を固定電極棒の軸線方向に正確に上
下動させることによって行っている。
示すように、板カム81の回転運動を、レバー82の上
下方向への揺動運動に変え、それを接触圧供給バネ83
を内蔵したケース84を介して可動電極棒85の上下動
に変え、可動電極棒の先の可動接点86と固定電極棒8
7の先の固定接点88とを開閉させるものである。ま
た、真空バルブ89は、両電極棒に所望の電流を流すに
は、閉状態の場合に固定接点と可動接点とが確実に面で
接触し、且つ固定接点に可動接点を一定の圧力で押し付
けていることが必要である。押し付ける圧力は、前記し
た接触圧供給バネによって行い、また、接点の面接触の
確保は、可動電極棒を固定電極棒の軸線方向に正確に上
下動させることによって行っている。
【0003】可動電極棒の正確な上下動は、ケースを前
後及び左右方向にブレないように保持した状態で上下方
向に揺動させることを必要とする。この為、従来は図8
及び図9に示すように、レバーの中間部から先部に亘っ
て分岐した二又片90の間に、ケースを挟むように収納
することによって、ケースの左右方向のブレを拘束し、
ケースの左右方向に架設した連結ピン91の両端部を、
上記二又片の各片に連結することによって、ケースの前
後方向のブレを拘束していた。なお、レバーの側面に
は、カムへの接触を行い且つ開極時に有効に作用する捩
じりコイルバネ92が沿わせてある。
後及び左右方向にブレないように保持した状態で上下方
向に揺動させることを必要とする。この為、従来は図8
及び図9に示すように、レバーの中間部から先部に亘っ
て分岐した二又片90の間に、ケースを挟むように収納
することによって、ケースの左右方向のブレを拘束し、
ケースの左右方向に架設した連結ピン91の両端部を、
上記二又片の各片に連結することによって、ケースの前
後方向のブレを拘束していた。なお、レバーの側面に
は、カムへの接触を行い且つ開極時に有効に作用する捩
じりコイルバネ92が沿わせてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】変圧器や電圧調整器
は、電柱に取り付けられる場合には、安定した取付け状
態を確保する為にコンパクトな構造が望ましい。この
為、本発明者は真空バルブ操作機構の小型化に取り組
み、図8で示している横幅を狭くする為に、レバーの形
状や、レバーとケースとの連結具合、さらには、捩じり
コイルバネの巻筒部がケースの側方に食み出さないよう
にする構造を考えた。このように、本発明の目的とする
ところは、横幅を狭くすることによって小型化すること
のできる真空バルブ操作機構を提供することである。
は、電柱に取り付けられる場合には、安定した取付け状
態を確保する為にコンパクトな構造が望ましい。この
為、本発明者は真空バルブ操作機構の小型化に取り組
み、図8で示している横幅を狭くする為に、レバーの形
状や、レバーとケースとの連結具合、さらには、捩じり
コイルバネの巻筒部がケースの側方に食み出さないよう
にする構造を考えた。このように、本発明の目的とする
ところは、横幅を狭くすることによって小型化すること
のできる真空バルブ操作機構を提供することである。
【0005】また、国内の送電方式は三相3線式が一般
的に用いられており、真空バルブ式切換開閉器は、一相
当たり最低でも三個の真空バルブを必要とする。この
為、真空バルブ式切換開閉器は、図8で示すように、真
空バルブを間隔を開けて並列して設けると共に、各真空
バルブに該操作機構を夫々設けてある。そして、真空バ
ルブの径(幅)が操作機構の横幅よりも狭い場合には、
バルブの間隔は操作機構の横幅によって決定される。本
発明は、操作機構の横幅を狭くすることによって、径の
短い真空バルブを用いた場合に、切換開閉器としての横
幅を大巾に狭くすることを目的としたものである。
的に用いられており、真空バルブ式切換開閉器は、一相
当たり最低でも三個の真空バルブを必要とする。この
為、真空バルブ式切換開閉器は、図8で示すように、真
空バルブを間隔を開けて並列して設けると共に、各真空
バルブに該操作機構を夫々設けてある。そして、真空バ
ルブの径(幅)が操作機構の横幅よりも狭い場合には、
バルブの間隔は操作機構の横幅によって決定される。本
発明は、操作機構の横幅を狭くすることによって、径の
短い真空バルブを用いた場合に、切換開閉器としての横
幅を大巾に狭くすることを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、真空容器内で
固定電極棒の固定接点に、可動電極棒の可動接点を開閉
させる為に、可動電極棒の軸線方向に延長した絶縁棒の
先端部に、接触圧供給バネを内蔵したケースを設け、ケ
ースの先部にレバーの先端部を、該先端部が前記軸線方
向に揺動する状態で連結し、さらに、レバーの側面に捩
