JPH11316966A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH11316966A
JPH11316966A JP10123235A JP12323598A JPH11316966A JP H11316966 A JPH11316966 A JP H11316966A JP 10123235 A JP10123235 A JP 10123235A JP 12323598 A JP12323598 A JP 12323598A JP H11316966 A JPH11316966 A JP H11316966A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクが高速度で回転されるものであっ
ても、対物レンズの表面にダストが付着、堆積されるこ
とがないようにすること。 【解決手段】 整流手段82と対物レンズアクチュエー
タ部44との間に空間AGを設定して、光ディスク1が
高速度で回転される場合でも、整流手段82と光ディス
ク1との間の隙間84から対物レンズ42側へ流れる空
気流ARの渦AR1 が対物レンズ42の表面にかからな
いようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学ピックアップ
によって光ディスクにデータを記録及び/又は再生する
光ディスク装置であって、特に、対物レンズの防塵対称
のための技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、光ディスク装置では、光
学ピックアップの対物レンズによってレーザビームのス
ポット光を光ディスクに照射、集束させて、その反射光
を光学系で受光することにより、光ディスクに対するデ
ータの記録及び/又は再生を行っている。従って、空気
中に混入しているダストが対物レンズの表面に付着、堆
積するようなことがあると、光ディスクへ照射及び反射
されるレーザビームの出力低下やフォーカス不良等が発
生して、光ディスクに対するデータの記録及び/又は再
生にミス(書込みや読取り不良)を招き易い。
【0003】そこで、本発明の出願人は、特開平5−2
764号公報に記載した先願発明によって、光学ピック
アップの対物レンズの表面にダストを堆積させないよう
にした光ディスク装置の発明を先に出願している。即
ち、図15に示すように、この先願発明のディスクカー
トリッジ方式の光ディスク装置101は、ディスクカー
トリッジ102によってローディングされた光ディスク
103をスピンドルモータ104のディスクテーブル1
05上にチャッキングして矢印e方向に回転駆動すると
共に、光学ピックアップ106のキャリッジ107上に
凸状に形成され、対物レンズ108及びその2軸アクチ
ュエータ(図示せず)が組み込まれた対物レンズアクチ
ュエータ部109をディスクカートリッジ102内に挿
入して、対物レンズ108を光ディスク103に近接さ
せる。そして、レーザビームLBのスポット光を対物レ
ンズ108によって光ディスク103に照射及び集束さ
せて、光ディスク103に対するシーク及びトラッキン
グを行うことにより光ディスク103に対するデータの
記録及び/又は再生を行うようにしたものである。
【0004】そして、この先願発明の光ディスク装置1
01は、図16の(A)に示すように、対物レンズアク
チュエータ部109の頂上部109aの対物レンズ10
8に近接された位置で、その対物レンズ108に対する
光ディスク103の回転方向(矢印e方向)の上流側の
位置に防塵壁110を垂直状に取り付け、光ディスク1
03の矢印e方向への回転によってその光ディスク10
3の表面にその回転方向(矢印e方向)と同方向に発生
する空気流AR中に混っているダストDTを対物レンズ
アクチュエータ部109の頂上部109a上で、防塵壁
110の風上側(矢印e方向の上流側)と対物レンズ1
08の風下側(矢印e方向の下流側)との2箇所に付
着、堆積させるようにして、ダストDTが対物レンズ1
08の表面108aに付着、堆積されることを未然に防
止するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この先願発明
では、CD(コンパクトディスク)のような低記録密度
の光ディスク103のように低速度で回転されるものに
おいては、対物レンズ108に対する高い防塵効果を発
揮できるが、DVD(デジタル・ビデオディスク)のよ
うな高密度記録の光ディスク103のように高速度で回
転されるものでは、空気流AR自体も高速となり、その
高速の空気流ARの一部が防塵壁110と光ディスク1
03との間の隙間111を通過する際に、その防塵壁1
10の風下側の負圧領域NPへ巻き込まれる空気流AR
