JP2003030882A - 光ピックアップ装置及び記録及び/又は再生装置 - Google Patents

光ピックアップ装置及び記録及び/又は再生装置

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JP2003030882A
JP2003030882A JP2001211281A JP2001211281A JP2003030882A JP 2003030882 A JP2003030882 A JP 2003030882A JP 2001211281 A JP2001211281 A JP 2001211281A JP 2001211281 A JP2001211281 A JP 2001211281A JP 2003030882 A JP2003030882 A JP 2003030882A
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shutter
optical
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裕 島田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズに塵埃等の異物が付着することを
防止するためにシャッタで対物レンズを閉塞する際に、
対物レンズに傷等が付くことを防止する。 【解決手段】 光ディスクDの信号記録面に光源より出
射された光ビームを集光する対物レンズ14が設けられ
た光ピックアップ11と、対物レンズ14を外部から開
閉するシャッタ47と、対物レンズ14を、フォーカシ
ング方向とトラッキング方向に移動可能に支持する駆動
部を制御するマイコン61とを備え、マイコン61は、
対物レンズ14がシャッタ47により閉塞される前に、
所定位置にある対物レンズ14を更に光ディスクDから
離間する方向に移動させることで、シャッタ47と対物
レンズ14とが接触し、対物レンズ14に傷等が付くこ
とを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ディスク
や光磁気ディスク等の光学ディスクに対して情報信号を
記録し又は光学ディスクに記録された情報信号を再生す
る光ピックアップ装置及びこの光ピックアップ装置を備
える記録及び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ディスクの記録及び/又は再
生装置に設けられている光ピックアップ装置には、対物
レンズに塵埃等の異物が付着することを防止する防塵機
構を備えたものがある。
【0003】例えば、防塵機構を備えた光ピックアップ
装置は、ベースに対して光学ディスクの径方向に移動可
能に配設される光ピックアップと、この光ピックアップ
を光学ディスクの径方向に移動する移動機構とを備え
る。そして、この光ピックアップ装置は、更に、光ピッ
クアップ全体を収納する収納部を備える。このような光
ピックアップ装置は、記録及び/又は再生装置の非使用
時において、光ピックアップの対物レンズに塵埃等の異
物か付着することを防止するために、光ピックアップを
収納部に収納するように移動機構を制御している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、記録媒体と
なる光ディスクは、高密度に情報信号が記録されるよう
になり、これに伴い、対物レンズも高開口数のものが用
いられ、光ディスクと対物レンズとの距離が近接するよ
うになってきている。このため、収納部に光ピックアッ
プを収納するときや収納部より光ピックアップを取り出
すとき、対物レンズは、収納部の内面に接触し、傷等が
付いてしまうおそれがある。対物レンズに傷等が付いて
しまったときには、光ディスクに記録された情報信号を
正確に読み出すことができなくなり、また、光ディスク
に情報信号を正確に記録することができなくなってしま
う。
【0005】本発明の目的は、対物レンズに塵埃等の異
物が付着することを防止するためにシャッタで対物レン
ズを閉塞する際に、対物レンズに傷等が付くことを防止
することができる光ピックアップ装置及びこの光ピック
アップ装置を備えた記録及び/又は再生装置を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光ピックア
ップ装置は、上述した課題を解決すべく、光ディスクの
信号記録面に光源より出射された光ビームを集光する対
物レンズが設けられた光ピックアップと、対物レンズを
外部から開閉するシャッタと、対物レンズを、この対物
レンズの光軸方向に移動可能に支持すると共に、この対
物レンズの移動を制御する移動制御手段とを備える。そ
して、移動制御手段は、対物レンズをシャッタで閉塞す
るとき、所定位置にある対物レンズを更に光ディスクか
ら離間する方向に移動させる。
【0007】また、本発明に係る記録及び/又は再生装
置は、上述した課題を解決すべく、光ディスクの信号記
録面に光源より出射された光ビームを集光する対物レン
ズが設けられた光ピックアップと、光ピックアップを、
この光ピックアップが配設されるベースに設けられたガ
イド部に沿って、光ディスクの径方向に移動する移動機
構と、対物レンズを外部から開閉するシャッタと、対物
レンズを、この対物レンズの光軸方向に移動可能に支持
すると共に、この対物レンズの移動を制御する移動制御
手段とを備える。そして、移動制御手段は、光ピックア
ップが移動機構により光ディスクの内周側又は外周側の
待機位置に移動し、対物レンズをシャッタで閉塞すると
き、所定位置にある対物レンズを更に光ディスクから離
間する方向に移動させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明が適用されたディス
クドライブ装置について、図面を参照して説明する。
【0009】図1に示すように、本発明が適用されたデ
ィスクドライブ装置1は、光ディスクに記録された情報
信号の読み出しを行う装置である。このディスクドライ
ブ装置1は、具体的に、コンパクトディスク(CD)や
ディジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)に記録
された情報信号の読み出しを行う。光ディスクには、内
周側のリードイン領域にアドレス情報等のTOC(tabl
e of contents)等が記録され、リードイン領域の外周
側のプログラム領域に、画像データ、映像データ、音声
データ、コンピュータプログラム、コンピュータで処理
される処理データ等の情報信号が記録され、このプログ
ラム領域の外周側に、リードアウト領域が設けられてい
る。ディスクドライブ装置1に設けられる光ピックアッ
プは、この光ディスクDの内外周に亘って移動されるこ
とによって、各記録領域に記録された情報信号の読み出
しを行う。
【0010】このようなディスクドライブ装置1は、光
ディスクDに対して情報の記録再生を行う光ピックアッ
プ機構2と、光学ディスクを回転駆動するディスク駆動
機構3とを備える。
【0011】光ピックアップ機構2は、光ディスクDに
記録された情報信号の読み出しを行う光ピックアップ1
1と、この光ピックアップ11を光ディスクDの径方向
に移動する移動機構12と、光ピックアップ11が光デ
ィスクDの径方向に移動可能に配設されるベース13と
を備える。
【0012】光ピックアップ11は、図1及び図2に示
すように、ベース13に、光ピックアップ11が光ディ
スクDの内外周、すなわち図1及び図2中矢印a1及び
a2方向に亘って移動できるように設けられた光ピック
アップ11の移動用の開口部16内に移動可能に配設さ
れている。光ピックアップ11は、光源である半導体レ
ーザより出射された光ビームを対物レンズ14で集光し
光ディスクDの信号記録面に照射すると共に光ディスク
Dの信号記録面で反射された戻りの光ビームを光検出器
で検出する光学系ブロックと、対物レンズ14を対物レ
ンズ14の光軸方向であるフォーカシング方向と対物レ
ンズ14の光軸に直交するトラッキング方向に駆動変位
する対物レンズ駆動部とを有する。これら光学ブロック
と対物レンズ駆動部とは、カバー15内に配設されてい
る。
【0013】カバー15は、例えばABS樹脂等の樹脂
材料によって、光ディスクDの信号記録面に略平行な主
面部15aを有する略箱状に形成されている。カバー1
5には、図1及び図2に示すように、主面部15aの略
中央に、レンズホルダに保持された対物レンズ14を光
ディスクDの信号記録面に臨ませるための開口部18が
設けられている。この開口部18は、光ディスクDの径
方向に長径とされた略楕円形状に形成されている。ま
た、対物レンズ14を外部に臨ませる開口部18の周囲
には、対物レンズ14の頂点より高い突部17が設けら
れている。突部17は、対物レンズ14の頂部より高く
形成されていることで、後述するシャッタが対物レンズ
14を開閉する際、対物レンズ14の頂部とシャッタが
接触し、対物レンズ14に傷等が付かないようにしてい
る。
【0014】以上のような光ピックアップ11を光ディ
スクDの径方向に移動する移動機構12は、図2及び図
3に示すように、光ピックアップ11を支持する支持部
材21と、光ピックアップ11が配設された支持部材2
1を光ディスクDの径方向に送り操作するための送りね
じ22と、光ピックアップ11が配設された支持部材2
1を光ディスクDの径方向に送り操作する際に支持部材
21のガイドを行うガイド部23と、支持部材21に配
