JPH05325374A - ディスクカートリッジローディング機構 - Google Patents

ディスクカートリッジローディング機構

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JPH05325374A
JPH05325374A JP4157307A JP15730792A JPH05325374A JP H05325374 A JPH05325374 A JP H05325374A JP 4157307 A JP4157307 A JP 4157307A JP 15730792 A JP15730792 A JP 15730792A JP H05325374 A JPH05325374 A JP H05325374A
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JP
Japan
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cartridge
disc
recording
disk
tray
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JP4157307A
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English (en)
Inventor
Yutaka Fukuyama
豊 福山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ディスクトレイによってディスクカートリッ
ジをローディングする機構であって、ディスクトレイを
移動操作可能に支持するシャーシ1は、支持基板18に
対してコイルバネ7,9及びダンパ24,25によりフ
ローティング支持されているが、アンローディング時に
あっては、フローティング阻止アーム46によって、支
持基板18に対する移動を規制されて位置決めされる。 【効果】 ディスクカートリッジの挿脱操作時にディス
クトレイが固定されるため、挿脱操作が円滑に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ディスクをカート
リッジに収納して構成されたディスクカートリッジを、
記録及び/又は再生装置等における所定の装着位置に搬
送して装着させるためのディスクカートリッジローディ
ング機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆる光ディスク、光磁気ディ
スクや、あるいは、磁気ディスク等の記録ディスクをカ
ートリッジに収納して構成されたディスクカートリッジ
を用いて、情報信号の記録及び/又は再生を行えるよう
に構成された記録及び/又は再生装置が提案されてい
る。
【0003】このような記録及び/又は再生装置は、上
記記録ディスクを保持するとともに回転操作する回転操
作機構と、該記録ディスクに対して情報信号の書込み及
び/又は読出しを行うための磁気ヘッド装置や光学ピッ
クアップ装置等とを有して構成されている。そして、こ
の記録及び/又は再生装置は、上記ディスクカートリッ
ジを所定の装着位置にて保持してこのディスクカートリ
ッジの記録ディスクを上記回転操作機構及び上記光学ピ
ックアップ装置等に対する所定位置となすためのディス
クカートリッジローディング機構を備えて構成されてい
る。
【0004】上記ディスクカートリッジローディング機
構としては、いわゆるスロットイン方式のものが用いら
れている。このスロットイン方式のディスクカートリッ
ジローディング機構は、上記記録及び/又は再生装置の
外筺体に設けられた上記ディスクカートリッジの前端面
に略々対応した大きさのスリットの内方側に配設されて
用いられる。そして、このディスクカートリッジローデ
ィング機構の近傍位置には、上記回転操作機構及び上記
光学ピックアップ装置等が配設される。このディスクカ
ートリッジローディング機構は、上記ディスクカートリ
ッジが挿入操作されこのディスクカートリッジを保持す
るカートリッジホルダを有している。このカートリッジ
ホルダは、上記スロットを介して上記外筺体内に挿入操
作されたディスクカートリッジが挿入され、このディス
クカートリッジを保持する。そして、このカートリッジ
ホルダは、上記ディスクカートリッジが挿入されると、
上記回転操作機構等の側に移動操作されて、該ディスク
カートリッジの記録ディスクを該回転操作装置に対して
装着させるようになされている。
【0005】そして、このディスクカートリッジローデ
ィング機構においては、上記カートリッジホルダを上記
回転操作機構等より離間させる側に移動させると、該回
転操作機構に装着されていた記録ディスクが解放され、
このカートリッジホルダに保持されていたディスクカー
トリッジは、上記スロットを介して、上記外筺体の外方
側に取り出されることが可能となされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なディスクカートリッジローディング機構においては、
上記ディスクカートリッジを所定位置に装着させるに
は、手動操作によって、上記ディスクカートリッジを上
記スロットを介して上記外筺体の内方側まで押し込む必
要がある。したがって、このディスクカートリッジロー
ディング機構においては、ディスクカートリッジの容
易、かつ、円滑なローディング操作が行えない。すなわ
ち、このディスクカートリッジローディング機構におい
ては、上記ディスクカートリッジを直接的に押圧操作し
て上記外筺体内まで移動させる必要があるため、この移
動操作をモータ等の駆動装置によって行わしめることが
困難であり、手動操作が不可欠となってしまうからであ
る。
【0007】また、このディスクカートリッジローディ
ング機構においては、上記ディスクカートリッジの上記
スリットよりの排出は、バネ等の付勢部材によって行わ
れる。したがって、このディスクカートリッジを上記ス
リットより挿入する場合にあっては、この挿入操作は、
上記付勢部材の付勢力に抗して行う必要があり、軽快に
行うことができない。
【0008】なお、従来、カートリッジに収納されずに
用いられる記録ディスクをローディングするための機構
としては、いわゆるトレイ方式のものが提案されてい
る。このトレイ方式のローディング機構は、記録及び/
又は再生装置の外筺体の外方側に向けて出没可能に配設
されたディスクトレイを有して構成されている。このデ
ィスクトレイは、上記外筺体の外方側に突出されたとき
に上記記録ディスクが載置操作及び排除操作されるとと
もに、該外筺体内に没入されたときに該記録ディスクを
上記回転操作機構等に対する所定位置となす。このよう
なトレイ方式のローディング機構においては、上記ディ
スクトレイの移動操作をモータ等の駆動装置によって行
えるため、容易、円滑、かつ、軽快なローディング操作
が行える。
【0009】しかしながら、このようなトレイ方式のロ
ーディング機構は、ローディング操作の完了後におい
て、上記記録ディスクが載置されるための上記ディスク
トレイの底板部を該記録ディスクと上記回転操作機構等
の間に介在させるため、そのままではディスクカートリ
ッジのローディングに適用することが困難である。
【0010】すなわち、上記記録及び/又は再生装置に
おいては、上記回転操作機構及び上記光学ピックアップ
装置等は、外方より伝播する振動や衝撃等により情報信
号の良好な記録及び再生が阻害されないようにするた
め、いわゆるフローティング支持される。このフローテ
ィング支持は、上記回転操作機構等が配設されたブロッ
クを、コイルバネやダンパ等の弾性部材を介して支持す
ることによってなされる。したがって、このフローティ
ング支持された部材は、上記記録及び/又は再生装置内
において、外力等によって移動する。
【0011】そして、ディスクカートリッジのローディ
ングにおいては、上記記録ディスクのみならず上記カー
トリッジをも上記回転操作機構等に対して位置決めして
保持しないと、該記録ディスクが回転操作されたときに
この記録ディスクが該カートリッジの内壁部に摺接して
しまい、この記録ディスクの回転操作が円滑に行えない
虞れがある。そのため、この場合には、上記カートリッ
ジを支持するディスクトレイをも上記回転操作機構等と
ともにフローティング支持する必要が生ずる。上記ディ
スクトレイをフローティング支持しないと、情報信号の
記録及び/又は再生中に上記回転操作機構等と上記カー
トリッジとの相対位置が変化してしまう虞れが生じる。
上記ディスクトレイをフローティング支持せずに、情報
信号の記録及び/又は再生中の上記回転操作機構等と上
記カートリッジとの相対位置の変化を防止するには、該
ディスクトレイの構成を大型化、複雑化せざるを得なく
なる。
