JPH05225669A - ディスク記録装置 - Google Patents

ディスク記録装置

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JPH05225669A
JPH05225669A JP4056563A JP5656392A JPH05225669A JP H05225669 A JPH05225669 A JP H05225669A JP 4056563 A JP4056563 A JP 4056563A JP 5656392 A JP5656392 A JP 5656392A JP H05225669 A JPH05225669 A JP H05225669A
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magnetic head
cartridge holder
disk
disc
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Hiroshi Takegawa
洋 武川
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ヒンジ部１８で基端側を回動可能に支持され
たヘッドアーム１９は、支軸２６回りに回動されてシャ
ーシ１に接離されるカートリッジホルダ１１により、被
当接突起２１のＣ点を当接されて回動される。Ｃ点より
ヒンジ部１８迄の距離ＢがＣ点より支軸２６迄の距離Ａ
より短いので、カートリッジホルダ１１がθ1 °回動さ
れると、ヘッドアーム１９はθ2 （＞θ1 ）°回動され
る。 【効果】 構成が簡素で、設計、製造、保守が容易、耐
久性が良好である。また、カートリッジホルダ１１への
ディスクカートリッジの着脱が円滑に行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カートリッジに収納さ
れてディスクカートリッジを構成する記録ディスクに対
して情報信号の書込みを行うディスク記録装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、いわゆる磁気ディスクや光磁気デ
ィスク等の記録ディスクをカートリッジに収納して構成
されたディスクカートリッジを用いて、情報信号の記録
を行うディスク記録装置が提案されている。
【０００３】上記記録ディスクである光磁気ディスク
は、透明な合成樹脂材料によりなるディスク基板と、こ
のディスク基板の一方側の主面部に被着形成された磁性
材料によりなる信号記録層とを有して構成されている。
この光磁気ディスクに対する情報信号の書込みは、上記
信号記録層の所定箇所に対して、集光された光束の照射
及び外部磁界の印加を行うことによりなされる。上記光
束の照射は、上記ディスク基板の他方側の主面部側よ
り、該ディスク基板を透して行われる。そして、上記外
部磁界の印加は、上記ディスク基板の一方側の主面部よ
り行われる。上記信号記録層の上記光束を照射された部
分は、いわゆるキュリー温度以上に加熱されることによ
り、保磁力を喪失する。そして、この加熱された部分の
信号記録層は、冷却される過程で、上記外部磁界の方向
に倣った方向に磁化される。
【０００４】すなわち、上記光磁気ディスクをカートリ
ッジに収納して構成されたディスクカートリッジにおい
ては、該光磁気ディスクを回転操作しながら、上記光束
の光強度または上記外部磁界の磁界強度を情報信号に応
じて変調することにより、上記信号記録層の磁化方向に
よって該情報信号を記録することができる。
【０００５】このようなディスクカートリッジを用いて
情報信号の記録を行うディスク装置は、該ディスクカー
トリッジのカートリッジを着脱可能に支持するシャーシ
と、このシャーシ上に配設され該ディスクカートリッジ
の光磁気ディスクを保持して回転操作する回転操作機構
と、該光磁気ディスクに外部磁界を印加する磁気ヘッド
装置と、該光磁気ディスクに光束を集光して照射する光
学ピックアップ装置とを有して構成されている。
【０００６】上記磁気ヘッド及び上記光学ピックアップ
装置は、上記光磁気ディスクを介して互いに相対向する
位置となされて配設されている。すなわち、これら磁気
ヘッド及び光学ピックアップ装置は、互いにアーム部材
を介して連結されている。また、これら磁気ヘッド及び
光学ピックアップ装置は、上記アーム部材とともに、上
記光磁気ディスクの内外周に亘って、該光磁気ディスク
の径方向に移動操作可能に配設されている。
【０００７】上記光学ピックアップ装置は、レーザダイ
