JP2014177241A - 交流電気鉄道の中セクション電源切替システム - Google Patents

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Abstract

【課題】交流電気鉄道の中セクション電源切替システムの制御機構を単純化する。
【解決手段】2つの変電所の互いに異なる相の交流電源が接続されているき電線間に設けられる中セクションの切替動作を行う開閉器5a,5bの遮断・投入制御を行う開閉制御装置7を有する交流電気鉄道の中セクション電源切替システムである。開閉制御装置7は、回転軸8aに軸支された切替部材8を有する。切替部材8の一端に開閉器5aの可動電極軸11aを接続し、他端に開閉器5bの可動電極軸11bを接続する。切替部材8の回転軸8aと開閉器5aの可動電極軸11aの接続部との間に駆動力伝達部材10を設ける。駆動力伝達部材10の端部にローラ13を設け、ローラ13と当接した状態で回転する略三角形状のカム9を回動自在に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流電気鉄道の異相電源突合せ区間に設けられた中セクションの電源切替システムに関する。
交流電気鉄道において、隣接する2つの変電所から送られるき電電力を切り替える区間(異相電源突合せ区間)には、切替セクションが設けられる(例えば、特許文献1−4)。
例えば、日本の新幹線(登録商標)システムでは、図4に示すような切替セクションが使用されている。このシステムでは、隣接する2つの変電所の互いに異なる相の交流電源2a,2bが各々き電線1a,1bに接続されている。
き電線1a,1b間には絶縁をとるためのエアセクション3a,3bを介して中セクション4が設けられる。き電線1aと中セクション4を結ぶ電路には開閉器5aが介挿され、き電線1bと中セクション4を結ぶ電路には開閉器5bが介挿される。
列車6は、図示省略のレール(軌道)上を走行する。レールには、列車6の位置を検知する軌道回路(図示省略)が設けられる。軌道回路の列車位置検知信号は図示省略の電源切替システムの制御部に送信され、制御部は列車位置検知信号に基づいて開閉器5a,5bの投入・遮断を制御する。
この構成により、全列車6が中セクション4範囲内に到達するまでは、開閉器5aを投入状態、開閉器5bを遮断状態としておくことで、開閉器5a側の電源から電力を供給する。そして、全列車6が中セクション4に入りきったことを検出したときに、開閉器5aを遮断状態、開閉器5bを投入状態と切替え、開閉器5b側の電源から電力の供給を開始する。さらに、全列車6が中セクション4から完全に出たことを検出したときに開閉器5a,5bを元の状態に戻す。この動作を繰り返すことにより、開閉器5a,5bの切替時に瞬時停電(200〜300ms)は発生するが、き電線への電力供給の切替えを可能にし、運転者は、異相電源突合せ区間の通過を意識することなく、力行したまま走行運転することができる。
実際の新幹線システムでは、き電電力の切替えを行う切替セクションと予備の切替セクションとの2組の切替セクションが、列車6の上り方向と下り方向にそれぞれ設けられる。そして、これらの切替セクションに設けられる1対の開閉器にそれぞれ、開閉制御を行う開閉制御機構が設けられる。
特開2009−132363号公報 特開2003−205772号公報 特開2007−1560号公報 特開2009−190641号公報
従来技術に係る切替セクションでは、それぞれの開閉器5a,5bに、図5に示すような開閉制御機構を設けている。その結果、開閉器5a,5bを収納するために大きなスペースを要することとなる。また、開閉器5a,5bの開閉頻度が多いことから、開閉制御機構や開閉器5a,5bにおいて不具合が発生するおそれがある。
また、開閉器5a,5bは、開閉器5aが遮断完了後、250ms〜350ms以内に開閉器5bの投入を行う必要がある。その結果、開閉器5a,5b本体の不具合の他に、開閉器5a,5bの開閉時間を管理して制御する配電盤での不具合を生じるおそれもあり、その不具合に対処する手段を設けるためにシステムが複雑化している。
