JPH11317109A - 投光機及びその伸縮支柱 - Google Patents

投光機及びその伸縮支柱

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JPH11317109A
JPH11317109A JP10121087A JP12108798A JPH11317109A JP H11317109 A JPH11317109 A JP H11317109A JP 10121087 A JP10121087 A JP 10121087A JP 12108798 A JP12108798 A JP 12108798A JP H11317109 A JPH11317109 A JP H11317109A
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JP
Japan
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column
screw shaft
gas damper
telescopic strut
base
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Application number
JP10121087A
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English (en)
Inventor
Norihito Yoshimori
徳仁 吉森
Masayuki Taguchi
雅之 田口
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Original Assignee
GREEN SERVICE KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多段構造への対応が極めて容易でライトをより
高所に設定することができ、安全性の面にも十分な配慮
がなされた伸縮支柱を提供する。 【解決手段】伸縮支柱3の収縮時は螺動部材8が螺軸6
の下端に位置し、螺動部材8がロックとなってガスダン
パー15,19 の収縮状態が維持される。ウインチ7の操作
で螺軸6を正方向へ回転させると、螺動部材8が上昇す
るに伴い前記ロックが解除され、ガスダンパー15,19 の
弾発力が働いて伸縮支柱3が伸張する。螺動部材8が螺
軸6の上端付近まで上昇した時点でガスダンパー15,19
が伸び切った状態、すなわち伸縮支柱3が伸び切った状
態になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主に夜間の道路工
事等の照明として用いられる投光機に関し、さらに詳し
くは、台車に立ち上げた伸縮支柱(以下、単に「支柱」
と称する場合もある。)の伸縮構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、発電機を搭載する台車に伸縮
支柱を立設すると共に、該伸縮支柱の上端部に所要数の
ライトを装着した投光機が知られている(例えば特開平
7−331926号等参照)。
【0003】またこの種投光機を構成する伸縮支柱とし
て例えば図6に示すように、不図示の台車上面に垂直に
固定する基管柱100 に、該基管柱100 に対して順次内径
を小さくした少なくとも一つ、ここでは二つの中管柱10
1,102 を順次上下摺動可能に遊嵌し、基管柱100 の内面
上部に第一滑車103 を、下段の中管柱101 の内面上部に
第二滑車104 を夫々取付け、第一滑車103 には、一端を
下段の中管柱101 下部に固定し他端をウインチ107 の巻
胴に固定する第一ワイヤ105 を掛け渡す一方、第二滑車
104 には、一端を上段の中管柱102 下部に固定し他端を
基管柱100 上部に固定する第二ワイヤ106 を掛け渡して
なるものが一般に知られている。該伸縮支柱は、ウイン
チ107 を手動又は電動で回すことによるワイヤ105 の巻
取りにより中管柱101,102 が上昇して伸張する一方、同
ワイヤ105 の繰出しにより中管柱101,102 が下降して収
縮するをもって、中管柱102 の上端に取付けるライトの