オード等の光源及びこの光源の発する光束を導き集光さ
せる光学デバイス等を有して構成される。この光学ピッ
クアップ装置は、上記光束の集光点が上記信号記録層と
上記ディスク基板との境界面上に位置するように、該信
号記録層に対し、該光束を集光させる対物レンズの焦点
距離に略々等しい距離を隔てて配設される。
【０００８】一方、上記磁気ヘッドは、磁気コアとこの
磁気コアに巻装された磁界発生用コイルとを有して構成
されている。この磁気ヘッドは、上記信号記録層に情報
信号を記録するときには、この信号記録層に対し、この
信号記録層上に形成されたいわゆる保護層や滑性層等の
薄い合成樹脂や油脂等からなる層を介して、略々摺接さ
れる程度に近接されて支持される。
【０００９】したがって、このディスク記録装置におい
ては、上記光磁気ディスクの脱着を行うときには、上記
磁気ヘッドを、該光磁気ディスクより充分に離間する位
置となす必要がある。上記磁気ヘッドが上記光磁気ディ
スクに略々当接する位置となされたままでこの光磁気デ
ィスクの脱着を行うと、この磁気ヘッドが該光磁気ディ
スクに対し過大な押圧力をもって摺接し、これら磁気ヘ
ッドや光磁気ディスクの傷損、破損を招来する虞れがあ
るからである。
【００１０】そのため、上記ディスク記録装置は、上記
カートリッジを筺体状のカートリッジホルダにより保持
して上記シャーシに対して接離操作するとともに、上記
磁気ヘッドを上記カートリッジホルダよりも大きな移動
距離をもって上記シャーシに対する接離方向に移動操作
するように構成されている。すなわち、このディスク記
録装置においては、上記カートリッジホルダが上記シャ
ーシより離間されたときには、上記磁気ヘッドがこのカ
ートリッジホルダより離間しており、該カートリッジホ
ルダに対する上記ディスクカートリッジの脱着操作が可
能となされている。そして、このディスク記録装置にお
いては、上記カートリッジホルダが上記シャーシに近接
されたときには、このカートリッジホルダに保持された
ディスクカートリッジが該シャーシ上に装着されるとと
もに、上記磁気ヘッドがこのカートリッジホルダに近接
する側に移動操作されて上記ディスクカートリッジの光
磁気ディスクに近接される。
【００１１】このような上記磁気ヘッドの移動操作は、
上記カートリッジホルダの移動に連動して移動操作され
るリンク機構を介して、該カートリッジホルダの移動を
駆動源として行われる。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ディス
ク記録装置においては、上記磁気ヘッドを移動操作する
リンク機構の構成が複雑であり該リンク機構を構成する
部品点数も多いため、設計及び組立て、製造が煩雑であ
る。
【００１３】また、上記リンク機構は、構成が複雑であ
るために動作の不具合等の故障が発生する頻度が大き
く、定期的な保守、点検が不可欠であり、また、修理が
困難となっている。
【００１４】さらに、このディスク記録装置は、上記リ
ンク機構を有しているために、構成の小型化、軽量化が
困難である。
【００１５】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、構成の簡素化が図られることに
より設計、製造、保守及び修理が容易化されながら、デ
ィスクカートリッジの脱着操作が円滑化されたディスク
記録装置を提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し上記
目的を達成するため、本発明に係るディスク記録装置
は、記録ディスクをカートリッジに収納して構成された
ディスクカートリッジが位置決めされて装着されるディ
スク装着部を有するシャーシと、上記ディスクカートリ
ッジが前端側より挿入操作されて該ディスクカートリッ
ジを保持するとともに後端側を回動可能に支持されて上
記シャーシに対して接離可能となされ該シャーシに対し
て接近する方向に回動操作されることにより該ディスク
カートリッジを上記ディスク装着部に装着させるカート
リッジホルダと、基端側を上記カートリッジホルダの後
端側近傍において回動可能に支持されるとともに先端側
に磁気ヘッドが取付けられこの磁気ヘッドを上記ディス
ク装着部に装着されたディスクカートリッジの記録ディ
スクに対して接離可能となし上記カートリッジホルダが
上記シャーシより離間する方向に回動操作されたときに
はこのカートリッジホルダに被当接部を当接されて該磁
気ヘッドを該記録ディスクより離間させる方向に回動さ
れる磁気ヘッド支持アームとを備え、上記磁気ヘッド支