設されると共に送りねじ22に接続されて支持部材21
を光ディスクDの径方向に移動させるスライド部材24
と、支持部材21とスライド部材24とを接続するコイ
ルバネ25とを備える。
【0015】支持部材21は、図2及び図3に示すよう
に、主面上に、光ピックアップ11が配設されており、
下側に、送りねじ22が挿通される挿通孔32が設けら
れ、側面部に、ベース13に設けられた開口部16の光
ピックアップ11の移動方向と平行な側縁部に形成され
たガイド部23に移動可能に係合する一対のガイド片3
2,32が設けられている。
【0016】挿通孔31に挿通される送りねじ22は、
金属等の棒状部材の外周面にねじ溝が形成されたもので
あり、光ピックアップ11の移動方向に亘って、ベース
13の裏面側に設けられた支持部に回転可能に支持され
ている。図1及び図2に示すように、送りねじ22の一
端部には、ギヤ33が設けられ、このギヤ33は、複数
のギヤからなるギヤ列34を介して駆動源となる駆動モ
ータ35に接続されている。支持部材21は、送りねじ
22が挿入されている部分が貫通した開口部40となっ
ており、送りねじ22を外部に臨ませている。
【0017】光ピックアップ11の一側面に形成された
一対のガイド片32,32は、ベース13の開口部16
の側縁部に設けられたガイド部23を挟み込むように係
合される。一対のガイド片32,32は、ベース13の
ガイド部23を挟み込むように係合することで、光ピッ
クアップ11の径方向となる図2中矢印a1及びa2方
向の移動をガイドすると共に、ベース13の主面に対し
て直交する方向の振動等が加わったときにも、光ピック
アップ11ががたつかないようにしている。
【0018】支持部材21には、光ディスクDの外周側
となる一端部に、コイルバネ25が係止される係止片3
6が設けられ、光ディスクDの内周側となる他端側に、
スライド部材24のスライドをガイドするガイド片37
が設けられている。なお、係止片36は、スライド部材
24のスライドをガイドするガイド片としても機能す
る。
【0019】また、支持部材21には、図2及び図3に
示すように、光ディスクDの内周側に対応する位置に、
支持部材21が光ディスクDの内周側の図2中矢印a1
方向に移動し過ぎ、ディスク駆動機構3に衝突すること
を防止する内周側ストッパ片38が設けられている。こ
の内周側ストッパ片38は、光ディスクDの内周側の側
面より突出して設けられている。一方、ベース13に
は、光ピックアップ11の移動用の開口部16のディス
ク駆動機構3に近接する側縁部に、内周側ストッパ片3
8が当接される内周側規制凹部39が設けられている。
【0020】また、支持部材21には、図2及び図3に
示すように、光ディスクDの外周側に対応する位置に、
支持部材21が光ディスクDの外周側の図2中矢印a2
方向に移動し過ぎることを防止する外周側ストッパ片4
1が設けられている。一方、ベース13には、光ピック
アップ11の移動用の開口部16の内周側規制凹部39
が設けられた側縁部と対向する側縁部、すなわち光ディ
スクDの外周側に対応する側縁部に、外周側ストッパ片
41が当接される外周側規制凹部42が設けられてい
る。すなわち、支持部材21に支持された光ピックアッ
プ11は、内周側ストッパ片38が内周側規制凹部39
に当接し、外周側ストッパ片41が外周側規制凹部42
に当接することで、光ディスクDの径方向の移動可能範
囲が規制されている。
【0021】支持部材21に取り付けられるスライド部
材24は、図2及び図3に示すように、略矩形の板状体
よりなり、送りねじ22の軸線方向となる長手方向に、
スライドをガイドする第1のガイド孔43と第2のガイ
ド孔44が設けられている。第1のガイド孔43には、
コイルバネ25が係止される支持部材21の係止片36
が係合される。また、第1のガイド孔43の図2中矢印
a2方向の端部には、第1のガイド孔43に係合された
係止片36が当接され、スライド部材24が光ディスク
Dの内周側にスライドし過ぎることを防止する規制片4
5が設けられている。更に、第1のガイド孔43の中程
の両側には、第1のガイド孔43に係合された係止片3
6が当接されることでスライド部材24が光ディスクD
の外周側に移動し過ぎることを防止する規制突部46,
46が設けられている。
【0022】また、第2のガイド孔44は、支持部材2
1のガイド片37が係合され、第1のガイド孔43と共
にスライド部材24の移動範囲を規制する。この第2の
ガイド孔44の図2中矢印a2方向の端部には、コイル
バネ25の他端が係止される。したがって、第1のガイ
ド孔43に支持部材21の係止片36が係合され、第2
のガイド孔44にガイド片37が係合され、コイルバネ
25を介して支持部材21に接続されたスライド部材2
4は、コイルバネ25の付勢力によって常時光ディスク
Dの外周側である図2中矢印a2方向に付勢された状態
にあり、規制突部46,46が係止片36の一方の面に
当接した状態にある。
【0023】また、このスライド部材24には、光ピッ
クアップ11の開口部18に取り付けられた対物レンズ
14を開閉するシャッタ47が設けられている。このシ
ャッタ47は、スライド部材24のスライドに伴って、
対物レンズ14を開放した開放位置と対物レンズ14を
閉塞した閉塞位置とに亘って移動する。すなわち、シャ
ッタ47は、光ディスクDの再生を行うとき、図1乃至
図3中矢印a2方向にスライドすることで対物レンズ1
4を開放し、非使用時等これ以外のとき、図1乃至図3
中矢印a1方向にスライドすることで、対物レンズ14
を閉塞する。シャッタ47は、図2に示すように、PO
M(ポリオキシメチレン)等の樹脂材料によって略矩形
状に形成されており、カバー15の開口部18を閉塞す
るに足る面積を有している。シャッタ47は、図2に示
すように、弾性を有する一対の直線状の連結片48,4
8を介してスライド部材24に一体に形成されており、
これら連結片48,48の弾性力によってカバー15の
上面に付勢されている。なお、対物レンズ14の周囲に
は、対物レンズ14の頂部より高い突部17が設けられ
ていることから、シャッタ47は、閉塞位置において、
対物レンズ14と接触すること無く、突部17に接触す
ることになる。
【0024】また、スライド部材24には、図2及び図
4に示すように、支持部材21を上側から下側に回り込
むようにして、送りねじ22に接続するための伝達部材
51が設けられている。伝達部材51は、先端部に、支
持部材21の開口部40より外部に臨まされた送りねじ
22のねじ溝に係合する係合突起52が設けられてい
る。この伝達部材51は、例えば板バネ等の弾性材料に
より形成され、スライド部材24に取り付けられること
でスライド部材24と一体的に移動するようになってい
る。なお、伝達部材51は、伝達部材51は、スライド
部材24と一体成形するようにしてもよい。この伝達部
材51は、係合突起52が板バネの付勢力により常時送
りねじ22のねじ溝に係合するようになっている。かく
して、送りねじ22の回転を直線移動に変換する伝達部
材51が取り付けられたスライド部材24は、送りねじ
22が回転することによって図1乃至図3中矢印a1及
びa2方向にスライドし、シャッタ47を対物レンズ1
4を開放した開放位置と対物レンズ14を閉塞した閉塞
位置とに亘って移動させる。
【0025】一端が支持部材21の係止片36に係止さ
れ他端が第2のガイド孔44の端部に係止されるコイル
バネ25は、スライド部材24を、シャッタ47を対物
レンズ14を開放する図2及び図3中矢印a2方向に付
勢する付勢部材であると共に支持部材21とを接続する
接続部材である。したがって、光ピックアップ11が配
設された支持部材21は、スライド部材24が送りねじ
22の回転により図2及び図3中矢印a1及びa2方向
にスライドすると、これに合わせて光ディスクDの径方
向に移動する。このように、支持部材21とスライド部
材24とを接続する接続部材となるこのコイルバネ25
は、トラックジャンプ時等に光ピックアップ11を高速
に移動させる際に、スライド部材24に対して光ピック
アップ11が配設された支持部材21がぶれない程度の
付勢力を有する。
【0026】更に、移動機構12は、図2に示すよう
に、光ピックアップ11が光ディスクDのリードイン領
域に移動されたことを検出する検出機構53を有してい
る。検出機構53は、支持部材21に取り付けられる検
出スイッチ54と、検出スイッチ54の押圧子55を押
圧する押圧片56とを有する。
【0027】検出スイッチ54は、図2に示すように、
押圧子55が光ディスクDの内周側を向くように支持部
材21に取り付けられている。押圧片56は、光ピック
アップ11の移動用の開口部16のディスク回転駆動機
構3側の側縁部に設けられている。検出スイッチ54
は、具体的に光ピックアップ11が光ディスクDのTO
Cを読み出すためリードイン領域の略中央に移動したと
き、押圧子55が押圧片56に押圧され、これによっ
て、光ピックアップ11が光ディスクDのリードイン領
域の読み出し位置にあることを検出する。
【0028】ところで、図5に示すように、検出スイッ
チ54で生成された検出信号は、マイコン61に入力さ
れる。マイコン61は、検出信号が入力されると、タイ
マ62で所定時間を計時し、この間、送りねじ22を回
転する駆動モータ35を駆動する駆動信号を駆動モータ
35の駆動回路63に出力する。この間、駆動モータ3
5は、送りねじ22を回転し続ける。光ピックアップ1
1が配設された支持部材21は、内周側ストッパ片38
