JPH10143899A - 光学ピックアップ装置 - Google Patents

光学ピックアップ装置

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Publication number
JPH10143899A
JPH10143899A JP8296915A JP29691596A JPH10143899A JP H10143899 A JPH10143899 A JP H10143899A JP 8296915 A JP8296915 A JP 8296915A JP 29691596 A JP29691596 A JP 29691596A JP H10143899 A JPH10143899 A JP H10143899A
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JP
Japan
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objective lens
pickup device
hole
cover
optical pickup
Prior art date
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Application number
JP8296915A
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English (en)
Inventor
Satoshi Takabayashi
聡 高林
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ピックアップ装置において、非使用時
(保存中、搬送中等)における対物レンズへの塵挨の付
着を防止する。 【解決手段】 対物レンズ15より射出される光束が通
過する透孔を有しアクチュエータ37を覆うカバー14
にシャッタ板18を回動可能に取付け、光学ピックアッ
プ装置がリードエリア外(位置C)に移動されたときに
は、シャッタ板18が回動されて透孔を閉蓋するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの如き
光学記録媒体よりの情報信号の読み出しを行う光学ピッ
クアップ装置に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスクの如き光学記録媒体が
提案され、また、このような光学記録媒体より情報信号
の読み出しを行う光学ピックアップ装置が提案されてい
る。この光学ピックアップ装置は、半導体レーザの如き
光源と、この光源より発せられる光束を上記光学記録媒
体の信号記録面上に導き集光させるためのミラーや対物
レンズ等の光学部品とを有して構成されている。この光
学ピックアップ装置は、上記光源より発せられた光束を
上記信号記録面上に集光して照射し、この信号記録面に
より反射された該光束の反射光束を光検出器によって検
出することにより、該信号記録面上に記録された情報信
号の読み出しを行う。
【0003】光学記録媒体である上記光ディスクは、上
記光学ピックアップ装置を備えて構成されたディスクプ
レーヤ装置において、中心部分をディスクテーブルによ
り保持され、スピンドルモータにより回転操作される。
そして、このディスクプレーヤ装置において、上記光学
ピックアップ装置は、回転操作される光ディスクの信号
記録面に上記対物レンズを対向させる状態に配設されて
いる。また、この光学ピックアップ装置は、上記光ディ
スクの内外周に亘って移動操作可能に支持されている。
【0004】上記光ディスクが回転操作されることによ
り、上記光学ピックアップ装置は、この光ディスクの信
号記録面上に略々同心円状をなして螺旋状に形成された
記録トラックに沿って記録された情報信号を、該記録ト
ラックに沿って読み出す。
【0005】ところで、上記光ディスクが回転操作され
るとき、上記記録トラックは、この記録トラックの曲率
中心の、この光ディスクの回転中心(上記スピンドルモ
ータの駆動軸の中心軸)に対する偏芯によって、上記光
学ピックアップ装置による読み出し位置において、この
光ディスクの径方向に周期的に往復移動する。また、こ
の光ディスクが回転操作されるとき、上記信号記録面
は、この光ディスクのディスク基板の歪み(平面性の誤
差)によって、上記光学ピックアップ装置による読み出
し位置において、該信号記録面に垂直な方向に周期的に
往復移動する。
【0006】このような、上記光ディスクにおける偏芯
やいわゆる面振れに対応するため、上記光学ピックアッ
プ装置は、対物レンズ駆動機構(2軸アクチュエータ)
を備えている。この対物レンズ駆動機構は、上記対物レ
ンズをこの対物レンズの光軸方向及びこの光軸に直交す
る方向(上記光ディスクの径方向)に移動操作可能に支
持している。この対物レンズ駆動機構は、上記対物レン
ズによる上記光束の集光点と上記記録トラックとの上記
光ディスクの径方向及び上記信号記録面に垂直な方向に
ついてのずれ量(距離)を検出した信号(トラッキング
エラー信号及びフォーカスエラー信号)に基づいて、上
記対物レンズを移動操作する。
【0007】このように、上記対物レンズ駆動機構によ
り上記対物レンズが移動操作されることにより、この対
物レンズによる上記光束の集光点は、上記記録トラック
の周期的な移動に追従して、常に、該記録トラック上に
形成されることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な光学ピックアップ装置においては、上述のように、上
記対物レンズがこの対物レンズの光軸方向及びこの光軸
方向に直交する方向に移動操作される。そのため、この
光学ピックアップ装置においては、上記対物レンズをは
じめとする光学部品への外方より侵入する塵挨の付着の
防止のために外側部をカバーで覆う場合において、この