じりコイルバネを沿わせてある真空バルブ操作機構にお
いて、レバーを板状に形成し、ケースの先部に、レバー
の先端部を挿入する一対のスリットを対向して設け、両
スリット内にレバーの先端部を収納し、レバーの収納さ
れた部分に、接触圧供給バネを支持する連結ピンを、レ
バーの長手方向並びに前記軸線方向に対して交差して設
け、該連結ピンの両端部を、ケースの先部の対向箇所間
に架設してあることを特徴とする。
固定電極棒の固定接点に、可動電極棒の可動接点を開閉
させる為に、可動電極棒の軸線方向に延長した絶縁棒の
先端部に、接触圧供給バネを内蔵したケースを設け、ケ
ースの先部にレバーの先端部を、該先端部が前記軸線方
向に揺動する状態で連結し、さらに、レバーの側面に捩
じりコイルバネを沿わせてある真空バルブ操作機構にお
いて、レバーを板状に形成し、ケースの先部に、レバー
の先端部を挿入する一対のスリットを対向して設け、両
スリット内にレバーの先端部を収納し、レバーの収納さ
れた部分に、接触圧供給バネを支持する連結ピンを、レ
バーの長手方向並びに前記軸線方向に対して交差して設
け、該連結ピンの両端部を、ケースの先部の対向箇所間
に架設してあることを特徴とする。
【0007】レバーは、肉厚幅方向が連結ピンと平行に
なる状態で使用するものである。また、肉厚幅方向を横
方向とすると、レバーの肉厚部分はケースの横幅内に収
まる形態となる。同様に、捩じりコイルバネは、レバー
の側面に沿わせてあるので、その巻幅部分の少なくとも
一部がケースの横幅に収まる形態となる。また、本発明
の真空バルブ操作機構は、レバーの先端部をケースのス
リット内に挿入し、さらに、スリット内に挿入した部分
に設けた連結ピンの両端部を、ケースに架設してあるの
で、ケースが前後左右方向にブレない状態で上下動可能
となり、この結果、可動電極棒を正確に上下動させるこ
とができ、ひいては、固定接点と可動接点とを閉状態の
場合に、面で接触させることができる。
なる状態で使用するものである。また、肉厚幅方向を横
方向とすると、レバーの肉厚部分はケースの横幅内に収
まる形態となる。同様に、捩じりコイルバネは、レバー
の側面に沿わせてあるので、その巻幅部分の少なくとも
一部がケースの横幅に収まる形態となる。また、本発明
の真空バルブ操作機構は、レバーの先端部をケースのス
リット内に挿入し、さらに、スリット内に挿入した部分
に設けた連結ピンの両端部を、ケースに架設してあるの
で、ケースが前後左右方向にブレない状態で上下動可能
となり、この結果、可動電極棒を正確に上下動させるこ
とができ、ひいては、固定接点と可動接点とを閉状態の
場合に、面で接触させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の真空バルブ操作機構10
0は、図1に示すように、板カム1の回転運動を、レバ
ー2の上下方向への揺動運動に変え、それを真空バルブ
3の可動電極棒4の上下動に変えるものである。
0は、図1に示すように、板カム1の回転運動を、レバ
ー2の上下方向への揺動運動に変え、それを真空バルブ
3の可動電極棒4の上下動に変えるものである。
【0009】真空バルブ3は、フレームFに垂下する状
態で設けるもので、可動電極棒4の上部を真空容器5内
の下側に突入し、真空容器5内の上側に、固定電極棒6
の下部を突入して設け、ベローズ7の一端部を可動電極
棒4の上部に固着し且つ他端部を真空容器5の底部内面
に固着してある。この真空バルブ3は、可動電極棒4を
固定電極棒6の軸線方向に沿って上下動させることによ
って、可動電極棒4の上端に備わる可動接点8と、固定
電極棒6の下端に備わる固定接点9を開閉させる。ま
た、可動電極棒4の下端に絶縁棒10を延長して垂下し
ており、該絶縁棒10の下端部に、レバー2に連結する
ケース11を垂下する状態で固定してある。なお、真空
容器5の底部外面に固着されたリング状のガイド12
は、内部に可動電極棒4の上部を挿通して案内するもの
である。以上の構造は従来と同一である。
態で設けるもので、可動電極棒4の上部を真空容器5内
の下側に突入し、真空容器5内の上側に、固定電極棒6
の下部を突入して設け、ベローズ7の一端部を可動電極
棒4の上部に固着し且つ他端部を真空容器5の底部内面
に固着してある。この真空バルブ3は、可動電極棒4を
固定電極棒6の軸線方向に沿って上下動させることによ
って、可動電極棒4の上端に備わる可動接点8と、固定
電極棒6の下端に備わる固定接点9を開閉させる。ま
た、可動電極棒4の下端に絶縁棒10を延長して垂下し
ており、該絶縁棒10の下端部に、レバー2に連結する
ケース11を垂下する状態で固定してある。なお、真空
容器5の底部外面に固着されたリング状のガイド12
は、内部に可動電極棒4の上部を挿通して案内するもの
である。以上の構造は従来と同一である。