がベース13の内周側規制凹部39に当接され、位置が
規制されていることから、スライド部材24は、コイル
バネ25の付勢力に抗して図5中矢印a1方向に移動
し、シャッタ47で対物レンズ14を閉塞する。
【0029】また、マイコン61は、シャッタ47で対
物レンズ14を閉塞するとき、対物レンズ14がシャッ
タ47に当たることを防止するため、対物レンズ14を
光ディスクDから離間させる方向の逆バイアス電圧を、
上記所定期間、対物レンズ14のフォーカシング制御を
行うフォーカシング駆動部64に印加する。このフォー
カシング駆動部64は、マグネットにより発生される磁
界とフォーカシングコイルに流れる電流との作用により
対物レンズ14をフォーカシング方向に駆動変位する。
これにより、マイコン61は、対物レンズ14を、装置
の電源オフのときより更に光ディスクDより離間する方
向に変位させる。
【0030】図1及び図5に示すように、ディスク回転
駆動機構3は、光ディスクDを回転する駆動モータ64
を有する。この駆動モータ64は、ベース13に固定さ
れており、駆動軸に、光ディスクDが装着されるディス
ク駆動部を構成するディスクテーブルが設けられてい
る。このような駆動モータ64は、光ディスクDがディ
スクテーブルに装着されると、例えば線速度が一定とな
るように光ディスクDを駆動する。
【0031】次に、以上のように構成されたディスクド
ライブ装置1の一連の動作について説明する。先ず、図
6に示す時刻t1において、ディスクドライブ装置1
は、光ディスクDのプログラム領域に記録された情報信
号の再生中である。ところで、ディスクドライブ装置1
は、ワーキングディスタンスの異なるCDとDVDの再
生が可能である。そこで、CDの再生を行うとき、フォ
ーカシング駆動部64は、図5及び図7に示すように、
対物レンズ14を、フォーカシング駆動部64に電圧が
印加されていない基準位置から対物レンズ14が光ビー
ムを信号記録面に合焦した基準位置よりCDに近接した
合焦位置に変位させる。更に、フォーカシング駆動部6
4は、更にCDに面ぶれ等が発生したときにフォーカシ
ング制御を行うため合焦位置より更にCDに近接したフ
ォーカシング制御位置まで対物レンズ14を変位させ
る。すなわち、フォーカシング駆動部64は、CDの再
生を行うとき、対物レンズ14を合焦位置とフォーカシ
ング制御位置とに亘って駆動変位する。
【0032】トラッキングコイルとマグネットから構成
され、トラッキングコイルに流れる電流と磁界との作用
により対物レンズ14をトラッキング方向に駆動変位す
るトラッキング制御部65は、CDの再生を行っている
とき、対物レンズ14の光軸と直交するトラッキング方
向に対物レンズ14を変位させ、対物レンズ14のトラ
ッキング制御を行う。
【0033】また、DVDの再生を行うとき、図5及び
図8に示すように、対物レンズ14を、フォーカシング
駆動部64に電圧が印加されていないときの位置であ
り、対物レンズ14が光ビームを信号記録面に合焦した
位置でもある基準位置からDVDに近接したDVDに面
ぶれ等が発生したときにフォーカシング制御を行うため
合焦位置より更にDVDに近接したフォーカシング制御
位置まで対物レンズ14を変位させる。すなわち、フォ
ーカシング駆動部64は、DVDの再生を行うとき、対
物レンズ14を基準位置とフォーカシング制御位置とに
亘って駆動変位する。
【0034】トラッキング制御部65は、DVDの再生
を行っているとき、対物レンズ14の光軸と直交するト
ラッキング方向に対物レンズ14を変位させ、対物レン
ズ14のトラッキング制御を行う。
【0035】かくして、CDやDVDの信号記録面で反
射された戻りの光ビームは、光ピックアップ11内の光
学ブロックに配設された光検出器で検出され、光電変換
される。
【0036】以上のようにして、光ピックアップ11が
CDやDVDの再生を行っているとき、図9に示すよう
に、スライド部材24は、コイルバネ25の付勢力によ
って支持部材21に対して図9中矢印a2方向にスライ
ドされており、支持部材21の係止片36に規制突部4
6が当接した状態にある。したがって、対物レンズ14
を閉塞するシャッタ47も、対物レンズ14を開放する
開放位置にあり、光ディスクDの信号記録面に光ビーム
を照射することができるようになっている。光ディスク
Dのプログラム領域に記録された情報信号を読み出しに
従って、駆動モータ34は、送りねじ22を回転し、こ
れに合わせて、スライド部材24と一体的に支持部材2
1に配設された光ピックアップ11を光ディスクDの径
方向である図7中矢印a1及びa2方向に移動させる。
そして、光ピックアップ11は、光源より出射した光ビ
ームを対物レンズ14で集光し、光ディスクDの信号記
録面で反射された光ビームを光検出器で検出し、情報信
号の読み出しを行う。このとき、コイルバネ25は、ト
ラックジャンプ時等に光ピックアップ11を高速に移動
させる際に、スライド部材24に対して光ピックアップ
11が配設された支持部材21がぶれない程度の付勢力
を有することから、送りねじ22により直接的にスライ
ドされるスライド部材24に対して支持部材21に配設
された光ピックアップ11の位置がずれることを防止す
ることができる。なお、光ピックアップ11が光ディス
クDの外周側、すなわちリードアウト領域に移動したと
きには、外周側ストッパ片41が外周側規制凹部42に
当接され、光ディスクDの外周側に移動し過ぎることが
防止される。
【0037】次いで、図6中時刻t2において、再生を
終了するとき等に光ピックアップ11が光ディスクDの
外周側から内周側、すなわちリードイン領域に移動する
と、図10に示すように、支持部材21に設けられた内
周側ストッパ片38は、ベース13に設けられた内周側
規制凹部39に当接し、光ピックアップ11が配設され
た支持部材21がこれ以上光ディスクDの内周側に行か
ないようにする。これと同時に、支持部材21に設けら
れた検出スイッチ54は、押圧子55がベース13に設
けられた押圧片56に押圧されオン状態となり、検出信
号をマイコン61に出力する。
【0038】マイコン61は、検出スイッチ54から検
出信号が入力されると、スライド部材24に設けられた
シャッタ47が対物レンズ14を閉塞する閉塞位置まで
移動させるまでの所定時間を計時する。ここで、支持部
材21は、内周側ストッパ片38が内周側規制凹部39
に当接し、図10中矢印a1方向に行かない状態にあ
る。この状態で、更に、駆動モータ35が駆動し送りね
じ22が回転し続けると、スライド部材24は、コイル
バネ25の付勢力に抗して図10中矢印a1方向に移動
する。これによって、図6中時刻t3において、スライ
ド部材24に設けられたシャッタ47は、対物レンズ1
4を閉塞する閉塞位置の方向に移動を開始する。
【0039】マイコン61は、所定時間が経過すると、
図6中時刻t4において、駆動モータ35を停止する。
すると、シャッタ47は、図11及び図12に示すよう
に、対物レンズ14を閉塞する閉塞位置に移動し、対物
レンズ14を閉塞する。このとき、シャッタ47は、連
結片48によって対物レンズ14の方向に付勢されるこ
とから、隙間から塵埃等が侵入し対物レンズ14に付着
することを防止することができる。これにより、対物レ
ンズ14には、ディスクドライブ装置1の非使用時等に
塵埃等の異物が付着することを防止することができる。
なお、スライド部材24の移動は、支持部材21の係止
片36の他方の面にスライド部材24の規制片45が当
接することによっても機械的に規制される。
【0040】ところで、図6中時刻t2において検出ス
イッチ54がオンとなってから時刻時刻t4において所
定期間が経過するまでの間、図6に示すように、マイコ
ン61は、フォーカシング駆動部64に逆バイアス電圧
を印加する。これによって、フォーカシング駆動部64
は、図7及び図8に示すように、対物レンズ14を、光
ディスクDから最も離間したカバー15内の待避位置に
変位させる。これによって、シャッタ47が対物レンズ
14を開放した開放位置から閉塞した閉塞位置に移動す
る際に、シャッタ47が対物レンズ14に接触し対物レ
ンズ14に傷等が付くことを防止することができる。そ
して、マイコン61は、所定時間が経過した時刻t4に
おいて、フォーカシング駆動部64に電圧を印加しない
ように例えば0Vとする。これによって、図7及び図8
に示すように、対物レンズ14は、待避位置から基準位
置に戻る。この基準位置において、対物レンズ14の頂
部は、突部17より低い位置にある。したがって、対物
レンズ14とシャッタ47とが接触し対物レンズ14に
傷等が付くことを防止することができる。なお、仮に、
振動等により対物レンズ14がシャッタ47に接触した
ときにも、点接触であることから、対物レンズ14の傷
等を最小限に止めることができる。
【0041】次に、図13を参照して、再生を開始する
ときの動作を説明する。再生開始信号等がマイコン61
に入力されると、マイコン61は、時刻t5において、
検出スイッチ54がオンの状態にあり、光ピックアップ
11が光ディスクDの最内周側のリードイン読み出し位
置にあることを検出する。これと同時に、マイコン61
は、フォーカシング駆動部64に逆バイアスを印加し、
対物レンズ14を、図7及び図8に示す基準位置から待
避位置に変位させ、シャッタ47が対物レンズ14を閉
塞した閉塞位置から開放位置に移動する際に対物レンズ
14とシャッタ47が接触しないようにする。次いで、
時刻t6において、マイコン61は、駆動モータ35を