カバーの上記対物レンズの前方側にあたる位置には、こ
の対物レンズの径よりも大きな透孔を設けておく必要が
ある。
【0009】すなわち、この光学ピックアップ装置にお
いては、外方よりの塵挨の侵入を完全に遮断できる構造
を採ることができない。そのため、従来より、上記ディ
スクプレーヤ装置の使用中及び非使用中(保存中や搬送
中)に上記対物レンズの表面に塵挨が付着して溜まり、
上記光ディスクよりの情報信号の読み出しが行えなくな
ることがあった。また、上記対物レンズ駆動機構の可動
部(支持アーム等)に塵挨が溜まることによって、この
対物レンズ駆動機構の動作が良好に行えなくなる場合が
あった。
【0010】特に、中国大陸(ゴビ砂漠)において発生
する黄砂の如き極めて微細な砂は、上記対物レンズ上や
上記支持アーム上に堆積し易く、上記光ディスクに対す
る再生特性を維持するうえで重大な問題となる。上記対
物レンズの表面部をブラシ等を用いてクリーニングする
ことが考えられるが、極めて微細な砂の場合、クリーニ
ング中に該ブラシにも付着してしまい、該対物レンズの
表面部より充分に除去することはできない。さらに、こ
のような微細な砂が上記対物レンズの表面部に付着した
状態で湿気を帯びてしまった場合、この砂を該対物レン
ズより除去することは極めて困難である。
【0011】そして、上記ディスクプレーヤ装置が、ア
ンプリファイヤ装置やラジオチューナ装置等と共用の筐
体内に収納配設された、いわゆる一体型据置式のオーデ
ィオ再生装置においては、該アンプリファイア装置やラ
ジオチューナ装置等の放熱のために、該筐体における開
口部を無くすことができず、また、上記光学ピックアッ
プ装置が該筐体内に位置するために上記対物レンズのク
リーニングを行うことが極めて困難である。すなわち、
このような一体型据置式のオーディオ再生装置は、上記
対物レンズのクリーニングが事実上不可能でありなが
ら、上記筐体内への外部よりの塵挨の侵入を防止するこ
とができないという構造となっている。
【0012】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、対物レンズの表面や対物レンズ
駆動機構の可動部への塵挨の付着、堆積が防止され、光
学記録媒体に対する再生特性及び対物レンズ駆動機構の
動作が良好な状態に維持されるようになされた光学ピッ
クアップ装置の提供という課題を解決しようとするもの
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光学ピック
アップ装置は、ディスクプレーヤ装置においてシャーシ
上に移動操作可能に配設され該シャーシ上において支持
される光学記録媒体に対向されてこの光学記録媒体より
情報信号の読み出しを行う光学ピックアップ装置であっ
て、上述の課題を解決するため、光源より発せられた光
束を上記光学記録媒体の信号記録面上に集光させる対物
レンズを移動操作可能に支持する対物レンズ駆動機構
と、この対物レンズ駆動機構を覆い該対物レンズより射
出される光束が通過する透孔を有するカバーと、このカ
バーに対して移動可能に取付けられ該透孔を開閉するシ
ャッタ部材とを備え、このシャッタ部材は、この光学ピ
ックアップ装置が上記光学記録媒体に対して上記対物レ
ンズを対向させる範囲より外れた位置に移動操作された
ときに上記透孔を閉蓋することとしたものである。
【0014】そして、本発明は、上記シャッタ部材を、
上記カバーに設けられたガイド部によりスライド可能に
支持されたものとし、このシャッタ部材は、この光学ピ
ックアップ装置が上記光学記録媒体に対して上記対物レ
ンズを対向させる範囲より外れた位置に移動操作される
ことによって上記シャーシ上に配設された第1の当接部
材に当接して該カバーに対してスライドされて上記透孔
を閉蓋し、この光学ピックアップ装置が該光学記録媒体
に対して該対物レンズを対向させる範囲内に移動操作さ
れることによって該シャーシ上に配設された第2の当接
部材に当接して該カバーに対してスライドされて該透孔
を開蓋することとしたものである。
【0015】また、本発明は、上記シャッタ部材を、上
記カバーに設けられたガイド部によりスライド可能に支
持されスライド付勢部材によって上記透孔を開蓋する方
向に付勢されたものとし、このシャッタ部材は、この光
学ピックアップ装置が上記光学記録媒体に対して上記対
物レンズを対向させる範囲より外れた位置に移動操作さ
れることによって上記シャーシ上に配設された当接部材
に当接して上記付勢部材の付勢力に抗して該カバーに対
してスライドされて上記透孔を閉蓋することとしたもの
である。
【0016】そして、本発明は、上記ガイド部は、カバ
ーに設けられたスリットであることとし、このスリット
は、上記シャッタ部材に設けられた爪部が係合されると
ともにこのシャッタ部材が透孔を閉蓋したときにこのシ
ャッタ部材によって閉蓋されることとしたものである。
【0017】さらに、本発明は、上記シャッタ部材を、
上記カバーに対して支軸を介して回動可能に支持され回
動付勢部材によって上記透孔を開蓋する方向に回動付勢
されているものとし、このシャッタ部材は、この光学ピ
ックアップ装置が上記光学記録媒体に対して上記対物レ
ンズを対向させる範囲より外れた位置に移動操作される
ことによって上記シャーシ上に配設された当接部材に当
接して該付勢部材の付勢力に抗して該カバーに対して回
動されて上記透孔を閉蓋することとしたものである。
【0018】また、本発明は、上記回動付勢部材を、上
記シャッタ部材の一部としてこのシャッタ部材と一体的
に形成することとしたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0020】この実施の形態は、本発明に係る光学ピッ
クアップ装置を、光学記録媒体として光ディスクを用
い、この光ディスクより情報信号の読み出しを行う装置
として構成したものである。
【0021】上記光ディスクは、図1及び図8に示すよ
うに、ポリカーボネイト(Polycarbonate)の如き透明