高さを適宜に調整するようになっている。
【0004】しかし乍ら上述した伸縮支柱を用いた投光
機によれば、ウインチ107 で巻き取るワイヤ105 に、中
管柱101,102 及び上端に取付けるライトやその取付金具
等の重量の全てがかかり、例えばライトが二灯である場
合の全荷重は10kgを越えるものになる。そこで通常
はウインチ107 に内蔵した減速機構によってその巻上げ
に要する力を軽減するようにしているが、反面、支柱の
伸縮速度が遅くなるという問題がある。また、前記荷重
をなるべく小さくするべく、夫々の中管柱101,102 を細
くすると共にそれら管柱101,102 の側面には滑車103,10
4 がスライド可能な縦溝を設けることも考えられるが、
その場合、支柱としての強度が低下する虞れがあり、ま
た支柱を伸ばした状態においてその縦溝が露呈するた
め、見栄えが悪いばかりか、支柱内部に雨水や埃等が侵
入しやすく故障や汚損の原因となる虞れがある。
【0005】一方、本願出願人は、上記した伸縮支柱の
伸縮操作性を大幅に向上するべく、上記ウインチに代え
てガスダンパーを用いた伸縮支柱を先に提案した(特開
平8−184217号参照)。この伸縮支柱は図5に示
すように、台車上面に固定した基管柱110 に対して順次
内径を小さくした少なくとも一つ、ここでは下段と上段
の二つの中管柱111,112 を順次上下摺動可能に遊嵌して
形成し、且つ基管柱110 の内部に、ロッド113出没側が
下向きになるようにしてガスダンパー114 を内蔵し、該
ガスダンパー114 は、ロッド先端部115 を基管柱110 の
内底部に固定して基管柱110 内に立ち上がり、さらにガ
スダンパー114 の上方に第一滑車116 を設置し、該第一
滑車116には、一端を基管柱110 下部に固定し他端を下
段の中管柱111 下部に固定する第一ワイヤ117 を掛け渡
す一方、下段の中管柱111 の内部上方に第二滑車118 を
配設し、該第二滑車118 には、一端を上段の中管柱112
下部に固定し他端を基管柱110 下部に固定する第二ワイ
ヤ119 を掛け渡してなる。
【0006】該伸縮支柱は、収縮状態にあるガスダンパ
ー114 の弾発力と、収縮状態にある伸縮支柱において第
一滑車116 にかかる荷重とがほぼ同一になるよう設定
し、中管柱111 に設けた把手120 を上げ下げ操作するこ
とでガスダンパー114 の弾発力を利用して、ワイヤの巻
取り,繰出し操作を行うことなく速やかに支柱を伸縮し
得、且つその伸縮のための操作はガスダンパーの弾発力
を有効に利用した小さな力で行えるものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した伸縮支柱は、
ガスダンパーの弾発力を利用して複数の中管柱を上げ下
げできることに加えて、ガスダンパーと滑車を各管柱の
中空内部に収納することで、切欠きを設けることなく各
管柱を細くして、支柱としての強度を確保しながらその
重量を軽くでき、その結果、支柱の伸縮を簡単な上げ下
げ操作で速やかに行うことができるという利点を有し、
さらに外側からは昇降機構が露呈しないので見栄えが良
く、且つ支柱内部に雨水や埃等が侵入する虞れも少ない
といった顕著な効果を奏するものであるが、以下のよう
な使用形態への対応について若干の改良点を残してい
た。
【0008】すなわち従来のガスダンパー式伸縮支柱
は、収縮状態においてガスダンパーにかかる荷重とガス
ダンパーの弾発力とをバランスさせ、作業者が把手120
を上げることでそのバランスが崩れてガスダンパーの弾
発力により支柱が伸張し、その弾発力に抗して把手120
を下げることで支柱が収縮するものであるが、ライトを
より高所に設置するべく四段以上の多段構造の伸縮支柱
を形成する場合は、把手120 の上げ下げによる伸縮が困
難である。また多段構造の伸縮支柱では、よりストロー
クの大きいガスダンパーを用いるようになるので、安全
性の面にも十分な配慮が必要になる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述したよう
な従来事情に鑑みてなされたもので、その目的とすると
ころは、本願出願人による従来のガスダンパー式伸縮支
柱が有する効果に加えて、多段構造への対応が極めて容