上記事情に鑑み、本発明は、交流電気鉄道の中セクション電源切替システムにおいて、開閉器の制御機構を単純化することに貢献する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の交流電気鉄道の中セクション電源切替システムは、隣接する異相交流電源に各々接続された第1、第2のき電線と、前記第1及び第2のき電線間に設けられ、前記第1、第2のき電線とは第1、第2のエアセクションにより各々絶縁された中セクションと、前記第1のき電線と前記中セクションを結ぶ電路に介挿された第1の真空バルブと、前記第2のき電線と前記中セクションを結ぶ電路に介挿された第2の真空バルブとを有する電源設備の前記第1の真空バルブと前記第2の真空バルブを切り替える交流電気鉄道の中セクション電源切替システムであって、一端に前記第1の真空バルブの遮断及び投入を行う可動電極軸が接続され、他端に前記第2の真空バルブの遮断及び投入を行う可動電極軸が接続された切替部材を回動自在に軸支し、前記切替部材の傾きに応じて、前記第1の真空バルブ及び第2の真空バルブの遮断及び投入動作を行うことを特徴としている。
本発明によれば、交流電気鉄道の中セクション電源切替システムにおいて、開閉器の制御機構を単純化することに貢献することができる。
本発明の実施形態に係る中セクション電源切替システムにおける開閉器の開閉制御装置の要部概略図である。 本発明の実施形態に係る中セクション電源切替システムにおけるカムの回転運動と開閉器の開閉状態を説明する説明図である。 本発明の実施形態に係る中セクション電源切替システムを制御する切替遮断器盤の概要を説明する説明図である。 交流電気鉄道の中セクション電源切替システムの概要を説明する説明図である。 従来技術に係る開閉器の開閉制御機構を示す図である。
本発明の実施形態に係る交流電気鉄道の中セクション電源切替システムについて図面を参照して詳細に説明する。本発明は、図4に示す交流電気鉄道の中セクションの電源切替において、開閉器5a,5bの開閉制御を行う開閉制御装置に特徴を有するものである。よって、本発明の実施形態に係る交流電気鉄道の中セクションの電源切替システムの概略構成は、図4に示した従来技術に係る交流電気鉄道の中セクションの電源切替システムの概要と同じであるので詳細な説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る交流電気鉄道の中セクション電源切替システムの開閉制御装置7の概略を示す図である。開閉制御装置7は、開閉器5a,5bの遮断・投入動作を制御する。
図1に示すように、開閉制御装置7は、開閉器(真空バルブ)5a,5bの遮断・投入を切り換える切替部材8と、切替部材8の動作を制御するカム9と、カム9の動力を切替部材8に伝達する駆動力伝達部材10とを備える。
切替部材8の中央部には回転軸8aが設けられ、この回転軸8aにより切替部材8が回動自在に軸支される。切替部材8の一端には、金具16、絶縁棒17を介して開閉器5a(真空バルブ)の可動電極軸11aが接続され、切替部材8の他端には、金具16、絶縁棒17を介して開閉器5b(真空バルブ)の可動電極軸11bが接続される。金具16は、有底筒状の枠部材16aに摺動軸16bが摺動自在に設けられたものであり、摺動軸16bに設けられたワイプばね15により枠部材16aが開閉器5a(または開閉器5b)方向に押圧される。このように、可動電極軸11a,11bを絶縁棒17,17を介して切替部材8に接続することで、開閉器5a,5bの充電部である可動電極軸11a,11bが、操作系統である切替部材8と絶縁された状態で接続される。なお、切替部材8の回転軸8aと開閉器5aの可動電極軸11aの接続部との間には、駆動力伝達部材10が設けられる。また、切替部材8の回転軸8aと開閉器5bの可動電極軸11bの接続部との間には、駆動力伝達部材10をカム9方向に押圧するためのばね12が設けられる。
駆動力伝達部材10の一端は、切替部材8の回転軸8aと開閉器5aの可動電極軸11aの接続部との間に設けられ、駆動力伝達部材10の他端には、カム9と当接するローラ13が回動自在に設けられる。さらに、駆動力伝達部材10の側面にはガイド14が設けられ、カム9の回転動作にしたがって駆動力伝達部材10がガイド14に沿って移動することとなる。ガイド14は、例えば、横断面コ字状の部材であり、ガイド14に形成された溝部に沿って駆動力伝達部材10が移動する。