材料からなる円盤状のディスク基板と、このディスク基
板の一主面部上に形成された信号記録層102とを有し
て構成されている。上記ディスク基板は、直径が、例え
ば、64mm、80mm、または、120mm程度とな
されて構成されており、中心部に円形のチャッキング孔
(位置決め孔)を有している。上記信号記録層102
は、例えば、上記ディスク基板の一主面部上に射出成型
手段によって形成された微細な凹部(ピット)とこの一
主面部上に被着形成された反射膜(アルミニウムの如き
金属薄膜)とから構成されている。
【0022】この光ディスク101において、上記ディ
スク基板と上記信号記録層102との境界面は、信号記
録面となされている。この信号記録面に対しては、上記
ディスク基板を透して、信号読み出し用の光束が集光し
て照射される。この信号記録面上には、略々同心円状を
なす螺旋状の記録トラックが形成されている。上記ピッ
トにより情報信号の記録がなされている場合には、この
ピットは、上記記録トラックに沿って形成されている。
【0023】この光ディスク101においては、図1中
位置Aで示す内周側の所定の半径位置がリードイン部
(読み出し開始位置)となされ、図1中位置Bで示す外
周側の所定の半径位置がリードアウト部(読み出し終了
位置)となされている。すなわち、この光ディスク10
1において、上記リードイン部より上記リードアウト部
までの間が、信号記録領域となっている。
【0024】上記光学ピックアップ装置は、上記光ディ
スクよりの情報信号の再生を行うディスクプレーヤ装置
において、図1乃至図4に示すように、シャーシ1上に
配設されることによりディスクドライブを構成する。こ
のシャーシ1は、いわゆるフローティングシャーシであ
って、上記ディスクプレーヤ装置の図示しない外筐体の
底面部に対して、四隅部のそれぞれをダンパ2を介して
取付けられている。これらダンパ2は、ゴムの如き緩衝
性を有する材料より略々円筒状に形成されている。
【0025】上記シャーシ1には、図示しないスピンド
ルモータが取付けられている。このスピンドルモータ
は、駆動軸5を、上記シャーシ1の主面部に垂直にこの
シャーシ1の上方側に突出させている。この駆動軸5の
基端側部分は、上記シャーシ1上に配設された軸受け3
8により支持されている。この駆動軸5の先端側には、
ディスクテーブル3が取付けられている。このディスク
テーブル3は、略々円盤状に形成され、上面の中央部分
に円錐台状のセンタリング突起が設けられている。この
ディスクテーブル3は、上記光ディスク101の中央部
分が載置されると、上記センタリング突起を上記チャッ
キング孔に嵌合させてこの光ディスク101のセンタリ
ング(調芯)を行うとともに、周縁側のフランジ状部分
の上面部に該チャッキング孔の周囲部分を載置させて、
この光ディスク101を位置決めして保持する。このと
き、光ディスク101は、ディスク基板側を上記シャー
シ1側に向けて、上記ディスクテーブル3により保持さ
れる。
【0026】そして、上記ディスクテーブル3上に上記
光ディスク101が保持された状態で、上記スピンドル
モータが回転駆動されると、この光ディスク101は、
該ディスクテーブル3とともに回転操作される。
【0027】上記光学ピックアップ装置は、図8に示す
ように、光学ブロック部26を有し、この光学ブロック
部26内に、光源となる半導体レーザ30を内蔵して構
成されている。この光学ピックアップ装置において、上
記半導体レーザ30より発せられた光束は、回折格子
(グレーティング)31を透過して、半透過ミラー32
により反射されて90°偏向されて、対物レンズ15に
入射される。上記回折格子31は、上記光束を、少なく
とも3本の光束(0次光及び±1次光)に分割させる。
上記対物レンズ15は、上記光学ブロック部26に対し
て、後述する対物レンズ駆動機構37を介して支持され
ている。この対物レンズ15は、上記ディスクテーブル
3上に保持された光ディスク101の信号記録面に対向
されている。この対物レンズ15は、入射された光束
を、上記ディスク基板を透して、上記光ディスク101
の信号記録面上に集光して照射する。
【0028】上記対物レンズ15により上記信号記録面
上に集光された光束は、この信号記録面において、この
信号記録面上に記録された信号に応じて強度を変調され
て、反射される。この信号記録面により反射された反射
光束は、再び上記対物レンズ15を経て、上記半透過ミ
ラー32に戻る。この反射光束は、上記半透過ミラー3
2を透過して、検出系レンズ33を経て、光検出器であ
るフォトダイオード34の受光面上に集光される。上記
反射光束は、上記半透過ミラー32を透過することによ
り、この半透過ミラー32が光路に対して傾斜して配置
された平行平面板の作用を生じることから、非点収差を
生じる。上記検出系レンズ33は、凹レンズである。
【0029】上記フォトダイオード34は、複数の部分
に分割された受光面を有しており、該各部分ごとに独立
的に、受光した光量に応じたレベルの光検出信号を出力
する。このように上記フォトダイオード34より出力さ
れる複数の光検出信号間の演算処理を行うことにより、
上記光ディスク101よりの情報信号の読み出し信号
(RF信号)、フォーカスエラー信号及びトラッキング
エラー信号を得ることができる。
【0030】上記フォーカスエラー信号は、いわゆる非
点収差法により得られる信号であり、上記対物レンズ1
5による上記光束の集光点と上記光ディスク101の信
号記録面との、該対物レンズ15の光軸方向についての
距離を示す信号である。また、上記トラッキングエラー
信号は、いわゆる3ビーム法により得られる信号であ
り、上記対物レンズ15による上記光束の集光点と上記
光ディスク101の記録トラックとの、該光ディスク1
01の径方向(該対物レンズ15の光軸に直交する方
向)についての距離を示す信号である。
【0031】この光学ピックアップ装置は、図1乃至図
4に示すように、上記シャーシ1上において、このシャ