【0012】しかし、上記ディスクトレイをフローティ
ング支持した場合には、このディスクトレイは、移動操
作中、すなわち、ローディング操作中に、上記記録及び
/又は再生装置の外筺体に対する位置が変化し得るの
で、この外筺体等に摺接する虞れが生ずる。また、この
ディスククトレイをフローティング支持した場合には、
このディスクトレイの支持が不安定となり、このディス
クトレイに対するディスクカートリッジの手動による挿
脱操作が円滑に行えなくなる虞れがある。
【0013】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、装置構成の大型化や複雑化を招
来することなく、ディスクカートリッジの挿脱操作が円
滑に行え、しかも、このディスクカートリッジのローデ
ィング操作が良好に行えるようになされたディスクカー
トリッジローディング機構を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスクカートリッ
ジローディング機構は、ディスクカートリッジが載置さ
れこのディスクカートリッジを支持するディスクトレイ
と、このディスクトレイをアンローディング位置とロー
ディング位置とに亘って移動操作可能に支持するシャー
シと、このシャーシを弾性部材を介して支持する支持基
板と、上記シャーシの上記支持基板に対する移動を規制
するフローティング阻止部材とを備え、上記フローティ
ング阻止部材は、上記ディスクトレイの移動操作に連動
して移動操作され、該ディスクトレイが上記アンローデ
ィング位置にあるときには上記シャーシの上記支持基板
に対する移動を規制し、該ディスクトレイが上記ローデ
ィング位置にあるときには該規制を解除してなるもので
ある。
【0015】また、本発明は、上述のディスクカートリ
ッジローディング機構において、上記フローティング阻
止部材を、上記ディスクトレイを移動操作するためのカ
ム機構により移動操作されるようにしたものである。
【0016】
【作用】本発明に係るディスクカートリッジローディン
グ機構においては、ディスクカートリッジを支持するデ
ィスクトレイをアンローディング位置とローディング位
置とに亘って移動操作可能に支持するシャーシは、弾性
部材を介して支持基板により支持されるとともに、アン
ローディング位置にあるときにはフローティング阻止部
材により上記支持基板に対する移動を規制され、ローデ
ィング位置にあるときには該規制を解除されるので、上
記アンローディング位置にあるときにディスクカートリ
ッジの挿脱操作を円滑に行わせることができる。
【0017】また、このディスクカートリッジローディ
ング機構において、上記フローティング阻止部材を、上
記ディスクトレイを移動操作するためのカム機構により
移動操作されるようにした場合には、該フローティング
阻止部材を専ら移動操作するための部材及び機構を設け
る必要がなく、装置構成の簡素化が図られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係るディスクカ
ートリッジローディング機構を、ディスクカートリッジ
を用いて情報信号の記録及び再生を行う記録及び再生装
置において用いられるものとして構成した例である。
【0019】この記録及び再生装置においては、上記デ
ィスクカートリッジとして、図19及び図20に示す記
録再生兼用ディスクカートリッジ201と、図21及び
図22に示す再生専用ディスクカートリッジ211との
いずれかが選択的に用いられる。
【0020】上記記録再生兼用ディスクカートリッジ2
01は、記録再生兼用ディスク205を記録再生兼用カ
ートリッジ202に回転可能に収納して構成されてい
る。上記記録再生兼用ディスク205は、いわゆる光磁
気ディスクであって、透明な合成樹脂等よりなる円盤状
のディスク基板と、このディスク基板の一方側の主面部
に被着形成された磁性材料よりなる信号記録層とを有し
て構成されている。上記ディスク基板の中央部には、被
チャッキング部が設けられている。この被チャッキング
部は、上記ディスク基板に穿設された円形の透孔217
と、この透孔217を閉蓋する金属板216とから構成
されている。この被チャッキング部の透孔217は、上
記信号記録層状に略々同心円状をなして螺旋状に形成さ
れる記録トラックの曲率中心に中心を一致させている。
【0021】なお、上記ディスク基板の他方側の主面部
の上記透孔217の周囲の円環状部分は、突出形成さ
れ、位置決め基準部223となされている。また、上記
金属板216は、上記ディスク基板の一方側の主面部の
上記透孔217の周囲に設けられた凹部218内に嵌入
されて配設され、該ディスク基板の一方側の主面部上に
突出しないようになされている。
【0022】上記記録再生兼用カートリッジ202は、
上記記録再生兼用ディスク205を収納し得る大きさの
薄い筺体状に構成されている。そして、この記録再生兼
用カートリッジ202の上面側の主面部には、上記記録
再生兼用ディスク205の一方側の主面部を内外周に亘
って外方側に臨ませる磁気ヘッド用開口部203が開設
されている。また、この記録再生兼用カートリッジ20
2の下面側の主面部には、上記記録再生兼用ディスク2
05の他方側の主面部を内外周に亘って外方側に臨ませ
る光学ピックアップ装置用開口部215が開設されてい
る。これら各開口部203,215は、互いに相対向す
る位置に略々同一の大きさ及び形状を有して形成されて
いる。すなわち、これら各開口部203,215は、そ
れぞれ、上記記録再生兼用カートリッジ202の各主面
部の略々中央位置より、この記録再生兼用ディスクカー
トリッジ201のディスクカートリッジローディング機
構への装着方向に対する側方側の辺部近傍に亘って、略
々矩形状に形成されている。また、上記記録再生兼用カ
ートリッジ202の下面側の主面部の中央部には、上記
被チャッキング部及び上記位置決め基準部223を外方
側に臨ませるためのチャッキング用開口部219が設け
られている。
【0023】そして、上記記録再生兼用カートリッジ2
02には、上記各開口部203,215を開閉するため
のシャッタ部材204がスライド可能に取付けられてい
る。このシャッタ部材204は、合成樹脂や金属等より
なる矩形状の薄い板状部材がコ字状に屈曲形成されて構
成され、両側側部分によって、上記各開口部203,2
15を閉蓋可能に構成されている。このシャッタ部材2
04は、中央部分を上記記録再生兼用カートリッジ20
2の一側縁部によって、該一側縁部に沿う前後方向にス
ライド可能に支持されている。このシャッタ部材204
は、上記記録再生兼用カートリッジ202に対してスラ
イドされることにより、上記各開口部203,215を
開閉する。
【0024】また、上記シャッタ部材204の上記記録
再生兼用カートリッジ202の一側縁部に支持された中
央部分には、該シャッタ部材204を閉蓋操作するため
のシャッタ閉蓋操作孔207が設けられている。
【0025】また、上記記録再生兼用カートリッジ20
2の下面側の主面部には、前後一対の位置決め孔22
0,221が穿設されている。これら位置決め孔22
0,221は、上記記録及び再生装置において位置決め
ピンが嵌入されることにより、上記記録再生兼用カート
リッジ202を、該記録及び再生装置の記録再生部に対
して位置決めさせるようになされている。そして、この
記録再生兼用カートリッジ202の下面側の主面部の前
端側位置には、記録再生兼用標示部209が設けられて
いる。この記録再生兼用標示部209は、ごく浅い深さ
を有して上記記録再生兼用カートリッジ202の主面部
に形成された凹部である。
【0026】さらに、上記記録再生兼用カートリッジ2
02の一側縁部には、前端側より上記シャッタ部材20
4の中央部分に亘るシャッタ開放溝206が設けられて
いる。ディスクカートリッジローディング機構において
は、このシャッタ開放溝206にシャッタ開放片が前方
側より挿入されることにより、上記シャッタ部材204
は、上記記録再生兼用カートリッジ202の後方側にス
ライドされて、上記各開口部203,215を開蓋す
る。なお、上記シャッタ部材204の上記記録再生兼用
カートリッジ202の一側縁部に支持された中央部分に
は、シャッタ支持突片部208が、上記シャッタ解放溝
206に沿って前方側に向けて突設されている。
【0027】また、上記記録再生兼用カートリッジ20
2の上記一側縁部に対向する他方側の側縁部には、前端
側より誤挿入防止溝224が設けられている。この誤挿
入防止溝224には、上記ディスクカートリッジローデ
ィング機構において、誤挿入防止片が前方側より挿入さ
れる。
【0028】一方、上記再生専用ディスクカートリッジ
211は、再生専用ディスク214を再生専用カートリ
ッジ212に回転可能に収納して構成されている。上記