【0010】ケース11は図2に示すように、可動接点
8に固定接点9への接触圧を与える供給バネ13を内蔵
するもので、下向きに開口する有天筒型形状をしてい
る。ケース11と絶縁棒10との連結は、上側より一回
り細い絶縁棒10の下端部を、ケースの天壁14から内
部に突入させ、その突入部分にナット15を捩じ込ん
で、固定してある。また、ケース11とレバー2との連
結は、以下のようになっている。ケース11の下部の前
後対向箇所に、下向きに開口するスリット16を夫々設
け(図3及び図4参照)、両スリット16内にレバー2
の先端部を挿入することによって、ケース11を左右方
向に殆どブレないように保持してある。ケース11の下
部には、図1及び図4に示すように、レバー2の長手方
向に直交する方向(左右方向)の対面箇所に、抜孔17
を夫々設けてあり、一方、図2及び図3に示すように、
両抜孔17間に架設した連結ピン18の中間部に、レバ
ー2のケース内に収納された部分の一か所を貫通するこ
とによって、ケース11を前後方向に殆どブレないよう
に保持してある。なお、スリット16や抜孔17は、レ
バー2や連結ピン18が殆どがたつきなく嵌まる横幅に
形成してあり、しかも、抜孔17は上下方向に長く形成
してある。連結ピン18は、レバー2から抜けないよう
にする為に、両端部の先に割りピン等を差して、両割り
ピンがケース11の側面に当たるようにしてある。
8に固定接点9への接触圧を与える供給バネ13を内蔵
するもので、下向きに開口する有天筒型形状をしてい
る。ケース11と絶縁棒10との連結は、上側より一回
り細い絶縁棒10の下端部を、ケースの天壁14から内
部に突入させ、その突入部分にナット15を捩じ込ん
で、固定してある。また、ケース11とレバー2との連
結は、以下のようになっている。ケース11の下部の前
後対向箇所に、下向きに開口するスリット16を夫々設
け(図3及び図4参照)、両スリット16内にレバー2
の先端部を挿入することによって、ケース11を左右方
向に殆どブレないように保持してある。ケース11の下
部には、図1及び図4に示すように、レバー2の長手方
向に直交する方向(左右方向)の対面箇所に、抜孔17
を夫々設けてあり、一方、図2及び図3に示すように、
両抜孔17間に架設した連結ピン18の中間部に、レバ
ー2のケース内に収納された部分の一か所を貫通するこ
とによって、ケース11を前後方向に殆どブレないよう
に保持してある。なお、スリット16や抜孔17は、レ
バー2や連結ピン18が殆どがたつきなく嵌まる横幅に
形成してあり、しかも、抜孔17は上下方向に長く形成
してある。連結ピン18は、レバー2から抜けないよう
にする為に、両端部の先に割りピン等を差して、両割り
ピンがケース11の側面に当たるようにしてある。
【0011】前記供給バネ13は、天壁14と連結ピン
18の間に押し縮められた形態で収容されており、図4
に示すように、ケース11内で、前後左右方向に殆どブ
レないような大きさに形成してあり、その底面側を連結
ピン18上の2点、即ち底面を左右に均等に二分割する
点で、バランス良く支持してある。
18の間に押し縮められた形態で収容されており、図4
に示すように、ケース11内で、前後左右方向に殆どブ
レないような大きさに形成してあり、その底面側を連結
ピン18上の2点、即ち底面を左右に均等に二分割する
点で、バランス良く支持してある。
【0012】レバー2は板形状をなし、鉛直方向に起こ
した状態で使用され、フレームFから連結ピン18と平
行な方向に延びている固定軸19に、その中間部を挿通
し、さらに、左右に移動不能に保持することによって、
揺動可能に支持されている。なお、固定軸19に支持さ
れる箇所はその他の箇所に比べて肉厚に形成してある
が、その厚みはレバー2の先部をスリット16に挿通し
た使用状態で、ケース幅内に収まるように設定されてい
る。また、レバー2は図1及び図4に示すように、その
基端部に板カム1に当接するローラ20を、支軸21を
介して回転可能に支え、前記固定軸19に捩じりコイル
バネ22の巻筒部23を挿入して、コイルバネ22をレ
バー2の一側面に沿わせるように設け、コイルバネ22
の両端部を、レバー2の上方並びにレバー2の先部下側
に備わる水平な係止ピン24に夫々引っ掛け、両係止ピ
ン24で、押し開く力を保有した状態のコイルバネ22
を支持することによって、ローラ20を板カム1に押し
当てている。このローラ20は、連結ピン18の両端を
結ぶ幅内に収まるように支持されている。なお、レバー
2の上方に設ける係止ピン24は、フレームFから突出
している。また、コイルバネ22の力は、真空バルブ3
を閉極状態から開極状態にする時に、可動電極棒4を下
方に引き下げる力となる。さらに、レバー2を上下方向
に揺動した際に、レバー2の先端部の上辺が、供給バネ