の渦AR1 が発生し、図16の(B)に示すように、そ
の渦AR1 中に混っているダストDTが防塵壁110の
風下側に近接されている対物レンズ108の表面108
aに付着、堆積され易いと言う問題があった。
【0006】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、光ディスクが高速度で回転される
ものであっても、対物レンズの表面にダストが付着、堆
積されることがないようにした光ディスク装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の光ディスク装置は、光ディスクの回転によ
ってその光ディスクの表面に発生する空気流が対物レン
ズの表面へ流れないように整流する整流手段を光学ピッ
クアップの対物レンズに対する光ディスクの回転方向の
上流側に配置する際、その整流手段と光ディスクとの間
の隙間から対物レンズ側へ流れる空気流の渦が対物レン
ズの表面にかからないように、その整流手段を対物レン
ズが組み込まれた対物レンズアクチュエータ部に対して
空間を隔てて配置したものである。
【0008】上記のように構成された本発明の光ディス
ク装置は、整流手段と対物レンズアクチュエータ部との
間に空間を設定したことによって、光ディスクが高速で
回転される場合でも、整流手段と光ディスクとの間の隙
間から対物レンズ側へ流れる空気流の渦が対物レンズの
表面にかからないようにすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した光ディス
ク装置の実施の形態を図1〜図14を参照して説明す
る。
【0010】「対物レンズ防塵装置の説明」まず、図1
〜図7によって、本発明のトレー方式の光ディスク装置
5に適用された対物レンズ防塵装置81の第1の実施形
態を説明すると、キャリッジ43の頂上部43a上に光
ディスク1に向って凸状に形成された対物レンズアクチ
ュエータ部44が搭載されていて、その対物レンズアク
チュエータ部44内に2軸アクチュエータ45と一緒に
組み込まれた対物レンズ42がその対物レンズアクチュ
エータ部44の頂上部44aに露出されている。そし
て、キャリッジ43の頂上部43aで、光ディスク1の
回転方向(矢印e方向)の上流側に、対物レンズアクチ
ュエータ部44に対して空間AGを隔てた位置に整流手
段取付台43bが形成されていて、その整流手段取付台
43b上に整流手段82がビス83によって取り付けら
れている。この整流手段82は合成樹脂やゴム等によっ
て成形されていて、光ディスク1と平行なベース板部8
2aと、そのベース板部82aの一端から光ディスク1
側に垂直状に立ち上げられた整流板部82bとによって
断面形状がほぼL型に構成されている。そして、ベース
板部82aが整流手段取付台43b上にビス83によっ
て取り付けられていて、整流板部82bは、光ディスク
1の矢印e方向への回転によってその表面に矢印e方向
と同方向に発生する空気流AGを光ディスク1の外周側
へ誘導するように整流するために平面形状がほぼL型に
弯曲されている。そして、この整流手段82は帯電防止
材料で成形されるか、又は、この整流手段82の表面に
帯電防止処理が施されている。
【0011】従って、DVDのような高密度記録の光デ
ィスク1をスピンドルモータ39のディスクテーブル4
0上にチャッキングして、その光ディスク1をスピンド
ルモータ39によって3600rpm以上の高速度で回
転駆動しながら、対物レンズ42によってレーザビーム
LBのスポット光を光ディスク1に照射及び集光させ、
キャリッジ43によって対物レンズ42を矢印a、b方
向へシークすると共に、2軸アクチュエータ45によっ
てトラッキングを行うようにして、光ディスク1にデー
タを高密度で記録及び/又は再生する際に、光ディスク
1の表面に矢印e方向と同方向で、かつ、高速の空気流
ARが発生する。一方、キャリッジ43上に搭載されて
いる整流手段82は対物レンズ42に対する風上側(矢
印e方向の上流側)の位置で、対物レンズアクチュエー
タ部44との間に空間AGを保った状態で、キャリッジ
43によって対物レンズ42と一緒に矢印a、b方向に
移動される。
【0012】そして、高速の空気流ARの大部分は整流
手段82における整流板部82bの風上側(矢印e方向
の上流側)の側面82b1 に衝突して、光ディスク1の
外周側へ誘導されるので、この空気流ARの大部分が対
物レンズ42の表面42aへ流れることを未然に防止す
ることができる。
【0013】しかし、この整流手段82の整流板部82
bと光ディスク1との間には約1mm程度の隙間84が
存在するために、高速の空気流ARの一部がこの隙間8
4を通って対物レンズ42側へ流れ、その整流板部82