カム9は、略三角形状の板部材であり、その側面がローラ13と当接した状態で回動自在に設けられる。つまり、ローラ13は切替部材8に設けられたばね12によりカム9方向に押圧されているので、カム9の回転運動に応じてローラ13がカム9の外周面を追従する。カム9の形状は、例えば、三角形の頂点とカム9の回転軸9aとの距離>三角形の斜辺とカム9の回転軸9aとの距離>三角形の底辺とカム9の回転軸9aとの距離、となる略2等辺三角形状に形成される。このようにカム9を形成することで、カム9の回転軸9aとカム9のローラ13当接部との距離が、カム9の回転に応じて変化することとなる。その結果、カム9の回転軸9aとカム9のローラ13当接部との距離に応じて、切替部材8の傾きが変化することとなる。
図2を参照して、カム9の回転角度と、開閉器5a,5bのストローク幅との関係について詳細に説明する。
カム9が待機状態のとき(0°の状態)、ローラ13は、カム9の頂点と当接している。この状態のとき、カム9の回転軸9aとカム9のローラ13当接部との距離は最も長くなり、図1に示すように、切替部材8が開閉器5aの可動電極軸11aを開閉器5aに押し込んだ状態となる。一方、開閉器5bの可動電極軸11bは、開閉器5bから最も遠い位置となっている。つまり、開閉器5aは投入状態(図2中斜線で示す)となり、開閉器5bは遮断状態となる。
カム9の回転動作が始まると、開閉器5a,5bのストローク幅は、ほとんど変化しない。これは、開閉器5a側の金具16の摺動軸16bに設けられたワイプばね15の作用により、切替部材8の傾きが変化しても開閉器5a,5bのストローク幅が変化せず開閉器5aの投入状態が維持されるためである。ワイプばね15は、開閉器5a,5bの可動電極軸11a,11bに接続された金具16の摺動軸16bにそれぞれ設けられ、開閉器5a,5bの投入時に、開閉器5a,5bの固定電極と可動電極との間に接触圧を与える。
カム9がさらに回転すると(90°の状態)、ローラ13はカム9の斜辺部分(図2中のカム9の回転軸9aからR1離れたカム9の斜辺部分)と当接するようになる。その結果、図2に示すように、切替部材8が、開閉器5a,5bのどちらの可動電極軸11a,11bも押し込まない状態となる。つまり、開閉器5a,5bのどちらも遮断状態となる。
カム9がさらに回転すると(180°の状態)、ローラ13はカム9の底辺部分と当接するようになる。カム9の底辺部分の形状は、カム9の回転軸9aとカム9のローラ13当接部との距離がR1よりもさらに短くなるように形成されている。その結果、切替部材8が開閉器5bの可動電極軸11bを開閉器5bに押し込んだ状態となる。一方、開閉器5aの可動電極軸11aは、開閉器5aから最も遠い位置となる。つまり、開閉器5bは投入状態(図2中斜線で示す)となり、開閉器5aは遮断状態となる。
カム9がさらに回転すると(270°の状態)、再び、ローラ13はカム9の斜辺部分(図2中のカム9の回転軸9aからR1離れたカム9の斜辺部分)と当接するようになり、開閉器5a,5bのどちらも遮断状態となる。
カム9がさらに回転すると(360°の状態)、開閉器5aが投入状態、開閉器5bが遮断状態で待機状態となる。
以上のように、カム9の回転動作により、開閉器5a,5bの投入、遮断の制御を行うことができる。つまり、本発明の実施形態に係る開閉制御装置7は、「進入側の開閉器5aを投入」「進出側の開閉器5bを遮断」、「進入側の開閉器5aを遮断」「進出側の開閉器5bを投入」、ニュートラル(「進入側の開閉器5aを遮断」「進出側の開閉器5bを遮断」)の三種類の状態モードを持ち、カム9の回転速度をサーボモータ等で制御することにより列車6通過時の開閉器5a,5bの開閉制御動作を行うことができる。
図4を参照して、本発明の実施形態に係る交流電気鉄道の中セクション電源切替システムについて、さらに詳細に説明する。
従来技術と同様に、実施形態に係る交流電気鉄道の中セクション電源切替システムは、隣接する2つの変電所の互いに異なる相の交流電源2a,2bが各々き電線1a,1bに接続されている。
き電線1a,1b間には、絶縁をとるためのエアセクション3a,3bを介して中セクション4が設けられる。き電線1aと中セクション4を結ぶ電路には開閉器5aが介挿され、き電線1bと中セクション4を結ぶ電路には開閉器5bが介挿される。開閉器5a,5bとして、例えば、真空バルブ(VI)が用いられる。
列車6は、図示省略のレール(軌道)上を走行する。レールには、列車6の位置を検知する軌道回路(図示省略)が設けられる。軌道回路の列車位置検知信号は図示省略の電源切替システムの制御部に送信される。