持アームの被当接部は、この磁気ヘッド支持アームの回
動支点までの距離と上記カートリッジホルダの回動支点
までの距離とが異ならされてなるものである。
【００１７】また、本発明は、上述のディスク記録装置
において、上記磁気ヘッド支持アームは、上記被当接部
をカートリッジホルダに当接されるとき、該被当接部よ
り該磁気ヘッド支持アームの回動支点まで距離が該被当
接部より上記カートリッジホルダの回動支点までの距離
よりも小さくなされていることにより、該カートリッジ
ホルダの回動角度よりも大きい角度を有して該カートリ
ッジホルダに回動されてなるものである。
【００１８】
【作用】本発明に係るディスク記録装置においては、基
端側をカートリッジホルダの後端側近傍において回動可
能に支持されるとともに先端側に磁気ヘッドが取付けら
れた磁気ヘッド支持アームの、該カートリッジホルダが
シャーシより離間する方向に回動操作されたときにこの
カートリッジホルダに当接される被当接部は、この磁気
ヘッド支持アームの回動支点までの距離と上記カートリ
ッジホルダの後端側の回動支点までの距離とが異ならさ
れてなるので、上記カートリッジホルダの回動角度とは
異なる角度で上記磁気ヘッド支持アームを回動させる。
【００１９】また、このディスク記録装置において、上
記被当接部の位置を、上記磁気ヘッド支持アームの回動
支点まで距離が該被当接部が上記カートリッジホルダに
当接されるときの上記カートリッジホルダの回動支点ま
での距離よりも小さくなる位置とすると、上記磁気ヘッ
ド支持アームが上記カートリッジホルダの回動角度より
も大きい角度を有して該カートリッジホルダにより回動
されるので、上記磁気ヘッドは、上記カートリッジホル
ダが回動されるときにこのカートリッジホルダより離間
される。
【００２０】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。この例は、本発明に係るディスク記
録装置を、記録ディスクをカートリッジに収納して構成
されたディスクカートリッジを用いて情報信号の記録及
び再生を行う装置として構成した例である。
【００２１】上記ディスクカートリッジは、図４に示す
ように、上記記録ディスク１０１を上記カートリッジ１
０２に回転可能に収納して構成されている。上記記録デ
ィスク１０１は、いわゆる光磁気ディスクであって、透
明な合成樹脂等よりなる円盤状のディスク基板と、この
ディスク基板の一方側の主面部に被着形成された磁性材
料よりなる信号記録層とを有して構成されている。上記
ディスク基板の中央部には、被チャッキング部１０６が
設けられている。この被チャッキング部１０６は、上記
ディスク基板に穿設された円形の透孔と、この透孔を閉
蓋する金属板とから構成されている。この被チャッキン
グ部１０６の透孔は、上記信号記録層状に略々同心円状
をなして螺旋状に形成される記録トラックの曲率中心に
中心を一致させている。
【００２２】上記カートリッジ１０２は、上記記録ディ
スク１０１を収納し得る大きさの薄い筺体状に構成され
ている。そして、このカートリッジ１０２の上面側の主
面部には、上記記録ディスク１０１の一方側の主面部を
内外周に亘って外方側に臨ませる磁気ヘッド用開口部１
０３が開設されている。また、このカートリッジ１０２
の下面側の主面部には、上記記録ディスク１０１の他方
側の主面部を内外周に亘って外方側に臨ませる光学ピッ
クアップ装置用開口部１０４が開設されている。これら
各開口部１０３，１０４は、互いに相対向する位置に略
々同一の大きさ及び形状を有して形成されている。すな
わち、これら各開口部１０３，１０４は、それぞれ、上
記カートリッジ１０２の各主面部の略々中央位置より、
この記録ディスクカートリッジのディスク記録装置への
装着方向に対する側方側の辺部近傍に亘って、略々矩形
状に形成されている。また、上記カートリッジ１０２の
下面側の主面部の中央部には、上記被チャッキング部１
０６を外方側に臨ませるためのチャッキング用開口部が
設けられている。
【００２３】そして、上記カートリッジ１０２には、上
記各開口部１０３，１０４を開閉するためのシャッタ部
材１０５がスライド可能に取付けられている。このシャ
ッタ部材１０５は、合成樹脂や金属等よりなる矩形状の
薄い板状部材がコ字状に屈曲形成されて構成され、両側
側部分によって、上記各開口部１０３，１０４を閉蓋可
能に構成されている。このシャッタ部材１０５は、中央
部分を上記カートリッジ１０２の一側縁部によって、図
４中に矢印Ｓで示すように、該一側縁部に沿う前後方向
にスライド可能に支持されている。このシャッタ部材１