易でライトをより高所に設定することができる伸縮支柱
を提供することにある。また本発明の他の目的は、前記
目的に加えて、安全性の面にも十分な配慮がなされた伸
縮支柱を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に本発明は、伸縮支柱の基管柱に沿って螺軸を立ち上
げ、基管柱にはその螺軸を正逆方向に回転させるウイン
チを設け、螺軸に螺動自在に嵌合せる螺動部材を、基管
柱の高さ方向に沿って設けたガイド孔に摺動自在に挿入
すると共に最下段の中管柱の下端部に当接係合させ、前
記ウインチの作動による螺動部材の昇降とガスダンパー
の伸縮を同調させて伸縮支柱を伸縮するよう形成するこ
とを要旨とする。
【0011】このように構成した場合、伸縮支柱の収縮
時においては螺動部材が螺軸の下端付近に位置し、この
螺動部材がロックとなってガスダンパーの収縮状態が維
持される。そうして、ウインチの操作で螺軸を正方向へ
回転させると、螺動部材が上昇するに伴い前記ロックが
解除され、且つガスダンパーの弾発力が働いて伸縮支柱
が伸張する。螺動部材が螺軸の上端付近まで上昇した時
点でガスダンパーが伸び切った状態、すなわち伸縮支柱
が伸び切った状態になる。この状態からウインチの操作
で螺軸を逆方向へ回転させると、螺動部材が下降するに
伴いガスダンパーも収縮し、伸縮支柱が収縮する。そう
して、螺動部材が螺軸下端付近まで下降した時点で伸縮
支柱が完全に収縮した状態になり、且つ螺動部材がロッ
クとなってガスダンパーの収縮状態、伸縮支柱の収縮状
態が維持される。
【0012】よって、ガスダンパーの弾発力を利用して
多段状の伸縮支柱をスムーズに伸縮させることができ、
しかも螺軸と螺動部材によりガスダンパーの伸縮を適宜
に制御することができる。また、螺動部材を螺軸の所定
位置で停止させることで、伸縮支柱の伸張高さを任意に
調整することができる。
【0013】また本発明においては、上記螺軸を上記基
管柱に対して着脱可能に取り付ける一方、上記ガイド孔
の上端部に螺動部材を抜き差しするための着脱用孔部を
設け、ガスダンパーが伸び切った状態においてのみ螺軸
の着脱を可能に形成したことを要旨とする。
【0014】このように構成した場合、螺動部材が螺軸
の上端付近に位置してガスダンパーが伸び切った状態
(伸縮支柱が伸び切った状態)においてのみ螺軸の取り
外しが可能になるので、伸縮支柱や螺軸,螺動部材,ウ
インチ等の保守,点検を行う際の安全性が向上する。す
なわち、ガスダンパーが完全に伸び切らない状態で螺軸
を取り外した場合、螺動部材と螺軸によるロックが外れ
てガスダンパー、伸縮支柱が伸張し、思わぬ事故につな
がる虞れも無いとは言えない。これに対し本発明では、
ガスダンパーが伸び切った状態において螺動部材と螺軸
によるロックが外れるので、ガスダンパーがそれ以上伸
びることは無い。
【0015】尚、本発明に係る伸縮支柱は、必ずしも投
光機を構成する一部材に限定されず、例えば上端部にス
ピーカ等の音響機器やその他の設備機器を取り付けるよ
うな場合にも対応可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る投光機及びそ
の伸縮支柱の実施の形態の一例を図1〜図4に基づいて
説明する。本例の投光機Aは図1に示すように、発電機
1を搭載する台車2に伸縮支柱3を立設すると共に、該
伸縮支柱3の上端部に取付金具4を介して所要数のライ
ト5を装着し、さらに伸縮支柱3に沿って螺軸6を立ち
上げると共に、その螺軸6を回転させるウインチ7と、
螺軸6の回転に伴い昇降する螺動部材8とを備えてな
る。
【0017】伸縮支柱3は、台車2上面に固定した基管
柱としての第一管柱10に対して、順次内径を小さくし
た下段、中段、上段の三つの中管柱としての第二,第
三,第四の各管柱11,12,13を順次上下摺動可能
に遊嵌してなる。
【0018】第二管柱11内には、ロッド14が下方に
向けて出没するよう第一ガスダンパー15を倒立状に固
定し、そのロッド先端部14aを第一管柱10の内底部
に固定して、第一ガスダンパー15の伸縮に伴い第二管
柱11が昇降するよう構成する。
【0019】第一ガスダンパー15の上部には第一滑車
16を取り付け、該第一滑車16には、一端を第一管柱