列車6がき電線1aの位置にいる場合(図中列車位置が1の場合)、カム9は、図2に示す0°の状態で待機している。つまり、開閉器5aが投入状態となり、開閉器5bが遮断状態となっている。このため、列車6には交流電源2aから電源が供給され、中セクション4はき電線1aと同じ相の交流電源2aが供給された状態で待機状態となる。
次に、列車6が中セクション4下に進入しその存在位置が検知されると(図中列車位置が2の場合)、制御部は、カム9の回転動作を開始させる信号を送信する。この信号によりカム9が予め定められた回転速度で回転する。なお、カム9の回転軸9aとカム9のローラ13当接部との距離がカム9の回転動作にともなって急激に短くなるようにカム9を形成することで、カム9の回転とともに速やかに開閉器5aを遮断状態とすることができる。このように、カム9が回転することで、開閉器5aが遮断された状態となり、開閉器5bは遮断状態を維持する。
なお、カム9の斜辺部分において、開閉器5a,5bが遮断状態となるようなカム9の回転軸9aとカム9のローラ13当接部との距離(例えば、その距離を代表してR1と表す)部分を多くとること(若しくは、距離がR1となる部分の長さを制御することで)、開閉器5a,5bがともに遮断状態となる時間を制御することができる。つまり、カム9の斜辺部分におけるカム9の回転軸9aとカム9のローラ13当接部との距離がR1である部分の長さを調節することで、カム9の回転速度に応じて、開閉器5aが遮断されてから開閉器5bが投入されるまでの時間を、250ms〜350ms以内となるように制御することができる。
カム9がさらに回転すると、ローラ13がカム9の底辺と当接するようになる(例えば、図2の180°の状態)。その結果、開閉器5aが遮断状態のままで、開閉器5bが投入された状態となり、中セクション4下の列車6には交流電源2bから開閉器5bを介して電源が供給される。ここで、カム9の底辺の長さは、開閉器5bが投入されている時間を決定する要因となる。よって、好ましくは、全列車6が中セクション4を通過した後に、開閉器5bが遮断状態となるように、なるべく長く形成するとよい。若しくは、カム9を図2の180°の状態で一時的に停止させ、全列車6が中セクション4を通過した後に、カム9の回転動作を再開するようにしてもよい。
次に、列車6がき電線1bに進入し、列車6が中セクション4を通過した後に、カム9はさらに回転し(図2の270°の状態)、開閉器5a,5bが遮断状態となる。そして、カム9が360°回転すると、再び、開閉器5aが投入状態となり、開閉器5bが遮断状態となる。この状態で、カム9は、次の列車6が中セクション4に侵入するまで待機状態となる。
このように、カム9の回転動作により、開閉器5a,5bの開閉動作が行われ、列車6が異相電源突合せ区間(中セクション4)を力行したままで通過することができることなる。
なお、列車6が前記とは逆方向に走行する場合は、開閉器5a,5bは前記とは逆に制御される。
以上、本発明の交流電気鉄道の中セクション電源切替システムでは、中セクションの電源切替を行う2つの開閉器と、この2つの開閉器の投入・遮断制御を行う開閉制御装置と、を有することにより、従来のシステムよりも、中セクション電源切替システムを単純化することができる。
例えば、本発明の開閉制御装置は、カムの回転速度と、カムの形状により2台の開閉器の遮断、投入の制御を行うことができる。その結果、従来制御盤で調整していた遮断→投入の250ms〜350msの切替時間も遮断器本体の機械的な機構により制御することができ、配電盤側の構成を単純化することができる。また、カムの形状により、2つの開閉器が遮断状態となる時間(タイミング及び期間)を制御することができるので、進入側の開閉器と、進出側の開閉器が同時に投入状態となることを防止するインターロックなどの制御回路が不要となり、システム全体を単純化することができる。また、本発明の開閉制御装置は、列車「あり」「なし」信号を直接入力することで、開閉器の切替制御を行うことができるので、従来配電盤室の制御盤で行っていた列車の位置情報を送信する回路等が不要となり、システム全体を単純化することができる。