オンとし、送りねじ22を回転する。これによって、伝
達部材51で送りねじ22に接続されたスライド部材2
4は、図11中矢印a2方向への移動を開始する。すな
わち、スライド部材24に設けられたシャッタ48は、
対物レンズ14を閉塞した閉塞位置から開放位置への移
動を開始する。
【0042】そして、スライド部材24が図11中矢印
a2方向に移動し、図10に示すように、シャッタ47
が対物レンズ14を開放した開放位置に移動すると、時
刻t7において、検出スイッチ54がオフの状態とな
る。マイコン61は、検出スイッチ54がオフになった
ことを検出すると、光ディスクDのリードイン領域に記
録された情報信号、具体的にTOCの読み出しを行うこ
とができるように、対物レンズ14の引き込み動作を行
う。すなわち、フォーカシング駆動部64には、逆バイ
アス電圧とバイアス電圧が印加される。これによって、
対物レンズ14は、図7及び図8に示すように、フォー
カシング制御位置と待避位置とに亘って変位し合焦位置
に変位される。この後、移動機構12は、図9に示すよ
うな状態となり、光ディスクDに記録された情報信号の
読み出しが可能な状態となる。この光ピックアップ11
がある位置は、光ディスクDのリードイン領域の略中央
であり、従って、光ピックアップ11を送り操作するこ
と無く直ちにTOCの読み出しを開始することができ
る。
【0043】以上のようなディスクドライブ装置1は、
光ピックアップ11の対物レンズ14に塵埃等の異物が
付着することを防止するための機構として、従来のよう
に非使用時に光ピックアップ11を収納する収納部を設
ける必要が無く、光ピックアップ11を光ディスクDの
径方向に移動する送りねじ22を用いてシャッタ47を
移動し、このシャッタ47の移動によって対物レンズ1
4の開閉を行うようにすることで、小型化や構成の簡素
化を図りつつ非使用時にい対物レンズ14に塵埃等の異
物が付着することを防止することができる。また、ディ
スクドライブ装置1は、光ピックアップ11を光ディス
クDの径方向に送り操作する移動機構12として、小型
の携帯型の機器に多く用いられる送りねじ22を用いる
ものに、対物レンズ14に塵埃等の異物が付着すること
を防止するシャッタ47を設けることができる。また、
シャッタ47の開閉時において、対物レンズ14を光デ
ィスクDから離間する方向に移動させることから、シャ
ッタ47と対物レンズ14とが接触し傷等が付くことを
防止することができる。
【0044】ところで、上述した対物レンズ14をシャ
ッタ47の開閉動作時に限って逆バイアス電圧をフォー
カシング駆動部64に印加し、対物レンズ14を待避位
置にまで引き込む動作は、以下に示すような光ピックア
ップ機構に適用することもできる。
【0045】この光ピックアップ機構110は、図14
に示すように、光ディスクDから情報を再生する光ピッ
クアップ111と、この光ピックアップ111を光ディ
スクDの径方向に移動する移動機構112と、光ピック
アップ111を移動可能に支持するとともに移動機構1
12を支持するベース113とを備えている。
【0046】光ピックアップ111は、図14に示すよ
うに、ベース113に設けられた移動用の開口部116
内に図14中矢印b1方向及びb2方向に移動可能に設
けられている。光ピックアップ111は、対物レンズ1
18を有する光学系(図示せず)と、対物レンズ118
の光軸方向及びこの光軸方向に直交する方向に対物レン
ズ118をそれぞれ駆動変位させる駆動部(図示せず)
と、この駆動部を覆うカバー120とを有している。
【0047】図示しないが、光学系は、レーザ光を出射
する光源と、光路を構成するレンズ群と、光ディスクD
からの反射光を受光する受光部とを有している。図示し
ないが、駆動部は、対物レンズ118を保持するレンズ
ホルダと、このレンズホルダを変位可能に支持する支持
機構と、レンズホルダを電磁力によって駆動する電磁回
路部とを有している。カバー120は、図14に示すよ
うに、例えば樹脂材料によって略箱状に形成されてお
り、対物レンズ118を光ディスクDに臨ませるための
略楕円状の開口部121が設けられている。
【0048】移動機構112は、図14に示すように、
光ピックアップ111を支持する支持部材123と、こ
の支持部材123を光ディスクDの径方向に移動可能に
支持するガイド軸124と、支持部材123を移動可能
にガイドするガイド部125と、支持部材123を移動
させるスライド部材126と、支持部材123に対して
スライド部材126をガイド軸124の軸方向に付勢す
るコイルバネ127と、スライド部材126を駆動する
駆動ギヤ128と、この駆動ギヤ128を回転駆動する
駆動モータ129とを備えている。
【0049】支持部材123は、図14及び図15に示
すように、主面上に、光ピックアップ111が配設され
ており、ガイド軸124が移動可能に挿通される軸挿通
部131,131と、ガイド部125に移動可能に係合
するガイド凹部132とを有している。また、支持部材
123には、一側端に、駆動ギヤ128に噛合されて移
動されるラック部133が一体に形成されている。
【0050】このラック部133は、図14に示すよう
に、ガイド軸124の軸方向と平行に形成されている。
ラック部133には、スライド部材126に係合する係
合片135,135と、コイルバネ127の一端が係止
される係止片136とを有している。
【0051】ガイド軸124は、図14に示すように、
ベース113の移動用の開口部116に跨って、軸方向
が光ディスクDの径方向に平行に配設されており、ベー
ス113上に、両端が図示しない固定部によってそれぞ
れ固定されている。
【0052】ガイド部125は、図14に示すように、
樹脂材料によって直線状に形成されており、ガイド軸1
24の軸方向と平行に、ベース113の移動用の開口部
116の一側縁部に沿って形成されている。このガイド
部125には、図15に示すように、支持部材123の
ガイド凹部132が移動可能に係合されている。
【0053】スライド部材126は、図16に示すよう
に、ガイド軸124の軸方向と平行に形成されたラック
部138を有し、このラック部138を支持部材123
のラック部133に対して1/2歯厚程度ずらした状態
で取り付けられている。スライド部材126には、図1
4に示すように、支持部材123のラック部133の係
合片135,135が係合する係合孔140,140が
形成されている。また、スライド部材126には、主面
の略中央に、コイルバネ127が配設される開口部14
1が設けられており、この開口部141の一端に、コイ
ルバネ127の他端が係止される係止片142が形成さ
れている。
【0054】コイルバネ127は、図14に示すよう
に、一端が支持部材123のラック部133の係止片1
36に係止されると共に、他端がスライド部材126の
係止片142に係止されている。コイルバネ127は、
付勢力によって、支持部材123のラック部133に対
してスライド部材126をガイド軸124の軸方向に平
行な矢印b2方向に付勢している。すなわち、コイルバ
ネ127は、支持部材123のラック部133とスライ
ド部材126のラック部138を駆動ギヤ128に対し
てバックラッシュを打ち消す方向に付勢している。した
がって、ベース113及びスライド部材126は、駆動
ギヤ128の回転によってベース113及びスライド部
材126を高精度に移動可能となる。
【0055】また、光ピックアップ機構110は、図1
4に示すように、再生待機状態等における装置内の気流
によって、光ピックアップ111の対物レンズ118の
光ディスクDに対向する対向面に塵埃が付着することを
防止するために、対物レンズ118の対向面を覆う閉塞
位置と、対物レンズ118の対向面を光ディスクDに臨
ませるように開放する開放位置とに開閉可能に設けられ
た開閉部材146を有する開閉機構145を備えてい
る。
【0056】この開閉機構145は、図14及び図17
に示すように、対物レンズ118の対向面を開閉する開
閉部材146と、この開閉部材146を回動可能に支持
する回動軸147と、開閉部材146を閉塞位置に付勢
する引っ張りコイルバネ148とを有している。
【0057】開閉部材146は、図14に示すように、
光ピックアップ111のカバー120の開口部121を
開閉するシャッタ151と、回動軸147に回動可能に
支持される回動支持部152と、カバー120に摺動可
能に係合されてシャッタ151をガイドするガイド部1
53と、シャッタ151を図14中矢印c1方向及びc
2方向に回動させるための作動部154とを有してい
る。
【0058】シャッタ151は、略平板状に形成されて
おり、カバー120の上面を摺動して、カバー120の
開口部121を開閉する。回動支持部152は、シャッ
タ151の一端部に位置して一体に形成されており、回
動軸147が回動可能に挿入される軸穴を有している。
ガイド部153は、断面略コ字状に形成されており、カ
バー120の外周部に一体に突出形成された略円弧状の
ガイド片155に摺動可能に係合されている。作動部1
54は、回動支持部152の外周部に、図14に示すよ
うに、ベース113上に設けられた操作突部156に臨
む位置に形成されている。作動部154は、光ピックア
ップ111が光ディスクDの記録領域の最内周部、すな
わちリードイン領域に移動されたときに、操作突部15
6に当接されて、回動支持部152を回動軸147の軸
回り方向に回動させる。
【0059】回動軸147は、支持部材123上に立設