bの風下側(矢印e方向側)の負圧領域NPに空気流A
Rの渦AR1 が発生する。ところが、この負圧領域NP
は対物レンズアクチュエータ部44から隔てられた空間
AG内に存在するために、その渦AR1 中に混っている
ダストDTは対物レンズ42の表面42aまで飛散する
ことがなく、その整流板部82bの風下側の側面82b
2 に付着、堆積するに留まる。しかも、整流手段82が
帯電防止材料で成形されているか、又は、その表面に帯
電防止処理が施されていることから、整流板部82bの
側面82b2 に付着、堆積するダストDTの量も大幅に
低減することができる。従って、その整流手段82に付
着、堆積されたダストDTが再度舞い上って対物レンズ
42の表面42aに付着、堆積することも殆んどない。
【0014】以上により、本発明の光ディスク装置5に
よれば、3600rpm以上の高速度で回転しても、対
物レンズ42の表面42aに空気中のダストDTが付
着、堆積されることがなく、対物レンズ42によって光
ディスク1へ照射及び反射されるレーザビームLBの出
力低下やフォーカス不良等が全く発生しないので、光デ
ィスク1に対するデータの記録及び/又は再生ミス(書
込みや読取り不良)を招かず、そのデータの記録及び/
又は再生を常に高精度に安定して行うことができる。な
お、本発明の発明者は、現在のCDの回転速度のほぼ2
4倍に相当する5000rpmの高速度で12時間連続
回転し、この12時間分を1年間として5年間相当分を
連続して実験したが、前述したように、対物レンズ42
の表面42aにダストDTが付着、堆積されることがな
かった。
【0015】次に、図8によって、本発明の対物レンズ
防塵装置81の第2の実施形態を説明すると、この場合
は、整流手段82の整流板部82bの頂部から光ディス
ク1の回転方向(矢印e方向)の上流側に向って突出す
る空気流呼込み用の庇82cを一体成形したものであ
り、光ディスク1の高速度の回転によってその表面に発
生する空気流ARをこの庇82cによって光ディスク1
の表面から剥離するように呼び込んで、整流板部82b
の側面82b1 で光ディスク1の外周側へ誘導するよう
に整流することができるようにしたものである。
【0016】そして、このような庇82cを設けること
によって、整流板部82bと光ディスク1との間の隙間
84から対物レンズ42側へ流れる空気流AR1 の量を
少なくすることができて、対物レンズ42の表面42a
にダストDTが付着、堆積することをより一層確実に防
止することができる。
【0017】次に、図9及び図10によって、本発明の
対物レンズ防塵装置81の第3の実施形態を説明する
と、この場合は、光ディスク1の接続方向に対してほぼ
直角状に配置した直線板状の整流手段82をキャリッジ
43以外の場合、例えば、後述する光学ピックアップ4
1の昇降フレーム16やディスクトレー2に搭載したも
のであり、この場合は、整流手段82を対物レンズ42
のシーク方向の移動領域の全域に亘って直線状に設ける
必要がある。そして、このような直線板状の整流手段8
2によっても第1及び第2実施形態と同等の効果を奏す
ることができる。しかも、整流手段82をキャリッジ4
3に搭載すると、キャリッジ43の重量増加や空気流A
Rを整流手段82が受け止めることによる空気抵抗によ
って、キャリッジ43の矢印a、b方向のシーク動作時
のイナーシャが重くなるが、整流手段82をキャリッジ
43以外の場所に取り付ければ、キャリッジ43のシー
ク動作を軽快に行えて、高速アクセスが可能になる。
【0018】「光ディスク装置の全体説明」次に、図1
〜図14によって、光ディスク装置5の全体について説
明する。即ち、まず、図13に示すように、ディスク状
記録媒体であるCDやDVDのような光ディスク1をデ
ィスクトレー2のトレー本体2Aの上面に形成された凹
所3内に水平に載置した後に、ディスクトレー2のトレ
ーフロントパネル2Bを矢印a方向に軽く押すと、ロー
ディングスイッチ(図示せず)がONとなり、後述する
ローディング機構によって、図14に示すように、ディ
スクトレー2がトレー出入口4から光ディスク装置5の
ディスク装置本体6内にローディング方向である矢印a
方向から水平に引き込まれて、後述するように光ディス
ク1がスピンドルモータのディスクテーブル上に水平に
自動的にローディングされる。
【0019】そして、このローディング後に、ホストコ
ンピュータからの記録及び/又は再生指令信号等によっ
て、スピンドルモータによって光ディスク1が高速で回
転駆動され、光学ピックアップによって光ディスク1に
データが記録及び/又は再生される。そして、この光デ
ィスク1の再生後に、ホストコンピュータからのイジェ
クト指令信号等によって、図13に示すように、ディス