ーシ1の上面部に沿って配設されたガイドシャフト6に
より、移動操作可能に支持されている。すなわち、上記
ガイドシャフト6は、上記シャーシ1上に配設された支
持部材7,7により、両端側を支持されている。そし
て、上記光学ブロック部26には、上記ガイドシャフト
6が挿通される支持孔が設けられている。この光学ブロ
ック部26は、上記支持孔に上記ガイドシャフト6を挿
通させることにより、このガイドシャフト6の軸方向に
沿って移動可能となされている。なお、この光学ブロッ
ク部26は、上記シャーシ1上に設けられた規制部材に
より上記ガイドシャフト6の軸回りの回転を阻止されて
おり、上記対物レンズ15の光軸を上記シャーシ1に垂
直な方向として支持されている。
【0032】そして、上記シャーシ1には、上記光学ブ
ロック部26を該シャーシ1上において移動操作するた
めのピックアップ送りモータが取付けられている。この
ピックアップ送りモータの駆動軸9には、駆動ギヤ8が
取付けられている。この駆動ギヤ8は、上記シャーシ1
により回転可能に支持されたアイドルギヤ10に噛合し
ている。このアイドルギヤ10は、上記シャーシ1によ
り回転可能に支持された従動ギヤ11に噛合している。
この従動ギヤ11には、同軸状に、ピニオンギヤ12が
取付けられている。このピニオンギヤ12は、上記光学
ブロック部26の一側縁部に形成されたラックギヤ13
に噛合している。このラックギヤ13は、上記ガイドシ
ャフト6に平行となされて形成されている。
【0033】すなわち、上記ピックアップ送りモータが
回転駆動すると、上記光学ブロック部26は、図1中矢
印Rで示すように、上記ガイドシャフト6に沿って移動
操作される。このように上記光学ブロック部26が移動
操作されることにより、この光学ピックアップ装置は、
上記ディスクテーブル3上に保持された光ディスク10
1の内外周に亘って移動操作される。このディスクドラ
イブにおいて、上記光学ピックアップ装置は、図1中位
置Cで示すように、上記信号記録領域より外れて、上記
リードアウト位置よりも該光ディスク101の外側にま
で移動操作可能となされている。
【0034】上記光ディスク101が上記スピンドルモ
ータにより回転操作されると、上記光学ピックアップ装
置は、この光ディスク101の記録トラックに沿って記
録された情報信号を、該記録トラックに沿って読み出
す。
【0035】ところで、上記光ディスク101が回転操
作されるとき、上記記録トラックは、この記録トラック
の曲率中心の、この光ディスク101の回転中心(上記
スピンドルモータの駆動軸5の中心軸)に対する偏芯に
よって、上記光学ピックアップ装置による読み出し位置
において、この光ディスク101の径方向に周期的に往
復移動する。また、この光ディスク101が回転操作さ
れるとき、上記信号記録面は、この光ディスク101の
ディスク基板の歪み(平面性の誤差)によって、上記光
学ピックアップ装置による読み出し位置において、該信
号記録面に垂直な方向に周期的に往復移動する。
【0036】このような、上記光ディスク101におけ
る偏芯やいわゆる面振れに対応するため、上記光学ピッ
クアップ装置は、上記対物レンズ駆動機構(2軸アクチ
ュエータ)37を備えている。この対物レンズ駆動機構
37は、図10に示すように、上記対物レンズ15をこ
の対物レンズ15の光軸方向(図10中矢印Fで示すフ
ォーカス方向)及び該光軸に直交する方向(上記光ディ
スク101の径方向)(図10中矢印Tで示すトラッキ
ング方向)に移動操作可能に支持している。
【0037】すなわち、上記対物レンズ駆動機構37
は、図10に示すように、アクチュエータベース35を
有して構成され、このアクチュエータベース35上に配
設された支持ブロック61を有している。この支持ブロ
ック61は、一対の支持孔を有し、これら支持孔に上記
アクチュエータベース35上に植設された一対の支持ピ
ン59,59を対応して嵌合させて、該アクチュエータ
ベース35上に配設されている。また、上記アクチュエ
ータベース35の後縁部には、上記支持ブロック61の
背面部を支持する支持壁部60が立設されている。上記
支持ブロック61の前面部には、上記アクチュエータベ
ース35の上面部に平行な第1のヒンジ部62を介し
て、アーム部63の基端側が連設されている。このアー
ム部63の先端側には、上記アクチュエータベース35
の上面部に平行な第2のヒンジ部64を介して、前板部
65が連設されている。そして、この前板部65の前面
部には、上記アクチュエータベース35の上面部に垂直
な第3のヒンジ部66を介して、取付け板部67が連設
されている。
【0038】これら支持ブロック61より上記取付け板
部67までは、合成樹脂材料の如き可撓性及び弾力性を
有する材料により、一体的に形成されている。したがっ
て、上記アーム部63は、上記第1のヒンジ部62にお
ける変位により、先端側を上下方向に移動させる変位が
可能となされている。そして、上記前板部65は、上記
第1及び第2のヒンジ部62,64における変位によ
り、上記第3のヒンジ部66を上記アクチュエータベー
ス35の上面部に対して垂直とした状態のまま、該アク
チュエータベース35に対する接離方向(上下方向)に
移動可能である。そして、上記取付け板部67は、上記
第3のヒンジ部66の変位により、上記アクチュエータ
ベース35の上面部に平行な方向(左右方向)への変位
が可能である。
【0039】上記取付け板部67には、レンズボビン6
8が取付けられている。このレンズボビン68の前縁側
には、上記対物レンズ15が取付けられている。この対
物レンズ15は、上記レンズボビン68に設けられた透
孔に嵌合され外周縁部を該透孔の内周縁部に支持される
ことにより、該レンズボビン68に取付けられている。
【0040】また、上記レンズボビン68の左右両側部
分には、一対のフォーカスコイル69,69と、左右そ
れぞれに各一対のトラッキングコイル70とが取付けら
れている。そして、上記アクチュエータベース35上に