されており、開閉部材146の回動支持部152の軸穴
に回動可能に挿入されている。引っ張りコイルバネ14
8は、図14に示すように、一端が、支持部材123に
設けられた係止片158に係止されると共に、他端が、
開閉部材146の回動支持部152近傍に位置する係止
片159に係止されている。
【0060】更に、移動機構112は、図14に示すよ
うに、光ピックアップ111が光ディスクDのリードイ
ン領域に移動されたことを検出する検出機構161を有
している。検出機構161は、光ピックアップ111が
光ディスクDのリードイン領域の読み出し位置にあるこ
とを検出する検出スイッチ162と、検出スイッチ16
2の押圧子163を押圧する押圧片164を有する。
【0061】検出スイッチ162は、押圧子163が光
ピックアップ111の移動方向と直交する方向に向くよ
うに支持部材121に取り付けられている。また、押圧
片164は、光ピックアップ111の移動方向に延長さ
れて一体に突出形成されている。検出スイッチ16は、
具体的に光ピックアップ111が光ディスクDのTOC
を読み出すためリードイン領域の略中央に移動したと
き、押圧子163が押圧片164に押圧され、これによ
って、光ピックアップ111が光ディスクDのリードイ
ン領域の読み出し位置にあることを検出する。
【0062】ところで、上記図5に示すように、検出ス
イッチ162で生成された検出信号は、マイコン61に
入力される。マイコン61は、検出信号が入力される
と、タイマ62で所定時間を計時し、この間、駆動モー
タ129を駆動し、支持部材123を移動させ、開閉部
材146が開放位置から閉塞位置に移動するようにす
る。
【0063】また、ベース113上には、光ディスクD
を回転駆動するディスク回転駆動機構が配設されてい
る。ディスク回転駆動機構は、図16に示すように、光
ディスクDが載置されるディスクテーブル160と、こ
のディスクテーブル160を回転駆動するスピンドルモ
ータ(図示しない)とを有している。
【0064】以上のように構成された光ピックアップ機
構110は、光ディスクDから情報を再生する際に、移
動機構112によってガイド軸124及びガイド部12
5に沿って支持部材123が移動されて、光ピックアッ
プ111が光ディスクDの径方向に移動される。
【0065】光ピックアップ機構110は、図17に示
すように、光ピックアップ111が光ディスクDの径方
向に移動されて、光ディスクDのリードイン領域の略中
央部の読み出し位置に移動されたとき、ベース113上
の操作突部156に開閉部材146の作動部154が当
接される。このとき、検出スイッチ162の押圧子16
3がベース113に設けられた押圧片164に押圧され
る。これによって、検出スイッチ162は、検出信号を
マイコン61に出力し、マイコン61は、所定時間を計
時する。そして、駆動モータ129は、所定時間駆動を
続け、図18に示すように、光ピックアップ111を更
に所定量だけ移動させる。これによって、引っ張りコイ
ルバネ148の付勢力に抗して開閉部材146が矢印c
2方向に回動される。光ピックアップ機構110は、光
ピックアップ111が光ディスクDの最内周に移動され
たとき、図18に示すように、開閉部材146が閉塞位
置に回動されてカバー120の開口部121が閉塞され
ることによって、対物レンズ118の対向面に塵埃が付
着することが防止されている。
【0066】ところで、検出スイッチ54がオンとなっ
てから所定時間が経過するまでの間、すなわち開閉部材
146が対物レンズ118の開放位置から閉塞位置まで
移動するまでの間、図6に示すように、マイコン61
は、フォーカシング駆動部64に逆バイアス電圧を印加
する。これによって、フォーカシング駆動部64は、図
7及び図8に示すように、対物レンズ14を、光ディス
クDから最も離間し、カバー15内の待避位置に変位さ
せる。これによって、開閉部材146が対物レンズ11
8を開放した開放位置から閉塞した閉塞位置に移動する
際に、開閉部材146が対物レンズ118に接触し対物
レンズ118に傷等が付くことを防止することができ
る。そして、マイコン61は、所定時間が経過したと
き、フォーカシング駆動部64に電圧を印加しないよう
に例えば0Vとする。これによって、図7及び図8に示
すように、対物レンズ118は、待避位置から基準位置
に戻る。したがって、対物レンズ118と開閉部材14
6とが接触し対物レンズ118に傷等が付くことを防止
することができる。なお、仮に、対物レンズ118が開
閉部材146に接触したときにも、点接触であることか
ら、対物レンズ118の傷等を最小限に止めることがで
きる。
【0067】また、光ピックアップ機構110は、光ピ
ックアップ111が記録領域の内周側のTOCが記録さ
れたリードイン領域内に移動されたとき、開閉部材14
6が開放位置に回動されて、光ピックアップ111の対
物レンズ118の対向面が光ディスクDに臨まされるこ
とにより、光ディスクDから情報を再生することが可能
とされる。光ピックアップ111は、図17に示すよう
に、開閉部材146が開放位置に移動された状態で、光
ディスクDから情報信号を再生する。
【0068】この場合、再生開始信号がマイコン61に
入力されたとき、検出スイッチ162は、オンの状態に
あり、これによって、マイコン61は、光ピックアップ
111が開閉部材146が対物レンズ118の閉塞位置
にあることを検出する。これと同時に、マイコン61
は、フォーカシング駆動部64に逆バイアスを印加し、
対物レンズ118を、図7及び図8に示す基準位置から
待避位置に変位させ、開閉部材146が対物レンズ11
8を閉塞した閉塞位置から開放位置に移動する際に対物
レンズ118と開閉部材146が接触しないようにす
る。そして、マイコン61は、タイマ62で所定時間を
計時する。マイコン61は、所定時間が経過し検出スイ
ッチ54がオフになったことを検出すると、マイコン6
1は、光ディスクDのリードイン領域に記録された情報
信号、具体的にTOCの読み出しを行うことができるよ
うに、対物レンズ14の引き込み動作を行う。すなわ
ち、フォーカシング駆動部64には、逆バイアス電圧と
バイアス電圧が印加される。これによって、対物レンズ
118は、図7及び図8に示すように、フォーカシング
制御位置と待避位置とに亘って変位し合焦位置に変位さ
れる。この後、移動機構112は、光ディスクDに記録
された情報信号の読み出しが可能な状態となる。この光
ピックアップ111がある位置は、光ディスクDのリー
ドイン領域の略中央であり、従って、光ピックアップ1
11を送り操作すること無く直ちにTOCの読み出しを
開始することができる。
【0069】更に、上述した対物レンズ14をシャッタ
47の開閉動作時に限って逆バイアス電圧をフォーカシ
ング駆動部64に印加し、対物レンズ14を待避位置に
まで引き込む動作は、以下に示すような光ピックアップ
機構に適用することもできる。
【0070】図19に示すように、光ピックアップ機構
201は、対物レンズ214を有する光ピックアップ2
11と、この光ピックアップ211を光ディスクDの径
方向に平行な矢印c1方向及びc2方向に移動させる移
動機構212と、光ピックアップ211を移動可能に支
持するとともに移動機構212を支持するベース213
とを備えている。
【0071】光ピックアップ211は、図20に示すよ
うに、ベース213に設けられた移動用の開口部216
内に移動可能に設けられている。光ピックアップ211
は、対物レンズ214を有する光学系と、対物レンズ2
14の光軸方向に平行なフォーカシング方向及び光軸方
向に直交するトラッキング方向に対物レンズ214をそ
れぞれ駆動変位する駆動部と、この駆動部を覆うカバー
218とを有している。
【0072】光ピックアップ211の駆動部は、対物レ
ンズ214を保持するレンズホルダと、このレンズホル
ダを変位可能に支持する支持機構と、対物レンズ214
を電磁力によって駆動変位させる電磁回路部とを有して
いる。また、光学系は、レーザ光を出射する光源と、光
路を構成するレンズ群と、光ディスクDからの反射光を
受光する受光部とを有している。このような光ピックア
ップ211は、半導体レーザ等より出射した光ビームを
対物レンズ214で集光し、光ディスクDの信号記録面
に照射し光ディスクDの信号記録面で反射した戻りの光
ビームを検出し光ディスクDに記録された情報信号の読
み出しを行う。また、駆動部は、光ディスクDに記録さ
れた情報信号の読み出し等を行っているとき、対物レン
ズ214をフォーカシング方向やトラッキング方向に駆
動変位し、フォーカシング及びトラッキング制御を行
う。
【0073】カバー218は、例えばABS樹脂等の樹
脂材料によって、光ディスクDの記録面に略平行な上面
を有する略箱状に形成されている。カバー218には、
図19に示すように、上面の略中央に、対物レンズ21
4を光ディスクDの記録面に臨ませるための開口部22
0が設けられている。この開口部220は、光ディスク
Dの径方向に長径とされた略楕円形状に形成されてい
る。
【0074】移動機構212は、図19に示すように、
光ピックアップ211を支持する支持部材221と、こ
の支持部材221を光ディスクDの径方向に移動可能に
支持するガイド軸222と、支持部材221を移動可能
にガイドするガイド部223と、支持部材221を移動
させるためのスライド部材224と、支持部材221に
対してスライド部材224をガイド軸222の軸方向に
付勢する付勢部材となるコイルバネ225と、スライド