クトレー2がトレー出入口4からディスク装置本体6外
にアンローディング方向である矢印b方向に自動的にア
ンローディングされる。
【0020】次に、図1〜図12に示すように、ディス
クトレー2の水平なトレー本体2Aと、矢印a、b方向
に対して直角で、かつ、垂直状のトレーフロントパネル
2Bは合成樹脂等によって成形されていて、トレー本体
2Aの凹所3の中央部から後端部(矢印a方向側の端
部)側にかけてローディング及びアンローディング方向
である矢印a、b方向と平行なトレーセンターP1 に沿
った長穴状の底面開口8が形成されている。そして、こ
のディスクトレー2はローディング機構のトレー移動機
構(図示せず)によってディスク装置本体6に対して矢
印a、b方向に水平に出し入れ駆動されるように構成さ
れている。
【0021】次に、ディスク装置本体6の内部には合成
樹脂等によって成形されたほぼ箱型で浅いシャーシ14
が設けられていて、このシャーシ14の底部14a上に
合成樹脂や板金等によって成形された昇降フレーム16
が取り付けられている。この昇降フレーム16には、後
端部16a側の左右両側の2箇所と、前端部16b側の
左右両側の2箇所にインシュレータ取付部17、ゴム等
の弾性部材で構成された緩衝器である合計4つのインシ
ュレータ19、20が取り付けられている。そして、昇
降フレーム16の後端部16aに取り付けられた左右一
対のインシュレータ19がこれらの中央に挿通された止
ネジ21によってシャーシ14の底部14a上に取り付
けられて、昇降フレーム16の前端部16bに取り付け
られた左右一対のインシュレータ20がその中央に挿通
された止ネジ22によって昇降駆動レバー23の先端上
に取り付けられている。そして、この昇降駆動レバー2
3によって、昇降フレーム16がその後端部16a側の
左右一対のインシュレータ19を回動支点にした上下方
向の回転運動によって矢印c、d方向に昇降駆動される
ように構成されている。
【0022】そして、ローディング機構は、ローディン
グモータ(図示せず)によって回転駆動されるカムレバ
ー34を有していて、このカムレバー34がシャーシ1
4の底部14aの前端側の上部に回転自在に取り付けら
れている。そして、昇降駆動レバー23の前端のほぼ中
央部に取り付けられたカム従動ピン36がカムレバー3
4のカム溝35内に挿入されている。そして、ローディ
ング時には、ローディングモータによってディスクトレ
ー2を図13に示す光ディスク装置5外のアンローディ
ング位置から図12及び図14に示す光ディスク装置5
内のローディング位置まで矢印a方向に水平に引き込ん
だ後に、カムレバー34のカム溝35によって昇降駆動
レバー23の先端のカム従動ピン36を上方である矢印
c方向に上昇駆動して、その昇降駆動レバー23でイン
シュレータ20を介して昇降フレーム16を図11に示
す斜め下方に傾斜された下降位置から図12に示すよう
に上昇されて水平となる上昇位置まで左右一対のインシ
ュレータ19を中心に矢印c方向に上昇駆動する。そし
て、ディスクトレー2のアンローディング時には、ロー
ディング時の逆動作で、カムレバー34のカム溝35に
よってカム従動ピン36を下方である矢印d方向に下降
駆動して、昇降駆動レバー23でインシュレータ20を
介して昇降フレーム16を左右一対のインシュレータ1
9を中心に図12に示す上昇位置から図11に示す下降
位置まで矢印d方向に下降駆動した後、ディスクトレー
2を図12及び図14に示す光ディスク装置5内のロー
ディング位置から図13及び図11に示す光ディスク装
置5外のアンローディング位置まで矢印b方向に押し出
すものである。
【0023】次に、昇降フレーム16の凹所25内で、
前端部16b側に偏位された位置にスピンドルモータ3
9が垂直状に取り付けられていて、そのモータ軸39a
の上端に金属等の磁性部材で構成されたディスクテーブ
ル40が水平状に固着されている。なお、ディスクテー
ブル40の上部中央には光ディスク1の中心穴1aが嵌
合されるセンターリングガイド40aが一体に形成され
ている。また、昇降フレーム16の凹所25内でスピン
ドルモータ39より後方側に光学ピックアップ41が水
平状に取り付けられている。そして、この光学ピックア
ップ41は、対物レンズ42が搭載されたキャリッジ4
3を有しており、対物レンズ42に対してレーザービー
ムを送受信する光学ブロックがそのキャリッジ44の側
面に一体に取り付けられている。なお、キャリッジ43
上に光ディスク1に向って凸状に形成された対物レンズ
アクチュエータ部44が搭載されていて、その対物レン
ズアクチュエータ部44の頂上部44aに対物レンズ4
2が2軸アクチュエータ45によって組み込まれてい
る。
【0024】そして、昇降フレーム16には、キャリッ