０５は、上記カートリッジ１０２に対してスライドされ
ることにより、上記各開口部１０３，１０４を開閉す
る。
【００２４】また、上記カートリッジ１０２の下面側の
主面部には、前後一対の位置決め孔１０８，１０９が穿
設されている。これら位置決め孔１０８，１０９は、上
記ディスク記録装置のディスク装着部を構成する位置決
めピンが嵌入されることにより、上記カートリッジ１０
２を、該ディスク装着部に対して位置決めさせるように
なされている。
【００２５】また、上記カートリッジ１０２の一側縁部
には、前端側より上記シャッタ部材１０５の中央部分に
亘るシャッタ開放溝１１４が設けられている。上記ディ
スク記録装置においては、このシャッタ開放溝１１４に
シャッタ開放ピンが前方側より挿入されることにより、
上記シャッタ部材１０５は、上記カートリッジ１０２の
後方側にスライドされて、上記各開口部１０３，１０４
を開蓋する。そして、上記カートリッジ１０２の上記一
側縁部に対向する他方側の側縁部には、前端側より誤挿
入防止溝１１３が設けられている。この誤挿入防止溝１
１３には、上記ディスク記録装置において、誤挿入防止
ピンが前方側より挿入される。
【００２６】なお、上記カートリッジ１０２の下面側の
主面部の前端側位置には、記録標示部１０７が設けられ
ている。この記録標示部１０７は、ごく浅い深さを有し
て上記カートリッジ１０２の主面部に形成された凹部で
ある。
【００２７】そして、上記ディスク記録装置は、図１に
示すように、シャーシ１を有して構成される。このシャ
ーシ１の上面側には、ディスク装着部が設けられてい
る。すなわち、このシャーシ１の略々中央部の下面側に
は、スピンドルモータ２が取付けられている。このスピ
ンドルモータ２は、上記シャーシ１に設けられた透孔を
介して、駆動軸５を該シャーシ１の上面側に突出させて
いる。この駆動軸５の先端側には、上記ディスク装着部
を構成するディスクテーブル３が取付けられている。こ
のディスクテーブル３は、略々円盤状に形成され、中心
部に設けられた支持孔に上記駆動軸５を嵌入させて、該
駆動軸５に支持されている。このディスクテーブル３の
上面側には、略々円錐台状に形成されたセンタリング部
材４が設けられている。このセンタリング部材４は、上
記記録ディスク１０１の被チャッキング部１０６の透孔
に嵌入可能な外径を有して形成されている。このセンタ
リング部材４は、上記記録ディスク１０１の上記透孔の
周囲側部分が上記ディスクテーブル３上に載置されたと
き、外周面部を該透孔の内縁部に当接させて、該記録デ
ィスク１０１のセンタリングを行う。
【００２８】上記ディスクテーブル３には、上記記録デ
ィスク１０１の被チャッキング部１０６の金属板を吸引
するためのマグネットが取付けられている。このマグネ
ットにより、上記ディスクテーブル３は、上記記録ディ
スク１０１を位置決めして保持する。
【００２９】そして、上記シャーシ１上には、上記ディ
スク装着部を構成する前後一対のカートリッジ位置決め
ピン１２，１３が植立されている。これらカートリッジ
位置決めピン１２，１３は、先端側が縮径されて略々円
錐状に形成されている。これらカートリッジ位置決めピ
ン１２，１３は、上記シャーシ１上に装着される上記デ
ィスクカートリッジの位置決め孔１０９，１０８に対応
して嵌入し、上記シャーシ１に対する上記カートリッジ
１０２の位置決めを行う。
【００３０】上記シャーシ１には、光学ピックアップ装
置６が、図１中矢印Ｔで示すように、上記スピンドルモ
ータ２に接離する方向に移動操作可能に取付けられてい
る。この光学ピックアップ装置６は、光学ブロック部を
有し、この光学ブロック部内に、レーザダイオード等の
光源、この光源より発する光束を導く所定の光学デバイ
ス及び上記記録ディスク１０１により反射された光束を
受光する光検出器等を内蔵するとともに、該光学ブロッ
ク部に、対物レンズ駆動装置が取付けられて、構成され
ている。この光学ピックアップ装置においては、上記光
源の発する光束は、上記光学ブロック部より射出され
て、上記対物レンズ駆動装置に支持された対物レンズ７
に入射にされる。この対物レンズ７は、入射された光束
を集光させる。上記対物レンズ駆動装置は、上記対物レ
ンズ７を、この対物レンズの光軸方向及び該光軸に直交
する方向の２軸方向に移動操作する。
【００３１】上記光学ピックアップ装置６は、互いに平
行となされて上記シャーシ１の下面側に支持されたガイ
ドシャフト８及びスクリューシャフト９に支持されて、
これらガイドシャフト８及びスクリューシャフト９の軸
方向に移動操作可能となされいる。すなわち、上記ガイ