13の底面に当たらないように、レバー2の先端部の上
辺を、連結ピン18を設ける箇所以外、低く形成してあ
る。
した状態で使用され、フレームFから連結ピン18と平
行な方向に延びている固定軸19に、その中間部を挿通
し、さらに、左右に移動不能に保持することによって、
揺動可能に支持されている。なお、固定軸19に支持さ
れる箇所はその他の箇所に比べて肉厚に形成してある
が、その厚みはレバー2の先部をスリット16に挿通し
た使用状態で、ケース幅内に収まるように設定されてい
る。また、レバー2は図1及び図4に示すように、その
基端部に板カム1に当接するローラ20を、支軸21を
介して回転可能に支え、前記固定軸19に捩じりコイル
バネ22の巻筒部23を挿入して、コイルバネ22をレ
バー2の一側面に沿わせるように設け、コイルバネ22
の両端部を、レバー2の上方並びにレバー2の先部下側
に備わる水平な係止ピン24に夫々引っ掛け、両係止ピ
ン24で、押し開く力を保有した状態のコイルバネ22
を支持することによって、ローラ20を板カム1に押し
当てている。このローラ20は、連結ピン18の両端を
結ぶ幅内に収まるように支持されている。なお、レバー
2の上方に設ける係止ピン24は、フレームFから突出
している。また、コイルバネ22の力は、真空バルブ3
を閉極状態から開極状態にする時に、可動電極棒4を下
方に引き下げる力となる。さらに、レバー2を上下方向
に揺動した際に、レバー2の先端部の上辺が、供給バネ
13の底面に当たらないように、レバー2の先端部の上
辺を、連結ピン18を設ける箇所以外、低く形成してあ
る。
【0013】板カム1は固定軸19と平行な枢軸25を
中心として回転するもので、外径の短い箇所で可動電極
棒4を引き下げ、外径の長い箇所で可動電極棒4を押し
上げる。
中心として回転するもので、外径の短い箇所で可動電極
棒4を引き下げ、外径の長い箇所で可動電極棒4を押し
上げる。
【0014】上記した真空バルブ操作機構は、捩じりコ
イルバネ22の力によって連結ピン18を常に下方に押
し付けており、固定接点9と可動接点8が開状態の場合
には図1に示すように、連結ピン18の位置は抜孔17
の下側となり、両接点8,9が閉状態の場合には、図5
に示すように抜孔17の上側となり、供給バネ13によ
って両接点8,9に接触圧を与えている。また、真空バ
ルブ操作機構は、可動電極棒4の上部をガイド12で前
後左右方向に移動不能に保持し、また、可動電極棒4の
下部とも言えるケース11を、連結ピン18及びレバー
2で前後左右方向に移動不能に保持してあるので、可動
電極棒4を、固定電極棒6の軸線方向に沿って正確に上
下動させることができる。なお、真空バルブ操作機構1
00は、図3に示すように、左右に備わるフレームF間
に架設した固定軸19に、間隔を開けて三個並列して設
けてあり、これによって切換開閉器のスイッチング部を
形成している。
イルバネ22の力によって連結ピン18を常に下方に押
し付けており、固定接点9と可動接点8が開状態の場合
には図1に示すように、連結ピン18の位置は抜孔17
の下側となり、両接点8,9が閉状態の場合には、図5
に示すように抜孔17の上側となり、供給バネ13によ
って両接点8,9に接触圧を与えている。また、真空バ
ルブ操作機構は、可動電極棒4の上部をガイド12で前
後左右方向に移動不能に保持し、また、可動電極棒4の
下部とも言えるケース11を、連結ピン18及びレバー
2で前後左右方向に移動不能に保持してあるので、可動
電極棒4を、固定電極棒6の軸線方向に沿って正確に上
下動させることができる。なお、真空バルブ操作機構1
00は、図3に示すように、左右に備わるフレームF間
に架設した固定軸19に、間隔を開けて三個並列して設
けてあり、これによって切換開閉器のスイッチング部を
形成している。
【0015】
【発明の効果】本発明の真空バルブ操作機構は、ケース
のスリット内に板状のレバーの先端部を収め、しかも、
レバーの側面に沿わせた捩じりコイルバネの幅の一部が
ケース幅内に収まる形態であり、一方、従来の機構は、
ケースの両側をレバーで挟み、しかも、ケースの幅から
食み出しているレバーの側面に、捩じりコイルバネを沿
わせた形態であるので、これら相乗効果によって本発明
は従来の機構に比べて横幅が格段に狭くなり、その結
果、コンパクトになる。また、真空バルブ操作機構の横
幅が狭くなることにより、一相当たり最低でも三個の真
空バルブを並列して設ける切換開閉器の横幅が大巾に狭
くなる。
のスリット内に板状のレバーの先端部を収め、しかも、
レバーの側面に沿わせた捩じりコイルバネの幅の一部が
ケース幅内に収まる形態であり、一方、従来の機構は、
ケースの両側をレバーで挟み、しかも、ケースの幅から
食み出しているレバーの側面に、捩じりコイルバネを沿