は、上記各コイル69,70をそれぞれ磁界中に位置さ
せる一対の磁気回路が設けられている。これら磁気回路
は、コ字状のヨーク71,71と、このヨーク71,7
1に取付けられたマグネット72,72から構成されて
いる。すなわち、上記各ヨーク71,71は、それぞれ
一方のアーム部分に上記マグネット72,72が取付け
られ、他方のアーム部分を上記各フォーカスコイル6
9,69内に対応させて進入させている。これら磁気回
路によって形成される磁界は、上記各マグネット72,
72より発せられ上記各ヨーク71,71の一方のアー
ム部より上記他方のアーム部に至り、この他方のアーム
部より該各マグネット72,72に戻るループ状磁束に
よって形成されるものである。上記各コイル69,70
は、それぞれ上記各磁気回路が形成する磁界中に位置さ
れている。
【0041】この対物レンズ駆動機構においては、上記
各フォーカスコイル69,69に上記フォーカスエラー
信号に基づく駆動電流が供給されることにより、上記レ
ンズボビン68は、上記対物レンズ15を伴って、図1
0中矢印Fで示すように、この対物レンズ15の光軸方
向に移動操作される。また、この対物レンズ駆動機構に
おいては、上記各トラッキングコイ70に上記トラッキ
ングエラー信号に基づく駆動電流が供給されることによ
り、上記レンズボビン68は、図10中矢印Tで示すよ
うに、上記対物レンズ15をこの対物レンズ15の光軸
に直交する方向に移動操作する。
【0042】このように、上記対物レンズ駆動機構37
により上記対物レンズ15が移動操作されることによ
り、この対物レンズ15による上記光束の集光点は、上
記記録トラックの周期的な移動に追従して、常に、該記
録トラック上に形成されることとなる。
【0043】そして、上記対物レンズ駆動機構37は、
可動部や上記対物レンズ15への塵挨の付着を防止する
ため、カバー14により覆われている。このカバー14
は、図5乃至図7に示すように、合成樹脂材料の如き材
料により、下方側が開放された略々矩形の筐体状に形成
されている。このカバー14の下縁部には、内方側に向
けて複数の爪部が設けられている。このカバー14は、
上記各爪部を上記アクチュエータベース35の外縁部に
掛合させることにより、該アクチュエータベース35に
取付けられている。
【0044】このカバー14の上面部であって上記対物
レンズ15に対応する位置には、該対物レンズ15の径
よりも大径の透孔17が設けられている。この透孔17
は、上記対物レンズ15が上記対物レンズ駆動機構37
によって移動され得る範囲を包括して形成されており、
該対物レンズ15を外方側に臨ませて、この対物レンズ
15より射出される光束を通過させてこの光束の上記カ
バー14の外方側への射出を可能とする。
【0045】そして、この光学ピックアップ装置は、上
記カバー14に対して移動可能に取付けられて上記透孔
17を開閉するシャッタ部材18を有している。このシ
ャッタ部材18は、図5乃至図7に示すように、略々扇
型の平板状に形成され、この扇型の要にあたる部分を、
上記カバー14に対し、支軸16を介して回動可能に取
付けられている。このシャッタ部材18は、上記カバー
14の上面部の下側に位置して、すなわち、該カバー1
4内に収納された状態で、該カバー14に取付けられて
いる。このシャッタ部材18は、上記支軸16回りに回
動操作されることにより、上記透孔17を開閉する。
【0046】このシャッタ部材18は、回動付勢部材と
なるバネ部19によって、図5中矢印Aで示すように、
上記透孔17を開蓋する方向に回動付勢されている。こ
のバネ部19は、板バネ状の部材であって、上記シャッ
タ部材18の一部として、このシャッタ部材18と一体
的に形成されている。このバネ部19は、先端部を上記
カバー14の内壁部に当接させている。
【0047】上記シャッタ部材18は、この光学ピック
アップ装置が上記光ディスク101に対して上記対物レ
ンズ15を対向させる範囲(信号記録領域)より外れた
上記位置C(上記リードアウト位置よりも外側)に移動
操作されると、図6に示すように、上記シャーシ1上に
配設された当接部材となる当接ピン21に当接して、上
記バネ部19の付勢力に抗して該カバー14に対して回
動されて上記透孔17を閉蓋する。
【0048】すなわち、図6中矢印Bで示すように、上
記光学ピックアップ装置が移動操作されていながら、上
記シャッタ部材18は、上記当接ピン21に当接するこ
とにより停止するので、移動している該光学ピックアッ
プ装置に対しては、図6中矢印Cで示すように、回動さ
れることとなり、上記透孔17を閉蓋する。
【0049】上記当接ピン21は、基端側を上記シャー
シ1上に配設された支持ブロック23により保持され、
先端側を上記光学ピックアップ装置に向けて、上記ガイ
ドシャフト6に平行に支持されている。この支持ブロッ
ク23は、一対の支持孔を有しており、これら支持孔に
上記シャーシ1上に植設された一対の支持ピン24,2
5を対応して嵌合させることにより、該シャーシ1上に
固定されている。上記当接ピン21は、先端側が細径部
22となされている。上記カバー14の側壁部には、上
記光学ピックアップ装置が上記位置Cに至ったときに、
上記当接ピン21の細径部22が該カバー14内に進入
するための挿通孔27が形成されている。すなわち、上
記挿通孔27及び上記当接ピン21の先端部は、図7に
示すように、互いに対向する位置関係となされている。
上記シャッタ部材18は、上記当接ピン21の細径部2
2が上記カバー14内に進入したときに、この細径部2
2の先端部に当接する当接板部20を有している。
【0050】そして、上記光学ピックアップ装置が上記
光ディスク101の内周側に向けて移動操作されたとき
には、この光学ピックアップ装置が上記当接ピン21よ
り離間することとなるので、上記シャッタ部材18は、
上記バネ部19の付勢力により回動され、上記透孔17
を開蓋させる状態に復帰する。