ドシャフト８は、上記光学ブロック部に形成された軸受
け孔に挿通されている。また、上記スクリューシャフト
９は、上記光学ブロック部に形成されたスクリュー軸受
け孔に螺合挿通されている。このスクリューシャフト９
は、上記シャーシ１の下面側に配設された光学ピックア
ップ装置送りモータ１０により、軸回りに回転操作可能
となされている。この光学ピックアップ装置送りモータ
１０が上記スクリューシャフト９が回転操作すると、上
記光学ピックアップ装置６は、図１中矢印Ｔで示すよう
に、このスクリューシャフト９及びガイドシャフト８の
軸方向に移動操作される。
【００３２】上記光学ピックアップ装置６は、上記シャ
ーシ１に設けられたスリット状開口部を介して、上記対
物レンズ駆動装置を上記シャーシ１の上方側に臨ませて
いる。また、この光学ピックアップ装置は、上記対物レ
ンズ７の光軸を上記シャーシ１に対し垂直となしてい
る。
【００３３】上記光学ピックアップ装置６には、磁気ヘ
ッド支持部材及び磁気ヘッド支持アーム１９を介して、
磁気ヘッド１５が取付けられている。上記磁気ヘッド支
持部材は、上記光学ピックアップ装置６の光学ブロック
部に基端側を取付けられ上記シャーシ１に略々平行に延
在された連結アーム部１４と、この連結アーム部１４の
先端側に該連結アーム部１４に一体的に形成され上記シ
ャーシ１に略々垂直となされて上方側に立設された支持
柱部１７とから構成されている。そして、上記磁気ヘッ
ド支持アーム１９は、上記支持柱部１７の上端側に、回
動支点となるヒンジ部１８を介して、基端側を回動可能
に支持されている。上記支持柱部１７は、上記シャーシ
１の後方側に設けられた切り欠き部１６を介して、該シ
ャーシ１の上方側に先端側を突出させている。上記ヒン
ジ部１８は、肉薄となされた合成樹脂等により形成され
ている。上記磁気ヘッド支持アーム１９は、上記ヒンジ
部１８の可撓変位により、略々該ヒンジ部１８を中心と
して、回動可能となされている。上記磁気ヘッド支持ア
ーム１９は、上記シャーシ１に略々平行となされて上記
光学ピックアップ装置６側に延在されており、上記ヒン
ジ部１８回りの回動により、先端側を該シャーシ１に接
離させる方向に変位させることが可能となされている。
なお、上記支持柱部１７の上端側の上記磁気ヘッド支持
アーム１９の基端側に対向する位置には、規制突片２０
が設けられている。この規制突片２０は、上記磁気ヘッ
ド支持アーム１９が上記シャーシ１に略々平行であると
きに該磁気ヘッド支持アーム１９に当接して、該磁気ヘ
ッド支持アーム１９の上記シャーシ１側への回動を規制
する。
【００３４】上記磁気ヘッド支持アーム１９の先端側の
上記シャーシ１に対向する側には、ジンバルバネ２３を
介して、上記磁気ヘッド１５が取付けられている。この
磁気ヘッド１５は、上記対物レンズ７に相対向する位置
に保持されている。すなわち、この磁気ヘッド１５は、
上記対物レンズ７の光軸上に位置され、該対物レンズ７
に接離する方向の移動が可能となされている。上記ジン
バルバネ２３は、薄い板バネが屈曲形成されて構成さ
れ、基端側を上記磁気ヘッド支持アーム１９に支持さ
れ、先端側に上記磁気ヘッド１５が取付けられている。
このジンバルバネ２３は、上記磁気ヘッド１５の上記磁
気ヘッド支持アーム１９に対する該磁気ヘッド支持アー
ム１９に接離する方向の弾性的な移動を可能となしてい
る。
【００３５】また、上記ジンバルバネ２３は、上記磁気
ヘッド支持アーム１９の先端側に取付けられた規制片２
４により、上記磁気ヘッド１５を該磁気ヘッド支持アー
ム１９より離間させる方向の変位が規制されている。す
なわち、この規制片２４は、基端側を上記磁気ヘッド支
持アーム１９に支持され、屈曲形成された先端側を上記
ジンバルバネ２３の先端側の上記シャーシ１に対向する
側に臨ませている。
【００３６】上記磁気ヘッド１５は、後述するように、
上記ディスクカートリッジが上記シャーシ１上に装着さ
れ上記記録ディスク１０１に対する情報信号の書込みを
行うときには、上記磁気ヘッド支持アーム１９が回動操
作されて上記シャーシ１に接近された第１の位置となさ
れ、上記ディスクカートリッジの着脱操作を行うときに
は、該磁気ヘッド支持アーム１９が回動操作されて上記
シャーシ１より離間された第２の位置となされる。上記
磁気ヘッド支持アーム１９は、上記磁気ヘッド１５を上
記第１の位置となしているとき、上記シャーシ１に対し
て略々平行となされる。
【００３７】そして、上記支持柱部１７の先端側と上記
磁気ヘッド支持アーム１９の基端側との間には、板バネ
２２が架け渡されている。この板バネ２２は、上記磁気