部材224を駆動する駆動ギヤ226と、この駆動ギヤ
226をギヤ列を介して回転駆動する駆動モータ228
とを有している。
【0075】支持部材221は、図20に示すように、
主面上に、光ピックアップ211が配設されており、ガ
イド軸222が移動可能に挿通される軸挿通部231
と、ガイド部223に移動可能に係合する一対のガイド
片232,232とを有している。また、支持部材22
1には、図20に示すように、一側端に、駆動ギヤ22
6に噛合されて移動されるラック部233が一体に形成
されている。
【0076】このラック部233は、図20に示すよう
に、ガイド軸222の軸方向と平行に形成されている。
ラック部233には、スライド部材224に移動可能に
係合される係合片235,236と、コイルバネ225
の一端が係止される係止片237とがそれぞれ一体に形
成されている。また、ラック部233は、図21及び図
22に示すように、光ディスクDの外周側の終端に位置
する歯238が、他の歯239に比して歯厚が1/2程
度に小さくされた略三角形状に形成されており、駆動ギ
ヤ226から容易に離間されて支持部材221のラック
部233との噛合状態が解除されるようにされている。
【0077】また、支持部材221には、図20に示す
ように、光ディスクDの内周側に対応する位置に、支持
部材221が矢印c1方向に移動することを規制する内
周側ストッパ片241が、移動方向と平行に一体に突出
形成されている。また、ベース213には、移動用の開
口部216の内周側の一側縁部に、支持部材221の内
周側ストッパ片241が当接される内周側規制用凹部2
42が切り欠かれて形成されている。
【0078】また、支持部材221には、図20に示す
ように、光ディスクDの外周側に対応する位置に、支持
部材221が矢印c2方向に移動することを規制する外
周側ストッパ片243が、移動方向と平行に一体に突出
形成されている。また、ベース213には、移動用の開
口部216の外周側の一側縁部に、支持部材221の外
周側ストッパ片243が当接される外周側規制用凹部2
44が切り欠かれて形成されている。
【0079】ガイド軸222は、図19に示すように、
ベース213の移動用の開口部216に跨って、軸方向
が光ディスクDの径方向に平行に配設されており、ベー
ス213上に、両端が固定部によってそれぞれ固定され
ている。
【0080】ガイド部223は、図19及び図20に示
すように、ガイド軸222の軸方向と平行に、ベース2
13の移動用の開口部216の一側縁部に沿って形成さ
れている。このガイド部223には、支持部材221の
ガイド片232,232が移動可能に係合されており、
ガイド軸222の軸回り方向に対する支持部材221の
自由度を規制している。
【0081】スライド部材224は、図19に示すよう
に、ガイド軸222の軸方向と平行に形成されたラック
部246を有し、このラック部246を支持部材221
のラック部233に一致させて支持部材221上に設け
られている。スライド部材224には、支持部材221
のラック部233の各係合片235,236が、ガイド
軸222の軸方向と平行に移動可能に係合する係合溝2
48,249がそれぞれ形成されている。
【0082】また、スライド部材224には、図19及
び図21に示すように、支持部材221のラック部23
3の一方の係合片236に当接されることによって、ラ
ック部233に対する相対位置を規制するための規制突
部250,250がそれぞれ一体に突出形成されてい
る。
【0083】また、スライド部材224には、駆動ギヤ
226に移動可能に係合されるガイド片252が、ラッ
ク部246に沿って一体に突出形成されている。また、
スライド部材224には、コイルバネ225が係止され
る係止片253が一体に形成されている。
【0084】コイルバネ225は、図19に示すよう
に、一端が支持部材221のラック部233の係止片2
36に係止されるとともに、他端がスライド部材224
の係止片253に係止されている。したがって、コイル
バネ225は、付勢力によって、支持部材221のラッ
ク部233に対してスライド部材224をガイド軸22
2の軸方向に平行な方向である矢印c2方向に付勢して
いる。
【0085】駆動ギヤ226は、図19に示すように、
支持部材221及びスライド部材224の各ラック部2
33,246に噛合するギヤ部255を有している。ま
た、駆動ギヤ226は、図19に示すように、先端に、
スライド部材224のガイド片252が移動可能に係合
するガイド溝256が形成されている。駆動ギヤ226
及びギヤ群は、ベース213上に、ガイド軸222を介
して回転可能にそれぞれ設けられている。駆動モータ2
28は、ベース213上に、ギヤ群に噛合されて設けら
れている。
【0086】また、移動機構212は、図19に示すよ
うに、光ピックアップ211の対物レンズ214の光デ
ィスクDに対向する対向面を覆う閉塞位置と、対物レン
ズ214の対向面を光ディスクDに臨ませるように開放
する開放位置とに開閉可能に設けられたシャッタ258
を有している。
【0087】シャッタ258は、図19に示すように、
例えばPOM(ポリオキシメチレン)等の樹脂材料によ
って略矩形状に形成されており、カバー218の開口部
220を閉塞するに足る面積を有している。シャッタ2
58は、図19に示すように、弾性を有する一対の直線
状の連結片259,259を介してスライド部材224
に一体に形成されており、これら連結片259,259
の弾性力によってカバー218の上面に付勢されてい
る。
【0088】また、移動機構212は、図19及び図2
0に示すように、光ピックアップ211が光ディスクD
のTOCが記録されたリードイン領域の内周側に移動さ
れたことを検出する検出機構260を有している。検出
機構260は、支持部材221に設けられた検出片26
1と、この検出片261が当接されたことを検出する検
出スイッチ262とを有している。検出片261は、支
持部材221の底面側に、光ピックアップ211の移動
方向に延長されて一体に突出形成されている。検出スイ
ッチ262は、ベース213に取り付けられた回路基板
上に設けられており、光ピックアップ211の対物レン
ズ214が、光ディスクDのリードイン領域内の径方向
の略中央に移動されたときに、検出片261に当接する
位置に配設されている。そして、検出スイッチ262
は、光ピックアップ211が光ディスクDのリードイン
領域内の径方向の略中央に移動に移動したとき、検出片
261に押圧されることによりオンとなり、検出信号を
生成する。
【0089】ところで、上記図5に示すように、検出ス
イッチ262で生成された検出信号は、マイコン61に
入力される。マイコン61は、検出信号が入力される
と、タイマ62で所定時間を計時し、この間、駆動モー
タ228を駆動し、支持部材221のラック部233に
対してスライド部材224を所定量だけ移動させること
により、シャッタ258をカバー218の開口部220
を閉塞する閉塞位置に移動させる。
【0090】以上のように構成された光ピックアップ機
構201について、光ピックアップ211の移動に伴っ
て、シャッタ258が開閉される動作を図面を参照して
説明する。
【0091】先ず、光ピックアップ機構201は、再生
動作を待機する待機位置で、光ピックアップ211が光
ディスクDのリードイン領域の内周側に位置されてお
り、図23に示すように、シャッタ258によってカバ
ー218の開口部220が閉塞されて対物レンズ214
の対向面が覆われている。したがって、光ピックアップ
機構201は、再生操作を待機する待機位置で、対物レ
ンズ214の対向面に塵埃が付着することが防止されて
いる。この待機位置で、光ピックアップ機構201は、
図23に示すように、支持部材221のラック部233
と駆動ギヤ226との噛合状態が解除されているととも
に、シャッタ258が設けられたスライド部材224の
ラック部246が駆動ギヤ226に噛合されている。
【0092】次に、光ピックアップ機構201は、光デ
ィスクDの再生が開始されたとき、図24に示すよう
に、駆動ギヤ226にラック部246が噛合されたスラ
イド部材224が、駆動ギヤ226によって矢印c2方
向に移動されることに伴ってシャッタ258が矢印c2
方向に移動されて、カバー218の開口部220を開放
すると共に対物レンズ214の対向面を光ディスクDに
臨ませる開放位置に移動される。また、図24に示すよ
うに、光ピックアップ機構201は、スライド部材22
4が矢印c2方向に移動されることに伴って、支持部材
221のラック部233の係合片236に、スライド部
材224の規制ピン250,250が当接される。
【0093】光ピックアップ機構201は、係合片23
6に規制ピン250,250が当接されることによっ
て、支持部材221にコイルバネ225の付勢力が作用
されて、支持部材221が矢印c2方向に移動される。
このため、図25に示すように、光ピックアップ機構2
01は、支持部材221のラック部233が駆動ギヤ2
26に噛合されて、支持部材221のラック部233及
びスライド部材224のラック部246の各歯が互いに
一致されて、駆動ギヤ226にそれぞれ噛合される。こ
のとき、支持部材221は、ラック部233が駆動ギヤ
226に噛合される際の噛み合わせによって、支持部材
221が矢印c2方向に微小距離dだけ変位する。この
ため、移動機構212は、支持部材221が矢印c2方
向に微小距離dだけ変位することに伴って、図25に示