再生専用ディスク214は、透明な合成樹脂等よりなる
円盤状のディスク基板と、このディスク基板の一方側の
主面部に被着形成された金属材料よりなる反射層とを有
して構成されている。この再生専用ディスク214は、
上記記録再生兼用ディスク205と同様の大きさを有し
て構成されている。この再生専用ディスク214のディ
スク基板の一方側の主面部には、射出成形等の手段によ
り微細な凹凸が形成されることによって、情報信号が記
録されている。このディスク基板の中央部には、被チャ
ッキング部が設けられている。この被チャッキング部
は、上記記録再生兼用ディスク205の被チャッキング
部と同様に、上記ディスク基板に穿設された円形の透孔
217と、この透孔217を閉蓋する金属板216とか
ら構成されている。
【0029】上記再生専用カートリッジ212は、上記
再生専用ディスク214を収納し得る大きさの薄い筺体
状に構成されている。そして、この再生専用カートリッ
ジ212の下面側の主面部には、上記再生専用ディスク
214の他方側の主面部を内外周に亘って外方側に臨ま
せる光学ピックアップ装置用開口部215が開設されて
いる。この光学ピックアップ装置用開口部215は、上
記再生専用カートリッジ212の各主面部の略々中央位
置より、この再生専用ディスクカートリッジ211の上
記ディスクカートリッジローディング機構への装着方向
に対する側方側の辺部近傍に亘って、略々矩形状に形成
されている。また、上記再生専用カートリッジ212の
下面側の主面部の中央部には、上記被チャッキング部及
び上記位置決め基準部223を外方側に臨ませるための
チャッキング用開口部219が設けられている。
【0030】そして、上記再生専用カートリッジ212
には、上記光学ピックアップ装置用開口部215を開閉
するためのシャッタ部材213がスライド可能に取付け
られている。このシャッタ部材213は、合成樹脂や金
属等よりなる矩形状の薄い板状部材の一端側を屈曲形成
して構成され、上記光学ピックアップ装置用開口部21
5を閉蓋可能に構成されている。このシャッタ部材21
3は、屈曲された一端側部分を上記再生専用カートリッ
ジ212の一側縁部によって、該一側縁部に沿う前後方
向にスライド可能に支持されている。このシャッタ部材
213は、上記再生専用カートリッジ212に対してス
ライドされることにより、上記光学ピックアップ装置用
開口部215を開閉する。
【0031】このシャッタ部材213には、上記記録再
生兼用ディスクカートリッジ201のシャッタ部材20
4と同様に、上記シャッタ閉蓋操作孔207及び上記シ
ャッタ支持突片部208が設けられている。
【0032】また、上記再生専用カートリッジ212に
は、上記記録再生兼用カートリッジ202と同様に、前
後一対の位置決め孔220,221、シャッタ開放溝2
06及び誤挿入防止溝224が設けられている。
【0033】そして、この再生専用カートリッジ212
の下面側の主面部の前端側位置には、再生専用標示部2
10が設けられている。この再生専用標示部210は、
上記記録再生兼用標示部209よりも深くなされて上記
再生専用カートリッジ212の主面部に形成された凹部
である。
【0034】そして、本発明に係るディスクカートリッ
ジローディング機構は、図1に示すように、シャーシ1
を有して構成される。このシャーシ1は、金属板材料等
により、シャーシ底板部2と、このシャーシ底板部2の
両側側にこのシャーシ底板部2に対して略々垂直となさ
れて取付けられた左側側板部3及び右側側板部4とを有
して形成されている。
【0035】上記シャーシ1のシャーシ底板部2には、
上記記録再生兼用ディスク205に対する情報信号の書
込み及び読出し、または、上記再生専用ディスク214
よりの情報信号の読出しを行う記録再生部41が固定さ
れて取付けられている。この記録再生部41は、図13
に示すように、上記シャーシ底板部2に取付けられる基
台部57を有して構成されている。この基台部57は、
上記シャーシ底板部2に設けられた切り欠き部5を介し
て、上面部の略々全面を該シャーシ底板部2の上方側に
臨ませている。この基台部57には、略々中央部に、上
記各ディスク205,214を回転操作するためのスピ
ンドルモータが取付けられている。このスピンドルモー
タは、駆動軸67を上記基台部57の上面側に突出させ
ている。この駆動軸67の先端側には、上記各ディスク
205,214が載置されるディスクテーブル43が取
付けられている。このディスクテーブル43は、略々円
盤状に形成され、中心部に設けられた支持孔に上記駆動
軸67を嵌入させて、該駆動軸67に支持されている。
このディスクテーブル43の上面側は、中央部に略々円
錐台状に形成されたセンタリング部66が設けられると
ともに、このセンタリング部66の周囲側部分がディス
ク載置部65となされている。このセンタリング部66
は、上記各ディスク205,214の被チャッキング部
の透孔217に嵌入可能な外径を有して形成されてい
る。このセンタリング部66は、上記各ディスク20
5,214の上記位置決め基準部223が上記ディスク
載置部65上に載置されたとき、外周面部を上記透孔2
17の内縁部に当接させて、該各ディスク205,21
4のセンタリングを行う。
【0036】上記ディスクテーブル43には、上記各デ
ィスク205,214の被チャッキング部の金属板21
6を吸引するためのマグネットが取付けられている。こ
のマグネットにより、上記ディスクテーブル43は、上
記各ディスク205,214を位置決めして保持する。
【0037】そして、上記基台部57上には、前後一対
の位置決めピン59,60が植立されている。これら位
置決めピン59,60は、先端側が縮径されて略々紡錘
形状に形成されている。これら位置決めピン59,60
は、上記基台部57上に装着される上記各ディスクカー
トリッジ201,211の位置決め孔220,221に
対応して嵌入し、上記基台部57に対する上記各カート
リッジ202,212の位置決めを行う。
【0038】また、上記基台部57上には、前後一対の
位置決め突起61,62が植立されている。これら位置
決め突起61,62は、上記基台部57上に装着される
上記各ディスクカートリッジ201,211の底面部に
当接して、該基台部57に対する上記各カートリッジ2
02,212の高さ位置の位置決めを行う。
【0039】また、上記記録再生部41の基台部57に
は、光学ピックアップ装置42が、図1及び図13中矢
印Cで示すように、上記ディスクテーブル43に接離す
る方向に移動操作可能に取付けられている。
【0040】この光学ピックアップ装置42は、光学ブ
ロック部を有し、この光学ブロック部内に、レーザダイ
オード等の光源、この光源より発する光束を導く所定の
光学デバイス及び上記各ディスク205,214により
反射された光束を受光する光検出器等を内蔵するととも
に、該光学ブロック部に、対物レンズ駆動装置が取付け
られて、構成されている。この光学ピックアップ装置に
おいては、上記光源の発する光束は、上記光学ブロック
部より射出されて、上記対物レンズ駆動装置に支持され
た対物レンズ68に入射にされる。この対物レンズ68
は、入射された光束を集光させる。上記対物レンズ駆動
装置は、上記対物レンズ68を、この対物レンズの光軸
方向及び該光軸に直交する方向の2軸方向に移動操作す
る。
【0041】上記光学ピックアップ装置42は、互いに
平行となされて上記基台部57に取付けられた一対のガ
イドシャフト69,70に支持されて、これらガイドシ
ャフト69,70の軸方向に移動操作可能となされい
る。すなわち、上記各ガイドシャフト69,70は、上
記光学ブロック部に形成された軸受け孔に挿通されてい
る。
【0042】上記光学ピックアップ装置42は、上記対
物レンズ駆動装置を上記基台部57の上方側に臨ませて
いる。また、この光学ピックアップ装置42は、上記対
物レンズ68の光軸を上記基台部57に対し垂直、すな
わち、上記シャーシ底板部2に対して垂直となしてい
る。
【0043】上記光学ピックアップ装置42には、磁気
ヘッド支持部材73を介して、磁気ヘッド45が取付け
られている。上記磁気ヘッド支持部材73は、図15に
示すように、上記光学ピックアップ装置42の光学ブロ
ック部に基端側を取付けられ上記基台部57に略々平行
に延在された連結アーム部と、この連結アーム部の先端
側に回動可能に支持された磁気ヘッド支持アーム44と
からなる。この磁気ヘッド支持アーム44は、後端側を
上記連結アーム部に支軸71を介して支持され、上記基
台部57の後方側より前方側に向けて延在されている。
この磁気ヘッド支持アーム44は、上記支軸71回りに
回動されることにより、前端側、すなわち、遊端側を上
記基台部57に対し接離させる方向の変位が可能となさ
れている。
【0044】上記磁気ヘッド支持アーム44の前端側の