ヘッド支持アーム１９の基端側部分を押圧して、図１中
矢印Ｈで示すように、該磁気ヘッド支持アーム１９を、
上記磁気ヘッド１５が上記対物レンズ７に接近する方向
に回動付勢している。
【００３８】そして、上記シャーシ１上には、上記ディ
スクカートリッジが前方側より挿入操作されるカートリ
ッジホルダ１１が配設されている。このカートリッジホ
ルダ１１は、前方側と上面部及び下面部のそれぞれ一部
が開放された筺体状に構成されており、該前方側より上
記ディスクカートリッジが挿入操作されると、このディ
スクカートリッジのカートリッジ１０２を保持する。す
なわち、このカートリッジホルダ１１は、上記カートリ
ッジ１０２に略々対応した大きさに構成されている。上
記ディスクカートリッジは、このカートリッジホルダ１
１に対して、図４中矢印Ｅで示すように、前面部を該カ
ートリッジホルダ１１の前方側に対向させる方向となさ
れて挿入操作される。このカートリッジホルダ１１に挿
入操作されたディスクカートリッジは、上記シャッタ部
材１０５を、図示しないシャッタ開放ピン等により、上
記カートリッジ１０２に対して移動操作されて、上記各
開口部１０３，１０４を開蓋させられる。そして、この
カートリッジホルダ１１に保持されたディスクカートリ
ッジは、上記各開口部１０３，１０４を、該カートリッ
ジホルダ１１の上面部及び下面部に形成された開放部を
介して、該カートリッジホルダ１１の外方側に臨ませ
る。
【００３９】そして、上記カートリッジホルダ１１は、
図２及び図３に示すように、上記シャーシ１により、後
方側に設けられた回動支点となる支軸２６を介して、該
支軸２６回りに回動可能に支持されており、該シャーシ
１に対して接離可能となされている。このカートリッジ
ホルダ１１は、上記シャーシ１に近接される方向に回動
操作されたときには、該シャーシ１に対して平行な状態
となされる。このように上記シャーシ１に対して平行と
なされたカートリッジホルダ１１は、保持しているディ
スクカートリッジを上記シャーシ１上の上記ディスク装
着部に装着させる。
【００４０】また、上記カートリッジホルダ１１の上面
部であって上記磁気ヘッド支持アーム１９の基端側に対
向する位置には、当接突起２５が設けられている。一
方、上記磁気ヘッド支持アーム１９の上記当接突起２５
に対向する位置には、被当接部となる被当接突起２１が
設けられている。
【００４１】上述のように構成された本発明に係るディ
スク記録装置において、上記ディスクカートリッジを装
着するには、まず、図３に示すように、上記カートリッ
ジホルダ１１を、図３中矢印Ｄで示すように、上記シャ
ーシ１より離間する上方側に回動させ、上記磁気ヘッド
１５を上記第２の位置となす。すなわち、上記カートリ
ッジホルダ１１を上方側に回動させると、上記磁気ヘッ
ド支持アーム１９は、上記被当接突起２１に当接突起２
５が当接することにより、該カートリッジホルダ１１の
回動に追従して上方側に押し上げられて上記磁気ヘッド
１５を上記第２の位置となす。
【００４２】上記当接突起２５が上記被当接突起２１に
当接したとき、これら当接突起２５と被当接突起２１と
の当接点を点Ｃとすると、この点Ｃは、図３中矢印Ｂで
示す上記ヒンジ部１８までの距離Ｂが、図３中矢印Ａで
示す上記支軸２６の中心軸までの距離Ａよりも短くなる
ような位置となされている。したがって、上記カートリ
ッジホルダ１１が上記シャーシ１に平行な状態より図３
中矢印θ1 で示す所定角度θ1 だけ該シャーシ１より離
間する上方側に回動されたとき、上記磁気ヘッド支持ア
ーム１９は、上記所定角度θ1 より大きな角度である図
３中矢印θ2 で示す角度θ2 だけ該シャーシ１より離間
する上方側に回動される。
【００４３】すなわち、上記磁気ヘッド１５は、上記第
２の位置となされたときには、上記カートリッジホルダ
１１より離間して、該カートリッジホルダ１１の上方側
に位置している。したがって、上記磁気ヘッド１５が上
記第２の位置となされたときには、この磁気ヘッド１５
は、上記カートリッジホルダ１１に対する上記ディスク
カートリッジの円滑な挿入操作を阻害することがない。
【００４４】そして、上記ディスクカートリッジが上記
カートリッジホルダ１１に前方側より挿入操作される
と、このディスクカートリッジにおいては、上記磁気ヘ
ッド用開口部１０３及び上記光学ピックアップ装置用開
口部１０４が開蓋される。
【００４５】上記カートリッジホルダ１１が、図２に示
すように、上記シャーシ１側に回動操作されると、上記
ディスクカートリッジは、上記シャーシ１上に載置装着