【0051】なお、図9に示すように、上記光学ピック
アップ装置が上記位置Cに移動操作されたときに、上記
当接ピン21の上記細径部22の基端側に形成される段
差部29が、上記挿通孔27の周辺部に当接されるよう
にすれば、上記シャッタ部材18が上記透孔17を閉蓋
したときに、該挿通孔27をも閉塞することができる。
この場合においては、上記挿通孔27の周囲側には、平
面状の当接面部28を形成することとしてもよい。
【0052】そして、本発明に係る光学ピックアップ装
置は、図11乃至図17に示すように、上記シャッタ部
材43を、上記カバー14に設けられたガイド部となる
スリット46,47により、図15中矢印D及び矢印E
で示すように、スライド可能に支持されたものとして構
成してもよい。これらスリット46,47は、それぞれ
上記ガイドシャフト6に平行に、すなわち、上記光学ピ
ックアップ装置の移動方向に平行に形成されている。上
記シャッタ部材43は、平板状に形成され、上記カバー
14の上面部上に配設されている。このシャッタ部材4
3は、上記各スリット46,47に対応して係合する爪
部44,45を有している。これら爪部44,45は、
上記シャッタ部材43にコ字状の切り込みを設け、この
切り込みで囲まれた部分を屈曲させることにより形成す
ることができる。また、このシャッタ部材43の一側縁
側には、一対の当接片50,51が突設されている。
【0053】このシャッタ部材43は、上記各スリット
46,47に沿ってスライドされることにより、上記透
孔17を開閉する。このシャッタ部材43は、図16に
示すように、上記透孔17を閉蓋したときには、上記各
スリット46,47をも閉蓋する。
【0054】なお、上記各スリット46、47の一端側
は、上記シャッタ部材43を上記カバー14に取付ける
ときに上記各爪部44,45が通過するための拡幅部4
8,49となされている。
【0055】上記シャッタ部材43は、この光学ピック
アップ装置が上記光ディスク101に対して上記対物レ
ンズ15を対向させる範囲(信号記録領域)より外れた
位置(図11中位置Fで示す上記リードアウト位置より
も外側)に移動操作されると、図16に示すように、上
記シャーシ1上に配設された第1の当接部材39に一方
の当接片50を当接させ、上記カバー14に対してスラ
イドされ、上記透孔17を閉蓋する。
【0056】すなわち、図16中矢印Fで示すように、
上記光学ピックアップ装置が移動操作されていながら、
上記シャッタ部材43は、上記一方の当接片50を上記
第1の当接部材39に当接させることにより停止するの
で、移動している該光学ピックアップ装置に対しては、
図16中矢印Gで示すように、スライドされることとな
り、上記透孔17を閉蓋する。
【0057】上記第1の当接部材39は、一対の支持孔
を有し、これら支持孔に上記シャーシ1上に植設された
一対の支持ピン52,53を対応して嵌合させることに
より、該シャーシ1上に固定されている。この第1の当
接部材39は、上記光学ピックアップ装置が上記位置F
に至ったときに、上記一方の当接片50が当接する当接
面部41を有している。すなわち、上記一方の当接片5
0及び上記当接面部41は、図17に示すように、互い
に対向する位置関係となされている。
【0058】そして、上記シャッタ部材43は、この光
学ピックアップ装置が上記光ディスク101上記対物レ
ンズ15を対向させる範囲(信号記録領域)内のリード
イン位置(図11中の位置D)に移動操作されることに
よって、上記シャーシ1上に配設された第2の当接部材
40に他方の当接片51を当接させ、上記カバー14に
対してスライドされ、上記透孔17を開蓋する。
【0059】すなわち、図15中矢印Dで示すように、
上記光学ピックアップ装置が移動操作されていながら、
上記シャッタ部材43は、上記他方の当接片51を上記
第2の当接部材40に当接させることにより停止するの
で、移動している該光学ピックアップ装置に対しては、
図15中矢印Eで示すように、スライドされることとな
り、上記透孔17を閉蓋する。
【0060】上記第2の当接部材40は、支持孔及び位
置決めピン55を有し、この支持孔に上記シャーシ1上
に植設された支持ピン54を嵌合させるとともに、該位
置決めピン55を該シャーシ1に設けられた位置決め孔
に嵌合させることにより、該シャーシ1上に固定されて
いる。この第2の当接部材40は、上記光学ピックアッ
プ装置が上記位置Dに至ったときに、上記他方の当接片
51が当接する当接面部42を有している。すなわち、
上記他方の当接片51及び上記当接面部42は、図17
に示すように、互いに対向する位置関係となされてい
る。
【0061】さらに、本発明に係る光学ピックアップ装
置は、図18乃至図24に示すように、上記カバー14
に設けられたガイド部であるスリット46,47により
スライド可能に支持された上記シャッタ部材43を、ス
ライド付勢部材となる引っ張りコイルバネ56によっ
て、図22中矢印Hで示すように、上記透孔17を開蓋
する方向に付勢して構成することとしてもよい。
【0062】上記シャッタ部材43は、平板状に形成さ
れ、上記カバー14の上面部上に配設されている。この
シャッタ部材43は、上記各スリット46,47に対応
して係合する爪部44,45を有している。これら爪部
44,45は、上記シャッタ部材43にコ字状の切り込
みを設け、この切り込みで囲まれた部分を屈曲させるこ
とにより形成することができる。また、このシャッタ部
材43の一側縁側には、当接片50及びバネ掛止爪57
が突設されている。このシャッタ部材43は、上記各ス
リット46,47に沿ってスライドされることにより、
上記透孔17を開閉する。このシャッタ部材43は、図
23に示すように、上記透孔17を閉蓋したときには、
上記各スリット46,47をも閉蓋する。
【0063】上記バネ掛止爪57と上記カバー14の外
側部に取付けられたバネ掛止ピン58との間には、上記
引っ張りコイルバネ56が張架されている。この引っ張