上記基台部57に対向する側には、磁気ヘッド45が取
付けられている。この磁気ヘッド45は、上記対物レン
ズ68に相対向する位置に保持されている。すなわち、
この磁気ヘッド45は、上記対物レンズ68の光軸上に
位置され、該対物レンズ68に接離する方向の移動が可
能となされている。
【0045】なお、上記磁気ヘッド支持アーム44を支
持する支軸71には、捩じりコイルバネ74が外巻装さ
れて取付けられている。この捩じりコイルバネ74は、
上記磁気ヘッド支持アーム44を、上記磁気ヘッド45
を上記対物レンズ68より離間させる方向に回動付勢し
ている。したがって、上記磁気ヘッド支持アーム44
は、上記各ディスクカートリッジ201,211が装着
されない初期状態においては、図15及び図16に示す
ように、上記磁気ヘッド45を上記対物レンズ68より
離間させた初期位置となされている。
【0046】そして、上記磁気ヘッド支持アーム44に
は、標示部検出アーム78が、前方側に向けて延在され
て取付けられている。この磁気ヘッド支持アーム44
は、上記基台部57上に上記記録再生兼用ディスクカー
トリッジ201が装着されると、上記標示部検出アーム
78の先端側を上記記録再生兼用標示部209の底部に
より押圧されて上記支軸71回りに回動され、図18に
示すように、上記磁気ヘッド45を上記記録再生兼用デ
ィスク205に摺接させる第1の位置となされる。ま
た、この磁気ヘッド支持アーム44は、上記基台部57
上に上記再生専用ディスクカートリッジ211が装着さ
れると、上記標示部検出アーム78の先端側を上記再生
専用標示部210の底部により押圧されて上記支軸71
回りに回動され、図17に示すように、上記磁気ヘッド
45を上記初期位置に比して上記再生専用ディスク21
4側に移動させているが該磁気ヘッド45を上記再生専
用カートリッジ212より離間させた第2の位置となさ
れる。
【0047】そして、上記シャーシ底板部2上には、上
記各ディスクカートリッジ201,211が前方側より
挿入操作され該ディスクカートリッジ201,211を
保持するカートリッジホルダ26が配設されている。こ
のカートリッジホルダ26は、図2乃至図5に示すよう
に、カートリッジ押さえ板27に回動可能に支持されて
いる。このカートリッジ押さえ板27は、上記ディスク
カートリッジ201,211の主面部に略々等しい大き
さ及び形状の平板状の主面部と、この主面部の両側部よ
り垂下された側壁部とを有して、金属板等により形成さ
れている。このカートリッジ押さえ板27は、上記シャ
ーシ底板部2上に配設され、各側壁部の後方側部分を該
シャーシ底板部2に対し支軸121を介して回動可能に
支持されており、該シャーシ底板部2に対して接離可能
となされている。このカートリッジ押さえ板27には、
図1に示すように、上記各カートリッジ202,212
を下方側に押圧支持するための複数の板バネ部27aが
切り起こし形成されている。
【0048】上記カートリッジホルダ26は、上記各カ
ートリッジ202,212が前方側より挿入可能となる
ように、これら各カートリッジ202,212に略々対
応した大きさの筺体状に、前方側と上面部及び下面部の
一部とが開放されて形成されている。このカートリッジ
ホルダ26は、上記カートリッジ押さえ板27の下面側
にこのカートリッジ押さえ板27に略々沿うようにして
配設され、後方側の両側側部分を支軸129を介して該
カートリッジ押さえ板27の中途部分に回動可能に支持
されている。すなわち、このカートリッジホルダ26
は、上記カートリッジ押さえ板27に対して接離可能と
なされているとともに、このカートリッジ押さえ板27
が上記シャーシ底板部2側に回動したときには、該カー
トリッジ押さえ板27及び該シャーシ底板部2により挟
持される。このカートリッジホルダ26の両側部の略々
中途部には、一対の回動規制ピン131が設けられてい
る。これら回動規制ピン131は、上記カートリッジ押
さえ板27の両側側部分に設けられた一対の回動規制孔
131に対応して嵌入されている。上記カートリッジホ
ルダ26は、上記カートリッジ押さえ板27に対する回
動角度が、上記各回動規制ピン131が上記各回動規制
孔130内で移動する範囲に規制されている。
【0049】上記カートリッジホルダ26の前端側の両
側部には、図9及び図10に示すように、一対のシャッ
タ閉蓋片128,128が突設されている。これらシャ
ッタ閉蓋片128,128は、このカートリッジホルダ
26に対して上記ディスクカートリッジ201,211
が挿入または取り出しされるとき、該ディスクカートリ
ッジ201,211を両側側より弾性的に挟持する。こ
れらシャッタ閉蓋片128,128には、中途部に、互
いに相対向する内側側に膨出するようにして屈曲された
屈曲部160,161が設けられている。また、上記カ
ートリッジホルダ26の内側部の両側側部分には、上記
シャッタ開放片158と上記誤挿入防止片159とが、
互いに相対向して内方側に向けて突設されている。
【0050】このカートリッジホルダ26に上記ディス
クカートリッジ201,211が所定の方向となされて
前方側より挿入されると、図10に示すように、上記シ
ャッタ開放片158が上記シャッタ開放溝206内に進
入するとともに、上記誤挿入防止片159が上記誤挿入
防止溝224内に進入する。そして、上記ディスクカー
トリッジ201,211がこのカートリッジホルダ26
の内方側に移動されて上記シャッタ開放片158が上記
シャッタ支持突片部208の前端部に当接したときに、
上記シャッタ部材204,213の側のシャッタ閉蓋片
128の屈曲部160は、上記シャッタ閉蓋操作孔20
7内に嵌入する。そして、さらに、上記ディスクカート
リッジ201,211がこのカートリッジホルダ26の
内方側に挿入操作されると、上記シャッタ部材204,
213は、上記シャッタ支持突片部208の前端部を上
記シャッタ開放片158に当接させた位置にて停止され
ているので、上記カートリッジ202,212に対して
スライドされ、記上記各開口部203,215を開蓋す
る。
【0051】そして、上記シャーシ底板部2上には、デ
ィスクトレイが配設されている。このディスクトレイ
は、上記ディスクカートリッジ201,211が載置さ
れる受け板39とこの受け板39を上下動可能に支持す
る枠部30とを有して構成されている。上記受け板39
は、上記ディスクカートリッジ201,211の主面部
に略々等しい形状及び大きさを有して、薄い金属板等に
より形成されている。この受け板39には、図9に示す
ように、複数の開口部149,150,151,152
が開設されている。これら開口部149,150,15
1,152は、この受け板39上に上記ディスクカート
リッジ201,211が載置されたときに、このディス
クカートリッジ201,211の光学ピックアップ装置
用開口部215,チャッキング用開口部219,位置決
め孔220,各標示部209,210等を、該受け板3
9の下方側に臨ませるためのものである。
【0052】上記枠部30は、合成樹脂等の材料によ
り、上記受け板39の前端側に位置する直線状部分と該
受け板39の両側側に位置する直線状部分とを有して、
略々コ字形状を有して形成されている。すなわち、この
枠部30は、後方側が開放されている。この枠部30
は、前後方向の長さが、上記ディスクカートリッジ20
1,211の主面部の前後方向の長さの略々2倍となさ
れている。この枠部30の両側側部分の後端側部分同士
は、連結板31を介して、互いに連結されている。この
連結板31は、薄い金属板等の材料により形成され、上
記枠部30の上面部に取付けられている。
【0053】この枠部30は、上記受け板39を、上下
方向に移動可能に支持している。上記受け板39の上面
部の両側側部分には、一対の支持ピン145,146が
植設されている。これら支持ピン145,146は、上
記枠部30の両側側部分に設けられた一対の支持孔14
7,148に、下方側より対応して嵌入されている。こ
の受け板39は、上記各支持ピン145,146を上記
各支持孔147,148に沿わせて、上下方向に移動可
能となされている。この受け板39は、前端縁を上記枠
部30の前方側の直線状部分の近傍となしている。この
受け板39は、上記枠部30内に配設されたバネによっ
て、上方側に弾性付勢されている。
【0054】なお、上記枠部30には、上記受け板39
上に載置するディスクカートリッジ201,211の該
載置及び取り出しを容易となすために、該ディスクカー
トリッジ201,211の両側部に対応する位置に、該
ディスクカートリッジ201,211の両側部の一部を
外方側に臨ませる一対の切り欠き部32,33が設けら
れている。
【0055】このディスクトレイは、上記シャーシ底板
部2上に配設され、上記受け板39上に載置されたディ