わせた形態であるので、これら相乗効果によって本発明
は従来の機構に比べて横幅が格段に狭くなり、その結
果、コンパクトになる。また、真空バルブ操作機構の横
幅が狭くなることにより、一相当たり最低でも三個の真
空バルブを並列して設ける切換開閉器の横幅が大巾に狭
くなる。
【図1】本発明の真空バルブ操作機構を示す側面図であ
る。
る。
【図2】図1中のケースとレバーとの連結具合を示す一
部切欠拡大側面図である。
部切欠拡大側面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】真空バルブ操作機構が閉状態の場合の連結ピン
の位置を示す側面図である。
の位置を示す側面図である。
【図6】従来の真空バルブ操作機構を示す側面図であ
る。
る。
【図7】図6中のケースとレバーとの連結具合を示す一
部切欠拡大側面図である。
部切欠拡大側面図である。
【図8】図6の正面図である。
【図9】図8のB−B線断面図である。
2 レバー 4 可動電極棒 5 真空容器 6 固定電極棒 8 可動接点 9 固定接点 10 絶縁棒 11 ケース 13 接触圧供給バネ 16 スリット 18 連結ピン 22 捩じりコイルバネ
Claims (1)
- 【請求項1】 真空容器(5)内で固定電極棒(6)の
固定接点(9)に、可動電極棒(4)の可動接点(8)
を開閉させる為に、可動電極棒(4)の軸線方向に延長
した絶縁棒(10)の先端部に、接触圧供給バネ(1
3)を内蔵したケース(11)を設け、ケース(11)
の先部にレバー(2)の先端部を、該先端部が前記軸線
方向に揺動する状態で連結し、さらに、レバー(2)の
側面に捩じりコイルバネ(22)を沿わせてある真空バ
ルブ操作機構において、 レバー(2)を板状に形成し、ケース(11)の先部
に、レバー(2)の先端部を挿入する一対のスリット
(16)を対向して設け、両スリット(16)内にレバ
ー(2)の先端部を収納し、レバー(2)の収納された
部分に、接触圧供給バネ(13)を支持する連結ピン
(18)を、レバー(2)の長手方向並びに前記軸線方
向に対して交差して設け、該連結ピン(18)の両端部
を、ケース(11)の先部の対向箇所間に架設してある
ことを特徴とする真空バルブ操作機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12076698A JP2895474B1 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 真空バルブ操作機構 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP12076698A JP2895474B1 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 真空バルブ操作機構 |
Publications (2)
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---|---|
JP2895474B1 JP2895474B1 (ja) | 1999-05-24 |
JPH11317136A true JPH11317136A (ja) | 1999-11-16 |
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ID=14794480
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12076698A Expired - Lifetime JP2895474B1 (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 真空バルブ操作機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2895474B1 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN102915868A (zh) * | 2012-09-28 | 2013-02-06 | 宁波鑫鑫鑫寅电气有限公司 | 一种用于高压真空断路器的弹簧机构无联接合闸驱动结构 |
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1998
- 1998-04-30 JP JP12076698A patent/JP2895474B1/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2895474B1 (ja) | 1999-05-24 |
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