ジ43を左右一対のガイド軸46に沿って矢印a、b方
向に直線移動させるキャリッジ移動機構47が取り付け
られていて、このキャリッジ移動機構47は、キャリッ
ジ駆動モータ48によってギアトレイン49を介して正
逆回転駆動されるピニオン50と、キャリッジ44の一
側面に取り付けられて、ピニオン50によって直線駆動
されるラック51とを備えている。なお、スピンドルモ
ータ39及び対物レンズ42はトレーセンターP1 上に
配置されていて、対物レンズ42はそのトレーセンター
1 に沿って矢印a、b方向に移動されるように構成さ
れている。
【0025】そして、ディスクトレー2の上部を横切る
ようにして、シャーシ14の左右両側板の上端部間に、
板金等にて成形されたクランパー支持部材52が水平に
架設されていて、ディスクテーブル40の真上位置で、
クランパー支持部材52の中央位置に形成された円形穴
54内に非磁性部材である合成樹脂にて成形された円板
状のディスククランパー53が上下、左右及び前後に一
定範囲内で移動自在に保持されている。なお、ディスク
クランパー53の上端の外周に一体成形されたフランジ
53aを下方から受け止めるクランパー受け52aがク
ランパー支持部材52の円形穴54の外周に一体に形成
されている。そして、このディスククランパー53の中
央上部には円板状のマグネット55が水平に埋設されて
いる。また、シャーシ14の上部にはクランパー支持部
材52の上部を跨ぐようにして磁性部材である板金にて
成形された後述する上カバー62が取り付けられてい
る。
【0026】従って、図12に示すように、ディスクト
レー2によって光ディスク1がディスク装置本体6内に
矢印a方向から水平にローディングされた後、昇降フレ
ーム16が上昇位置まで矢印c方向に上昇されて水平に
なった時、ディスクテーブル40がディスクトレー2の
底面開口8から上方に挿通されて、そのディスクテーブ
ル40のセンターリングガイド40aが光ディスク1の
中心穴1aに下方から嵌合される。そして、そのディス
クテーブル40によって光ディスク1がディスクトレー
2の凹所3内で上方に浮かされると共に、ディスククラ
ンパー53がクランパー支持部材52のフランジ受け5
2aから上方に僅かに浮上される。この時に、ディスク
クランパー53がその下面に近接されたディスクテーブ
ル40にマグネット55の磁気吸引力によってディスク
テーブル40上に吸引されて、そのディスククランパー
53によって光ディスク1がディスクテーブル40上に
水平にチャッキングされる。
【0027】そして、ホストコンピュータからの記録及
び/又は再生指令信号等によって、スピンドルモータ3
9によって光ディスク1が3600rpm以上の高速度
で回転駆動されると共に、キャリッジ移動機構47によ
って光学ピックアップ41のキャリッジ43が矢印a、
b方向に移動されて、対物レンズ42がトレーセンター
1 に沿って矢印a、b方向にシークされる。そして、
光学ブロックから送信されるレーザービームLBのスポ
ット光が対物レンズ42によって光ディスク1の下面に
照射、集束されると共に、その反射光が対物レンズ42
を通して光学ブロックで受信されて、光ディスク1にデ
ータが記録及び/又は再生される。
【0028】なお、キャリッジ移動機構47は、キャリ
ッジ駆動モータ48によってギアトレイン49を介して
正逆回転駆動されるピニオン50がラック51を直線駆
動することによって、キャリッジ43を左右一対のガイ
ド軸46に沿って矢印a、b方向に移動する。そして、
光ディスク1の記録及び/又は再生後に、ホストコンピ
ュータからのイジェクト指令信号等によって、図11に
示すように、昇降フレーム16が下降位置まで矢印d方
向に下降されて、ディスクテーブル40がディスククラ
ンパー53からチャッキング解除されて光ディスク1の
下方に離脱された後に、光ディスク1がディスクトレー
2の凹所3内に水平に載置されて、ディスク装置本体6
外に矢印b方向に水平にアンローディングされる。
【0029】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、本発明は上記した実施の形態に限定されることな
く、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能で
ある。
【0030】
【発明の効果】以上のように構成された本発明の光ディ
スク装置は、次のような効果を奏することができる。
【0031】請求項1は、整流手段と対物レンズアクチ
ュエータ部との間に空間を設定したことによって、光デ
ィスクが高速で回転される場合でも、整流手段と光ディ
スクとの間の隙間から対物レンズ側へ流れる空気流の渦
が対物レンズの表面にかからないようにすることができ
るようにしたので、光ディスクを高速度で回転しても、