スクカートリッジ201,211を記録再生部41の上
方位置となす位置と該ディスクカートリッジ201,2
11の着脱操作位置とに亘って移動可能となされてい
る。すなわち、上記枠体30の一側側部分には、ガイド
部材34が取付けられている。このガイド部材34は、
合成樹脂等の材料により、シャフト挿通孔35を有して
形成され、上記枠部30に取付けられて、この枠部30
より一側側方向に突出されている。このガイド部材34
のシャフト挿通孔35には、上記左側側板部3に取付け
られたガイドシャフト29が挿通されている。このガイ
ドシャフト29は、図10に示すように、上記左側側板
部3の前端側部分が外方側に屈曲されて形成されたシャ
フト支持部136に前端側を支持され、該左側側板部3
の後端側部分に設けられたシャフト支持部137に後端
側を支持されて、前後方向に延在されて、該左側側板部
3に取付けられている。また、上記枠部30の他側側部
分には、ガイド突条139が前後方向に突設されてい
る。このガイド突条139は、上記右側側板部2の上方
側部分にスライド可能に支持されている。このディスク
トレイは、上記ガイドシャフト29及び上記ガイド突条
139に沿って、前後方向にスライド可能となされてい
る。
【0056】このディスクトレイは、図4及び図5に示
すように、図1中矢印B方向である後方側に移動された
ときに上記受け板39を上記記録再生部41の上方位置
となすローディング位置となされ、図1中矢印A方向で
ある前方側に移動されると、図2及び図3に示すよう
に、該受け板39を上記シャーシ1の前方側に突出した
位置となして、この受け板39上への上記ディスクカー
トリッジ201,211の着脱操作を可能となすアンロ
ーディング位置となされる。
【0057】そして、上記ディスクトレイは、上記左側
側板部3に取付けられたローディングモータ110によ
り、複数の減速ギヤ及びカムギヤ28より構成されるカ
ム機構を介して、移動操作される。すなわち、上記ロー
ディングモータ110の駆動軸に取付けられた駆動ギヤ
109は、上記左側側板部3に支軸132を介して回転
可能に取付けられた第1の減速ギヤの大径ギヤ部108
に噛合している。この第1の減速ギヤの小径ギヤ部10
7は、上記左側側板部3に支軸133を介して回転可能
に取付けられた第2の減速ギヤの大径ギヤ部106に噛
合している。そして、この第2の減速ギヤの小径ギヤ部
105は、上記左側側板部3に支軸134を介して回転
可能に取付けられたカムギヤ28の外周ギヤ部111に
噛合している。このカムギヤ28は、図8に示すよう
に、外周側に上記外周ギヤ部111が形成され、一方の
主面部に第1のカム溝112が形成されたギヤである。
上記外周ギヤ部111には略々90°の角度範囲に亘り
この外周ギヤ111の全幅の略々半分の欠歯部142が
形成されているが、上記第2の減速ギヤの小径ギヤ部1
05は、該外周ギヤ111の全幅に亘って噛合している
ので、上記カムギヤ28を全周に亘って回転操作するこ
とができる。
【0058】一方、上記枠部30の底面部には、上記カ
ムギヤ28の外周ギヤ部111にこの外周ギヤ部111
の全幅の略々半分の部分、すなわち、上記欠歯部142
が形成された部分に対応する部分に噛合するラックギヤ
135が形成されている。すなわち、上記枠部30は、
上記カムギヤ28が回転すると、このカムギヤ28の略
々270°の回転範囲内、すなわち、上記外周ギヤ部1
11が上記ラックギヤ135に噛合している範囲内にお
いて、移動操作される。そして,この枠部30は、上記
カムギヤ28の略々90°の回転範囲内、すなわち、上
記欠歯部142が上記ラックギヤ135に対向している
範囲内においては、移動操作されない。すなわち、上記
ディスクトレイが、図2に示すアンローディング位置よ
り、図4に示すローディング位置に至るまでに、上記カ
ムギヤ28は、図4中矢印Hで示す該ディスクトレイを
後方側に移動させる方向に略々270°の回転を行う。
なお、このカムギヤ28の外周ギヤ111の一部は、上
記シャーシ底板部2の上方側に臨んでいる。
【0059】そして、上記ローディングモータ110
は、上記ディスクトレイのみならず、上記カートリッジ
押さえ板27をも移動操作する。このローディングモー
タ110による上記カートリッジ押さえ板27の移動操
作は、上記欠歯部142が上記枠部30のラックギヤ1
35に対向する上記カムギヤ28の略々90°の角度範
囲内における回転により行われる。
【0060】すなわち、上記カートリッジ押さえ板27
の後方側部分には、支軸123を介して、リミッタ板1
22が取付けられている。このリミッタ板122は、上
記カートリッジ押さえ板27の後方側部分の下方側に突
出されており、この突出した部分にピン挿通孔126を
有している。また、このリミッタ板122は、引っ張り
コイルバネ124により、上記ピン挿通孔126を上記
カートリッジ押さえ板27側に移動させる方向に回動付
勢されている。このリミッタ板122は、上記シャーシ
底板部2に設けられた開口部を介して、このシャーシ底
板部2の下方側に臨んでいる。一方、上記シャーシ底板
部2の下方側には、基端側を支軸120を介して上記左
側側板部3に回動可能に支持された倣いアーム119が
設けられている。この倣いアーム119は、先端側に倣
いピン118を有しており、この倣いピン118を上記
カムギヤ28の第1のカム溝112に係合させている。
この倣いアーム119の中途部には、操作ピン125が
突設されている。この操作ピン125は、上記ピン挿通
孔126に挿通されており、上記引っ張りコイルバネ1
24の付勢力によって、上記ピン挿通孔126の縁と上
記カートリッジ押さえ板27の後方側部分とによって挟
持されている。すなわち、上記カートリッジ押さえ板2
7は、上記倣いアーム119が回動されると、上記操作
ピン125を介して、上記シャーシ底板部2に対して回
動操作される。
【0061】上記倣いアーム119の倣いピン118が
係合する上記第1のカム溝112は、上記ディスクトレ
イを移動操作するための略々270°の回転角度範囲に
亘っては、上記倣いアーム119を回動させないよう
に、円弧状に形成されている。このとき、上記カートリ
ッジ押さえ板27は、図2乃至図4に示すように、上記
シャーシ底板部2より離間した位置に保持されている。
このとき、上記カートリッジホルダ26は、重力によっ
て、上記カートリッジ押さえ板27に対して前端側が降
下する方向に回動しており、上記シャーシ底板部2に対
して平行となされている。そして、上記第1のカム溝1
12は、上記ディスクトレイが上記ローディング位置と
なった後の上記カムギヤ28の略々90°の回転角度範
囲に亘っては、上記倣いアーム119を回動操作して、
図5に示すように、上記カートリッジ押さえ板27を上
記シャーシ底板部2側に降下操作するため、中心の支軸
134方向に徐々に近接する螺旋形状に形成されてい
る。
【0062】また、上記カムギヤ28は、上記第1のカ
ム溝112の外周側位置に、スイッチ押圧片113を有
している。このスイッチ押圧片113は、上記カムギヤ
28の近傍位置に取付けられた検出スイッチ104の押
圧子を押圧操作するためのものである。このスイッチ押
圧片113は、上記ディスクトレイが図2に示す上記ア
ンローディング位置となっているときに、図2中矢印F
で示すように、上記押圧子を一方向に押圧操作する。そ
して、このスイッチ押圧片113は、図5に示すよう
に、上記ディスクトレイが上記ローディング位置となり
上記カートリッジ押さえ板27が上記シャーシ底板部2
側に回動操作されたとき、すなわち、ローディング操作
の完了時に、図5中矢印Nで示すように、上記押圧子を
他方向に押圧操作する。この検出スイッチ104の押圧
子がいずれかの方向に押圧操作されると、上記ローディ
ングモータ110は、図示しない制御装置を介して、停
止させられる。
【0063】そして、上記ディスクトレイの枠部30に
は、図9、図11及び図12に示すように、スライダ部
材を構成する一対のスライダ36,37が取付けられて
いる。これらスライダ36,37は、上記枠部30の両
側側の直線部分の底面部に、前後方向にスライド可能に
支持されて対応して取付けられている。これらスライダ
36,37は、それぞれ長径方向が前後方向となされた
支持孔167,168、169,170を有しており、
これら支持孔167,168、169,170に上記枠
部30の底面部に植設された支持ピン163,164、
165,166を挿通させて支持されている。これらス
ライダ36,37は、それぞれの後端部と上記枠部30
との間に嵌装された圧縮コイルバネ171,172によ
り、図11中矢印Rで示す前方方向に弾性付勢されてい
る。
【0064】そして、これら各スライダ36,37の前
端側部分同士間に亘るようにして、これらスライダ3