される。このとき、上記カートリッジ１０２は、上記一
対の位置決め孔１０９，１０８に上記一対のカートリッ
ジ位置決めピン１２，１３が嵌入されることにより、上
記シャーシ１に対して位置決めされる。また、上記記録
ディスク１０１は、上記センタリング部材４によりセン
タリングされつつ、上記ディスクテーブル３上に位置決
めされて載置装着される。このとき、上記スピンドルモ
ータ２は、上記ディスクテーブル３とともに、上記記録
ディスク１０１を回転操作することが可能となされてい
る。
【００４６】また、この状態において、上記光学ピック
アップ装置６は、上記光学ピックアップ装置用開口部１
０４を介して、上記記録ディスク１０１の他方側に主面
部に対して、上記対物レンズ７を対向させている。そし
て、この光学ピックアップ装置６は、上記記録ディスク
１０１に上記対物レンズ７を対向させたまま、該記録デ
ィスク１０１の内外周に亘って移動可能となされてい
る。すなわち、この光学ピックアップ装置６は、上記他
方側の主面部を介して、上記信号記録層に光束を照射す
ることが可能となされている。
【００４７】そして、上記磁気ヘッド支持アーム１９
は、上記板バネ２２の付勢力により、図２中矢印Ｈで示
すように、上記カートリッジホルダ１１に追従するよう
にして、上記磁気ヘッド１５を上記シャーシ１に接近さ
せる方向に回動される。この磁気ヘッド支持アーム１９
は、基端側に上記規制突片２０が当接されることによ
り、上記シャーシ１に略々平行となった状態で停止され
る。上記磁気ヘッド１５は、上記カートリッジホルダ１
１の上面側に設けられた開口部及び上記磁気ヘッド用開
口部１０３を介して上記カートリッジ１０２内に進入
し、上記記録ディスク１０１の一方側の主面部に当接す
る上記第１の位置となされる。なお、このとき、上記磁
気ヘッド１５は、上記ジンバルバネ２３をやや弾性変位
させて、上記磁気ヘッド支持アーム１９に接近される。
すなわち、このジンバルバネ２４は、弾性的復元力によ
り、上記磁気ヘッド１５を上記記録ディスク１０１に対
して所定の押圧力にて押接させている。
【００４８】この状態において、上記スピンドルモータ
２、上記光学ピックアップ装置６及び上記磁気ヘッド１
５が作動されることにより、上記記録ディスク１０１に
対する情報信号の書込みが可能となされる。すなわち、
上記記録ディスク１０１が回転操作され、上記信号記録
層に上記光学ピックアップ装置６によって光束が集光し
て照射されて該照射領域が加熱され、この加熱された部
分に上記磁気ヘッド１５が外部磁界を印加することによ
り、情報信号の書込みが行われる。
【００４９】なお、このディスク記録装置の電源が投入
され、あるいは、記録モードまたは再生モードの開始を
指示する制御がなされると、上記光学ピックアップ装置
６は、上記記録ディスク１０１の信号記録領域の最内周
部に対応する位置に移動操作される。これは、上記記録
ディスク１０１に記録されているいわゆる目録情報（Ｔ
ＯＣ情報）を読み取るためである。この目録情報は、上
記記録ディスク１０１の信号記録領域の最内周側に記録
されている。
【００５０】そして、上述のようにこのディスク記録装
置に装着されたディスクカートリッジを該ディスク記録
装置より取り出すには、図３に示すように、上記カート
リッジホルダ１１を、図３中矢印Ｄで示すように、上記
シャーシ１より離間する上方側に上記所定角度θ1 だけ
回動させる。このとき、上記磁気ヘッド支持アーム１９
は、上述したように、上記カートリッジホルダ１１によ
って上方側に押し上げられて上記角度θ2 だけ回動さ
れ、上記磁気ヘッド１５を上記第２の位置となす。この
とき、上記磁気ヘッド１５は、上記ディスクカートリッ
ジより離間され、このディスクカートリッジの上記カー
トリッジホルダ１１よりの円滑な取り出し操作を阻害す
ることがない。
【００５１】
【発明の効果】上述のように、本発明に係るディスク記
録装置においては、基端側をカートリッジホルダの後端
側近傍において回動可能に支持されるとともに先端側に
磁気ヘッドが取付けられた磁気ヘッド支持アームの、該
カートリッジホルダがシャーシより離間する方向に回動
操作されたときにこのカートリッジホルダに当接される
被当接部は、この磁気ヘッド支持アームの回動支点まで
の距離と上記カートリッジホルダの後端側の回動支点ま
での距離とが異ならされてなる。
【００５２】そのため、上記磁気ヘッドは、上記カート
リッジホルダの回動角度とは異なる角度で、このカート
リッジホルダにより回動操作される。したがって、この
ディスク記録装置においては、上記カートリッジホルダ