りコイルバネ56は、図22中矢印Hで示すように、上
記シャッタ部材43を上記透孔17が開蓋される方向に
付勢している。
【0064】この光学ピックアップ装置において、上記
シャッタ部材43は、この光学ピックアップ装置が上記
光ディスク101に対して上記対物レンズ15を対向さ
せる範囲(信号記録領域)より外れた位置(図18中位
置Iで示す上記リードアウト位置よりも外側)に移動操
作されると、図23に示すように、上記シャーシ1上に
配設された当接部材39に当接片50を当接させ、上記
引っ張りコイルバネ56の付勢力に抗して上記カバー1
4に対してスライドされ、上記透孔17を閉蓋する。
【0065】すなわち、図23中矢印Fで示すように、
上記光学ピックアップ装置が移動操作されていながら、
上記シャッタ部材43は、上記当接片50を上記当接部
材39に当接させることにより停止するので、移動して
いる該光学ピックアップ装置に対しては、図23中矢印
Gで示すように、スライドされることとなり、上記透孔
17を閉蓋する。
【0066】上記当接部材39は、一対の支持孔を有
し、これら支持孔に上記シャーシ1上に植設された一対
の支持ピン52,53を対応して嵌合させることによ
り、該シャーシ1上に固定されている。この当接部材3
9は、上記光学ピックアップ装置が上記位置Iに至った
ときに、上記当接片50が当接する当接面部41を有し
ている。すなわち、上記当接片50及び上記当接面部4
1は、図24に示すように、互いに対向する位置関係と
なされている。
【0067】そして、上記シャッタ部材43は、この光
学ピックアップ装置が上記光ディスク101上記対物レ
ンズ15を対向させる範囲(信号記録領域)に移動操作
されると、この光学ピックアップ装置が上記当接部材3
9より離間することによって、上記引っ張りコイルバネ
56の付勢力によって上記カバー14に対してスライド
され、上記透孔17を開蓋する位置に復帰する。
【0068】なお、本発明に係る光学ピックアップ装置
において、上記シャッタ部材18,43が上記透孔17
を閉蓋することとなるのは、この光学ピックアップ装置
が上記リードアウト位置よりも外側に移動操作されたと
きに限定されず、上記リードイン位置よりも内側に移動
操作されたときとしてもよい。あるいは、この光学ピッ
クアップ装置において、上記シャッタ部材18,43が
上記透孔17を閉蓋することとなるのは、この光学ピッ
クアップ装置が上記ガイドシャフト6に沿った移動経路
より外れた位置に移動されたときとしてもよい。
【0069】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光学ピック
アップ装置においては、この光学ピックアップ装置が光
学記録媒体に対して対物レンズを対向させる範囲より外
れた位置に移動操作されたときに、シャッタ部材が、該
対物レンズを覆うカバーに設けられた光束通過用の透孔
を閉蓋する。この状態においては、上記対物レンズ及び
この対物レンズを支持する対物レンズ駆動機構は、上記
カバー及び上記シャッタ部材によって略々密閉された状
態で覆われていることとなる。したがって、このとき、
上記対物レンズの表面や上記対物レンズ駆動機構の可動
部への塵挨の付着、堆積を防止することができる。
【0070】すなわち、本発明は、対物レンズの表面や
対物レンズ駆動機構の可動部への塵挨の付着、堆積が防
止され、光学記録媒体に対する再生特性及び対物レンズ
駆動機構の動作が良好な状態に維持されるようになされ
た光学ピックアップ装置を提供することができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光学ピックアップ装置を用いたデ
ィスクドライブの構成を示す平面図である。
【図2】上記ディスクドライブの構成を示す一側側の側
面図である。
【図3】上記ディスクドライブの構成を示す他側側の側
面図である。
【図4】上記ディスクドライブの構成を示す背面図であ
る。
【図5】上記光学ピックアップ装置のカバーの構成を示
す平面図である。
【図6】上記カバーの閉蓋状態を示す横断面図である。
【図7】上記カバーの構成を示す縦断面図である。
【図8】上記光学ピックアップ装置の構成を概略的に示
す縦断面図である。
【図9】上記カバーの要部の構成を示す要部拡大縦断面
図である。
【図10】上記光学ピックアップ装置の対物レンズ駆動
機構の構成を示す斜視図である。
【図11】本発明に係る光学ピックアップ装置を用いた
ディスクドライブの構成の他の形態を示す平面図であ
る。
【図12】上記図11に示したディスクドライブの構成
を示す一側側の側面図である。
【図13】上記図11に示したディスクドライブの構成
を示す他側側の側面図である。
【図14】上記図11に示したディスクドライブの構成
を示す背面図である。
【図15】上記図11に示した光学ピックアップ装置の
カバーの構成を示す平面図である。
【図16】上記図15に示したカバーの閉蓋状態を示す
平面図である。
【図17】上記図15に示したカバーの構成を示す側面
図である。
【図18】本発明に係る光学ピックアップ装置を用いた
ディスクドライブの構成のさらに他の形態を示す平面図
である。
【図19】上記図18に示したディスクドライブの構成
を示す一側側の側面図である。
【図20】上記図18に示したディスクドライブの構成
を示す他側側の側面図である。
【図21】上記図18に示したディスクドライブの構成
を示す背面図である。
【図22】上記図18に示した光学ピックアップ装置の
カバーの構成を示す平面図である。
【図23】上記図22に示したカバーの閉蓋状態を示す
平面図である。
【図24】上記図22に示したカバーの構成を示す側面
図である。
【符号の説明】
1 シャーシ、14 カバー、15 対物レンズ、16
支軸、17 透孔、19 バネ部、18,43 シャ
ッタ部材、21 当接ピン、30 半導体レーザ、37
対物レンズ駆動機構、39 第1の当接部材、40
第2の当接部材、44,45 爪部、46,47 スリ