6,37とともに上記スライダ部材を構成するカートリ
ッジ押し上げ部材38が取付けられている。このカート
リッジ押し上げ部材38は、上記各スライダ36,27
が上記枠部30の前方側に移動されているときには、該
枠部30の前方側の直線部分の下方側に収納されてい
る。そして、このカートリッジ押し上げ部材38は、図
12に示すように、上記各スライダ36,37が上記枠
部30に対して後方側にスライドされると、これらスラ
イダ36,37とともに、上記枠部30の前方側の直線
部分の後方側、すなわち、上記受け板39に近接する側
に移動される。このカートリッジ押し上げ部材38は、
後方側となる上記受け板39に臨む縁部に、一対のカー
トリッジ押し上げ突起部143,144及び受け板支持
片部162が突設されている。
【0065】上記カートリッジ押し上げ部材38は、図
2に示すように、上記ディスクトレイが上記アンローデ
ィング位置となっているときには、上記各スライダ3
6,37が上記枠部30に対して後方側にスライドされ
ることにより、上記枠部30の前方側の直線部分よりも
後方側に位置し、上記受け板39上に載置されているデ
ィスクカートリッジ201,211を、図2中矢印Dで
示すように、上記各カートリッジ押し上げ突起部14
3,144により上方側に押し上げ操作するとともに、
上記受け板支持片部162を上記受け板39の前端縁の
下方側に進入させてこの受け板39を支持する。このよ
うな上記各スライダ36,37の上記枠部30に対する
スライドは、該枠部30とともに前方側方向に移動され
ていた各スライダ36,37がこれら各スライダ36,
37の後端側に突設された当接片157,173を上記
シャーシ1に設けられた当接部156,174に対応し
て当接させて停止された後に、図12中矢印Pで示すよ
うに、上記枠部30がさらに前方側に移動されることに
より生ずる。
【0066】また、上記枠部30の両側側の直線部分の
略々中途部には、一対の位置決め部材40,40が取付
けられている。これら位置決め部材40,40は、それ
ぞれ略々中途部を上記枠部30に対して回動可能に支持
され、後端側に突設された倣いピン176,176を、
上記各スライダ36,37に設けられたカム溝175,
175に対応させて挿通させている。そして、これら位
置決め部材40,40は、前端側部分を、上記枠部30
の内側側方向に互いに相対向するようにして臨ませ、上
記受け板39の後方側部分の両側側に位置させている。
これら位置決め部材40,40は、上記各スライダ3
6,37が上記枠部30の前方側位置となっているとき
には、図11に示すように、前端側部分を上記枠部30
に沿わせて配設されている。そして、これら位置決め部
材40,40は、上記各スライダ36,37が上記枠部
30の後方側位置にスライドされたときには、図12中
矢印Qで示すように、上記倣いピン176,176が上
記カム175,175に沿って移動されることにより、
前端側部分を互いに接近する方向である該枠部30の内
側側方向に突出させるように回動される。これら位置決
め部材40,40は、前端側部分を互いに接近する方向
に回動させると、この前端側部分によって、上記受け板
39上に載置されたディスクカートリッジ201,21
1を側方側より共働して挟持し、このディスクカートリ
ッジ201,211の水平方向の位置決めを行う。
【0067】また、上記第1のカム溝112には、スト
ッパアーム114の後端側に設けられた倣いピン117
が係合されている。このストッパアーム114は、支軸
115を介して、上記左側側板部3により中途部を回動
可能に支持され、後端側の上記倣いピン117を上記第
1の係合溝112に係合させている。このストッパアー
ム114は、前端側にストッパ突起116を有してい
る。このストッパ突起116は、上方側に突設されてい
る。このストッパアーム114は、上記倣いアーム11
9と同様に、図2乃至図4に示すように、上記カムギヤ
28が上記ディスクトレイを移動させるための略々27
0°の回転角度範囲内にあるときには、上記ストッパ突
起116を上記枠部30に当接しない位置に降下させた
状態に保持されている。そして、このストッパアーム1
14は、図5に示すように、上記カムギヤ28が上記カ
ートリッジ押さえ板27を移動させるために略々90°
回転したときには、上記第1のカム溝112により上記
倣いピン117が上記カムギヤ28の中心方向に移動さ
れることにより、図5中矢印Lで示すように、回動操作
されて上記ストッパ突起116を上昇させ、このストッ
パ突起116を上記枠部30の底面部に設けられた被係
止凹部103に嵌入させる。上記ディスクトレイは、上
記被係止凹部103に上記ストッパ突起116が嵌入さ
れることにより、上記外周ギヤ部111と上記ラックギ
ヤ135との噛合が解除されても、誤って前方側に移動
されることがない。
【0068】そして、上記シャーシ1は、上記記録及び
再生装置の外筺体内に固定して配設される支持基板18
に対して、いわゆるフローティング支持されて取付けら
れている。上記支持基板18は、底板部19と、この底
板部19上に互いに平行となされて相対向されて垂設さ
れた一対の側壁部20,21とを有して構成されてい
る。上記各側板部20,21は、上記左側側板部3及び
上記右側側板部4間の間隔よりもやや広い間隔を隔てて
配設されている。
【0069】上記シャーシ1は、図1、図6及び図7に
示すように、上記支持基板18に対して、弾性部材であ
る4本の引っ張りコイルバネ6,7,8,9及び4個の
ダンパ22,23,24,25を介して支持されてい
る。すなわち、上記左側側板部3の前端側に設けられた
バネ係止片13と上記側壁部21の前端側に設けられた
バネ係止片17との間には、上記引っ張りコイルバネ9
が張架されている。また、上記左側側板部3の後端側に
設けられたバネ係止片10と上記側壁部21の後端側に
設けられたバネ係止片16との間には、上記引っ張りコ
イルバネ7が張架されている。同様に、上記右側側板部
4の前端側に設けられたバネ係止片11と上記側壁部2
0の前端側に設けられたバネ係止片15との間には、上
記引っ張りコイルバネ8が張架され、該右側側板部4の
後端側に設けられたバネ係止片10と上記側壁部20の
後端側に設けられたバネ係止片14との間には、上記引
っ張りコイルバネ6が張架されている。
【0070】そして、上記左側及び右側側板部3,4に
は、それぞれ、外方側に向けて、一対のダンパ支持棒5
5,56、53,54が突設されている。これらダンパ
支持棒55,56、53,54は、上記各側壁部21,
20に設けられた開口部を介して、これら各側壁部2
1,20の外方側に突出されている。そして、上記各側
壁部21,20の外側側の側面部には、上記各ダンパ支
持棒55,56、53,54を対応して覆うようにし
て、上記ダンパ22,23,24,25が取付けられて
いる。これらダンパ22,23,24,25は、ゴム等
の可撓性を有する材料からなる袋状の部材内に高粘度を
有する液体材料を封入して構成されている。上記各ダン
パ支持棒55,56、53,54は、上記各側壁部2
1,20により、上記各ダンパ22,23,24,25
を介して支持されている。
【0071】上記シャーシ1には、フローティング阻止
アーム46が取付けられている。このフローティング阻
止アーム46は、略々コ字状に屈曲形成された部材であ
り、上記左側側板部3及び右側側板部4間に亘るように
してこれら各側板部3,4に取付けられている。このフ
ローティング阻止アーム46は、上記左側及び右側側板
部3,4に対して支軸47を介して支持されており、こ
れら各側板部3,4に対して回動可能となされている。
そして、このフローティング阻止アーム46は、フロー
ティング阻止部材となる一対のフローティング阻止ピン
49,50を有している。これらフローティング阻止ピ
ン49,50は、上記フローティング阻止アーム46に
対し、上記各側板部3,4の外方側方向に突出されて取
付けられている。これらフローティング阻止ピン49,
50は、上記支持基板18の各側壁部21,20に穿設
されたフローティング阻止孔51,52に対応して挿通
されている。そして、上記フローティング阻止アーム4
6は、上記カムギヤ28の他方の主面部に設けられた第
2のカム溝140に係合する倣いピン48を有してい
る。
【0072】このフローティング阻止アーム46は、図
6に示すように、上記カムギヤ28が上記ディスクトレ
イを移動させるための略々270°の回転角度範囲内に
あるときには、上記フローティング阻止ピン49,50
を上記各フローティング阻止孔51,52の下端縁に設
けられた略々V型の切り込み部内に嵌入させる状態に保
持されている。このとき、上記シャーシ1は、上記各フ
ローティング阻止ピン49,50及び上記各フローティ