10下部に固定し他端を第三管柱12下部に固定する第
一ワイヤ17を掛け渡し、第一ガスダンパー15の伸縮
に伴い第三管柱12が昇降するよう構成する。
【0020】また第一ガスダンパー15の上方には、ロ
ッド18が下方に向けて出没するよう第二ガスダンパー
19を倒立状に配設し、そのロッド先端部18aを第一
ガスダンパー15の上部に固定する。さらに第二ガスダ
ンパー19の上部には第二滑車20を取り付け、該第二
滑車20には、一端を第二管柱11下部に固定し他端を
第四管柱13下部に固定する第二ワイヤ21を掛け渡
し、第二ガスダンパー19の伸縮に伴い第四管柱13が
昇降するよう構成する。
【0021】ガスダンパーは、ガスとオイルを封入した
本体の一端シール部からロッドを進退自在に挿入してな
るこの種の技術分野において周知な構造のもので、本例
では、収縮状態にあるガスダンパー15,19の弾発力
(F1 )と、収縮状態にある伸縮支柱3においてガスダ
ンパーにかかる荷重、すなわち第二〜第四の各管柱1
1,12,13、第四管柱13上端に取付ける各ライト
5とその取付金具4等の全荷重(F2 )とがほぼ同一に
なるように設定して、各中管柱が下降位置にある状態と
ガスダンパーの収縮状態とが均衡するように構成してい
る。
【0022】第一管柱10の下端部には溶接その他の固
着手段により基板22を固定し、その基板22は、ボル
ト止め等の固定手段により台車2の上面に取り外し可能
に固定する。
【0023】第二管柱11、第三管柱12、第四管柱1
3は前述のごとく、第一管柱10に対して順次内径を小
さくして第一管柱10内に順次上下摺動可能に遊嵌され
るもので、第二管柱11の底部には底面23を設け、該
底面23に第一ガスダンパー15の本体部(シリンダー
筒)のロッド出没側の端部を固定する。また第二管柱1
1の底面23付近の側面部分には、後述する螺動部材8
の端部8’が係脱自在に固定される係合部23aを設け
る。
【0024】上記基板22は第一管柱10の底面より一
回り大きく形成し、その周縁部には、第一管柱10の一
側面の幅方向ほぼ中央に位置するよう受け部24を形成
する。受け部24は、基板22に固定した左右の固定片
25と、この固定片25に取り付けた着脱片26と、こ
の着脱片26上部に設けた軸受け27からなる。
【0025】軸受け27は螺軸6を回転自在に支持する
もので、その下部に着脱片26を一体に連設し、着脱片
26には左右の支持ピン28を突設すると共に、ピン孔
29を開穿する。固定片25は平面コ字形の固定具30
の左右側面部分からなり、左右両固定片25には前記着
脱片26のピン孔29に連通するピン孔31を設け、こ
れらピン孔29,31にピン32を挿入して、着脱片2
6を左右の固定片25間に固定する。また両固定片25
には着脱片26の左右の支持ピン28が挿入されるガイ
ド用の切欠き33を設ける。切欠き33は、ピン32を
中心として、着脱片26が第一管柱10から離間する方
向へ回動するよう、支持ピン28をガイド可能に形成す
る。
【0026】螺軸6は、ボール螺子を備えた螺動部材8
が上下に螺動自在に嵌合するスクリュー軸であり、その
下端部を上記軸受け27に支持される一方、上端部を、
ウインチ7内に設けた軸受け34により支持されて、第
一管柱10の一側面に近接して第一管柱10とほぼ平行
に立ち上がり、且つ上下の軸受け27,34により回転
自在に支持する。
【0027】ウインチ7は、ハンドル35に連結する主
歯車36と、この主歯車36に噛合する減速歯車列37
及び従動歯車38と、上記軸受け34とをボックス39
に収容したもので、ボルトナット止め等の固定手段40
によりボックス39を第一管柱10の上端付近に着脱可
能に取り付け、ハンドル35の正逆回転操作により螺軸
6が正逆方向へ選択的に回転するよう構成する。尚、本
例ではハンドル35の操作で作動する手動式のウインチ
を示したが、ハンドルに代えて正逆回転モータとその正
逆回転を選択的に制御するスイッチを備えた電動式のウ
インチを用いることも可能である。
【0028】螺動部材8は、上記螺軸6に螺動自在に嵌
合するボール螺子を有し、ウインチ7の作動による螺軸
6の正逆回転に伴い上昇又は下降するものである。螺動
部材8の端部8’は、後述のガイド孔41に挿入可能な
小幅部8aと、ガイド孔41の内側(第一管柱10の内