すように、規制ピン250,250に対して係合片23
6が微小距離dだけ離間される。移動機構212は、図
25に示すように、規制ピン250,250と係合片2
36との間が離間することによって、コイルバネ225
の付勢力が、支持部材221のラック部233及びスラ
イド部材224のラック部246と駆動ギヤ226との
バックラッシュを打ち消すように作用する。
【0094】そして、光ピックアップ機構201は、図
26に示すように、光ディスクDの記録領域から情報信
号を再生する再生状態で、コイルバネ225の付勢力に
よってバックラッシュが打ち消されているため、移動機
構212によって光ピックアップ211を矢印c1方向
及びc2方向に高精度に移動されて良好に情報を再生す
ることが可能とされる。
【0095】ところで、光ピックアップ機構201は、
図24に示すように、光ピックアップ211が矢印c1
方向に更に移動されたときに、支持部材221の内周側
ストッパ片241が規制凹部242に当接されて、支持
部材221の移動が規制されて停止される。このとき、
支持部材221の検出片261が検出スイッチ262に
当接することによって、検出スイッチ262がオン状態
になり、光ピックアップがリードイン領域に移動された
ことを検出する。そして、検出スイッチ262は、検出
信号をマイコン61に出力する。このマイコン61は、
タイマ62によって所定時間だけ、駆動モータ228を
回転駆動する。これによって、図24に示すように、移
動機構212は、支持部材221の移動が規制されるこ
とによって、支持部材221のラック部233の歯23
8と駆動ギヤ226から離間されて、ラック部233と
駆動ギヤ226との噛合状態が解除される。
【0096】そして、光ピックアップ機構201は、図
23及び図24に示すように、支持部材221の移動が
規制されたため、タイマ62によって所定時間だけ駆動
される駆動ギヤ26によってスライド部材24のみが、
コイルバネ225の付勢力に抗して矢印c1方向に移動
される。したがって、移動機構212は、図23及び図
24に示すように、支持部材221に対してスライド部
材224を相対的に矢印c1方向に移動し、スライド部
材224に設けられたシャッタ258を矢印a1方向に
移動する。シャッタ258は、光ピックアップ211の
対物レンズ214を覆う閉塞位置に移動される。
【0097】ところで、シャッタ258が図23に示す
閉塞位置と図24に示す開放位置とに亘って移動すると
き、図6に示すように、マイコン61は、フォーカシン
グ駆動部64に逆バイアス電圧を印加する。これによっ
て、フォーカシング駆動部64は、図7及び図8に示す
ように、対物レンズ14を、光ディスクDから最も離間
したカバー218内の待避位置に変位させる。これによ
って、シャッタ258が対物レンズ214を開放した開
放位置と閉塞した閉塞位置とに亘って移動する際に、シ
ャッタ258が対物レンズ214に接触し対物レンズ2
14に傷等が付くことを防止することができる。そし
て、マイコン61は、所定時間が経過したとき、フォー
カシング駆動部64に電圧を印加しないように例えば0
Vとする。これによって、図7及び図8に示すように、
対物レンズ214は、待避位置から基準位置に戻る。し
たがって、対物レンズ214とシャッタ258とが接触
し対物レンズ214に傷等が付くことを防止することが
できる。なお、仮に、振動等により対物レンズ214が
シャッタ258に接触したときにも、点接触であること
から、対物レンズ214の傷等を最小限に止めることが
できる。
【0098】以上のように光ピックアップ機構201
は、光ピックアップ211の対物レンズ214がリード
イン領域内に位置するときに、シャッタ258が開放位
置に確実に位置されているため、リードイン領域を良好
に再生することができる。
【0099】また、この光ピックアップ機構201によ
れば、カバー218の開口部220を確実に閉塞するこ
とができるため、対物レンズ214に塵埃が付着するこ
とを良好に防止することができる。
【0100】なお、以上の例では、光ディスクDの内周
側から情報信号の読み出しを開始する場合を説明した
が、本発明は、例えば外周側がら情報信号の読み出しを
開始する光ディスクDのとき、光ピックアップの初期位
置を光ディスクDの外周側とし、この外周側の位置に光
ピックアップが移動したとき、シャッタの開閉を行うよ
うにしてもよい。光ディスクDの外周側にあるとき、シ
ャッタが対物レンズの開閉を行うことになり、このシャ
ッタ開閉時に、対物レンズを基準位置より更に光ディス
クDから離間する待避位置に移動させるようにすればよ
い。
【0101】なお、上述したディスクドライブ装置は、
光ディスクDに対して情報信号を再生するように構成さ
れたが、情報信号の追記可能な追記型の光ディスクDや
書換可能な書換型の光ディスクDに対して情報信号を記
録するものであってもよく、また、光ピックアップ装置
に対向する位置に磁気ヘッド機構を配設し、光磁気ディ
スク等の他の光学ディスクに対して情報信号を記録再生
することができるようにしてもよい。
【0102】
【発明の効果】本発明によれば、対物レンズをシャッタ
で閉塞するとき、所定位置にある対物レンズを更に光デ
ィスクから離間する方向に移動させることで、シャッタ
と対物レンズとが接触し対物レンズに傷等が付くことを
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスクドライブ装置の平面図である。
【図2】ディスクドライブ装置の分解斜視図である。
【図3】光ピックアップの移動機構の斜視図である。
【図4】移動機構の側面図である。
【図5】移動機構の制御を説明する図である。
【図6】光ピックアップを光ディスクの外周側から内周
側に移動するため送りねじを回転する駆動モータの動作
を説明する図である。
【図7】CDを再生するときの対物レンズの位置を説明
する図である。
【図8】DVDを再生するときの対物レンズの位置を説
明する図である。
【図9】光ディスクDの再生中の移動機構の状態を説明
する図である。
【図10】光ディスクDのリードイン領域の読み出しを
行うときの移動機構の状態を説明する図である。
【図11】シャッタが対物レンズを閉塞した状態の移動
機構の状態を説明する図である。
【図12】シャッタが対物レンズの閉塞位置にあるとき
の移動機構の側面図である。
【図13】光ピックアップを光ディスクDの内周側から
外周側に移動するため送りねじを回転する駆動モータの
動作を説明する図である。
【図14】光ピックアップ装置の他の例の分解斜視図で
ある。
【図15】光ピックアップ装置が備える支持部材を説明
する斜視図である。
【図16】光ピックアップ装置が備える支持部材のラッ
ク部及びスライド部材のラック部を説明する平面図であ
る。
【図17】光ピックアップ装置が備える開閉機構のシャ
ッタが開放されている状態を説明する平面図である。
【図18】上記開閉機構の開閉部材が閉塞されている状
態を説明する平面図である。
【図19】光ピックアップ機構の更に他の例を示す分解
斜視図である。
【図20】上記光ピックアップ機構を説明するために示
す斜視図である。
【図21】上記光ピックアップ機構が備える支持ベース
のラック部及びスライド部材のラック部を説明するため
に示す平面図である。
【図22】上記支持ベースのラック部の一歯を説明する
ために示す平面図である。
【図23】上記光ピックアップ機構が備える開閉板が閉
塞位置に移動された状態を説明するために示す模式図で
ある。
【図24】上記開閉板が開放位置に移動された状態を説
明するために示す模式図である。
【図25】光ピックアップの対物レンズが光ディスクの
リードイン領域に移動された状態を説明するために示す
模式図である。
【図26】光ピックアップの対物レンズが光ディスクの
記録領域に移動された状態を説明するために示す模式図
である。
【符号の説明】
1 ディスクドライブ装置、2光ピックアップ機構、1
1 光ピックアップ、12 移動機構、13 ベース、
14 対物レンズ、15 カバー、16 開口部、17
突部、18 開口部、21 支持部材、22 送りね
じ、23 ガイド部、24 スライド部材、25 コイ
ルバネ、31 挿通孔、32 ガイド片、33 ギヤ、
34 ギヤ列、35 駆動モータ、36 係止片、37
ガイド片、38 内周側ストッパ片、39 内周側規
制凹部、40 開口部、41 外周側ストッパ片、42
外周側規制凹部、43 第1のガイド孔、44 第2
のガイド孔、45 規制片、46 規制突部、47 シ
ャッタ、48 連結片、51伝達部材、52 係合突
起、53 検出機構、54 検出スイッチ、55 押圧
子、56 押圧片、61 マイコン、62 タイマ、6
3 駆動回路、64フォーカシング駆動部、65 トラ
ッキング駆動部
フロントページの続き Fターム(参考) 5D117 AA02 DD15 GG02 GG05 HH09 JJ07 5D119 AA32 AA41 BA01 BB01 BB02 BB03 DA13 JA43 MA16

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクの信号記録面に光源より出射
    された光ビームを集光する対物レンズが設けられた光ピ
    ックアップと、 上記対物レンズを外部から開閉するシャッタと、 上記対物レンズを、この対物レンズの光軸方向に移動可
    能に支持すると共に、この対物レンズの移動を制御する
    移動制御手段とを備え、 上記移動制御手段は、上記対物レンズを上記シャッタで