ット、56 引っ張りコイルバネ、101 光ディス
ク、102 信号記録層

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクプレーヤ装置においてシャーシ
    上に移動操作可能に配設され、該シャーシ上において支
    持される光学記録媒体に対向されてこの光学記録媒体よ
    り情報信号の読み出しを行う光学ピックアップ装置であ
    って、 光源より発せられた光束を上記光学記録媒体の信号記録
    面上に集光させる対物レンズを移動操作可能に支持する
    対物レンズ駆動機構と、 上記対物レンズ駆動機構を覆い、上記対物レンズより射
    出される光束が通過する透孔を有するカバーと、 上記カバーに対して移動可能に取付けられ、上記透孔を
    開閉するシャッタ部材とを備え、 上記シャッタ部材は、上記カバーに設けられたガイド部
    によりスライド可能に支持されており、この光学ピック
    アップ装置が上記光学記録媒体に対して上記対物レンズ
    を対向させる範囲より外れた位置に移動操作されること
    によって該シャーシ上に配設された第1の当接部材に当
    接して該カバーに対してスライドされて上記透孔を閉蓋
    し、この光学ピックアップ装置が該光学記録媒体に対し
    て該対物レンズを対向させる範囲内に移動操作されるこ
    とによって該シャーシ上に配設された第2の当接部材に
    当接して該カバーに対してスライドされて該透孔を開蓋
    することとなされた光学ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 ガイド部は、カバーに設けられたスリッ
    トであって、 このスリットは、シャッタ部材に設けられた爪部が係合
    されるとともに、このシャッタ部材が透孔を閉蓋したと
    きに、このシャッタ部材によって閉蓋されることとなさ
    れた請求項1記載の光学ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 ディスクプレーヤ装置においてシャーシ
    上に移動操作可能に配設され、該シャーシ上において支
    持される光学記録媒体に対向されてこの光学記録媒体よ
    り情報信号の読み出しを行う光学ピックアップ装置であ
    って、 光源より発せられた光束を上記光学記録媒体の信号記録
    面上に集光させる対物レンズを移動操作可能に支持する
    対物レンズ駆動機構と、 上記対物レンズ駆動機構を覆い、上記対物レンズより射
    出される光束が通過する透孔を有するカバーと、 上記カバーに対して移動可能に取付けられ、上記透孔を
    開閉するシャッタ部材とを備え、 上記シャッタ部材は、上記カバーに設けられたガイド部
    によりスライド可能に支持され、スライド付勢部材によ
    って上記透孔を開蓋する方向に付勢されており、この光
    学ピックアップ装置が上記光学記録媒体に対して上記対
    物レンズを対向させる範囲より外れた位置に移動操作さ
    れることによって該シャーシ上に配設された当接部材に
    当接して上記付勢部材の付勢力に抗して該カバーに対し
    てスライドされて上記透孔を閉蓋することとなされた光
    学ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 ガイド部は、カバーに設けられたスリッ
    トであって、 このスリットは、シャッタ部材に設けられた爪部が係合
    されるとともに、このシャッタ部材が透孔を閉蓋したと
    きに、このシャッタ部材によって閉蓋されることとなさ
    れた請求項3記載の光学ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 ディスクプレーヤ装置においてシャーシ
    上に移動操作可能に配設され、該シャーシ上において支
    持される光学記録媒体に対向されてこの光学記録媒体よ
    り情報信号の読み出しを行う光学ピックアップ装置であ
    って、 光源より発せられた光束を上記光学記録媒体の信号記録
    面上に集光させる対物レンズを移動操作可能に支持する
    対物レンズ駆動機構と、 上記対物レンズ駆動機構を覆い、上記対物レンズより射
    出される光束が通過する透孔を有するカバーと、 上記カバーに対して移動可能に取付けられ、上記透孔を
    開閉するシャッタ部材とを備え、 上記シャッタ部材は、上記カバーに対して支軸を介して
    回動可能に支持され、回動付勢部材によって上記透孔を
    開蓋する方向に回動付勢されており、この光学ピックア
    ップ装置が上記光学記録媒体に対して上記対物レンズを
    対向させる範囲より外れた位置に移動操作されることに
    よって該シャーシ上に配設された当接部材に当接して上
    記付勢部材の付勢力に抗して該カバーに対して回動され
    て上記透孔を閉蓋することとなされた光学ピックアップ
    装置。
  6. 【請求項6】 回動付勢部材は、シャッタ部材の一部と
    してこのシャッタ部材と一体的に形成されていることと
    なされた請求項5記載の光学ピックアップ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6185180B1 (en) * 1996-12-26 2001-02-06 Sony Corporation Optical pickup device and optical disc device
US6445674B1 (en) * 1998-10-05 2002-09-03 Sony Corporation Optical head apparatus and optical disk apparatus
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