部)に位置してガイド孔41からの抜き差しは不可能な
大幅部8bとを備え、大幅部8bを後述の着脱用孔部4
2を介して第一管柱10内に挿入することで、小幅部8
aをガイド孔41内に摺動自在に挿入し、ガイド孔41
の領域内においては螺動部材8が第一管柱10から外れ
ないよう形成する。
【0029】第一管柱10における螺軸6と対向する側
面には、上記螺動部材8の端部8’が抜き差し不能に挿
入されて該螺動部材8の上昇,下降をガイドするガイド
孔41を、第一管柱10の高さ方向に沿って形成する。
またガイド孔41の上端部には、螺動部材8の端部8’
の抜き差しを可能にするための着脱用孔部42を連設状
に形成する。
【0030】第二管柱11の螺軸6と対向する側面の底
面23付近には、上記着脱用孔部42に連通して螺動部
材8の端部8’(大幅部8b)が係脱自在に固定される
係合部23aを設ける。
【0031】而して、以上の構成によれば、図2
(a),図3に示す伸縮支柱3の収縮状態において、二
台のガスダンパー15,19も収縮状態にあり、且つ螺
動部材8は螺軸6の下端付近に位置し、この螺動部材8
がロックとなって、ガスダンパー15,19の収縮状態
が維持される。またこの状態で螺動部材8の端部8’は
ガイド孔41に挿入されており、螺軸6を第一管柱10
から外すことは出来ない。
【0032】この状態から、ウインチ7の操作で螺軸6
を正方向へ回転させると、螺動部材8が上昇するに伴い
前記ロックが解除され、且つガスダンパー15,19の
弾発力が働いて伸縮支柱3が伸張する。そうして、二つ
のガスダンパー15,19の弾発力と伸縮ストロークに
よって、四段構造の支柱に十分なストロークを得て伸縮
支柱3を伸張させることができる。螺動部材8が螺軸6
の上端付近まで上昇した時点で二つのガスダンパー1
5,19が伸び切った状態、すなわち伸縮支柱3が伸び
切った状態になる(図2(b)参照)。またこの時、螺
動部材8の端部8’は着脱用孔部42に挿入され、着脱
片26を固定片25から外すと共にウインチ7を第一管
柱10から外すことで、螺軸6,ウインチ7,螺動部材
8を一体的に第一管柱10から外して、これら構成部材
又は伸縮支柱3の保守,点検を行うことができる(図4
参照)。
【0033】図2(b)の状態からウインチ7の操作で
螺軸6を逆方向へ回転させると、螺動部材8が下降する
に伴いガスダンパー15,19も収縮し、伸縮支柱3が
収縮する。そうして、螺動部材8が螺軸6の下端付近ま
で下降した時点で伸縮支柱3が完全に収縮した状態にな
り、且つ螺動部材8がロックとなってガスダンパー1
5,19の収縮状態が維持される(図2(a)参照)。
【0034】以上、本発明に係る投光機とその伸縮支柱
の実施の形態の一例を説明したが、本発明はこれに限定
されず、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思
想の範囲内であれば、他の異なる実施形態とすることも
可能であって、本出願人による先提案の投光機若しくは
伸縮支柱(特開平8−184217号、特開平9−16
1503号、特願平8−326724号等)に開示され
る技術思想を、上述の実施形態の適所に適宜採用するこ
とは、これら先提案に係る構成と本発明に係る構成との
相乗効果が期待できる等の理由から好ましい。
【0035】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、基管柱に
近接させて立ち上げた螺軸をウインチにより正逆方向に
回転させて螺動部材を昇降させ、その螺動部材を最下段
の中管柱の下端部に係合させて、螺動部材の昇降とガス
ダンパーの伸縮を同調させ伸縮支柱を伸縮するよう形成
したので、ガスダンパーの弾発力を有効に利用して伸縮
支柱を軽い力でスムーズに伸縮させるというガスダンパ
ー式伸縮支柱の利点に加えて、把手の上げ下げ操作を必
要とする従来技術の不具合を解消して、多段構造への対
応が極めて容易でライトをより高所に設定することがで
きる伸縮支柱を提供できた。また、螺軸と螺動部材の螺
合によりガスダンパーの伸縮を適宜に制御することがで
きるので、ガスダンパーの弾発力とガスダンパーにかか
る荷重とのバランスが崩れた場合に不用意に支柱が伸張