このように、中セクション電源切替システムが単純化されることで、装置の故障項目が少なくなりMTBF(平均故障間隔)が格段に向上する。また、開閉制御装置の制御機構をカムの回転動作で行うため、開閉制御装置の動作機構が単純となり、MTBFが格段に向上する。さらに、電源切替システムを単純化することにより、大幅なコスト削減効果を得ることができる。
また、本発明の開閉制御装置は、カムの回転運動と切替部材の揺動により、一つの操作機構で2つの開閉器の切替制御動作を個別に高速で行うことができる。開閉器にそれぞれ開閉制御装置を設けていた場合と比較して、開閉制御装置の設置スペースを1/4程度まで縮小することが可能となる。さらに、1回線分の開閉器と制御盤とを一体型としたキュービクル一面で開閉制御機構を構成することができる。
そして、図3に示すように、切替遮断器盤を、断路器(DS)等の開閉器以外の主回路部分をドライエアを充填した密封タンク内に収納し、開閉制御部分を断路器に差し込む、いわゆる差し込み式AIS(空気絶縁開閉器:Air Insulated Switch)構成とすることができる。この構成とすることにより、安全性と信頼性を向上させるとともに、頻繁に開閉器を交換するときの作業性が向上し、また切替開閉器本体の更新作業が容易となる。
なお、本発明の交流電気鉄道の中セクション電源切替システムは、上記実施形態に限定されるものではなく、その作用・効果を損なわない範囲で適宜設計変形が可能であり、そのように変更された形態も本発明の交流電気鉄道の中セクション電源切替システムの技術的範囲に属する。
例えば、実施形態において、開閉器とカムの位置関係は、切替部材の傾きを変更できる場所であれば実施形態の位置に限定されるものではなく、例えば、切替部材の開閉器が設けられる側にカムを設ける形態であってもよい。
1a,1b…き電線
2a,2b…交流電源
3a,3b…エアセクション
4…中セクション
5a,5b…開閉器(真空バルブ)
6…列車
7…開閉制御装置
8…切替部材
8a…回転軸
9…カム(回転部材)
9a…回転軸
10…駆動力伝達部材
11a,11b…可動電極軸
12…ばね
13…ローラ
14…ガイド
15…ワイプばね
16…金具
16a…枠部材
16b…摺動軸
17…絶縁棒

Claims (3)

  1. 隣接する異相交流電源に各々接続された第1、第2のき電線と、
    前記第1及び第2のき電線間に設けられ、前記第1、第2のき電線とは第1、第2のエアセクションにより各々絶縁された中セクションと、
    前記第1のき電線と前記中セクションを結ぶ電路に介挿された第1の真空バルブと、
    前記第2のき電線と前記中セクションを結ぶ電路に介挿された第2の真空バルブとを有する電源設備の前記第1の真空バルブと前記第2の真空バルブとを切り替える交流電気鉄道の中セクション電源切替システムであって、
    一端に前記第1の真空バルブの遮断及び投入を行う可動電極軸が接続され、他端に前記第2の真空バルブの遮断及び投入を行う可動電極軸が接続された切替部材を回動自在に軸支し、
    前記切替部材の傾きに応じて、前記第1の真空バルブ及び第2の真空バルブの遮断及び投入動作を行う
    ことを特徴とする交流電気鉄道の中セクション電源切替システム。
  2. 前記切替部材の回動軸と、前記第1の真空バルブの可動電極軸または前記第2の真空バルブの可動電極軸の接続部と、の間に設けられる駆動力伝達部材と、
    前記駆動力伝達部材の前記切替部材の接続部と反対側の端面に当接した状態で回動自在に設けられる回転径の異なる回転部材と、を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の交流電気鉄道の中セクション電源切替システム。
  3. 前記駆動力伝達部材を、前記切替部材の回転軸と、前記第1の真空バルブの可動電極軸の接続部と、の間に設け、
    前記回転部材の回転軸と、前記回転部材の前記駆動力伝達部材が当接する当接部との距離を、前記回転部材が待機状態では、前記第1の真空バルブが投入状態となるようにその可動電極軸が接続された端部を押し上げる長さに形成し、前記回転部材の回転にともなって、前記距離が短くなるように形成し、待機状態から180度回転した状態で、前記距離を前記第2の真空バルブが投入状態となる長さに形成する
    ことを特徴とする請求項2に記載の交流電気鉄道の中セクション電源切替システム。
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