を回動させることによって、このカートリッジホルダと
上記磁気ヘッドとの位置関係を変化させることができ
る。
【００５３】すなわち、このディスク記録装置におい
て、上記被当接部の位置を、上記磁気ヘッド支持アーム
の回動支点まで距離が該被当接部が上記カートリッジホ
ルダに当接されるときの上記カートリッジホルダの回動
支点までの距離よりも小さくなる位置とすると、上記磁
気ヘッド支持アームが上記カートリッジホルダの回動角
度よりも大きい角度を有して該カートリッジホルダによ
り回動される。
【００５４】したがって、この場合には、上記磁気ヘッ
ドは、上記カートリッジホルダが回動されることによっ
て、このカートリッジホルダの該磁気ヘッドに対応する
部位よりも大きな距離を移動し、該カートリッジホルダ
より離間される。上記磁気ヘッドが上記カートリッジホ
ルダより離間された状態においては、このカートリッジ
ホルダへのディスクカートリッジの着脱を円滑に行うこ
とができる。
【００５５】そして、本発明に係るディスク記録装置に
おいては、上記磁気ヘッドを移動操作するためのリンク
機構等を設ける必要がない。
【００５６】すなわち、本発明は、構成の簡素化が図ら
れることにより設計、製造、保守及び修理が容易化され
ながら、ディスクカートリッジの脱着操作が円滑化され
たディスク記録装置を提供することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るディスク記録装置の構成を示す斜
視図である。
【図２】ディスクカートリッジの装着が完了した状態に
おける上記ディスク記録装置の構成を示す側面図であ
る。
【図３】上記ディスクカートリッジの着脱操作が可能な
状態における上記ディスク記録装置の構成を示す側面図
である。
【図４】上記ディスク記録装置に装着される上記ディス
クカートリッジの構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
１・・・・・・・・・・・・シャーシ １１・・・・・・・・・・・・カートリッジホルダ １２，１３・・・・・・カートリッジ位置決めピン １５・・・・・・・・・・・・磁気ヘッド １８・・・・・・・・・・・・ヒンジ部 １９・・・・・・・・・・・・磁気ヘッド支持アーム ２１・・・・・・・・・・・・被当接突起 ２６・・・・・・・・・・・・回動軸 １０１・・・・・・・・・・・・記録ディスク １０２・・・・・・・・・・・・カートリッジ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 記録ディスクをカートリッジに収納して
    構成されたディスクカートリッジが位置決めされて装着
    されるディスク装着部を有するシャーシと、 上記ディスクカートリッジが前端側より挿入操作されて
    該ディスクカートリッジを保持するとともに、後端側を
    回動可能に支持されて上記シャーシに対して接離可能と
    なされ、該シャーシに対して接近する方向に回動操作さ
    れることにより該ディスクカートリッジを上記ディスク
    装着部に装着させるカートリッジホルダと、 基端側を上記カートリッジホルダの後端側近傍において
    回動可能に支持されるとともに先端側に磁気ヘッドが取
    付けられ、この磁気ヘッドを上記ディスク装着部に装着
    されたディスクカートリッジの記録ディスクに対して接
    離可能となし、上記カートリッジホルダが上記シャーシ
    より離間する方向に回動操作されたときには、このカー
    トリッジホルダに被当接部を当接されて該磁気ヘッドを
    該記録ディスクより離間させる方向に回動される磁気ヘ
    ッド支持アームとを備え、 上記磁気ヘッド支持アームの被当接部は、上記カートリ
    ッジホルダに当接されるとき、この磁気ヘッド支持アー
    ムの回動支点までの距離と上記カートリッジホルダの回
    動支点までの距離とが異ならされてなるディスク記録装
    置。
  2. 【請求項２】 磁気ヘッド支持アームは、被当接部をカ
    ートリッジホルダに当接されるとき、該被当接部より該
    磁気ヘッド支持アームの回動支点まで距離が該被当接部
    より上記カートリッジホルダの回動支点までの距離より
    も小さくなされていることにより、該カートリッジホル
    ダの回動角度よりも大きい角度を有して該カートリッジ
    ホルダに回動されてなる請求項１記載のディスク記録装
    置。
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