して思わぬ事故につながるような虞れも無く、安全性に
も優れた効果を奏する。
【0036】また、螺軸を基管柱に対して着脱可能に取
り付け、ガイド孔の上端部に螺動部材を抜き差しするた
めの着脱用孔部を設け、ガスダンパーが伸び切った状態
において螺軸の着脱を可能に形成した場合、ガスダンパ
ーが伸び切った状態(伸縮支柱が伸び切った状態)にお
いてのみ螺軸の取り外しが可能になるので、伸縮支柱や
螺軸,螺動部材,ウインチ等の保守,点検を行う際の安
全性がより向上する等、多くの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る投光機の実施形態の一例を示す側
面図。
【図2】(a)は収縮状態にある伸縮支柱の縦断面図、
(b)は伸張状態にある伸縮支柱の縦断面図。
【図3】収縮状態にある伸縮支柱の斜視図。
【図4】螺軸、螺動部材、ウインチの取り外し状態を示
す斜視図。
【図5】従来のガスダンパー式伸縮支柱の一例を示す縦
断面図。
【図6】従来のウインチ式伸縮支柱の一例を示す縦断面
図。
【符号の説明】
A:投光機 1:発電機 2:台車 3:伸縮支柱 5:ライト 6:螺軸 7:ウインチ 8:螺動部材 10:第一管柱(基管柱) 11:第二管柱(下段の中管柱) 12:第三管柱(中段の中管柱) 13:第四管柱(上段の中管柱) 15:第一ガスダンパー 19:第二ガスダンパー 23a:係合部 41:ガイド孔 42:着脱用孔部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発電機を搭載する台車に伸縮支柱を立設
    し、該伸縮支柱の上端部に所要数のライトを装着すると
    共に、上記伸縮支柱は、台車に固定した基管柱に対して
    順次内径を小さくした少なくとも一つの中管柱を上下摺
    動可能に遊嵌し、且つ内蔵したガスダンパーの弾発力に
    より各中管柱が摺動して伸張するよう形成した投光機で
    あって、上記基管柱に近接させて螺軸を立ち上げ、基管
    柱にはその螺軸を正逆方向に回転させるウインチを設
    け、前記螺軸に螺動自在に嵌合せる螺動部材を、基管柱
    の高さ方向に沿って設けたガイド孔に摺動自在に挿入す
    ると共に最下段の中管柱の下端部に係合させ、前記ウイ
    ンチの作動による螺動部材の昇降とガスダンパーの伸縮
    を同調させて伸縮支柱を伸縮するよう形成したことを特
    徴とする投光機。
  2. 【請求項2】 上記螺軸は上記基管柱に対して着脱可能
    に取り付ける一方、上記ガイド孔の上端部に螺動部材を
    抜き差しするための着脱用孔部を設け、ガスダンパーが
    伸び切った状態において前記螺軸の着脱を可能に形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の投光機。
  3. 【請求項3】 基管柱に対して順次内径を小さくした少
    なくとも一つの中管柱を上下摺動可能に遊嵌すると共
    に、内蔵したガスダンパーの弾発力により各中管柱が摺
    動して伸張するよう形成した伸縮支柱であって、上記基
    管柱に近接して立ち上がる螺軸を備え、基管柱にはその
    螺軸を正逆方向に回転させるウインチを設け、前記螺軸
    に螺動自在に嵌合せる螺動部材を、基管柱の高さ方向に
    沿って設けたガイド孔に摺動自在に挿入すると共に最下
    段の中管柱の下端部に係合させ、前記ウインチの作動に
    よる螺動部材の昇降とガスダンパーの伸縮を同調させて
    伸縮するよう形成した伸縮支柱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104555781A (zh) * 2015-01-09 2015-04-29 中船华南船舶机械有限公司 多级气动伸缩回收装置
KR101606750B1 (ko) * 2015-08-07 2016-03-28 신도산업 주식회사 각도조절 가능한 차량용 투광장치
CN107687602A (zh) * 2017-07-31 2018-02-13 合肥初慕科技有限公司 一种智能家居用led照明升降装置

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