    閉塞するとき、所定位置にある対物レンズを更に光ディ
    スクから離間する方向に移動させる光ピックアップ装
    置。
  2. 【請求項2】 更に、上記光ピックアップを、この光ピ
    ックアップが配設されるベースに設けられたガイド部に
    沿って、上記光ディスクの径方向に移動する移動機構を
    備え、 上記移動制御手段は、上記光ピックアップが上記移動機
    構により上記光ディスクの内周側又は外周側の待機位置
    に移動し、上記対物レンズを上記シャッタで閉塞すると
    き、上記所定位置にある対物レンズを更に光ディスクか
    ら離間する方向に移動させる請求項1記載の光ピックア
    ップ装置。
  3. 【請求項3】 上記所定位置は、上記対物レンズのフォ
    ーカシング制御を行う位置より上記光ディスクから離間
    した位置である請求項1記載の光ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 上記所定位置は、電源がオフのときの位
    置である請求項1記載の光ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 上記移動制御手段は、ワーキングディス
    タンスの異なる光ディスクに対応して上記対物レンズの
    フォーカシング制御を行う請求項1記載の光ピックアッ
    プ装置。
  6. 【請求項6】 上記移動機構は、上記光ピックアップの
    移動方向に沿って設けられ、上記光ピックアップを上記
    光ディスクの径方向に移動する送りねじと、上記送りね
    じに伝達部が係合することにより上記送りねじに接続さ
    れていると共に、上記対物レンズを閉塞する上記シャッ
    タが設けられ、上記シャッタが上記対物レンズを開放す
    る方向に付勢する付勢部材により上記光ピックアップに
    接続され、上記光ピックアップに対して上記光ディスク
    の径方向にスライド可能に設けられているスライド部材
    とを有し、 上記スライド部材は、上記伝達部が係合された上記送り
    ねじが回転したとき、上記光ピックアップと共に上記光
    ディスクの径方向に移動し、上記待機位置まで移動した
    とき、上記光ピックアップの移動が上記ベースに設けら
    れた規制部によって規制され、上記付勢部材の付勢力に
    抗して上記光ピックアップに対してスライドすること
    で、上記シャッタによって上記対物レンズを閉塞する請
    求項2記載の光ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 上記シャッタは、上記光ピックアップに
    上記対物レンズを開閉するように回動可能に設けられ、
    付勢部材によって、上記対物レンズを開放する方向に付
    勢されており、 上記移動機構は、上記光ピックアップに設けられ上記光
    ピックアップを上記光ディスクの径方向に移動するため
    のラック部と、上記ラック部に噛合する駆動ギヤを有
    し、上記駆動ギヤによって上記ラック部を駆動する駆動
    機構とを有し、 上記光ピックアップが所定方向に移動されて上記待機位
    置に到達したとき、上記シャッタは、上記ベースに設け
    られた規制部に規制されて、上記付勢部材の付勢力に抗
    して上記対物レンズを閉塞する請求項2記載の光ピック
    アップ装置。
  8. 【請求項8】 上記移動機構は、上記光ピックアップに
    設けられて上記光ピックアップを移動するための第1の
    ラック部と、上記第1のラック部に対してスライド可能
    に設けられており、上記第1のラック部と共に上記光ピ
    ックアップを光ディスクの径方向に移動させる第2のラ
    ック部と上記対物レンズを開閉する上記シャッタとが設
    けられているスライド部材と、上記第1のラック部と上
    記スライド部材の上記第2のラック部との間に張架され
    る付勢部材と、上記第1及び第2のラック部にぞれぞれ
    噛合する駆動ギヤを有し、上記駆動ギヤによって上記第
    1及び第2のラック部を駆動する駆動機構とを有し、 上記光ピックアップが所定方向に移動されて上記待機位
    置に到達したときに、上記第1のラック部と上記駆動ギ
    ヤとの噛合状態が解除されて、上記第2のラック部のみ
    が上記駆動機構によって駆動されて、上記第1のラック
    部に対して上記スライド部材が更に移動されることによ
    って、上記シャッタが上記対物レンズを閉塞する請求項
    2記載の光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 光ディスクの信号記録面に光源より出射
    された光ビームを集光する対物レンズが設けられた光ピ
    ックアップと、 上記光ピックアップを、この光ピックアップが配設され
    るベースに設けられたガイド部に沿って、上記光ディス
    クの径方向に移動する移動機構と、 上記対物レンズを外部から開閉するシャッタと、 上記対物レンズを、この対物レンズの光軸方向に移動可
    能に支持すると共に、この対物レンズの移動を制御する
    移動制御手段とを備え、 上記移動制御手段は、上記光ピックアップが上記移動機
    構により上記光ディスクの内周側又は外周側の上記待機
    位置に移動し、上記対物レンズを上記シャッタで閉塞す
    るとき、所定位置にある対物レンズを更に光ディスクか
    ら離間する方向に移動させる記録及び/又は再生装置。
  10. 【請求項10】 上記所定位置は、上記対物レンズのフ
    ォーカシング制御を行う位置より上記光ディスクから離
    間した位置である請求項9記載の記録及び/又は再生装
    置。
  11. 【請求項11】 上記所定位置は、電源がオフのときの
    位置である請求項9記載の記録及び/又は再生装置。
  12. 【請求項12】 上記移動制御手段は、ワーキングディ
    スタンスの異なる光ディスクに対応して上記対物レンズ
    のフォーカシング制御を行う請求項9記載の記録及び/
    又は再生装置。
  13. 【請求項13】 上記移動機構は、上記光ピックアップ
    の移動方向に沿って設けられ、上記光ピックアップを上
    記光ディスクの径方向に移動する送りねじと、上記送り
    ねじに伝達部が係合することにより上記送りねじに接続
    されていると共に、上記対物レンズを閉塞する上記シャ
    ッタが設けられ、上記シャッタが上記対物レンズを開放
    する方向に付勢する付勢部材により上記光ピックアップ
    に接続され、上記光ピックアップに対して上記光ディス
    クの径方向にスライド可能に設けられているスライド部
    材とを有し、 上記スライド部材は、上記伝達部が係合された上記送り
    ねじが回転したとき、上記光ピックアップと共に上記光
    ディスクの径方向に移動し、上記待機位置まで移動した
    とき、上記光ピックアップの移動が上記ベースに設けら
    れた規制部によって規制され、上記付勢部材の付勢力に
    抗して上記光ピックアップに対してスライドすること
    で、上記シャッタによって上記対物レンズを閉塞する請
    求項9記載の記録及び/又は再生装置。
  14. 【請求項14】 上記シャッタは、上記光ピックアップ
    に上記対物レンズを開閉するように回動可能に設けら
    れ、付勢部材によって、上記対物レンズを開放する方向
    に付勢されており、 上記移動機構は、上記光ピックアップに設けられて上記
    光ピックアップを移動するためのラック部と、上記ラッ
    ク部に噛合する駆動ギヤを有し、上記駆動ギヤによって
    上記ラック部を駆動する駆動機構とを有し、 上記光ピックアップが所定方向に移動されて上記待機位
    置に到達したとき、上記シャッタは、上記ベースに設け
    られた規制部に規制されて、上記付勢部材の付勢力に抗
    して上記対物レンズを閉塞する請求項9記載の記録及び
    /又は再生装置。
  15. 【請求項15】 上記移動機構は、上記光ピックアップ
    に設けられて上記光ピックアップを移動するための第1
    のラック部と、上記第1のラック部に対してスライド可
    能に設けられており、上記第1のラック部と共に上記光
    ピックアップを光ディスクの径方向に移動させる第2の
    ラック部と上記対物レンズを開閉する上記シャッタとが
    設けられているスライド部材と、上記第1のラック部と
    上記スライド部材の上記第2のラック部との間に張架さ
    れる付勢部材と、上記第1及び第2のラック部にぞれぞ
    れ噛合する駆動ギヤを有し、上記駆動ギヤによって上記
    第1及び第2のラック部を駆動する駆動機構とを有し、 上記光ピックアップが所定方向に移動されて上記待機位
    置に到達したときに、上記第1のラック部と上記駆動ギ
    ヤとの噛合状態が解除されて、上記第2のラック部のみ
    が上記駆動機構によって駆動されて、上記第1のラック
    部に対して上記スライド部材が更に移動されることによ
    って、上記シャッタが上記対物レンズを閉塞する請求項
    9記載の記録及び/又は再生装置。
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