ング阻止孔51,52により、上記支持基板18に対す
る移動が規制されて位置決めされており、いわゆるフロ
ーティングされない状態となっている。
【0073】そして、このフローティング阻止アーム4
6は、図7に示すように、上記カムギヤ28が上記カー
トリッジ押さえ板27を移動させるための略々90°の
回転角度範囲内にあるときには、上記第2のカム溝14
0により上記倣いピン48が上記カムギヤ28の中心方
向に移動されて、図7中矢印Oで示すように回動操作さ
れ、上記フローティング阻止ピン49,50を上昇させ
る。すると、これらフローティング阻止ピン49,50
は、上記各フローティング阻止孔51,52の縁部に当
接しない位置となされる。ごきとき、上記シャーシ1
は、上記支持基板18に対する移動が可能となってお
り、いわゆるフローティング支持された状態となってい
る。
【0074】上述のように本発明に係るディスクカート
リッジローディング機構を有して構成された記録及び再
生装置において、上記記録再生兼用ディスクカートリッ
ジ201、または、上記再生専用ディスクカートリッジ
211を装着するには、まず、図2、図9及び図12に
示すように、ディスクトレイを上記アンローディング位
置となす。このとき、上記カートリッジ押さえ板27
は、上記シャーシ底板部2より離間された位置に保持さ
れ、上記カートリッジホルダ26を該シャーシ底板部2
に対して平行となしている。また、上記カートリッジ押
し上げ部材38は、上記各スライダ36,37とともに
上記枠部30に対する後方側にスライドされており、該
枠部30の前方側の直線部分よりも後方側に位置してい
る。このカートリッジ押し上げ部材38は、上記受け板
支持片部162により上記受け板39の前端縁を支持し
ている。
【0075】この状態において、上記受け板39上に上
記ディスクカートリッジ201,211を載置すると、
このディスクカートリッジ201,211は、後端側部
分を上記カートリッジ押し上げ部材38によって上方側
に押し上げられた状態に支持される。また、このディス
クカートリッジ201,211は、上記各位置決め部材
40,40により挟持されるようにして位置決めされ
る。なお、このディスクカートリッジ201,211
は、前端部を上記受け板39の後端部に設けられた立ち
上がり屈曲部に当接させて、奥行き方向の位置決めをな
されている。
【0076】そして、上記ローディングモータ110が
駆動すると、上記カムギヤ28が図3中矢印Hで示す上
記ディスクトレイを後方側に移送させる方向に回転を開
始し、上記ディスクトレイは、図3中矢印Bで示すよう
に、後方側に移動される。このとき、上記カートリッジ
押し上げ部材38は、図3及び図11に示すように、上
記各圧縮コイルバネ171,172の付勢力により、図
11中矢印Rで示すように、上記枠部30の前方側の直
線部分の下方部に収納される状態となる。このとき、上
記ディスクカートリッジ201,211は、図3中矢印
Gで示すように降下し、上記受け板39に底面部の全面
を当接させて該受け板39上に載置される。
【0077】そして、上記ディスクトレイがさらに後方
側に移動されると、図4及び図10に示すように、上記
ディスクカートリッジ201,211が上記カートリッ
ジホルダ26に前方側より挿入操作される。このとき、
上記カートリッジホルダ26は、上記シャーシ底板部2
に対して平行となっているため、上記ディスクカートリ
ッジ201,211は、該カートリッジホルダ26に円
滑に挿入される。すると、このディスクカートリッジ2
01,211においては、上記シャッタ部材204,2
13が、上記シャッタ開放片158により、上記カート
リッジ202,212に対して移動操作され、上記光学
ピックアップ装置用開口部215、または、磁気ヘッド
用開口部203及び上記光学ピックアップ装置用開口部
215を開蓋される。また、このとき、上記シャッタ閉
蓋片128の屈曲部160は、上記シャッタ閉蓋操作孔
207内に嵌入する。このときまで、上記シャーシ1
は、図6に示すように、上記フローティング阻止ピン4
9,50により上記支持基板18に対する移動が規制さ
れており、このシャーシ1及び上記ディスクトレイ等
は、上記支持基板18に対する所定位置に保持されてい
る。また、このときまで、上記磁気ヘッド支持アーム4
4は、図15及び図16に示すように、上記磁気ヘッド
装置45を上昇位置に保持する初期位置となされてい
る。
【0078】上記ディスクトレイが上記ローディング位
置に至ると、このディスクトレイのラックギヤ135に
は上記欠歯部142が対向し、上記カムギヤ28がさら
に回転しても、このディスクトレイは、停止した状態に
維持される。そして、上記カムギヤ28がさらに回転す
ると、上記第1のカム溝112により、上記倣いアーム
119及び上記ストッパアーム114が回動され、図5
に示すように、上記カートリッジ押さえ板27が図5中
矢印Mで示す上記シャーシ底板部2に近接する側に回動
される。また、上記ストッパアーム114は、図5中矢
印Lで示すように、上記ストッパ突起116を上記被係
止凹部103に嵌入させる方向に回動される。さらに、
このとき、図7に示すように、上記各フローティング阻
止ピン49,50が上記フローティング阻止孔51,5
2の縁部より離間し、上記シャーシ1は、上記支持基板
18により、いわゆるフローティング支持された状態と
なる。
【0079】このとき、上記ディスクカートリッジ20
1,211は、図17及び図18に示すように、上記記
録再生部41の上記基台部57上に載置装着されて、ロ
ーディング操作を完了される。これらディスクカートリ
ッジ201,211は、上記カートリッジ押さえ板27
の各板バネ部27aにより、上記基台部57側に弾性的
に押圧支持されている。また、上記受け板39は、上記
ディスクカートリッジ201,211に押圧されて、上
記枠部30に対して下方側に移動される。このとき、上
記カムギヤ28は、停止操作される。
【0080】上記カートリッジ202,212は、上記
各位置決めピン59,60及び上記各位置決め突起6
1,62により、上記基台部57上の所定位置に位置決
めされる。そして、上記磁気ヘッド支持アーム44は、
上記記録再生兼用ディスクカートリッジ201が装着さ
れた場合にあっては、図18に示すように、上記第2の
位置となされ、上記再生専用ディスクカートリッジ21
1が装着された場合にあっては、図17に示すように、
上記第1の位置となされる。また、上記各ディスク20
5,214は、上記ディスクテーブル43上に位置決め
されて載置装着される。このとき、上記スピンドルモー
タは、上記ディスクテーブル43とともに、上記各ディ
スク205,214を回転操作することが可能となされ
ている。
【0081】この状態において、上記光学ピックアップ
装置42は、上記記録再生兼用ディスク205、また
は、再生専用ディスク214の他方側に主面部に対し
て、上記対物レンズ68を対向させている。また、この
光学ピックアップ装置42は、上記各ディスク205,
214に上記対物レンズ68を対向させたまま、該各デ
ィスク205,214の内外周に亘って移動可能となさ
れている。この光学ピックアップ装置42は、上記他方
側の主面部側より、上記各ディスク205,214に対
して光束を照射することが可能となされている。
【0082】ここで、上記スピンドルモータ、上記光学
ピックアップ装置42及び上記磁気ヘッド装置45が作
動されることにより、上記記録再生兼用ディスク205
に対する情報信号の書込みが可能となされている。すな
わち、上記記録再生兼用ディスク205が回転操作さ
れ、この記録再生兼用ディスク205の信号記録層に上
記光学ピックアップ装置42によって光束が集光して照
射されて該照射領域が加熱され、この加熱された部分に
上記磁気ヘッド装置45が外部磁界を印加することによ
り、情報信号の書込みが行われる。また、この状態にお
いて、上記再生専用ディスク214よりの情報信号の読
出しが可能となされている。すなわち、上記再生専用デ
ィスク214が回転操作され、上記反射層に上記光学ピ
ックアップ装置42によって光束が集光して照射され、
該光束の反射光束を検出することによって、情報信号の
読出しが行われる。
【0083】そして、上述のように上記ディスクカート
リッジローディング機構に装着された各ディスクカート
リッジを該ディスクカートリッジローディング機構より
取り出すには、上記ローディングモータ110を上述し
たローディング操作時の逆方向に駆動させ、上記カムギ
ヤ28を、図5中矢印Eで示すように、上記ディスクト
レイを前方側に移送する方向に回転させる。すると、ま
ず、このカムギヤ28の90°に亘る回転により、図4
中矢印Jで示すように、上記ストッパアーム114及び
上記倣いアーム119が初期状態に戻される。