ダストが対物レンズの表面に付着、堆積されることがな
く、データの記録及び/又は再生を高精度に安定して行
うことができて、光ディスク装置の高い対物レンズの防
塵性能及び高耐久性を確保することができる。それでい
て、対物レンズに対する整流手段の配置の創作によって
高い防塵効果を得られるようにしたものであり、構造的
には簡単であり、低コストな光ディスク装置を実現でき
る。
【0032】請求項2は、整流手段を帯電防止材料で構
成するか、又は帯電防止処理を施したので、整流手段自
体に付着、堆積されるダスト量も大幅に低減することが
でき、その整流手段に付着、堆積されたダストが再度舞
い上って対物レンズの表面に付着、堆積することも殆ん
どなく、対物レンズの防塵効果をより一層向上すること
ができる。
【0033】請求項3は、整流手段を光学ピックアップ
のキャリッジに搭載したので、この整流手段を対物レン
ズと一緒に移動することができて、この整流手段の小
型、軽量化による低コスト化を実現できる。
【0034】請求項4は、整流手段を光学ピックアップ
のキャリッジ以外の場所に取り付けたので、整流手段を
キャリッジに搭載することによるキャリッジの重量増加
やキャリッジが受ける空気抵抗を軽減することができ、
キャリッジのシーク動作を軽快に行えて、高速アクセス
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク装置の対物レンズ
防塵装置の第1の実施形態を説明する図2のA−A矢視
での断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図2の要部の斜視図である。
【図4】レンズ防塵装置の第1の実施形態と昇降フレー
ムのキャリッジ移動機構を示した斜視図である。
【図5】図4の平面図である。
【図6】図5のB−B矢視で示した側面図である。
【図7】図5のC−C矢視で示した正面図である。
【図8】本発明の対物レンズ防塵装置の第2の実施形態
を示した図1と同様の断面図である。
【図9】本発明の対物レンズ防塵装置の第3の実施形態
を示す図10のD−D矢視での断面面である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】本発明の光ディスク装置のローディング機構
のアンローディング状態を示した断面側面図である。
【図12】同上のローディング機構のローディング状態
を示した断面側面図である。
【図13】本発明の光ディスク装置のディスクトレーの
アンローディング状態を示した斜視図である。
【図14】同上のディスクトレーのローディング状態を
示した斜視図である。
【図15】先願発明の光ディスク装置のディスクカート
リッジ、スピンドルモータ及び光学ピックアップを示し
た断面図である。
【図16】先願発明の対物レンズ防塵装置を説明する断
面側面図である。
【符号の説明】
1は光ディスク、5は光ディスク装置、14は光学ピッ
クアップ、42は対物レンズ、43はキャリッジ、44
は対物レンズアクチュエータ部、81は対物レンズ防塵
装置、82は整流手段、82aは整流手段のベース板
部、82bは整流手段の整流板部、84は隙間、ARは
空気流、AR1 は空気流の渦である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクを記録及び/又は再生する光学
    ピックアップを備えた光ディスク装置において、 上記光学ピックアップの対物レンズに対する上記光ディ
    スクの回転方向の上流側に配置されて、上記光ディスク
    の回転によってその光ディスクの表面に発生する空気流
    を上記対物レンズの表面へ流れないように整流する整流
    手段を備え、 上記整流手段と上記光ディスクとの間の隙間から上記対
    物レンズ側へ流れる空気流の渦が上記対物レンズの表面
    にかからないように、上記整流手段と上記対物レンズが
    組み込まれた対物レンズアクチュエータ部との間に空間
    を設定したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】上記整流手段を帯電防止材料で構成するか
    又は帯電防止処理を施したことを特徴とする請求項1に
    記載の光ディスク装置。
  3. 【請求項3】上記整流手段を上記光学ピックアップのキ
    ャリッジに搭載したことを特徴とする請求項1に記載の
    光ディスク装置。
  4. 【請求項4】上記整流手段を上記光学ピックアップのキ
    ャリッジ以外の場所に取り付けたことを特徴とする請求
    項1に記載の光ディスク装置。
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