【0084】上記カートリッジ押さえ板27は、図4中
矢印Kで示すように、上記シャーシ底板部2より離間す
る方向に回動され、上記カートリッジホルダ26を上記
シャーシ底板部2の上方側に移動させる。このとき、上
記ディスクカートリッジ201,211は、上記記録再
生部41の基台部57より離間され、上記受け板39上
に載置されている。上記受け板39は、上記枠部30に
対する初期位置に復帰する。また、上記磁気ヘッド支持
アーム44は、初期位置に復帰する。さらに、上記各フ
ローティング阻止ピン49,50は、上記各フローティ
ング阻止孔51,52内において降下操作され、これら
フローティング阻止孔51,52の縁部に当接支持され
て、上記シャーシ1の上記支持基板18に対する移動を
規制する。
【0085】そして、上記カムギヤ28が、さらに回転
されることにより、図3に示すように、上記ディスクト
レイが図3中矢印Aで示すように、前方側に移動操作さ
れる。このとき、上記ディスクカートリッジ201,2
11は、上記受け板39により、前方側に搬送される。
このディスクカートリッジ201,211においては、
上記シャッタ閉蓋片128の屈曲部160によって、上
記シャッタ部材204,213の閉蓋操作がなされる。
上記シャッタ部材204,213の閉蓋がなされた後
は、上記ディスクカートリッジ201,211は、上記
各シャッタ閉蓋片128,128間より前方側に抜き出
されるようにして移動される。
【0086】さらに、上記カムギヤ28が回転され、図
2に示すように、上記ディスクトレイが、図2中矢印P
で示すように、前方側に移動操作されて上記アンローデ
ィング位置に至ると、上記カートリッジ押し上げ部材3
8が上記枠部30に対する後方側にスライドされ、上記
ディスクカートリッジ201,211は、図2中矢印D
で示すように、後端側部分を押し上げられる。また、上
記カムギヤ28は、停止操作される。このとき、上記デ
ィスクカートリッジ201,211は、上記ディスクト
レイより取り外すことが可能となされている。
【0087】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスクカ
ートリッジローディング機構においては、ディスクカー
トリッジを支持するディスクトレイをアンローディング
位置とローディング位置とに亘って移動操作可能に支持
するシャーシは、弾性部材を介して支持基板により支持
されるとともに、アンローディング位置にあるときには
フローティング阻止部材により上記支持基板に対する移
動を規制され、ローディング位置にあるときには該規制
を解除される。
【0088】したがって、このディスクカートリッジロ
ーディング機構においては、上記ディスクトレイがアン
ローディング位置にあるときにこのディスクトレイに対
して行われるディスクカートリッジの挿脱操作が円滑に
行われる。
【0089】また、このディスクカートリッジローディ
ング機構において、上記フローティング阻止部材を、上
記ディスクトレイを移動操作するためのカム機構により
移動操作されるようにすると、該フローティング阻止部
材を専ら移動操作するための部材及び機構を設ける必要
がなく、装置構成の簡素化を図ることができる。
【0090】すなわち、本発明は、装置構成の大型化や
複雑化を招来することなく、ディスクカートリッジの挿
脱操作が円滑に行え、しかも、このディスクカートリッ
ジのローディング操作が良好に行えるようになされたデ
ィスクカートリッジローディング機構を提供することが
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカートリッジローディン
グ機構を用いて構成された記録及び再生装置の要部の構
成を示す分解斜視図である。
【図2】上記ディスクカートリッジローディング機構の
アンロード状態を示す右側面図である。
【図3】上記ディスクカートリッジローディング機構の
ローディング開始直後の状態を示す右側面図である。
【図4】上記ディスクカートリッジローディング機構の
ローディング途中の状態を示す右側面図である。
【図5】上記ディスクカートリッジローディング機構の
ローディングが完了した状態を示す右側面図である。
【図6】上記ディスクカートリッジローディング機構の
ローディング途中の状態を示す左側面図である。
【図7】上記ディスクカートリッジローディング機構の
ローディングが完了した状態を示す左側面図である。
【図8】上記ディスクカートリッジローディング機構を
構成するトレイ送りギヤの形状を示す斜視図である。
【図9】上記ディスクカートリッジローディング機構の
アンロード状態を示す要部平面図である。
【図10】上記ディスクカートリッジローディング機構
のローディング途中の状態を一部を破断して示す平面図
である。
【図11】上記ディスクカートリッジローディング機構
のローディング途中の状態を示す要部底面図である。
【図12】上記ディスクカートリッジローディング機構
のアンロード状態を示す要部底面図である。
【図13】上記記録及び再生装置の記録再生部の構成を
示す平面図である。
【図14】上記記録再生部にディスクカートリッジが装
着された状態を示す平面図である。
【図15】上記記録再生部及びこの記録再生部に装着さ
れるディスクカートリッジの構成を示す側面図である。
【図16】上記記録再生部に上記ディスクカートリッジ
が装着される途中の状態を示す側面図である。
【図17】上記記録再生部に再生専用のディスクカート
リッジが装着された状態を示す側面図である。
【図18】上記記録再生部に記録再生兼用のディスクカ
ートリッジが装着された状態を示す側面図である。
【図19】上記記録再生兼用のディスクカートリッジの
構成を示す斜視図である。
【図20】上記記録再生兼用のディスクカートリッジを
底面側より臨んだ斜視図である。
【図21】上記再生専用のディスクカートリッジの構成
を示す斜視図である。
【図22】上記再生専用のディスクカートリッジを底面
側より臨んだ斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・シャーシ 6,7,8,9・・・・・・・・・・・・コイルバネ 18・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・支持基板 22,23,24,25・・・・・・ダンパ 28・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カムギヤ 30・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・枠部 39・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・受け板 46・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・フローティング阻止アー
ム 48・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・倣いピン 49,50・・・・・・・・・・・・・・・・・・フローティング阻止ピン 51,52・・・・・・・・・・・・・・・・・・フローティング阻止孔 140・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・第2のカム溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクカートリッジが載置されこのデ
    ィスクカートリッジを支持するディスクトレイと、 上記ディスクトレイをアンローディング位置とローディ
    ング位置とに亘って移動操作可能に支持するシャーシ
    と、 上記シャーシを弾性部材を介して支持する支持基板と、 上記シャーシの上記支持基板に対する移動を規制するフ
    ローティング阻止部材とを備え、 上記フローティング阻止部材は、上記ディスクトレイの
    移動操作に連動して移動操作され、該ディスクトレイが
    上記アンローディング位置にあるときには上記シャーシ
    の上記支持基板に対する移動を規制し、該ディスクトレ
    イが上記ローディング位置にあるときには該規制を解除
    してなるディスクカートリッジローディング機構。
  2. 【請求項2】 フローティング阻止部材は、ディスクト
    レイを移動操作するためのカム機構により移動操作され
    てなる請求項1記載のディスクカートリッジローディン
    グ機構。
JP4157307A 1992-05-26 1992-05-26 ディスクカートリッジローディング機構 Withdrawn JPH05325374A (ja)

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